JPS63309303A - 塗装鮮映性に優れる冷延鋼板の製造方法 - Google Patents
塗装鮮映性に優れる冷延鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPS63309303A JPS63309303A JP14538387A JP14538387A JPS63309303A JP S63309303 A JPS63309303 A JP S63309303A JP 14538387 A JP14538387 A JP 14538387A JP 14538387 A JP14538387 A JP 14538387A JP S63309303 A JPS63309303 A JP S63309303A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- cold
- rolling
- rolled steel
- steel sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000010960 cold rolled steel Substances 0.000 title claims abstract description 11
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 11
- 238000010422 painting Methods 0.000 title abstract description 7
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 39
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 39
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 39
- 238000005097 cold rolling Methods 0.000 claims abstract description 19
- 239000003973 paint Substances 0.000 claims description 9
- 238000009760 electrical discharge machining Methods 0.000 claims description 7
- 238000005422 blasting Methods 0.000 claims description 4
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 abstract description 6
- 238000000137 annealing Methods 0.000 abstract description 2
- 235000019592 roughness Nutrition 0.000 description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 description 15
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 9
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 3
- 230000001788 irregular Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007788 roughening Methods 0.000 description 2
- RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N Acetaminophen Chemical compound CC(=O)NC1=CC=C(O)C=C1 RZVAJINKPMORJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 241000951471 Citrus junos Species 0.000 description 1
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 238000005238 degreasing Methods 0.000 description 1
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 238000003908 quality control method Methods 0.000 description 1
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
自動車ボディ外板や家庭電気製品の外装板の如く、プレ
ス加工等の成形加工および塗装を施して使用される冷延
薄鋼板の製法に関し、その製品鋼板の塗装鮮映性を有利
に改善することがのぞまれる。
