JPS6348358B2 - - Google Patents
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- JPS6348358B2 JPS6348358B2 JP57088750A JP8875082A JPS6348358B2 JP S6348358 B2 JPS6348358 B2 JP S6348358B2 JP 57088750 A JP57088750 A JP 57088750A JP 8875082 A JP8875082 A JP 8875082A JP S6348358 B2 JPS6348358 B2 JP S6348358B2
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 13
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- 230000015654 memory Effects 0.000 description 23
- 238000000034 method Methods 0.000 description 23
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 4
- 102100025496 F-box and WD repeat domain containing protein 10B Human genes 0.000 description 1
- 101000914283 Homo sapiens F-box and WD repeat domain containing protein 10B Proteins 0.000 description 1
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- 238000000547 structure data Methods 0.000 description 1
- 238000001308 synthesis method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
この発明は付加音としてカウンタメロデイ音を
自動演奏する電子楽器に関し、特に曲の開始部分
におけるカウンタメロデイ音を根音に関連づけて
決定することにより、音楽上適切なカウンタメロ
デイ音を自動演奏し得るようにした電子楽器に関
するものである。 従来、伴奏和音に伴つてカウンタメロデイ音を
自動演奏する電子楽器として、特開昭52−72213
号公報に開示されたものがある。この公報に示さ
れている電子楽器は、和音の変化を契機として伴
奏和音の中の構成音の1つの音を選択し、これと
同一ノート音をカウンタメロデイ音として発音さ
せたものである。 ところが、和音構成音の1つを単純に選択して
いるため、曲の開始部分において音楽的に好まし
くないカウンタメロデイ音が発音されてしまうと
いう欠点があつた。 この発明は上述した欠点に鑑みなされたもの
で、その目的は曲の開始部分において音楽的に適
切なカウンタメロデイ音を発生できるようにした
電子楽器を提供することにある。 このためにこの発明は、曲の開始部分において
は和音構成音のうち根音に関連づけてカウンタメ
ロデイ音を決定するようにしたものである。 具体的には、根音の音高を和音種類別に定めら
れた音高補正情報によつて補正し、これを曲の開
始部分におけカウンタメロデイ音として決定する
ようにしたものである。 以下、図示する実施例に基づきこの発明を詳細
に説明する。 なお、以下の実施例では、曲の開始部分のカウ
ンタメロデイ音を決定する手段と、曲の途中にお
けるカウンタメロデイ音を決定する手段とがフロ
ーチヤートによつて示されている。 第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を
示す全体構成のブロツク図である。同図におい
て、鍵盤部10は上鍵盤10A、下鍵盤10Bお
よびペダル鍵盤10Cを備え、通常、メロデイ演
奏には上鍵盤10Aが使用され、伴奏(和音)演
奏には下鍵盤10Bが使用される。また、この鍵
盤部10の近傍には、自動ベースコード演奏をフ
インガコードモードで行うか、シングルフインガ
モードで行うかを選択するためのフインガコード
モード選択スイツチや、カウンタメロデイ音を発
生するか否かを制御するためのカウンタメロデイ
制御モードスイツチ、各鍵盤における押圧鍵に対
応する楽音の音色や音量等を制御する操作子など
を備えた操作子回路11が設けられている。 鍵盤部10における各押圧鍵のオン・オフ状態
および操作子回路11における各操作子のオン・
オフ状態あるいは操作状態量は、演算処理装置1
2の制御に従つて走査回路13の順次走査によつ
て検出される。 この順次走査により、オン状態となつている鍵
が検出されると、この鍵を表わすキーコードKC
が通常楽音用ワーキングメモリ14の鍵盤別の記
憶領域に記憶される。また、オン状態となつてい
る操作子が検出されると、この操作子のオン状態
を示すフラグ情報が制御データワーキングメモリ
18の鍵盤別の記憶領域に記憶されると共に、ア
ナログ量として設定される音量操作子などの操作
状態量がデイジタル値に変換された後鍵盤別の記
憶領域に記憶される。 この場合、各鍵盤における鍵を表わすキーコー
ドKCは、第1表に示すように、オクターブ音域
を表わすオクターブコードOCと、音名を表わす
ノートコードNCとから構成されている。
自動演奏する電子楽器に関し、特に曲の開始部分
におけるカウンタメロデイ音を根音に関連づけて
決定することにより、音楽上適切なカウンタメロ
