JPH07198215A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
- Publication number
- JPH07198215A JPH07198215A JP35371493A JP35371493A JPH07198215A JP H07198215 A JPH07198215 A JP H07198215A JP 35371493 A JP35371493 A JP 35371493A JP 35371493 A JP35371493 A JP 35371493A JP H07198215 A JPH07198215 A JP H07198215A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- gas
- circuit
- boiling point
- evaporator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低負荷時の成績係数を向上させるともに高負
荷時における圧縮機の停止を防止する。 【構成】 絞り機構３と蒸発器４との間に気液分離器５
を設け、この気液分離器５から選択的に主に高沸点冷媒
を抽出して蒸発器に導く第１回路６と、主に低沸点冷媒
を抽出して蒸発器４に導く第２回路７を設けた。
荷時における圧縮機の停止を防止する。 【構成】 絞り機構３と蒸発器４との間に気液分離器５
を設け、この気液分離器５から選択的に主に高沸点冷媒
を抽出して蒸発器に導く第１回路６と、主に低沸点冷媒
を抽出して蒸発器４に導く第２回路７を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は非共沸混合冷媒が封入さ
れた空気調和機等の冷凍装置に関する。
れた空気調和機等の冷凍装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の空気調和機の冷媒回路図が図２に
示され、図３にはこの空気調和機の冷媒回路内に封入さ
れている非共沸混合冷媒のモリエル線図が示されてい
る。
示され、図３にはこの空気調和機の冷媒回路内に封入さ
れている非共沸混合冷媒のモリエル線図が示されてい
る。
【０００３】圧縮機１から吐出されたガス冷媒はａの状
態で凝縮器２に入り、これを流過する過程で凝縮線イに
沿って凝縮液化してｂの状態の液冷媒となる。この液冷
媒は絞り機構３で絞られて膨張線ロに沿って断熱膨張す
ることによってｃの状態の気液二相の冷媒となる。
態で凝縮器２に入り、これを流過する過程で凝縮線イに
沿って凝縮液化してｂの状態の液冷媒となる。この液冷
媒は絞り機構３で絞られて膨張線ロに沿って断熱膨張す
ることによってｃの状態の気液二相の冷媒となる。
【０００４】この気液二相の冷媒はｃの状態で蒸発器４
に入り、これを流過する過程で室外フアン７によって送
られる外気と熱交換することによって蒸発線ハに沿って
蒸発気化してｄの状態で吐出される。
に入り、これを流過する過程で室外フアン７によって送
られる外気と熱交換することによって蒸発線ハに沿って
蒸発気化してｄの状態で吐出される。
【０００５】このガス冷媒は圧縮機１に吸入され、圧縮
機１で圧縮線ニに沿って圧縮されることによりａの状態
で吐出される。なお、図３において、ホは飽和蒸気線、
ヘは臨界点、トは飽和液線、チ及びリは等温線である。
機１で圧縮線ニに沿って圧縮されることによりａの状態
で吐出される。なお、図３において、ホは飽和蒸気線、
ヘは臨界点、トは飽和液線、チ及びリは等温線である。
【０００６】非共沸混合冷媒は沸点が互いに異なる２種
以上の冷媒を混合してなり、気液二相の状態では一定圧
力下でも乾き度の変化に応じて冷媒の温度が変化する。
従って、蒸発器４の入口における冷媒の状態ｃは等温線
リ上にあるが、冷媒の蒸発が進むに伴って乾き度が増大
し、これに応じて冷媒の温度が上昇するので、蒸発器４
の出口における冷媒の状態d'は等温線リより高温の等温
線チ上に位置する。
以上の冷媒を混合してなり、気液二相の状態では一定圧
力下でも乾き度の変化に応じて冷媒の温度が変化する。
従って、蒸発器４の入口における冷媒の状態ｃは等温線
リ上にあるが、冷媒の蒸発が進むに伴って乾き度が増大
し、これに応じて冷媒の温度が上昇するので、蒸発器４
の出口における冷媒の状態d'は等温線リより高温の等温
線チ上に位置する。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の冷凍装置に
おいては、負荷の変動等により冷媒回路内の高圧圧力が
上昇すると、圧縮機１が停止する等の事態が発生するお
それがあった。また、低負荷時には冷凍装置の成績係数
が悪いという問題があった。
おいては、負荷の変動等により冷媒回路内の高圧圧力が
上昇すると、圧縮機１が停止する等の事態が発生するお
それがあった。また、低負荷時には冷凍装置の成績係数
