JPS63502265A - 分離可能または破断可能な下側部分を有する捩り切り証拠型プラスチックキャッブ及びその形成方法 - Google Patents
分離可能または破断可能な下側部分を有する捩り切り証拠型プラスチックキャッブ及びその形成方法Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
分離可能または破断可能な下側部分を有する捩り切り証拠型プラスチックキャッ
プ及びその形成方法発明の分野
本発明は、容器の状態を支持する捩り切り証拠(tampど
ex evidence)型プラスチックキャップ、とくには、たとえば容器が
一回開けられたこと、すなわ゛ち捩り切られていること、などの容器状態の明確
で誤りのない指示を与えるように分割または切離し部分を有するキャップに関す
る。本発明はまた、キャップの成形方法にも関する。
発明の背須
垂上下形切離しリングおよび分割部分によって捩り切りを指示するびんキャップ
が現在広く使用されているけれども、これらはその製造と性能の面で多くの欠点
と制約とを有する。
スカートの下部分が、間隔をなして設けられたブリッジを有す周縁弱化ラインと
、その下側でキャップ装着時にびんネック上下に周縁固定リングを内方へロール
成形されて固定リングと締りばめを形成するリング部分と、を有するような切離
しリングキャップの製造には、アルミニウムのような可鍛金属が使用されてきた
。容器のキャップが取外されるとき、ブリッジは破壊して垂苓下形リングかびん
ネックに付着した状態でとりのこされる。
垂4下形リングが破壊して、キャップを容器から取外すときに、破壊したリング
部分がキャップに付着したままであるようなキャップ設計もオプションとして可
能であり、この場合は周縁上にある間隔で垂直な弱化ラインが追加される。この
ようなキャップ設計の性能上の共通欠点は、この性能は完全に、キャップロール
加工作業時に維持される制御にかかっていることで、この作業は包装ラインで行
われるのでしばしば制御が十分ではなく、したがって製造後このようなキャップ
で捩り切りがされてないことがある。金属ロール加工キャップを使用するときの
他の欠点および制約は、ときどき成形不良によりねじがゆるみやすいこと:とく
にキャップ装着および再シールがやりにくく技巧を要するようなガラスびんの場
合のびんネックとの大きな摩擦抵抗:キャップに凹みが与えられるとシール性が
しばしば失われること、これはとくに内容物が加圧されている場合にみられる:
キャップを適切に掴むのに必要な外側のひだ付けの不足によりキャ°ツブが取外
しにくいこと;およびその剛性を高めるにはコストがかかること;などである。
これらの制約のうちのあるものは、キャップ装着の前に、周縁弱化ラインおよび
その下側の締付はビードを有するリングを含めてキャップ全体を予備成形するこ
とにより減少または除去可能である。しかしながら、このよ、うなキャップは被
弾性の性質を有するので、ネックの設計およびキャップスカートの設計に特定の
考慮が必要であるが、それでも独自の種類の制約および欠点、ならびにそれと協
働するのに適した容器材料種類の選択制限は残る。たとえば米国特許第3.46
0,703号参照。
金爲捩り切り証拠方式キャップには上記のように欠点および制約があるので、こ
の目的のためにプラスチックキャップの使用に実質的な関心が向けられてきた。
プラスチックキャップは、キャップ取り外しが容易で再シールに信頼性があるこ
と、凹みにも強くシール損失がないこと、掴みやすいように外側に刻みが形成し
やすいこと、および比較的コストが易いこと、などの点で有望である。
しかしながら、プラスチックキャップは、その製造、キャップ装着、および以後
の性能などで異なる種類の制限を受ける。初期の捩り切り証拠方式プラスチック
キャップは、びんネック固定リングと係合するために熱収縮が可能な垂礪下形リ
ングを有していた。しかしながら、この方法は包装装置に対し追加のびん工程作
業と、キャップ装着後にリングを加熱収縮する費用とを要した。さらに、作業を
正確に制御することが困難なので、以上収縮が起っても捩りがまだ行われていな
いのにもかかわらずキャップはすでに捩り切り状態になっていることもあった。
熱収縮方法による捩り切り証拠方式プラスチックキャップにも問題があるので、
キャップ装着作業の前に、ネックとの締りばめを形成するために必要なリングア
ンダカットを形成することに関心が向けられた。今日この目標は達成されてはい
るが、この場合も、アンダカットを設けるための製作上の複雑さとコスト高など
の好ましくない妥協、ならびにリング設計およびプラスチック材料固有の性状お
よび特性に基づく捩り切り機能を実現する上の有効性の減少などを伴なっている
。固体の射出成形周縁ビードであるリングアンダカットは、ポリスチレンのよう
なより剛性な「非可塑性」ポリマーを使用できず、また射出成形コストを上げ成
形生産性を低下させる複雑な部分型抜き方式を使用する金型が必要なので、製造
が複雑でコストが追加される。弱化ラインを設けるために、射出成形に続いてス
リット入れ作業も必要となる。しかしながら、このような妥協をもってしても可
能なアンダカットの量にも限度があるので、捩り切り証拠方式にも限度があろう
。すなわち、この形状は通常用途において適切に実行をするには十分な程度にび
んネックの把握はできるが、捩り切りが強いときはもはや抵抗できない。
このような形状の性能は、キャップ装着時にプラスチックを弾性限以上に伸長し
、それらの直径を増大し、これによりリングの容器との締りばめ力を低下させる
ようなプラスチック材料の変形および伸長しやすい本来の性質により阻害される
。さらにこのような切り離しリングは、容器ネックに応力が連続的に負荷された
まま係合していることがあるので、長時間経過後には塑性クリープを発生し、さ
らに把握係合の付着力を弱め、捩り切り証拠体の一体性を低下する。
切離しリング上に固体射出成形アンダカットを有するプラスチックキャップを製
造することに関連する問題を解決しようとする試みの結果、内部リング上に複数
のフラップを成形する設計および製造方法が考案され、フラップは金型から抜出
す途中で折返され、キャップ装着の前に締りばめ位置内に逐次折重ねられる。た
とえば、米国特許第4,497,765号、米国特許第4,394゜918号、
および米国特許第4.470,513号を参照。これらの方法は、複雑で高価な
