JPS6344605B2 - - Google Patents

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JPS6344605B2
JPS6344605B2 JP8290484A JP8290484A JPS6344605B2 JP S6344605 B2 JPS6344605 B2 JP S6344605B2 JP 8290484 A JP8290484 A JP 8290484A JP 8290484 A JP8290484 A JP 8290484A JP S6344605 B2 JPS6344605 B2 JP S6344605B2
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JP
Japan
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band
guide
arch
arch guide
wall
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JP8290484A
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English (en)
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JPS60228211A (ja
Inventor
Kiichi Tonozuka
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Marelli Corp
Original Assignee
Kanto Seiki Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanto Seiki Co Ltd filed Critical Kanto Seiki Co Ltd
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Publication of JPS60228211A publication Critical patent/JPS60228211A/ja
Publication of JPS6344605B2 publication Critical patent/JPS6344605B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は梱包機におけるバンド案内装置に関す
る。
〔技術的背景〕 自動梱包機のバンド案内装置として、従来より
提案されているのは、下向C字形状に成型して、
アーチ枠壁内に固定したバンド走行板と、このバ
ンド走行板にバンド通過間隙を隔てて平行状に枢
着された複数の開閉片を発条によつてバンド走行
板方向に付勢してバンド供給路を構成し、バンド
先端を把持固定した後、バンド引戻しの際に引張
されたバンドが発条に抗して自ら開閉片を回動し
て押し開き、脱出するよう構成したものである。
この種のバンド案内装置は、開閉片を一体に成
型することができず、アーチに沿つて複数に切断
された開閉片が必要不可欠であるため、開閉片の
製造コストが嵩むという欠点があつた。
また、複数の開閉片がバンド走行板に平行な位
置から、バンド走行板に直角な位置に向かつて回
動して開きバンドを脱出させる構造なので、例え
ば高速度梱包に際し、前記バンド走行板及び開閉
片で形成するバンド供給路内への供給が極めて高
速となる場合、このバンド供給路を一周したバン
ド先端がスライドテーブル下方に到達した後、こ
の到達を検知したスイツチ手段又は正転時間を制
御するタイマが作動してバンドの供給を停止する
までの信号伝達時間バンドは供給路内へ供給され
続けるので、供給路内でバンドが撓み、撓んだバ
ンドが、バンド供給路を構成する開閉片を部分的
に回動し押し開き、バンド引戻しに入る前にバン
ドの一部が開閉片から脱出してしまうという欠点
があつた。
