JPH0134118Y2 - - Google Patents

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JPH0134118Y2
JPH0134118Y2 JP1982125298U JP12529882U JPH0134118Y2 JP H0134118 Y2 JPH0134118 Y2 JP H0134118Y2 JP 1982125298 U JP1982125298 U JP 1982125298U JP 12529882 U JP12529882 U JP 12529882U JP H0134118 Y2 JPH0134118 Y2 JP H0134118Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は丸棒ビレツトの超音波自動探傷装置に
おいて、被検査材の曲りに対して探触子を自在に
倣い追従される優れた追従性を持つ探触子追従機
構に関するものである。
丸棒ビレツト例えば丸棒鋼ビレツトは、一般
に、棒鋼、形鋼等の最終圧延製品あるいは最終鍛
造製品になる中間粗圧延品で、曲り、端部形状の
異形等が、顕著であり、通常、曲りは20mm/m程
度、また、シヤー切断される端部は50〜100mmの
範囲に渉つて約20mm程度の局部的端部鼻曲りを持
つものがあり、その様子は第1図および第2図に
示す通りである。
このような丸棒ビレツトの外形、形状に対して
超音波探傷を適用する場合、第3図に示すよう
に、被検査材1に上方から鞍型探傷ヘツド2を接
触させ、鞍型探傷ヘツド2に装着した複数の接触
子3,3′を音響接触媒質として水または油の薄
膜を介して超音波を入射させ、その伝播経路内に
存在する欠陥4からの反射の有無を検査する方法
をとつているから、前記探触子が丸棒ビレツトの
探傷面に対して常に良好な接触をさせておく必要
がある。
一方、第3図に示すように、複数の探触子3,
3′から被検査材1に入射する超音波の被検査材
1中での広がり、すなわち音場が極めて狭いため
に、鞍型探傷ヘツド2と被検査材1を、単に軸方
向に相対的に移動させて行なう、いわゆる軸方向
走査探傷では、断面方向の探傷領域が狭いことか
ら被検査材内質の極く限定された部分しか探傷す
ることができない。このような不具合を改善する
ために被検査材1を回転させながら鞍型探傷ヘツ
ド2を軸方向に相対移動させて行なう第4図に示
すようないわゆるスパイラル走査探傷があり、こ
の方式では断面方向の探傷領域が全領域となるた
め、丸棒鋼ビレツトの超音波自動探傷では、この
方式の走査探傷が多用されるようになつて来た。
スパイラル走査探傷を行なう場合、被検査材1
を固定位置で回転させ、鞍型探傷ヘツド2を軸方
向に移動させる方法と、鞍型探傷ヘツド2を軸方
向定位置とし、被検査材1を回転させながら軸方
向に移動させる方法の2方法がある。いずれにし
ても鞍型探傷ヘツド2と被検査材1の軸方向の動
きは相対的なものであるから、効果として同等で
はあるが、被検査材の性状、設備コスト、処理量
などの観点からいずれかの方法が選択される。特
に丸棒ビレツトでは前述のように曲り、端部鼻曲
りが大きいため、後者の方法は技術的に困難であ
り、一般に前者の方法が採用されている。以下に
被検査材固定位置回転、鞍型探傷ヘツド軸方向移
動によるスパイラル走査探傷の場合を想定して本
考案の探触子追従機構を説明する。
第5図はこの方式の探傷機構を模式的に画いた
全体図である。被検査材1は両端を外周駆動ロー
ラ5,5′および6,6′によつて駆動されて回転
する。被検査材1上に複数の探触子3,3′を装
着した鞍型探傷ヘツド2が接触し被検査材1の回
転に同期した速度で矢示の軸方向に移動しながら
探傷する。鞍型探傷ヘツド2は探触子追従機構7
によつて支持され、また探触子追従機構7は被検
査材1の上方に架設された案内ビーム9上を走行
移動する台車8に懸吊して取付けられる。なお案
内ビーム9の架設に要する支柱は図示を省略して
ある。
このような構成の探傷機構では第5図図示のよ
うに被検査材1に曲りがあつても、被検査材1の
回転に伴つて生ずる振れ廻りに鞍型探傷ヘツドが
密着しながら追従することが探傷実施上不可欠の
条件である。
従来、この目的のために使用されていた探触子
追従機構を第6図に例示する。図において取付部
材10と昇降可動部11の間に平行四辺形リンク
腕12,12′および13,13′が軸着される。
取付部材10の上方に延出した腕14に空圧シリ
ンダ15の上端が取付けられ、空圧シリンダ15
のシリンダロツド16の下端は平行四辺形リンク
腕13,13′間に軸着したロツド17に取付け
られ、空圧シリンダ15を作動することによつて
昇降可動部11を昇降させることができる。鞍型
探傷ヘツド2の上部の垂直軸18は昇降可動部1
1に回転可能に軸支される。また取付部材10も
垂直に吊下する取付軸19に回動可能に軸支され
