JPS6349721Y2 - - Google Patents
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- JPS6349721Y2 JPS6349721Y2 JP7730582U JP7730582U JPS6349721Y2 JP S6349721 Y2 JPS6349721 Y2 JP S6349721Y2 JP 7730582 U JP7730582 U JP 7730582U JP 7730582 U JP7730582 U JP 7730582U JP S6349721 Y2 JPS6349721 Y2 JP S6349721Y2
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はパイプ、丸棒あるいは型鋼等の鉄鋼あ
るいは非鉄圧延長尺製品の超音波自動探傷装置に
おいて、被検査材の曲り等に対して探触子を自在
に倣い追従させる優れた追従性を持つ探触子追従
機構に関するものである。 例えば丸棒、パイプ等の長尺圧延製品を超音波
自動探傷を行なう場合、これら被検査材を軸方向
に直進搬送あるいはスパイラル状に回転しながら
直進させて搬送しながら、探触子を被検査材表面
に設定し、全長にわたる探傷を行なう。この場合
に探触子と被検査材は常に一定の相対的位置関係
を保持する必要がある。特に、これらの長尺圧延
製品は製品の品質を損わない程度の曲りは許容さ
れるので例えば丸棒については一般に3mm/m程
度の曲りがあり、従つて製品長さが例えば10mあ
れば最悪全長について30mm程度の曲りがあり得
る。また、このような曲り材を搬送装置で搬送す
る場合、曲りによつて上下、左右方向の被検査材
の位置変動を生ずるばかりでなく、被検査材先
端、尾端のローラーへの乗り上げ、乗り下がりに
よる搬送振動を避けることができない。探触子追
従機構は、このような被検査材の位置変動、搬送
振動に対して追従性の優れた機構が望まれてき
た。 第1図、第2図に丸棒の超音波自動探傷のため
に従来から使用されている探触子追従機構を例示
する。第1図はその斜視図、第2図はその側面図
である。第1図、第2図において1a,1bは上
部腕、1c,1dは下部腕であり、1a,1b
間、1c,1d間はそれぞれ2a,2bおよび2
c,2dのスペーサを介して固着され、1a,1
bおよび1c,1dは、それぞれ1体の腕として
働く。上部腕1a,1bの固定端は5a、下部腕
1c,1dの固定端は5bの軸により、それぞれ
軸受3a,3bに軸支され、軸周りに揺動でき
る。同様に、上部腕1a,1bの可動端は6a、
下部腕1c,1dの可動端は6bの軸によりそれ
ぞれ軸受4a,4bに軸支され、軸周りに揺動す
ることができる。固定端軸受3a,3bは取付板
20を介して固定フレーム21に取付けられる。
また、可動端側軸受4a,4bは探傷ヘツド取付
板7に取付けられる。すなわち、上部腕1a,1
bと、下部腕1c,1dは平行四辺形リンクとし
て働き、第2図紙面内において固定端側を固定軸
として可動端を上下方向に揺動させることができ
る。この上下方向の揺動は後述するが、被検査材
22の上下方向の位置変動に対する上下追従の自
由度として働く。 更に平行四辺形リンクの1部に、第1図、第2
図では下部腕1c,1dの中間部に中間ロツド1
5を設け、中間ロツド15にナツクル16を係合
させ、このナツクル15に空圧シリンダ17のピ
ストンロツドを連結する。空圧シリンダ17の上
端クレビス19はアーム18と揺動自在に係合す
る。更にアーム18は取付板20に固定される。
このように構成された平行四辺形リンクはシリン
ダ17の操作により第2図紙面内において固定端
を固定軸として、空圧を印加することにより、可
動端を上下に退避させることができる。21は固
定フレームの1部を示す。 第3図に探触子ヘツド部を示す。第1図、第2
図、第3図において7は探触子ヘツド取付板であ
り、接触子ヘツド取付板7には上下2位置左右に
突起したヨーク8a,8b、および9a,9bが
あり、それぞれ案内ロツド11a,11bをヨー
ク間に固着してある。この案内ロツド11a,1
