JPH08142656A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH08142656A
JPH08142656A JP31557994A JP31557994A JPH08142656A JP H08142656 A JPH08142656 A JP H08142656A JP 31557994 A JP31557994 A JP 31557994A JP 31557994 A JP31557994 A JP 31557994A JP H08142656 A JPH08142656 A JP H08142656A
Authority
JP
Japan
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vehicle
way valve
condenser
refrigerant
air conditioner
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31557994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Ozeki
茂樹 大関
Masahiko Sasakura
正彦 佐々倉
Ichiro Matsui
一郎 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication of JPH08142656A publication Critical patent/JPH08142656A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両100 の前進又は後進に拘らず凝縮器3を
流過する走行風a又はbとその伝熱管3a、3B内を流過す
る冷媒の流れ方向を対向流とすることにより凝縮器3の
凝縮性能の低下を防止するとともに伝熱管3A、3B内に多
量の液冷媒が溜まり込むのを防止する。 【構成】 凝縮器3の伝熱管3A、3B内を流過する冷媒の
流れ方向を車両100 の進行方向に応じて切換える切換弁
2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道車両等に好適な空気
調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和装置の冷媒回路が図4に
示されている。凝縮器3は複数の伝熱管3A、3Bを具備
し、これら伝熱管3A、3Bは車両の前進時の走行風a及び
車両の後進時の走行風bに対して平行するように配設さ
れている。
【0003】圧縮機1から吐出された高温・高圧のガス
冷媒は凝縮器3のマニホルド31から伝熱管3A、3Bに入
り、これら伝熱管3A、3B内を流過する過程でその管外を
流れる走行風a又はbによって冷却されることにより凝
縮する。
【0004】凝縮した高圧の液冷媒はマニホルド32を経
て過冷却コイル4に入り、ここで更に冷却されることに
より過冷却液となる。次いで、膨張機構5に入り、ここ
で絞られることにより低圧の気液二相冷媒となる。
【0005】この冷媒は蒸発器6に入り、ここで車室内
空気を冷却することによって蒸発気化して低温・低圧の
ガス冷媒となり、この状態で圧縮機1に戻り、再び圧縮
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の空気調和装
置においては、車両の前進又は後進に応じて凝縮器3を
流過する走行風の風向きがaからbに変化する。
【0007】一方、凝縮器3の伝熱管3A、3bを流過する
冷媒はその入口側では高温で、出口側に向かうに従って
その温度が低下して行く。また、凝縮器3を流過する走
行風はその入口側では低温で、出口側に向かうに従って
次第に昇温する。
【0008】従って、車両の前進時、走行風aと冷媒の
流れは対向流となり、凝縮器3の出口側の冷媒は温度の
低い走行風aと熱交換して冷却されるため、効果的に冷
却される。
【0009】しかし、車両の後進時、走行風bと冷媒の
流れは並行流となり、凝縮器3の出口側の冷媒の温度と
走行風bの温度との温度差が対向流に比べて非常に小さ
くなるため、凝縮性能が低下する。また、凝縮器3の入
口側の冷媒と走行風bとの温度差が大きくなるため、冷
媒が入口側で凝縮し、この結果、凝縮器3内に多量の液
冷媒が溜まる欠点があった。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、前進又は後進する車両に搭載された凝縮器の伝
熱管と平行に走行風が流過する車両用空気調和装置にお