が悪いという問題があった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、圧縮機、凝縮器、絞り機構及び蒸発器をこの順
に連結してなる冷媒回路内に非共沸混合冷媒を封入して
なる冷凍装置において、上記絞り機構と蒸発器との間に
気液分離器を設けるとともにこの気液分離器から選択的
に主に高沸点冷媒からなる液冷媒を抽出して上記蒸発器
に導く第１回路と、上記気液分離器から選択的に主に低
沸点冷媒からなるガス冷媒を抽出して上記蒸発器に導く
第２回路を設けたことを特徴とする冷凍装置にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、圧縮機、凝縮器、絞り機構及び蒸発器をこの順
に連結してなる冷媒回路内に非共沸混合冷媒を封入して
なる冷凍装置において、上記絞り機構と蒸発器との間に
気液分離器を設けるとともにこの気液分離器から選択的
に主に高沸点冷媒からなる液冷媒を抽出して上記蒸発器
に導く第１回路と、上記気液分離器から選択的に主に低
沸点冷媒からなるガス冷媒を抽出して上記蒸発器に導く
第２回路を設けたことを特徴とする冷凍装置にある。
【０００９】
【作用】本発明においては、絞り機構で絞られた気液二
相の非共沸混合冷媒は気液分離器で気体と液体とに分離
され、主として高沸点冷媒からなる液冷媒は第１回路を
経て、主として低沸点冷媒からなるガス冷媒は第２回路
を経て選択的に蒸発器に導かれる。
相の非共沸混合冷媒は気液分離器で気体と液体とに分離
され、主として高沸点冷媒からなる液冷媒は第１回路を
経て、主として低沸点冷媒からなるガス冷媒は第２回路
を経て選択的に蒸発器に導かれる。
【００１０】
【実施例】本発明の実施例が図１に示されている。５は
気液分離器で絞り機構３と蒸発器４との間に設けられて
いる。６は気液分離器５から主として高沸点冷媒からな
る液冷媒を抽出してこれを蒸発器４に導くための第１回
路で、この第１回路６には絞り８及び開閉弁９が介装さ
れている。７は気液分離器５から主として低沸点冷媒か
らなるガス冷媒を抽出してこれを蒸発器４に導くための
第２回路で、この第２回路７には開閉弁10が介装されて
いる。他の構成は図２に示す従来のものと同様であり、
対応する部材には同じ符号が付されている。
気液分離器で絞り機構３と蒸発器４との間に設けられて
いる。６は気液分離器５から主として高沸点冷媒からな
る液冷媒を抽出してこれを蒸発器４に導くための第１回
路で、この第１回路６には絞り８及び開閉弁９が介装さ
れている。７は気液分離器５から主として低沸点冷媒か
らなるガス冷媒を抽出してこれを蒸発器４に導くための
第２回路で、この第２回路７には開閉弁10が介装されて
いる。他の構成は図２に示す従来のものと同様であり、
対応する部材には同じ符号が付されている。
【００１１】しかして、冷凍装置の運転時、圧縮機１か
ら吐出された高温・高圧のガス冷媒は凝縮器２で凝縮液
化し、絞り機構３で絞られることにより気液二相となっ
て気液分離器５に入り、ここで主として高沸点冷媒から
なる液冷媒と主として低沸点冷媒からなるガス冷媒とに
分離される。なお、この割合は非共沸混合冷媒の温度及
び圧力に応じて変化するので、絞り機構３の絞り度、凝
縮温度等を制御することによって任意に変化させること
ができる。
ら吐出された高温・高圧のガス冷媒は凝縮器２で凝縮液
化し、絞り機構３で絞られることにより気液二相となっ
て気液分離器５に入り、ここで主として高沸点冷媒から
なる液冷媒と主として低沸点冷媒からなるガス冷媒とに
分離される。なお、この割合は非共沸混合冷媒の温度及
び圧力に応じて変化するので、絞り機構３の絞り度、凝
縮温度等を制御することによって任意に変化させること
ができる。
【００１２】そこで、開閉弁９を開とすれば、主として
高沸点冷媒からなる液冷媒が第１回路６によって気液分
離器５から抽出され、開閉弁９を経て絞り８で膨張した
後蒸発器４に導かれ、ここで蒸発気化した後、圧縮機１
に戻る。
高沸点冷媒からなる液冷媒が第１回路６によって気液分
離器５から抽出され、開閉弁９を経て絞り８で膨張した
後蒸発器４に導かれ、ここで蒸発気化した後、圧縮機１
に戻る。
【００１３】逆に、開閉弁10を開とすれば、主として低
沸点冷媒からなるガス冷媒が第２回路7 及び開閉弁10を
経て蒸発器４に導かれ、ここで蒸発気化した後圧縮機１
に戻る。
沸点冷媒からなるガス冷媒が第２回路7 及び開閉弁10を
経て蒸発器４に導かれ、ここで蒸発気化した後圧縮機１
に戻る。
【００１４】上記実施例においては第１回路６に絞り８
と開閉弁９とを設けているが、これに代えて開度を調節
しうる制御弁を設け、この制御弁によって冷媒を絞るこ
ともできる。
と開閉弁９とを設けているが、これに代えて開度を調節
しうる制御弁を設け、この制御弁によって冷媒を絞るこ
ともできる。
【００１５】
【発明の効果】本発明においては、高沸点冷媒及び低沸
点冷媒を選択的に蒸発器に導くことができるので、冷凍
負荷が小さい場合には低沸点冷媒を多く抽出して蒸発器
