JP3209538B2 - ピルファープルーフ特性を有する合成樹脂製キャップ - Google Patents
ピルファープルーフ特性を有する合成樹脂製キャップInfo
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- JP3209538B2 JP3209538B2 JP07519291A JP7519291A JP3209538B2 JP 3209538 B2 JP3209538 B2 JP 3209538B2 JP 07519291 A JP07519291 A JP 07519291A JP 7519291 A JP7519291 A JP 7519291A JP 3209538 B2 JP3209538 B2 JP 3209538B2
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- Japan
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- cap
- peripheral
- synthetic resin
- resin cap
- flap piece
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D41/00—Caps, e.g. crown caps or crown seals, i.e. members having parts arranged for engagement with the external periphery of a neck or wall defining a pouring opening or discharge aperture; Protective cap-like covers for closure members, e.g. decorative covers of metal foil or paper
- B65D41/32—Caps or cap-like covers with lines of weakness, tearing-strips, tags, or like opening or removal devices, e.g. to facilitate formation of pouring openings
- B65D41/34—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt
- B65D41/3423—Threaded or like caps or cap-like covers provided with tamper elements formed in, or attached to, the closure skirt with flexible tabs, or elements rotated from a non-engaging to an engaging position, formed on the tamper element or in the closure skirt
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Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ピルファープルーフ特
性を有する合成樹脂製キャップに関する。
性を有する合成樹脂製キャップに関する。
【０００２】
【従来技術】従来、ピルファープルーフ特性を有する合
成樹脂製キャップとして、天面と天面周縁部から垂下し
た筒状スカート部とを有し、該筒状スカート部下端に弱
下線を介して周状バンドが設けられ、該周状バンド部の
内面には、容器口部に形成されているあご部と係合する
フラップ片が一定間隔で設けられているものが知られて
おり、このタイプのキャップは広く実用に供されてい
る。即ち、このキャップにおいては、周状バンド部が前
記フラップ片によって容器口部に固定されているため、
開栓に際して前記弱下線での破断を生じ、周状バンド部
のみが容器口部に残存し、ピルファープルーフ機能を発
揮するものである。
成樹脂製キャップとして、天面と天面周縁部から垂下し
た筒状スカート部とを有し、該筒状スカート部下端に弱
下線を介して周状バンドが設けられ、該周状バンド部の
内面には、容器口部に形成されているあご部と係合する
フラップ片が一定間隔で設けられているものが知られて
おり、このタイプのキャップは広く実用に供されてい
る。即ち、このキャップにおいては、周状バンド部が前