デイ音を自動演奏し得るようにした電子楽器に関
するものである。 従来、伴奏和音に伴つてカウンタメロデイ音を
自動演奏する電子楽器として、特開昭52−72213
号公報に開示されたものがある。この公報に示さ
れている電子楽器は、和音の変化を契機として伴
奏和音の中の構成音の1つの音を選択し、これと
同一ノート音をカウンタメロデイ音として発音さ
せたものである。 ところが、和音構成音の1つを単純に選択して
いるため、曲の開始部分において音楽的に好まし
くないカウンタメロデイ音が発音されてしまうと
いう欠点があつた。 この発明は上述した欠点に鑑みなされたもの
で、その目的は曲の開始部分において音楽的に適
切なカウンタメロデイ音を発生できるようにした
電子楽器を提供することにある。 このためにこの発明は、曲の開始部分において
は和音構成音のうち根音に関連づけてカウンタメ
ロデイ音を決定するようにしたものである。 具体的には、根音の音高を和音種類別に定めら
れた音高補正情報によつて補正し、これを曲の開
始部分におけカウンタメロデイ音として決定する
ようにしたものである。 以下、図示する実施例に基づきこの発明を詳細
に説明する。 なお、以下の実施例では、曲の開始部分のカウ
ンタメロデイ音を決定する手段と、曲の途中にお
けるカウンタメロデイ音を決定する手段とがフロ
ーチヤートによつて示されている。 第1図はこの発明による電子楽器の一実施例を
示す全体構成のブロツク図である。同図におい
て、鍵盤部10は上鍵盤10A、下鍵盤10Bお
よびペダル鍵盤10Cを備え、通常、メロデイ演
奏には上鍵盤10Aが使用され、伴奏(和音)演
奏には下鍵盤10Bが使用される。また、この鍵
盤部10の近傍には、自動ベースコード演奏をフ
インガコードモードで行うか、シングルフインガ
モードで行うかを選択するためのフインガコード
モード選択スイツチや、カウンタメロデイ音を発
生するか否かを制御するためのカウンタメロデイ
制御モードスイツチ、各鍵盤における押圧鍵に対
応する楽音の音色や音量等を制御する操作子など
を備えた操作子回路11が設けられている。 鍵盤部10における各押圧鍵のオン・オフ状態
および操作子回路11における各操作子のオン・
オフ状態あるいは操作状態量は、演算処理装置1
2の制御に従つて走査回路13の順次走査によつ
て検出される。 この順次走査により、オン状態となつている鍵
が検出されると、この鍵を表わすキーコードKC
が通常楽音用ワーキングメモリ14の鍵盤別の記
憶領域に記憶される。また、オン状態となつてい
る操作子が検出されると、この操作子のオン状態
を示すフラグ情報が制御データワーキングメモリ
18の鍵盤別の記憶領域に記憶されると共に、ア
ナログ量として設定される音量操作子などの操作
状態量がデイジタル値に変換された後鍵盤別の記
憶領域に記憶される。 この場合、各鍵盤における鍵を表わすキーコー
ドKCは、第1表に示すように、オクターブ音域
を表わすオクターブコードOCと、音名を表わす
ノートコードNCとから構成されている。
【表】
【表】
なお、鍵および操作子の順次走査によつて、前
回走査まではオン状態であつた鍵または操作子
が、今回走査ではオフ状態となつていた場合に
は、この鍵または操作子を表わすキーコードKC
またはフラグ情報は消去される。従つて、通常楽
音用メモリ14には、各鍵盤における最新の押圧
鍵を表わすキーコードKCが、また制御データ用
ワーキングメモリ18には各操作子の最新のオ
ン・オフ状態おび操作状態量を表わす制御データ
が常に記憶されていることになる。 このようにしてワーキングメモリ14および1
8に記憶されたキーコードKCおよび制御データ
のうち、前者は鍵盤別に分離されて上鍵盤
(UKB)用バツフアメモリ15、下鍵盤(LKB)
用バツフアメモリ16,ペダル鍵盤(PKB)用
バツフアメモリ17に転送される。 この場合、操作子回路11におけるフインガコ
ードモード選択スイツチでフインガコードモード
が選択されているときには、下鍵盤10Bで押圧
されている鍵盤の全てに関するキーコードKCが
下鍵盤用バツフアメモリ16に転送される。しか
し、シングルフインガモードが選択されていると
きには、下鍵盤10Bで押圧されている1つの鍵
を表わすキーコードKCが根音を発音させるため
のデータとしてバツフアメモリ16に転送される
と共に、この根音に対応するキーコードKCを参
照して残りの和音構成音(従音)を発音させるた
めの複数のキーコードKCが定数メモリ20から
読出されてバツフアメモリ16に転送される。 一方、各操作子のオン・オフ状態や操作状態量
を表わす制御データは、制御データ用バツフアメ
モリ19に転送される。 そして、各バツフアメモリ15〜17に転送記
憶された各鍵盤における押圧鍵を表わすキーコー
ドKCは、鍵盤別に設けられた上鍵盤(UKB)用
トーンジエネレータ21,下鍵盤(LKB)用ト
ーンジエネレータ22、ペダル鍵盤(PKB)用
トーンジエネレータ23に転送される。同時に、
制御データバツフアメモリ19に記憶された制御
データは、鍵盤別に分離されて各トーンジエネレ
ータ21〜23に送られる。これにより、上鍵盤
用トーンジエネレータ21は、上鍵盤10Aにお
ける押圧鍵を表わすキーコードKCと、上鍵盤1
0Aに関する音色,音量などの制御データとに基
づき対応する楽音を形成し、サウンドシステム2
4からメロデイ音として発音させる。 また、下鍵盤用トーンジエネレータ22は下鍵
盤10Bにおる押圧鍵または和音構成音を表わす
キーコードKCと、下鍵盤10Bに関する音色、
音量などの制御データに基づき対応する楽音を形
成し、サウンドシステム24から伴奏音(和音)
として発音させる。また、ペダル鍵盤用トーンジ
エネレータ23はペダル鍵盤10Cにおける押圧