ス加工等の成形加工および塗装を施して使用される冷延
薄鋼板の製法に関し、その製品鋼板の塗装鮮映性を有利
に改善することがのぞまれる。
近年来、乗用車はもちろん、軽自動車、ワゴン車、さら
にはトランクに至るまで、塗装後のボデーの塗装仕上り
品質の良さは、自動車の総合的な品質の高さを顧客に対
し直接的に視覚によって訴えることとなるため、極めて
重要な品質管理項目となるっている。
にはトランクに至るまで、塗装後のボデーの塗装仕上り
品質の良さは、自動車の総合的な品質の高さを顧客に対
し直接的に視覚によって訴えることとなるため、極めて
重要な品質管理項目となるっている。
ところで塗装面の評価項目としては種々のものがあるが
、そのうちでも特に塗装面の乱反射が少なく光沢性に優
れていること、および写像の歪みが少ないことすなわち
写像性が浸れていることが重要であり、これらの光沢性
と写像性をあせて一般に鮮映性と称している。
、そのうちでも特に塗装面の乱反射が少なく光沢性に優
れていること、および写像の歪みが少ないことすなわち
写像性が浸れていることが重要であり、これらの光沢性
と写像性をあせて一般に鮮映性と称している。
鮮映性の評価の方法としては種々の方式が開発されてい
るが、最も一般的には、米国のハンター・アソシエイツ
・ラボラトリ−(Hunter As5ociates
Laboratory)社製のドリゴン(DORICO
N)メータによる測定値すなちDo I (Disti
nctness of Image)値が使用され、こ
のDOI値は、試料に対し入射角30°で光を入射し、
その正反射光強度Rsと正反射角に対し±0.3°ての
散乱光強度R8,3の値を用いて、次式で表される。
るが、最も一般的には、米国のハンター・アソシエイツ
・ラボラトリ−(Hunter As5ociates
Laboratory)社製のドリゴン(DORICO
N)メータによる測定値すなちDo I (Disti
nctness of Image)値が使用され、こ
のDOI値は、試料に対し入射角30°で光を入射し、
その正反射光強度Rsと正反射角に対し±0.3°ての
散乱光強度R8,3の値を用いて、次式で表される。
DOIi直= 100 ×(Rs Ro、 3)/
RsこのようなりOI値が高いほど塗装面の鮮映性が優
れていると言うことができ、一般に自動車車体の外板の
塗膜については、十分な高級感を呈するためにはDOI
値が94%以上であることが望まれる。
RsこのようなりOI値が高いほど塗装面の鮮映性が優
れていると言うことができ、一般に自動車車体の外板の
塗膜については、十分な高級感を呈するためにはDOI
値が94%以上であることが望まれる。
(従来の技術)
ところで一般に自動車ボディ外板や家庭電気製品外装板
などの成形加工の用途に供される冷延薄鋼板は、熱延鋼
板をタンデム冷間圧延機により所要の板厚まで冷間圧延
した後、脱脂洗浄を行い、さらに焼鈍した後、調質圧延
を施して製造するのが通常である。
などの成形加工の用途に供される冷延薄鋼板は、熱延鋼
板をタンデム冷間圧延機により所要の板厚まで冷間圧延
した後、脱脂洗浄を行い、さらに焼鈍した後、調質圧延
を施して製造するのが通常である。
このような工程における調質圧延の目的の一つと口では
、表面をダル仕上げしたワークロールを用いて軽度の圧
延を行うことにより鋼板表面に適度の表面粗さを与え、
これによってプレス成形加工時における耐焼付性を向上
させることである。
、表面をダル仕上げしたワークロールを用いて軽度の圧
延を行うことにより鋼板表面に適度の表面粗さを与え、
これによってプレス成形加工時における耐焼付性を向上
させることである。
調質圧延に使用されるワークロールの表面をダル仕上げ
するための方法として従来は、ショツトブラストによる
方法と、 放電加工による方法と、 が実用化されている。しかしこれらの方法によりダル仕
上げされたワークロールは、その表面にかなり不規則な
粗度プロフィルが形成され、したがってそのワークロー
ルを用いて鋼板に調質圧延を施した場合、鋼板表面も不
規則な山と谷で構成された粗面を呈し、水平な面は非常
にすくなくなる。
するための方法として従来は、ショツトブラストによる
方法と、 放電加工による方法と、 が実用化されている。しかしこれらの方法によりダル仕
上げされたワークロールは、その表面にかなり不規則な
粗度プロフィルが形成され、したがってそのワークロー
ルを用いて鋼板に調質圧延を施した場合、鋼板表面も不
規則な山と谷で構成された粗面を呈し、水平な面は非常
にすくなくなる。
このように不規則な山と谷を有する鋼板に塗装を行えば
、山と谷との間の斜面に沿って塗膜が形成されるため、
水平な塗膜面の占める割合が極めて少なくなり、塗膜面
の鮮映性を悪化させる。従来のショツトブラスト法や放
電加工法でダル加工したワークロールを用いた調質圧延
では、このような問題を避は得す、したがって十分に優
れた塗膜面の鮮映性を得ることが困難であった。
、山と谷との間の斜面に沿って塗膜が形成されるため、
水平な塗膜面の占める割合が極めて少なくなり、塗膜面
の鮮映性を悪化させる。従来のショツトブラスト法や放
電加工法でダル加工したワークロールを用いた調質圧延