またバンド引戻時に不連続的にアーチより引張
り出されることによりバンドの反転、蛇行状態で
のアーチからの落下を招来し、被梱包物の所定位
置へのバンド掛けができず、又梱包後にバンドの
緩みが生ずることもあつた。
〔従来の技術〕
これらの欠点を解消するため過去提案されたも
のとしては、第7図〜第8図に示すようにバンド
溶着機構両側に臨む、可撓性材で成型した断面コ
字形状のアーチガイド2の側部開口面を複数の発
条3によつてアーチ枠壁1の内壁方向に付勢させ
つつアーチ枠壁1内でアーチガイド2を懸吊して
バンド供給路を形成し、バンド引戻しに際して、
引張されたバンド4が発条3の付勢に抗してアー
チガイド2を水平方向に移動させつつ順次脱出す
るよう構成したものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この種のバンド案内装置によれば、アーチガイ
ドを合成樹脂等の可撓性材によつて一連、一体に
成型することが可能であるため、バンド供給路全
体が低コストにて製造できると共に、その製造工
程の短縮が可能となるものであるが、アーチガイ
ドが水平位置で左右に撓むごとく移動してアーチ
ガイドからバンドを順次脱出させる必要上、アー
チガイドの素材が合成樹脂等の可撓性材に限られ
る。これら可撓性材は金属等の硬質材に比べ衝撃
や熱によつて比較的容易に変形するため、アーチ
内寸を大きくできず、また、長期に渡る頻繁な使
用により、アーチガイド内の、バンド端面との接
触面が摩耗して櫛歯状となり、また、高温時や高
温場所での使用や、バンドとの摩擦熱によつて、
アーチガイド全体又はバンドとの摩擦面が変形
し、ついには亀裂が生じるという欠点を有してい
る。
また、バンド引戻しに際してアーチガイドのバ
ンド供給端側に位置する水平部を強制的に水平移
動させた時にバンドがアーチガイド内壁との静止
摩擦によつてアーチガイドと共に水平移動してし
まい、バンドの引き戻しが不可能となるという事
態が頻繁に発生するものであつた。
尚、この欠点を解消する手段として、実公昭55
−43043号公報には、アーチガイドの第1コーナ
ー部もしくはこの付近に切欠案内溝を設けて、こ
れに案内される押出ピンをバンド供給路を妨げな
い位置に待機させることによつて、バンドが、強
制的に水平移動させたアーチガイドと共に水平移
動するのを防止せんとする装置が開示されている
が、この装置は、アーチガイドに押出ピン径より
微かに幅向の切欠案内溝を設けるという極めて複
雑な構成が必須不可欠であると共に、この装置を
可撓性材より成るアーチガイドに実施した場合、
切欠案内溝の内壁が押出ピンとの摩擦によつて摩
耗し、幅広となつたり、櫛歯状となつたりすれ
ば、この切欠案内溝に沿つて押出ピンがバンド側
縁に対して直角に当接せずに、平行に近い状態で
当接することになり、よつて充分なバンドの押出
しができず、また、押出ピンが、櫛歯状となつた
切欠案内溝内壁に係止されてしまい、バンドの押
出しそのものが不可能となる。
さらに、アーチガイドに保持されたバンドがそ
の引締方向、すなわちバンド供給側から順次開放
され、バンドが引戻され、引締められるので、バ
ンド引締時該バンドと被梱包物とが摩擦を起こし
て被梱包物の特にバンド先端側上方の角部が損傷
するような不都合が頻繁に発生していた。
〔発明の目的〕
本発明は、叙上の従来技術の欠点を解消すべく
開発されたもので、目的は高速度梱包に際して、
バンド供給路内へ過剰に供給されたバンドの撓ん
だ部分がアーチガイドを押し開けて、バンド引戻
し開始前にバンド供給路から脱出するのを防止す
ると共に、バンド引戻し時に、バンドをアーチ状
のバンド供給路内から順次脱出させて、脱出時の
バンドの反転、蛇行を防ぎバンドが捩じれたり撓
んだりしたまま被梱包物に巻回することのない適
確な引締めを可能にすると共に、バンド引戻しに
際してアーチガイドの両端に位置する水平部を強
制的に水平移動させた時にバンドがアーチガイド
内壁との静止摩擦によつてアーチガイドと共に水
平移動してしまい、バンドの引き戻しが不可能と
なるという事態を防止し迅速、的確なバンド引き