金型、射出成形に続く製造作業などを含む製造上の問題を含み、あるいは、締つ
ばめ形成用フラップが折り返りやすいことにより、捩り切り力が強い場合捩り切
り証拠体が容易に役をなさないことがある。
他の問題は、固定リング寸法は変わるの2で標準びんネック設計はしばしば変化
し、予備成形された引離しリングを有する従来技術のプラスチックキャップは単
一のびんネック設計について仕様されることに関連する。その結果、所定の製造
金型から作られるキャップは、同一びんネック固定リング設計お、よび寸法を使
用する包装機に使用されるだけである。このことは多数の小さい金型を使用しな
ければならないことを意味し、この結果生産能率は低下し、キャップ製造コスト
は増加する。
破片になるものおよびキャップに付着したままのものである垂蕊下形リングを含
む金属またはプラスチックキャップを製造するのは、即述の種々の欠点のために
、ロール加工金属または熱収縮プラスチックリングを使用するのでなければ一般
に不可能であった。射出成形リングアンダカットと垂直弱化ラインとを有するプ
ラスチックキャップは、金型を抜取る間またはキャップ装着の間に早期に破壊す
るという問題がある。
このように、垂部丁形切離しリング特性を有する既知の捩り切り証拠型キャップ
には選択材料の本来の特性に関連した欠点や問題がつきまとうが、それらは:包
装ライン上での制御しにくい作業を実行する必要性;複雑で高価な製造工具:低
生産能率と高コスト:より剛性なプラスチックの使用は制約されること;および
捩り切り力がつよいときにこの形状が比較的弱いこと、およびその他の問題二な
どである。
l豆東l在
本発明により下部の引離しまたは分割リング部分を有する新規で独特な容器用捩
り切り証拠型キャップとこのようなリング部分の製造方法が提供されるが、ここ
で、キャップは簡単な設計であり:金型コストおよび製造コストは低く:制御は
容易で均一な品質と性能が得られ:適切なプラスチックは広範囲から設定可能で
あり:種々の容器ネック設計および寸法のものと協働可能であり;捩り切り証拠
体は打破りにくく、また負荷された応力はキャップの機能を補強する。
一般に本発明のキャップは、キャップと着脱可能に係合する上方手段と、キャッ
プのリング部分と締りばめをなす下方手段と、を有する垂淋下がりネックを備え
、リップまたは端縁で包囲された開口を有する容器に使用されるので、リングは
、キャップを取外したとき、キャップから切離されるか、または断片に分割され
てキャップに付着したままとなるかのいずれがである。
本発明のキャップは、容器を閉じたりひらいたりするための蓋と、容器を閉じた
り開いたりするための容器係合手段と着脱可能に係合するための手段を有する垂
虫下形スカートと、スカートから垂本下してその下方端部にカール形成部分を有
するプラスチックリングとを有するが、カール形成部分は、容器締りばめ手段の
下側と係合する減少内径寸法を提供し、この減少内径寸法はその中に係合機能を
向上補強する発生応力を有する。さらに、スカートとカール形成部分との間の中
間周縁弱化ラインとして、あるいはその両方として、リング内に弱化ラインが含
められる。
キャップ装着時、カール形成部分は十分に弾性があるので、容器締つばめの手段
の周囲を超えて下方に通過しそれと締りばめを形成しても、前記弱化ラインに表
面欠陥が現われることはない。最初にキャップを取外すとき、周縁弱化ラインが
破壊してリングを容器上に残すか、または垂直弱化ラインが破壊してリングを断
片に分割していずれの場合にも捩り切りまたは開放の明確な証拠が提供される。
好ましい実施例においては、キャップは射出成形され、射出成形された状態にお
いてはキャップはキャップスカートから垂皐下する全体が円筒状のチューブまた
はバンドを含み、チューブまたはバンドは本発明の工具により再成形されて、カ
ール形成リング部分下方および内方および/または外方部分を、O,U、Jまた
はコイルのような所定の曲線状断面形状に成形する。代表的な本発明の所定断面
形状として、28III11キヤツプに対しポリプロピレンバンドで、少なくと
も約5%の減少内径寸法と少なくとも約50度の円弧または曲線状部分とを与え
ることが可能である。
好ましい実施例においては、円筒状バンドはカール成形により、その外形は代表
的には初期の外形の値に近く、その内径は容器ネックの係合部分の外形よりやや
小となるような中空Oリング形状に再成形される。再成形はカール形成工具によ
り行われ、工具は円筒状の予備成形チューブのリップを圧縮し、これによりリッ
プを内方に次に外方に転向させ、それから上方へその曲線状作用面上のこのよう
な移動の向きを徐々に変えていく。予備成形部の下方自由端部にテーバを設ける
ことにより、カール成形作用の開始が容易となる。このようなカール成形作用は
、この時点ではrJJ形状または半円形半径方向断面を形成する。工具が円筒状
予備成形部をさらに圧縮していってリップが工具の曲線状作用面から離れると、
連続的な圧縮および塑性記憶による負荷応力によりリップは上方および外方方向
をとり、これにより中空rOJリング形状の形成を完成する。
他の実施例において、円筒状部分の圧縮がこの点を超えてさらに進行し、コイル
リングを形成することが可能である。
カール成形作業を容易にし、またはカール成形されるリングの寸法、形状または
性状を変更するために、カール形成工具を加熱し、回転させ、またはその成形の
間に円筒状部分の自由端部に沿ってローラ圧延してもよい。
円筒状部分の自由端部の周縁は同時にカール成形してもよいし、順次にカール成
形してもよい。他の実施例においては、リングキャップは、その寸法、形状また
は性状を変更するために、キャップを装着する前に短時間高温に暴露してもよい
し、またはリング用予備成形部を同じ目的で熱処理してもよい。
本発明の特徴は、キャップリング下方端部部分を再成形するカール成形作用の使
用は、内径を減少した所定の「0」リングまたは他の形状を形成するばかりでな
く、その部分のプラスチックの本来の性質も改良してそのネックの係合強さを補
強することである。すなわち、カール成形作業は、下方端部部分内のプラスチッ
クの変形および再成形の間にその中に内蔵応力を形成し、この応力はその機能を
向上するように分配される。この初期応力(ブレストラス)は、rOJリング形
