JPS6344828B2 - - Google Patents

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JPS6344828B2
JPS6344828B2 JP58243516A JP24351683A JPS6344828B2 JP S6344828 B2 JPS6344828 B2 JP S6344828B2 JP 58243516 A JP58243516 A JP 58243516A JP 24351683 A JP24351683 A JP 24351683A JP S6344828 B2 JPS6344828 B2 JP S6344828B2
Authority
JP
Japan
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corrosion
pipe
metal
zinc
support
Prior art date
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Expired
Application number
JP58243516A
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English (en)
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JPS60135584A (ja
Inventor
Yoshuki Hirakata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsui Mining and Smelting Co Ltd filed Critical Mitsui Mining and Smelting Co Ltd
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  • Prevention Of Electric Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、金属製配管の防食方法に関する。よ
り詳細には、本発明は、特に腐食作用を受けやす
い配管の支持部において効果的な腐食防止が実現
できる新規な方法に関する。
従来の技術 屋内あるいは屋外における金属製の各種配管
は、所定の間隔毎に配設された支持構造によつて
支持/固定されている。この支持部においては、
支持部材と配管との間〓に塵埃あるいは水等が滞
留し易く、他の部位よりも腐食され易い状況にあ
る。また、支持部においては、雰囲気あるいは搬
送流体の温度変化による配管自身の熱膨張/収縮
のために、配管と支持構造側との間での摺動が避
け得ない。金属製配管は、一般に防食等の目的で
塗装されているが、上述のような支持構造との摺
動のために塗膜が破れる等し、支持部では、配管
の表面性状の劣化が他の部位に対して早い。この
ため、支持部は、配管全体で最も早期に発錆する
部位であることが一般に知られている。換言すれ
ば、配管の腐食に対する耐久性は、その支持部に
おいて決定されるといつても過言ではない。
一方、種々の金属構造物に対する防食方法が従
来から提案されている。例えば、特開昭52―
16854号公報に記載された発明では、電解質液体
と常に接触状態におかれる金属構造体の表面に導
電性接着材層を介して陰極防食用可撓性薄板陽極
を固着する方法が提案されている。また、特開昭
56―156780号公報に記載された発明では、海中、
水中若しくは土中に構築された鉄鋼等の構造物
に、これに馴染み接触するように処理/加工され
た薄板条流電陽極を直接巻き付けることを特徴と
する防食法が提案されている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上述の従来提案された防食方法
は、いずれも腐食され易い環境下に構築された金
属構造物全体の防食に関する技術であり、金属配
管について考えた場合、前述のような支持部にお
ける局部的な腐食の進行に有効に対処したものと
はいえない。
そこで、本発明は、上記従来技術の問題点を解
決し、配管支持部の局部的な腐食の進行に有効に
対応し、かつ実施の用意な新規な防食方法を提供
することを目的としている。
課題を解決するための手段 即ち、本発明に従い、支持用架台によつて空中
に架設された金属製配管の腐食を防止する方法で
あつて、亜鉛製または亜鉛合金製の部材を、該支
持用架台と該金属製配管との間の少なくとも一部
に介在させることを特徴とする金属製配管の支持
部における防食方法が提供される。
また、本発明の一態様に従えば、前記亜鉛製ま
たは亜鉛合金製の部材は、前記支持用架台と前記
金属製配管との間に間挿することができる。
更に、本発明の他の態様に従えば、前記金属製
配管を、該配管の被支持部位で該配管表面に配置
された亜鉛製または亜鉛合金製の部材を介して前