いて、上記凝縮器の伝熱管内を流過する冷媒の流れ方向
を上記車両の進行方向に応じて切り換える切換弁を設け
たことを特徴とする車両用空気調和装置にある。
【0011】他の特徴とするところは、上記切換弁を四
方弁により構成したことにある。
【0012】更に他の特徴とするところは、切換弁を4
つの開閉弁の組み合わせにより構成したことにある。
【0013】更に他の特徴とするところは、車両の進行
方向設定装置からの信号により上記切換弁を切換えるこ
とにある。
【0014】更に他の特徴とするところは、走行風の風
向検知装置からの信号により上記切換弁を切換えること
にある。
【0015】更に他の特徴とするところは、走行風の風
圧検知装置からの信号により上記切換弁を切換えること
にある。
【0016】
【作用】本発明においては、車両の進行方向に応じて切
換弁を切換えることによって、凝縮器の伝熱管内を流過
する冷媒の流れ方向を走行風に対して対向流にすること
ができる。
【0017】
【実施例】本発明の1実施例が図1に示され、(A) は冷
媒回路図、(B) は車両の略示的側面図である。図1(B)
に示すように、凝縮器3は車両100 の下部に搭載され、
車両100 の前進時、即ち、A矢方向に進行するとき、こ
れに伴う走行風aは実線矢印で示すように凝縮器3を流
過する。車両100 の後進時、即ち、B矢方向に進行する
とき、これに伴う走行風bは破線矢印で示すように凝縮
器3を流過する。
【0018】図1(A) に示すように、凝縮器3の伝熱管
3A、3B内を流過する冷媒の流れ方向を切換えるための四
方弁2が設けられている。この四方弁2は車両の進行方
向設定装置C1、走行風の風向検知装置C2又は走行風の風
圧検知装置C3からなるコントローラCからの信号によっ
て実線又は破線で示すように切り換えられる。他の構成
は図4に示す従来のものと同様であり、対応する部材に
は同じ符号が付されている。
【0019】しかして、車両100 の前進時には四方弁2
は実線で示すように切換えられる。すると、圧縮機1か
ら吐出された高温・高圧のガス冷媒は実線矢印で示すよ
うに四方弁2を通り凝縮器3のマニホルド31を経て伝熱
管3A、3Bに入り、伝熱管3A、3B内を走行風aと対向流と
なって流過する過程で走行風aに放熱することによって
凝縮液化する。凝縮した液冷媒はマニホルド32、四方弁
2を通って過冷却コイル4に入る。
【0020】一方、車両100 の後進時には四方弁2は破
線で示すように切り換えられる。すると、圧縮機1から
吐出された高温・高圧のガス冷媒は破線矢印で示すよう
に四方弁2を通って凝縮器3のマニホルド32を経て伝熱
管3A、3Bに入り、伝熱管3A、3B内を走行風bと対向流と
なって流過する過程で走行風bに放熱することにより凝
縮液化する。凝縮した液冷媒はマニホルド31、四方弁2
を通って過冷却コイル4に入る。
【0021】かくして、伝熱管3A、3Bを流過する冷媒の
流れ方向は車両100 の進行方向の如何に拘らず、走行風
a又はbに対して対向流となるので、凝縮性能の低下を
防止しうるとともに冷媒液が凝縮器3内に多量に溜まる
のを防止できる。
【0022】本発明の第2の実施例が図2に示されてい
る。この第2の実施例は四方弁2に代えて4つの開閉弁
21、22、23、24を用いた点で第1の実施例と異なるが、
他の構成は同じである。
【0023】しかして、車両100 の前進時、即ち、走行
風aが凝縮器3を流過するとき、コントローラCからの
指令によって開閉弁22、23が開、開閉弁21、24が閉とさ
れる。すると、圧縮機1から吐出された冷媒は実線矢印
で示すように、開閉弁23、凝縮器3のマニホルド31、伝
熱管3A、3B、マニホルド32、開閉弁22をこの順に経て過
冷却器4に流入する。
【0024】車両100 の後進時、即ち、走行風bが凝縮
器3を流過する時、コントローラCからの指令によって
開閉弁21、24が開、開閉弁22、23が閉とされる。する
と、圧縮機1から吐出された冷媒は破線矢印で示すよう
に開閉弁24、凝縮器3のマニホルド32、伝熱管3A、3B、
マニホルド31、開閉弁21をこの順に経て過冷却器4に流
入する。
【0025】本発明の第3の実施例が図3に示され、こ
れは本発明をヒートポンプに適用した例である。冷房運
転時において車両が前進するとき、コントローラCから
の指令によって四方弁7及び四方弁2が実線のように切
換えられる。
【0026】すると、圧縮機1から吐出された高温・高
圧のガス冷媒は四方弁7、四方弁2を通って室外熱交換
器3のマニホルド31を経て伝熱管3A、3B内に入り、これ