鍵を表わすキーコードKCと、ペダル鍵盤10C
に関する音色,音量などの制御データとに基づき
対応する楽音を形成し、サウンドシステム24か
らベース音として発音させる。 なお、これらの各トーンジエネレータ21〜2
3は波形メモリ読出し方式、高調波合成方式、周
波数変調方式などの公知の楽音形式方式を利用し
て構成される。 鍵盤部10における通常演奏による楽音の形成
は、以上のようにしてプログラムメモリ25に予
め記憶された通常楽音形成用のプログラムに従つ
て演算処理装置12の制御によつて行なわれる
が、プログラムメモリ25にはこの他に下鍵盤1
0Bで演奏(指定)される伴奏音(和音)の演奏
状態(指定状態)や上鍵盤10Aで演奏されるメ
ロデイの演奏状態に応じて、メロデイ音と調和関
係にあり、かつ伴奏音の変化に連動して滑らかに
ゆつくりと変化するカウンタメロデイ音形成用の
プログラムが予め記憶されている。そして、この
カウンタメロデイ音形成用プログラムによつて下
鍵盤10Bで演奏される和音構成音用の鍵(シン
グルフインガモード時は根音に相当する鍵)が変
化する毎に、カウンタメロデイ音に対応するキー
コードKCが決定され、カウンタメロデイ
(CML)用バツフアメモリ28に転送される。そ
して、このカウンタメロデイ音に対応するキーコ
ードKCは、上鍵盤用トーンジエネレータ21に
供給される。すると、トーンジエネレータ21は
上鍵盤10Aにおける押圧鍵に対応したメロデイ
音と共に、カウンタメロデイ音を形成してサウン
ドシステム24から発音させる。なお、カウンタ
メロデイ音はG1〜G2の発音域で発音される。 このカウンタメロデイ音の形成のために、定数
メモリ20には、下鍵盤10Bで演奏(指定)さ
れる和音の構成が音楽上決められた正規の構成に
なつているか否か、さらに正規の構成の場合の和
音名を検査するための和音コード検出用テーブル
や、和音の各種の指定状態などに応じたカウンタ
メロデイ音を決定するための各種テーブルが予め
記憶されている。 また、カウンタメロデイ用ワーキングメモリ2
6には、その記憶領域を利用して専らカウンタメ
ロデイ音の形成に用いるための第2表および第3
表に示すような各種のレジスタやフラグレジスタ
が準備されている。 さらに、和音の指定操作(伴奏音の演奏操作)
に続く最初のメロデイの演奏操作までの時間間隔
を計測するためのタイマ27が設けられている。 さらにまた、演算処理装置12には次の第4表
に示すようなレジスタやフラグレジスタが準備さ
れている。
回走査まではオン状態であつた鍵または操作子
が、今回走査ではオフ状態となつていた場合に
は、この鍵または操作子を表わすキーコードKC
またはフラグ情報は消去される。従つて、通常楽
音用メモリ14には、各鍵盤における最新の押圧
鍵を表わすキーコードKCが、また制御データ用
ワーキングメモリ18には各操作子の最新のオ
ン・オフ状態おび操作状態量を表わす制御データ
が常に記憶されていることになる。 このようにしてワーキングメモリ14および1
8に記憶されたキーコードKCおよび制御データ
のうち、前者は鍵盤別に分離されて上鍵盤
(UKB)用バツフアメモリ15、下鍵盤(LKB)
用バツフアメモリ16,ペダル鍵盤(PKB)用
バツフアメモリ17に転送される。 この場合、操作子回路11におけるフインガコ
ードモード選択スイツチでフインガコードモード
が選択されているときには、下鍵盤10Bで押圧
されている鍵盤の全てに関するキーコードKCが
下鍵盤用バツフアメモリ16に転送される。しか
し、シングルフインガモードが選択されていると
きには、下鍵盤10Bで押圧されている1つの鍵
を表わすキーコードKCが根音を発音させるため
のデータとしてバツフアメモリ16に転送される
と共に、この根音に対応するキーコードKCを参
照して残りの和音構成音(従音)を発音させるた
めの複数のキーコードKCが定数メモリ20から
読出されてバツフアメモリ16に転送される。 一方、各操作子のオン・オフ状態や操作状態量
を表わす制御データは、制御データ用バツフアメ
モリ19に転送される。 そして、各バツフアメモリ15〜17に転送記
憶された各鍵盤における押圧鍵を表わすキーコー
ドKCは、鍵盤別に設けられた上鍵盤(UKB)用
トーンジエネレータ21,下鍵盤(LKB)用ト
ーンジエネレータ22、ペダル鍵盤(PKB)用
トーンジエネレータ23に転送される。同時に、
制御データバツフアメモリ19に記憶された制御
データは、鍵盤別に分離されて各トーンジエネレ
ータ21〜23に送られる。これにより、上鍵盤
用トーンジエネレータ21は、上鍵盤10Aにお
ける押圧鍵を表わすキーコードKCと、上鍵盤1
0Aに関する音色,音量などの制御データとに基
づき対応する楽音を形成し、サウンドシステム2
4からメロデイ音として発音させる。 また、下鍵盤用トーンジエネレータ22は下鍵
盤10Bにおる押圧鍵または和音構成音を表わす
キーコードKCと、下鍵盤10Bに関する音色、
音量などの制御データに基づき対応する楽音を形
成し、サウンドシステム24から伴奏音(和音)
として発音させる。また、ペダル鍵盤用トーンジ
エネレータ23はペダル鍵盤10Cにおける押圧
鍵を表わすキーコードKCと、ペダル鍵盤10C
に関する音色,音量などの制御データとに基づき
対応する楽音を形成し、サウンドシステム24か
らベース音として発音させる。 なお、これらの各トーンジエネレータ21〜2
3は波形メモリ読出し方式、高調波合成方式、周
波数変調方式などの公知の楽音形式方式を利用し
て構成される。 鍵盤部10における通常演奏による楽音の形成
は、以上のようにしてプログラムメモリ25に予
め記憶された通常楽音形成用のプログラムに従つ
て演算処理装置12の制御によつて行なわれる
