JPS6239765A - 自動超音波深傷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は自動超音波探傷装置に係り、特に原子力発電設
備の配管溶接部や配管屈曲部等を遠隔操作によって自動
的に探傷検査する装置に関する。

（発明の技術的背景） 原子力発電設備の配管は供用期間前及び供用期間中に溶
接部等の超音波探傷検査を行う必要がある。しかしなが
ら、原子力発電設備の配管の検査箇所は極めて多く、且
つ供用期間中に検査員が直接検査すると放射線被爆を受
けるおそれもある。

そこで従来から自動的に超音波によって探傷する装置が
知られている。この自動超音波探傷装置は配管に沿って
走行レールを取付け、この走行レールに駆動ｉ構を走行
可能に設け、この駆動機構に超音波探触子を直接取付け
、この超音波探触子を配管、の外周面に所定の圧力で接
触させつつ移動させることで、探傷検査を遠隔操作によ
って自動的に行うようにしたものである。

〔背景技術の問題点〕

上記した自動超音波探傷装置によれば、検査員が被爆す
るおそれはないが、検査箇所が配管の屈曲部の如くその
外周面が複雑な形状の場合、探触子が外周面に追従でき
ず、正確な検査ができない不利がある。また、配管の屈
曲部の長手方向に沿って溶接部があり、この溶接部を検
査する場合、検査箇所が探触子から大きく離れた範囲ま
でおよび、正確な検査ができないという問題がある。

〔発明の目的〕

本発明は、上記事情に鑑みて創案されたもので、その目
的とする処は、原子力発電設備にお番プる配管溶接部や
配管屈曲部等を遠隔操作によって自動的に正確な検査を
行うことができる自動超音波探傷装置を提供することに
ある。

〔発明の概要］ 上記問題点を解決すべく本発明に係る自動超音波探傷装
置は、配管に沿って設けたレールに駆動機構を取付け、
この駆動機構に回転軌道を設け、この回転軌道に取付け
た探触子を配管外周面に接触せしめるとともに、この探
触子を駆動機構及び回転軌道の移動で配管の軸方向及び
周方向に移動させることで探傷検査を行い、上記の各デ
ータを採取装置を介して処理装置で処理し、更に前記駆
動機構及び回転軌道の移動量等を制御装置によって制御
するようにした。

〔発明の実施例〕

以下に本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図は本発明に係る自動超音波探傷装置の全体−であ
り、自動超音波探傷装置はデバイス１と、このデバイス
１より得られるデータを採取するデータ採取装置２と、
データを処理ザるデータ処理装置３と、デバイス１を制
御する制御装置４によって構成される。

そして、デバイス１の詳細は側面図である第２図及び第
２図の拡大図である第３図にも示で如く、配管５の近傍
にレール６を固定し、このレール６に軌道駆動機構７を
走行自在に設けている。即ち、軌道駆動ｔＩ！構７はモ
ータによっ−Ｃ回転するギヤ８（第３図参照）を備え、
このギヤ８がレール６に形成したラック９に噛合してお
り、ギＶ８の回転で軌道駆動機構７はレール６に沿って
移動する。

そして、この移動Ｂｌはエンコーダ１０によって検出さ
れる。また軌道駆動機構７はガイドローラ１１及び補助
ローラ１２を備えており、ガイドローラ１１をクランプ
機構１３によってレール６の溝に押し付けることでレー
ル６から軌道駆動機構７が脱落するのを防止し、補助ロ
ーラ１２によって軌道駆動機構７のスムーズな走行を確
保している。

一方、軌道駆動機構７には回転軌道１４が取付けられて
いる。回転軌道１４は略々円弧状をなし、その底面には
第４図に示す如く長さ方向にラック１５が形成され側部
には段部１６．１６が形成されている。そして、段部１
６にガイドローラ１７を押し当で、このガイドローラ１
７を軌道駆動機構７に設けたクランプ機構１８で引ぎつ
けることで回転軌道１４を軌道駆動機構７ぐ保持する。