1bにはスライド軸受12a,12bを介して可
動ブロツク10が取付けられる。可動ブロツク1
0の下端には鞍型ヘツド13を取付け、鞍型ヘツ
ド13には左右に超音波探触子14a,14bを
装着してある。なお、超音波探触子14a,14
bには接触媒質として水を供給するホースを設け
るが図中省略する。 前述した空圧シリンダ17を操作して鞍型ヘツ
ド13を下降させると、鞍型ヘツド13は被検査
材22上に当接する。被検査材22を図示矢印の
方向に直進あるいはスパイラル状に回転しながら
直進搬送する間に超音波探傷が行なわれる。この
とき、鞍型ヘツド13は被検査材22の位置変動
に対し、左右方向については可動ブロツク10内
に装着したスライド軸受12a,12bの左右軸
により、上下方向については前述した平行四辺形
リンクの上下揺動によつて追従することができ
る。 以上説明した従来使用されている探触子追従機
構は上下倣いは平行四辺形リンクの動き、左右倣
いはスライド軸受により2方向の自由度を得てい
るが、平行四辺形リンク各腕の支軸の軸受、スラ
イド軸受など、倣い追従時の摺動部が多く、また
機構も部品数が多く、複雑高価となり、更に探触
子ヘツド部を含めた可動部の質量が大きくなるた
めに、急激な倣いに対して慣性力が増し、倣い性
能を阻害する問題があつた。 本考案は、この従来機構の欠点を改善した倣い
機能を有する探触子追従機構として、倣い追従に
摺動部を極力制限して部品数を少く、機構を簡易
化して廉価に、また追従部の質量を極力小さくし
て追従性能を向上した超音波探傷用探触子追従機
構を提供することを目的とする。 以下に本考案になる機構の実施例につき図面に
基づき、その構成と作用を詳説する。 第4図は、本考案の超音波探傷用探触子追従機
構の、一実施例を示す説明図である。図におい
て、固定フレーム48にその位置を設置される枠
形フレーム31は、上部板32、下部板33およ
び左右のロツド34a,34bにより枠形に組ま
れている。枠形フレーム31の中央にヘツド取付
板35があり、ヘツド取付板の中央穴36の上部
に鞍型ヘツド13を取付けてあり、鞍型ヘツド1
3の左右に超音波探触子14a,14bが装着さ
れる。なお、超音波探触子14a,14bには接
触媒質として水を供給するホースを要するが図示
を省略する。 ヘツド取付板35の両側部に設けた凸起36
a,36bは平行板バネ37a,37bおよび3
8a,38bにより、左右の中間板39、および
40のそれぞれの凸起39a,40aに連接され
る。更に中間板39および40はそれぞれ上、下
の凸起39b,39cおよび40b,40cにお
いて上、下それぞれ2組の平行板バネ41a,4
1b,42a,42b、および43a,43b,
44a,44bにより、上部板32、および下部
板33の凸起32a,32bおよび33a,33
bに連接される。 このように構成された探触子追従機構はスライ
ド板45により懸架され、スライド板45はスラ
イドガイド46a,46bに案内され、空圧シリ
ンダ47により上下に昇降操作できる。48は固
定フレームの1部を示す。 被検査材22がスパイラル状に回転しながら直
進搬送されて、その先端がヘツド取付板35の中
央穴36に達すると、空圧シリンダ47を操作し
て枠形フレーム31を下降させる。枠形フレーム
31の下降によつて鞍型ヘツド13が被検査材2
2の上に当接され超音波探傷が開始される。この
とき鞍型ヘツド13と被検査材22の接触を更に
安定に確保するためにコイルバネ49の圧縮力が
付勢されることが好ましく、なお、枠形フレーム
31が空圧シリンダ47によつて上昇している時
はヘツド取付板35はストツパ50に押付けられ
て安定位置にあるようにすることが望ましい。第
4図は枠形フレーム31が下降して鞍型ヘツド1
3が被検査材22に当接している状態を示す。 次に第5図において、被検査材22の曲りによ
つて、その中心位置が0から0′に変動する場合
は同図に示すように、各部の平行板バネの撓みに
よつて、鞍型ヘツド13は被検査材22の変位に
追従して、平行状態を保持したまま、変位するこ
とができる。従つて変位しても被検査材と接触子