では、このような問題を避は得す、したがって十分に優
れた塗膜面の鮮映性を得ることが困難であった。
(発明が解決しようとする問題点)
前述の事情から、発明者等はさきに特願昭61−776
9号明細書において、鋼板の微視的な表面粗度のプロフ
ィルを改良して塗装後の塗膜表面の凹凸を少なくし、水
平部分の占める割合を多くすることによって光の正反射
率の向上と写像の歪みを少なくし、これにより塗装後の
塗膜面の鮮映性を著しく改善し得るようにした鋼板と、
そのような優れた表面粗度プロフィルを有する鋼板を調
質圧延の工程で効率良く製造する方法を提案している。
9号明細書において、鋼板の微視的な表面粗度のプロフ
ィルを改良して塗装後の塗膜表面の凹凸を少なくし、水
平部分の占める割合を多くすることによって光の正反射
率の向上と写像の歪みを少なくし、これにより塗装後の
塗膜面の鮮映性を著しく改善し得るようにした鋼板と、
そのような優れた表面粗度プロフィルを有する鋼板を調
質圧延の工程で効率良く製造する方法を提案している。
また、さらに特願昭60−67433号明細書において
塗膜面にゆず肌と称される欠陥を生ずる原因となる、波
長が300〜1000μm程度のうねりを鋼板表面に有
しないようにし、これによって塗装後の塗膜面の鮮映性
を一層改善し得る様にした鋼板と、その効率的製造法を
提案している。
塗膜面にゆず肌と称される欠陥を生ずる原因となる、波
長が300〜1000μm程度のうねりを鋼板表面に有
しないようにし、これによって塗装後の塗膜面の鮮映性
を一層改善し得る様にした鋼板と、その効率的製造法を
提案している。
即ち特願昭61−67433号の発明は、冷延鋼板製造
方法において、先ずタンデム冷間圧延機の最終スタンド
のワークロールとしては、ブライトロール、レーザ加工
によりダル目付けされたロール(レーザダルロール)、
放電加工によりダル目付けされたロール(放電ダルロー
ル)、および中心線平均粗さRaが1.0μm以下のシ
ョツトブラスト加工されたロール(ショツトブラストダ
ルロール)のうちのいずれかを用いることとして、冷間
圧延後の鋼板表面にうねりが発生することを防止する。
方法において、先ずタンデム冷間圧延機の最終スタンド
のワークロールとしては、ブライトロール、レーザ加工
によりダル目付けされたロール(レーザダルロール)、
放電加工によりダル目付けされたロール(放電ダルロー
ル)、および中心線平均粗さRaが1.0μm以下のシ
ョツトブラスト加工されたロール(ショツトブラストダ
ルロール)のうちのいずれかを用いることとして、冷間
圧延後の鋼板表面にうねりが発生することを防止する。
そして調質圧延としては既に述べた特願昭61−776
9号明細書にて提案されている方法と同じ方法を適用す
るものである。即ち、特願昭61−67433号に係る
発明は調質圧延工程でレーザーを含む高密度エネルギー
源によって、粗面化加工を施された表面を有するロール
を用いて鋼板を調質圧延することが必須条件となってい
る。
9号明細書にて提案されている方法と同じ方法を適用す
るものである。即ち、特願昭61−67433号に係る
発明は調質圧延工程でレーザーを含む高密度エネルギー
源によって、粗面化加工を施された表面を有するロール
を用いて鋼板を調質圧延することが必須条件となってい
る。
しかしながら、このような高密度エネルギーを用いるロ
ール表面の粗面化加工機は非常に高価であるために、未
だ一般に普及してなくまた高度の技術的熟練を要する故
に保守作業も難しいことから常に安定した、表面粗度プ
ロフィルを、工業的規模で実現することが困難である。
ール表面の粗面化加工機は非常に高価であるために、未
だ一般に普及してなくまた高度の技術的熟練を要する故
に保守作業も難しいことから常に安定した、表面粗度プ
ロフィルを、工業的規模で実現することが困難である。
このような問題を克服すること、すなわち一般的に普及
したロール粗面化法であるショットドブラスト法や放電
加工法によって加工されたロールを用いる調質圧延によ
って鮮映性に優れる冷延鋼板を得ることがこの発明の目
的である。
したロール粗面化法であるショットドブラスト法や放電
加工法によって加工されたロールを用いる調質圧延によ
って鮮映性に優れる冷延鋼板を得ることがこの発明の目
的である。
(問題点を解決するための手段)
この発明に従う冷延鋼板の製法においては、先ずタンデ
ム冷間圧延機の最終スタンドのワークロールとして、 ■ ブライトロールぺ ■ レーザ加工によりダル目付けしたロール(レーザダ
ルロール) ■ 放電加工によりダル目付けされたロール(放電ダル
ロール)、および ■ 中心線平均粗さRaが1.0μm以下のショツトブ
ラスト加工されたロール(ショツトブラストダルロール
)のうちから選んだロールを用いることとして、冷間圧
延後の鋼板表面にうねりが発生することを防止する。
ム冷間圧延機の最終スタンドのワークロールとして、 ■ ブライトロールぺ ■ レーザ加工によりダル目付けしたロール(レーザダ
ルロール) ■ 放電加工によりダル目付けされたロール(放電ダル
ロール)、および ■ 中心線平均粗さRaが1.0μm以下のショツトブ