戻しを可能にすることにある。
また、供給されるバンドとの摩擦によつてバン
ド供給路内が摩耗変形することなく、且つ高温時
の使用においても加熱変形することのない製造コ
ストが低廉で簡単に製造できるアーチガイドを提
供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明においては、上記目的を達成するために
本体上の被梱包物周囲にループ状に梱包用バンド
を配置するバンド供給路を備え、本体内にバンド
供給機構と、バンド先端把持機構と、前記バンド
供給路内のバンドを引戻し、引締める機構と、バ
ンド供給端側把持機構と、バンド重合部溶着機構
と、バンド供給端の切断機構を備えて成る梱包機
において、前記梱包機本体上に梱包用バンドより
幾分幅広の細長の板体を下向C字状に一連に成型
して、その幅方向一側縁をアーチ枠壁31の内壁
に固定して形成したバンド走行板32と、該バン
ド走行板32に平行にバンド通過間隙を介して被
蓋状に設けた断面L字形状に一連に形成したアー
チガイド33とから成り、発条39を介して前記
アーチガイドをアーチ枠壁内壁方向に付勢すると
共に、前記バンド走行板のコーナー部に該部のア
ーチガイド33に接触しない幅から成る案内板4
0をバンド走行板側縁に直角に取付けると共に前
記バンド供給路を成すアーチガイドの水平部56
を強制的に押拡することを特徴とする。
〔発明の作用〕
バンド30が、バンド供給機構を成すフイード
ローラ19とアツパーローラ20により、バンド
走行板32とこれを被蓋するアーチガイド33に
よつて構成されるバンド供給路内へ供給される。
このとき、バンド先端がコーナー部55の案内板
40に衝突することもあり得るが、バンド先端は
第6図に示すようにS〜Vへと移動しバンド先端
の走行を妨げることはない。
ついでバンド先端把持機構を成すプレス部材2
4が上昇し、バンド30先端をスライドテーブル
21との間に把持固定する。プレス部材24によ
るバンド先端の固定と同時に、アーチガイド33
の水平部56は第1図中紙面後方より紙面前方へ
水平移動することになる。
引戻されたバンド30は、まず、強制的に開け
られたアーチガイド33の前記水平部56のアー
チガイド33を水平方向に押し開き開放された該
部のバンド走行板から脱出していく。この時、バ
ンド30は、発条39,39によつてアーチ枠壁
31方向に付勢されるアーチガイド33に押圧さ
れながら引戻されているので、反転、蛇行や捩じ
れまたは撓みを生ずることなく滑らかに脱出する
ことができる。アーチガイド33が水平移動する
際に、アーチガイド33内面との静止摩擦によつ
てバンド30もアーチガイド33と共に水平移動
しようとするが、第5図より明らかなようにアー
チガイド33のコーナー部のバンド走行板に設け
られた案内板40が、アーチガイド33と共に水
平移動しようとするバンド30の側縁に当接して
バンド30を係止するので、よつてバンド30は
アーチガイドと共に水平移動することなく適確に
アーチガイド33から脱出する。
〔実施例の説明〕
以下、本発明の詳細を図示の実施例に基づき説
明する。
第1図及び第2図において、アーチ枠壁31は
全体が下向きコ字形状で、アーチの中心に臨む面
が開口しており、このアーチ枠壁31の下端は梱
包機本体11に固定されている。
アーチ枠壁31内部にはバンド供給路を構成す
るバンド走行板32とアーチガイド33とが設け
られている。
すなわちバンド走行板32は一連の金属等より
成る梱包用バンド30の幅より幾分大きい幅の細
長の板片を下向きC字形状に成型して成るもの
で、幅方向の一側縁が全長に渡りアーチ枠壁31
の内壁に固定され一端がスライドテーブル21下
のバンド先端把持機構に臨み、他端が、バンド供
給端把持機構近傍に臨み設けられている。なお、
本体上面に開口するバンド走行板はアーチ枠壁3
1内のバンド走行板32とバンド走行を妨げない
よう連通するL字状を呈する板片を本体内の機枠
に支持して設けられている。
またアーチガイド33は、断面がL字形状の金
属製等の板片から成り、全体としてバンド走行板