の相対的関係位置は常に一定に保持される。 このように本考案の機構は追従に際し、平行板
バネの撓みによるのみで全く摺動部材を含まず、
枠形フレームとバネと若干変位する可動部材とよ
りなり、極めて簡易な機構で部品数は少く廉価で
ある。可動部材としてのヘツド取付板35の質量
は小さくして急激な倣に対して慣性力は減少し倣
い性能を阻害することがない。更にヘツド取付板
35、および左右の中間板30および40は質量
を軽減するためにプラスチツク材料を用いること
が望ましい。 被検査材22の曲りが大きく、ヘツド取付板3
5の変位が大きい場合には、中間板39、および
40を懸吊している平行板バネ41a,41b,
42a,42bおよび43c,43b,44a,
44bの撓みが上部板32、下部板33の間で拘
束されているためにヘツド取付板35の左右方向
の変位が充分変位し得ない恐れがある。この場合
には第6図のように構成することができる。 第6図では平行板バネ41a,41bおよび4
3a,43bを上部板32に連接せず、可動板5
1に連接し、可動板51をスライド軸受52a,
52bを介してそれぞれ左右のロツド34a,3
4bにスライド可能に係合させたものである。こ
の構成によれば、平行板バネ41a,41b,4
2a,42bおよび43a,43b,44a,4
4bの撓みは拘束されることなく、ヘツド取付板
35は被検材の大きな曲りに応じて必要充分の変
位を行なうことができる。 以上の説明においてヘツド取付板35と鞍型ヘ
ツド13を示す各図面上で紙面に対して前後方向
の相対位置関係は、本考案の探触子追従機構の追
従性の説明において直接的に関係しないので特に
詳細な説明は行なわないが、ヘツド取付板35が
紙面背面例と、紙面手前側において鞍型が等量の
突出をなすのがバランス上好ましい。また、以上
の説明ではヘツド取付板35に鞍型ヘツド13が
直接取付けられ、被検査材22に対する鞍型ヘツ
ド13の当接は枠形フレーム31を空圧シリンダ
47で昇降させて行なう場合を例示したが、第7
図に示すように、ヘツド取付板56に小型空圧シ
リンダ57を取付け、鞍型ヘツド53に空圧シリ
ンダ47のピストンロツドを連結し、昇降案内機
構54a,54bにより鞍型ヘツド53を案内さ
せ、小型空圧シリンダ57を操作して鞍型ヘツド
53を被検査材22に当接させることもできる。
この場合には鞍型ヘツド53が上昇して被検査材
22より離れている時には、ヘツド取付板56が
上下方向に安定するように下方からヘツド取付板
56を押上げる方向にバランス用コイルバネ55
を装着しておくことが必要である。なお、この場
合には枠形フレーム31の昇降は必要ないことは
説明するまでもない。 以上の実施例においては被検査材22はパイ
プ、丸棒のような円形外形をもつ長尺の被検査材
で何れも軸方向にスパイラル状に回転しながら直
進搬送させるものとして示したが、軸方向に直進
搬送される場合にはヘツド取付板35あるいは5
6は鞍型ヘツド13あるいは53と被検査材22
との接触摩擦により進行方向に引張られるという
不具合が生ずるので、鞍型ヘツド13あるいは5
3の接触面に4フツ化エチレン材を使用したり、
この接触面の接触を初める部分と接触を終る部分
にローラーを設ける等接触摩擦を軽減する技術手
段が必要である。また被検査材22が型鋼等の場
合には鞍型ヘツドの形状を変える必要がある。 このように本考案は倣い追従に摺動部を極力制
限して部品数を少くして廉価に、また追従部の質
量を極力小さくして追従性能を向上した超音波探
傷用探触子追従機構を提供することができる。
るいは非鉄圧延長尺製品の超音波自動探傷装置に
おいて、被検査材の曲り等に対して探触子を自在
に倣い追従させる優れた追従性を持つ探触子追従
機構に関するものである。 例えば丸棒、パイプ等の長尺圧延製品を超音波
自動探傷を行なう場合、これら被検査材を軸方向
に直進搬送あるいはスパイラル状に回転しながら
直進させて搬送しながら、探触子を被検査材表面
に設定し、全長にわたる探傷を行なう。この場合
に探触子と被検査材は常に一定の相対的位置関係
を保持する必要がある。特に、これらの長尺圧延