が、プログラムメモリ25にはこの他に下鍵盤1
0Bで演奏(指定)される伴奏音(和音)の演奏
状態(指定状態)や上鍵盤10Aで演奏されるメ
ロデイの演奏状態に応じて、メロデイ音と調和関
係にあり、かつ伴奏音の変化に連動して滑らかに
ゆつくりと変化するカウンタメロデイ音形成用の
プログラムが予め記憶されている。そして、この
カウンタメロデイ音形成用プログラムによつて下
鍵盤10Bで演奏される和音構成音用の鍵(シン
グルフインガモード時は根音に相当する鍵)が変
化する毎に、カウンタメロデイ音に対応するキー
コードKCが決定され、カウンタメロデイ
(CML)用バツフアメモリ28に転送される。そ
して、このカウンタメロデイ音に対応するキーコ
ードKCは、上鍵盤用トーンジエネレータ21に
供給される。すると、トーンジエネレータ21は
上鍵盤10Aにおける押圧鍵に対応したメロデイ
音と共に、カウンタメロデイ音を形成してサウン
ドシステム24から発音させる。なお、カウンタ
メロデイ音はG1〜G2の発音域で発音される。 このカウンタメロデイ音の形成のために、定数
メモリ20には、下鍵盤10Bで演奏(指定)さ
れる和音の構成が音楽上決められた正規の構成に
なつているか否か、さらに正規の構成の場合の和
音名を検査するための和音コード検出用テーブル
や、和音の各種の指定状態などに応じたカウンタ
メロデイ音を決定するための各種テーブルが予め
記憶されている。 また、カウンタメロデイ用ワーキングメモリ2
6には、その記憶領域を利用して専らカウンタメ
ロデイ音の形成に用いるための第2表および第3
表に示すような各種のレジスタやフラグレジスタ
が準備されている。 さらに、和音の指定操作(伴奏音の演奏操作)
に続く最初のメロデイの演奏操作までの時間間隔
を計測するためのタイマ27が設けられている。 さらにまた、演算処理装置12には次の第4表
に示すようなレジスタやフラグレジスタが準備さ
れている。
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
【表】
第2図は、通常演奏音およびカウンタメロデイ
音を形成する場合のメインルーチンを示すフロー
チヤートであつて、まずステツプ100において
鍵盤部10および操作子回路11における各鍵お
よび操作子のオン・オフ状態などが順次走査によ
つて検出される。この状態検出処理によつて検出
された押圧鍵のキーコードKCおよび操作子のオ
ン・オフ状態を示す制御データは、前述したよう
に通常楽音用ワーキングメモリ14および制御デ
ータ用ワーキングメモリ18に記憶される。 また、このステツプ100では、前回の順次走
査で検出したキーコードKCおよび制御データと、
今回の順次走査で検出したキーコードKCおよび
制御データとが比較され、上鍵盤10Aにおける
メロデイ音用の押圧鍵が変化しているか否か、下
鍵盤10Bにおける和音の指定状態(伴奏音用の
押圧鍵の状態)が変化しているか否か、ペダル鍵
盤10Cにおるベース音用の押圧鍵が変化してい
るか否か、操作子回路11における操作子の状態
が変化しているか否かが検出される。 この状態変化の検出(イベントの検出)の結
果、下鍵盤10Bにおける和音の指定状態が変化
しているイベント、すなわち和音イベントなら
ば、ステツプ101の「操作子イベント?」の判
断を受けた後ステツプ103へ進み、このステツ
プ103において下鍵盤10Bで指定されている
和音の構成が予め決められた正規の構成となつて
いるか否かが検出される。すなわち、正規の和音
コードとして成立しているか否かが検出される。
また、この和音コードの成立・不成立の検出と共
に、正規の和音コードとして成立している場合の
和音名が検出される。 さらに、このステツプ103では、和音の指定
の仕方がシングルフインガモードに選択されてい
る場合、下鍵盤10Bで押圧されている1つの鍵
を根音に対応するものと定め、この根音に対する
従音に対応したキーコードKCが定数メモリ20
から読出される。そして、従音に対応したキーコ
ードKCは根音に対応するキーコードKCと共にワ
ーキングメモリ14の下鍵盤10Bに対応した記
憶領域に記憶される。 和音コードの成立・不成立の検出および和音名
の検出は次のようにして行なわれる。まず、この
実施例では音楽上決められた和音種類のうち、通
常多く使用されるメイジヤー(M),セブンス
(7th),メイジヤーセブンス(M7),マイナー
(m),マイナーセブンス(m7),マイナセブン
ス・フラツトフアイブ(m7−5),オーギユメン
ト(Aug),デイミニツシユ(dim),シツクス(6)
の9種類に関し、C〜Bの12の各ノートを根音と
する合計108種類の和音名が検出対象とされてい
る。そして、これらの和音の構成音は音楽上決め
られた構成音だけでなく、変形構成もある程度許
容するようにしている。 例えば、ノートCを根音とする和音について
は、第3図に示すような構成を全て正規の構成と
して許容し、正規の和音の指定が行なわれたもの
と見做している。 そこで、このような構成の和音名を検出するた
め、定数メモリ20は正規の和音として認めるべ
き基準の和音構成がC〜Bの各ノート別に和音検
出用テーブルとして予め記憶されている。例え
ば、ノートCを根音とする9種類の和音構成に対
しては、その基準の和音構成が第5表に示すよう
な数値データとして記憶されている。
音を形成する場合のメインルーチンを示すフロー
チヤートであつて、まずステツプ100において
鍵盤部10および操作子回路11における各鍵お
よび操作子のオン・オフ状態などが順次走査によ
つて検出される。この状態検出処理によつて検出
された押圧鍵のキーコードKCおよび操作子のオ
ン・オフ状態を示す制御データは、前述したよう
に通常楽音用ワーキングメモリ14および制御デ