記フラップ片によって容器口部に固定されているため、
開栓に際して前記弱下線での破断を生じ、周状バンド部
のみが容器口部に残存し、ピルファープルーフ機能を発
揮するものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上記のキ
ャップにおいては、フラップ片の強度が十分でないこと
に関連して、フラップ片と容器口部に形成されているあ
ご部との係合力が十分でなく、開栓に際して弱下線の破
断が行われず、キャップが周状バンドごとすっぽ抜けて
しまうというトラブルが屡々生ずる。また、周状バンド
下端と容器口部との間に若干の隙間が形成されているた
めに、この隙間を利用してのいたずらが屡々行われると
いう問題もある。さらに特開平２ー２９６６６６号公報
には、周状バンド部に上向きの可撓タブを設け、周状バ
ンド部下端に内方に突出した干渉ビードを設けたキャッ
プが開示されている。この先行技術のキャップは、可撓
タブと干渉ビードとの共働作用により、容器口部に形成
されたあご部と周状バンドとの係合力を高めるものであ
り、上述した開栓に際してのすっぽ抜けが有効に防止さ
れ、また干渉ビードにより周状バンド部下端と容器口部
との間の空間が埋められるという点で意義深いものであ
る。しかし、この先行技術のキャップは、周状バンドの
内側に可撓タブと干渉ビードとの２つの突起物が形成さ
れているため、その成形が非常に困難であるという問題
がある。即ち、この種のキャップは、通常適当な金型を
用いての射出成形等の成形手段によって製造されるので
あるが、上記キャップの場合では、その周状バンド部の
形状からいって、成形終了後に金型を離脱させることが
極めて難しいのである。事実、この先行技術には、その
成形手段に関しては何ら記載されていない。従って本発
明の目的は、極めて容易に成形できるとともに、開封に
際してのすっぽ抜けが有効に防止され、且つ周状バンド
部下端と容器口部との間に形成される空間を利用しての
イタズラが有効に防止されるピルファープルーフ特性を
有する合成樹脂製キャップを提供することにある。
ャップにおいては、フラップ片の強度が十分でないこと
に関連して、フラップ片と容器口部に形成されているあ
ご部との係合力が十分でなく、開栓に際して弱下線の破
断が行われず、キャップが周状バンドごとすっぽ抜けて
しまうというトラブルが屡々生ずる。また、周状バンド
下端と容器口部との間に若干の隙間が形成されているた
めに、この隙間を利用してのいたずらが屡々行われると
いう問題もある。さらに特開平２ー２９６６６６号公報
には、周状バンド部に上向きの可撓タブを設け、周状バ
ンド部下端に内方に突出した干渉ビードを設けたキャッ
プが開示されている。この先行技術のキャップは、可撓
タブと干渉ビードとの共働作用により、容器口部に形成
されたあご部と周状バンドとの係合力を高めるものであ
り、上述した開栓に際してのすっぽ抜けが有効に防止さ
れ、また干渉ビードにより周状バンド部下端と容器口部
との間の空間が埋められるという点で意義深いものであ
る。しかし、この先行技術のキャップは、周状バンドの
内側に可撓タブと干渉ビードとの２つの突起物が形成さ
れているため、その成形が非常に困難であるという問題
がある。即ち、この種のキャップは、通常適当な金型を
用いての射出成形等の成形手段によって製造されるので
あるが、上記キャップの場合では、その周状バンド部の
形状からいって、成形終了後に金型を離脱させることが
極めて難しいのである。事実、この先行技術には、その
成形手段に関しては何ら記載されていない。従って本発
明の目的は、極めて容易に成形できるとともに、開封に
際してのすっぽ抜けが有効に防止され、且つ周状バンド
部下端と容器口部との間に形成される空間を利用しての
イタズラが有効に防止されるピルファープルーフ特性を
有する合成樹脂製キャップを提供することにある。
【０００４】
【課題を達成するための手段】本発明によれば、天面と
天面周縁部から垂下した筒状スカート部とを有し、該筒
状スカート部下端に弱化線を介して周状バンドが設けら
れ、該周状バンド部の内面には、容器口部に形成されて
いるあご部と係合するフラップ片が一定間隔で設けられ
ている合成樹脂製キャップにおいて、前記周状バンドの
下方端部には、内向きにカールし且つ上端が前記フラッ
プ片の根元部近傍に位置する周状カール部が後加工によ
って形成されていることを特徴とするピルファープルー
フ特性を有する合成樹脂製キャップが提供される。
天面周縁部から垂下した筒状スカート部とを有し、該筒
状スカート部下端に弱化線を介して周状バンドが設けら