32同様下向きC字形状で一端がスライドテーブ
ル21のバンド先端把持機構に臨み、他端が、バ
ンド供給端把持機構近傍に臨み設けられ、バンド
走行板32に対して、アーチガイド33の一側が
バンド通過間隙を介して平行、また他側が直角に
設けられ、バンド走行板32を被蓋する。バンド
走行板32の左端すなわちバンド供給端把持機構
側とスライドテーブル21の左端すなわち、バン
ド供給端把持機構の間には、バンド走行板32に
バンド走行を妨げないよう連続する断面L字状の
水平バンド走行板34が設けられており、且つ、
この水平バンド走行板34を被蓋するよう断面L
字形状の水平ガイド36が設けられこの水平ガイ
ド36の一端がアーチガイド33の一端に連結さ
れている。この連結は例えばアーチガイド33の
端縁と水平ガイド36の一方端縁とを微かな間隙
を介して重合し、該重合部に孔を形成し、この孔
に遊嵌状態で挿通したネジにナツトを螺合し前記
間隙を介して両者を連結してもよい。
又、アーチガイド33と分離した水平ガイド3
6を設けず、両者を一連一体に形成しアーチガイ
ド33の両端縁をそれぞれバンド溶着機構下に臨
ませるよう構成しても良い。その他バンド溶着機
構下に臨むバンド供給路の構成において本体上面
のバンド走行板およびアーチガイドの構造は種々
に変更することができる。
第1図及び第2図において、38,38はロツ
クで、アーチガイド33をアーチ枠壁31内で懸
吊する。このロツド38,38は両端に自在継手
51,51,52,52を有し該ロツドを回転さ
せることにより自在継手間の長さをある程度自由
に調整することができる。このロツド38,38
のそれぞれ一方の自在継手51,51は、アーチ
枠壁31の内壁上方両端付近に突設した支持具5
3,53に固定されこの支持具53,53はアー
チガイド33の幅及びこのアーチガイド33が水
平移動しバンド走行板32を開放したときアーチ
ガイド33がアーチ枠壁31内側壁に衝突しない
長さを有しており、他方の自在継手52,52
は、アーチガイド33の左右湾曲部の中央に固定
されている。前記アーチ枠壁31に突設した支持
具53,53の近傍には、発条39,39の一端
が固定され、この発条39,39の他端はロツド
38,38の自在継手51,51の下方に固定さ
れている。すなわち、第2図より明らかなよう
に、発条39,39はロツド38,38をアーチ
枠壁31内側壁方向へ付勢する。よつて、アーチ
ガイド33は、発条39,39の付勢を受けるロ
ツド38,38との連結部においてアーチ枠壁3
1内壁方向へ付勢され、アーチガイド33全体が
アーチ枠壁31内壁に当接した状態でロツド3
8,38によつて懸吊される。これによつてアー
チガイド33が幅方向で水平に移動して、バンド
が順次アーチガイドを押拡げて脱出することを可
能としている。かようにして、L字状のアーチガ
イド走行板間のバンド通過許容間隙の精度を出し
てL字状アーチガイドの長所を発揮させる構成を
採用している。尚前述のアーチガイドは必ずしも
アーチ枠壁内壁に当接している必要は無く設計上
可能な範囲でバンドがアーチガイドより飛び出さ
ない限りアーチガイドの幅を狭くすれば、該アー
チガイドの開放時間を短縮することができる。
バンド走行板32の左右湾曲部の上端コーナー
部54,55には、案内板40,40が取り付け
られている。この案内板40,40は第1図、第
5図及び第6図より明らかなように、アーチガイ
ド33内側でアーチガイドに接触しない幅で、ア
ーチ枠壁31内壁に平行、且つバンド30面に直
角となるようバンド走行板32側縁に固着され、
バンド走行板32及びアーチガイド33の湾曲状
に対応して湾曲しており、またその先端縁すなわ
ち、バンド供給側の端縁はバンド走行板方向に円
弧状に切り欠かれている。尚この案内板40は、
第1図においてバンド走行板32の両コーナー部
54,55に設けられているが、これに限定され
るものではなく、バンド引き戻し時に、先にバン
ドが開放されるコーナー部にのみ設ければ目的を
達成することができる。
第3図及び第4図において、水平ガイド36側