ータ用ワーキングメモリ18に記憶される。 また、このステツプ100では、前回の順次走
査で検出したキーコードKCおよび制御データと、
今回の順次走査で検出したキーコードKCおよび
制御データとが比較され、上鍵盤10Aにおける
メロデイ音用の押圧鍵が変化しているか否か、下
鍵盤10Bにおける和音の指定状態(伴奏音用の
押圧鍵の状態)が変化しているか否か、ペダル鍵
盤10Cにおるベース音用の押圧鍵が変化してい
るか否か、操作子回路11における操作子の状態
が変化しているか否かが検出される。 この状態変化の検出(イベントの検出)の結
果、下鍵盤10Bにおける和音の指定状態が変化
しているイベント、すなわち和音イベントなら
ば、ステツプ101の「操作子イベント?」の判
断を受けた後ステツプ103へ進み、このステツ
プ103において下鍵盤10Bで指定されている
和音の構成が予め決められた正規の構成となつて
いるか否かが検出される。すなわち、正規の和音
コードとして成立しているか否かが検出される。
また、この和音コードの成立・不成立の検出と共
に、正規の和音コードとして成立している場合の
和音名が検出される。 さらに、このステツプ103では、和音の指定
の仕方がシングルフインガモードに選択されてい
る場合、下鍵盤10Bで押圧されている1つの鍵
を根音に対応するものと定め、この根音に対する
従音に対応したキーコードKCが定数メモリ20
から読出される。そして、従音に対応したキーコ
ードKCは根音に対応するキーコードKCと共にワ
ーキングメモリ14の下鍵盤10Bに対応した記
憶領域に記憶される。 和音コードの成立・不成立の検出および和音名
の検出は次のようにして行なわれる。まず、この
実施例では音楽上決められた和音種類のうち、通
常多く使用されるメイジヤー(M),セブンス
(7th),メイジヤーセブンス(M7),マイナー
(m),マイナーセブンス(m7),マイナセブン
ス・フラツトフアイブ(m7−5),オーギユメン
ト(Aug),デイミニツシユ(dim),シツクス(6)
の9種類に関し、C〜Bの12の各ノートを根音と
する合計108種類の和音名が検出対象とされてい
る。そして、これらの和音の構成音は音楽上決め
られた構成音だけでなく、変形構成もある程度許
容するようにしている。 例えば、ノートCを根音とする和音について
は、第3図に示すような構成を全て正規の構成と
して許容し、正規の和音の指定が行なわれたもの
と見做している。 そこで、このような構成の和音名を検出するた
め、定数メモリ20は正規の和音として認めるべ
き基準の和音構成がC〜Bの各ノート別に和音検
出用テーブルとして予め記憶されている。例え
ば、ノートCを根音とする9種類の和音構成に対
しては、その基準の和音構成が第5表に示すよう
な数値データとして記憶されている。
【表】
【表】
第5表において、縦方向の欄は、メイジヤー
(M)などの和音種類を表わし、横方向の欄は
「O〜B」(16進表示)の一連番号で示したC〜B
の12のノートを表わし、その交叉する欄に記入さ
れた数字の「1」は当該ノートが基準の和音構成
音の中に存在することを表わしている。 例えば、Cメイジヤー(CM)の和音の構成に
ついては第3図に示したように、 (a) 「ド」 (b) 「ド」,「ミ」 (c) 「ド」,「ソ」 (d) 「ド」,「ミ」,「ソ」 の4つの構成が正規の和音構成として認められる
ため、これに対応して、 (a) 「100000000000」 (b) 「100010000000」 (c) 「100000010000」 (d) 「100010010000」 の数値データにより基準の和音構成が示されてい
る。 従つて、下鍵盤10Bにおいて和音が指定され
た時、指定された和音構成音の各ノートに対応す
る番号(O〜B)のビツト位置を“1”とした12
ビツトの和音指定データと、和音検出用テーブル
から順次読出した根音ノート別の基準の和音構成
データとを比較することにより、下鍵盤10Bで
指定された和音の構成が正規の和音構成として成
立しているか否か、またその構成がどの和音名に
相当するかを検出することができる。 このようにして検出された和音名、和音種類を
示すデータおよび和音構成音を示すキーコード
KCは、根音を示すキーコードKCと共にカウンタ
メロデイ用ワーキングメモリ26に記憶される。 この場合、下鍵盤10Bで指定される和音構成
音は、これに対応するキーコードKCして通常楽
音用ワーキングメモリ18に記憶されているた
め、上述のような和音名の検出に当つてはノート
コードNCの部分のみを「O〜B」の一連の数値
番号に変換する処理が行なわれる。この変換処理
は、定数メモリ20に予め記憶された第6表に示
すようなノートコード変換テーブルを利用して行
なわれる。
(M)などの和音種類を表わし、横方向の欄は
「O〜B」(16進表示)の一連番号で示したC〜B
の12のノートを表わし、その交叉する欄に記入さ
れた数字の「1」は当該ノートが基準の和音構成
音の中に存在することを表わしている。 例えば、Cメイジヤー(CM)の和音の構成に
ついては第3図に示したように、 (a) 「ド」 (b) 「ド」,「ミ」 (c) 「ド」,「ソ」 (d) 「ド」,「ミ」,「ソ」 の4つの構成が正規の和音構成として認められる
ため、これに対応して、 (a) 「100000000000」 (b) 「100010000000」 (c) 「100000010000」 (d) 「100010010000」 の数値データにより基準の和音構成が示されてい
る。 従つて、下鍵盤10Bにおいて和音が指定され
た時、指定された和音構成音の各ノートに対応す
る番号(O〜B)のビツト位置を“1”とした12
ビツトの和音指定データと、和音検出用テーブル
