JPH07285565A - 捩り切り証拠型キャップ - Google Patents
捩り切り証拠型キャップInfo
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- JPH07285565A JPH07285565A JP7020770A JP2077095A JPH07285565A JP H07285565 A JPH07285565 A JP H07285565A JP 7020770 A JP7020770 A JP 7020770A JP 2077095 A JP2077095 A JP 2077095A JP H07285565 A JPH07285565 A JP H07285565A
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- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
- B65D41/34—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65D41/02—Caps or cap-like covers without lines of weakness, tearing strips, tags, or like opening or removal devices
- B65D41/04—Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation
- B65D41/0407—Threaded or like caps or cap-like covers secured by rotation with integral sealing means
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- B29C57/12—Rim rolling
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- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
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- B65D41/34—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
- B65D41/3442—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with rigid bead or projections formed on the tamper element and coacting with bead or projections on the container
- B65D41/3447—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with rigid bead or projections formed on the tamper element and coacting with bead or projections on the container the tamper element being integrally connected to the closure by means of bridges
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29L—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
- B29L2031/00—Other particular articles
- B29L2031/56—Stoppers or lids for bottles, jars, or the like, e.g. closures
- B29L2031/565—Stoppers or lids for bottles, jars, or the like, e.g. closures for containers
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B65D2401/00—Tamper-indicating means
- B65D2401/15—Tearable part of the closure
- B65D2401/35—Vertical or axial lines of weakness
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S215/00—Bottles and jars
- Y10S215/01—Fins
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- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
- Cartons (AREA)
- Electric Clocks (AREA)
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- Road Signs Or Road Markings (AREA)
- Packages (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 効果的なシール機能を果たすことが可能な捩
り切り証拠型キャップを提供する。 【構成】 頂部壁12と頂部壁から垂下するプラスチッ
クスカート14とからなり、スカートは弱化ライン17
と弾性的な下方自由端部22とを含み、下方自由端部は
容器との係合及び干渉機能を強化するためにプレストレ
スが与えられた少なくとも50゜の円弧状の弾性的なカ
ール部分24に形成されており、プレストレスが与えら
れたカール部分は、キャップの取付前には、スカートの
幅よりも狭くなっており、キャップを取り付ける際に
は、容器と干渉をなし、キャップが最初に容器から取り
外される際、弱化ラインを分離させて容器の状態を表示
する。
り切り証拠型キャップを提供する。 【構成】 頂部壁12と頂部壁から垂下するプラスチッ
クスカート14とからなり、スカートは弱化ライン17
と弾性的な下方自由端部22とを含み、下方自由端部は
容器との係合及び干渉機能を強化するためにプレストレ
スが与えられた少なくとも50゜の円弧状の弾性的なカ
ール部分24に形成されており、プレストレスが与えら
れたカール部分は、キャップの取付前には、スカートの
幅よりも狭くなっており、キャップを取り付ける際に
は、容器と干渉をなし、キャップが最初に容器から取り
外される際、弱化ラインを分離させて容器の状態を表示
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器の状態を指示する
捩り切り証拠(tamper evidence)型プラスチックキャ
ップ、とくに、たとえば容器が一回開けられたこと、す
なわち捩り切られていることなどのような容器状態につ
いて明確で誤りのない指示を与えるように分割または切
離し部分を有するキャップに関する。
捩り切り証拠(tamper evidence)型プラスチックキャ
ップ、とくに、たとえば容器が一回開けられたこと、す
なわち捩り切られていることなどのような容器状態につ
いて明確で誤りのない指示を与えるように分割または切
離し部分を有するキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】垂下形切離しリングおよび分割部分によ
って捩り切りを指示するびんキャップが現在広く使用さ
れているけれども、これらはその製造と性能の面で多く
の欠点と制約とを有する。
って捩り切りを指示するびんキャップが現在広く使用さ
れているけれども、これらはその製造と性能の面で多く
の欠点と制約とを有する。
【0003】スカートの下部分が、間隔をなして設けら
れたブリッジを有する周縁弱化ラインと、その下側でキ
ャップ装着時にびんネック上下に周縁固定リングを内方
へロール成形されて固定リングと締りばめを形成するリ
ング部分と、を有するような切離しリングキャップの製
造には、アルミニウムのような可鍛金属が使用されてき
た。容器のキャップが取外されるとき、ブリッジは破壊
して垂下形リングがびんネックに付着した状態でとりの
こされる。垂下形リングが破壊して、キャップを容器か
ら取外すときに、破壊したリング部分がキャップに付着
したままであるようなキャップ設計もオプションとして
可能であり、この場合は周縁上にある間隔で垂直な弱化
ラインが追加される。このようなキャップ設計の性能上
の共通欠点は、この性能は完全に、キャップロール加工
作業時に維持される制御にかかっていることで、この作
業は包装ラインで行われるのでしばしば制御が十分では
なく、したがって製造後このようなキャップで捩り切り
がされてないことがある。金属ロール加工キャップを使
用するときの他の欠点および制約は、ときどき成形不良
によりねじがゆるみやすいこと、とくにキャップ装着お
よび再シールがやりにくく技巧を要するようなガラスび
んの場合のびんネックとの大きな摩擦抵抗、キャップに
凹みが与えられるとシール性がしばしば失われること
(これはとくに内容物が加圧されている場合にみられ
る)、キャップを適切に掴むのに必要な外側のひだ付け
の不足によりキャップが取外しにくいこと、およびその
剛性を高めるにはコストがかかることなどである。これ
らの制約のうちのあるものは、キャップ装着の前に、周
縁弱化ラインおよびその下側の締付けビードを有するリ
ングを含めてキャップ全体を予備成形することにより減
少または除去可能である。しかしながら、このようなキ
ャップは非弾性の性質を有するので、ネックの設計およ
びキャップスカートの設計に特定の考慮が必要である
が、それでも独自の種類の制約および欠点、ならびにそ
れと協働するのに適した容器材料種類の選択制限は残
る。たとえば米国特許第3460703号明細書参照。
れたブリッジを有する周縁弱化ラインと、その下側でキ
ャップ装着時にびんネック上下に周縁固定リングを内方
へロール成形されて固定リングと締りばめを形成するリ
ング部分と、を有するような切離しリングキャップの製
造には、アルミニウムのような可鍛金属が使用されてき
た。容器のキャップが取外されるとき、ブリッジは破壊
して垂下形リングがびんネックに付着した状態でとりの
こされる。垂下形リングが破壊して、キャップを容器か
ら取外すときに、破壊したリング部分がキャップに付着
したままであるようなキャップ設計もオプションとして
可能であり、この場合は周縁上にある間隔で垂直な弱化
ラインが追加される。このようなキャップ設計の性能上
の共通欠点は、この性能は完全に、キャップロール加工
作業時に維持される制御にかかっていることで、この作
業は包装ラインで行われるのでしばしば制御が十分では
なく、したがって製造後このようなキャップで捩り切り
がされてないことがある。金属ロール加工キャップを使
用するときの他の欠点および制約は、ときどき成形不良
によりねじがゆるみやすいこと、とくにキャップ装着お
よび再シールがやりにくく技巧を要するようなガラスび
んの場合のびんネックとの大きな摩擦抵抗、キャップに
凹みが与えられるとシール性がしばしば失われること
(これはとくに内容物が加圧されている場合にみられ
る)、キャップを適切に掴むのに必要な外側のひだ付け
の不足によりキャップが取外しにくいこと、およびその
剛性を高めるにはコストがかかることなどである。これ
らの制約のうちのあるものは、キャップ装着の前に、周
縁弱化ラインおよびその下側の締付けビードを有するリ
ングを含めてキャップ全体を予備成形することにより減
少または除去可能である。しかしながら、このようなキ
ャップは非弾性の性質を有するので、ネックの設計およ
びキャップスカートの設計に特定の考慮が必要である
が、それでも独自の種類の制約および欠点、ならびにそ
れと協働するのに適した容器材料種類の選択制限は残
る。たとえば米国特許第3460703号明細書参照。
【0004】金属捩り切り証拠型キャップには上記のよ
うに欠点および制約があるので、この目的のためにプラ
スチックキャップの使用に実質的な関心が向けられてき
た。プラスチックキャップは、キャップ取り外しが容易
で再シールに信頼性があること、凹みにも強くシール損
失がないこと、掴みやすいように外側に刻みが形成しや
すいこと、および比較的コストが安いこと、などの点で
有望である。しかしながら、プラスチックキャップは、
その製造、キャップ装着、および以後の性能などで異な
る種類の制限を受ける。初期の捩り切り証拠型プラスチ
ックキャップは、びんネック固定リングと係合するため
に熱収縮が可能な垂下形リングを有していた。しかしな
がら、この方法は包装装置に対し追加のびん工程作業
と、キャップ装着後にリングを加熱収縮する費用とを要
した。さらに、作業を正確に制御することが困難なの
で、異常収縮が起っても捩りがまだ行われていないのに
もかかわらずキャップはすでに捩り切り状態になってい
ることもあった。
うに欠点および制約があるので、この目的のためにプラ
スチックキャップの使用に実質的な関心が向けられてき
た。プラスチックキャップは、キャップ取り外しが容易
で再シールに信頼性があること、凹みにも強くシール損
失がないこと、掴みやすいように外側に刻みが形成しや
すいこと、および比較的コストが安いこと、などの点で
有望である。しかしながら、プラスチックキャップは、
その製造、キャップ装着、および以後の性能などで異な
る種類の制限を受ける。初期の捩り切り証拠型プラスチ
ックキャップは、びんネック固定リングと係合するため
に熱収縮が可能な垂下形リングを有していた。しかしな
がら、この方法は包装装置に対し追加のびん工程作業
と、キャップ装着後にリングを加熱収縮する費用とを要
した。さらに、作業を正確に制御することが困難なの
で、異常収縮が起っても捩りがまだ行われていないのに
もかかわらずキャップはすでに捩り切り状態になってい
ることもあった。
【0005】熱収縮方法による捩り切り証拠型プラスチ
ックキャップにも問題があるので、キャップ装着作業の
前に、ネックとの締りばめを形成するために必要なリン
グアンダカットを形成することに関心が向けられた。今
日この目標は達成されてはいるが、この場合も、アンダ
カットを設けるための製作上の複雑さとコスト高などの
好ましくない妥協、ならびにリング設計およびプラスチ
ック材料固有の性状および特性に基づく捩り切り機能を
実現する上の有効性の減少などを伴なっている。固体の
射出成形周縁ビードであるリングアンダカットは、ポリ
スチレンのようなより剛性な「非可塑性」ポリマーを使
用できず、また射出成形コストを上げ成形生産性を低下
させる複雑な部分型抜き方式を使用する金型が必要なの
で、製造が複雑でコストが追加される。弱化ラインを設
けるために、射出成形に続いてスリット入れ作業も必要
となる。しかしながら、このような妥協をもってしても
可能なアンダカットの量にも限度があるので、捩り切り
証拠方式にも限度があろう。すなわち、この形状は通常
用途において適切に実行をするには十分な程度にびんネ
ックの把握はできるが、捩り切りが強いときはもはや抵
抗できない。このような形状の性能は、キャップ装着時
にプラスチックを弾性限以上に伸長し、それらの直径を
増大し、これによりリングの容器との締りばめ力を低下
させるようなプラスチック材料の変形および伸長しやす
い本来の性質により阻害される。さらにこのような切り
離しリングは、容器ネックに応力が連続的に負荷された
まま係合していることがあるので、長時間経過後には塑
性クリープを発生し、さらに把握係合の付着力を弱め、
捩り切り証拠体の一体性を低下する。
ックキャップにも問題があるので、キャップ装着作業の
前に、ネックとの締りばめを形成するために必要なリン
グアンダカットを形成することに関心が向けられた。今
日この目標は達成されてはいるが、この場合も、アンダ
カットを設けるための製作上の複雑さとコスト高などの
好ましくない妥協、ならびにリング設計およびプラスチ
ック材料固有の性状および特性に基づく捩り切り機能を
実現する上の有効性の減少などを伴なっている。固体の
射出成形周縁ビードであるリングアンダカットは、ポリ
スチレンのようなより剛性な「非可塑性」ポリマーを使
用できず、また射出成形コストを上げ成形生産性を低下
させる複雑な部分型抜き方式を使用する金型が必要なの
で、製造が複雑でコストが追加される。弱化ラインを設
けるために、射出成形に続いてスリット入れ作業も必要
となる。しかしながら、このような妥協をもってしても
可能なアンダカットの量にも限度があるので、捩り切り
証拠方式にも限度があろう。すなわち、この形状は通常
用途において適切に実行をするには十分な程度にびんネ
ックの把握はできるが、捩り切りが強いときはもはや抵
抗できない。このような形状の性能は、キャップ装着時
にプラスチックを弾性限以上に伸長し、それらの直径を
増大し、これによりリングの容器との締りばめ力を低下
させるようなプラスチック材料の変形および伸長しやす
い本来の性質により阻害される。さらにこのような切り
離しリングは、容器ネックに応力が連続的に負荷された
まま係合していることがあるので、長時間経過後には塑
性クリープを発生し、さらに把握係合の付着力を弱め、
捩り切り証拠体の一体性を低下する。
【0006】切離しリング上に固体射出成形アンダカッ
トを有するプラスチックキャップを製造することに関連
する問題を解決しようとする試みの結果、内部リング上
に複数のフラップを成形する設計および製造方法が考案
され、フラップは金型から抜出す途中で折返され、キャ
ップ装着の前に締りばめ位置内に逐次折重ねられる。た
とえば、米国特許第4497765号明細書、米国特許
第4394918号明細書および米国特許第44705
13号明細書を参照。しかしながら、これらの方法で
は、複雑で高価な金型、射出成形に続く製造作業などを
含む製造上の問題を含み、あるいは、締りばめ形成用フ
ラップが折り返りやすいことにより、捩り切り力が強い
場合捩り切り証拠体が容易に役をなさないことがあっ
た。
トを有するプラスチックキャップを製造することに関連
する問題を解決しようとする試みの結果、内部リング上
に複数のフラップを成形する設計および製造方法が考案
され、フラップは金型から抜出す途中で折返され、キャ
ップ装着の前に締りばめ位置内に逐次折重ねられる。た
とえば、米国特許第4497765号明細書、米国特許
第4394918号明細書および米国特許第44705
13号明細書を参照。しかしながら、これらの方法で
は、複雑で高価な金型、射出成形に続く製造作業などを
含む製造上の問題を含み、あるいは、締りばめ形成用フ
ラップが折り返りやすいことにより、捩り切り力が強い
場合捩り切り証拠体が容易に役をなさないことがあっ
た。
【0007】他の問題は、固定リング寸法は変わるので
標準びんネック設計はしばしば変化し、予備成形された
切離しリングを有する従来のプラスチックキャップは単
一のびんネック設計について仕様されることに関連す
る。その結果、所定の製造金型から作られるキャップ
は、同一びんネック固定リング設計および寸法を使用す
る包装機に使用されるだけである。このことは多数の小
さい金型を使用しなければならないことを意味し、この
結果生産能率は低下し、キャップ製造コストは増加す
る。
標準びんネック設計はしばしば変化し、予備成形された
切離しリングを有する従来のプラスチックキャップは単
一のびんネック設計について仕様されることに関連す
る。その結果、所定の製造金型から作られるキャップ
は、同一びんネック固定リング設計および寸法を使用す
る包装機に使用されるだけである。このことは多数の小
さい金型を使用しなければならないことを意味し、この
結果生産能率は低下し、キャップ製造コストは増加す
る。
【0008】破片になるものおよびキャップに付着した
ままのものである垂下形リングを含む金属またはプラス
チックキャップを製造するのは、即述の種々の欠点のた
めに、ロール加工金属または熱収縮プラスチックリング
を使用するのでなければ一般に不可能であった。射出成
形リングアンダカットと垂直弱化ラインとを有するプラ
スチックキャップは、金型を抜取る間またはキャップ装
着の間に早期に破壊するという問題がある。
ままのものである垂下形リングを含む金属またはプラス
チックキャップを製造するのは、即述の種々の欠点のた
めに、ロール加工金属または熱収縮プラスチックリング
を使用するのでなければ一般に不可能であった。射出成
形リングアンダカットと垂直弱化ラインとを有するプラ
スチックキャップは、金型を抜取る間またはキャップ装
着の間に早期に破壊するという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、垂下形切
離しリング特性を有する既知の捩り切り証拠型キャップ
には選択材料の本来の特性に関連した欠点や問題がつき
まとうが、それらは、包装ライン上での制御しにくい作
業を実行する必要性、複雑で高価な製造工具、低生産能
率と高コスト、より剛性なプラスチックの使用は制約さ
れること、および捩り切り力がつよいときにこの形状が
比較的弱いこと、およびその他の問題などであった。
離しリング特性を有する既知の捩り切り証拠型キャップ
には選択材料の本来の特性に関連した欠点や問題がつき
まとうが、それらは、包装ライン上での制御しにくい作
業を実行する必要性、複雑で高価な製造工具、低生産能
率と高コスト、より剛性なプラスチックの使用は制約さ
れること、および捩り切り力がつよいときにこの形状が
比較的弱いこと、およびその他の問題などであった。
【0010】そこで、本発明は上記の問題点を解決する
ためになされたものであって、本発明の目的は、下部の
切離しまたは分割リング部分を有する新規で独特な容器
用捩り切り証拠型キャップを提供することにある。すな
わち、本発明によれば、キャップは簡単な設計であり、
金型コストおよび製造コストは低く、制御は容易で均一
な品質と性能が得られ、適切なプラスチックは広範囲か
ら設定可能であり、種々の容器ネック設計および寸法の
ものと協働可能であり、捩り切り証拠体は破壊しにく
く、また負荷された応力はキャップの係合および干渉機
能を補強する。
ためになされたものであって、本発明の目的は、下部の
切離しまたは分割リング部分を有する新規で独特な容器
用捩り切り証拠型キャップを提供することにある。すな
わち、本発明によれば、キャップは簡単な設計であり、
金型コストおよび製造コストは低く、制御は容易で均一
な品質と性能が得られ、適切なプラスチックは広範囲か
ら設定可能であり、種々の容器ネック設計および寸法の
ものと協働可能であり、捩り切り証拠体は破壊しにく
く、また負荷された応力はキャップの係合および干渉機
能を補強する。
【0011】言い換えると、これらの発明の目的は、不
正にキャップを開封することを困難とすることができ、
多様な容器のネックの設計および寸法にも有効に適用可
能であり、かつ、通常の包装ラインで複雑で高価な製造
工具を必要とすることなく低いコストで高い生産効率を
持って製造可能な容器用捩り切り証拠型キャップを提供
することにある。
正にキャップを開封することを困難とすることができ、
多様な容器のネックの設計および寸法にも有効に適用可
能であり、かつ、通常の包装ラインで複雑で高価な製造
工具を必要とすることなく低いコストで高い生産効率を
持って製造可能な容器用捩り切り証拠型キャップを提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に基づく容器用捩り切り証拠型キャップは、
頂部壁と前記頂部壁から垂下するプラスチックスカート
とからなり、前記スカートは、弱化ラインと弾性的な下
方自由端部とを含み、前記下方自由端部は、容器との係
合及び干渉機能を向上させるためにプレストレスが与え
られた少なくとも50゜の円弧状の弾性的なカール部分
に形成されており、プレストレスが与えられた前記カー
ル部分は、キャップの取付前には、前記スカートの幅よ
りも狭くなっており、キャップを取り付ける際には、容
器と干渉をなし、キャップが最初に容器から取り外され
る際、前記弱化ラインを分離させて容器の状態を表示す
るようになっている。
に、本発明に基づく容器用捩り切り証拠型キャップは、
頂部壁と前記頂部壁から垂下するプラスチックスカート
とからなり、前記スカートは、弱化ラインと弾性的な下
方自由端部とを含み、前記下方自由端部は、容器との係
合及び干渉機能を向上させるためにプレストレスが与え
られた少なくとも50゜の円弧状の弾性的なカール部分
に形成されており、プレストレスが与えられた前記カー
ル部分は、キャップの取付前には、前記スカートの幅よ
りも狭くなっており、キャップを取り付ける際には、容
器と干渉をなし、キャップが最初に容器から取り外され
る際、前記弱化ラインを分離させて容器の状態を表示す
るようになっている。
【0013】また、上記目的を達成するために、本発明
に基づく容器用捩り切り証拠型キャップは、頂部壁と前
記頂部壁から垂下するプラスチックスカートとからな
り、前記スカートは、弱化ラインと、端縁を備える弾性
的な下方自由端部とを含み、前記下方自由端部は、Oま
たはコイルからなる群から選択された曲線状断面形状に
カールされ、前記カール部分は、キャップの取付前に
は、前記スカートの幅よりも狭くなっており、キャップ
を取り付ける際には、容器と干渉をなし、キャップが最
初に容器から取り外される際、前記弱化ラインを分離さ
せて容器の状態を表示するようになっている。
に基づく容器用捩り切り証拠型キャップは、頂部壁と前
記頂部壁から垂下するプラスチックスカートとからな
り、前記スカートは、弱化ラインと、端縁を備える弾性
的な下方自由端部とを含み、前記下方自由端部は、Oま
たはコイルからなる群から選択された曲線状断面形状に
カールされ、前記カール部分は、キャップの取付前に
は、前記スカートの幅よりも狭くなっており、キャップ
を取り付ける際には、容器と干渉をなし、キャップが最
初に容器から取り外される際、前記弱化ラインを分離さ
せて容器の状態を表示するようになっている。
【0014】また、上記目的を達成するために、本発明
に基づく容器用捩り切り証拠型キャップは、頂部壁と前
記頂部壁から垂下するプラスチックスカートとからな
り、前記スカートは、弱化ラインと、端縁まで延びる弾
性的な下方自由端部とを含み、前記下方自由端部は、前
記スカートから内側にOまたはコイルからなる群から選
択され且つ応力を与えられた曲線状断面形状にカールさ
れ、前記カール部分は、キャップの取付前には、前記ス
カートの内側の幅よりも狭くなっており、キャップを取
り付ける際には、容器と干渉をなし、キャップが最初に
容器から取り外される際、前記弱化ラインを分離させて
容器の状態を表示するようになっている。
に基づく容器用捩り切り証拠型キャップは、頂部壁と前
記頂部壁から垂下するプラスチックスカートとからな
り、前記スカートは、弱化ラインと、端縁まで延びる弾
性的な下方自由端部とを含み、前記下方自由端部は、前
記スカートから内側にOまたはコイルからなる群から選
択され且つ応力を与えられた曲線状断面形状にカールさ
れ、前記カール部分は、キャップの取付前には、前記ス
カートの内側の幅よりも狭くなっており、キャップを取
り付ける際には、容器と干渉をなし、キャップが最初に
容器から取り外される際、前記弱化ラインを分離させて
容器の状態を表示するようになっている。
【0015】一般に本発明のキャップは、キャップと着
脱可能に係合する上方手段とキャップのリング部分と締
りばめをなす下方手段とを有する垂下ネックを備え、リ
ップまたは端縁で包囲された開口を有する容器に使用さ
れるので、リングは、キャップを取外したとき、キャッ