壁には擺動杆41の上端が固定され該水平ガイド
36を支持しており、この擺動杆41の下端は連
動杆44の一端に回動自在に嵌着されている。ま
た、連動杆44の他端は擺動杆42の下端に固着
され、この擺動杆44の上端が連結杆45を介し
てアーチガイド33外側壁のスライドテーブル2
1奇りの位置に固定されている。
擺動杆41の側面には発条35の一端が当接さ
れている。この発条35は連動杆44に取り付け
られ、擺動杆42と同期して擺動する屈曲杆37
に固着されている。擺動杆42の中央部には転子
43を装着したシヤフト47が取付られており、
転子43は機枠25に取り付けた発条48を介し
て後述のテンシヨンカム15方向へ付勢される。
15はテンシヨンカムで、カム軸14の先端に
設けられ、このテンシヨンカム15の外周表面に
は前記転子43が圧接する縦長のカム溝46が穿
設されている。
16は、バンド引締めを行なう公知のテンシヨ
ンアームで、このテンシヨンアーム16はテンシ
ヨンカム15に摺接して回転するカムフオロア1
8を有する。また、17はジヨーで、テンシヨン
アーム16先端に軸承され、バンド引締め時にバ
ンドを把持する。
19はフイードローラ、また20はアツパーロ
ーラで、フイードローラ19は図示せざるモータ
に連結され、バンド供給時正転し、アツパーロー
ラ20と共にバンド30を挾持して回転しバンド
供給路内へ供給する一方、バンド引戻し時逆転
し、アツパーローラ20と共にバンド供給路内の
バンドを引戻す。また23はバンド先端のストツ
パー、24はバンド先端把持機構を成すプレス部
材で、スライドテーブル21との間でバンド30
先端側を把持固定する。
尚上述の実施例においては、水平ガイド36側
壁に擺動杆41の上端が固定され下端は連動杆4
4の一端に回動自在に嵌着し、連動杆44の他端
は擺動杆42の下端に固着され、この擺動杆44
の上端が連結杆45を介してアーチガイド33の
バンド先端側近傍の外側壁に固定されると共に、
擺動杆41の側面に発条35の一端を当接しこの
発条35の他端を連動杆44に取り付けられ、擺
動杆42と同期して擺動する屈曲杆37に固着し
たものについて説明したが、水平ガイド36およ
びアーチガイド33の水平部56に対する擺動杆
41,42の関係を全く逆にすることも可能であ
る。すなわち、図示は省略するが、水平ガイド3
6側壁に擺動杆41の上端が固定され下端は連動
杆44に連動するよう連動杆44の一端に嵌着
し、連動杆44の他端を擺動杆42の下端に回動
自在に嵌着し、この擺動杆44の上端が連結杆4
5を介してアーチガイド33のバンド先端側近傍
の外側壁に固定すると共に、擺動杆42の側面に
発条35の一端を当接しこの発条35の他端を連
動杆44に取り付けた屈曲杆37に固着するよう
設けることも可能である。
本発明の構成は以上の実施例について説明した
通りであり、以下その作用について述べる。
正転スイツチONにより、今図示せざるモータ
が正転を始め、このモータに連動するフイードロ
ーラ19及びアツパーローラ20によつてバンド
30が、水平バンド走行板34とこれを被蓋する
水平ガイド36、バンド走行板32とこれを被蓋
するアーチガイド33によつて構成されるバンド
供給路内へ供給される。このとき、バンド先端が
コーナー部55の案内板40に衝突することもあ
り得るが、バンド先端は第6図に示すようにS〜
Vへと移動しバンド先端の走行を妨げることはな
い。アーチ内を一周したバンド30の先端がスト
ツパー23に到達すると、この到達を検知したス
イツチ又は正転時間を制御するタイマが作動して
前記モータの回転を停止させ、バンドの供給が終
了することになるが、バンド30先端がスライド
テーブル21下面に到達した後、スイツチ手段の
作動によつてモータが回転を停止しブレーキが作
動してバンド供給が終了するまでの極めて微かな
信号伝達時間バンド30はフイードローラ19及
びアツパーローラ20により供給路内へ供給され
続けようとすることになるが、この時バンド30
が過剰に供給されたとしてもバンド30が撓むだ