れ、該周状バンド部の内面には、容器口部に形成されて
いるあご部と係合するフラップ片が一定間隔で設けられ
ている合成樹脂製キャップにおいて、前記周状バンドの
下方端部には、内向きにカールし且つ上端が前記フラッ
プ片の根元部近傍に位置する周状カール部が後加工によ
って形成されていることを特徴とするピルファープルー
フ特性を有する合成樹脂製キャップが提供される。
【０００５】
【作用】本発明においては、周状バンドの下端に内向き
の周状カール部を形成させたことが顕著な特徴であり、
この周状カール部が、開栓時におけるフラップ片と容器
口部のあご部との係合力を補強し、開栓に際しての周状
バンドのすっぽ抜けが有効に回避される。また、周状バ
ンドの下端と容器との間に形成される空間は、前記周状
カール部によって埋められているため該空間を利用して
のイタズラも有効に防止できる。
の周状カール部を形成させたことが顕著な特徴であり、
この周状カール部が、開栓時におけるフラップ片と容器
口部のあご部との係合力を補強し、開栓に際しての周状
バンドのすっぽ抜けが有効に回避される。また、周状バ
ンドの下端と容器との間に形成される空間は、前記周状
カール部によって埋められているため該空間を利用して
のイタズラも有効に防止できる。
【０００６】更に本発明においては、前記フラップ片と
容器口部のあご部との係合力が補強されていることに関
連して、閉栓状態からキャップを回転させた時、弱化線
の破断が開始するキャップの回転角度を小さくできると
いう利点が達成される。例えば、後述する実施例及び比
較例から明らかなように、本発明のキャップにおける上
記回転角度は約２００度であるのに対し、周状カール部
が形成されていない従来のキャップでは、上記回転角度
は約３６０度であり、本発明のキャップに比して著しく
大きいことが理解される。すなわち、この回転角度が大
きいと、キャップのシールが破壊される程度にキャップ
が回転されても弱化線の破断を生じていないという事態
を生じ、これはいたずら防止の見地から極めて望ましく
ない。一方、本発明のように前述した回転角度が小さい
と、キャップのシールが破壊されるようにキャップが回
転されると、弱化線の破断を生じるため、キャップのシ
ールが破壊されたということが一般の消費者等に明示さ
れるため、いたずらによるトラブルを未然に防止できる
のである。
容器口部のあご部との係合力が補強されていることに関
連して、閉栓状態からキャップを回転させた時、弱化線
の破断が開始するキャップの回転角度を小さくできると
いう利点が達成される。例えば、後述する実施例及び比
較例から明らかなように、本発明のキャップにおける上
記回転角度は約２００度であるのに対し、周状カール部
が形成されていない従来のキャップでは、上記回転角度
は約３６０度であり、本発明のキャップに比して著しく
大きいことが理解される。すなわち、この回転角度が大
きいと、キャップのシールが破壊される程度にキャップ
が回転されても弱化線の破断を生じていないという事態
を生じ、これはいたずら防止の見地から極めて望ましく
ない。一方、本発明のように前述した回転角度が小さい
と、キャップのシールが破壊されるようにキャップが回
転されると、弱化線の破断を生じるため、キャップのシ
ールが破壊されたということが一般の消費者等に明示さ
れるため、いたずらによるトラブルを未然に防止できる
のである。
【０００７】更に、本発明のキャップにおいては、前記
周状カール部によってフラップ片が保護されているた
め、キャップ成形後から、キャップを容器口部に締結す
るまでの間において、該フラップ片の変形等を有効に防
止することができる。これは、本発明の付加的な利点で
ある。上述した本発明において、周状カール部の形成は
容易であり、例えば射出成形によりフラップ片を備えた
周状バンドが弱下線を介して設けられたキャップを成形
し、その後に極めて簡単な手段で周状バンド下端に周状
カール部を形成することができる。
周状カール部によってフラップ片が保護されているた
め、キャップ成形後から、キャップを容器口部に締結す
るまでの間において、該フラップ片の変形等を有効に防
止することができる。これは、本発明の付加的な利点で
ある。上述した本発明において、周状カール部の形成は
容易であり、例えば射出成形によりフラップ片を備えた
周状バンドが弱下線を介して設けられたキャップを成形
し、その後に極めて簡単な手段で周状バンド下端に周状
カール部を形成することができる。
【０００８】
【実施例】本発明を、以下、添付図面に示す具体例に基
ずいて詳細に説明する。図１は、本発明のキャップが容
