JPS6344869A - 骨の柔らかい魚の製造法 - Google Patents

骨の柔らかい魚の製造法

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Publication number
JPS6344869A
JPS6344869A JP61188301A JP18830186A JPS6344869A JP S6344869 A JPS6344869 A JP S6344869A JP 61188301 A JP61188301 A JP 61188301A JP 18830186 A JP18830186 A JP 18830186A JP S6344869 A JPS6344869 A JP S6344869A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fish
water
moisture
heat
permeable material
Prior art date
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Pending
Application number
JP61188301A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumi Masunaga
増永 一三
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAKAI SENI KOGYO KK
Original Assignee
SAKAI SENI KOGYO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SAKAI SENI KOGYO KK filed Critical SAKAI SENI KOGYO KK
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  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は骨の柔らかい魚を製造する方法に関し、詳しく
は、透湿性の素材で魚を包み1.加圧蒸熱処理すること
によって魚の肉質部を熱処理すると共に骨部も柔らかく
し、魚を丸ごと食べられるようにする魚の加工法である
〔従来の技術〕
近年、骨の弱い児童が多く、カルシウムの摂取法が見直
されてきた。従来から、カルシウムの摂取源として魚が
広く供され1.ニなと、しらす等の小魚の二杯酢、小魚
の煮干、乾物等から摂取している。これらは小魚等の比
較的骨の柔らかい魚を対象にしたものである。一方大魚
を骨ごと食べられるように加工したものに缶詰、空揚げ
、甘露煮等がある。缶詰は湯掻いた魚の切身と出し汁及
び調味料を缶に入れ、真空バックした後、120℃で6
0〜80分間の熱処理をして造られる。このようにして
加工された魚の骨は通常の食物と同程度の柔らかさにな
り、有効なカルシウムの摂取源になるが、加工法が複雑
で、しかも大掛りな設備を必要とするのが欠点である。
空揚げは魚を高温のテンプラ油に入れて熱処理すること
により造られるが、魚の背ヒレ、尾ヒレなど比較的露出
している部分の骨は脆くなるが、頭部、背骨などは脆く
又は柔らかくならず、有効なカルシウム摂取源とはいえ
ない、甘露煮は砂糖、酒、濃口醤油、みりんを入れた汁
に魚を浸し、コトコトと長時間煮つめ、煮汁が魚に浸透
した後水飴を加え、更に煮つめて造られる。このように
して加工された魚の骨は脆くなり、十分に食べられる柔
らかさになるが、長時間を要するのが欠点である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はかかる上記欠点を解消し、魚の姿、形を崩さず
に、しかも新鮮さ、風味を損なわず、手軽に魚の骨を柔
らかくする方法を鋭意検討した結果、魚を透湿性の素材
で包み、加圧蒸熱処理する方法を見い出した。
〔問題点を解決するための手段〕
通常の蒸熱処理では、95℃以下では水蒸気のコンデン
スが大であり、魚を入れた容器内に水が溜まり、魚を煮
込み処理しているのと同じ結果になって、魚の姿、形、
風味、感触等を破壊することになる。これはコンデンス
した水が沸騰することに起因する。それで、魚を入れた
容器を透湿性の素材で包むことによって、容器内に水が
溜まるのを防ぐようにした。
本発明の要旨は、魚を透湿性素材で包み、加圧蒸熱処理
することにある。
本発明で使用する透湿性素材とは、水は通さず、湿気の
みを通す耐熱性の布帛又はフィルムであり、透湿度(J
IS  L−1099塩化カルシウム法)が2000g
/イ・24H以上、耐水圧(JIS  L−1092低
水圧法)が400閣H,0以上のものが使用できる。透
湿度が2000g/イ・24H以下では蒸気の通りが悪
く、骨が柔らかくならない、また、耐水圧が400■H
,O以下では容器内に水が溜まり過ぎる。
前記布帛とは1表面が透湿性耐水被膜(例えばポリウレ
タン系樹脂による被膜)で覆われた織物、編物、不織布
をいう。