ラスト加工されたロール(ショツトブラストダルロール
)のうちから選んだロールを用いることとして、冷間圧
延後の鋼板表面にうねりが発生することを防止する。
次に調質圧延用のワークロールとしてはジョンドブラス
ト法または放電加工法によって、中心線平均粗さRaが
1.0μm以下としたロールを用いることにより、ワー
クロール表面のダル目模様を鋼板表面に転写する。上記
■■■または■のロールをタンデム冷間圧延機の最終ス
タンドのワークロールとして使用することによって冷間
圧延後の鋼板表面のうねりを抑制することができること
は、特願昭61−67433号明細書でさきに述べたと
おりである。
ト法または放電加工法によって、中心線平均粗さRaが
1.0μm以下としたロールを用いることにより、ワー
クロール表面のダル目模様を鋼板表面に転写する。上記
■■■または■のロールをタンデム冷間圧延機の最終ス
タンドのワークロールとして使用することによって冷間
圧延後の鋼板表面のうねりを抑制することができること
は、特願昭61−67433号明細書でさきに述べたと
おりである。
上記の調質圧延は、再度にわたらせるか又は一般的な調
質圧延を行った鋼板に対して、二次的加工として施すこ
とさらには圧下率を0.3〜5.0%に設定することも
好適である。上記の手段を適用することによりこの発明
は特願昭61−67433号に係る発明と同等の効果を
得ることが可能であることが判明している。
質圧延を行った鋼板に対して、二次的加工として施すこ
とさらには圧下率を0.3〜5.0%に設定することも
好適である。上記の手段を適用することによりこの発明
は特願昭61−67433号に係る発明と同等の効果を
得ることが可能であることが判明している。
さて鋼板表面における粗さ曲線の各部分の傾斜角θを第
1図に示すように、測定し、tan θ=αの分布を第
3図のように求めることができる。
1図に示すように、測定し、tan θ=αの分布を第
3図のように求めることができる。
αをある値に固定したときに±2.α内に入る確率は、
面積11i29で与えられ、W2(の大きいほど平坦に
近い面積占有率(平坦面積率)が高いことを示す。
面積11i29で与えられ、W2(の大きいほど平坦に
近い面積占有率(平坦面積率)が高いことを示す。
今α=0.03として、(す21を各種鋼板について実
測した結果を第3図に示すようにいづれも中心線平均粗
さRaが小さくなるほど平坦面積率が増大している。
測した結果を第3図に示すようにいづれも中心線平均粗
さRaが小さくなるほど平坦面積率が増大している。
SB材、ED材にあっては、Raを1.0μmを下まわ
るものとしたとき、LD材でRa1.4 μmを下まわ
ったのと同じ程度の平坦面積率になると考えられる。
るものとしたとき、LD材でRa1.4 μmを下まわ
ったのと同じ程度の平坦面積率になると考えられる。
タンデムミル最終スタンドのロールと調質圧延のワーク
ロールの条件を表1のように、組み合わせて製作した冷
延鋼板に3コートの85μ厚塗装を施し、塗膜の鮮映性
(DOI)を実測した結果を第4図に示す。DOI値の
測定は、第5図のように、試料Sに入射角30°で光を
入射しその正反射強度Rsと正反射角に対し±0.3°
での散乱光強度RO13の値を実測することによって算
出されるのははじめに述べた。
ロールの条件を表1のように、組み合わせて製作した冷
延鋼板に3コートの85μ厚塗装を施し、塗膜の鮮映性
(DOI)を実測した結果を第4図に示す。DOI値の
測定は、第5図のように、試料Sに入射角30°で光を
入射しその正反射強度Rsと正反射角に対し±0.3°
での散乱光強度RO13の値を実測することによって算
出されるのははじめに述べた。
冷間圧延で従来のうねりの大きいジョンドブラストロー
ルで圧延した鋼板は、調質圧延でショツトブラストロー
ルや、EDロールを使うと、Raが0.7 μm以下に
ならないとブライトロールで調質圧延された鋼板並みの
高い鮮映性は得られないが、冷間圧延工程でブライトロ
ール、EDロール又はRa≦1.0 μ+rz7)SB
ロールを用いて圧延した後、調質圧延工程で最終板面粗
度を1.0μmRa以下とした鋼板では、レーザダル加
工ロールで調質圧延を施した鋼板と同等の鮮映性を得る
ことができる。
ルで圧延した鋼板は、調質圧延でショツトブラストロー
ルや、EDロールを使うと、Raが0.7 μm以下に
ならないとブライトロールで調質圧延された鋼板並みの
高い鮮映性は得られないが、冷間圧延工程でブライトロ
ール、EDロール又はRa≦1.0 μ+rz7)SB
ロールを用いて圧延した後、調質圧延工程で最終板面粗
度を1.0μmRa以下とした鋼板では、レーザダル加
工ロールで調質圧延を施した鋼板と同等の鮮映性を得る
ことができる。
中心線粗さRaが1.0μm以下のSB、ED等でダル
加工されたロールで調質圧延された冷延鋼板を、粗度R
a≦1.0μm以下のブライトロールで圧下率0.3〜
5.0%で再スキンパスすることにより、粗度のピーク
を圧壊して平坦面の面積を増すことにより、鮮映性を向
上させ得る。
加工されたロールで調質圧延された冷延鋼板を、粗度R
