JPS6230953A - 配管検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、原子力発電所等の配管検査装置に係シ、特に
配管の直管−曲管溶接部の自動検査に好適な配管検査装
置に関する。

〔発明の背景〕

配管の直管−曲管溶接部の検査装置としては、特開昭５
６−３９４５９号が知られておシ、実用化されている。

この公知例の検査装置は、配管に着シ付けられた案内棒
（探傷アーム）とから構成される。この場合、直管＋エ
ルボ部等の配管曲面部の探傷検査は可能であるが、探触
子の押し付は及　　　　　　　１□ びその配管軸方向への走査は、検査員が手動で行う必要
があった。

一方、特開昭５７−１７５２５５号は、前記公知例の探
傷アーム先端にリンク機構を設け、移動体上で配管軸方
向に探傷アームを駆動し、曲面部の自動探傷を可能にし
た例を示している。この例の検査装置の全長は、はぼ探
傷アームの長さにより決定される。一般にこの種検査装
置を原子力発電所等の悪作業条件下で使用する場合、そ
の装置はできるだけ小型であることが望ましい。

そこで、特開昭５８−２４８５７号は上記要求に対し、
探傷アームを複数段構造とし、探傷アームに曲倣い用の
アームを設けた機構を提案している。

この例では、探傷アース・の伸縮及び探触子の配管軸方
向の走査を、複数のギア及び動力伝達軸の組合せにより
行っている。そのために、探触子の配管軸方向の位置決
め誤差は大きい。址だ、一般に配管溶接部の検査は、溶
接部直交方向（配管軸方向）走査と溶接部平行方向（配
管周方向）微少送りの繰り返しにより行われる。この公
知例の場合、曲倣い用アームに設けた１１−ラは配管周
方向にのみ回転可能であるので、配′１ｑ軸方向走査の
場合、ｒｌ−ラが障害物となる場合もある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、小型で位置精度が良く、曲面に滑らか
に倣い探傷可能で、配管の直管土間管部等曲面部の自動
配管検査装置を提供することである。

〔発明の概要〕

本発明は、配管検査装置の探傷アームを多段のシリンダ
方式とし、探傷アームの探触子保持部に曲倣い用アーム
を設け、この曲倣い用アース・には全方向回転可能なボ
ールを取付け、探傷アームをエアで繰出す一方、ワイヤ
で元に戻し、このワイヤの繰出し量の検出により探触子
の位置を正確に決定するとともに、曲倣い用アームによ
り配管曲面部を滑らかで正確に探傷走査できるようにし
たものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１〜第４図を用いて説明す
る。

第１図は本発明による配管検査装置の全体を示す図であ
る。直管１とエルボ２の溶接線３の直管１側に、ガイド
レール４を設置しである。ガイドレール４上には、移動
体５が載置されている。図示しないが移動体５内にはモ
ータが設けられ、このモータはピニオン７を駆動する。

ピニオン７はラック６と噛み合い、移動体５をガイドレ
ール４上で直管１の周方向に走行させる。移動体５には
多段のシリンダにより構成される探傷アーム８が、ビン
１４により移動体５に対し回動自在に取付けられている
。探傷アーム８の先端には探触子保持部９がビン１５を
介して案内棒８に対し回動自在に、また、探触子保持部
９の先端には、探触子１０がジンバル機構１１により探
触子保持部９に対し回動自在に、それぞれ設けられてい
る。溶接線３近傍を検査する１合、探触子１ｏの周方向
の走査は、移動体５がガイドレール４上を走行し、また
、軸方向の走査は、探傷アーム８が伸縮してなされる。

第２図は第１図のへ方向矢視図を示す。探傷アーム８は
、エアを送ると伸び、案内棒８の先端に取けけたワイヤ
１７を巻取りドラム１６に巻取ると縮む。このワイヤの
繰出し量を検出すると、探触子の位置が正確に決定され
る。

本発明の場合、探触子１０の走査は前記の々［１〈自動
的に行われる。また、押付けは以下のようになされる。

第３図は第１図のＢ方向矢祝図、第４図は第１図のＣ方
向矢視図である。探触ｆ保持部９の先端に、曲倣い用ア
ーム１２及びボール１３が設けられている。この曲倣い
用アーム１２をビン１９により探触子保持部９に対し回
動自在に取付け、エアシリンダ１８を介ｊ〜ボール１３
を曲倣い用アーム１２に取付ける。この機構により、常
に探触子１０はエアシリンダ１８によりエルボ２の曲率
中心に向って押し付けられる。従って、被検面が曲面で
あっても、これに倣って探触子１０を走査できる。また
、探触子１０の配管軸方向の位置は、巻き取りドラム１
６の回転を、また、配管周方向の位置はピニオン７の回
転をそれぞれ図示しないロータリエンコーダまたはポテ
ンショメータにより検出して決められる。尚、曲倣い用
アームは、各配管径毎に用意する必要があるが、探触子
保持部９と蝶ナツト等で接続すれば、その交換は容易で
ある。また、曲倣い用アーム１２の填付けは、探触子保
持部９との接続部で行うか、アームを分割構造にして行
なわれる。