状の外方部分を引張すなわち伸張状態に置き、内方のネック係合部分をこれにバ
ランスする圧縮状態に置く。このような圧縮状態はプラスチックの有効弾性限界
および引張り強さを増大させるので、リングは、一時的または永久の延びおよび
それと協働するネック締りばめ手段との抵抗損失に対し十分抵抗を示すであろう
。
このように、キャップリング部分を成形するのに使用される本発明のカール成形
方法は、一方でプラスチックの弾性限界および引張限界を超えて所定の形状およ
び締りばめ手段を形成するばかりでなく、他方では重要なネック係合様能をなす
リング部分内の弾性限界および引張限界を大きく向上させるという性質を与える
ということに注目することは意義がある。
本発明の他の特徴は、キャップは射出成形状態において、従来技術によるキャッ
プ設計におけるように、生産金型からキャップを抜取るときに邪魔になるような
抵抗用のビードまたはその他の形状が円筒状チューブの内部から突出していない
ことである。したがって、型抜き機構に簡単で低コストのものが使用可能である
。
たとえばポリプロピレンおよびポリエチレンのような半剛性プラスチックから製
造されるとき、通常のように回転ねじ戻し、側面押し機構などの金型部品および
金型作業を必要とすることなくキャップ全体を金型から抜き取ることが可能で、
金型キャビティもより狭い間隔で配置可能である。低コスト長寿命の金型と、成
形サイクルあたり大量のキャップが生産できることによる化度率の向上と、およ
び成形サイクル時間の短縮と、により製作費は低下する。
キャップの円筒状チューブ部分は、射出成形状態において型抜きの邪魔をするア
ンダーカットをもたないという事実から得られる本発明の他の特徴は、たとえば
内ねじのような他のキャップアンダーカットに対し適切な射出手段が使用される
追加仕様だけで、ポリスチレンのように延び特性の低い半分用性プラスチックが
使用可能であることである。この仕様は、回転ねじ戻しコア金型または圧潰コア
金型を用いるねじを成形することにより容易に満足され、これによりキャップ製
作費はこのような剛性プラスチックを利用して製作費を下げたりキャップ性能を
向上したりという潜在的メリットを引出すことが可能となる。このような剛性プ
ラスチックは、延びは大幅に低下するけれども、本発明のカール成形を実施し成
功させるには土部適切な延びの値を有する。この成功は大部分、本発明のカール
成形方法によりきわめて大きい応力が負荷されることに基づくもので、内側を圧
縮することによりプラスチックの性質を向上し、カール形成切離しリングの作用
部分はその延びとその点の強度とを増大する。
射出成形の後にリングアンダカットを形成することから得られる本発明のキャッ
プのさらに他の特徴は、アンダーカットおよびびんネックとの締りばめの大きさ
は、このようなアンダーカットを金型から抜取る困難さの程度とは無関係で、そ
れに制約されないことである。したがって、びんネックとの大きな把握力を得る
ためにきわめて深いアンダーカット製作が可能で、これにより使用者は捩り切り
証拠体を破壊しようとしても容易に破壊されず、通常使用し;おいてはより信頼
できる性能を保証可能である。
さらに本発明の他の特徴は、リングのカール形成線りばめ部分の相対的な高さお
よび直径は別個の再成形作業で決定されるので、射出成形された単一キャップは
、ネック固定リングの高さおよび直径が異なる種々のびんネック設計に適合する
キャップを製造するのに使用可能であることである。カール形成工具およびカー
ル成形作業のコストはキャップコスト全体にはほとんど影響を与えないので、キ
ャップ製作者は、多数の顧客またはユーザに対し少数の大型製造金型から大量生
産により経済性を計ることが可能である。
本発明の他の特徴は、本発明によるカール成形作業はキャップの製作で行われる
他の工程部分と一連に、すなわちその工程の一部として行ってもよいことである
。すなわち、それは製造金型を抜取る間または抜取った結果として成形されても
よいし、またはライナ挿入や蓋の装飾のようなキャップ仕上げ作業中またはその
作業の結果として行われてもよい。これはまた、本出願と同時出願され、本出願
と同一譲受人された米国特許出願第809゜058号のライナなしシールを製作
するカール成形作業と同時かまたはその結果として行われてもよく、米国特許出
願第809.058号の開示全体はしたがって参照として本明細書内に含まれる
。またカール成形作業は通常の制御または条件はど厳密さが要求されないと説明
してきたので、均一製品を製造するための自動化運転は、低コスト高品質を達成
するために適用可能である。
リングのアンダカットを射出成形のあとで製作することから得られる本発明の他
の特徴は、周縁または垂直弱化ラインは容易にキャップに成形可能で、これによ
りあとからスリット入れ作業を省略できることである。予備成形(プリフォーム
)チューブは型抜きに抵抗する内部ビードをもたずチューブ自体はきわめて薄い
ので型抜きのときにほとんど抵抗がないことから、チューブをキャップの上方部
分に固定しているブリッジは十分に強くしであるので型抜きのときでも破壊する
ことはないが、使相中にキャップをびんネックから取外すときには容易に破壊す
る程度に弱くしである。同じ理由で垂直弱化ラインも予備成形チューブ内に容易
に成形可能で、この場合も型抜き中に事前に破損することはない。このように本
発明のキャップは、捩り切り証拠体として熱収縮バンドを用いる現在製造中のキ
ャップと同じ容易さでしかも現在のキャップのような制限もなく射出成形−が可
能である。
弱化ラインが金型内で容易に成形可能であるという事実から得られる他の特徴は
、顕著に成形されたスロットとブリッジとの存在が全く一目瞭然で、購入前から
これは捩り切り証拠体であるとの消費者の注意を引きつけるものとなることであ
る。
この′ように本発明のキャップは、設計が単純である;容易に捩り切れるもので
なく信頼性がある;融通性が改善され広い用途を有する:より剛性なプラスチッ
クを使用可能である;初期応力の負荷により物理的性質を向上させた;および低
コストである。
本発明のプロセスは自動化で信頼して実行でき、しかも特殊な制御や条件は必要
としない。このプロセスは、低コスト長寿命の金型および工具に基づいて低コス
トキャップを得る単純な作業;短かい成形サイクル:1個の金型に複数のキャビ
ティの密な配置:生産金型内での弱化ラインの製作:および単一金型からの製品