製品は製品の品質を損わない程度の曲りは許容さ
れるので例えば丸棒については一般に3mm/m程
度の曲りがあり、従つて製品長さが例えば10mあ
れば最悪全長について30mm程度の曲りがあり得
る。また、このような曲り材を搬送装置で搬送す
る場合、曲りによつて上下、左右方向の被検査材
の位置変動を生ずるばかりでなく、被検査材先
端、尾端のローラーへの乗り上げ、乗り下がりに
よる搬送振動を避けることができない。探触子追
従機構は、このような被検査材の位置変動、搬送
振動に対して追従性の優れた機構が望まれてき
た。 第1図、第2図に丸棒の超音波自動探傷のため
に従来から使用されている探触子追従機構を例示
する。第1図はその斜視図、第2図はその側面図
である。第1図、第2図において1a,1bは上
部腕、1c,1dは下部腕であり、1a,1b
間、1c,1d間はそれぞれ2a,2bおよび2
c,2dのスペーサを介して固着され、1a,1
bおよび1c,1dは、それぞれ1体の腕として
働く。上部腕1a,1bの固定端は5a、下部腕
1c,1dの固定端は5bの軸により、それぞれ
軸受3a,3bに軸支され、軸周りに揺動でき
る。同様に、上部腕1a,1bの可動端は6a、
下部腕1c,1dの可動端は6bの軸によりそれ
ぞれ軸受4a,4bに軸支され、軸周りに揺動す
ることができる。固定端軸受3a,3bは取付板
20を介して固定フレーム21に取付けられる。
また、可動端側軸受4a,4bは探傷ヘツド取付
板7に取付けられる。すなわち、上部腕1a,1
bと、下部腕1c,1dは平行四辺形リンクとし
て働き、第2図紙面内において固定端側を固定軸
として可動端を上下方向に揺動させることができ
る。この上下方向の揺動は後述するが、被検査材
22の上下方向の位置変動に対する上下追従の自
由度として働く。 更に平行四辺形リンクの1部に、第1図、第2
図では下部腕1c,1dの中間部に中間ロツド1
5を設け、中間ロツド15にナツクル16を係合
させ、このナツクル15に空圧シリンダ17のピ
ストンロツドを連結する。空圧シリンダ17の上
端クレビス19はアーム18と揺動自在に係合す
る。更にアーム18は取付板20に固定される。
このように構成された平行四辺形リンクはシリン
ダ17の操作により第2図紙面内において固定端
を固定軸として、空圧を印加することにより、可
動端を上下に退避させることができる。21は固
定フレームの1部を示す。 第3図に探触子ヘツド部を示す。第1図、第2
図、第3図において7は探触子ヘツド取付板であ
り、接触子ヘツド取付板7には上下2位置左右に
突起したヨーク8a,8b、および9a,9bが
あり、それぞれ案内ロツド11a,11bをヨー
ク間に固着してある。この案内ロツド11a,1
1bにはスライド軸受12a,12bを介して可
動ブロツク10が取付けられる。可動ブロツク1
0の下端には鞍型ヘツド13を取付け、鞍型ヘツ
ド13には左右に超音波探触子14a,14bを
装着してある。なお、超音波探触子14a,14
bには接触媒質として水を供給するホースを設け
るが図中省略する。 前述した空圧シリンダ17を操作して鞍型ヘツ
ド13を下降させると、鞍型ヘツド13は被検査
材22上に当接する。被検査材22を図示矢印の
方向に直進あるいはスパイラル状に回転しながら
直進搬送する間に超音波探傷が行なわれる。この
とき、鞍型ヘツド13は被検査材22の位置変動
に対し、左右方向については可動ブロツク10内
に装着したスライド軸受12a,12bの左右軸
により、上下方向については前述した平行四辺形
リンクの上下揺動によつて追従することができ
る。 以上説明した従来使用されている探触子追従機
構は上下倣いは平行四辺形リンクの動き、左右倣
いはスライド軸受により2方向の自由度を得てい
るが、平行四辺形リンク各腕の支軸の軸受、スラ
イド軸受など、倣い追従時の摺動部が多く、また
機構も部品数が多く、複雑高価となり、更に探触
子ヘツド部を含めた可動部の質量が大きくなるた
めに、急激な倣いに対して慣性力が増し、倣い性
能を阻害する問題があつた。 本考案は、この従来機構の欠点を改善した倣い
