JPS60373Y2 - 防食被覆体 - Google Patents

防食被覆体

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Publication number
JPS60373Y2
JPS60373Y2 JP4957981U JP4957981U JPS60373Y2 JP S60373 Y2 JPS60373 Y2 JP S60373Y2 JP 4957981 U JP4957981 U JP 4957981U JP 4957981 U JP4957981 U JP 4957981U JP S60373 Y2 JPS60373 Y2 JP S60373Y2
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JP
Japan
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corrosion
outside
coating
resin sheet
resistant metal
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Expired
Application number
JP4957981U
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JPS57164119U (ja
Inventor
美方 今喜多
富男 倉永
Original Assignee
中川防蝕工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は主に桟橋、l・ルフィンなどの鉄鋼製港湾施設
の下部構造物に被覆を施した防食被覆体に関する。
桟橋などの港湾施設の下部構造物である鋼管杭などの潮
の干満部や飛沫部の腐食防止方法として従来、防食テー
プを巻いた後にその外部を合皮コムや 合成樹脂よりなる保護シートて被覆する方法や耐食性金
属板を溶接あるいは圧着法て直接鋼材に被覆する方去か
行なわれているが、防食テープを巻いた上に(MFシー
トを被覆する方法は防食性能や機械的強度に優れている
が、被覆材が燃焼性であるため火気を使用したりあるい
は燃焼性材料の使用か禁止される場所に用いることがて
きなかった。
また、前記耐食性金属板を直接鋼材に被覆する方法は不
燃性て燃焼のおそれがなく強度も大きいのて外部からの
衝撃に対しても十分耐え得る利点かあるが、被防食構造
物である鋼材に直接接触するため、海水に浸漬される部
分て耐食性金属板を被覆した部分と被覆してない部分の
間に電位差が生じ腐食電池を形成して耐食性金属よりも
電位の卑な鋼材の耐食性金属に隣接する部分が電気化学
的にはげしく腐食する。
いわゆる異種金属接触腐食を起すこととなる。
この異種金属接触腐食は電気防食法の採用によって防止
することができるが、鋼材のみを防食する場合よりはる
かに大きい防食電流を必要とするなどの不利な点があっ
た。
また、本出願人は先に鋼材の防食被覆体として防食テー
プを巻いた上にその外部を耐食性金属よりなる保護カバ
ーて直接被覆する方法を開発出願した。
(実公昭56−970夢)この方法は、物理的衝撃に強
く防食性能にも優れているが、保護カバーが防食テープ
に直接接触しているため火災などて耐食性金属よりなる
保護カバーが高温になったときその温度が直接内部に伝
達され、防食テープを熱て溶解したり分解したりするの
で、防食性能を失ったり保護カバーと鋼材との間に隙間
を生じて保護カバーが脱落するなどの欠点があった。
最近、安全性の見地から可燃性物質を扱う港湾施設の不
燃化が推進される傾向にあることから防食性能にすぐれ
耐久性を有する不燃性の被覆防食材料の開発が待望され
ていた。
この考案は上記の情勢にかんがみ、従来技術の欠点を改
良し物理的衝撃に強く長期間にわたって防食効果を発揮
し得る不燃性の防食被覆体を提供するものである。
つぎに本考案を実施例について図面を参照しながら説明
する。
図において1は被防食構造物である鋼管杭であり該鋼管
の外部表面に疎水性の不織布に粘着性、校本性のペトロ
ラタムを基材としたものを含浸させた防食テープ2を被
覆し、その外側に厚さ0.5馴のポリエチレンシート3
を被覆し、その外側に厚さ30771771のガラスマ
ット断熱材4を被覆し、更にその外側に厚さ0.577
1771の黄銅板よりなる保護カバー5を被覆し5の両
端のアングル状に加工された締めつけ部5′に設けられ
たボルト孔を用いて黄銅よりなるホルトナツト6により
締めつけ固定する。
このようにして防食被覆体を構成すると、鋼管の外部表
面は粘着性、校本性を有する防食材におおわれその外側
が遮水性を有する合成樹脂シートで被覆されるため腐食
の原因である空気、水より遮断され完全な防食が達せら
れる。
そして該合成樹脂シートの外側が不燃性て機械的強度の
大きい耐食性金属よりなるカバーとその内側の不燃性の
断熱材とて被覆されるから外力によって破壊されること
がなく、また、被覆の外部が高温になっても被覆材が燃
焼することがなく、更に断熱材が外部の高温を遮断する
から防食材が高温によって溶解したり燃焼したりするこ
ともない。
また、本被覆を水中構造物に適用した場合は、被覆の両
端部断面より断熱材中に浸透する水が防食材中に浸透す
るものを合成樹脂シートが阻止するから、水による防食
材の劣化を防止し長期に亘って防食が遠戚される。
以上説明した本考案の防食被覆体において、被防食構造
物に被覆する防食材としては前記したペトロラタムを基
材とした防食テープのほか合成ゴムを基材とする粘着材
を合成樹脂シートの表面に塗布して用いることもでき、
また、エポキシ樹脂を基材としポリアマイド樹脂を硬化
剤とした防食材を混合して合成樹脂シートの表面に塗布
して用いることもできる。
断熱材としては前記したガラスマットのほか石綿マット
などを用いることができる。
また、外側の耐食性金属よりなる被覆材は、前記した黄
銅材のほかステンレス、チタン、タンタル、モネル合金
などを用いることができる。
なお、実施例においては港湾施設の下部構造物である鋼
管杭について説明したがこの考案はこのほか空中土中の
金属の防食にも適用もできる。
以上のように本考案の被覆体は被防食構造物に防食材が
被覆され、その外側が遮水性の合成樹脂シートで被覆さ
れ更にその外側が不燃性の断熱材と該断熱材の外側が耐
食性金属よりなる被覆材によって被覆されるので外力や
火気などによって破壊されることもなく長期間に亘って
防食効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は鋼管における本考案防食被覆体の実施例を示す
断面図である。 1・・・・・・被防食鋼材、2・・・・・・防食材、3
・・・・・・合成樹脂シート、4・・・・・・不燃性断
熱材、5・・・・・・耐食性金属カバー、5′・・・・
・・耐食性金属カバーの締付部、6・・・・・・耐食性
ボルト、ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被防食構造物表面が粘着性、校本性などの防食性を有す
    る防食材と、該防食材の外側が遮水性を有する合皮(、
    “、f脂シートと該合成樹脂シートの外側か不燃性を有
    する断熱材むよび該断熱材の外側が耐食性金属よりなる
    被覆材によって被覆された防食被覆体。
JP4957981U 1981-04-08 1981-04-08 防食被覆体 Expired JPS60373Y2 (ja)

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JP4957981U JPS60373Y2 (ja) 1981-04-08 1981-04-08 防食被覆体

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JPS57164119U JPS57164119U (ja) 1982-10-16
JPS60373Y2 true JPS60373Y2 (ja) 1985-01-08

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