そ状態で、回転軌道１４のラック１５がモータによって
回転せしめられるギヤ１９に噛合し、ギヤ１９の回転に
Ｊ：り回転軌道１４が配管５の外周面りに移動する。そ
して、この移動量はエンコーダ２０によって検出される
。

また、回転軌道１４の先端部内側にはシリンダ２１を設
け、このシリンダ２１の先端にキャスタ２２を取付け、
シリンダ２１の作動で回転軌道１４を配管５との間隔を
一定に保つとともに、キャスタ２２によって回転軌道１
４が配管５に沿って滑かに移動するようにしている。

更に、回転軌道１４の円面で且つ前記キャスタ２２より
も内側寄りの部分には超音波探触子ユニット２３を取付
けている。この探触子ユニット２３は第５図に示すよう
に、取付ネジ２４によって二股状保持体２５を回転軌道
１４に固着し、この保持体２５にスプリング２６を介し
てＯラド２フを取付け、ロッド２７．２７間に探触子２
８を回転自在に支承し、スプリング２６の弾発力で控ｈ
ｂ　ニア９５１を＾−砦ら颯周面り一庄泌廿１．詰ス上
ろＬ−している。

以上の如き構成からなる自動超音波探傷装置を用いて検
査を行うには、先ず、レール６上に軌道駆動機構７を、
この軌道駆動機構７に回転軌道１４をそれぞれクランプ
１１１Ｍ１３．１８を用いてセットし、制御装置４にて
レール６の基準ボタン２９（第２図参照）まで軌道駆動
機構７を移動しリセットしておき、また回転軌道１４に
ついても基準と上限、下限を制御装置４にてセツトシて
おく。

次いで、ギヤ８を回転せしめ、軌道駆動機構７をレール
６の所定位置まで走行せしめ、この後回転軌道１４の両
端に取付けた探触子ユニット２３によって探傷を行う。

これは制御装置４によって回転軌道１４を配管５の周方
向に一周するように走査すればよい。また配管５にラグ
等の干渉物がある場合には回転軌道１４を回転させ、干
渉物を避けながら検査箇所に到達するようにすればよい
。

〔発明の効果〕

以上に説明した如く、本発明によれば配管の屈曲部等を
検査する場合においても、探触子を屈曲部に追従して移
動せしめることができるので、正確な検査を行うことが
でき、また屈曲部の長手方向に沿った溶接線等を検査す
る場合にあっても、探触子が検査箇所から大きく離れる
ことがない等多くの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る自動超音波探傷装置の正面図、第
２図は同装置の側面図、第３図は第２図の′一部拡大図
、第４図は回転軌道の斜視図１．第５図は回転軌道の端
部拡大図である。 １・・・デバイス、２・・・データ採取装置、３・・・
データ処理袋と、４・・・制御装置、５・・・配管、６
・・・レール、７・・・軌道駆動機構、１４・・・回転
軌道、２２・・・キャスタ、２３・・・超音波探触子ユ
ニット、２８・・・探触子。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 某　１　回

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 配管の近傍に配設されるレールと、このレールに支持さ
   れレールに沿って走行する軌道駆動機構と、この軌道駆
   動機構に支持され前記配管の周方向に移動する円弧状回
   転軌道と、この回転軌道と配管との間隔を一定に保つべ
   く回転軌道に取付けられるキャスターと、前記回転軌道
   に取付けられるとともに先端部が配管に接触し軌道駆動
   機構の走行で配管の軸方向に移動し回転軌道の移動で配
   管の周方向に移動する探触子ユニットとによってデバイ
   スを構成し、このデバイスからのデータをデータ採取装
   置によって採取し、この採取したデータを処理装置によ
   って処理し、更に前記デバイスの作動を制御装置によっ
   て制御するようにしたことを特徴とする自動超音波探傷
   装置。