JPS63502417A - 環状重合物製造方法、及び該方法を実施する型 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 環状重合物製造方法、々づ該方法を実施する型発明の分野 本発明は一般に環状重合物の製造に関し、特に環状重合物製造方法、並びに該方 法を実施するための型に関する。

発明の背景 加工物を造形円筒面上に置き、その後この面上で絞り加硫する環状重合物製造方 法は公知である。絞りは、円筒造形面の周囲に配されるセクター（扇型）要素に より、このセクターを半径方向に移動することにより実行される。

又、円筒コア（円筒造形面）を有し、その上で物品の要素閉路を形成すべくセク ターを半径方向に移動する駆動装置に動的に連結される。非生産ロスを避けるた めセクターの外側接点には、弾性材の漏出を防止するための型締装置を収納する 溝が設けられる。（ソ連、Ａ、１９５，０８８号）しかしながら前述の装置は片 側歯付ベルトの製造用としてしか使用されない。何故なら成形段階で弾性材料は 最初セクター間の隙間に向かつて付勢され、次いで、型内部へと徐々に流動し、 接点領域内でのフィンの形成に伴い間隙を減じるからである。例えば両側歯付き ベルトのような、外面に耐摩耗性編地ライニングを有する重合物を製造する際に はセクター間の編地ライニングは主として喰い込み、或いは切断を被り易い。セ クター間の間隙に弾性材が流動したり、次いで成形域に向かって弾性材が逆流す るため、接触領域では特に造形物製造の際、不充分な成形が発生する。

発明の概要 本発明は、成形工程で確実に高品質のライニングを施した耐摩耗性歯を備えた片 側歯付きベルト及び両側歯付きベルトを製造することができる、環状重合物製造 方法及び型を提供することを目的とする。

本発明の目的は、加工物を円筒造形面上に置いた後、この造形面上で絞り成形、 及び加硫される重合物製造方法において、本発明によれば加工物の表面はその周 囲において交互の第１及び第２部分に分割され、成形は２段階に亘り実行され、 第１段階は上記第１部分を成形し、−力筒２段階は、第１部分に作用された圧力 を保持しながら同時に年キｍ≠第１部分間に介挿される第２部分を成形する方法 により達成される。

上記方法を達成する型は基部に据え付けられ、その上に加工物を収納する、造形 面付き円筒コアと、該円筒コア周囲に配された加工物を絞るための要素であって 閉路形成のためこれらの要素を半径方向に移動する手段に動的に連結される要素 とを有し、本発明によれば上記要素は円筒コア周囲に交互に配されて、各第１要 素はこの要素と対称な軸に平行な側面を有し、−力筒２要素は、この要素と対称 な軸に対し角度を以って配される、隣りの第１要素の側面に近似した側面を有し 、第１、第２要素と、これらを半行方向に移動する手段との動的連結は初め全て の第２要素の連続した作動に適用され、次に全ての第１要素に適用される。

好ましくは、型は２つの第１要素と、２つの第２要素を有し、各第２要素の側面 はその対称軸に対しα＝９０°の角度を成す。

その様な型の配置構造は構造上シンプルであり、又、特に小サイズのベルト製造 に適応される。

好ましくは、第１及び第２要素の連続的な半径方向移動を達成する動的連結は、 コアに対して共軸状に配されると共に軸方向移動が可能であってその内面に弾性 的に固着されたくさびを支持するシェルと、基部に固着される駆動軸を有すると 共にシェル移動の際、対応するくさびと要素とに夫々係合するアームとによって 確実にされ、くさびは第１要素に作用し又、くさびはその配置構造において異な る高さを以ってシェルに固着されている第２要素に作用する。

この動的連結は構造上シンプルであり、かつプレス板の並進移動利用を可能なら しめる。

環状重合物製造方法、及び該方法を実行する型は、比較的高品質の歯の編地ライ ニングを持った片側及び両側歯付ベルトの製造を可能にする。

図面の簡単な説明 本発明は、添付図面に関連する好ましい実施例を参照することにより一層詳細に 記述される。

第１図は本発明による重合物製造型の部分的断面を示す上方平面図；第２図は第 １図ｎ−ｎ線に沿った断面図；第３図は成形位置における、本発明の重合物製造 型の上方平面図。

本発明を実施するための最良の形態 環状重合物を製造する方法において、支持要素、弾性材及び耐摩耗性編地ライニ ングを有する加工物“Ａ”　（第１図）は円筒造形面（造形面を有する円筒コア １）上に置かれ、その後加工物“Ａ”の表面は、周囲において交互の第１部分及 び成形によって追従される第２部分に分割される。成形は２段階より成る。即ち 、最初第１部分が成形され、第１部分に課せられた圧力を同時に保持しながら次 に第２段階で第１部分間にはさまれた第２部分が成形される。

提案された方法の本質は、その作動を引用する型の好ましい実施例の詳細な説明 により一層明確になる。

例えば両側歯付きベルトのような環状重合物を製造する型は、以下コア１と呼ぶ 円筒コア１　（第１図、第２図）と、加工物を絞るための機構２とを有する。

コア１は加工物“Ａ゛を順応するための造形面と、その端面に配されてコア１か ら離れるようにその外方端縁部によって突出するフランジ３とを有する。コア１ は基部４上に据え付けられる。加工物“Ａ“を絞る機構２は、コア１周囲に交互 に配された要素５，６と、それらを駆動装置（図示せず）に連結し、運動を伝達 するための動的チェーンとを有する。