から順次読出した根音ノート別の基準の和音構成
データとを比較することにより、下鍵盤10Bで
指定された和音の構成が正規の和音構成として成
立しているか否か、またその構成がどの和音名に
相当するかを検出することができる。 このようにして検出された和音名、和音種類を
示すデータおよび和音構成音を示すキーコード
KCは、根音を示すキーコードKCと共にカウンタ
メロデイ用ワーキングメモリ26に記憶される。 この場合、下鍵盤10Bで指定される和音構成
音は、これに対応するキーコードKCして通常楽
音用ワーキングメモリ18に記憶されているた
め、上述のような和音名の検出に当つてはノート
コードNCの部分のみを「O〜B」の一連の数値
番号に変換する処理が行なわれる。この変換処理
は、定数メモリ20に予め記憶された第6表に示
すようなノートコード変換テーブルを利用して行
なわれる。
【表】
このように、和音イベントの発生が検出された
ならば、和音コードが成立しているか否かの処
理、和音名の検出処理、従音に対応するキーコー
ドの読出し処理(シングルフインガモード時の
み)が行なわれる。そして、これらの処理が終る
と、ステツプ104に進み、ここにおいて通常楽
音用ワーキングメモリ14に記憶された和音のキ
ーコードKCが下鍵盤用バツフアメモリ16に転
送される。これにより、トーンジエネレータ22
においては下鍵盤10Bで指定された和音構成に
対応する和音が形成される。 しかし、和音イベントの発生でもなく、操作子
イベントの発生でもなく、メロデイ演奏用の押圧
鍵が変化しているメロデイイベントの発生ならば
ステツプ103の処理は行なわれず、メロデイ演
奏用の最新の押圧鍵を表わすキーコードKCがス
テツプ104においてバツフアメモリ15に転送
される。これによつてトーンジエネレータ21に
おいてはこの最新のキーコードKCに対応したメ
ロデイ音が形成される。 この後、ステツプ105における「カウンタメ
ロデイモードか?」の判断処理により、カウンタ
メロデイ制御モードスイツチでカウンタメロデイ
音を形成すべきモードに選択されているか否かが
判断される。判断の結果、カウンタメロデイモー
ドに選択されていなければ、ステツプ100の
「鍵,操作子の状態検出処理」に戻り、同様の処
理が繰り返される。 しかし、ステツプ100における状態検出処理
の結果、操作子の操作状態が変化したことが検出
されると、すなわち操作子イベントの発生が検出
されると、ステツプ101からステツプ106に
分岐し、ここにおいて制御データ用ワーキングメ
モリ18に記憶された各操作子の最新のオン・オ
フ状態および操作状態量を示す制御データが制御
データ用バツフアメモリ19へ転送される。これ
によつて各トーンジエネレータ21〜23では最
も新しい制御データによつて楽音の音色,音量な
どが制御されるようになる。 また、このステツプ106では操作子回路11
に設けられたカウンタメロデイ制御モードスイツ
チのオン・オフ状態も検出され、もしこのモード
スイツチがオン状態ならばステツプ107の「カ
ウンタメロデイ制御スイツチは?」の判断処理を
経由してステツプ108の「スタートフラグセツ
ト」の処理へ進み、ここにおいて第1のスタート
フラグSTRT1・FLGをセツトした後、ステツプ
100の状態検出処理へ戻る。 すなわち、カウンタメロデイ制御モードスイツ
チがオン状態ならば、以後においてはメロデイイ
ベントまたは和音イベントの発生毎に、通常の楽
音(メロデイ音,和音)の形成と共にカウンタメ
ロデイ音も形成すべきことを指示するため第1の
スタートフラグSTRT1・FLGをセツトした後、
ステツプ100に戻る。 しかし、カウンタメロデイ制御モードスイツチ
がオフ状態ならば、ステツプ107からステツプ
100へ直接戻り、以後においては通常の楽音形
成のための処理のみが繰り返される。 カウンタメロデイ制御モードスイツチがオン状
態に操作され、また第1のスタートフラグ
STRT1・FLGがセツトされた後、操作子イベン
ト,メロデイイベント,和音イベントのいずれも
発生しなければ、処理の流れはステツプ100→
105→100で循還して待機状態となる。 しかしこの後、メロデイイベントあるいは和音
イントのいずれかが発生すると、カウンタメロデ
イ音を形成すべきモードであることが第1のスタ
ートフラグSTRT1・FLGによつて既にわかつて
いるため、ステツプ105の判断に基づきステツ
プ109以後に続くカウンタメロデイ音の形成処
理に移る。 この場合、第1のスタートフラグSTRT1・
FLGは、後述の説明から明らかなように、該フ
ラグSTRT1・FLGがセツトされた後に最初に発
生したメロデイイベントまたは和音イベントに対
応するカウンタメロデイ音の形成処理が終つた段
階でリセツトされるようになつている。従つて、
該フラグSTRT1・FLGがセツトされた後に最初
に発生したイベントは、カウンタメロデイ音が付
加される楽曲全体の中で曲の初めに相当するイベ
ントであることを意味する。換言すれば、第1の
スタートフラグSTRT1・FLGは、該フラグ
STRT1・FLGのセツト以後に発生したメロデイ
イベントまたは和音イベントが曲の初めに相当す
るイベントであることを示している。 なお、ステツプ105からステツプ109へ移
行する前に、ステツプ103の和音コード検出処
理やステツプ104の通常の楽音形成処理が行な
われることはもちろんである。 カウンタメロデイ音の形成処理では、まずステ
ツプ109においてメロデイ音のうち最低音が検
出される。つまり、この実施例においてメロデイ
音は、G#2〜C6の音域で発音するように構成され
ているが、カウンタメロデイ音はその性格上メロ
デイ音よりも低音域側で発音するのが望ましいた