ら伝熱管3A、3B内を走行風aと対向流となって流過する
過程で凝縮液化する。
【0027】凝縮した冷媒はマニホルド32、四方弁2、
逆止弁8を経て過冷却コイル4に入り、ここで放熱して
過冷却液になる。過冷却液は膨張機構5で減圧されて低
圧の冷媒となり、室内熱交換器6で蒸発気化した後、四
方弁7を通り、圧縮機1に戻る。
【0028】冷房運転時において車両が後進する時は、
四方弁7は実線、四方弁2は破線で示すように切換えら
れる。
【0029】すると、圧縮機1から吐出された高温・高
圧のガス冷媒は四方弁7、四方弁2を通り室外熱交換器
3のマニホルド32を経て伝熱管3A、3Bに入り、走行風b
と対向流となって流過する過程で凝縮液化する。凝縮し
た冷媒はマニホルド31、四方弁2、逆止弁8を、過冷却
コイル4、膨張機構5、室内熱交換器6、四方弁7を経
て圧縮機1に戻る。
【0030】一方、暖房運転時において車両が後進する
とき、四方弁7は破線、四方弁2は実線で示すように切
換えられる。
【0031】すると、圧縮機1から吐出された冷媒は四
方弁7を経て室内熱交換器6で凝縮し、膨張機構5で減
圧され、過冷却コイル4で過冷却され、絞り9、9aで減
圧された後、室外熱交換器3のマニホルド32を経て伝熱
管3A、3Bに入り、走行風bと対向流となって流過する過
程で凝縮する。そして、マニホルド31、四方弁2、四方
弁7を経て圧縮機1に戻る。
【0032】暖房運転時において車両が前進する場合に
は、四方弁7及び四方弁2は破線で示すように切換えら
れ、室外熱交換器3の伝熱管3A、3Bを流過する冷媒は走
行風aと対向流となって流過する過程で蒸発液化する。
【0033】
【発明の効果】本発明においては、車両の進行方向に応
じて切換弁を切り換えることによって凝縮器の伝熱管内
を流過する冷媒の流れ方向を走行風に対して対向流とな
るようにすることができるので、凝縮器の凝縮性能の低
下を防止できるとともに凝縮器の伝熱管内に多量の液冷
媒が溜まり込むのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、(A) は冷媒回路
図、(B) は車両の略示的側面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す冷媒回路図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を示す冷媒回路図であ
る。
【図4】従来の空気調和装置の冷媒回路図である。
【符号の説明】 1 圧縮機 2 切換弁 6 蒸発器 C コントローラ 3 凝縮器 3A、3B 伝熱管 5 膨張機構 100 車両

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進又は後進する車両に搭載された凝縮
    器の伝熱管と平行に走行風が流過する車両用空気調和装
    置において、上記凝縮器の伝熱管内を流過する冷媒の流
    れ方向を上記車両の進行方向に応じて切り換える切換弁
    を設けたことを特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】 上記切換弁を四方弁により構成したこと
    特徴とする請求項1記載の車両用空気調和装置。
  3. 【請求項3】 上記切換弁を4つの開閉弁の組み合わせ
    により構成したことを特徴とする請求項1記載の車両用
    空気調和装置。
  4. 【請求項4】 車両の進行方向設定装置からの信号によ
    り上記切換弁を切換えることを特徴とする請求項1記載
    の車両用空気調和装置。
  5. 【請求項5】 走行風の風向検知装置からの信号により
    上記切換弁を切換えることを特徴とする請求項1記載の
    車両用空気調和装置。
  6. 【請求項6】 走行風の風圧検知装置からの信号により
    上記切換弁を切換えることを特徴とする請求項1記載の
    車両用空気調和装置。
JP31557994A 1994-11-25 1994-11-25 車両用空気調和装置 Withdrawn JPH08142656A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007141848A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Samsung Sdi Co Ltd 熱交換器結合体
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Effective date: 20020205