a≦1.0μm以下のブライトロールで圧下率0.3〜
5.0%で再スキンパスすることにより、粗度のピーク
を圧壊して平坦面の面積を増すことにより、鮮映性を向
上させ得る。
(作 用)
タンデム冷間圧延機の最終スタンド・ワークロールの中
心線平均粗さくRa)を1.0μm以下としたのはRa
>l、9μmのワークロールを用いて冷間圧延を施した
場合、鋼板表面のうねりが大きくなって、塗装後の鮮映
性をそこなう危険性があることからである。
心線平均粗さくRa)を1.0μm以下としたのはRa
>l、9μmのワークロールを用いて冷間圧延を施した
場合、鋼板表面のうねりが大きくなって、塗装後の鮮映
性をそこなう危険性があることからである。
調質圧延機のワークロールの中心線平均粗さくRa)を
1.0 μm以下としたのは、Ra>1.0μfflで
は鋼板表面の凹凸が大きくなりすぎ鮮映性が劣化するこ
とからである。
1.0 μm以下としたのは、Ra>1.0μfflで
は鋼板表面の凹凸が大きくなりすぎ鮮映性が劣化するこ
とからである。
また、再度、調質圧延を施すのに際し、調質圧延の圧下
率を0.3〜5.0%とした理由は、0.3%未満の圧
下率では、あまりに軽圧下であり、鋼板表面の平坦面積
率を多くし、鮮映性を向上させることが困難であること
からである。しかし、圧下率5.0%を超える圧延は、
圧延荷重が高くなり、圧延機の消費電力が高くなる他、
鋼板の材質が劣化し加工性を低下させてしまうことから
、本発明では上限を5.0%とした。
率を0.3〜5.0%とした理由は、0.3%未満の圧
下率では、あまりに軽圧下であり、鋼板表面の平坦面積
率を多くし、鮮映性を向上させることが困難であること
からである。しかし、圧下率5.0%を超える圧延は、
圧延荷重が高くなり、圧延機の消費電力が高くなる他、
鋼板の材質が劣化し加工性を低下させてしまうことから
、本発明では上限を5.0%とした。
冷間タンデム圧延機の最終スタンドのワークロールとし
て表2に示したようなロール粗度(Ra)の異なるブラ
イトローノペショットプラストロール、放電ダルローノ
ベレーザーダルロールを用い冷間圧延を施した。
て表2に示したようなロール粗度(Ra)の異なるブラ
イトローノペショットプラストロール、放電ダルローノ
ベレーザーダルロールを用い冷間圧延を施した。
次いで同じく表2に示した条件で、調質圧延を施した後
鋼板表面の中心線平均粗度(Ra)と平面面積率を測定
した。
鋼板表面の中心線平均粗度(Ra)と平面面積率を測定
した。
さらに、3コードの80μ厚塗装を施し、塗膜の鮮映性
(DOI)を測定し、中心線平均粗度(Ra)と平面面
積率と併せて表2に示した。
(DOI)を測定し、中心線平均粗度(Ra)と平面面
積率と併せて表2に示した。
表2から明らかな通り、冷間圧延機最終スタンドのワー
クロール粗度が1.0 μm超過に当たる記号C,H,
R,調質圧延ワークロール粗度が1.0μm超過に当た
る記号K 、L 、N 、Q およびその双方のワー
クロール粗度が1.0 μm超過となっている記号M
の鮮映性(DOI)はいずれも85未満であり、本発明
の適用例に比べ平坦面積率とともに低い値であった。
クロール粗度が1.0 μm超過に当たる記号C,H,
R,調質圧延ワークロール粗度が1.0μm超過に当た
る記号K 、L 、N 、Q およびその双方のワー
クロール粗度が1.0 μm超過となっている記号M
の鮮映性(DOI)はいずれも85未満であり、本発明
の適用例に比べ平坦面積率とともに低い値であった。
(発明の効果)
以」−の実施例からも明らかなように、この発明の方法
によれば、冷間圧延後の鋼板の表面うねりを少なくして
、最終的に調質圧延後の鋼板表面のうねりを小さくする
ことができ、そのため調質圧延において所定の粗度プロ
フィルのワークロールを使用することと相俟って、鮮映
性の著しく優れた塗膜を形成することが可能となる。
によれば、冷間圧延後の鋼板の表面うねりを少なくして
、最終的に調質圧延後の鋼板表面のうねりを小さくする
ことができ、そのため調質圧延において所定の粗度プロ
フィルのワークロールを使用することと相俟って、鮮映
性の著しく優れた塗膜を形成することが可能となる。
第1図は鋼板表面の粗さ曲線の傾斜角を示す図面、
第2図は鋼板表面の粗さ曲線の傾斜角(θ)の分布を示
す図面、 第3図は中心線平均粗さくRa)と傾斜角分布(tIi
2)の関係を示す図面、 第4図は鮮映性(DOI)におよぼす調質圧延後の鋼板
の粗度(Ra)の影響を示す図面、第5図は鮮映性を表
わすDOI(tmの測定方法を示す図面である。 第1図 第2図 一円 −202/イ ZI7 第3図 Ra(に−) 第4図
す図面、 第3図は中心線平均粗さくRa)と傾斜角分布(tIi
2)の関係を示す図面、 第4図は鮮映性(DOI)におよぼす調質圧延後の鋼板
の粗度(Ra)の影響を示す図面、第5図は鮮映性を表
わすDOI(tmの測定方法を示す図面である。 第1図 第2図 一円 −202/イ ZI7 第3図 Ra(に−) 第4図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、熱延鋼板をタンデム冷間圧延機により所要の板厚ま
