JPS6348241B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6348241B2
JPS6348241B2 JP57173840A JP17384082A JPS6348241B2 JP S6348241 B2 JPS6348241 B2 JP S6348241B2 JP 57173840 A JP57173840 A JP 57173840A JP 17384082 A JP17384082 A JP 17384082A JP S6348241 B2 JPS6348241 B2 JP S6348241B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insect repellent
support
insect
paper
compounds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57173840A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5965001A (ja
Inventor
Yutaka Saito
Yoshinobu Hirano
Masahiro Nakagawa
Takashi Myagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
Oji Paper Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Paper Co Ltd filed Critical Oji Paper Co Ltd
Priority to JP17384082A priority Critical patent/JPS5965001A/ja
Publication of JPS5965001A publication Critical patent/JPS5965001A/ja
Publication of JPS6348241B2 publication Critical patent/JPS6348241B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Building Environments (AREA)
  • Floor Finish (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野) 本発明は防虫性シート状支持体に関するもので
ある。詳しくいえば本発明は、安全性と殺虫効果
の持続性の改良された防虫性シート状支持体に関
するものである。 (技術的背景) アパート、マンシヨン等のコンクリート製の集
合住宅の増加にともない畳、ジユウタン等が、湿
気を保持し、畳、ジユウタン等にツメダニ、ケナ
ガコナダニ等の衛生害虫の発生が多くなつている
(例えば朝日新聞昭和57年7月11日都内版東京く
らしの博物誌参照)。これらの害虫の駆除方法と
しては畳、ジユウタン等を乾燥することである
が、住居の構造上困難な例が多く、大掃除等も一
般的にあまり実施されなくなつてきており、また
残留毒性の問題等からDDT,BHCなどの有機塩
素剤の使用禁止等によつて薬剤散布も実施されな
いのが実情である。更に防虫紙を畳表と畳床の間
に敷く方法も知られているが、従来の防虫紙では
防虫剤が容易に紙から気散してしまい、寿命が短
いという欠点があるので、次回に畳替するまでツ
メダニ、ケナガコナダニ等の発生を防止すること
は困難である。 (先行技術) 防虫紙としてはクレープ加工紙に防虫剤を浸透
させたもの(特開昭52−124911号)、紙にアレス
リンを含有させた防虫包装紙(実開昭57−43275
号)あるいは防虫紙の片面にポリエチレンフイル
ムを押出ラミネート加工したもの等が知られてい
るが、安全性、殺虫効果の持続性の点で必ずしも
満足すべきものではなかつた。 (発明の目的) 本発明は、前記した欠点を除き安全衛生上の問
題がなく、更には殺虫効果の長期間持続する防虫
性シート状支持体を提供するものである。 (発明の構成) 本発明者等は前記の欠点を除去すべく鋭意検討
の結果、シート状支持体と、この支持体の一つの
面に形成した防虫剤不透過性塗工層と、上記支持
体の他面に形成した常温で油状液体の防虫剤を用
いた防虫剤層と、その防虫剤層上に形成した防虫
剤と相溶性を有する防虫剤透過性塗工層とを有
し、防虫剤と相溶性を有する防虫剤透過性塗工層
はワツクス系エマルジヨン、石油樹脂およびロジ
ン系エマルジヨンから選択されたものであること
を特徴とする防虫性シート状支持体は、安全衛生
上問題がなく、殺虫効果を長時間持続させること
が可能となることを見いだした。 本発明にかかる防虫性シート状支持体は畳床用
防虫紙、防蟻紙、衣料用防虫包装紙、誘殺バンド
等に使用されることはいうまでもない。 本発明の構成要素について以下に詳述する。 (シート状支持体) シート状支持体としては高分子フイルム、織
布、不織布、発泡シート、スパンボンデツド品、
紙等が使用され、これらの支持体は通気性であつ
ても非通気性であつてもよい、好適な支持体は紙
であり、原紙としては晒クラフト紙、半晒クラフ
ト紙、未晒クラフト紙、純白カール紙等が使用さ
れる。これらのものはクレープ加工されていても
よい。 (防虫剤不透過性塗工層) 防虫効果の延長と安全性向上の目的で支持体の
一面に形成される防虫剤不透過性塗工層として
は、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセ
ルロース(CMC)等が塗工される。塗工量とし
ては0.1〜10g/m2であり、好適なのは0.5〜5
g/m2である。 (防虫剤) 本発明に使用される防虫剤としては合成ピレス
ロイド系化合物、合成ピレトリン系化合物、有機
リン殺虫剤に属するホスフエート系化合物、ホス
ホロチオレート系化合物、ホスホロチオエート系
化合物、ホスホロジチオエート系化合物、ホスホ
ネート系化合物、ホスホロアミデート系化合物、
フルオロホスフエート系化合物、有機塩素殺虫
剤、カルバメート系殺虫剤、殺ダニ剤としてのジ
ニトロフエノール系化合物、クロロフエニル系化
合物、リン酸エステル系化合物等である。 上記の内で好適なのは合成ピレスロイド系化合
物の一種であるパーメスリン、アレトリン、ホス
ホロチオエート系化合物に属するフエニトロチオ
ン(O,O―ジメチルO―3―メチル―4―ニト
ロフエニルホスホロチオエート)である。 こちらの防虫剤は支持体に0.5〜10.0g/m2
好ましくは1.0〜5.0g/m2塗工される。塗工は一
般的にはメイヤーバーまたはエアーナイフを用い
て塗工される。 (防虫剤透過性塗工層) 防虫剤層上に形成される防虫剤と相溶性を有す
る防虫剤透過性塗工層としては、各種の塗工剤た
とえばワツクス系エマルジヨン、石油樹脂、ロジ
ン系エマルジヨンなどが使用されるが、そのうち
のロジン系エマルジヨンが防虫剤と相溶性があ
り、好適である。ロジン系エマルジヨンの塗工に
より防虫剤の揮散、消失は適度に制御される。 その塗工量は1.0〜30g/m2であり、好適には
1.5〜10g/m2である。 防虫剤は防虫剤と相溶性を有する防虫剤透過性
塗工層を通して徐々に揮散するから、防虫効果が
長期にわたつて持続する。 (実施例) 本発明をいつそう詳細に説明するために下記に
実施例を示すが、下記の実施例は本発明を制限す
るものではない。 実施例 1 両更クラフト紙(坪量78g/m2、厚さ90μm)
の片面に防虫剤不透過層としてポリビニルアルコ
ール水溶液を固形分で2.5g/m2塗工し乾燥した。
次いで他面に防虫剤としてのフエニトロチオン乳
剤を固形分として2.0g/m2塗工し乾燥した。こ
の防虫剤塗工面に防虫剤と相溶性の透過性ある塗
工層としてロジン系エマルジヨン(荒川化学製サ
イズパインN−705)を固形分として3.5g/m2
工、乾燥して防虫性シート状支持体(サンプル
A)を得た。別に比較例として両更クラフト紙の
片面にフエニトロチオンを固形分として3.5g/
m2塗工したもの(サンプルB)、両更クラフト紙
の片面にポリビニルアルコール水溶液を固形分で
2.5g/m2塗工し、他面にフエニトロチオンを2.0
g/m2塗工して乾燥したもの(サンプルC)を作
成し、この3種のサンプルを衣装箱中に2〜12カ
月保管して、一定期間後にサンプルを分析して、
フエニトロチオンの残留率をガスクロマトグラフ
を用いて定量した。結果を第1表に示す。
【表】 実施例 2 実施例1のサンプルAと同様にしてフエニトロ
チオン塗工量0.1g/m2、0.5g/m2、1.0g/m2
2.0g/m2なる4種のサンプルを作成し、12ケ月
間衣装箱中に保管したサンプルのケナガダニ殺虫
効果試験を行つた。結果を第2表に示す。
【表】 (注) 上記の試験は東京都立衛生研究所方
式によつて評価した。
第1表および第2表の結果から明白なように、
本発明にかかる防虫性シート状支持体のフエニト
ロチオン残留率は、従来品に比較して驚くべきも
のであり、殺虫効果の持続性も顕著である。
【特許請求の範囲】 1
【式】(但R1=CH3、C2H5、 R2=H、CH3、C2H5)で表わされるα―オキシ
酸及びそのエステル、
【式】(但R =H、CH3)で表わされるαケトール及び
【式】より選ばれた1種又は2種以 上から成るゴキブリ誘引剤。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 シート状支持体と、この支持体の一つの面に
    形成した防虫剤不透過性塗工層と、上記支持体の
    他面に形成した常温で油状液体の防虫剤を用いた
    防虫剤層と、その防虫剤層上に形成したロジン系
    エマルジヨン塗工層とを有することを特徴とする
    防虫性シート状支持体。
JP17384082A 1982-10-05 1982-10-05 防虫性シ−ト状支持体 Granted JPS5965001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17384082A JPS5965001A (ja) 1982-10-05 1982-10-05 防虫性シ−ト状支持体

Applications Claiming Priority (1)

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JP17384082A JPS5965001A (ja) 1982-10-05 1982-10-05 防虫性シ−ト状支持体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5965001A JPS5965001A (ja) 1984-04-13
JPS6348241B2 true JPS6348241B2 (ja) 1988-09-28

Family

ID=15968129

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17384082A Granted JPS5965001A (ja) 1982-10-05 1982-10-05 防虫性シ−ト状支持体

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JP (1) JPS5965001A (ja)

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Publication number Publication date
JPS5965001A (ja) 1984-04-13

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