の多種類用途の融通性から得られる大きな経済性二などからなる。
明のキャップの一実施例の底部斜視図;第2図は、この段階ではリング用の下方
予備成形部分を含む、射出成形後の第1図のキャップの底部斜視図:第3図は、
予備成形部が本発明のカール形成工具に係合する直前の、第2図のキャップの縦
断面図;第4図は、カール形成工具が予備成形部と係合しその自由端部を内方に
カール成形を開始したことを除いてはすべて第3図と同一の図;
第5図は、カール形成工具がリングのカール成形をほぼ完了したことを除いては
すべて第4図と同一の図:第6図は、完全されたrOJリングがびんのネック終
端部に係合する直前の、第1図のキャップの縦断面図:はネック終端部上の締つ
ばめ手段と係合していることを除いては第6図と同一の図:
第8図は、キャップがネック終端部から取外され、容器を開放ないし捩り切った
証拠としてネック終端部上にリング部分を残している。第7図のキャップおよび
ネック終端部の縦断面図:
第9図は、周方向に発生された応力を略図で示す、第1図ないし第6図に示すキ
ャップのリング部分の拡大断面図:
第10図は、第9図のリング部分の平面図:第11図は、前に図示したリング部
分内の応力を示す応力−ひずみ線図;
第12図は、周方向応力を開放したとき第9図の「O」リングはどうなるかを示
す略図;
第13図は、本発明のカール形成工具に係合直前の、リング用予備成形部とキャ
ップ内ライナなしシールと含む本発明のキャップの他の実施例の縦断面図;第1
4図は、カール形成工具がキャップの予備成形部分と完全に係合して、O形状断
面を有するライナなしシールとJ形状断面形状を有する内向カール形成リングと
を形成したこと除いては第13図と同一の図;第15図は9図示のびんと係合し
、最初の閉鎖をなしシールした、第14図の完全成形キャップの縦断面図;第1
6図は、射出成形後で、予備成形下方端部がリングを形成するためにカール成形
される前の、本発明のキャップの他の実施例の縦断面図:
第17図は、予備成形部が外方にカール成形されてコイル断面形状を有するリン
グを形成した第16図のキャップの縦断面図;
第18図は、図示のびんと係合して最初に閉鎖した第17図の完成キャップの縦
断面図;
第19図は、予備成形部分はキャップのスカート部分の直径より大きな直径を有
し、予備成形部内に内向カール形成リングを形成するために、ホルダとカール形
成工具とに係合する直前の、本発明のキャブのさらに他の実施例の縦断面図:
第20図は、内向カール形成リングが完全に形成されたことを除いては第19図
と同一の図;第21図は、図示のびんと完全に係合して閉鎖した第20121の
完成キャップの縦断面図:第22図は、予備成形部が垂直スリットとその自由端
部のノツチとを含む、射出成形後の本発明のキャップの他の実施例の縦断面図:
第23図は、予備成形部内に内向「0」リングが形成されたことを除いては第2
2図と同一の図:第24図は、キャップ装着用ヘッド補助にして図示のびんに係
合し最初に閉鎖した第23図のキャップの縦断面図:
第25因は、リングがキャップのスカートに付着したままで、「0」リング内の
破壊半径方向部分を図示した、最初にキャップを取外した後の、第23図および
第24図のキャップの縦断面図:および
第26図は、第25図底面図である。
色」監11
第1図には、蓋12と、上方部分13を含む垂勇下形周縁内ねじ付きスカート1
4と、中間周縁弱化ライン17と、および下方切離しリング16と、を有するプ
ラスチック性半分剛性ねじ付きキャップ10が示されている。
図示の切離しリング16は、円筒状上方端部20と自由なカール形成下方端部2
4とを含む。図示のように、切離しリング16の端部24は内方にカール成形さ
れ、中空環状rOJまたはコイルリングを形成する。中間周縁弱化ライン17は
、上方スカート部分13を切離しリング16の上方端部20に結合する複数個の
ブリッジ23と、ブリッジ23間にあってブリッジ23を分離するスロット25
とを含む。
第2図は、リップ30を有する下方自由端部22と、ブリッジ23と一体にブリ
ッジ23内に伸張する間隔配置バンバ(緩衝器)19を有する上方端部20と、
を設けた管状垂直バンド18を有して、射出成形したままでリング16の形成前
の、第1図のキャップ10を示す。
第3図ないし第5図には、リング16のカール形成部分24の好ましい成形方法
が示される。第3図に示すように、キャップ10はホルダ62内に保持され、射
出成形のような通常の成形方法にて既に成形され、ブリッジ23と一体の上方端
部20と、カール成形前の下方自由端部22と、を有する垂直環状バンド18を
設けている。
リング16のカール形成部分24はカール形成工具26にて成形され、カール形
成工具26は第3図においては、予備成形バンド18のリップ30と係合するよ
うにキャップ10の下側に配置されている。カール形成工具26は、カール形成
「0」リング部分24を形成し寸法を決定するのに適した凹断面の環状溝28を
含む。
第4図に示すように、成形作業は工具26の溝28をバンド18のリップ30に
押付けることにより完成される。この実施例においては、凹部の中心を示す溝2
8の最深部33はバンド18の円筒面の内方に配置される。
これは第3図の点線で示される。R2Bはまた、工具とキャップとの心出しを容
易にするために、その凹部に接して外方に傾斜部39を有する。リップ30が溝
28と最初に係合すると、ブリッジ23は圧壊し、管状バンド18はそれに応答
してわずかに回転する。ブリッジの寸法を、半径方向に大きく(および強く)周
方向に小さく(および弱く)することにより、この応答は確実になる。
ブリッジ23が圧壊すると、円筒状バンド18の上方端部20はスロット25の
上面27を押すが、スロット25の上面27の内方端部上に設けられた突出制限
手段21と上面27自体とによりそれ以上の移動は制限される。
工具26の壁18に対する相対運動が継続されると、壁18の円筒状側部はリッ
プ30を基点として内方および上方に押出されて仮のJ形状29の形をとる。こ
の相対運動が継続されるとリップ30は溝28から上方に押出され、同時に工具
26により形状を決定されながらその中に発生された応力に応答して外方に押出
され、これにより所定の「0」リングカール形状24を形成する。カール24の
形成後カール形成工具26はキャップ10から抜出され、キャップ10はキャッ
プの装置が可能に状態となる。第3図に示すように、下方自由端部22内には端
縁30かテーバが伸長し、これによりカール24の開始を容易にし、そこに全回
転曲線を確実に形成する。
また、本発明のカール成形作業を容易にするために、ポリスチレンの場合、カー
ル成形サイクルで1ないし5秒に間、工具26を100〜300’Fの温度に加
熱してもよい。第9図ないし第13図で後に説明するように、カール成形作業に
よりカール24上に負荷される本発明の所定応力を最大にするためには、低温度
および低サイクルが望ましい。
281111ポリプロピレンキヤツプにおけるOリングカール24の代表的な寸
法は、カール高さまたは幅は約0゜050ないし0.120インチ、肉厚ハ約0
.015ないし0.040インチであり、約270ないし540度カールしたと
きの半径方向断面では管状壁189内径は約5ないし15%減少する。
第6図ないし第8図では、キャップ10の切離し捩り切り証拠形状として、外ね
じ付きネック38と、上方ねじ42と、および下方固定リング40と、を有する
びん36(部分図示)用に、第1図ないし第5図のリング16を使用した例が示
されている。キャップ10がびんネック38上にねじ込まれると、固定リング4
0より寸法の小さいリング1のカール形成内側部分32は、伸長されるかまたは
変形されて強制的に固定リング40上に押込まれて、第7図に示すように固定リ
ングと締つばめ係合をなす。リング16は固定リング40により上向運動は制限
されるので、ねじ緩め作用によりブリッジ23は破壊してリング16をびんネッ
ク38上に取残すが、これがびんが既に一端開放されてしまったことの証拠とな
る。これは第8図によって示される。キャップを取外す間にリング16とスカー
ト14の上方部分13との間の軸方向の心出しを維持するために、各ブリッジ2
3の下側に間隔をあけてバンバ19が配置される。もしこのバンバ19がなけれ
ば、いくつかのブリッジが破壊したあとで、リング16が固定リング40の下側
へ滑りずれることが可能で、これによりねじ係合が無くなる前に残りのブリッジ
23を破壊できることになる。ブリッジ23の全部ではなく1つ以上のいくつか
が破壊したときバンパ19が固定リング40の垂直面43と係合していれば、リ
ング16はブリッジ23のすべてが破壊するまでその軸方向心出しが維持される
。
本発明のカール成形方法は、びんネックと所定の締つばめを形成する中空rOJ
リング24または本発明の他の形状を成形するばかりでなく、プラスチックの本
来の物理的性質を、そのネック把握力を向上するように変更も行なう。すなわち
、内方を向く締つばめ部分32のプラスチックは、カール成形作業中に負荷され
た応力によってより強く、より弾性を有し、クリープ抵抗も向上する。これを第
9図ないし第12図で説明しよう。
円筒状垂直壁18上に相互に反対の形状を与えることにより、カール成形作業リ
ング16の形状内に応力を形成する。伸長されたリング16の部分は伸張すなわ
ち引張状態にあり、圧縮された部分は圧縮状態にある。応力は引張または圧縮の
程度に応じて変り、ある静的状態においては、各種の応力の合計および方向は相
互にバランスしている。最も関心のある応力は周(フープ)方向に負荷されるも
のであるが、その理由はキャップリング16の内側部分32がびん固定リング4
0の抵抗すなわち妨害(tnterrerence)に打勝つために引伸ばされ
るのがこの方向だからである。
本発明の方法により形成される周(フープ)方向応力は、円筒状バンド18がr
OJリング24または本発明の他の形状リング16に再成形されるときに、円筒
状バンド18のフープ直径が減少または増大することに起因する。今、バンド1
8がフープ片の積重ねで構成され、その各々が再成形形状を形成するために半径
方向に拡散(伸張)されたりまたは圧縮されたりしなければならないと仮定した
とき、引張または圧縮の条件は、第9図および第10図(それぞれrOJリング
240半径方向断面図および水平方向平面図)に示すように最終形状のフープの
各々に負荷されるのであろう。応力の値は最初の円筒状バンド18の位置からの
距離に関係し、引張応力は、内側線つばめ部分32から最も遠いrOJリング2
4のこの部分に配置された点Bで最大となり、したがって固定リング40を把握
するときに2次的に役目を果す;最初の円筒状予備成形部(プリフォーム)18
の中間位置では応力はゼロとなる;および圧縮応力は、固定リング40を把握す
る主たる役を果たすrOJリング24のその部分、すなわちアンダカット32自
体に配置された点Aで最大となる。
第11図は、本発明の実施に適する半剛性プラスック(たとえばポリプロピレン
)に対する代表的に応力−ひずみ線図を示す。点B、Aにおける周(フープ)方
向応力の条件は線図上で、本発明の実施のための代表的な位置で示されている(
降伏点以上の5%の伸びと対応の圧縮値)。
第11図における点Aの位置から、カール成形作用は「0」リング24の所定の
内方アンダカット部分32の性質を顕著に変えることがわかる。このアンダカッ
ト32は極度に圧縮されているのでその弾性係数は最大となり、塑性変形または
永久変形が起るまでに変形可能な量はきわめて増加する(第11図においてAE
のOEに対する比に比例)。前者はアンダカット32と固定リング40との間の
抵抗に打勝つのに十分な伸びを得るのに必要な応力の値を増加し、後者はキャッ
プの装着中または装着後アンダカット32が早めに伸び切るのを防止、これによ
り比較的大きな係合強度の値を維持する。これらの因子は、固定リング40との
係合の量を最大し、長期間中に塑性クリーナを起こしてこの係合が夫れでいくの
に抵抗するために、「○」リング24のアンダカット部分32の能力を最大化す
る方向に働いてきわめて好ましい。このように、本発明のカール成形作業によっ
て負荷される応力の分布は、びんネックとの所要の締つばめあるいはびんネック
との干渉を形成するために「O」リング形状24の性質を向上するのに貢献する
ことがわかる。
上記解析に記載の応力が実際に存在し記載のように分布していることは、焼鈍試
験、により、このような応力が除去されたときに発生する形状変化を観察するこ
とで実証される。この試験のために、厚さ0.020インチのポリプロピレンの
円筒状バンド18が、本発明の方法で、リング外径1.230インチ、内径1.