で冷間圧延した後、焼鈍を施してから調質圧延を施す冷
延鋼板の製造に当たって、前記タンデム冷間圧延機の最
終スタンドの ワークロールとして、 ブライトロール レーザダルロール 放電ダルロール 及び中心線平均粗さRaが1.0μm以下のショットブ
ラストダルタール のうちから選んだロールを用い冷間圧延を行ったうえで
、 調質圧延用のワークロールとしては、 放電加工又はショットブラスト法によ り粗面化した中心線平均粗さが1.0μm 以下のロールを用い調質圧延をすること により、ワークロール表面のダル目模様 を鋼板表面に転写すること、 を特徴とする、塗装鮮映性に優れた冷延鋼板の製造方法
。 2、調質圧延が、再度にわたるものである、特許請求の
範囲第1項に記載の塗装鮮映性に優れた冷延鋼板の製造
方法。 3、調質圧延が圧下率0.3〜5.0%である特許請求
の範囲第1項又は第2項に記載の塗装鮮映性に優れた冷
延鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62145383A JPH0790243B2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | 塗装鮮映性に優れる冷延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62145383A JPH0790243B2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | 塗装鮮映性に優れる冷延鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63309303A true JPS63309303A (ja) | 1988-12-16 |
JPH0790243B2 JPH0790243B2 (ja) | 1995-10-04 |
Family
ID=15383974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62145383A Expired - Fee Related JPH0790243B2 (ja) | 1987-06-12 | 1987-06-12 | 塗装鮮映性に優れる冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0790243B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5552235A (en) * | 1995-03-23 | 1996-09-03 | Bethlehem Steel Corporation | Embossed cold rolled steel with improved corrosion resistance, paintability, and appearance |
EP1323843A2 (en) * | 1993-06-30 | 2003-07-02 | Nkk Corporation | method for manufacturing an alloying-treated iron-zinc alloy dip-plated steel sheet excellent in press-formability |
CN105939793A (zh) * | 2014-01-30 | 2016-09-14 | 安赛乐米塔尔公司 | 由电镀锌板制造具有低波纹度的部件的方法、相应的部件和车辆 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60133905A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 塗装外観性の優れた冷延鋼板及びその製造方法 |
-
1987
- 1987-06-12 JP JP62145383A patent/JPH0790243B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60133905A (ja) * | 1983-12-23 | 1985-07-17 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 塗装外観性の優れた冷延鋼板及びその製造方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1323843A2 (en) * | 1993-06-30 | 2003-07-02 | Nkk Corporation | method for manufacturing an alloying-treated iron-zinc alloy dip-plated steel sheet excellent in press-formability |