プから切離されるか、または断片に分割されてキャップ
に付着したままとなるかのいずれかである。
脱可能に係合する上方手段とキャップのリング部分と締
りばめをなす下方手段とを有する垂下ネックを備え、リ
ップまたは端縁で包囲された開口を有する容器に使用さ
れるので、リングは、キャップを取外したとき、キャッ
プから切離されるか、または断片に分割されてキャップ
に付着したままとなるかのいずれかである。
【0016】本発明のキャップは、容器を閉じたりひら
いたりするための蓋と、容器を閉じたり開いたりするた
めの容器係合手段と着脱可能に係合するための手段を有
する垂下形スカートと、スカートから垂下してその下方
端部にカール形成部分を有するプラスチックリングとを
有するが、カール形成部分は、容器締りばめ手段の下側
と係合する減少内径寸法を提供し、この減少内径寸法は
その中に係合機能を向上補強する発生応力を有する。さ
らに、スカートとカール形成部分との間の中間周縁弱化
ラインとして、あるいはその両方として、リング内に弱
化ラインが含められる。
いたりするための蓋と、容器を閉じたり開いたりするた
めの容器係合手段と着脱可能に係合するための手段を有
する垂下形スカートと、スカートから垂下してその下方
端部にカール形成部分を有するプラスチックリングとを
有するが、カール形成部分は、容器締りばめ手段の下側
と係合する減少内径寸法を提供し、この減少内径寸法は
その中に係合機能を向上補強する発生応力を有する。さ
らに、スカートとカール形成部分との間の中間周縁弱化
ラインとして、あるいはその両方として、リング内に弱
化ラインが含められる。
【0017】キャップ装着時、カール形成部分は十分に
弾性があるので、容器締りばめ手段の周囲を超えて下方
に通過しそれと締りばめを形成しても、前記弱化ライン
に表面欠陥が現われることはない。最初にキャップを取
外すとき、周縁弱化ラインが破壊してリングを容器上に
残すか、または垂直弱化ラインが破壊してリングを断片
に分割してキャップ全体が取外せるようになるかのいず
れかである。いずれの場合にも捩り切りまたは開放の明
確な証拠が提供される。
弾性があるので、容器締りばめ手段の周囲を超えて下方
に通過しそれと締りばめを形成しても、前記弱化ライン
に表面欠陥が現われることはない。最初にキャップを取
外すとき、周縁弱化ラインが破壊してリングを容器上に
残すか、または垂直弱化ラインが破壊してリングを断片
に分割してキャップ全体が取外せるようになるかのいず
れかである。いずれの場合にも捩り切りまたは開放の明
確な証拠が提供される。
【0018】好ましい実施例においては、キャップは射
出成形され、射出成形された状態においてはキャップは
キャップスカートから垂下する全体が円筒状のチューブ
またはバンドを含み、チューブまたはバンドは本発明の
工具により再成形されて、カール形成リング部分下方お
よび内方および/または外方部分を、O,U,Jまたは
コイルのような所定の曲線状断面形状に成形する。代表
的な本発明の所定断面形状として、28mmキャップに
対しポリプロピレンバンドで、少なくとも約5%の減少
内径寸法と少なくとも約50度の円弧または曲線状部分
とを与えることが可能である。
出成形され、射出成形された状態においてはキャップは
キャップスカートから垂下する全体が円筒状のチューブ
またはバンドを含み、チューブまたはバンドは本発明の
工具により再成形されて、カール形成リング部分下方お
よび内方および/または外方部分を、O,U,Jまたは
コイルのような所定の曲線状断面形状に成形する。代表
的な本発明の所定断面形状として、28mmキャップに
対しポリプロピレンバンドで、少なくとも約5%の減少
内径寸法と少なくとも約50度の円弧または曲線状部分
とを与えることが可能である。
【0019】好ましい実施例においては、円筒状バンド
はカール成形により、その外径は代表的には初期の外径
の値に近く、その内径は容器ネックの係合部分の外径よ
りやや小となるような中空0リング形状に再成形され
る。再成形はカール形成工具により行われ、工具は円筒
状の予備成形チューブの端縁を圧縮し、これにより端縁
を内方に次に外方に転向させ、それから上方へ工具の曲
線状作用面上でこのような移動の向きを徐々に変えてい
く。予備成形部の下方自由端部にテーパを設けることに
より、カール成形作用の開始が容易となる。このような
カール成形作用は、この時点では「J」形状または半円
形半径方向断面を形成する。工具が円筒状予備成形部を
さらに圧縮していって端縁が工具の曲線状作用面から離
れると、連続的な圧縮および塑性記憶による負荷応力に
より端縁は上方および外方方向をとり、これにより中空
「0」リング形状の形成を完成する。
はカール成形により、その外径は代表的には初期の外径
の値に近く、その内径は容器ネックの係合部分の外径よ
りやや小となるような中空0リング形状に再成形され
る。再成形はカール形成工具により行われ、工具は円筒
状の予備成形チューブの端縁を圧縮し、これにより端縁
を内方に次に外方に転向させ、それから上方へ工具の曲
線状作用面上でこのような移動の向きを徐々に変えてい
く。予備成形部の下方自由端部にテーパを設けることに
より、カール成形作用の開始が容易となる。このような
カール成形作用は、この時点では「J」形状または半円
形半径方向断面を形成する。工具が円筒状予備成形部を
さらに圧縮していって端縁が工具の曲線状作用面から離
れると、連続的な圧縮および塑性記憶による負荷応力に
より端縁は上方および外方方向をとり、これにより中空
「0」リング形状の形成を完成する。
【0020】他の実施例において、円筒状部分の圧縮が
この点を超えてさらに進行し、コイルリングを形成する
ことが可能である。
この点を超えてさらに進行し、コイルリングを形成する
ことが可能である。
【0021】カール成形作業を容易にし、またはカール
成形されるリングの寸法、形状または性状を変更するた
めに、カール形成工具を加熱し、回転させ、またはその
成形の間に円筒状部分の自由端部に沿ってローラ圧延し
てもよい。円筒状部分の自由端部の周縁は同時にカール
成形してもよいし、順次にカール成形してもよい。他の
実施例においては、リングキャップは、その寸法、形状
または性状を変更するために、キャツプを装着する前に
短時間高温に暴露してもよいし、またはリング用予備成
形部を同じ目的で熱処理してもよい。
成形されるリングの寸法、形状または性状を変更するた
めに、カール形成工具を加熱し、回転させ、またはその
成形の間に円筒状部分の自由端部に沿ってローラ圧延し
てもよい。円筒状部分の自由端部の周縁は同時にカール
成形してもよいし、順次にカール成形してもよい。他の
実施例においては、リングキャップは、その寸法、形状
または性状を変更するために、キャツプを装着する前に
短時間高温に暴露してもよいし、またはリング用予備成
形部を同じ目的で熱処理してもよい。
【0022】本発明の特徴は、キャツプリング下方端部
部分を再成形するカール成形作用の使用は、内径を減少
した所定の「0」リングまたは他の形状を形成するばか
りでなく、その部分のプラスチックの本来の性質も改良
してそのネックの係合強さを補強することである。すな
わち、カール成形作業は、下方端部部分内のプラスチッ
クの変形および再成形の間にその中に内蔵応力(プレス
トレス)を与え、この応力はその機能を向上するように
分配される。このプレストレスは、「0」リング形状の
外方部分を引張すなわち伸張状態に置き、内方のネック
係合部分をこれにバランスする圧縮状態に置く。このよ
うな圧縮状態はプラスチックの有効弾性限界および引張
り強さを増大させるので、リングは、一時的または永久
の延びおよびそれと協働するネック締りばめ手段との抵
抗損失に対し十分抵抗を示すであろう。
部分を再成形するカール成形作用の使用は、内径を減少
した所定の「0」リングまたは他の形状を形成するばか
りでなく、その部分のプラスチックの本来の性質も改良
してそのネックの係合強さを補強することである。すな
わち、カール成形作業は、下方端部部分内のプラスチッ
クの変形および再成形の間にその中に内蔵応力(プレス
トレス)を与え、この応力はその機能を向上するように
分配される。このプレストレスは、「0」リング形状の
外方部分を引張すなわち伸張状態に置き、内方のネック
係合部分をこれにバランスする圧縮状態に置く。このよ
うな圧縮状態はプラスチックの有効弾性限界および引張
り強さを増大させるので、リングは、一時的または永久
の延びおよびそれと協働するネック締りばめ手段との抵
抗損失に対し十分抵抗を示すであろう。
【0023】このように、キャップリング部分を成形す
るのに使用される本発明のカール成形方法は、一方でプ
ラスチックの弾性限界および引張限界を超えて所定の形
状および締りばめ手段を形成するばかりでなく、他方で
は重要なネック係合機能をなすリング部分内の弾性限界
および引張限界を大きく向上させるという性質を与える
ということに注目することは意義がある。
るのに使用される本発明のカール成形方法は、一方でプ
ラスチックの弾性限界および引張限界を超えて所定の形
状および締りばめ手段を形成するばかりでなく、他方で
は重要なネック係合機能をなすリング部分内の弾性限界
および引張限界を大きく向上させるという性質を与える
ということに注目することは意義がある。
【0024】本発明の他の特徴は、キャップは射出成形
状態において、従来技術によるキャップ設計におけるよ
うに、生産金型からキャップを抜取るときに邪魔になる
ような抵抗用のビードまたはその他の形状が円筒状チュ
ーブの内部から突出していないことである。したがっ
て、型抜き機構に簡単で低コストのものが使用可能であ
る。
状態において、従来技術によるキャップ設計におけるよ
うに、生産金型からキャップを抜取るときに邪魔になる
ような抵抗用のビードまたはその他の形状が円筒状チュ
ーブの内部から突出していないことである。したがっ
て、型抜き機構に簡単で低コストのものが使用可能であ
る。
【0025】たとえばポリプロピレンおよびポリエチレ
ンのような半剛性プラスチックから製造されるとき、通
常のように回転ねじ戻し、側面押し機構などの金型部品
および金型作業を必要とすることなくキャップ全体を金
型から抜き取ることが可能で、金型キャビティもより狭
い間隔で配置可能である。低コスト長寿命の金型と、成
形サイクルあたり大量のキャップが生産できることによ
る生産率の向上と、および成形サイクル時間の短縮と、
により製作費は低下する。
ンのような半剛性プラスチックから製造されるとき、通
常のように回転ねじ戻し、側面押し機構などの金型部品
および金型作業を必要とすることなくキャップ全体を金
型から抜き取ることが可能で、金型キャビティもより狭
い間隔で配置可能である。低コスト長寿命の金型と、成
形サイクルあたり大量のキャップが生産できることによ
る生産率の向上と、および成形サイクル時間の短縮と、
により製作費は低下する。
【0026】キャップの円筒状チューブ部分は、射出成
形状態において型抜きの邪魔をするアンダーカットをも
たないという事実から得られる本発明の他の特徴は、た
とえば内ねじのような他のキャップアンダーカットに対
し適切な射出手段が使用される追加仕様だけで、ポリス
チレンのように延び特性の低い半分剛性プラスチックが
使用可能であることである。この仕様は、回転ねじ戻し
コア金型または圧潰コア金型を用いるねじを成形するこ
とにより容易に満足され、これによりキャップ製作費は
このような剛性プラスチックを利用して製作費を下げた
りキャップ性能を向上したりという潜在的メリットを引
出すことが可能となる。このような剛性プラスチック
は、延びは大幅に低下するけれども、本発明のカール成
形を実施し成功させるのに充分な適切な延びの値を有す
る。この成功は大部分、本発明のカール成形方法により
きわめて大きい応力が負荷されることに基づくもので、
内側を圧縮することによりプラスチックの性質を向上
し、カール形成切離しリングの作用部分はその延びとそ
の点の強度とを増大する。
形状態において型抜きの邪魔をするアンダーカットをも
たないという事実から得られる本発明の他の特徴は、た
とえば内ねじのような他のキャップアンダーカットに対
し適切な射出手段が使用される追加仕様だけで、ポリス
チレンのように延び特性の低い半分剛性プラスチックが
使用可能であることである。この仕様は、回転ねじ戻し
コア金型または圧潰コア金型を用いるねじを成形するこ
とにより容易に満足され、これによりキャップ製作費は
このような剛性プラスチックを利用して製作費を下げた
りキャップ性能を向上したりという潜在的メリットを引
出すことが可能となる。このような剛性プラスチック
は、延びは大幅に低下するけれども、本発明のカール成
形を実施し成功させるのに充分な適切な延びの値を有す
る。この成功は大部分、本発明のカール成形方法により
きわめて大きい応力が負荷されることに基づくもので、
内側を圧縮することによりプラスチックの性質を向上
し、カール形成切離しリングの作用部分はその延びとそ
の点の強度とを増大する。
【0027】射出成形の後にリングアンダカットを形成
することから得られる本発明のキャップのさらに他の特
徴は、アンダーカットおよびびんネックとの締りばめの
大きさは、このようなアンダーカットを金型から抜取る
困難さの程度とは無関係で、それに制約されないことで
ある。したがって、びんネックとの大きな把握力を得る
ためにきわめて深いアンダーカット製作が可能で、これ
により使用者は捩り切り証拠体を破壊しようとしても容
易に破壊されず、通常使用においてはより信頼できる性
能を保証可能である。
することから得られる本発明のキャップのさらに他の特
徴は、アンダーカットおよびびんネックとの締りばめの
大きさは、このようなアンダーカットを金型から抜取る
困難さの程度とは無関係で、それに制約されないことで
ある。したがって、びんネックとの大きな把握力を得る
ためにきわめて深いアンダーカット製作が可能で、これ
により使用者は捩り切り証拠体を破壊しようとしても容