けで、その撓んだ部分が水平ガイド36またはア
ーチガイド33を強引に押し開くことはない。な
ぜなら、バンド30の撓みはバンド面に垂直な上
下方向への力となるだけで、アーチガイド33は
発条39,39を有するロツド38,38でその
湾曲部中央が支持され、且つバンド走行板32方
向へ付勢されており、アーチガイド33を水平方
向へ移動させ、バンド走行板32を開放する力と
はならないからである。又水平ガイド36は、連
動杆44に固設された屈曲杆37に取り付けた発
条37により押圧されているため、水平バンド走
行板34が開放されることはない。
ついで起動スイツチをONにすると、カム軸1
4の回転によつてバンド先端把持機構を成すプレ
ス部材24が上昇し、バンド30先端をスライド
テーブル21との間に把持固定する。プレス部材
24によるバンド先端の固定と同時に、転子43
がテンシヨンカム15のカム溝46から出てテン
シヨンカム15の周面に乗りあげ、擺動杆42に
直接固定されたアーチガイド33の水平部56、
すなわちバンド先端把持機構側は擺動杆42の回
動と同時に水平移動を開始し、これに伴つてアー
チガイド33の前記水平部56近傍の発条39の
付勢に抗して第1図中紙面後方より紙面前方へ水
平移動することになる。
また擺動杆42、及び、この擺動杆42に連動
杆44を介して連結された屈曲杆37が回動を始
め該屈曲杆37に取り付けた発条35の先端が擺
動杆41より離れる。
尚、擺動杆41は、連結杆45に回動自在に支
持されているため、前記擺動杆42の回動と同時
に回動することはない。従つて、ガイド開放時水
平ガイド36がアーチガイド33の前記水平部5
6と同期して水平移動することはない。
また、前述のプレス部材24によるバンド30
先端の固定、およびアーチガイド33の前記水平
部56の開放に伴い、この開放をカム軸の回転で
検知したスイツチ手段によつて、フイードローラ
19及びアツパーローラ20が逆転されバンド供
給路内のバンド30は引戻され、バンドは第1図
中J〜Mの順番でバンド供給路から脱出し被梱包
物に掛け渡される(水平ガイド36を採用せずア
ーチガイドを一連に形成し前記水平ガイド36の
側壁に相当する位置に前述の擺動杆41を取り付
けた場合も同様である)。
すなわち、引戻されたバンド30は、まず、擺
動杆42の回動により強制的に開けられたアーチ
ガイド33の前記水平部56及びアーチガイド3
3のバンド先端把持機構側上方コーナー部55側
のアーチガイド33を水平方向に押し開き開放さ
れた該部のバンド走行板から脱出していく。この
時、バンド30は、発条39,39によつてアー
チ枠壁31方向に付勢されるアーチガイド33に
押圧されながら引戻されているので、反転、蛇行
や捩じれまたは撓みを生ずることなく滑らかに脱
出することができる。尚、擺動杆42の回動によ
つて、アーチガイド33が水平移動する際に、ア
ーチガイド33内面との静止摩擦によつてバンド
30もアーチガイド33と共に水平移動しようと
するが、第5図より明らかなようにアーチガイド
33の特にバンド先端把持機構側上方コーナー部
54のバンド走行板に設けられた案内板40が、
アーチガイド33と共に水平移動しようとするバ
ンド30の側縁に当接してバンド30を係止する
ので、よつてバンド30は水平移動することなく
適確にアーチガイド33から脱出する。
バンド30がアーチガイド33のバンド先端把
持機構側から脱出している間、アーチガイド33
のバンド供給側及び水平ガイド36は擺動杆41
に対する発条35先端による係止が屈曲杆37が
回動することによつて解かれるため、引き戻され
るバンドの力で順次水平移動し、バンド30はア
ーチガイド33そして水平ガイド36から順次脱
出し完全に被梱包物の所定位置へ巻き付く。
バンド30がアーチ内から脱出し、完全に被梱
包物の所定位置へ巻き付いたことを検知するスイ
ツチ手段または前記ローラの逆転時間を制御する
タイマからの信号でカム軸が回転しテンシヨンカ
ム15に摺接、回転するカムフオロア18がテン
シヨンカム15の山を昇ると、テンシヨンアーム