記架台上に固定することができる。
作 用 本発明に従う配管の支持部における防食方法
は、配管の支持部において、亜鉛製または亜鉛合
金製の部材(以下、防食部材と記す)を、該支持
用架台と該金属製配管との間の少なくとも一部に
介在させることをその主要な特徴としている。
本発明の方法を適用する金属製配管としては、
原理的にはいかなる材質のものであつてもよい
が、ここでは特に鋼管あるいは鉄管を意図してお
り、これに対して有効な犠牲陽極効果を有する材
料として亜鉛または亜鉛合金を選択している。即
ち、亜鉛あるいは亜鉛合金は、鋼管あるいは鉄管
に対して電位が常に卑となり電位の逆転が起こり
得ないので、これを介して支持/固定された鋼管
あるいは鉄管との間にガルバニツク回路を形成し
て被防食金属管の腐食を有効に防止することがで
きる。
更に、溶解した亜鉛イオンは還元されて支持架
台あるいは被防食金属管に腐食生成物(水酸化亜
鉛)として付着する。また、何からの原因で、有
効なガルバニツク回路が形成されなかつた場合に
も、防食部材自身の腐食による腐食生成物が被防
食金属管の表面に付着する。これら亜鉛の腐食生
成物の被覆防食作用により、被防食金属管の腐食
が有効に防止されるという効果もある。
また更に、支持構造と被防食金属管との間に防
食部材を間挿することによつて、支持構造による
被防食金属管表面の擦過を防止する効果もある。
これらの種々の作用を総合して、本発明に従う
方法によれば、金属製配管の支持部において、金
属製配管の局部的な腐食を有効に防止することが
できる。
尚、被防食金属管は、一般に、所定の間隔で支
持架台上にUボルトあるいは樹脂バンド等で固定
されている。ここで、防食部材を被防食金属管と
支持構造との間に介在させる態様としては、例え
ば、防食部材としての亜鉛片または亜鉛合金片
を、上述の支持/固定部材と被防食金属管との間
に挿入する方法、あるいは亜鉛薄板または亜鉛合
金薄板を被防食金属管の支持部に巻き付けた後に
前述のような固定部材で固定する方法等を挙げる
ことができ、いずれも十分な効果を発揮すること
ができる。
尚、防食部材の固定方法は、具体的に後述する
ように、Uボルト等の支持部材による締付力によ
るか(第1図および第4図を参照)、別途用意し
たバンド類によるか(第3図参照)、あるいは、
被防食金属管の自重によつて支持架台との間に固
定してもよい。更に、接着材を使用することもで
き、亜鉛または亜鉛合金の薄板に接着材を塗布
し、蝋加工等を施した接着材保護紙と共に巻き取
つた部材を用意して、配管の施工時に適宜小片に
切断して被防食金属管に貼付して使用することに
より、施工時の便宜を図ることも好ましい。
ここで使用する亜鉛または亜鉛合金の小片ある
いは薄板としては、被防食金属管が要求される耐
用年数によつて適宜決定することができるが、実
際的には0.07乃至2.0mm程度で十分な効果をあげ
ることができ、施工性等の観点からこの程度が好
ましい。また、防食部材と被防食金属管との間に
ある間〓には、防食部材の腐食生成物が優先的に
補給されるので、過大な厚さの防食部材は必要な
い。また、被防食金属管は、その支持部において
最も早期に発錆するので、この支持部のみに防食
処理を実施することによつて、配管全長に亘つて
腐食に対する耐久性を高めることができる。
実施例 以下に図面を参照して本発明をより具体的に詳
述するが、以下に開示するものは本発明の一実施
例に過ぎず、本発明の技術的範囲を何ら限定する
ものではない。
実施例 1 第1図は、本発明による防食方法を実施した場
合の、配管支持部の構成を説明する図であり、被
防食金属管1の管長方向に垂直な面上の断面図と
して描かれている。
即ち、被防食金属管である鋼管1が、亜鉛性の
防食部材2を介して支持架台3上に載置され、更
に、Uボルト4によつて全体が締結されている。
ここで、鋼管1が摩耗したり含水雰囲気に曝され
る等しても、鋼管1に接触した防食部材2が優先
的に腐食して腐食生成物を形成するので、鋼管1
の腐食は有効に防止される。また、この腐食生成
物は、鋼管1の表面に付着して、鋼管1と雰囲気
とを遮断し、鋼管の腐食を更に防止する。更に、
防食部材3は、鋼管1自身の荷重による応力が最
も強く作用する鋼管1と支持架台3との間に挿入
されているので、両者の摩擦も軽減される。
尚、第1図では、防食部材2は、鋼管1と支持
架台3との間にのみ挿入されているが、更に、鋼
管1とUボルト4との間に必要に応じて防食部材
を追加することもできる。
実施例 2 第2図は、本発明による防食方法を実施した場
合の、配管支持部の他の実施例の構成を説明する
図である。
この実施例では、支持架台3が鋼管1の形状に
倣つた受け部を備えており、防食部材2は、この
受け部と鋼管1との間に間挿されている。また、
鋼管1は格別には固定されておらず、自身の自重
によつて支持架台上にあるが、防食部材は実施例
1の場合と全く同様に作用する。
