JPS6349305A - 防眩性,光沢及びクリナビリテイに優れたステンレス冷延鋼板の製造方法 - Google Patents

防眩性,光沢及びクリナビリテイに優れたステンレス冷延鋼板の製造方法

Info

Publication number
JPS6349305A
JPS6349305A JP18867486A JP18867486A JPS6349305A JP S6349305 A JPS6349305 A JP S6349305A JP 18867486 A JP18867486 A JP 18867486A JP 18867486 A JP18867486 A JP 18867486A JP S6349305 A JPS6349305 A JP S6349305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rolling
cold
stainless steel
rolled
cold rolling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18867486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0790247B2 (ja
Inventor
Shigeki Yamamoto
茂樹 山本
Shunichiro Abe
俊一郎 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Steel Co Ltd filed Critical Nisshin Steel Co Ltd
Priority to JP18867486A priority Critical patent/JPH0790247B2/ja
Publication of JPS6349305A publication Critical patent/JPS6349305A/ja
Publication of JPH0790247B2 publication Critical patent/JPH0790247B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、建材、車両材等の素材として有用な防性、光
沢及びクリアビリテイに優れたステンレス冷延鋼板の製
造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
今日、建材、車両材等の素材として耐食性、耐候性、加
工性2強度に優れ、且つ外観の良好なステンレス冷延鋼
板が広く使用されている。このような用途に供される素
材は成形加工又は溶接施工され且つ大気にさらされるた
め、加工性、溶接性。
耐食性、耐候性2強度等に優れていることが要求される
他、製品が常時人間の目に触れる部位に使用されていて
視覚によって製品の良否が評価されることから、見た目
が単に美しいばかりでなく、人間の目に対し眩しさを感
じさせそれによる疲労感を与えないという性質や、汚れ
、塵などが表面に付着しても容易に洗浄可能な特性すな
わちクリナビリテイ(清浄性)の優れていることが要求
される。
このような用途に使用されてきたステンレス冷延鋼板の
一般的な製造方法の1例を第3図の製造工程概略図によ
り説明する。熱間圧延により得られた冷間圧延用の素材
(冷延用素材)を焼鈍及び酸洗処理した後、通常の圧延
ロールを使用して多バス冷間圧延を行ない、次いで加工
性に優れた機械的性質を得るために普通は大気中(従っ
て酸化性雰囲気中)での焼鈍を実施し、更に酸洗と必要
に応じて調質圧延とを行なうのである。
このようにして従来の方法で得られたステンレス冷延鋼
板は前記の如き諸特性を有しており、建材や車両材等の
素材として前記諸要求の相当部分を満足していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の製造方法で得られたこのようなス
テンレス冷延鋼板は表面に光沢があって美しい外観を呈
しているが1反面、太陽光線、照明光線等が反射し易く
、非常に眩しくて眼に疲労感を与える問題点を残してお
り、防眩性に対する要求を満たしていなかった。
このような問題点を解決する方法として、冷間圧延後に
酸化性雰囲気下で行なう通常の焼鈍及び酸洗処理を実施
した後に更に硝酸、弗酸、硫酸等で酸洗いを行なって表
面を侵食させて表面光沢を下げることにより、光沢の良
さを犠牲にして防眩性を付与する方法も知られている。
しかしながら、この方法ではステンレス鋼板の表面が多
数のミクロな部分で侵食されるために表面には多数のミ
クロクラックが生じる。そして、大気中の汚れ等がステ
ンレス鋼板の表面に付着するとこれらのクラックの深部
に汚れが侵入するために、洗浄しても容易には汚れを除