本発明で使用する無熱装置は耐圧性密閉型容器であれば
よく、蒸熱容器内に蒸気を直接送り込む装置、蒸熱容器
内の水を加熱して蒸熱処理する装置のどちらも使用でき
、一般家庭用の圧力釜、圧力鍋等も使用できる。蒸熱処
理温度は高温はど効果はあるが、あまり高温にするとビ
タミン、風味等が破壊されるので、100〜125℃が
好適である。
〔発明の作用機構〕
4一 本発明を一実施例として示した図面の装置でもって説明
する。1は突起部2によってメザラ部3゛ を内装した
圧力容器本体であり、4はその蓋部で、係止具5によっ
て本体1と一体化し、密閉容器6を形成している。尚7
は水である。この密閉容器6内のメザラ部3の上に、魚
8が入った耐熱性の容器9を透湿性素材10で包んだバ
ック11を置き、密閉する。このようにした圧力容器本
体1の下部を加熱して内部の水7を加熱蒸発させる。発
生した蒸気は、密閉容器6内の温度が100℃以下の時
はコンデンスを起し、復水するが、この時点でパックl
l上でコンデンスした水は透湿性素材10によって客器
9内には入らず落下する。従って、容器9内には水が溜
まらない。密閉容器6内の温度が100℃以上になると
蒸気のコンデンスは少なくなり、蒸気密度も高くなり、
高熱量の水分子は透湿性素材10を通って容器9内に入
り、魚8に作用し、肉質部を加熱し、硬くなったところ
を解すと同時に骨部の骨膜、骨質海綿体等を結合してい
るゼラチン質を分解し、骨を脆くする。この場合−5= 魚8から漏出した油分、水分等は透湿性素材10を通過
できないので容器9内に止まり、初期の風味、栄養分を
逃すことなく、骨が柔らかくなった魚が得られる。また
、あらかじめ容器9内に味付汁を入れておけば、味付け
も同時に出来るし、魚8を透湿性素材10で直接包んで
加工することも可能であり、魚8の形状、加工状態に関
係なく、生魚、焼魚、煮魚、揚魚等を対象にでき、切身
であってもよい。
(発明の効果) 本発明は透湿性素材で魚を包んで加工するので、外部か
らの水の侵入及び内部からの油分及び水分の流出がなく
、魚の持っている風味、栄養分を漏出することなく処理
できると共に、従来は捨てられていた魚の頭部、背骨も
食べられる柔らかさになるので、有用なタンパク質、カ
ルシウム質を有効に摂取できるようになった。
〔実施例〕
実施例1゜ イワシの生魚をアルミホイルで出来た部品皿に載せ、ウ
レタン系樹脂で加工し、透湿度5000g/nf・24
H1耐水圧1000 wa H* Oノ性能を有するポ
リエステル高密度タフタで包み、図面に示した圧力容器
を使用し、120℃で30分間蒸熱処理したところ、魚
の頭部が生魚の状態では50 kg/dの荷重では砕け
なかったものが15kg/cdの荷重で砕けた。
実施例2 味付けされたサワラの照焼を透湿度3000g/nf−
24H,耐水圧2000mH,Oのウレタン系フィルム
で包み、一般家庭用の圧力鍋に入れ、110℃で60分
間蒸熱処理したところ、椎骨1ケが50 kg/dの荷
重でも砕けなかったものが、9 kg/aJの荷重で砕
けた。そして焼魚の風味、感触も残っていた。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の加工法を実施するに必要な圧力容器の一例
を示す断面図である。 1・・・・・・圧力容器本体 6・・・・・・密閉容器
8・・・・・・魚 10・・・・・・透湿性素材 11
・・・・・・バックロ  面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)魚を透湿性素材で包み、加圧蒸熱処理することを
    特徴とする骨の柔らかい魚の製造 法。
  2. (2)魚が一度焼かれた魚である特許請求の範囲第1項
    記載の骨の柔らかい魚の製造法。
JP61188301A 1986-08-11 1986-08-11 骨の柔らかい魚の製造法 Pending JPS6344869A (ja)

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JP (1) JPS6344869A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6464585B1 (en) 1997-11-20 2002-10-15 Nintendo Co., Ltd. Sound generating device and video game device using the same
JP2011115047A (ja) * 2009-11-30 2011-06-16 Nichirei Foods:Kk 衣付食品及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6464585B1 (en) 1997-11-20 2002-10-15 Nintendo Co., Ltd. Sound generating device and video game device using the same
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