実施例 3 第3図および第4図は、防食部材2として亜鉛
薄板を使用した場合の本発明の実施例を説明する
図である。
第3図に示した実施例では、被防食金属管1の
支持架台3上に位置する部位に亜鉛薄板(防食部
材2)を巻きつけた後に、1対のポリプロピレン
バンド5で支持架台3に固定した場合の構成を示
している。
また、第4図に示す実施例は、支持架台3にU
ボルト4を使用して被防食金属管1を固定した場
合の構成を示している。
何れの場合も、前述の実施例と同様な効果があ
り、特に同じUボルトを使用した実施例1と第4
図に示した実施例とを比較した場合、本実施例の
場合は、被防食金属管1とUボルト4との間にお
いても有効な防食作用が発揮される。
発明の効果 以上詳述の如く、本発明の防食方法によれば、
極めて容易且つ効果的に、配管の腐食に対する耐
久性を高めることができる。
即ち、支持用架台等によつて架設された金属製
配管においては、その支持構造と配管との接触部
において最も早期に発錆する一方、このような部
位は、観察もしくは補修の作業性が極めて悪く、
本発明の方法により、配管の支持部において防食
処理を実施することによつて、金属製配管全体の
腐食に対する耐久性を高めることが可能である。
このような本発明による防食方法は、配管の新
設時のみならず、既設の配管に対しても適用する
ことができる。現在のところ、既設配管、特に観
察若しくは補修の困難な部分に対する有効な防食
方法は提案されていないので、本発明により提供
される防食方法は、当分野において極めて有用性
の高い技術であるといえる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、亜鉛片を使用して本発
明の方法を実施した場合の、配管支持部の構成を
示す図であり、第3図および第4図は、薄板帯を
使用して本発明の方法を実施した場合の、配管支
持部の構成を示す図である。 〔主な参照番号〕 1……被防食金属管(鋼
管)、2……防食部材(亜鉛片)、3……支持架
台、4……Uボルト、5……ポリプロピレンバン
ド。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持用架台によつて空中に架設された金属製
    配管の腐食を防止する方法であつて、亜鉛製また
    は亜鉛合金製の部材を、該支持用架台と該金属製
    配管との間の少なくとも一部に介在させることを
    特徴とする金属製配管の支持部における防食方
    法。 2 前記亜鉛製または亜鉛合金製の部材が、前記
    支持用架台と前記金属製配管との間に間挿されて
    いることを特徴とする第1請求項に記載の金属製
    配管の支持部における防食方法。 3 前記金属製配管が、該配管の被支持部位で該
    配管表面に配置された亜鉛製または亜鉛合金製の
    部材を介して前記架台上に固定されていることを
    特徴とする第1請求項に記載の金属製配管の支持
    部における防食方法。
JP58243516A 1983-12-23 1983-12-23 配管の支持部における防食方法 Granted JPS60135584A (ja)

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JP58243516A JPS60135584A (ja) 1983-12-23 1983-12-23 配管の支持部における防食方法

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JPS60135584A JPS60135584A (ja) 1985-07-18
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4855132B2 (ja) * 2006-05-02 2012-01-18 南西石油株式会社 金属製配管の支持部における腐食の防止方法および該腐食防止方法に用いられる腐食防止用複合体
KR101080308B1 (ko) 2011-05-24 2011-11-04 주식회사 성지공조기술 흡수식 냉동시스템의 흡수기 및 이를 포함하는 공냉식 흡수식 냉동기
KR101422171B1 (ko) * 2011-06-29 2014-07-28 삼성중공업 주식회사 튜브용 클램프
KR101874044B1 (ko) * 2015-09-25 2018-07-04 삼성중공업 주식회사 배관용 클램프
WO2017052312A1 (ko) * 2015-09-25 2017-03-30 삼성중공업 주식회사 배관용 클램프

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JPS60135584A (ja) 1985-07-18

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