る。
以上述べた従来の探触子追従機構の作用を第7
図に示す。本作用説明図に示すように、本機構で
は鞍型探傷ヘツド2に対して左右方向変位a、上
下方向変位b、および左右方向傾斜cについて追
従の自由度を与えるが、上下方向の傾斜Aに追従
する自由度を欠く致命的な欠陥を持つている。ま
た、機構を構成する部材が多く、そのため、被検
査材の変動に追従する部材の質量が大きく、追従
性を損うばかりでなく、回動揺動する軸支箇所が
多いので、機構的に複雑となり比較的に高価にな
らざるを得ない欠点があつた。
本考案は被検査材の曲りによつて生ずる左右方
向変位、上下方向変位、左右方向傾斜および上下
方向傾斜についての追従の自由度を鞍型探傷ヘツ
ドに与えるとともに、機構を構成する部材は少く
軽量で追従性に優れ、回動揺動する軸支箇所も少
く機構的に簡単で比較的に安価な丸棒ビレツト用
探触子追従機構を提供することを目的とする。
以下に本考案の機構を説明する。
第8図は本考案の丸棒ビレツト用探触子追従機
構の一実施例の斜視図、第9図、第10図、第1
1図は機構要部を示す図である。第8図におい
て、鞍型探傷ヘツド2は被検査材1に空圧シリン
ダ15によつて押圧される。第8図、第9図で鞍
型探傷ヘツド2の両側に突設した支軸20,2
0′には2本の腕21,21′の1端部を球面軸受
等の自在軸受22,22′を介して連結し、この
腕20,20′の他端部は第10図に示すように
軸取付金具24,24′の下端から延出する軸2
3,23′に回動自在に支承される。軸25は軸
金具26に回動自在に支承され、両端部に軸取付
金具24,24′が取付けられる。また、軸金具
26の上端から延出する軸27と取付部28とは
回動自在に支承される。
第8図において取付部28は、例えば凹状の溶
接構造体でほぼ逆L字状に形成されて、被検査材
1の上方に架設された案内ビーム9に跨座する移
動台車8から延出する支持腕29に取付けられ
る。取付部28の上部突出端部28′と腕21,
21′のほぼ中央部には押圧機構としての空圧シ
リンダ15が装着してあり、この空圧シリンダ1
5のシリンダロツド16の先端は押圧金具30に
連結され、押圧金具30は球面軸受31を介して
軸32に係合し、軸32は更に腕21,21′に
軸架するとともに、空圧シリンダ15の上端部1
5′においては取付部28の上部突出端部28′に
軸架した軸34に上端部15′を係合し、この上
端部15′と軸34の係合部ならびに、軸32と
2本の腕21,21′との軸架係合部は、それぞ
れ球面軸受35,33,33′で結合する。更に、
腕21,21′の鞍型探傷ヘツド2側の支持部の
軸20,20′の球面軸受22,22′の支承につ
いては、球面軸受22,22′を軸20,20′に
カラー37,37′で固定されるが、これに対し
て押付金具30の箇所では軸32と腕21,2
1′の連結に用いる球面軸受33,33′は該軸上
で軸方向に遊合にして摺動自在とする。
なお、第9図の鞍型探傷ヘツド2の2斜面の中
央部に装着された探触子部36,36′は詳設を
省くが、接触媒質として水を供給して水膜を形成
し、被検査材1の探傷面との間に超音波の送受を
行なう探触子ヘツドを構成し、該ヘツドは探傷面
に押圧するための自在押圧機構としてジンバル等
を形成してバネで押圧するものとする。
以上本考案の構成について述べたが、本考案に
よれば機構を構成する各部材連結部のうち、空圧
シリンダ15の上端部15′、シリンダロツド1
6の軸32との係合部、押圧機構の軸32の腕2
1,21′との係合部に球面軸受等の自在軸受を
介装し、2本の腕21,21′の取付部28側の
端部において通常の軸受により軸支させてあるの
で、第12図の作用説明図に示す矢印方向の自由
度を持ち、従つて曲りの大きい丸棒ビレツトを外
周駆動回転させたときに生ずる振れ廻り、上下方
向、および左右方向の傾斜に対してすべて追従自
在であり、更に詳述すれば、振れ廻りによる左右
変位には矢印a、上下変位には矢印bの、また曲
りによる左右傾斜には矢印c、上下傾斜には矢印
dの自由度が有効に対応し、さらに、振れ廻りに
よつて生ずる加速度衝撃に対しては空圧シリンダ
15等から成る押圧機構が対処して働く。
以上述べたように本考案の追従機構は、極めて
簡単な構造で丸棒ビレツトの外周駆動回転時に曲
りによる上下、左右、および左右傾斜、上下傾斜
の自由度を与えていること、および空圧シリンダ
押圧機構により、丸棒ビレツトのすべての不整に
対応して接触子の安定な接触を確保できることか
ら、探傷性能の向上を実現するのに極めて効果が
ある。更に機構を構成する部材は少く軽量で追従
性に優れ、回転揺動する軸支箇所も少く機構的に
簡単で比較的安価である効果も見逃せない。なお
本考案説明は被検査材を定位置で回転し、鞍型探
傷ヘツドを軸方向に移動させるスパイラル走査探
傷を想定したが、鞍型探傷ヘツドを軸方向定位置