め、まずメロデイ音のうち最低音が検出される。 メロデイ音のうち最低音は、上鍵盤10Aにお
ける押圧鍵のキーコードKCを相互に比較するこ
とによつて検出される。そして、該最低音を示す
キーコードKCはカウンタメロデイ用ワーキング
メモリ26に一時記憶される。なお、以下ではメ
ロデイ音の最低音を単にメロデイ音と言う。 次に、ステツプ110の「キーコード変換処
理」において、メロデイ音,和音構成音,根音の
それぞれに対応するキーコードKCがキーナンバ
KNに変換される。そして、その変換結果である
キーナンバKNは、カウンタメロデイ用ワーキン
グメモリ26の中に設けられたメロデイキーナン
バレジスタMLKN1R,和音構成音キーナンバレ
ジスタLKKNIR〜LKKNVR,第1コードルート
キーナンバレジスタCDRT1Rに記憶される。 キーナンバKNは、音域C1〜C6の鍵に対して次
の第7表に示すように順に割当てた「0〜60」の
数値である。
ならば、和音コードが成立しているか否かの処
理、和音名の検出処理、従音に対応するキーコー
ドの読出し処理(シングルフインガモード時の
み)が行なわれる。そして、これらの処理が終る
と、ステツプ104に進み、ここにおいて通常楽
音用ワーキングメモリ14に記憶された和音のキ
ーコードKCが下鍵盤用バツフアメモリ16に転
送される。これにより、トーンジエネレータ22
においては下鍵盤10Bで指定された和音構成に
対応する和音が形成される。 しかし、和音イベントの発生でもなく、操作子
イベントの発生でもなく、メロデイ演奏用の押圧
鍵が変化しているメロデイイベントの発生ならば
ステツプ103の処理は行なわれず、メロデイ演
奏用の最新の押圧鍵を表わすキーコードKCがス
テツプ104においてバツフアメモリ15に転送
される。これによつてトーンジエネレータ21に
おいてはこの最新のキーコードKCに対応したメ
ロデイ音が形成される。 この後、ステツプ105における「カウンタメ
ロデイモードか?」の判断処理により、カウンタ
メロデイ制御モードスイツチでカウンタメロデイ
音を形成すべきモードに選択されているか否かが
判断される。判断の結果、カウンタメロデイモー
ドに選択されていなければ、ステツプ100の
「鍵,操作子の状態検出処理」に戻り、同様の処
理が繰り返される。 しかし、ステツプ100における状態検出処理
の結果、操作子の操作状態が変化したことが検出
されると、すなわち操作子イベントの発生が検出
されると、ステツプ101からステツプ106に
分岐し、ここにおいて制御データ用ワーキングメ
モリ18に記憶された各操作子の最新のオン・オ
フ状態および操作状態量を示す制御データが制御
データ用バツフアメモリ19へ転送される。これ
によつて各トーンジエネレータ21〜23では最
も新しい制御データによつて楽音の音色,音量な
どが制御されるようになる。 また、このステツプ106では操作子回路11
に設けられたカウンタメロデイ制御モードスイツ
チのオン・オフ状態も検出され、もしこのモード
スイツチがオン状態ならばステツプ107の「カ
ウンタメロデイ制御スイツチは?」の判断処理を
経由してステツプ108の「スタートフラグセツ
ト」の処理へ進み、ここにおいて第1のスタート
フラグSTRT1・FLGをセツトした後、ステツプ
100の状態検出処理へ戻る。 すなわち、カウンタメロデイ制御モードスイツ
チがオン状態ならば、以後においてはメロデイイ
ベントまたは和音イベントの発生毎に、通常の楽
音(メロデイ音,和音)の形成と共にカウンタメ
ロデイ音も形成すべきことを指示するため第1の
スタートフラグSTRT1・FLGをセツトした後、
ステツプ100に戻る。 しかし、カウンタメロデイ制御モードスイツチ
がオフ状態ならば、ステツプ107からステツプ
100へ直接戻り、以後においては通常の楽音形
成のための処理のみが繰り返される。 カウンタメロデイ制御モードスイツチがオン状
態に操作され、また第1のスタートフラグ
STRT1・FLGがセツトされた後、操作子イベン
ト,メロデイイベント,和音イベントのいずれも
発生しなければ、処理の流れはステツプ100→
105→100で循還して待機状態となる。 しかしこの後、メロデイイベントあるいは和音
イントのいずれかが発生すると、カウンタメロデ
イ音を形成すべきモードであることが第1のスタ
ートフラグSTRT1・FLGによつて既にわかつて
いるため、ステツプ105の判断に基づきステツ
プ109以後に続くカウンタメロデイ音の形成処
理に移る。 この場合、第1のスタートフラグSTRT1・
FLGは、後述の説明から明らかなように、該フ
ラグSTRT1・FLGがセツトされた後に最初に発
生したメロデイイベントまたは和音イベントに対
応するカウンタメロデイ音の形成処理が終つた段
階でリセツトされるようになつている。従つて、
該フラグSTRT1・FLGがセツトされた後に最初
に発生したイベントは、カウンタメロデイ音が付
加される楽曲全体の中で曲の初めに相当するイベ
ントであることを意味する。換言すれば、第1の
スタートフラグSTRT1・FLGは、該フラグ
STRT1・FLGのセツト以後に発生したメロデイ
イベントまたは和音イベントが曲の初めに相当す
るイベントであることを示している。 なお、ステツプ105からステツプ109へ移
行する前に、ステツプ103の和音コード検出処
理やステツプ104の通常の楽音形成処理が行な
われることはもちろんである。 カウンタメロデイ音の形成処理では、まずステ
ツプ109においてメロデイ音のうち最低音が検
出される。つまり、この実施例においてメロデイ
音は、G#2〜C6の音域で発音するように構成され
ているが、カウンタメロデイ音はその性格上メロ
デイ音よりも低音域側で発音するのが望ましいた