易に破壊されず、通常使用においてはより信頼できる性
能を保証可能である。
【0028】さらに本発明の他の特徴は、リングのカー
ル形成締りばめ部分の相対的な高さおよび直径は別個の
再成形作業で決定されるので、射出成形された単一キャ
ップは、ネック固定リングの高さおよび直径が異なる種
々のびんネック設計に適合するキャップを製造するのに
使用可能であることである。カール形成工具およびカー
ル成形作業のコストはキャップコスト全体にはほとんど
影響を与えないので、キャップ製作者は、多数の顧客ま
たはユーザに対し少数の大型製造金型から大量生産によ
り経済性を計ることが可能である。
ル形成締りばめ部分の相対的な高さおよび直径は別個の
再成形作業で決定されるので、射出成形された単一キャ
ップは、ネック固定リングの高さおよび直径が異なる種
々のびんネック設計に適合するキャップを製造するのに
使用可能であることである。カール形成工具およびカー
ル成形作業のコストはキャップコスト全体にはほとんど
影響を与えないので、キャップ製作者は、多数の顧客ま
たはユーザに対し少数の大型製造金型から大量生産によ
り経済性を計ることが可能である。
【0029】本発明の他の特徴は、本発明によるカール
成形作業はキャップの製作で行われる他の工程部分と一
連に、すなわちその工程の一部として行ってもよいこと
である。すなわち、それは製造金型を抜取る間または抜
取った結果として成形されてもよいし、またはライナ挿
入や蓋の装飾のようなキャップ仕上げ作業中またはその
作業の結果として行われてもよい。これはまた、本願と
同一出願人による米国特許出願第809058号明細書
のライナなしシールを製作するカール成形作業と同時か
またはその結果として行われてもよく、米国特許出願第
809058号明細書の開示全体はしたがって参照とし
て本明細書内に含まれる。またカール成形作業は通常の
制御または条件ほど厳密さが要求されないと説明してき
たので、均一製品を製造するための自動化運転は、低コ
スト高品質を達成するために適用可能である。
成形作業はキャップの製作で行われる他の工程部分と一
連に、すなわちその工程の一部として行ってもよいこと
である。すなわち、それは製造金型を抜取る間または抜
取った結果として成形されてもよいし、またはライナ挿
入や蓋の装飾のようなキャップ仕上げ作業中またはその
作業の結果として行われてもよい。これはまた、本願と
同一出願人による米国特許出願第809058号明細書
のライナなしシールを製作するカール成形作業と同時か
またはその結果として行われてもよく、米国特許出願第
809058号明細書の開示全体はしたがって参照とし
て本明細書内に含まれる。またカール成形作業は通常の
制御または条件ほど厳密さが要求されないと説明してき
たので、均一製品を製造するための自動化運転は、低コ
スト高品質を達成するために適用可能である。
【0030】リングのアンダカットを射出成形のあとで
製作することから得られる本発明の他の特徴は、周縁ま
たは垂直弱化ラインは容易にキャップに成形可能で、こ
れによりあとからスリット入れ作業を省略できることで
ある。予備成形(プリフォーム)チューブは型抜きに抵
抗する内部ビードをもたずチューブ自体はきわめて薄い
ので型抜きのときにほとんど抵抗がないことから、チュ
ーブをキャップの上方部分に固定しているブリッジは十
分に強くしてあるので型抜きのときでも破壊することは
ないが、使用中にキャップをびんネックから取外すとき
には容易に破壊する程度に弱くしてある。同じ理由で垂
直弱化ラインも予備成形チューブ内に容易に成形可能
で、この場合も型抜き中に事前に破損することはない。
このように本発明のキャップは、捩り切り証拠体として
熱収縮バンドを用いる現在製造中のキャップと同じ容易
さでしかも現在のキャップのような制限もなく射出成形
が可能である。
製作することから得られる本発明の他の特徴は、周縁ま
たは垂直弱化ラインは容易にキャップに成形可能で、こ
れによりあとからスリット入れ作業を省略できることで
ある。予備成形(プリフォーム)チューブは型抜きに抵
抗する内部ビードをもたずチューブ自体はきわめて薄い
ので型抜きのときにほとんど抵抗がないことから、チュ
ーブをキャップの上方部分に固定しているブリッジは十
分に強くしてあるので型抜きのときでも破壊することは
ないが、使用中にキャップをびんネックから取外すとき
には容易に破壊する程度に弱くしてある。同じ理由で垂
直弱化ラインも予備成形チューブ内に容易に成形可能
で、この場合も型抜き中に事前に破損することはない。
このように本発明のキャップは、捩り切り証拠体として
熱収縮バンドを用いる現在製造中のキャップと同じ容易
さでしかも現在のキャップのような制限もなく射出成形
が可能である。
【0031】弱化ラインが金型内で容易に成形可能であ
るという事実から得られる他の特徴は、顕著に成形され
たスロットとブリッジとの存在が全く一目暸然で、購入
前からこれは捩り切り証拠体であるとの消費者の注意を
引きつけるものとなることである。
るという事実から得られる他の特徴は、顕著に成形され
たスロットとブリッジとの存在が全く一目暸然で、購入
前からこれは捩り切り証拠体であるとの消費者の注意を
引きつけるものとなることである。
【0032】このように本発明のキャップは、設計が単
純であり、容易に捩り切れるものでなく信頼性があり、
融通性が改善され広い用途を有し、より剛性なプラスチ
ックを使用可能であり、プレストレスが与えられている
ことにより物理的性質を向上させており、および低コス
トである。
純であり、容易に捩り切れるものでなく信頼性があり、
融通性が改善され広い用途を有し、より剛性なプラスチ
ックを使用可能であり、プレストレスが与えられている
ことにより物理的性質を向上させており、および低コス
トである。
【0033】本発明のキャップ成形方法は、自動化で信
頼して実行でき、しかも特殊な制御や条件は必要としな
い。この成形方法は、低コスト長寿命の金型および工具
に基づいて低コストキャップを得る単純な作業、短かい
成形サイクル、1個の金型に複数のキャビティの密な配
置、生産金型内での弱化ラインの製作、および単一金型
からの製品の多種類用途の融通性から得られる大きな経
済性などからなる。
頼して実行でき、しかも特殊な制御や条件は必要としな
い。この成形方法は、低コスト長寿命の金型および工具
に基づいて低コストキャップを得る単純な作業、短かい
成形サイクル、1個の金型に複数のキャビティの密な配
置、生産金型内での弱化ラインの製作、および単一金型
からの製品の多種類用途の融通性から得られる大きな経
済性などからなる。
【0034】
【実施例】図1には、蓋12と、上方部分13を含む垂
下形周縁内ねじ付きスカート14と、中間周縁弱化ライ
ン17と、および下方切離しリング16と、を有するプ
ラスチック性半剛性ねじ付きキャップ10が示されてい
る。図示の切離しリング16は、円筒状上方端部20と
カール形成下方自由端部24とを含む。図示のように、
切離しリング16の端部24は内方にカール成形され、
中空環状「0」またはコイルリングを形成する。中間周
縁弱化ライン17は、上方スカート部分13を切離しリ
ング16の上方端部20に結合する複数個のブリッジ2
3と、ブリッジ23間にあってブリッジ23を分離する
スロット25とを含む。
下形周縁内ねじ付きスカート14と、中間周縁弱化ライ
ン17と、および下方切離しリング16と、を有するプ
ラスチック性半剛性ねじ付きキャップ10が示されてい
る。図示の切離しリング16は、円筒状上方端部20と
カール形成下方自由端部24とを含む。図示のように、
切離しリング16の端部24は内方にカール成形され、
中空環状「0」またはコイルリングを形成する。中間周
縁弱化ライン17は、上方スカート部分13を切離しリ
ング16の上方端部20に結合する複数個のブリッジ2
3と、ブリッジ23間にあってブリッジ23を分離する
スロット25とを含む。
【0035】図2は、リップすなわち端縁30を有する
下方自由端部22と、ブリッジ23と一体にブリッジ2
3内に伸張する間隔配置バンパ(緩衝器)19を有する
上方端部20と、を設けた円筒状バンド18を有して、
射出成形したままでリング16の形成前の、図1のキャ
ップ10を示す。
下方自由端部22と、ブリッジ23と一体にブリッジ2
3内に伸張する間隔配置バンパ(緩衝器)19を有する
上方端部20と、を設けた円筒状バンド18を有して、
射出成形したままでリング16の形成前の、図1のキャ
ップ10を示す。
【0036】図3ないし図5には、リング16のカール
形成部分24の好ましい成形方法が示される。図3に示
すように、キャップ10はホルダ62内に保持され、射
出成形のような通常の成形方法にて既に成形され、ブリ
ッジ23と一体の上方端部20と、カール成形前の下方
自由端部22と、を有する円筒状バンド18を設けてい
る。
形成部分24の好ましい成形方法が示される。図3に示
すように、キャップ10はホルダ62内に保持され、射
出成形のような通常の成形方法にて既に成形され、ブリ
ッジ23と一体の上方端部20と、カール成形前の下方
自由端部22と、を有する円筒状バンド18を設けてい
る。
【0037】リング16のカール形成部分24はカール
形成工具26にて成形され、カール形成工具26は図3
においては、予備成形バンド18のリップすなわち端縁
30と係合するようにキャップ10の下側に配置されて
いる。カール形成工具26は、カール形成「0」リング
部分24を形成し寸法を決定するのに適した凹断面の環
状溝28を含む。
形成工具26にて成形され、カール形成工具26は図3
においては、予備成形バンド18のリップすなわち端縁
30と係合するようにキャップ10の下側に配置されて
いる。カール形成工具26は、カール形成「0」リング
部分24を形成し寸法を決定するのに適した凹断面の環
状溝28を含む。
【0038】図4に示すように、成形作業は工具26の
溝28をバンド18の端縁30に押付けることにより完
成される。この実施例においては、凹部の中心を示す溝
28の最深部33はバンド18の円筒面の内方に配置さ
れる。これは図3に点線で示される。溝28はまた、工
具とキャップとの心出しを容易にするために、その凹部
に接して外方に傾斜部39を有する。端縁30が溝28
と最初に係合すると、ブリッジ23はつぶれ、円筒状バ
ンド18はそれに応答してわずかに回転する。ブリッジ
の寸法を、半径方向に大きく(および強く)周方向に小
さく(および弱く)することにより、この応答は確実に
なる。ブリッジ23がつぶれると、円筒状バンド18の
上方端部20はスロット25の上面27を押すが、スロ
ット25の上面27の内方端部上に設けられた突出制限
手段21と上面27自体とによりそれ以上の移動は制限
される。工具26のバンド18に対する相対運動が継続
されると、バンド18の円筒状側部はリップ30を基点
として内方および上方に押出されて仮のJ形状29の形
をとる。この相対運動が継続されるとリップ30は溝2
8から上方に押出され、同時に工具26により形状を決
定されながらその中に発生された応力に応答して外方に
押出され、これにより所定の「O」リングカール形状2
4を形成する。カール24の形成後カール形成工具26
はキャップ10から抜出され、キャップ10はキャップ
の装着が可能な状態となる。図3に示すように、下方自
由端部22の端縁30からテーパが形成され、これによ
りカール24の開始を容易にし、そこに全回転曲線を確
実に形成する。
溝28をバンド18の端縁30に押付けることにより完
成される。この実施例においては、凹部の中心を示す溝
28の最深部33はバンド18の円筒面の内方に配置さ
れる。これは図3に点線で示される。溝28はまた、工
具とキャップとの心出しを容易にするために、その凹部
に接して外方に傾斜部39を有する。端縁30が溝28
と最初に係合すると、ブリッジ23はつぶれ、円筒状バ
ンド18はそれに応答してわずかに回転する。ブリッジ
の寸法を、半径方向に大きく(および強く)周方向に小
さく(および弱く)することにより、この応答は確実に
なる。ブリッジ23がつぶれると、円筒状バンド18の
上方端部20はスロット25の上面27を押すが、スロ
ット25の上面27の内方端部上に設けられた突出制限
手段21と上面27自体とによりそれ以上の移動は制限
される。工具26のバンド18に対する相対運動が継続
されると、バンド18の円筒状側部はリップ30を基点
として内方および上方に押出されて仮のJ形状29の形
をとる。この相対運動が継続されるとリップ30は溝2
8から上方に押出され、同時に工具26により形状を決
定されながらその中に発生された応力に応答して外方に
押出され、これにより所定の「O」リングカール形状2
4を形成する。カール24の形成後カール形成工具26
はキャップ10から抜出され、キャップ10はキャップ
の装着が可能な状態となる。図3に示すように、下方自
由端部22の端縁30からテーパが形成され、これによ
りカール24の開始を容易にし、そこに全回転曲線を確
実に形成する。
【0039】また、本発明のカール成形作業を容易にす
るために、ポリスチレンの場合、カール成形サイクルで
1ないし5秒間、工具26を100〜300゜F(約3
7.77〜148.88℃)の温度に加熱してもよい。
図9ないし図13で後に説明するように、カール成形作
業によりカール24上に負荷される本発明の所定応力を
最大にするためには、低温度および低サイクルが望まし
い。
るために、ポリスチレンの場合、カール成形サイクルで
1ないし5秒間、工具26を100〜300゜F(約3
7.77〜148.88℃)の温度に加熱してもよい。
図9ないし図13で後に説明するように、カール成形作
業によりカール24上に負荷される本発明の所定応力を
最大にするためには、低温度および低サイクルが望まし
い。
【0040】28mmポリプロピレンキャップにおける
Oリングカール24の代表的な寸法は、カール高さまた
は幅は約0.050ないし0.120インチ(約1.2
7〜3.048mm)、肉厚は約0.015ないし0.