16がバンド供給端方向に擺動して、このテンシ
ヨンアーム16先端に軸承されたジヨー17がバ
ンドBを把持してバンドの最終引締めを行なう。
引締が完了すると同時に、カム軸14の回転で図
示せざる左プレスが上昇し、スライドテーブル2
1との間でバンド供給端を固定して引締状態を維
持する一方、転子43がテンシヨンカム15のカ
ム溝46内に再び入ることにより擺動杆42は回
動して旧位に復帰しアーチガイド33のバンド先
端把持機構側水平部56が旧位に復帰し、擺動杆
42に連動杆44を介して連動する屈曲杆37の
発条35が擺動杆41に当接しこれを押圧して、
水平ガイド36も旧位に復帰する。この間、重合
状態にあるバンド先端とバンド供給端との間にヒ
ータが挿入され、バンド重合面の溶着が行なわ
れ、バンド供給端が切断され、この切断溶着完了
をカム軸の回転により検出したスイツチ手段の信
号により、再び前記フイードローラ19及びアツ
パーローラ20が高速で回転して前述のようにア
ーチ内へバンドが供給される。
以上で梱包の一工程が終了する。
尚、アーチガイド33の開口端と水平ガイド3
6一端との接続は、既述したように、例えばアー
チガイド33の端縁と水平ガイド36一方端縁と
を微かな間隙を介して重合し、この重合部に孔を
形成し、この孔の中に遊嵌状態で挿通したネジ及
びナツトによつて両者を接続すれば、擺動杆4
1,42の回動により水平移動する水平ガイドと
これに従つて水平移動するアーチガイドとの間に
幾分余裕ができるため、水平ガイドの移動がその
まま全てアーチガイドに伝わることなく、よつ
て、アーチガイドが過剰に開くことなく、第1図
J〜Mの順序におけるより滑かなバンドの脱出を
可能にする。
尚、前述した水平ガイド36側壁に擺動杆41
の上端が固定され下端は連動杆44に連動するよ
う連動杆44の一端に嵌着し、連動杆44の他端
を擺動杆42の下端に回動自在に嵌着し、この擺
動杆44の上端が連結杆45を介してアーチガイ
ド33のバンド先端側近傍の外側壁に固定すると
共に、擺動杆42の側面に発条35の一端を当接
しこの発条35の他端を連動杆44と同期して擺
動する屈曲杆37に固着するよう設けた実施例の
場合には、(水平ガイド36を採用せずアーチガ
イドを一連一体に形成し前記水平ガイド36の側
壁に相当する位置に前述の擺動杆41を取り付け
た場合も同様に、)バンドは引き戻し時第1図に
おいてスライドテーブル21を中心に左右を入れ
替えたごとくバンド供給端側から順次バンド先端
側へとアーチガイドを開放しバンド供給路から脱
出し被梱包物の所定位置へ巻き付けられる。
〔発明の効果〕
以上のように、本発明は、本体上の被梱包物周
囲にループ状に梱包用バンドを配置するバンド供
給路を備え、本体内にバンド供給機構と、バンド
先端把持機構と、前記バンド供給路内のバンドを
引戻し、引締める機構と、バンド供給端側把持機
構と、バンド重合部溶着機構と、バンド供給端の
切断機構を備えて成る梱包機において 前記梱包機本体上に梱包用バンドより幾分幅広
の細長の板体を下向C字状に一連に成型して、そ
の幅方向一側縁をアーチ枠壁の内壁に固定して形
成したバンド走行板と、該バンド走行板にバンド
通過間隙を介して被蓋状に設けた一連の断面L字
形状のアーチガイドとから成り、発条を介して前
記アーチガイドをアーチ枠壁内方向に付勢すると
共に、アーチガイドの水平部を強制的に押拡する
ことにより、バンド走行板とアーチガイド間のバ
ンド通過許容間隙を簡単に高精度に製作すること
ができ、高速度梱包に際して、バンド供給路内へ
過剰に供給されたバンドの撓んだ部分がアーチガ
イドを押し開けて、バンド引戻し開始前にバンド
供給路から脱出するのを防止すると共に、バンド
引戻し時に、バンドをアーチ状のバンド供給路内
から順次脱出させて、脱出時のバンド反転、蛇行
を防ぎ被梱包物の所定位置にバンド掛けの行える
適確な引き戻しを可能にし、前記バンド走行板の
コーナー部に該部のアーチガイドに接触しない幅
から成る案内板をバンド走行板側縁に直角に取付
けることにより、バンド引戻しに際してアーチガ
イドの両端に位置する水平部を強制的に水平移動