030インチおよびカール外径0.100インチを有する「0」リング形状24
を形成するようにカールされた。次に負荷された応力を完全に除去させるために
rOJリング形状24は半径方向に分割され、次にプラスチックの融点よりやや
低い約300”Fの温度に5分間露出された。この条件下で、rOJリング24
はフープ方向に開いて半径は4倍の約2.5インチに増大し、これはきわめて高
い周(フープ)方向力および周(フープ)方向応力差が存在していたことを示す
ものである。第12図に示すこの驚くべき性質は、カール成形作業により負荷さ
れた応力が、キャップ10の製造に使用されるプラスチックの物理的性質を変更
し向上させて、rOJリング24とびんネック固定リング40との間の締つばめ
の値を大きくし、このような締りばめの力の低下を減少させるように貢献すると
いう前記の解析を実証するものである。
リング16は「0」リングのほかに、J、U、およびコイル断面形状を含め、前
記の好ましい性質を有する種々の断面形状とすることが可能である。
またリング16およびその下方端部24は種々の円周形状を有することが可能で
ある。たとえば、射出成形のままのキャップ10が、周縁上に間隔をあけて配置
されたセグメントを有する築城(ハニカム)形状のバンド18または自由端部2
2を含むようにすることも可能である。セグメントからなる自由端部22はその
後ここに記載のようにカール成形されて、その間に間隔を有するセグメント状カ
ール形成自由端部24を形成することが可能である。あるいはその代替方法とし
て、カール24の内側部分32に波形または貝から形状のカールを与えるように
溝28が加工されたカール形成工具26によって、未加工のバンド18に波形状
カールの形成も可能である。
実際使用においてこのようなキャップ10は記載のように、キャップが装着され
た容器の状態を明確に提示するように機能するであろう。
本発明のキャップはまた、広範囲の容器および広範囲の製品に使用可能である。
キャップ寸法は代表例では約20II1mないし120mmであり、びんおよび
/またはジャー寸法は容量として約2オンスないし128オンスの範囲である。
ドラムまたは小たるのような大容量容器もまた、小型のガラスびんおよび他の容
器と同様に、本発明の方法に適している。
さらに、本発明のキャップは、金属蓋、シール等を含め他の形式を含むことが可
能である。とくに、本発明のキャップは、本出願と同時出願で、本発明の譲受人
に譲渡された米国特許出願第809.058号に開示のライナなしシールを含む
ことが可能で、この開示全体はしたがって参照として本明細書に含まれる。
第13図ないし第15図は、本発明のカール成形作業が同時係属の米国特許出願
第809,058号のカール成形作業とどのように組合されて、本発明のリング
16と同時係属の出願の発明のライナなしシール70とを同時に形成するかを示
す。
第13図に示すように、キャップ10は、弱化ライン17と、垂下形管状バンド
18と共に射出成形されるのはもとより、内部組込みのライナなしシール70用
の予備成形部(プリフォーム)72共に射出成形される。予偏成形部72は、i
12と一体の上方端部76と、垂下形自由端部78と、を有する円筒状または環
状垂直壁74を含む。
図示の実施例においては、カール成形工具26は、自由端部78内に内方カール
を形成するための環状溝82と、自由端部22内に内向カールを形成するための
環状28と、を有する上方部分80を有する。図示のように、工具上方部分80
は、環状溝28の内側に配置され、上方に伸長し、キャップ10の直径より小な
る直径を有するので、工具上方部分80はキャップ10内に伸長してライナなし
シール70を形成することが可能である。
第13図において、工具、26はキャップ10の下側と中側とに配置され、外方
と内方との管状壁18.72の両方と同時に係合可能である。第14図は、カー
ル形成工具26がキャップ10と完全に係合して、rOJリングライナなしシー
ル70と切離しリング16との形成を完了したところを示す。この実施例におい
ては、壁18は、第4図に示す段階でカール成形作業を中止することにより、第
1図ないし第8図のrOJリングカール24に対するものよりカール形成の程度
が小さくなる。この結果、リング16に対してはrJJ形状カール29となり、
リング16は第15図に示すようにびんネック38の固定リング40と係合する
。同時にライナなし「0」リングシール70はプラグシールであって、シール7
0はびんネック38のびん開口86の壁84と係合しシー28cmポリプロピレ
ンキャップにおける「J」形状カール29の代表的な寸法は、肉厚が約0.01
5ないし0.050インチで、その半径方向断面は約50ないし180度にカー
ルされて管状壁18の内径を約5ないし15%減少する。また、J形状カール2
9の端部30はびん固定リング40と直接協働するので、そこに設けられるテー
パは最小であって、代表例では端部30から0゜050インチ未満の距離に伸長
する程度である。カール成形作業にrJJ形状断面のプラスチック内に形成され
る好ましい応力はrOJリング形状24に対して形成されるものよりは小さいが
、それでもなお所定の大きさの圧縮量であり、リング16のカール形成内側部分
32の、びんネック38の固定リング40との固定性能を改良する。
さて第16図ないし第18図には、本発明のリング16の他の実施例が示され、
ここでチューブ18の下方端部22は第1図ないし第8図のrOJリングカール
24とは反対の方向にカール成形されて外向カールを形成する。さらに、射出成
形後に弱化ライン17が形成される。
第16図は射出成形がなされ弱化ライン17を形成するための次のスリット入れ
作業を終了した後のキャップ10を示し、ここでバンド18の上方端部20に適
当なナイフ(図示なし)で壁を完全に貫通してスリットが入れられるが、間隔を
なして設けられた内部バンバ19だけは貫通していない。この結果、間隔をなし
て設けられた内部ブリッジ23はバンバ19を介してバンドまたはチューブ18
を上方スカート部分13に結合する。キャップ10の下側では、工具26は、そ
の成形溝28がバンド18の下方端部22と係合してバンド18を外方および上
方に形成するように配置される。カール24の外方方向は、第16因の突線35
で示されるように、溝28の凹部33の中心を壁18の円筒面の内側に配置する
ことにより達成される。この実施例において、ネック固定リング40と係合する
ための最大母のアンダーカットを形成するために、アンダーカット32はバンド
18の上方端部20からできるだけ内方に移動されなければならない。したがっ
てアンダーカット32には最大の曲率を与えることが必要である。これは、溝2
8の凹部33の中心を壁18の面に近づけて、カール成形作業により負荷される
応力によりアンダーカット32が内方に自由に移動できるように制約物は除去し
、第17図に示すように溝28の内方傾斜部分39内に十分な自由空間を設ける
ことにより達成される。第18図は、キャップ10の形方法から得られたびんネ
ック38の固定リング40との係合を示す。
第19図ないし第21図は、射出成形に続いて、本発明のカール成形作業の間に
弱化ライン17を形成する他の方法を示す。この場合キャップ10は、上方スカ
ート部分13の外径より大なる内径を有して、半径方向伸長フランジ44により
スカート部分13に装着された管状垂直壁18を形成するように射出成形される
。フランジ44の下側に、バンド18をスカート部分13に結合も行なう複数個
のブリッジ23が間隔を設けて配置される。
キャップ10用のホルダ46は、その凹部50の周縁に、カール成形作業中に切
断を行なう周縁切断エツジを有する構造をなしている。
カール成形作業中に、キャップ10はキャップホルダ45の凹部50内に配置さ
れ、工具26の溝28はキャップバンド18のリップ30と係合する。工具26
がバンド18のカール形成を進行させるときに、ホルダ切断エツジ48によりフ
ランジ44の上面に圧力が負荷され、ホルダ切断エツジ48はさらに前進してバ
ンド18をもはや上方スカート部分13に結合しないように切断するが、切断エ
ツジ48はフランジ44の下側に間隔を設けて配置されたブリッジ23は切断し
ない。このようにして所定の弱化ライン17が形成される。
第21図はびん36のネック38と係合している第20図のキャップを示す。こ
の実施例においては、ネック38は下方ネック部分41に隣接して比較的直径の
大きい固定リング40を有し、したがってキャップリング16は比較的大きく拡
張されて固定リング40上にスナップ係合をなし、その後も大きく拡張された状
態のまま保持される。しかしながらカール成形作業がすでにリング16の内側部
分32内に大きな圧縮状態を形成しているので、このような拡張があっても第9
図ないし第12図ですでに説明したようにその中に、係合を弱めるような比較的
大きい引張または伸び形成することはない。
さて第22図ないし第26図には本発明のさらに他の実施例が示され、この場合
は周縁弱化ライン17を強化してリング16内に1個以上の垂直弱化ライン92
を設けているで、キャップ10をびんネック38から取外したときにリング16
はキャップ10の上方スカート部分13に付着されたままとなる。第22図は、
射出成形された状態でスロット5内で終端する垂直溝−90内に通じる割れ起点
ノツチ89を有するキャップ10を示し、垂直溝90は円筒状バンド18内で底
部端縁30から上方端部20まで伸長する垂直弱化ライン92を形成する。
スロット25同志の間にバンド18の上方部分20を上方スカート部分13に結
合するブリッジ23が設けられる。
第23図は、ノツチ89および半径方向/垂直方向溝90がリング16の全断面
を貫通した半径方向/垂直方向弱化ライン92を形成している「0」リング形状
24を有するリング16を形成するために、バンド18上に本発明のカール成形
作業を利用した結果を示す。
第24図はキャップ装着後びんネック38上に完全に着座されたキャップ10を
示し、この場合リング16の内側部分32は伸長されてネック固定リング40上
にスナップ係合をなし、その結果、ノツチ89を起点とした割れ93は前記伸長
の結果としリング16の底部37にまで進展している。しかしながら、リング1
6は中空であり、外方部分34は内方部分32とは連接していなくて、底部部分
37を介して遠隔結合され、かつ外方部分34はキャップ装着用ヘッド88によ
り制約されるので、キャップ装着中に著しく伸長されることもなく、割れ93が
底部部分37を超えて進展することもない。リング16は中空なので、キャップ
装着用ヘッド88は外方リング部分34が伸長しないように防止はするが、内方
リング部分32が所定どおりに伸長するのは制限することなく、キャップ装着中
にネック固定リング40上にスナップ係合をなす。これにより確実に、外方部分
34内に半径方向に割れが進展することなく、第24図に示すようにキャップ装
着作業中およびキャップ装着作業後でもキャップ16はそのjま影響を受けてい
ない。
キャップの取外し中はブリッジ23は破壊しないだけの十分な断面と強度とを有
している。その結果、リング16内に発生したキャップ取外し応力は下方および
外方リング部分37.34内の半径方向/垂直方向溝90の残留部分に集中し、
その後引き裂き作用による破壊で、キャップ10が破壊されたリング部分95を
伴なって全体がびんネック38からそっくりそのまま取外されることが可能とな
る。
第25図および第26図はキャップ10が取外されたところを示し、この場合本
発明のカール成形方法によりリング16上に負荷された周方向応力の結果として
破壊リング部分95の端部94はばね作用で外方に変位して捩り切り証拠をより
はっきり残し、一方向時にリング部分をキャップ下方開口から外方へ移動するこ
とによりびんのキャップ再@着を容易にする。破壊リング部分95およびその端
部94が外方にばね作用変位する程度は、スロット25の長さとカール形成作業
により形成された周方向(フープ)応力の母とにより決定される。
本発明は広い意味において記載の特定の実施例に制限されず、これからの修正が
なされたとしても、もし本発明の原理から逸脱するものでなく、またその主要な
利点を犠牲にするものでなければ、これらの修正は添付の請求の範囲にあるもの
とみなす。
FIG、 7
FIG、 19
FIG、 20
国際調を報告
;)INEX To 、::E ZThiτ三R+NAT:C)iAL 5EA
RCHREPORT 0NiNT:i:RNATl0NAL A??L?CAT
ZON No、 PCT/US 86102620 (5A 1551B)τ:
ze European Patent O!?ice is ir、 r、o
way 1iable for these;articulars whi
ch are merely giver+ for the purpose
ofinfforzaiion。
Claims (23)
- 1.開口と;キャップと係合する上方手段とキャップの最初の取外しに抵抗する ための下方手段とを備えた開口の周囲の終端部と;を有する容器用振り切り証拠 型キャップにおいて; 容器開口上を伸長してそれを覆う頂部壁と;容器を開閉するために容器係合手段 と協働する内部手段を有する環状垂下形スカートと; 前記スカートと一体にそれから垂下する上方端部、下方自由端部と、前記リング 部分内の少なくとも1つの弱化ラインと、および前記下方自由端部内のカール形 成部分であって、前記キャップを最初に装着するときに容器締りばめ手段の下側 と係合し、キャップを最初に取外すときに容器締りばめ手段と干渉する減少内径 寸法を有するカール形成部分と、を含み、前記弱化ラインを分割させてこれによ り容器の状態を指示する曲線状アラスチックリング部分と;からなる捩り切り証 拠型キャップ。