器口部に嵌合している状態を示す。この図１において、
このキャップ（全体として１で示す）は、天面周縁部か
ら垂下した筒状スカート部３とを有している。また該ス
カート部３の下端には、弱下線４を介して周状バンド５
が設けられている。
ずいて詳細に説明する。図１は、本発明のキャップが容
器口部に嵌合している状態を示す。この図１において、
このキャップ（全体として１で示す）は、天面周縁部か
ら垂下した筒状スカート部３とを有している。また該ス
カート部３の下端には、弱下線４を介して周状バンド５
が設けられている。
【０００９】周状バンド５の内面には、一定間隔でフラ
ップ片６が設けられている。各フラップ片６は、キャッ
プ１の開栓方向と同方向を指向している。即ち、キャッ
プの開栓が進むに従って各フラップ片６は、容器のあご
部１０の下側と接触係合する。従って開栓に対して大き
な抵抗力が作用し、弱下線４からの破断を生じ、周状バ
ンド５は容器口部に残存することになるのである。
ップ片６が設けられている。各フラップ片６は、キャッ
プ１の開栓方向と同方向を指向している。即ち、キャッ
プの開栓が進むに従って各フラップ片６は、容器のあご
部１０の下側と接触係合する。従って開栓に対して大き
な抵抗力が作用し、弱下線４からの破断を生じ、周状バ
ンド５は容器口部に残存することになるのである。
【００１０】本発明においては、周状バンド５の下端に
周状カール部７が形成されている。図１から明らかな通
り、この周状カール部７は内向きにカールしており、そ
の上端は、フラップ片６の根元部近傍に位置している。
即ち、開栓に際して各フラップ片６が容器あご部１０の
下側と接触係合した際に、この周状カール部７は各フラ
ップ片６を該あご部１０の下側から押さえつける様に作
用し、この結果として各フラップ片６の伸び、変形等が
有効に防止される。従って、開栓に対する抵抗力が補強
され、開栓時における周状バンド５のすっぽ抜けが有効
に回避されるのである。また図１から明らかな通り、周
状カール部７の形成により、周状バンド５の下端と容器
口部壁との間の空間が狭くなり、この結果として該空間
を利用してのイタズラを有効に防止することが可能とな
る。
周状カール部７が形成されている。図１から明らかな通
り、この周状カール部７は内向きにカールしており、そ
の上端は、フラップ片６の根元部近傍に位置している。
即ち、開栓に際して各フラップ片６が容器あご部１０の
下側と接触係合した際に、この周状カール部７は各フラ
ップ片６を該あご部１０の下側から押さえつける様に作
用し、この結果として各フラップ片６の伸び、変形等が
有効に防止される。従って、開栓に対する抵抗力が補強
され、開栓時における周状バンド５のすっぽ抜けが有効
に回避されるのである。また図１から明らかな通り、周
状カール部７の形成により、周状バンド５の下端と容器
口部壁との間の空間が狭くなり、この結果として該空間
を利用してのイタズラを有効に防止することが可能とな
る。
【００１１】また本発明においては、図２に示す通り、
周状カール部７の先端に、前記フラップ片６に対応して
所定間隔で切欠き８を設け、各フラップ片６がこの切欠
き８と係合する様にしておくことが好適である。即ち、
この態様によれば、各フラップ片６は、切欠き８によっ
てある程度位置固定されるので、開栓方向に対するフラ
ップ片６の抵抗力がさらに増大される。
周状カール部７の先端に、前記フラップ片６に対応して
所定間隔で切欠き８を設け、各フラップ片６がこの切欠
き８と係合する様にしておくことが好適である。即ち、
この態様によれば、各フラップ片６は、切欠き８によっ
てある程度位置固定されるので、開栓方向に対するフラ
ップ片６の抵抗力がさらに増大される。
【００１２】上述した本発明のキャップは、極めて容易
に成形できるという製造上の利点をも有している。即
ち、射出成形等の公知の成形手段により、周状カール部
７が形成されていないキャップを成形する。これを図３
に示す。図３から明らかな通りこのキャップは、周状バ
ンド部５の下方部分（フラップ片６の下方）が実質的に
ストレートな状態にあり、金型からの離型等の困難性は
なく、上記成形は容易に行うことができる。
に成形できるという製造上の利点をも有している。即
ち、射出成形等の公知の成形手段により、周状カール部
７が形成されていないキャップを成形する。これを図３
に示す。図３から明らかな通りこのキャップは、周状バ
ンド部５の下方部分（フラップ片６の下方）が実質的に
ストレートな状態にあり、金型からの離型等の困難性は
なく、上記成形は容易に行うことができる。
【００１３】上記のキャップを、図４に示す様に、キャ