EP1338669A2 (en) * | 1993-06-30 | 2003-08-27 | Nkk Corporation | Method for manufacturing an alloying-treated iron-zinc alloy dip-plated steel sheet excellent in press-formability |
EP1323843A3 (en) * | 1993-06-30 | 2004-09-15 | Nkk Corporation | method for manufacturing an alloying-treated iron-zinc alloy dip-plated steel sheet excellent in press-formability |
EP1338669A3 (en) * | 1993-06-30 | 2004-09-15 | Nkk Corporation | Method for manufacturing an alloying-treated iron-zinc alloy dip-plated steel sheet excellent in press-formability |
US5552235A (en) * | 1995-03-23 | 1996-09-03 | Bethlehem Steel Corporation | Embossed cold rolled steel with improved corrosion resistance, paintability, and appearance |
CN105939793A (zh) * | 2014-01-30 | 2016-09-14 | 安赛乐米塔尔公司 | 由电镀锌板制造具有低波纹度的部件的方法、相应的部件和车辆 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0790243B2 (ja) | 1995-10-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11834726B2 (en) | Method for producing a stainless steel sheet with modified visual characteristics | |
CN114645163B (zh) | 汽车高光外装饰件用铝合金板材及其制造方法 | |
JPS63309303A (ja) | 塗装鮮映性に優れる冷延鋼板の製造方法 | |
JPH0675728B2 (ja) | 鮮映性に優れた表面処理鋼板の製造法 | |
JPS62224405A (ja) | 冷延鋼板の製造方法 | |
JPH02185959A (ja) | 鮮映性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JPH02175004A (ja) | 鮮映性とプレス成形性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP3476495B2 (ja) | プレス加工用薄鋼板 | |
JPS63111156A (ja) | プレス成形性と塗装後鮮映性に優れた冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP2792393B2 (ja) | 自動車用合金化溶融亜鉛めっき鋼板とその製造方法 | |
JP2610343B2 (ja) | 高機能表面粗度調整溶融めっき鋼板の製造設備 | |
JP3276582B2 (ja) | Ni拡散メッキ鋼板及びその製造方法 | |
JPS6350488A (ja) | 塗装後鮮映性に優れた鋼板およびその製造方法 | |
JP2004130352A (ja) | 星目を発生しにくいプレス加工用薄板鋼板 | |
JPH0354005B2 (ja) | ||
JP3688763B2 (ja) | 防眩性に優れたチタンあるいはステンレス鋼からなる建築用薄板製造用冷間圧延ロールの防眩性管理方法およびその建築用薄板の製造方法 | |
JPH06182402A (ja) | 高光沢ステンレス鋼板及びその製造方法 | |
JPS63255320A (ja) | 高鮮映性鋼板 | |
JP2748815B2 (ja) | プレス成形性に優れたステンレス冷間圧延鋼帯およびその製造方法 | |
JPH0241702A (ja) | 表裏面の性状の異なる金属板およびその製造方法 | |
JPH082442B2 (ja) | 塗装鮮映性に優れた亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
KR100362666B1 (ko) | 고선영성 강판의 제조방법 | |
JPS61227193A (ja) | 着色ステンレス鋼板の製造方法 | |
JPH0673683B2 (ja) | 片面ブライト冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP2003053401A (ja) | 塗膜密着性に優れ金属光沢の高いアルミニウム合金缶蓋材とその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |