JPS6346348B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6346348B2
JPS6346348B2 JP54057526A JP5752679A JPS6346348B2 JP S6346348 B2 JPS6346348 B2 JP S6346348B2 JP 54057526 A JP54057526 A JP 54057526A JP 5752679 A JP5752679 A JP 5752679A JP S6346348 B2 JPS6346348 B2 JP S6346348B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
condenser
degree
differential pressure
flow rate
Prior art date
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Expired
Application number
JP54057526A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55150467A (en
Inventor
Kenichi Fujiwara
Hikari Sugi
Mineo Nishikawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP5752679A priority Critical patent/JPS55150467A/ja
Priority to US06/147,501 priority patent/US4324112A/en
Publication of JPS55150467A publication Critical patent/JPS55150467A/ja
Publication of JPS6346348B2 publication Critical patent/JPS6346348B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は冷凍装置、特に自動車空調用として好
適な固定絞りを有する冷凍装置に関するものであ
る。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来この種の冷凍装置においては第1図に示す
如く凝縮器2から蒸発器3への配管も兼ねるキヤ
ピラリチユーブ1を減圧装置として使うのが普通
である。
その作動は以下の如くである。即ち、冷凍サイ
クルの熱負荷により必要冷媒流量がある程度決ま
ると、その流量を流すようにキヤピラリチユーブ
1の入口冷媒の状態(過冷却度又は乾き度)が第
2図のキヤピラリチユーブの流量特性より決定さ
れる。例えば、熱負荷が高くなり、熱負荷に対し
冷媒流量(重量流量)が足りなくなる状態では蒸
発器出口の冷媒が過熱度を持つようになるので、
アキユムレータ4内の液冷媒が気化して凝縮器2
内に移行する。この冷媒の移行に伴い凝縮器2内
の過冷却域が大きくなり、その結果凝縮器2の出
口冷媒の過冷却度が大きくなる。そして、このよ
うに過冷却度が大きくなれば、第2図の流量特性
に従つて冷媒流量が増加しサイクルがバランスす
る。
逆に、熱負荷が減少すると、蒸発器3において
冷媒が充分に蒸発しきらず、蒸発器3出口部の冷
媒が一部液冷媒となり、アキユムレータ4内に冷
媒が溜められる。その結果、凝縮器2側へ移行す
る冷媒量が減少して凝縮器2内の出口側過冷却域
が少なくなり、凝縮器出口冷媒の過冷却度が小さ
くなり、更には乾き度を持つようになる。その結
果第2図の流量特性に従つて冷媒流量が減少し、
サイクルがバランスする。
ところで、この従来の冷凍サイクルにおけるバ
ランスはサイクル効率を良くするには蒸発器2の
入口、出口間での冷媒エンタルピ差が大きい、す
なわち過冷却度を多少持つた方が良いことが知ら
れている。熱負荷変動の大きい自動車用冷凍装置
においては冷媒流量の変動も大きいため、通常運
転時過冷却度を5℃としても過負荷運転時には高
流量が流れ、過冷却度が過大になつてしまう。す
ると、凝縮器での必要放熱量が増大し高圧圧力が
異常に高くなつてしまい、安全弁よりのガス放出
とか圧力上昇による性能低下をまねくという欠点
が生じる。そこで過冷却度の変動が少なくて流量
変化が大の流量特性を持つ固定絞りが切に望まれ
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記点に鑑み、凝縮器出口側の冷媒の
過冷却度の変動を小さく保持しつつ、冷凍サイク
ルを循環する冷媒の重量流量が、熱負荷に応じて
的確に制御され得るようにすることを目的とす
る。
〔構成及び作動〕
上記目的を達成するため、本発明では、固定絞
りとして、オリフイスのごとき急激な形状変化を
伴う絞り抵抗手段を用いることに着目した。即ち
この種の絞り抵抗手段では、冷媒の乾き度域にお
ける流量変化が特に大きいので、この大きな流量
変化を利用し、凝縮器出口側冷媒の過冷却度の変
動を小さくしつつ冷媒の循環流量を大きな範囲で
制御できるようにする。
しかしながら、この種の絞り抵抗手段では、過
冷却冷媒に対しては大きな流量変化を得ることが
できない。すなわち、この種の絞り抵抗手段は、
その内部を気相の冷媒が通過する範囲に特に冷媒
流量を大きく変化させるものである。即ち気相冷
媒の量が増えることに伴い、冷媒の循環重量流量
が急激に減少するものである。そのため、絞り抵
抗手段内を気相を伴わない過冷却状態の冷媒が流
れたのでは、その冷媒の過冷却度に応じて冷媒流
量を大幅に変動させることは困難である。
そこで本発明は上記の絞り抵抗手段の流量変化
特性を最も効果的に発揮できるよう、絞り抵抗手
段の上流にさらに定差圧弁を配置するようにした
ものである。このように定差圧弁を配置すること
により、凝縮器出口冷媒の過冷却度が変化して
も、常に定差圧弁により所定圧力の効果が生じる
ようにしたものである。その結果、本発明では絞
り抵抗手段に流入する冷媒は乾き度をわずかに持
つ気液2相流となり、わずかな過冷却度の変化に
より冷媒流量を大きく変化させることができる。
〔実施例〕
図に示す本発明の実施例について説明する。
第4図において圧縮機5は電磁クラツチ5aを
介して自動車エンジン(図示せず)の駆動力を受
けて、冷媒を圧縮吐出る。この圧縮機5の下流に
凝縮器2が接続されている。該凝縮器2は自動車
のエンジンルーム内のラジエータ周辺に配置さ
れ、フアン2aにより冷却風を受けて冷却される
ようになつている。車室内の計器盤下部等に配置
された蒸発器3はフアン3aにより送風される車
室内または車室外空気を冷却するためのものであ
り、その冷却空気は吹出口(図示せず)から車室
内へ吹き出すようになつている。
7は急激な形状変化を伴う絞り抵抗手段で、本
例ではオリフイスよりなる。このオリフイス7の
上流側に定差圧弁6が設けられており、この両者
6,7により減圧装置を構成している。該定差圧
弁6はスプリング6aと弁6bよりなり、弁6b
の前後の差圧が一定値例えば2乃至3.5Kg/cm2
上になると開弁するようにスプリング6aを設定
してある。PHは凝縮器2の出口位置Hにおける
出口圧力すなわち定差圧弁6の入口圧力であり、
例えばPH=15Kg/cm2とする。PLはオリフイス7
の出口位置Lにおける出口圧力であり、PCは定
差圧弁6とオリフイス7の中間位置Cにおける中
間圧力である。例えば、PCは15−3.5=11.5Kg/
cm2である。
第3図のモリエル線図において定差圧弁6の入
口冷媒が過冷却度12℃であればPCでは乾き度x
=0であり、過冷却度が小さくなるにつれてPC
での乾き度xは増加し、過冷却度が0になると乾
き度xはxc(=0.1)となる。このようにしてオリ
フイス7の入口冷媒の乾き度が0から0.1まで変
化るため、冷媒流量はオリフイス7の特性に従い
大きく変化する。
次に上記構成よりなる冷凍装置の作動を説明す
る。
真夏の駐車時のように、冷凍装置の熱負荷がき
な状態では、蒸発器3での蒸発量も多く、その結
果アキユムレータ4には過熱度をつた冷媒が流入
することになり、ひいてはアキユムレータ4内に
保持されていた冷媒が蒸発器2側に移行すること
になる。従つて、この状態では凝縮器2の出口側
において冷媒が溜められることになり、ひいては
定差圧弁6入口側における冷媒の過冷却度が高く
なる。この凝縮器2出口側における冷媒の過冷却
度を第3図中SCで示す。
ここで本発明では凝縮器2の出口側に定差圧弁
6が設けられているため、定差圧弁6出口側の冷
媒の圧力、換言すればオリフイス7入口における
冷媒圧力PCは常に凝縮器出口側冷媒圧力PHより
所定圧低い圧力となる。ここで定差圧弁6は凝縮
器2出口側の冷媒の過冷却SCがこの冷凍装置の
高負荷時のごとく最大となつた状態であつても、
オリフイス7入口において冷媒に過冷却が生じな
いようになつている。すなわちオリフイス入口で
は冷媒に乾き度を生じるようにしている。
次いで春秋期のように熱負荷の小さな状態で
は、アキユムレータ4内に液冷媒が溜められ、そ
れに応じ凝縮器2出口側における過冷却度が小さ
くなる。すなわち第3図において過冷却SCの割
合がA〜Bに変化する。この状態であつても、定
差圧弁6は常に所定圧力、冷媒圧力を低下させる
ため、オリフイス7入口において冷媒の状態は第
3図中C〜Dに変化する。すなわち、この状態で
は冷媒の乾き度xがxc′となる。ここで冷媒に乾
き度が生ずれば、第2図より明らかなようにオリ
フイス7を通る冷媒流量が大幅に減少する。その
結果蒸発器3に流通する冷媒流量が減少し、ひい
てはアキユムレータ4に溜められる冷媒量が減少
する。その結果アキユムレータ4より冷媒が凝縮
器2側に移行し、凝縮器2の出口においては十分
な過冷却SCが保持される。
特に冷凍装置の熱負荷が小さくなり、凝縮器2
の出口側における過冷却が小さくなれば、凝縮器
2出口側の冷媒状態は第3図中B〜Eの状態に変
化する。すなわち凝縮器2の出口側において過冷
却が生じなくなる。
このような場合であつても、定差圧弁6を設け
ているため、オリフイス7の入口側においては確
実に冷媒圧力PCを低下させることができる。従
つてこの状態においてオリフイス7に導入される
冷媒の状態は第3図中D〜Fの状態に変化する。
このFの状態は冷媒の乾き度xがxcの状態であ
り、その乾き度が大きくなつている。
このように乾き度が大きくなれば第2図より明
らかなように冷媒流量は大幅に減少する。そのた
め熱負荷が特に小さくなつた時にはそれに応じて
冷媒流量が特に小さくすることができる。従つて
ひいては凝縮器2の出口側における過冷却を大幅
に変動させることなく保持することができる。
第5図は定差圧弁6にかえてキヤピラリー8を
用いた場合を示す。
このようにキヤピラリー8を用いた場合であつ
ては、凝縮器2出口側の冷媒の過冷却度に応じ
て、キヤピラリー8通過時の圧力降下を一定に保
ことはできない。すなわちキヤピラリー8の特性
上冷媒の過冷却度が大きな状態では大きな圧力低
下が得られが、冷媒の過冷却度が小さくすれば、
キヤピラリー8を通過する際の圧力低下は小さな
ものとなつてしまう。
このことを第3図に基づいて説明する。凝縮2
出口側の冷媒の過冷却度が大きな状態(第3図中
Aで示す)の時にオリフイス7に乾き度を有する
冷媒が流入されるようキヤピラリー8を設定した
としても、冷媒の乾き度が小さくなれば(第3図
中Bの状態)、キヤピラリー8での圧力低下は小
さくなつてしまう(第3図中Gの状態)。そして
凝縮器2出口側の冷媒の過冷却度がさらに小さく
なれば(第3図中Eの状態)、それに応じキヤピ
ラリー8の圧力低下もさらに小さくなつてしまう
(第3図中Hの状態)。
従つてキヤピラリー8を用いたのでは、凝縮器
2出口側の過冷却度に応じてオリフイス7に流入
される冷媒の過冷却度を適格に制御することが困
難となる。上述の例では、定差圧弁6を用いれば
オリフイス7入口での冷媒が第3図中Fの状態と
なり、十分な乾き度xcが得られる場合であつて
も、キヤピラリー8を用いれば、オリフイス入口
での冷媒の状態は第3図中Hとなり、乾き度xは
xc′となつてしまう。
この第3図のモリエル線図よりも明らかなよう
に本発明では定差圧弁6を用いているので、冷媒
の循環流量の制御が適格に行われることになる。
なお上述の例では急激な形状変化を伴う絞り抵
抗手段としてオリフイスを用いたが、他の手段例
えばノズルやベンチユリー等であつても良いこと
はもちろんである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明では絞り抵抗手段の
上流側に抵抗手段として特に定差圧弁を設けるこ
とにより、冷媒の過冷却度のわずかな変化に対し
ても、冷媒流量を大幅に変化させることができ
る。従つて本発明では自動車用冷房装置のような
負荷変動の大きな冷凍装置であつても、常に適切
な過冷却度を保つことができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の冷凍装置のサイクル図、第2図
は固定絞りの流量特性図、第3図は冷凍装置のモ
リエ線図上のサイクル図、第4図は本発明になる
冷凍装置の一実施例のサイクル図、第5図は定差
圧弁に代え、キヤピラリチーチユーブを用いた例
のサイクル図である。 1…キヤピラリーチユーブ、2…凝縮器、3…
蒸発器、4…アキユムレータ、5…圧縮機、6…
定差圧弁、7…オリフイス、8…キヤピラリチユ
ーブ、9…抵抗手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 冷媒の吸入・圧縮を行う圧縮機5と、 この圧縮機5の下流に配設され前記圧縮機5か
    ら吐出された高圧冷媒を凝縮する凝縮器2と、 この凝縮器2の下流に配設され前記凝縮器2通
    過後の液冷媒を気液二相状態まで減圧すべく冷媒
    流れに抵抗を与える定差圧弁6と、 この定差圧弁6の下流に管状流路を介して接続
    され前記定差圧弁6通過後の気液二相冷媒を膨張
    させる絞り抵抗手段7と、 この絞り抵抗手段7の下流に配設され前記絞り
    抵抗手段7通過後の低圧冷媒を蒸発する蒸発器3
    と、 この蒸発器3の下流に配設され前記蒸発器3通
    過後の冷媒を保持し、気冷媒のみ前記圧縮機5側
    へ流出するアキユムレータ4とを備える 冷凍装置。 2 特許請求の範囲第1項記載の冷凍装置におい
    て、前記絞り抵抗手段がオリフイスであることを
    特徴とする冷凍装置。 3 特許請求の範囲第1項記載の冷凍装置におい
    て前記定差圧弁6はその前記の差圧が2〜3.5
    Kg/cm2となるよう冷媒流れに抵抗を与えるもので
    あることを特徴とする冷凍装置。
JP5752679A 1979-05-10 1979-05-10 Refrigerating plant Granted JPS55150467A (en)

Priority Applications (2)

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JP5752679A JPS55150467A (en) 1979-05-10 1979-05-10 Refrigerating plant
US06/147,501 US4324112A (en) 1979-05-10 1980-05-07 Refrigeration system

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JP5752679A JPS55150467A (en) 1979-05-10 1979-05-10 Refrigerating plant

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JPS55150467A JPS55150467A (en) 1980-11-22
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0995344A (ja) * 1995-09-28 1997-04-08 Fujita Kimura チューブ内容物押出装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2722452B2 (ja) * 1986-08-22 1998-03-04 株式会社デンソー ヒートポンプ式冷暖房装置

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