040インチ(約0.381〜1.016mm)であ
り、約270ないし540度カールしたときの半径方向
断面では円筒状バンド18の内径は約5ないし15%減
少する。
Oリングカール24の代表的な寸法は、カール高さまた
は幅は約0.050ないし0.120インチ(約1.2
7〜3.048mm)、肉厚は約0.015ないし0.
040インチ(約0.381〜1.016mm)であ
り、約270ないし540度カールしたときの半径方向
断面では円筒状バンド18の内径は約5ないし15%減
少する。
【0041】図6ないし図8では、キャップ10の切離
し捩り切り証拠形状として、外ねじ付きネック38と、
上方ねじ42と、および下方固定リング40と、を有す
るびん36(部分図示)用に、図1ないし図5のリング
16を使用した例が示されている。キャップ10がびん
ネック38上にねじ込まれると、固定リング40より寸
法の小さいリング16のカール形成内側部分32は、伸
長されるかまたは変形されて強制的に固定リング40上
に押込まれて、図7に示すように固定リングと締りばめ
係合をなす。リング16は固定リング40により上向運
動は制限されるので、ねじ緩め作用によりブリッジ23
は破壊してリング16をびんネック38上に取残すが、
これがびんが既に一端開放されてしまったことの証拠と
なる。この状態を図8に示す。キャップを取外す間にリ
ング16とスカート14の上方部分13との間の軸方向
の心出しを維持するために、各ブリッジ23の下側に間
隔をあけてバンパ19が配置される。もしこのバンパ1
9がなければ、いくつかのブリッジが破壊したあとで、
リング16が固定リング40の下側へ滑りずれることが
可能で、これによりねじ係合が無くなる前に残りのブリ
ッジ23を破壊できることになる。ブリッジ23の全部
ではなく1つ以上のいくつかが破壊したときバンパ19
が固定リング40の垂直面43と係合していれば、リン
グ16はブリッジ23のすべてが破壊するまでその軸方
向心出しが維持される。
し捩り切り証拠形状として、外ねじ付きネック38と、
上方ねじ42と、および下方固定リング40と、を有す
るびん36(部分図示)用に、図1ないし図5のリング
16を使用した例が示されている。キャップ10がびん
ネック38上にねじ込まれると、固定リング40より寸
法の小さいリング16のカール形成内側部分32は、伸
長されるかまたは変形されて強制的に固定リング40上
に押込まれて、図7に示すように固定リングと締りばめ
係合をなす。リング16は固定リング40により上向運
動は制限されるので、ねじ緩め作用によりブリッジ23
は破壊してリング16をびんネック38上に取残すが、
これがびんが既に一端開放されてしまったことの証拠と
なる。この状態を図8に示す。キャップを取外す間にリ
ング16とスカート14の上方部分13との間の軸方向
の心出しを維持するために、各ブリッジ23の下側に間
隔をあけてバンパ19が配置される。もしこのバンパ1
9がなければ、いくつかのブリッジが破壊したあとで、
リング16が固定リング40の下側へ滑りずれることが
可能で、これによりねじ係合が無くなる前に残りのブリ
ッジ23を破壊できることになる。ブリッジ23の全部
ではなく1つ以上のいくつかが破壊したときバンパ19
が固定リング40の垂直面43と係合していれば、リン
グ16はブリッジ23のすべてが破壊するまでその軸方
向心出しが維持される。
【0042】本発明のカール成形方法は、びんネックと
所定の締りばめを形成する中空「O」リング24または
本発明の他の形状を成形するばかりでなく、プラスチッ
クの本来の物理的性質を、そのネック把握力を向上する
ように変更も行なう。すなわち、内方を向く締りばめ部
分32のプラスチックは、カール成形作業中に負荷され
た応力によってより強く、より弾性を有し、クリープ抵
抗も向上する。これを図9ないし図12で説明しよう。
所定の締りばめを形成する中空「O」リング24または
本発明の他の形状を成形するばかりでなく、プラスチッ
クの本来の物理的性質を、そのネック把握力を向上する
ように変更も行なう。すなわち、内方を向く締りばめ部
分32のプラスチックは、カール成形作業中に負荷され
た応力によってより強く、より弾性を有し、クリープ抵
抗も向上する。これを図9ないし図12で説明しよう。
【0043】円筒状垂直壁18上に相互に反対の形状を
与えることにより、カール成形作業リング16の形状内
に応力を形成する。伸長されたリング16の部分は伸張
すなわち引張状態にあり、圧縮された部分は圧縮状態に
ある。応力は引張または圧縮の程度に応じて変り、ある
静的状態においては、各種の応力の合計および方向は相
互にバランスしている。最も関心のある応力は周(フー
プ)方向に負荷されるものであるが、その理由はキャッ
プリング16の内側部分32がびん固定リング40の抵
抗すなわち妨害(interference)に打勝つために引伸ば
されるのがこの方向だからである。
与えることにより、カール成形作業リング16の形状内
に応力を形成する。伸長されたリング16の部分は伸張
すなわち引張状態にあり、圧縮された部分は圧縮状態に
ある。応力は引張または圧縮の程度に応じて変り、ある
静的状態においては、各種の応力の合計および方向は相
互にバランスしている。最も関心のある応力は周(フー
プ)方向に負荷されるものであるが、その理由はキャッ
プリング16の内側部分32がびん固定リング40の抵
抗すなわち妨害(interference)に打勝つために引伸ば
されるのがこの方向だからである。
【0044】本発明の方法により形成される周(フー
プ)方向応力は、円筒状バンド18が「O」リング24
または本発明の他の形状リング16に再成形されるとき
に、円筒状バンド18のフープ直径が減少または増大す
ることに起因する。今、バンド18がフープ片の積重ね
で構成され、その各々が再成形形状を形成するために半
径方向に拡散(伸張)されたりまたは圧縮されたりしな
ければならないと仮定したとき、引張または圧縮の条件
は、図9および図10(それぞれ「O」リング24の半
径方向断面図および水平方向平面図)に示すように最終
形状のフープの各々に負荷されるのであろう。応力の値
は最初の円筒状バンド18の位置からの距離に関係し、
引張応力は、内側締りばめ部分32から最も遠い「O」
リング24のこの部分に配置された点Bで最大となり、
したがって固定リング40を把握するときに2次的に役
目を果し、最初の円筒状予備成形部(プリフォーム)1
8の中間位置では応力はゼロとなり、圧縮応力は、固定
リング40を把握する主たる役を果たす「O」リング2
4のその部分、すなわちアンダカット32自体に配置さ
れた点Aで最大となる。
プ)方向応力は、円筒状バンド18が「O」リング24
または本発明の他の形状リング16に再成形されるとき
に、円筒状バンド18のフープ直径が減少または増大す
ることに起因する。今、バンド18がフープ片の積重ね
で構成され、その各々が再成形形状を形成するために半
径方向に拡散(伸張)されたりまたは圧縮されたりしな
ければならないと仮定したとき、引張または圧縮の条件
は、図9および図10(それぞれ「O」リング24の半
径方向断面図および水平方向平面図)に示すように最終
形状のフープの各々に負荷されるのであろう。応力の値
は最初の円筒状バンド18の位置からの距離に関係し、
引張応力は、内側締りばめ部分32から最も遠い「O」
リング24のこの部分に配置された点Bで最大となり、
したがって固定リング40を把握するときに2次的に役
目を果し、最初の円筒状予備成形部(プリフォーム)1
8の中間位置では応力はゼロとなり、圧縮応力は、固定
リング40を把握する主たる役を果たす「O」リング2
4のその部分、すなわちアンダカット32自体に配置さ
れた点Aで最大となる。
【0045】図11は、本発明の実施に適する半剛性プ
ラスチック(たとえばポリプロピレン)に対する代表的
に応力―ひずみ線図を示す。点B,Aにおける周(フー
プ)方向応力の条件は線図上で、本発明の実施のための
代表的な位置で示されている(降伏点以上の5%の伸び
と対応の圧縮値)。
ラスチック(たとえばポリプロピレン)に対する代表的
に応力―ひずみ線図を示す。点B,Aにおける周(フー
プ)方向応力の条件は線図上で、本発明の実施のための
代表的な位置で示されている(降伏点以上の5%の伸び
と対応の圧縮値)。
【0046】図11における点Aの位置から、カール成
形作用は「O」リング24の所定の内方アンダカット部
分32の性質を顕著に変えることがわかる。このアンダ
カット32は極度に圧縮されているのでその弾性係数は
最大となり、塑性変形または永久変形が起るまでに変形
可能な量はきわめて増加する(図11においてAEのO
Eに対する比に比例)。前者はアンダカット32と固定
リング40との間の抵抗に打勝つのに十分な伸びを得る
のに必要な応力の値を増加し、後者はキャップの装着中
または装着後アンダカット32が早めに伸び切るのを防
止し、これにより比較的大きな係合強度の値を維持す
る。これらの因子は、固定リング40との係合の量を最
大し、長期間中に塑性クリープを起こしてこの係合が失
れていくのに抵抗するために、「O」リング24のアン
ダカット部分32の能力を最大化する方向に働いてきわ
めて好ましい。このように、本発明のカール成形作業に
よって負荷される応力の分布は、びんネックとの所要の
締りばめあるいはびんネックとの干渉を形成するために
「O」リング形状24の性質を向上するのに貢献するこ
とがわかる。
形作用は「O」リング24の所定の内方アンダカット部
分32の性質を顕著に変えることがわかる。このアンダ
カット32は極度に圧縮されているのでその弾性係数は
最大となり、塑性変形または永久変形が起るまでに変形
可能な量はきわめて増加する(図11においてAEのO
Eに対する比に比例)。前者はアンダカット32と固定
リング40との間の抵抗に打勝つのに十分な伸びを得る
のに必要な応力の値を増加し、後者はキャップの装着中
または装着後アンダカット32が早めに伸び切るのを防
止し、これにより比較的大きな係合強度の値を維持す
る。これらの因子は、固定リング40との係合の量を最
大し、長期間中に塑性クリープを起こしてこの係合が失
れていくのに抵抗するために、「O」リング24のアン
ダカット部分32の能力を最大化する方向に働いてきわ
めて好ましい。このように、本発明のカール成形作業に
よって負荷される応力の分布は、びんネックとの所要の
締りばめあるいはびんネックとの干渉を形成するために
「O」リング形状24の性質を向上するのに貢献するこ
とがわかる。
【0047】上記解析に記載の応力が実際に存在し記載