に導くことによって圧縮機の入力を軽減して冷凍装置の
成績係数を向上させることが可能となる。また、冷媒回
路内の高圧圧力が上昇した場合には高沸点冷媒を多く抽
出して蒸発器に導くことによって高圧圧力を低下させる
ことができるので圧縮機が停止する事態を防止できる。
点冷媒を選択的に蒸発器に導くことができるので、冷凍
負荷が小さい場合には低沸点冷媒を多く抽出して蒸発器
に導くことによって圧縮機の入力を軽減して冷凍装置の
成績係数を向上させることが可能となる。また、冷媒回
路内の高圧圧力が上昇した場合には高沸点冷媒を多く抽
出して蒸発器に導くことによって高圧圧力を低下させる
ことができるので圧縮機が停止する事態を防止できる。
【図１】本発明の１実施例を示す冷媒回路図である。
【図２】従来の冷凍装置の冷媒回路図である。
【図３】非共沸混合冷媒のモリエル線図である。
１ 圧縮機 ２ 凝縮器 ３ 絞り機構 ４ 蒸発器 ５ 気液分離器 ６ 第１回路 ７ 第２回路 ８ 絞り ９、10 開閉弁
Claims (2)
- 【請求項１】 圧縮機、凝縮器、絞り機構及び蒸発器を
この順に連結してなる冷媒回路内に非共沸混合冷媒を封
入してなる冷凍装置において、上記絞り機構と蒸発器と
の間に気液分離器を設けるとともにこの気液分離器から
選択的に主に高沸点冷媒からなる液冷媒を抽出して上記
蒸発器に導く第１回路と、上記気液分離器から選択的に
主に低沸点冷媒からなるガス冷媒を抽出して上記蒸発器
に導く第２回路を設けたことを特徴とする冷凍装置。 - 【請求項２】 上記第１回路及び第２回路にそれぞれ冷
媒を選択的に抽出するための開閉弁を設けたことを特徴
とする請求項１記載の冷凍装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35371493A JPH07198215A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35371493A JPH07198215A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 冷凍装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07198215A true JPH07198215A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=18432731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35371493A Pending JPH07198215A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07198215A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018025900A1 (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍装置及びその制御方法 |
| CN111435040A (zh) * | 2019-01-11 | 2020-07-21 | 青岛海尔智能技术研发有限公司 | 一种制冷系统、制冷设备 |
| KR102188984B1 (ko) * | 2020-06-18 | 2020-12-10 | 오석재 | 히트펌프 시스템 |
| JP2022009578A (ja) * | 2018-06-29 | 2022-01-14 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP35371493A patent/JPH07198215A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018025900A1 (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍装置及びその制御方法 |
| JP2018021721A (ja) * | 2016-08-04 | 2018-02-08 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 冷凍装置及びその制御方法 |
| JP2022009578A (ja) * | 2018-06-29 | 2022-01-14 | 三菱電機株式会社 | 冷凍サイクル装置 |
| CN111435040A (zh) * | 2019-01-11 | 2020-07-21 | 青岛海尔智能技术研发有限公司 | 一种制冷系统、制冷设备 |
| KR102188984B1 (ko) * | 2020-06-18 | 2020-12-10 | 오석재 | 히트펌프 시스템 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020903 |