とし、被検査材を回転させながら軸方向に移動さ
せるスパイラル走査探傷でも全く支障なく使用で
きることは説明するまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1と2図は被検査材丸棒ビレツトの曲り変位
の説明図、第3図は鞍型探傷ヘツドによる被検査
材探傷の説明図、第4図はスパイラル走査探傷の
説明図、第5図はスパイラル走査探傷において被
検査材が固定位置で回転し、鞍型探傷ヘツドが軸
方向に移動する場合の模式的探触子追従機構の説
明図、第6図は従来の探触子追従機構の実施例を
示す説明図、第7図は従来の探触子追従機構の作
用説明図、第8図は本考案の丸棒ビレツト用探触
子追従機構の一実施例の斜視図、第9,10およ
び11図は本考案の探触子追従機構の要部を示す
説明図、第12図は本考案の探触子追従機構の作
用説明図である。 1……被検査材、2……鞍型探傷ヘツド、3と
3′……探触子、4……欠陥、5と5′と6と6′
……ローラ、7……探触子追従機構、8……台
車、9……案内ビーム、10……取付部材、11
……昇降可動部、12と12′と13と13′と1
4……腕、15……空圧シリンダ、16……シリ
ンダ、ロツド、17……ロツド、18……垂直
軸、19……取付軸、20と20′……支軸、2
1と21′……腕、22と22′……軸受、23と
23′……軸、24と24′……軸取付金具、25
と27と32と34……軸、26……軸金具、2
8……取付部、29……支持腕、30……押圧金
具、31と33と33′と35……球面軸受、3
6と36′……探触子部、37と37′……カラ
ー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 追従機構を支持する支持腕29と、この支持腕
    29からの結合手段により被検査材1に上方から
    当接して倣い追従する鞍型探傷ヘツド2とを備
    え、この鞍型探傷ヘツド2に装着した探触子で回
    転する被検査材1の超音波探傷を行うようにした
    上記追従機構において、鞍型探傷ヘツド2の両側
    に突設した支軸20と20′にそれぞれ自在軸受
    22と22′を介して2本の腕21と21′の一端
    を連結し、この腕21と21′の他端を軸取付金
    具24と24′の下端から延出する軸23と2
    3′と回転自在に支承し、この軸取付金具24と
    24′に連結する軸25をその中央部において軸
    金具26と回転自在に支承し、さらにこの軸金具
    26の上端から延出する軸27を取付部28と回
    動自在に支承し、取付部28の上端に空圧シリン
    ダ15の上端を自在軸受35を介して枢着すると
    ともに、シリンダロツド16の先端を2本の腕2
    1と21′の中央部とそれぞれ自在軸受33と3
    3′を介して連結した軸32と自在軸受31およ
    び押圧金具30を介して結合し、さらに取付部2
    8を支持腕29に固着することを特徴とする丸棒
    ビレツト用探触子追従装置。
JP12529882U 1982-08-19 1982-08-19 丸棒ビレツト用探触子追従機構 Granted JPS5929763U (ja)

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JP12529882U JPS5929763U (ja) 1982-08-19 1982-08-19 丸棒ビレツト用探触子追従機構

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JPS5929763U JPS5929763U (ja) 1984-02-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5663251A (en) * 1979-10-26 1981-05-29 Mitsubishi Electric Corp Flaw inspecting apparatus

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5732444Y2 (ja) * 1976-03-26 1982-07-16

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JPS5663251A (en) * 1979-10-26 1981-05-29 Mitsubishi Electric Corp Flaw inspecting apparatus

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JPS5929763U (ja) 1984-02-24

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