去できなくなる、すなわちクリナビリテイの低いステン
レス鋼板しか得られないという新たな問題点が生じてい
た。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、前記従来技術の問題点を解決し、表面に
おいて防眩性が付与されていてしがも美しい光沢を保有
しており、その上、優れたクリナビリテイを有するステ
ンレス冷延鋼板の製造方法を提供することを目的に研究
した結果、冷間圧延の最終冷間圧延パスと引き続き行な
う焼鈍とを特定の条件で行なうことによって目的が達成
されることを究明して本発明を完成したのである。
すなわち本発明は、多パス冷間圧延及びこの圧延に引き
続き行なう焼鈍を含む工程によりステンレス冷延鋼板を
製造するに際し、最終冷間圧延パスを方向性のない十点
平均粗さRz10〜30声にダル加工した表面粗度の圧
延ワークロールを用いて圧下率を3〜30%で実施し、
引き続き行なう焼鈍として光輝焼鈍を行なうことを特徴
とする防眩性。
光沢及びクリナピリテイに優れたステンレス冷延鋼板の
製造方法に関するものである。
〔構成の説明〕
以下、本発明方法を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は本発明方法における最終冷間圧延パスの圧下率
(%)の条件と防眩性との関係を示す図、第2図はクリ
アビリテイと表面光沢度との関係を示す図である。
本発明においては多パス冷間圧延の最終パスとこの圧延
に引き続いて行なう焼鈍とを次のような条件で行なう。
先ず冷間圧延において、最終圧延パスを、その圧延ワー
クロールとして方向性のない十点平均粗さRz10〜3
0pにダル加工された表面粗度のものを使用して圧下率
3〜30%で行なうのである。上記粗度に表面を方向性
なくダル加工された圧延ワークロールは、最終冷間圧延
パスに際してステンレス冷延鋼板表面にその方向性のな
いロール表面粗度を転写して表面をダル肌にして防眩性
を付与する。圧延ワークロールから鋼板への表面状態の
転写率は圧下率を大きくとる程高くなる。しかしながら
、圧延ワークロールの接触弧長上での摩擦係数はロール
表面がダル加工により粗くなっていて非常に高い値とな
っており、そのため圧下率が高過ぎるときは最終冷間圧
延パスに際して大きな摩擦熱が発生し、ロール表面と鋼
板表面とが焼き付いて鋼板表面にヒートスクラッチを生
じせしめ、品質を著しく低下させることになる。また、
圧下率が小さ過ぎると、転写率が下がって鋼板表面の防
眩性が低いものとなる。そしてこのような低い圧下率の
まま表面状態の転写を強化するためにこのダル加工の圧
延ワークロールのパスを繰り返しても、表面の凹凸は必
ずしも一致しないから防眩性は高められないばかりでな
く、ダル加工された圧延ワークロールの粗度が回数の多
いパスによる摩耗により低下し、ロールの処理能力を著
しく低めるのである。
そこで、1回の最終冷間圧延パスでヒートスクラッチを
発生させることなく充分な防眩性の得られる圧下率は第
1図から求められる。第1図は。
方向性のない十点平均粗さRz10〜30碑にダル加工
した表面粗さのワークロールを種々な圧下率で1回パス
させたステンレス冷延鋼板をその防眩性の高低に従って
目視によりA、B、C(A>B>CでAが合格水4!り
のランクに分け、縦軸に圧下率(%)、横軸にA、B、
Cランクをとり、該当する個所に該当する個数をプロッ
トすると共に、ヒートスクラッチ発生の有無によりプロ
ットを区別して示したものである。第1図により5合格
ランクAの防眩性が与えられるのはすべて圧下率が3%
以上の場合であり、モして圧下率が30%を超えるとヒ
ートスクラッチが発生し、従って適正な圧下率は3〜3
0%であることが判る。
このようにしてヒートスクラッチを発生することなく防
眩性を与えられたステンレス冷延鋼板は、十点平均粗さ
Rzが比較的大きいために光沢が失われずに落ち着いた
美しい光沢となって保有されている。
前記のようにして冷間圧延されたステンレス冷延鋼板は
、引き続いて冷間圧延による加工歪を除去して加工性に
優れた機械的性質を与えるために焼鈍処理されるが、本
発明方法においてはこの焼鈍方法として光輝焼鈍を行な
うのである。この方法により、冷間圧延で得られた表面
状態、すなわち防眩性、美しい光沢及びクリナビリテイ
に影響を与えることなくこれらをそのまま維持してステ
ンレス冷延鋼板の焼鈍処理を行なうことが出来る。
それは、光輝焼鈍では還元性雰囲気中でステンレス冷延
鋼板を焼鈍するので、その表面には酸化スケールが生成
することなく表面が化学的2機械的に何ら変化を受けな
いためである。
これに対し、若し焼鈍を従来技術の如く酸化性雰囲気中
で行なう場合(普通大気中で行ない、大気焼鈍とも言う