機能を有する探触子追従機構として、倣い追従に
摺動部を極力制限して部品数を少く、機構を簡易
化して廉価に、また追従部の質量を極力小さくし
て追従性能を向上した超音波探傷用探触子追従機
構を提供することを目的とする。 以下に本考案になる機構の実施例につき図面に
基づき、その構成と作用を詳説する。 第4図は、本考案の超音波探傷用探触子追従機
構の、一実施例を示す説明図である。図におい
て、固定フレーム48にその位置を設置される枠
形フレーム31は、上部板32、下部板33およ
び左右のロツド34a,34bにより枠形に組ま
れている。枠形フレーム31の中央にヘツド取付
板35があり、ヘツド取付板の中央穴36の上部
に鞍型ヘツド13を取付けてあり、鞍型ヘツド1
3の左右に超音波探触子14a,14bが装着さ
れる。なお、超音波探触子14a,14bには接
触媒質として水を供給するホースを要するが図示
を省略する。 ヘツド取付板35の両側部に設けた凸起36
a,36bは平行板バネ37a,37bおよび3
8a,38bにより、左右の中間板39、および
40のそれぞれの凸起39a,40aに連接され
る。更に中間板39および40はそれぞれ上、下
の凸起39b,39cおよび40b,40cにお
いて上、下それぞれ2組の平行板バネ41a,4
1b,42a,42b、および43a,43b,
44a,44bにより、上部板32、および下部
板33の凸起32a,32bおよび33a,33
bに連接される。 このように構成された探触子追従機構はスライ
ド板45により懸架され、スライド板45はスラ
イドガイド46a,46bに案内され、空圧シリ
ンダ47により上下に昇降操作できる。48は固
定フレームの1部を示す。 被検査材22がスパイラル状に回転しながら直
進搬送されて、その先端がヘツド取付板35の中
央穴36に達すると、空圧シリンダ47を操作し
て枠形フレーム31を下降させる。枠形フレーム
31の下降によつて鞍型ヘツド13が被検査材2
2の上に当接され超音波探傷が開始される。この
とき鞍型ヘツド13と被検査材22の接触を更に
安定に確保するためにコイルバネ49の圧縮力が
付勢されることが好ましく、なお、枠形フレーム
31が空圧シリンダ47によつて上昇している時
はヘツド取付板35はストツパ50に押付けられ
て安定位置にあるようにすることが望ましい。第
4図は枠形フレーム31が下降して鞍型ヘツド1
3が被検査材22に当接している状態を示す。 次に第5図において、被検査材22の曲りによ
つて、その中心位置が0から0′に変動する場合
は同図に示すように、各部の平行板バネの撓みに
よつて、鞍型ヘツド13は被検査材22の変位に
追従して、平行状態を保持したまま、変位するこ
とができる。従つて変位しても被検査材と接触子
の相対的関係位置は常に一定に保持される。 このように本考案の機構は追従に際し、平行板
バネの撓みによるのみで全く摺動部材を含まず、
枠形フレームとバネと若干変位する可動部材とよ
りなり、極めて簡易な機構で部品数は少く廉価で
ある。可動部材としてのヘツド取付板35の質量
は小さくして急激な倣に対して慣性力は減少し倣
い性能を阻害することがない。更にヘツド取付板
35、および左右の中間板30および40は質量
を軽減するためにプラスチツク材料を用いること
が望ましい。 被検査材22の曲りが大きく、ヘツド取付板3
5の変位が大きい場合には、中間板39、および
40を懸吊している平行板バネ41a,41b,
42a,42bおよび43c,43b,44a,
44bの撓みが上部板32、下部板33の間で拘
束されているためにヘツド取付板35の左右方向
の変位が充分変位し得ない恐れがある。この場合
には第6図のように構成することができる。 第6図では平行板バネ41a,41bおよび4
3a,43bを上部板32に連接せず、可動板5
1に連接し、可動板51をスライド軸受52a,
52bを介してそれぞれ左右のロツド34a,3
4bにスライド可能に係合させたものである。こ
の構成によれば、平行板バネ41a,41b,4
2a,42bおよび43a,43b,44a,4
4bの撓みは拘束されることなく、ヘツド取付板
35は被検材の大きな曲りに応じて必要充分の変