め、まずメロデイ音のうち最低音が検出される。 メロデイ音のうち最低音は、上鍵盤10Aにお
ける押圧鍵のキーコードKCを相互に比較するこ
とによつて検出される。そして、該最低音を示す
キーコードKCはカウンタメロデイ用ワーキング
メモリ26に一時記憶される。なお、以下ではメ
ロデイ音の最低音を単にメロデイ音と言う。 次に、ステツプ110の「キーコード変換処
理」において、メロデイ音,和音構成音,根音の
それぞれに対応するキーコードKCがキーナンバ
KNに変換される。そして、その変換結果である
キーナンバKNは、カウンタメロデイ用ワーキン
グメモリ26の中に設けられたメロデイキーナン
バレジスタMLKN1R,和音構成音キーナンバレ
ジスタLKKNIR〜LKKNVR,第1コードルート
キーナンバレジスタCDRT1Rに記憶される。 キーナンバKNは、音域C1〜C6の鍵に対して次
の第7表に示すように順に割当てた「0〜60」の
数値である。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 和音を指定する和音指定手段と、指定された
和音に対応する楽音を形成する和音形成手段とを
有する電子楽器において、 上記和音指定手段によつて指定された和音の種
類を判別する和音種類判別手段と、 上記和音指定手段によつて和音が新たに指定さ
れたことを検出するとともに、この指定された和
音が付加音を形成すべき曲の最初の和音に該当す
るか否かを検出する検出手段と、 上記和音指定手段によつて指定された和音の根
音に対して所定の音程差に対応する音高補正情報
を、上記和音種類判別手段で判別された和音種類
に応じて発生する補正情報発生手段と、 上記検出手段が付加音を形成すべき曲の最初の
和音に該当することを検出したときには上記和音
指定手段によつて指定された和音の根音の音高を
上記音高補正情報によつて補正した音を最初の付
加音として決定するとともに、上記検出手段が付
加音を形成すべき曲の最初の和音に該当しないこ
とを検出したときには上記和音指定手段によつて
指定された和音の構成音の1つに関連した音を付
加音として決定する付加音決定手段と、 上記付加音決定手段で決定された付加音に相当
する楽音を形成する付加音用楽音形成手段と を備えた電子楽器。 2 前記付加音はカウンタメロデイ音である特許
請求の範囲第1項記載の電子楽器。 3 メロデイ音を指定するメロデイ音指定手段
と、指定されたメロデイ音に対応する楽音を形成
するメロデイ音形成手段と、和音を指定する和音
指定手段と、指定された和音に対応する楽音を形
成する和音形成手段とを有する電子楽器におい
て、 上記和音指定手段によつて指定された和音の種
類を判別する和音種類判別手段と、 上記和音指定手段によつて指定された和音の根
音と上記メロデイ音指定手段によつて指定された
メロデイ音との音程を演算する音程演算手段と、 上記和音指定手段によつて和音が新たに指定さ
れたことを検出するとともに、この指定された和
音が付加音を形成すべき曲の最初の和音に該当す
るか否かを検出する検出手段と、 上記和音指定手段によつて指定された和音の根
音に対して所定の音程差に対応する音高補正情報
を、上記和音種類判別手段で判別された和音種類
および上記音程演算手段で演算された音程に応じ
て発生する補正情報発生手段と、 上記検出手段が付加音を形成すべき曲の最初の
和音に該当することを検出したときには上記和音
指定手段によつて指定された和音の根音の音高を
上記音高補正情報によつて補正した音を最初の付
加音として決定するとともに、上記検出手段が付
加音を形成すべき曲の最初の和音に該当しないこ
とを検出したときには上記和音指定手段によつて
指定された和音の構成音の1つに関連した音を付
加音として決定する付加音決定手段と、 上記付加音決定手段で決定された付加音に相当
する楽音を形成する付加音用楽音形成手段と を備えた電子楽器。 4 前記付加音はカウンタメロデイ音である特許
請求の範囲第3項記載の電子楽器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57088750A JPS58207090A (ja) | 1982-05-27 | 1982-05-27 | 電子楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP57088750A JPS58207090A (ja) | 1982-05-27 | 1982-05-27 | 電子楽器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58207090A JPS58207090A (ja) | 1983-12-02 |
JPS6348358B2 true JPS6348358B2 (ja) | 1988-09-28 |
Family
ID=13951573
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57088750A Granted JPS58207090A (ja) | 1982-05-27 | 1982-05-27 | 電子楽器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58207090A (ja) |
-
1982
- 1982-05-27 JP JP57088750A patent/JPS58207090A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58207090A (ja) | 1983-12-02 |
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