)は、焼鈍後、ステンレス冷延鋼板の表面に酸化スケー
ルが生成されるため、焼鈍後に酸化スケールを酸洗い等
で除去しなければならない、この際、冷間圧延で得られ
た表面では。
酸洗いで酸化スケールが除去されると共に1表面に酸液
の侵食作用が作用してミクロクラックが生成することが
多く、光沢あるステンレス鋼板をこのように処理すれば
表面の光沢及びクリナビリテイは大きく低下することが
屡々ある。したがって、ステンレス冷延鋼板の表面性状
を何ら変化させない焼鈍方法として、光輝焼鈍はきわめ
て有利な方法である。このように本発明方法においては
冷間圧延後の焼鈍として光輝焼鈍を行い、その後の酸洗
を積極的に避けるのである。
上記の如く光沢とクリナビリテイとは同じ焼鈍。
酸洗処理によって関連して向上或は低下する。このこと
は第2図に見ることが出来る。第2図は冷間圧延までは
本発明方法と同じ条件で処理したステンレス冷延鋼板に
、光輝焼鈍を行なって得た鋼板(光輝焼鈍材と言う)と
、大気焼鈍及び酸洗を行なって得た鋼板(大気焼鈍材と
言う)とについて表面光沢度(JIS Z 8741 
r光沢度測定方法」による)を測定し、またクリナビリ
テイを清浄性テストの結果に従って目視によりり、E、
F (D>E>FでDが合格水準)のランクに分け、縦
軸に表面光沢度、横軸にり、E、Fランクをとり、該当
する個所に該当する個数を材種を区別してプロットした
ものである。第2図よりクリナビリテイの合格ランクD
のものはすべて光輝焼鈍材であり、それらは同時に光沢
度の高いものであることが判る。
以上の如く、冷間圧延に引き続いて光輝焼鈍の行なわれ
たステンレス冷延鋼板は調質圧延等の必要な処理を施さ
れて製品となる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明方法を更に具体的に説明する。
寸法が板厚3.0mのSUS 304の熱間圧延鋼帯(
冷間圧延用素材)を、熱間圧延歪の除去及び酸化スケー
ルの除去のために焼鈍、酸洗し、次に冷間圧延により要
求板厚である1、5mまで圧延した。この際、最終冷間
圧延パス前まではダル加工していない表面粗度の小さい
ワークロールを用いて大きな圧下率によりヒートスクラ
ッチを発生させることなく圧延能率を上げて圧延した。
そして、最終冷間圧延パスにおいて初めて方向性のない
十点平均粗さRz2Jsにダル加工した表面粗度の圧延
ワークロールを使用し、圧下率10%で1回圧延した。
引き続いて光輝焼鈍を行なって冷延歪を除去し、最後に
、銅帯の形状を修正するために調質圧延を行なった。こ
のようにして製造された厚さ1.Smn。
幅1,0OOIIffi+のステンレス冷延鋼帯及びこ
れを剪断して得られた鋼板は加工性、溶接性、耐食性、
耐候性2強度等を満足するばかりでなく、クリナビリテ
イ及び防眩性が共に合格水準に達しており、光沢度が4
5の極めて満足すべきものであった。
〔効果〕
従来の製造方法では、防眩性に劣るが、防眩性を持たせ
るとステンレス特有の光沢やクリナビリテイを失なった
ステンレス冷延鋼板しか製造できなかったが、本発明方
法によれば、防眩性が著しく向上しているばかりでなく
、落ち着いた美しい光沢及び優れたクリナビリテイも併
せ持つステンレス冷延鋼板を製造することが出来る。
本発明は、このように優れた表面性状によりステンレス
冷延鋼板の利用分野を拡大してその拡販に大きく貢献す
るものであり、その工業的価値は非常に大きなものがあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法における最終冷間圧延パスの圧下率
(%)の条件と防眩性との関係を示す図、第2図はクリ
ナビリテイと光沢度との関係を示す図、第3図はステン
レス冷延鋼板の一般的な製造工程概略図である。 第1図 防眩l隈(A>B>C) 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 多パス冷間圧延及びこの圧延に引き続き行なう焼鈍
    を含む工程によりステンレス冷延鋼板を製造するに際し
    、最終冷間圧延パスを方向性のない十点平均粗さRz1
    0〜30μmにダル加工した表面粗度の圧延ワークロー
    ルを用いて圧下率を3〜30%で実施し、引き続き行な
    う焼鈍として光輝焼鈍を行なうことを特徴とする防眩性
    、光沢及びクリアビリテイに優れたステンレス冷延鋼板
    の製造方法。
JP18867486A 1986-08-13 1986-08-13 防眩性,光沢及びクリナビリテイに優れた表面仕上げのステンレス冷延鋼板の製造方法 Expired - Lifetime JPH0790247B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18867486A JPH0790247B2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13 防眩性,光沢及びクリナビリテイに優れた表面仕上げのステンレス冷延鋼板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18867486A JPH0790247B2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13 防眩性,光沢及びクリナビリテイに優れた表面仕上げのステンレス冷延鋼板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6349305A true JPS6349305A (ja) 1988-03-02
JPH0790247B2 JPH0790247B2 (ja) 1995-10-04

Family

ID=16227864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18867486A Expired - Lifetime JPH0790247B2 (ja) 1986-08-13 1986-08-13 防眩性,光沢及びクリナビリテイに優れた表面仕上げのステンレス冷延鋼板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0790247B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0369052A (ja) * 1989-08-08 1991-03-25 Nippon Chemicon Corp ガイドローラ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0369052A (ja) * 1989-08-08 1991-03-25 Nippon Chemicon Corp ガイドローラ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0790247B2 (ja) 1995-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0461048B2 (ja)
JPS6349305A (ja) 防眩性,光沢及びクリナビリテイに優れたステンレス冷延鋼板の製造方法
US4450058A (en) Method for producing bright stainless steel
JPS63290602A (ja) 冷間圧延用ステンレス予備処理鋼帯の製造方法および装置
JPH1088302A (ja) 防眩性に優れたチタン板の製造方法
JP3397927B2 (ja) 防眩性に優れたチタン材の製造方法
JPH0360920B2 (ja)
JP3253288B2 (ja) 表面の美麗なチタン板またはチタン合金板の製造方法
JP3276582B2 (ja) Ni拡散メッキ鋼板及びその製造方法
JP2006142343A (ja) 防眩性に優れたMo添加フェライト系ステンレス鋼板の製造方法
JPH0436763B2 (ja)
US2250398A (en) Method and apparatus for making coated metal
CN116689491A (zh) 用于电梯装饰面板的铁素体不锈钢tes18的冷轧生产方法
JPS59107030A (ja) 加工性のすぐれたフエライト系ステンレス薄鋼板の製造法
JPH01122604A (ja) ステンレス冷延鋼帯の製造方法
US2299639A (en) Treatment of ferrous bodies
WO2015019409A1 (ja) 低炭素鋼冷延鋼帯の製造方法
US1980331A (en) Cold rolled iron chromium alloy article
JPH07265905A (ja) 色調の均一性に優れた表面加工ステンレス鋼板の製造方法
JPH02127903A (ja) ステンレス冷延鋼帯の製造方法
RU1780884C (ru) Способ изготовлени холоднокатаной нагартованной ленты дл производства биметаллических ленточных пил
JP2683419B2 (ja) ステンレス鋼の冷間圧延方法
JPH01162779A (ja) 防眩性に優れた化学発色ステンレス冷延鋼板とその製造方法
JPS5935664A (ja) 冷延性にすぐれたα+β型チタン合金熱延板の製造方法
CN116855705A (zh) 一种用于厚膜电热板铁素体不锈钢板材的生产方法