位を行なうことができる。 以上の説明においてヘツド取付板35と鞍型ヘ
ツド13を示す各図面上で紙面に対して前後方向
の相対位置関係は、本考案の探触子追従機構の追
従性の説明において直接的に関係しないので特に
詳細な説明は行なわないが、ヘツド取付板35が
紙面背面例と、紙面手前側において鞍型が等量の
突出をなすのがバランス上好ましい。また、以上
の説明ではヘツド取付板35に鞍型ヘツド13が
直接取付けられ、被検査材22に対する鞍型ヘツ
ド13の当接は枠形フレーム31を空圧シリンダ
47で昇降させて行なう場合を例示したが、第7
図に示すように、ヘツド取付板56に小型空圧シ
リンダ57を取付け、鞍型ヘツド53に空圧シリ
ンダ47のピストンロツドを連結し、昇降案内機
構54a,54bにより鞍型ヘツド53を案内さ
せ、小型空圧シリンダ57を操作して鞍型ヘツド
53を被検査材22に当接させることもできる。
この場合には鞍型ヘツド53が上昇して被検査材
22より離れている時には、ヘツド取付板56が
上下方向に安定するように下方からヘツド取付板
56を押上げる方向にバランス用コイルバネ55
を装着しておくことが必要である。なお、この場
合には枠形フレーム31の昇降は必要ないことは
説明するまでもない。 以上の実施例においては被検査材22はパイ
プ、丸棒のような円形外形をもつ長尺の被検査材
で何れも軸方向にスパイラル状に回転しながら直
進搬送させるものとして示したが、軸方向に直進
搬送される場合にはヘツド取付板35あるいは5
6は鞍型ヘツド13あるいは53と被検査材22
との接触摩擦により進行方向に引張られるという
不具合が生ずるので、鞍型ヘツド13あるいは5
3の接触面に4フツ化エチレン材を使用したり、
この接触面の接触を初める部分と接触を終る部分
にローラーを設ける等接触摩擦を軽減する技術手
段が必要である。また被検査材22が型鋼等の場
合には鞍型ヘツドの形状を変える必要がある。 このように本考案は倣い追従に摺動部を極力制
限して部品数を少くして廉価に、また追従部の質
量を極力小さくして追従性能を向上した超音波探
傷用探触子追従機構を提供することができる。
第1図は従来の超音波探傷用探触子追従機構の
斜視図、第2図は第1図の側面図、第3図は従来
機構の接触ヘツド部の背面図、第4図と第5図は
本考案の超音板探傷用探触子追従機構の一実施例
を示す説明図、第6図と第7図とはそれぞれ本考
案の機構の他の実施例を示す説明図である。 1aと1b……上部腕、1cと1d……下部
腕、2aと2bと2cと2d……スペーサ、5a
と5bと6aと6b……軸、3aと3bと4aと
4b……軸受、7……探傷ヘツド取付板、8aと
8bと9aと9b……ヨーク、10……可動ブロ
ツク、11aと11b……案内ロツド、12aと
12b……スライド軸受、13……鞍型ヘツド、
14aと14b……超音波探触子、15……中間
ロツド、16……ナツクル、17……空圧シリン
ダ、18……アーム、19……クレビス、20…
…取付板、21……固定フレーム、31……枠形
フレーム、32……上部板、33……下部板、3
4aと34b……ロツド、35……ヘツド取付
板、36……中央穴、32aと32bと33aと
33bと36aと36b……凸起、37aと37
bと38aと38bと41aと41bと42aと
42bと43aと43bと44aと44b……平
行板バネ、45……スライド板、46aと46b
……スライドガイド、47……空圧シリンダ、4
8……固定フレーム、49……コイルバネ、50
……ストツパ、51……可動板、52aと52b
……スライド軸受、53……鞍型ヘツド、56…
…ヘツド取付板、57……小型空圧シリンダ。
斜視図、第2図は第1図の側面図、第3図は従来
機構の接触ヘツド部の背面図、第4図と第5図は
本考案の超音板探傷用探触子追従機構の一実施例
を示す説明図、第6図と第7図とはそれぞれ本考
案の機構の他の実施例を示す説明図である。 1aと1b……上部腕、1cと1d……下部
腕、2aと2bと2cと2d……スペーサ、5a
と5bと6aと6b……軸、3aと3bと4aと
4b……軸受、7……探傷ヘツド取付板、8aと
8bと9aと9b……ヨーク、10……可動ブロ
ツク、11aと11b……案内ロツド、12aと
12b……スライド軸受、13……鞍型ヘツド、
14aと14b……超音波探触子、15……中間
ロツド、16……ナツクル、17……空圧シリン
ダ、18……アーム、19……クレビス、20…
…取付板、21……固定フレーム、31……枠形
フレーム、32……上部板、33……下部板、3
4aと34b……ロツド、35……ヘツド取付
板、36……中央穴、32aと32bと33aと
33bと36aと36b……凸起、37aと37
bと38aと38bと41aと41bと42aと
42bと43aと43bと44aと44b……平
行板バネ、45……スライド板、46aと46b
……スライドガイド、47……空圧シリンダ、4
8……固定フレーム、49……コイルバネ、50
……ストツパ、51……可動板、52aと52b
……スライド軸受、53……鞍型ヘツド、56…
…ヘツド取付板、57……小型空圧シリンダ。
Claims (1)
- 固定フレームとこの固定フレームからの結合手
段により、被検査材の外形に当接して倣い追従す
る可動部材とを備え、高速で軸方向に搬送される
円形外形をもつ長尺の上記被検査材を上記可動部
材に装着される探触子ヘツドで超音波探傷を行う
ようにした追従機構において、上記固定フレーム
にその位置を設置する枠形フレームおよび上記可
動部材としての上記探触子ヘツドを装着するヘツ
ド取付板を何れも上記被検査材が貫通するように
設け、このヘツド取付板の左右をそれぞれ2組の
平行板バネにより左右の中間板に連接し、これら
中間板の上下をそれぞれ2組の平行板バネで上記
枠形フレームに懸吊保持するようにして上記ヘツ
ド取付板に上下、左右方向の変位の自由度を付与
し、上記被検査材の上下、左右方向の何れの変位
に対しても上記ヘツド取付板を常に平行変位させ
ることを特徴とする超音波探傷用探触子追従機
構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7730582U JPS58178672U (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | 超音波探傷用探触子追従機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7730582U JPS58178672U (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | 超音波探傷用探触子追従機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58178672U JPS58178672U (ja) | 1983-11-29 |
JPS6349721Y2 true JPS6349721Y2 (ja) | 1988-12-21 |
Family
ID=30086573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7730582U Granted JPS58178672U (ja) | 1982-05-25 | 1982-05-25 | 超音波探傷用探触子追従機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58178672U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6261939B2 (ja) | 2013-10-23 | 2018-01-17 | 三菱重工業株式会社 | 可搬式の超音波探傷装置及び超音波探傷方法 |
-
1982
- 1982-05-25 JP JP7730582U patent/JPS58178672U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58178672U (ja) | 1983-11-29 |
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