- 2.開口と;キャップと係合する上方ねじ部分とキャップの最初の取外しに抵抗 するための下方手段とを備えた開口の周囲の終端部と;を有する容器用振り切り 昇降プラスチック回転キャップにおいて: 容器開口上を伸長してそれを覆う蓋と;容器を開閉するために容器ネック上のね じと協働する内部ねじを有し前記蓋から垂下する環状スカートと;および 前記スカートと一体にそれから垂下する上方端部と、下方自由端部と、少なくと も1つの弱化ラインと、および前記下方自由端部内のカール形成部分であって、 前記キャップを最初に装着するときに容器締りばめ手段の下側と係合し、キャッ プを最初に取外すときにそれらと共に抵抗をなす減少内径寸法を有するカール形 成部分と、を含み、前記弱化ラインを分割させて、これにより容器の状態を指示 し、およびそれの前記機能を向上補強するところの発生応力をその中に生じさせ るプラスチックリング部分と;からなる捩り切り証拠型プラスチック回転キヤッ プ。
- 3.前記カール形成部分またはリングは、その係合機能および抵抗機能を向上す るために初期応力が負荷されるようにした請求の範囲第1項または第2項に記載 の捩り切り証拠型キャップ。
- 4.前記カール形成部分またはリングの外方部分は引張応力状態にあり、前記カ ール形成部分の内方容器係合部分は圧縮応力状態にあるようにした請求の範囲第 3項記載の捩り切り証拠型キャップ。
- 5.前記スカートとカール形成部分との間の前記リングバンド内に周縁方向に1 つの弱化ラインが設けられ、弱化ラインは最初にキャップを取外したときに分割 し破壊して、前記リングを容器上に残し、これにより容器の状態を指示するよう にした請求の範囲第1項または第2項に記載の振り切り証拠型キャップ。
- 6.前記カール部分またはリング内に垂直方向に1つの弱化ラインが設けられ、 弱化ラインはその点でリングを破壊し分割して、キャップ全体が取外し可能であ り、これにより容器の状態を指示するようにした請求の範囲第1項または第2項 に記載の捩り切り証拠型キャップ。
- 7.前記カール形成部分またはリングは、開放したQ,J,Uまたはコイルから なる群から選択された曲線状断面を有するようにした請求の範囲第1項または第 2項に記載の捩り切り証拠キャツプ。
- 8.前記カール形成部分またはリングは中空開放Oリングであるようにした請求 の範囲第1項または第2項記載の振り切り証拠型キャップ。
- 9.前記カール形成部分またはリングは中空コイルリングであるようにした請求 の範囲第1項または第2項に記載の振り切り証拠型キャップ。
- 10.前記カール形成部分またはリングはJ断面形状を有するようにした請求の 範囲第1項または第2項に記載の捩り切り証拠型キャップ。
- 11.前記カール形状部分またはリングはU断面形状を有するようにした請求の 範囲第1項または第2項記載の振り切り証拠型キャップ。
- 12.キャップのプラスチックは、ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリスチレ ン,アクリロニトリルースチレン−ブタジエン重合体、および他の半剛性ないし 剛性プラスチック材料からなる群から選択されるようにした請求の範囲第1項ま たは第2項に記載の振り切り証拠型キャップ。
- 13.容器用振り切り証拠型キャップの成形方法において; 容器の開閉のために容器と係合する内部手段を有する環状スカートと、前記スカ ートと一体にそれから垂下する上方端部と下方自由端部とを有する曲線状バンド 部分と、を有するキャップをアラスチックから射出成形すること; 前記バンド部分内に弱化ラインを設けること;およびキャップを容器から最初に 取外すときに抵抗により弱化ラインを分割させ、これにより容器の状態を指示す るようにその抵抗を与えるために、容器上の締りばめ手段と係合するカール形成 部分またはリングを設けるよう前記バンド部分の下方端部をカール成形すること ;からなるキャップの成形方法。
- 14.頂部壁と、垂下形環状スカートと、およびスカートと一体にそれから垂下 する上方端部および下方自由端部を有する管状バンドと、を有するアラスチック キャップから容器用捩り切り証拠型プラスチックキャップを成形する方法におい て; 管状バンドの下方自由端部をカール形成工具と係合させること;および キャップを容器から最初に取外すとき容器上の締りばめ手段と係合して抵抗を形 成するためのカール形状リングを形成するように、前記下方自由端部を環状壁か ら離れる方向にカールさせるような方向に前記工具を移動すること;からなるキ ャップの成形方法。
- 15.キャップを容器から最初に取外すときに前記カール形状リングと締りばめ 手段との間の抵抗により分割する弱化ラインを設けて、これにより容器の状態を 指示するようにした請求の範囲第13項または第14項に記載のキャップの成形 方法。
- 16.前記カール形成工具により形成される前記カール形成部分またはリングは 、開放したO,J,Uまたはコイルからなる群から選択された曲線状断面形状を 有するリングであるようにした請求の範囲第15項に記載のキャップの成形方法 。
- 17.前記カール形成部分またはリングは、そのカール成形のときに前記カール 形成工具により初期応力が負荷されるるようにした請求の範囲第16項に記載の キャップ成形方法。
- 18.前記カール形成部分またはリングは、前記カール形状リングの外方部分が 引張応力状態にあり容器係合内方部分が圧縮応力状態にあるように、前記カール 形成工具により初期応力が負荷されるようにした請求の範囲第16項に記載のキ ャップの成形の方法。
- 19.カール形成工具は環状曲線状作用面を有し、バンドの前記下方自由端部は 前記曲線状作用面の内方セグメントと係合して外向カール形成部分またはリング を形成するようにした請求の範囲第16項に記載のキャップの成形方法。
- 20.カール形成工具は環状曲線状作用面を有し、バンドの前記下方自由端部は 前記曲線状作用面の外方セグメントと係合して内方カール形成部分またはリング を形成するようにした請求の範囲第16項に記載のキャップの成形方法。
- 21.キャップは、ポリプロピレン,ポリエチレン,ポリスチレン,アクロニト リルースチレン−ブタジエン重合体、および他の半剛性ないし剛性プラスチック 材料からなる群から選択されたプラスチックから成形されるようにした請求の範 囲第16項に記載のキャップの成形方法。
- 22.蓋と、垂下形環状スカートと、スカートから垂下する上方端部および下方 自由端部を有する管状バンドと、を有するプラスチック射出成形キャップから容 器用捩り切り証拠型プラスチックキャップを成形する方法において; バンドの下方自由端部をカール形成工具の凹部用面と係合させること;および 前記下方端部が工具の曲線状作用面に沿って移動しながら外方または内方に転向 するように工具を移動し、これによりキャップを最初に取外すときに容器上の締 りばめ手段と係合して抵抗を形成するための曲線状リングを形成すること;から なるキャップの成形方法。
- 23.キャップを最初に取外すときに前記カール形成リングと容器上の締りばめ 手段との間の抵抗により分割する弱化ラインを少なくとも1つキャップのバンド 内に設け、これにより容器の状態を指示するようにした請求の範囲第22項に記 載の方法。
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