ップ受けダイ２０に固定し、ヒータ等によって適当な温
度に加熱されたパンチ２１を用いてパンチングを行うこ
とにより、周状バンド５の下端に周状カール部７が形成
された本発明のキャップが製造される。
ップ受けダイ２０に固定し、ヒータ等によって適当な温
度に加熱されたパンチ２１を用いてパンチングを行うこ
とにより、周状バンド５の下端に周状カール部７が形成
された本発明のキャップが製造される。
【００１４】実施例１ 密度が０．９１２ｇ／ｃｍ3及びメルトフローレート
（２３０℃）が１０ｇ／１０ｍｉｎのポリプロピレン樹
脂を用いて、図１に示す形状のキャップ（キャップ高さ
２０．４ｍｍ、キャップ外径２９．８ｍｍ）を成形し
た。このキャップを１５００ｍｌのポリエチレンテレフ
タレート製ボトルに締結した。この状態で、弱化線の破
断が開始するキャップの回転角度の測定を行った。また
上記と同様にして弱化線を形成せずにキャップを成形
し、これを前記ボトルに締結し、該キャップがボトルか
らすっぽ抜けるトルクを測定した。結果を表１に示す。
尚、各測定は、それぞれ１０本のサンプルについて行
い、その平均値で示した。
（２３０℃）が１０ｇ／１０ｍｉｎのポリプロピレン樹
脂を用いて、図１に示す形状のキャップ（キャップ高さ
２０．４ｍｍ、キャップ外径２９．８ｍｍ）を成形し
た。このキャップを１５００ｍｌのポリエチレンテレフ
タレート製ボトルに締結した。この状態で、弱化線の破
断が開始するキャップの回転角度の測定を行った。また
上記と同様にして弱化線を形成せずにキャップを成形
し、これを前記ボトルに締結し、該キャップがボトルか
らすっぽ抜けるトルクを測定した。結果を表１に示す。
尚、各測定は、それぞれ１０本のサンプルについて行
い、その平均値で示した。
【００１５】比較例１ 周状カール部を形成しなかった以外は、実施例１と同様
にしてキャップを成形し（キャップ高さ１９．１ｍｍ、
キャップ外径２９．８ｍｍ）、すっぽ抜けトルク及び弱
化線切れ回転角度の測定を行った。結果を表１に示す。
にしてキャップを成形し（キャップ高さ１９．１ｍｍ、
キャップ外径２９．８ｍｍ）、すっぽ抜けトルク及び弱
化線切れ回転角度の測定を行った。結果を表１に示す。
【００１６】
【表１】
【００１７】
【発明の効果】本発明によれば、キャップの開栓に際し
て、周状バンドのすっぽ抜けが有効に回避され、ピルフ
ァープルーフ機能が十分に発揮される。また周状バンド
下端と容器外壁との間の空間が埋められており、この空
間を利用してのイタズラを有効に防止できる。本発明の
キャップは、極めて簡単な手段で容易に製造することが
できる。
て、周状バンドのすっぽ抜けが有効に回避され、ピルフ
ァープルーフ機能が十分に発揮される。また周状バンド
下端と容器外壁との間の空間が埋められており、この空
間を利用してのイタズラを有効に防止できる。本発明の
キャップは、極めて簡単な手段で容易に製造することが
できる。
【図１】本発明のキャップを容器口部に嵌合した状態を
示す図。
示す図。
【図２】本発明のキャップの好適態様を示す図。
【図３】本発明のキャップにおいて、周状カール部が形
成されていない状態を示す図。
成されていない状態を示す図。
【図４】周状カール部の形成手段を示す図。
Claims (2)
- 【請求項１】 天面と天面周縁部から垂下した筒状スカ
ート部とを有し、該筒状スカート部下端に弱化線を介し
て周状バンドが設けられ、該周状バンド部の内面には、
容器口部に形成されているあご部と係合するフラップ片
が一定間隔で設けられている合成樹脂製キャップにおい
て、 前記周状バンドの下方端部には、内向きにカールし且つ
上端が前記フラップ片の根元部近傍に位置する周状カー
ル部が後加工によって形成されていることを特徴とする
ピルファープルーフ特性を有する合成樹脂製キャップ。 - 【請求項２】 前記周状カール部先端には、前記フラッ
プ片に対応して所定間隔で切欠きが形成されており、各
フラップ片は、各切欠きと係合している請求項１に記載
の合成樹脂製キャップ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07519291A JP3209538B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | ピルファープルーフ特性を有する合成樹脂製キャップ |
| DE69202809T DE69202809T2 (de) | 1991-04-08 | 1992-04-06 | Diebstahlsicherer Verschluss aus Kunstharz. |