のように分布していることは、焼鈍試験により、このよ
うな応力が除去されたときに発生する形状変化を観察す
ることで実証される。この試験のために、厚さ0.02
0インチ(約0.508mm)のポリプロピレンの円筒
状バンド18が、本発明の方法で、リング外径1.23
0インチ(約31.242mm)、内径1.030イン
チ(約26.162mm)およびカール外径0.100
インチ(約2.54mm)を有する「O」リング形状2
4を形成するようにカールされた。次に負荷された応力
を完全に除去させるために「O」リング形状24は半径
方向に分割され、次にプラスチックの融点よりやや低い
約300゜F(約148.88℃)の温度に5分間露出
された。この条件下で、「O」リング24はフープ方向
に開いて半径は4倍の約2.5インチ(約63.5m
m)に増大し、これはきわめて高い周(フープ)方向力
および周(フープ)方向応力差が存在していたことを示
すものである。図12に示すこの驚くべき性質は、カー
ル成形作業により負荷された応力が、キャップ10の製
造に使用されるプラスチックの物理的性質を変更し向上
させて、「O」リング24とびんネック固定リング40
との間の締りばめの値を大きくし、このような締りばめ
の力の低下を減少させるように貢献するという前記の解
析を実証するものである。
のように分布していることは、焼鈍試験により、このよ
うな応力が除去されたときに発生する形状変化を観察す
ることで実証される。この試験のために、厚さ0.02
0インチ(約0.508mm)のポリプロピレンの円筒
状バンド18が、本発明の方法で、リング外径1.23
0インチ(約31.242mm)、内径1.030イン
チ(約26.162mm)およびカール外径0.100
インチ(約2.54mm)を有する「O」リング形状2
4を形成するようにカールされた。次に負荷された応力
を完全に除去させるために「O」リング形状24は半径
方向に分割され、次にプラスチックの融点よりやや低い
約300゜F(約148.88℃)の温度に5分間露出
された。この条件下で、「O」リング24はフープ方向
に開いて半径は4倍の約2.5インチ(約63.5m
m)に増大し、これはきわめて高い周(フープ)方向力
および周(フープ)方向応力差が存在していたことを示
すものである。図12に示すこの驚くべき性質は、カー
ル成形作業により負荷された応力が、キャップ10の製
造に使用されるプラスチックの物理的性質を変更し向上
させて、「O」リング24とびんネック固定リング40
との間の締りばめの値を大きくし、このような締りばめ
の力の低下を減少させるように貢献するという前記の解
析を実証するものである。
【0048】リング16は「O」リングのほかに、J,
U,およびコイル断面形状を含め、前記の好ましい性質
を有する種々の断面形状とすることが可能である。
U,およびコイル断面形状を含め、前記の好ましい性質
を有する種々の断面形状とすることが可能である。
【0049】またリング16およびその下方端部24は
種々の円周形状を有することが可能である。たとえば、
射出成形のままのキャップ10が、周縁上に間隔をあけ
て配置されたセグメントを有する築城(ハニカム)形状
のバンド18または自由端部22を含むようにすること
も可能である。セグメントからなる自由端部22はその
後ここに記載のようにカール成形されて、その間に間隔
を有するセグメント状カール形成自由端部24を形成す
ることが可能である。あるいはその代替方法として、カ
ール24の内側部分32に波形または貝がら形状のカー
ルを与えるように溝28が加工されたカール形成工具2
6によって、未加工のバンド18に波形状カールの形成
も可能である。実際使用においてこのようなキャップ1
0は記載のように、キャップが装着された容器の状態を
明確に提示するように機能するであろう。
種々の円周形状を有することが可能である。たとえば、
射出成形のままのキャップ10が、周縁上に間隔をあけ
て配置されたセグメントを有する築城(ハニカム)形状
のバンド18または自由端部22を含むようにすること
も可能である。セグメントからなる自由端部22はその
後ここに記載のようにカール成形されて、その間に間隔
を有するセグメント状カール形成自由端部24を形成す
ることが可能である。あるいはその代替方法として、カ
ール24の内側部分32に波形または貝がら形状のカー
ルを与えるように溝28が加工されたカール形成工具2
6によって、未加工のバンド18に波形状カールの形成
も可能である。実際使用においてこのようなキャップ1
0は記載のように、キャップが装着された容器の状態を
明確に提示するように機能するであろう。
【0050】本発明のキャップはまた、広範囲の容器お
よび広範囲の製品に使用可能である。キャップ寸法は代
表例では約20mmないし120mmであり、びんおよ
び/またはジャー寸法は容量として約2オンスないし1
28オンスの範囲である。ドラムまたは小たるのような
大容量容器もまた、小型のガラスびんおよび他の容器と
同様に、本発明の方法に適している。
よび広範囲の製品に使用可能である。キャップ寸法は代
表例では約20mmないし120mmであり、びんおよ
び/またはジャー寸法は容量として約2オンスないし1
28オンスの範囲である。ドラムまたは小たるのような
大容量容器もまた、小型のガラスびんおよび他の容器と
同様に、本発明の方法に適している。
【0051】さらに、本発明のキャップは、金属蓋,シ
ール等を含め他の形式を含むことが可能である。とく
に、本発明のキャップは、本発明の出願人に譲渡された
米国特許出願第809058号明細書に開示のライナな
しシールを含むことが可能で、この開示全体はしたがっ
て参照として本明細書に含まれる。
ール等を含め他の形式を含むことが可能である。とく
に、本発明のキャップは、本発明の出願人に譲渡された
米国特許出願第809058号明細書に開示のライナな
しシールを含むことが可能で、この開示全体はしたがっ
て参照として本明細書に含まれる。
【0052】図13ないし図15は、本発明のカール成
形作業が米国特許出願第809058号明細書に記載の
カール成形作業とどのように組合されて、本発明のリン
グ16と前記米国出願の発明のライナなしシール70と
を同時に形成するかを示す。
形作業が米国特許出願第809058号明細書に記載の
カール成形作業とどのように組合されて、本発明のリン
グ16と前記米国出願の発明のライナなしシール70と
を同時に形成するかを示す。
【0053】図13に示すように、キャップ10は、弱
化ライン17と、垂下形円筒状バンド18と共に射出成
形されるのはもとより、内部組込みのライナなしシール
70用の予備成形部(プリフォーム)72と共に射出成
形される。予備成形部72は、蓋12と一体の上方端部
76と、垂下形自由端部78と、を有する円筒状または
環状垂直壁74を含む。
化ライン17と、垂下形円筒状バンド18と共に射出成
形されるのはもとより、内部組込みのライナなしシール
70用の予備成形部(プリフォーム)72と共に射出成
形される。予備成形部72は、蓋12と一体の上方端部
76と、垂下形自由端部78と、を有する円筒状または
環状垂直壁74を含む。
【0054】図示の実施例においては、カール成形工具
26は、自由端部78内に内方カールを形成するための
環状溝82を有する上方部分80と、自由端部22内に
内向カールを形成するための環状溝28とを含む。図示
のように、工具上方部分80は、環状溝28の内側に配
置され、上方に伸長し、キャップ10の直径より小なる
直径を有するので、工具上方部分80はキャップ10内
に伸長してライナなしシール70を形成することが可能
である。
26は、自由端部78内に内方カールを形成するための
環状溝82を有する上方部分80と、自由端部22内に
内向カールを形成するための環状溝28とを含む。図示
のように、工具上方部分80は、環状溝28の内側に配
置され、上方に伸長し、キャップ10の直径より小なる
直径を有するので、工具上方部分80はキャップ10内
に伸長してライナなしシール70を形成することが可能
である。
【0055】図13において、工具26はキャップ10
の下側と中側とに配置され、外方と内方との円筒状バン
ド18,72の両方と同時に係合可能である。図14
は、カール形成工具26がキャップ10と完全に係合し
て、「O」リングライナなしシール70と切離しリング
16との形成を完了したところを示す。この実施例にお
いては、バンド18は、図4に示す段階でカール成形作
業を中止することにより、図1ないし図8の「O」リン
グカール24に対するものよりカール形成の程度が小さ
くなる。この結果、リング16に対しては「J」形状カ
ール29となり、リング16は図15に示すようにびん
ネック38の固定リング40と係合する。同時にライナ
なし「O」リングシール70はプラグシールであって、
シール70はびんネック38のびん開口86の壁84と
係合しシールする。
の下側と中側とに配置され、外方と内方との円筒状バン
ド18,72の両方と同時に係合可能である。図14
は、カール形成工具26がキャップ10と完全に係合し
て、「O」リングライナなしシール70と切離しリング
16との形成を完了したところを示す。この実施例にお
いては、バンド18は、図4に示す段階でカール成形作
業を中止することにより、図1ないし図8の「O」リン
グカール24に対するものよりカール形成の程度が小さ
くなる。この結果、リング16に対しては「J」形状カ
ール29となり、リング16は図15に示すようにびん
ネック38の固定リング40と係合する。同時にライナ
なし「O」リングシール70はプラグシールであって、
シール70はびんネック38のびん開口86の壁84と
係合しシールする。
【0056】28mmポリプロピレンキャップにおける
「J」形状カール29の代表的な寸法は、肉厚が約0.
015ないし0.050インチ(約0.381〜1.2
7mm)で、その半径方向断面は約50ないし180度
にカールされて円筒状バンド18の内径を約5ないし1
5%減少する。また、J形状カール29の端縁30はび
んの固定リング40と直接協働するので、そこに設けら
れるテーパは最小であって、代表例では端縁30から
0.050インチ(約1.27mm)未満の距離に伸長
する程度である。カール成形作業に「J」形状断面のプ
ラスチック内に形成される好ましい応力は「O」リング
形状24に対して形成されるものよりは小さいが、それ
でもなお所定の大きさの圧縮量であり、リング16のカ
ール形成内側部分32の、びんネック38の固定リング
40との固定性能を改良する。
「J」形状カール29の代表的な寸法は、肉厚が約0.