各要素５は、この要素５の対称軸“ａ”に平行な側面７を有する。要素６は、要 素６の対称軸“ｂ”に対し角度９０°を成す、隣接要素５の側面と隣り合う側面 を有する。

ここに記述する実施例では２つの要素５と２つの要素６があり、従って要素６の 側面は、要素６の対称軸“ｂ“に対し角度α＝９０°を保持する。その他要素の 数により、この角度は変わることになる。

動的チェーンは、コア１の周りに配されたシェル８　（第２図）を有し、シェル は軸方向移動が可能であり最初に全ての要素６、次に全ての要素５と交互移動を 達成する。くさび１０．１０ａはゴムスペーサ９を介してシェル８の内面に固着 される。基部４にはアーム１２．１２ａのピボットピン１１が固着される。各ア ーム１２はその他端でピン１３によ、り要素５へと連結され、一方アーム１２ａ は同様に要素６に連結される。

アーム１２．１２ａには、要素５又は６との接続領域において夫々テーバ面１５ が形成され、その結果、くさび１０．１０ａと係合することが可能となる。

各アーム１２及び１２ａと係合可能なくさび１０及び１０ａは異なる高さを以て シェル８に固着される。高さ配置においてくさび１０．１０ａ間距離“Ｈ”は、 第２要素６が各半行方向移動を終了した後、第１要素５が半径方向移動を達成す るように選択される。

提案された環状重合物製造型は以下の如く作動する。

加工物“Ａ”の要素はコア１上に置かれる。次にコア１は、通常プレス機（図示 せず）の下仮に配置される基部４上に据え付けられそこで下方フランジ３内にお いて芯出しされる。

次にプレス機の上板（図示せず）は、それに固着されたシェルと共に降ろされる 。シェル８は、ゴムスペーサ９とくさび１０ａを介してアーム１２ａのテーパ面 １５に作用する。アーム１２ａは絞り要素６がコア１のフランジ３に接するまで 絞り要素を動かすことになる。絞り要素５，６はピン１３を介してアーム１２． ．１２ａ上に配置されているため、要素５．６は、厳密にはピン１１に対し円弧 運動するアーム１２．１２２とは異なる半径方向移動を余儀なくされる。

第２絞り要素６の前方に配されるくさび１０ａは、第１絞り要素５の前方に存在 するくさびより下方に距離“Ｈ”を以てシェル８に固着されるため、要素６は要 素５の半行方向移動に先立ち、最初に半行方向に移動される。要素６はフランジ ３に向ってストツバまで移動し、加工物“Ａ”の第１部分を成形する。

要素６は要素５の側面７を接触するまで移動し、第３図に明らかなように閉路を 形成する。

要素６の移動の終了後には、加工物“Ａ”の第２部分を成形する要素５の移動が 続き、それは、要素５がコア１のフランジ３に接するまで続く。加工物“Ａ”の 外側での弾性材の流動、及び耐摩耗性ライニングの破壊は要素５及び６の側面７ 間の間隙は無いため実際不可能である。

加工物は要素５及び６により成形された後、通常、プレス機の過熱板により、又 は炉内で加硫処理されることになる。

提案された型のパイロットモデルが試験され、耐摩耗性歯状ライニング付き両側 歯付きベルトが一成形工程内で生産された。

産業上の利用可能性 本発明は、歯付きベルト製造に使用されることが好ましい。

本発明は、両側歯付きベルト製造用として最も有効に使用され得る。

国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．加工物（Ａ）を円筒造形面上に置いた後、この造形面上で絞り成形及び加硫 される重合物製造方法であって、加工物の表面はその周囲で交互の第１及び第２ 部分に分割され、成形は２段階で実行され、第１段階は上記第１部分を成形し、 一方第２段階は、第１部分に作用された圧力を保持しながら同時に第１部分間に はさまれる第２部分を成形することを特徴とする方法。
2. ２．基部に据え付けられ、その上に加工物（Ａ）を収納する、造形面付き円筒コ ア（１）と、該円筒コア（１）周囲に配された加工物を絞るための要素（５，６ ）であって閉路形成のためこれらの要素を半径方向に移動する手段に動的に連結 される要素（５，６）とを有する、請求の範囲第１項に記載の方法を実行する型 であって、 上記要素（５，６）は円筒コア（１）周囲に交互に配されて、各第１要素（５） はこの要素（５）と対称な軸（ａ）に平行な側面を有し、一方第２要素（６）は 、この要素（６）と対称な軸（ｂ）に対し角度（α）を以って配される、隣りの 第１要素（５）の側面に近似した側面を有し、第１、第２要素（５及び６）と、 これらを半行方向に移動する手段との動的連結は初め全ての第２要素（６）の連 続した移動に適用され、次に全ての第１要素（５）に適用されることを特徴とす る型。
3. ３．型は２つの第１要素（５）と、２つの第２要素（６）を有し、各第２要素の 側面はその対称軸（ｂ）に対しα＝９０°の角度を保持することを特徴とする請 求の範囲第２項に記載の型。
4. ４．第１及び第２要素（５及び６）の連続的な半径方向移動を達成する動的連結 は、コア（１）に対して共軸状に配されると共に軸方向移動が可能であって、そ の内面に弾性的に固着されたくさび（１０，１０ａ）を支持するシェル（８）と 、基部（４）に固着される駆動軸１１を有すると共にシェル（８）移動の際、対 応するくさび（１０，１０ａ）と要素（５，６）とに夫々係合するアーム１２， １２ａとによって達成され、くさび（１０）は第１要素（５）に作用し、くさび （１０ａ）はその配置構造において異なる高さを以ってシェル（８）に固着され ている第２要素（６）に作用することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の型 。