| EP92303008A EP0508702B1 (en) | 1991-04-08 | 1992-04-06 | Pilfer-proof synthetic resin cap |
| KR1019920005740A KR100194165B1 (ko) | 1991-04-08 | 1992-04-07 | 절취 방지형 합성 수지 캡 |
| US08/101,267 US5289931A (en) | 1991-04-08 | 1993-07-26 | Pilfer-proof synthetic resin cap |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07519291A JP3209538B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | ピルファープルーフ特性を有する合成樹脂製キャップ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04311461A JPH04311461A (ja) | 1992-11-04 |
| JP3209538B2 true JP3209538B2 (ja) | 2001-09-17 |
Family
ID=13569088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07519291A Expired - Lifetime JP3209538B2 (ja) | 1991-04-08 | 1991-04-08 | ピルファープルーフ特性を有する合成樹脂製キャップ |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0508702B1 (ja) |
| JP (1) | JP3209538B2 (ja) |
| KR (1) | KR100194165B1 (ja) |
| DE (1) | DE69202809T2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3298057B2 (ja) * | 1994-05-17 | 2002-07-02 | 日本クラウンコルク株式会社 | 合成樹脂製容器蓋 |
| DE4433238C1 (de) * | 1994-09-17 | 1996-01-18 | Safety Cap System Ag | Schraubkappe aus Kunststoff zum Verschließen einer Flasche oder dergleichen |
| US5957315A (en) * | 1996-12-17 | 1999-09-28 | Japan Crown Cork Co., Ltd. | Plastic container closure with tamper evident properties |
| JP3847868B2 (ja) | 1996-12-17 | 2006-11-22 | 日本クラウンコルク株式会社 | タンパーエビデント特性を備えた合成樹脂製容器蓋 |
| DE10224340A1 (de) | 2002-05-29 | 2003-12-11 | Basf Ag | Rauchgasarm verbrennendes thermoplastisches Polyurethan |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4709824A (en) * | 1985-12-12 | 1987-12-01 | Tri-Tech Systems International Inc. | Tamper evident plastic caps with lower separable or breakaway portions and a method of forming them |
| NO178997C (no) * | 1989-01-30 | 1996-07-17 | Hc Ind | Manipuleringsindikerende plastlukke |
-
1991
- 1991-04-08 JP JP07519291A patent/JP3209538B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
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