015ないし0.050インチ(約0.381〜1.2
7mm)で、その半径方向断面は約50ないし180度
にカールされて円筒状バンド18の内径を約5ないし1
5%減少する。また、J形状カール29の端縁30はび
んの固定リング40と直接協働するので、そこに設けら
れるテーパは最小であって、代表例では端縁30から
0.050インチ(約1.27mm)未満の距離に伸長
する程度である。カール成形作業に「J」形状断面のプ
ラスチック内に形成される好ましい応力は「O」リング
形状24に対して形成されるものよりは小さいが、それ
でもなお所定の大きさの圧縮量であり、リング16のカ
ール形成内側部分32の、びんネック38の固定リング
40との固定性能を改良する。
【0057】さて、図16ないし図18には、本発明の
リング16の他の実施例が示され、ここで円筒状バンド
18の下方端部22は図1ないし図8の「O」リングカ
ール24とは反対の方向にカール成形されて外向カール
を形成する。さらに、射出成形後に弱化ライン17が形
成される。
リング16の他の実施例が示され、ここで円筒状バンド
18の下方端部22は図1ないし図8の「O」リングカ
ール24とは反対の方向にカール成形されて外向カール
を形成する。さらに、射出成形後に弱化ライン17が形
成される。
【0058】図16は射出成形がなされ弱化ライン17
を形成するための次のスリット入れ作業を終了した後の
キャップ10を示し、ここでバンド18の上方端部20
に適当なナイフ(図示なし)で壁を完全に貫通してスリ
ットが入れられるが、間隔をなして設けられた内部バン
パ19だけは貫通していない。この結果、間隔をなして
設けられた内部ブリッジ23はバンパ19を介してバン
ド18を上方スカート部分13に結合する。キャップ1
0の下側では、工具26は、その成形溝28がバンド1
8の下方端部22と係合してバンド18を外方および上
方に形成するように配置される。カール24の外方方向
は、図16の鎖線35で示されるように、溝28の凹部
33の中心をバンド18の円筒面の外側に配置すること
により達成される。この実施例において、ネック固定リ
ング40と係合するための最大量のアンダーカットを形
成するために、アンダーカット32はバンド18の上方
端部20からできるだけ内方に移動されなければならな
い。したがってアンダーカット32には最大の曲率を与
えることが必要である。これは、溝28の凹部33の中
心を壁18の面に近づけて、カール成形作業により負荷
される応力によりアンダーカット32が内方に自由に移
動できるように制約物は除去し、図17に示すように溝
28の内方傾斜部分39内に十分な自由空間を設けるこ
とにより達成される。図18は、本発明のこの実施例の
カール成形方法から得られたキャップ10のアンダーカ
ット32と、びんネック38の固定リング40との係合
を示す。
を形成するための次のスリット入れ作業を終了した後の
キャップ10を示し、ここでバンド18の上方端部20
に適当なナイフ(図示なし)で壁を完全に貫通してスリ
ットが入れられるが、間隔をなして設けられた内部バン
パ19だけは貫通していない。この結果、間隔をなして
設けられた内部ブリッジ23はバンパ19を介してバン
ド18を上方スカート部分13に結合する。キャップ1
0の下側では、工具26は、その成形溝28がバンド1
8の下方端部22と係合してバンド18を外方および上
方に形成するように配置される。カール24の外方方向
は、図16の鎖線35で示されるように、溝28の凹部
33の中心をバンド18の円筒面の外側に配置すること
により達成される。この実施例において、ネック固定リ
ング40と係合するための最大量のアンダーカットを形
成するために、アンダーカット32はバンド18の上方
端部20からできるだけ内方に移動されなければならな
い。したがってアンダーカット32には最大の曲率を与
えることが必要である。これは、溝28の凹部33の中
心を壁18の面に近づけて、カール成形作業により負荷
される応力によりアンダーカット32が内方に自由に移
動できるように制約物は除去し、図17に示すように溝
28の内方傾斜部分39内に十分な自由空間を設けるこ
とにより達成される。図18は、本発明のこの実施例の
カール成形方法から得られたキャップ10のアンダーカ
ット32と、びんネック38の固定リング40との係合
を示す。
【0059】図19ないし図21は、射出成形に続い
て、本発明のカール成形作業の間に弱化ライン17を形
成する他の方法を示す。この場合キャップ10は、上方
スカート部分13の外径より大なる内径を有して、半径
方向伸長フランジ44によりスカート部分13に装着さ
れた円筒状バンド18を形成するように射出成形され
る。フランジ44の下側に、バンド18をスカート部分
13に結合も行なう複数個のブリッジ23が間隔を設け
て配置される。キャップ10用のホルダ46は、その凹
部50の周縁に、カール成形作業中に切断を行なう周縁
切断エッジ48を有する構造をなしている。
て、本発明のカール成形作業の間に弱化ライン17を形
成する他の方法を示す。この場合キャップ10は、上方
スカート部分13の外径より大なる内径を有して、半径
方向伸長フランジ44によりスカート部分13に装着さ
れた円筒状バンド18を形成するように射出成形され
る。フランジ44の下側に、バンド18をスカート部分
13に結合も行なう複数個のブリッジ23が間隔を設け
て配置される。キャップ10用のホルダ46は、その凹
部50の周縁に、カール成形作業中に切断を行なう周縁
切断エッジ48を有する構造をなしている。
【0060】カール成形作業中に、キャップ10はキャ
ップホルダ46の凹部50内に配置され、工具26の溝
28はキャップバンド18のリップ30と係合する。工
具26がバンド18のカール形成を進行させるときに、
ホルダの切断エッジ48によりフランジ44の上面に圧
力が負荷され、ホルダの切断エッジ48はさらに前進し
てバンド18をもはや上方スカート部分13に結合しな
いように切断するが、切断エッジ48はフランジ44の
下側に間隔を設けて配置されたブリッジ23は切断しな
い。このようにして所定の弱化ライン17が形成され
る。
ップホルダ46の凹部50内に配置され、工具26の溝
28はキャップバンド18のリップ30と係合する。工
具26がバンド18のカール形成を進行させるときに、
ホルダの切断エッジ48によりフランジ44の上面に圧
力が負荷され、ホルダの切断エッジ48はさらに前進し
てバンド18をもはや上方スカート部分13に結合しな
いように切断するが、切断エッジ48はフランジ44の
下側に間隔を設けて配置されたブリッジ23は切断しな
い。このようにして所定の弱化ライン17が形成され
る。
【0061】図21はびん36のネック38と係合して
いる図20のキャップを示す。この実施例においては、
ネック38は下方ネック部分41に隣接して比較的直径
の大きい固定リング40を有し、したがってキャップリ
ング16は比較的大きく拡張されて固定リング40上に
スナップ係合をなし、その後も大きく拡張された状態の
まま保持される。しかしながらカール成形作業がすでに
リング16の内側部分32内に大きな圧縮状態を形成し
ているので、このような拡張があっても図9ないし図1
2ですでに説明したようにその中に、係合を弱めるよう
な比較的大きい引張または伸びを形成することはない。
いる図20のキャップを示す。この実施例においては、
ネック38は下方ネック部分41に隣接して比較的直径
の大きい固定リング40を有し、したがってキャップリ
ング16は比較的大きく拡張されて固定リング40上に
スナップ係合をなし、その後も大きく拡張された状態の
まま保持される。しかしながらカール成形作業がすでに
リング16の内側部分32内に大きな圧縮状態を形成し
ているので、このような拡張があっても図9ないし図1
2ですでに説明したようにその中に、係合を弱めるよう
な比較的大きい引張または伸びを形成することはない。
【0062】さて、図22ないし図26には本発明のさ
らに他の実施例が示され、この場合は周縁弱化ライン1
7を強化してリング16内に1個以上の垂直弱化ライン
92を設けているので、キャップ10をびんネック38
から取外したときにリング16はキャップ10の上方ス
カート部分13に付着されたままとなる。図22は、射
出成形された状態でスロット25内で終端する垂直溝9
0内に通じる割れ起点ノッチ89を有するキャップ10
を示し、垂直溝90は円筒状バンド18内で底部端縁3
0から上方端部20まで伸長する垂直弱化ライン92を
形成する。スロット25同志の間にバンド18の上方部
分20を上方スカート部分13に結合するブリッジ23
が設けられる。
らに他の実施例が示され、この場合は周縁弱化ライン1
7を強化してリング16内に1個以上の垂直弱化ライン
92を設けているので、キャップ10をびんネック38
から取外したときにリング16はキャップ10の上方ス
カート部分13に付着されたままとなる。図22は、射
出成形された状態でスロット25内で終端する垂直溝9
0内に通じる割れ起点ノッチ89を有するキャップ10
を示し、垂直溝90は円筒状バンド18内で底部端縁3
0から上方端部20まで伸長する垂直弱化ライン92を
形成する。スロット25同志の間にバンド18の上方部
分20を上方スカート部分13に結合するブリッジ23
が設けられる。
【0063】図23は、ノッチ89および半径方向/垂
直方向溝90がリング16の全断面を貫通した半径方向
/垂直方向弱化ライン92を形成している「O」リング
形状24を有するリング16を形成するために、バンド
18上に本発明のカール成形作業を利用した結果を示
す。
直方向溝90がリング16の全断面を貫通した半径方向
/垂直方向弱化ライン92を形成している「O」リング
形状24を有するリング16を形成するために、バンド
18上に本発明のカール成形作業を利用した結果を示
す。
【0064】図24はキャップ装着後びんネック38上
に完全に着座されたキャップ10を示し、この場合リン
グ16の内側部分32は伸長されてネック固定リング4
0上にスナップ係合をなし、その結果、ノッチ89を起
点とした割れ93は前記伸長の結果としてリング16の
底部37にまで進展している。しかしながら、リング1
6は中空であり、外方部分34は内方部分32とは連接
していなくて、底部部分37を介して遠隔結合され、か
つ外方部分34はキャップ装着用ヘッド88により制約
されるので、キャップ装着中に著しく伸長されることも
なく、割れ93が底部部分37を超えて進展することも
ない。リング16は中空なので、キャップ装着用ヘッド
88は外方リング部分34が伸長しないように防止はす
るが、内方リング部分32が所定どおりに伸長するのは
制限することなく、キャップ装着中にネック固定リング
40上にスナップ係合をなす。これにより確実に、外方
部分34内に半径方向に割れが進展することなく、図2
4に示すようにキャップ装着作業中およびキャップ装着
作業後でもキャップ16はそのまま影響を受けていな
い。
に完全に着座されたキャップ10を示し、この場合リン
グ16の内側部分32は伸長されてネック固定リング4
0上にスナップ係合をなし、その結果、ノッチ89を起
点とした割れ93は前記伸長の結果としてリング16の
底部37にまで進展している。しかしながら、リング1
6は中空であり、外方部分34は内方部分32とは連接
していなくて、底部部分37を介して遠隔結合され、か
つ外方部分34はキャップ装着用ヘッド88により制約
されるので、キャップ装着中に著しく伸長されることも
なく、割れ93が底部部分37を超えて進展することも
ない。リング16は中空なので、キャップ装着用ヘッド
88は外方リング部分34が伸長しないように防止はす
るが、内方リング部分32が所定どおりに伸長するのは
制限することなく、キャップ装着中にネック固定リング
40上にスナップ係合をなす。これにより確実に、外方
部分34内に半径方向に割れが進展することなく、図2
4に示すようにキャップ装着作業中およびキャップ装着
作業後でもキャップ16はそのまま影響を受けていな
い。
【0065】キャップの取外し中はブリッジ23は破壊
しないだけの十分な断面と強度とを有している。その結
果、リング16内に発生したキャップ取外し応力は下方
および外方リング部分37,34内の半径方向/垂直方
向溝90の残留部分に集中し、その後引き裂き作用によ
る破壊で、キャップ10が破壊されたリング部分95を
伴なって全体がびんネック38からそっくりそのまま取
外されることが可能となる。
しないだけの十分な断面と強度とを有している。その結
果、リング16内に発生したキャップ取外し応力は下方
および外方リング部分37,34内の半径方向/垂直方
向溝90の残留部分に集中し、その後引き裂き作用によ
る破壊で、キャップ10が破壊されたリング部分95を
伴なって全体がびんネック38からそっくりそのまま取
外されることが可能となる。
【0066】図25および図26はキャップ10が取外
されたところを示し、この場合本発明のカール成形方法
によりリング16上に負荷された周方向応力の結果とし
て破壊リング部分95の端部94はばね作用で外方に変
位して捩り切り証拠をよりはっきり残し、一方同時にリ
ング部分をキャップ下方開口から外方へ移動することに
よりびんのキャップ再装着を容易にする。破壊リング部
分95およびその端部94が外方にばね作用変位する程
度は、スロット25の長さとカール形成作業により形成
された周方向(フープ)応力の量とにより決定される。
されたところを示し、この場合本発明のカール成形方法
によりリング16上に負荷された周方向応力の結果とし
て破壊リング部分95の端部94はばね作用で外方に変
位して捩り切り証拠をよりはっきり残し、一方同時にリ
ング部分をキャップ下方開口から外方へ移動することに
よりびんのキャップ再装着を容易にする。破壊リング部
分95およびその端部94が外方にばね作用変位する程
度は、スロット25の長さとカール形成作業により形成
された周方向(フープ)応力の量とにより決定される。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明にあって
は、カール部分にプレストレスが与えられて容器の締り
ばめ手段との係合機能および干渉機能を強化しているの
で、不正にキャップを開封することを困難とすることが
できる。すなわち、キャップを容器に装着する際には、
弱化ラインを破壊することなくカール部分が容器の締り
ばめ手段と弾性的に係合および干渉することができ、ま
た、長期間容器に装着した場合でも、塑性クリープを発
生させることなく信頼性のあるシールを提供することが
できる。
は、カール部分にプレストレスが与えられて容器の締り
ばめ手段との係合機能および干渉機能を強化しているの
で、不正にキャップを開封することを困難とすることが
できる。すなわち、キャップを容器に装着する際には、
弱化ラインを破壊することなくカール部分が容器の締り
ばめ手段と弾性的に係合および干渉することができ、ま
た、長期間容器に装着した場合でも、塑性クリープを発
生させることなく信頼性のあるシールを提供することが
できる。
【0068】また、プレストレスが与えられたカール部
分は弾性的に容器の締りばめ手段と係合するようになっ