本発明の他の実施例を第５図に示す。第５図は第３図に
相当する図である。曲倣い用アーム１２ａには、配管軸
方向に剛性を有し、周方向の変形が容易な板バネ等を用
い、穴２０を設ける。曲倣い用アーム１２ａと探触子保
持部９との２箇所の接続部２１ａ、２１ｂの少なくとも
一方は、蝶ナツ）２２ａ、２２ｂにより着脱可能とする
。また、曲倣い用アーム１２ａには、複数個のボール１
３をネジ止め等により位置調整可能に取り付けである。

曲倣い用アームをこのようにすれば、接続部２１ａ、２
１ｂの両方または片方でアーム長さを調整しボール１３
の位置を調節すると、１個の曲倣い用アームを異なる径
の配管に対しても適用可能である。この場合、曲倣い用
アーム１２ａの取付けは、２１ａ、２１ｂの両方または
片方で行う。

本発明の応用例を第６図に示す。本応用例は第１図〜第
４図に示した検査装置に障害物検出セ／す２３を取シ付
けたものである。特に原子カプラント内の配管には、サ
ポートや保温材料等検査の障害となる構造物が取り成け
られている。これらの構造物は検査対象範囲に関しては
、一般に着脱可能になっている。しかし自動検査装置の
適用を考慮していないプラントの場合、検査範囲内に着
脱不可能な構造物が取シ付けられている場合がある。こ
のとき、自動検査装置を適用しても、装置と構造物との
干渉を監視するか、予め自動検査装置による検査可能ス
ペースを測定し、装置の制御系に入力する必要がある。

しかし、第６図に示すセ／す２３を取付けると、可能な
限シ広範囲にわたる自動検査が可能となる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、 １、探触子が配管曲率中心方向に常に押し付けられ、曲
倣い用アームは全方向に対し滑らかに動くので、曲面に
対しても、滑らかに自動探傷配管検査が可能で、 ２゜探傷アームがシリンダ構造であるから、装置が小型
化され、 ３、探触子配管軸方向の位置検出は、探触子とワイヤで
結ばれた巻き取シトラムの回転数から検出できるので、
位置精度が向上する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による配管検査装置の全体構成を示す図
、第２図は第１図Ｃ方向矢視図、第３図は第１図Ｃ方向
矢視図、第４図は第１図Ｃ方向矢視図、第５図は本発明
の他の実施例を示す図、第６図は本発明の応用例を示す
図である。 １・・・直管、２・・・エルボ、計・・溶接線、４・・
・ガイドレール、５・・・移動体、６・・・ラック、７
・・・ビニオン、８・・・探傷アーム、９・・・探触子
保持部、１０・・・探触子、１１・・・ジンバル機構、
１２・・・曲倣い用アーム、１３・・・ローラ、１４．
１５・・・ピン、１６・・・巻取シトジム、１７・・・
ワイヤ、１８・・・エアシリンダ、１９・・・ピン、２
０・・・穴、２１・・・接続部、２２・・・蝶ナツト、
２３・・・障害物検出センサ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、被検面に装着されたガイドレールに沿つて移動する
   走行体に相対回動自在に取付けられた探傷アームを有す
   る配管検査装置において、探傷アームが多段のシリンダ
   からなり、この探傷アームの先端に相対回動自在に曲倣
   い用アームを設け、配管曲面部を探傷走査することを特
   徴とする配管検査装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、曲倣い用アームを
   含む平面が被検体である配管の軸方向と常に直交するこ
   とを特徴とする配管検査装置。 ３、特許請求の範囲第１項において、曲倣い用アームに
   配管の軸方向及び周方向移動用ローラを設けたことを特
   徴とする配管検査装置。 ４、上記特許請求の範囲のいずれか一項において、探傷
   アームがエアにより繰出される一方、ワイヤの巻取りに
   より縮められ、ワイヤの繰出し量から探触子の位置が決
   定されることを特徴とする配管検査装置。