させた時にバンドがアーチガイド内壁との静止摩
擦によつてアーチガイドと共に水平移動してしま
い。バンドの引き戻しが不可能となるという事態
を防止し迅速、的確なバンド引き戻しを可能にし
たものである。
又前記アーチガイドのバンド先端把持機構側を
水平に強制的に押拡すれば、アーチガイドに保持
されたバンドがその引締方向、すなわちバンド供
給側から順次脱出させられるので、バンド引締時
該バンドと被梱包物とが摩擦を起こして被梱包物
のとくにバンド先端側上方の角度が頻繁に損傷す
る不都合を解消することが可能で、とくに近年包
装材料として多用される発泡スチロール製の箱を
梱包するに際してもバンドと被梱包物とが引締時
に摩擦することがないため箱を損傷したりするこ
とがなく、充分な引締を行い確実に梱包すること
を可能としたものである。
そして、本発明によれば、アーチガイドを下向
きC字形状に一体成型できるので、連続する複数
のガイドを必要としていた従来のものに比べ製造
コストの低下及び製造工程の簡素化が可能とな
る。
また、本発明によれば、バンド走行板及びガイ
ドの材質は、従来のもののように可撓性材に限定
されないので、長期間に渡る頻繁な使用の結果、
バンド端縁との接触部分が摩耗したり、高温時の
使用により、変形することのないバンド案内装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本発明の実施例を示す図で、
第1図は本発明のバンド案内装置の全体を示す
図、第2図は第1図B−B線要部断面図、第3図
は要部正面図、第4図は要部側面図、第5図A〜
C及び第6図はコーナー部でのバンド脱出および
通過の状態を示すもので、第5図A〜Cは第1図
C−C線断面図、第6図はバンド走行板のコーナ
ー部の部分拡大断面図である。第7図及び第8図
は、過去提案されたバンド案内装置を示す図で、
第7図は装置全体を示し、第8図は第7図のA−
A線断面図である。 21;スライドテーブル、24;プレス部材、
31;アーチ枠壁、32;バンド走行板、33;
アーチガイド、35;発条、37;屈曲杆、3
8,38;ロツド、39,39;発条、40,4
0;案内板、41,42;擺動杆、44;連動
杆、51,52;自在継手、54,55;コーナ
ー部、56;水平部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 本体上の被梱包物周囲にループ状に梱包用バ
    ンドを配置するバンド供給路を備え、本体内にバ
    ンド供給機構と、バンド先端把持機構と、前記バ
    ンド供給路内のバンドを引戻し、引締める機構
    と、バンド供給端側把持機構と、バンド重合部溶
    着機構と、バンド供給端の切断機構を備えて成る
    梱包機において 前記梱包機本体上に梱包用バンドより幾分幅広
    の細長の板体を下向C字状に一連に成型して、そ
    の幅方向一側縁をアーチ枠壁の内壁に固定して形
    成したバンド走行板と、該バンド走行板に平行に
    バンド通過間隙を介して被蓋状に設けた断面L字
    形状の一連のアーチガイドとから成り、発条を介
    して前記アーチガイドをアーチ枠壁内壁方向に付
    勢すると共に前記バンド走行板のコーナー部に該
    部のアーチガイドに接触しない幅から成る案内板
    をバンド走行板側縁に直角に取付け、前記アーチ
    ガイドの水平部を強制的に押拡することを特徴と
    する梱包機におけるバンド案内装置。 2 前記アーチガイドのバンド先端把持機構側を
    水平に強制的に押拡することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の梱包機におけるバンド案内
    装置。
JP8290484A 1984-04-26 1984-04-26 梱包機におけるバンド案内装置 Granted JPS60228211A (ja)

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