ているので、キャップと容器との係合が不完全な場合や
キャップを装着する際にキャップが適正に心合わせされ
ていない場合であっても、効果的なシールを提供するこ
とができ、また、本願発明に基づくキャップは、多様な
容器ネックの設計および寸法にも有効に適用することが
できる。
分は弾性的に容器の締りばめ手段と係合するようになっ
ているので、キャップと容器との係合が不完全な場合や
キャップを装着する際にキャップが適正に心合わせされ
ていない場合であっても、効果的なシールを提供するこ
とができ、また、本願発明に基づくキャップは、多様な
容器ネックの設計および寸法にも有効に適用することが
できる。
【図1】詳細部を示すために部分破断された、本発明の
キャップの一実施例の底部斜視図である。
キャップの一実施例の底部斜視図である。
【図2】この段階ではリング用の下方予備成形部分を含
む、射出成形後の図1のキャップの底部斜視図である。
む、射出成形後の図1のキャップの底部斜視図である。
【図3】予備成形部が本発明のカール形成工具に係合す
る直前の、図2のキャップの縦断面図である。
る直前の、図2のキャップの縦断面図である。
【図4】カール形成工具が予備成形部と係合しその自由
端部を内方にカール成形を開始したことを除いてはすべ
て図3と同一の図である。
端部を内方にカール成形を開始したことを除いてはすべ
て図3と同一の図である。
【図5】カール形成工具がリングのカール成形をほぼ完
了したことを除いてはすべて図4と同一の図である。
了したことを除いてはすべて図4と同一の図である。
【図6】完全された「0」リングがびんのネック終端部
に係合する直前の、図1のキャップの縦断面図である。
に係合する直前の、図1のキャップの縦断面図である。
【図7】びんがキャップで閉鎖され、「0」リングはネ
ック終端部上の締りばめ手段と係合していることを除い
ては図6と同一の図である。
ック終端部上の締りばめ手段と係合していることを除い
ては図6と同一の図である。
【図8】図7のキャップがネック終端部から取外され、
容器を開放ないし捩り切った証拠としてネック終端部上
にリング部分を残している状態を示す図である。
容器を開放ないし捩り切った証拠としてネック終端部上
にリング部分を残している状態を示す図である。
【図9】周方向に発生された応力を略図で示す、図1な
いし図6に示すキャップのリング部分の拡大断面図であ
る。
いし図6に示すキャップのリング部分の拡大断面図であ
る。
【図10】図9のリング部分の平面図である。
【図11】前に図示したリング部分内の応力を示す応力
−ひずみ線図である。
−ひずみ線図である。
【図12】周方向応力を開放したとき図9の「0」リン
グはどうなるかを示す略図である。
グはどうなるかを示す略図である。
【図13】本発明のカール形成工具に係合直前の、リン
グ用予備成形部とキャップ内ライナなしシールと含む本
発明のキャップの他の実施例の縦断面図である。
グ用予備成形部とキャップ内ライナなしシールと含む本
発明のキャップの他の実施例の縦断面図である。
【図14】カール形成工具がキャップの予備成形部分と
完全に係合して、0形状断面を有するライナなしシール
とJ形状断面形状を有する内向カール形成リングとを形
成したこと除いては図13と同一の図である。
完全に係合して、0形状断面を有するライナなしシール
とJ形状断面形状を有する内向カール形成リングとを形
成したこと除いては図13と同一の図である。
【図15】図示のびんと係合し、最初の閉鎖をなしシー
ルした、図14の完全成形キャップの縦断面図である。
ルした、図14の完全成形キャップの縦断面図である。
【図16】射出成形後で、予備成形下方端部がリングを
形成するためにカール成形される前の、本発明のキャッ
プの他の実施例の縦断面図である。
形成するためにカール成形される前の、本発明のキャッ
プの他の実施例の縦断面図である。
【図17】予備成形部が外方にカール成形されてコイル
断面形状を有するリングを形成した図16のキャップの
縦断面図である。
断面形状を有するリングを形成した図16のキャップの
縦断面図である。
【図18】図示のびんと係合して最初に閉鎖した図17
の完成キャップの縦断面図である。
の完成キャップの縦断面図である。
【図19】予備成形部分はキャップのスカート部分の直
径より大きな直径を有し、予備成形部内に内向カール形
成リングを形成するために、ホルダとカール形成工具と
に係合する直前の、本発明のキャップのさらに他の実施
例の縦断面図である。
径より大きな直径を有し、予備成形部内に内向カール形
成リングを形成するために、ホルダとカール形成工具と
に係合する直前の、本発明のキャップのさらに他の実施
例の縦断面図である。
【図20】内向カール形成リングが完全に形成されたこ
とを除いては図19と同一の図である。
とを除いては図19と同一の図である。
【図21】図示のびんと完全に係合して閉鎖した図20
の完成キャップの縦断面図である。
の完成キャップの縦断面図である。
【図22】予備成形部が垂直スリットとその自由端部の
ノッチとを含む、射出成形後の本発明のキャップの他の
実施例の縦断面図である。
ノッチとを含む、射出成形後の本発明のキャップの他の
実施例の縦断面図である。
【図23】予備成形部内に内向「0」リングが形成され
たことを除いては図22と同一の図である。
たことを除いては図22と同一の図である。
【図24】キャップ装着用ホルダにより図示のびんに係
合し最初に閉鎖した図23のキャップの縦断面図であ
る。
合し最初に閉鎖した図23のキャップの縦断面図であ
る。
【図25】リングがキャップのスカートに付着したまま
で、「0」リング内の破壊半径方向部分を図示した、最
初にキャップを取外した後の、図23および図24のキ
ャップの縦断面図である。
で、「0」リング内の破壊半径方向部分を図示した、最
初にキャップを取外した後の、図23および図24のキ
ャップの縦断面図である。
【図26】図25の底面図である。
10 キャップ 12 蓋 14 スカート 16 切り離しリング 17 弱化ライン 20 上方端部 22 下方自由端部 23 ブリッジ 24 カール形成部分 26 カール形成工具
Claims (29)
- 【請求項1】 頂部壁と前記頂部壁から垂下するプラス
チックスカートとからなり、 前記スカートは、弱化ラインと弾性的な下方自由端部と
を含み、 前記下方自由端部は、容器との係合及び干渉機能を向上
させるためにプレストレスが与えられた少なくとも50
゜の円弧状の弾性的なカール部分に形成されており、 プレストレスが与えられた前記カール部分は、キャップ
の取付前には、前記スカートの幅よりも狭くなってお
り、キャップを取り付ける際には、容器と干渉をなし、
キャップが最初に容器から取り外される際、前記弱化ラ
インを分離させて容器の状態を表示するようにした容器
用捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項2】 前記カール形成部分は、O,J,Uまた
はコイルからなる群から選択された曲線状断面を有する
ようにした請求項1に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項3】 前記カール形成部分はOリングの断面形
状を有する請求項1に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項4】 前記カール形成部分はコイルリングの断
面形状を有する請求項1に記載の捩り切り証拠型キャッ
プ。 - 【請求項5】 前記カール形成部分はJ断面形状を有す
る請求項1に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項6】 前記カール形状部分はU断面形状を有す
る請求項1に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項7】 前記カール形状部分は内側にカールされ
た請求項2に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項8】 前記カール形状部分は外側にカールされ
た請求項2に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項9】 前記カール形成部分のうち外方部分は引
張状態にあり、前記カール形成部分のうち容器と係合お
よび干渉する内方部分は圧縮状態にあるようにした請求
項2に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項10】 前記弱化ラインは、前記カール部分の
周囲でかつ上方に形成された請求項1に記載の捩り切り
証拠型キャップ。 - 【請求項11】 前記弱化ラインは、キャップが最初に
容器から取り外される際完全に切り離されて、前記カー
ル部分をキャップから分離するようにした請求項10に
記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項12】 前記弱化ラインは、前記下方自由端部
に形成された垂直弱化ラインを含む請求項1に記載の捩
り切り証拠型キャップ。 - 【請求項13】 前記垂直弱化ラインは、内側に形成さ
れ、分離する前には外側から見えないようにした請求項
12に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項14】 前記弱化ラインは、前記下方自由端部
の上方で且つ前記スカートの周囲に間隔を開けて形成さ
れたスロットと、前記スロットの間にあって、前記下方
自由端部を前記スカートに連結するブリッジとを含み、
前記ブリッジは、半径方向の寸法よりも小さな周方向寸
法を有しており、前記下方自由端部がカールされる際、
周方向につぶれるようになっている請求項1に記載の捩
り切り証拠型キャップ。 - 【請求項15】 前記弱化ラインから垂下する突出部を
含み、前記突出部は、前記下方自由端部がカールして前
記ブリッジがつぶれる際、前記下方自由端部と係合し
て、前記弱化ラインで前記スカートと前記下方自由端部
との間の半径方向の移動を制限する請求項14に記載の
捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項16】 頂部壁と前記頂部壁から垂下するプラ
スチックスカートとからなり、 前記スカートは、弱化ラインと、端縁を備える弾性的な
下方自由端部とを含み、 前記下方自由端部は、Oまたはコイルからなる群から選
択された曲線状断面形状にカールされ、 前記カール部分は、キャップの取付前には、前記スカー
トの幅よりも狭くなっており、キャップを取り付ける際
には、容器と干渉をなし、キャップが最初に容器から取
り外される際、前記弱化ラインを分離させて容器の状態
を表示するようにした容器用捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項17】 前記弱化ラインは、前記カール部分の
周囲でかつ上方に形成された請求項16に記載の捩り切
り証拠型キャップ。 - 【請求項18】 前記弱化ラインは、キャップが最初に
容器から取り外される際完全に切り離されて、前記カー
ル部分をキャップから分離するようにした請求項17に
記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項19】 前記弱化ラインは、前記下方自由端部
に形成された垂直弱化ラインを含む請求項16に記載の
捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項20】 前記垂直弱化ラインは、内側に形成さ
れ、分離する前には外側から見えないようにした請求項
19に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項21】 前記弱化ラインは、前記下方自由端部
の上方で且つ前記スカートの周囲に間隔を開けて形成さ
れたスロットと、前記スロットの間にあって、前記下方
自由端部を前記スカートに連結するブリッジとを含み、
前記ブリッジは、半径方向の寸法よりも小さな周方向寸
法を有しており、前記下方自由端部がカールされる際、
周方向につぶれるようになっている請求項16に記載の
捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項22】 前記弱化ラインから垂下する突出部を
含み、前記突出部は、前記下方自由端部がカールして前
記ブリッジがつぶれる際、前記下方自由端部と係合し
て、前記弱化ラインで前記スカートと前記下方自由端部
との間の半径方向の移動を制限する請求項21に記載の
捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項23】 頂部壁と前記頂部壁から垂下するプラ
スチックスカートとからなり、 前記スカートは、弱化ラインと、端縁まで延びる弾性的
な下方自由端部とを含み、 前記下方自由端部は、前記スカートから内側にOまたは
コイルからなる群から選択され且つ応力を与えられた曲
線状断面形状にカールされ、 前記カール部分は、キャップの取付前には、前記スカー
トの内側の幅よりも狭くなっており、キャップを取り付
ける際には、容器と干渉をなし、キャップが最初に容器
から取り外される際、前記弱化ラインを分離させて容器
の状態を表示するようにした容器用捩り切り証拠型キャ
ップ。 - 【請求項24】 前記弱化ラインは、前記カール部分の
周囲でかつ上方に形成された請求項23に記載の捩り切
り証拠型キャップ。 - 【請求項25】 前記弱化ラインは、キャップが最初に
容器から取り外される際完全に切り離されて、前記カー
ル部分をキャップから分離するようにした請求項24に
記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項26】 前記弱化ラインは、前記下方自由端部
に形成された垂直弱化ラインを含む請求項23に記載の
捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項27】 前記垂直弱化ラインは、内側に形成さ
れ、分離する前には外側から見えないようにした請求項
26に記載の捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項28】 前記弱化ラインは、前記下方自由端部
の上方で且つ前記スカートの周囲に間隔を開けて形成さ
れたスロットと、前記スロットの間にあって、前記下方
自由端部を前記スカートに連結するブリッジとを含み、
前記ブリッジは、半径方向の寸法よりも小さな周方向寸
法を有しており、前記下方自由端部がカールされる際、
周方向につぶれるようになっている請求項23に記載の
捩り切り証拠型キャップ。 - 【請求項29】 前記弱化ラインから垂下する突出部を
含み、前記突出部は、前記下方自由端部がカールして前
記ブリッジがつぶれる際、前記下方自由端部と係合し
て、前記弱化ラインで前記スカートと前記下方自由端部
との間の半径方向の移動を制限する請求項28に記載の
捩り切り証拠型キャップ。
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