JPS6344142B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6344142B2
JPS6344142B2 JP55011467A JP1146780A JPS6344142B2 JP S6344142 B2 JPS6344142 B2 JP S6344142B2 JP 55011467 A JP55011467 A JP 55011467A JP 1146780 A JP1146780 A JP 1146780A JP S6344142 B2 JPS6344142 B2 JP S6344142B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound represented
sulfonic acid
compound
protecting group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP55011467A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56110669A (en
Inventor
Yasuko Oosawa
Saburo Uchikuga
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sogo Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Sogo Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sogo Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Sogo Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP1146780A priority Critical patent/JPS56110669A/ja
Publication of JPS56110669A publication Critical patent/JPS56110669A/ja
Publication of JPS6344142B2 publication Critical patent/JPS6344142B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/55Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、文献未載の新規化合物であるアレテ
イン−S−スルホン酸、及びそれを製造するため
の方法に関する。
アレテイン−S−スルホン酸は式〔〕で示さ
れる化合物であつて、 NH2CH2CH2CONHCH2CH2SSO3H 〔〕 これは、有用乳酸菌であるラクトバチルス・ビ
ヒズス(Lactobacillus bifidus)を増殖促進せし
める物質(ビヒズス因子)として知られているパ
ンテテイン−S−スルホン酸、並びに、臨床医薬
として多用されているパンテテイン及びパンテチ
ン、の中間体ないし原料化合物として極めて有用
であり、文献未載の新規化合物である。
この化合物を製造するための方法も本発明に包
含され、この方法によれば、目的化合物であるア
レテイン−S−スルホン酸を高収率且つ高純度で
製造することができる。
本発明に係るアレテイン−S−スルホン酸の製
法は、エチレンイミンから得られる式〔〕で示
される2−アミノエタンチオール硫酸と、 NH2CH2CH2SSO3H 〔〕 β−アラニン化合物との脱水縮合によりペプチ
ド結合を形成させる反応を、その骨子とするもの
である。そして、このペプチド結合を形成させる
具体的な方法としては、次の(イ)〜(ハ)で示される方
法が挙げられる。
(イ) 式〔〕 NH2CH2CH2SSO3H 〔〕 で示される化合物と、式〔〕 (R1、R2は水素またはペプチド合成において
慣用されるアミノ基の保護基であるが、R1
R2が共に水素を表わすことはない。) で表わされる化合物とを、カルボジイミド化合
物及び/またはN−ヒドロキシ化合物の存在下
で反応させ、次いで、慣用手段による保護基の
離脱を行うことを特徴とする方法。
カルボジイミド化合物は、脱水剤として使用
すものであるが、特に、入手の容易性および反
応終了後、尿素化合物として容易に分離される
ことからジシクロヘキシルカルボジイミドが好
適である。
N−ヒドロキシ化合物は、反応促進剤として
使用するものであつて、広くN−ヒドロキシ化
合物が使用できるが、特に、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール、N−ヒドロキシサクシンイ
ミドが好適である。
(ロ) 式〔〕で示される化合物と、式〔〕 (R1、R2は前記と同じ、Xはハロゲン原子を
表わす) で表わされる化合物を、脱ハロゲン化水素剤の
存在下で反応させて、次いで慣用手段による保
護基の離脱を行うことを特徴とする方法。
化合物〔〕を製するには、アミノ基を保護
したβ−アラニンに塩化チオニルまたは五塩化
リンを作用させ酸クロライドを形成させるのが
好ましい。
使用する脱ハロゲン化水素剤としては、各種
のものが適宜使用できるが、特に、アルカリ金
属、アルカリ土類金属の酸化物が好適である。
(ハ) 式〔〕で示される化合物と、式〔〕 (R1、R2は前記と同じ、R3は低級アルキル基
を表わす) で表わされる化合物を反応させ、次いで、慣用
手段による保護基の離脱を行うことを特徴とす
る方法。
化合物〔〕を製するには、アミノ基を保護
したβ−アラニンに、クロル炭酸アルキル(ク
ロルギ酸アルキル)を作用させるのが一般的で
あり、なかでもクロル炭酸エチル(クロルギ酸
エチル)が好ましい。
これら(イ)〜(ハ)において使用する原料化合物であ
るβ−アラニン化合物(〔〕、〔〕、〔〕)は、
そのアミノ基を保護しておかないとこれ自体が反
応してしまい所期の目的が達成されないので、ア
ミノ基を保護しておくことが必要である。アミノ
基の保護は、ペプチド合成において広く用いられ
ている方法が適宜使用され、例えばアミノ基の保
護基としては、無水フタル酸とβ−アラニン化合
物のアミノ基とから形成されるフタリル基等が好
適である。
反応は、次のようにして行う。即ち、反応溶媒
としては、通常の脱水反応に用いられる有機溶媒
が広く使用でき、アミド系、ピリジン系、エーテ
ル系の溶媒が適宜使用できるが、とりわけ、たと
えばN,N−ジメチルホルムアミド、ピリジン、
テトラヒドロフラン等が好適であり、また水との
混合溶媒も使用できる。反応温度は室温またはそ
れ以下が好ましく、場合によつては、0℃付近、
又はそれ以下の、例えば−5℃以下にした方が良
い場合もある。
反応終了後、保護基を除去する必要があるが、
これも常法によつて行ない、例えばβ−アラニン
の保護基がフタリル基であれば、ヒドラジン分解
によつて保護基の離脱を行なつて、目的化合物で
あるアレテイン−S−スルホン酸を得ることがで
きる。
次に本発明の実施例を述べ、最後に、本発明に
係る化合物を出発原料としてビヒズス因子として
有用なパンテテイン−S−スルホン酸カルシウム
の製造を、参考例として記述する。
実施例 1 無水フタル酸とβ−アラニンから常法によりβ
−フタルイミドプロピオン酸を合成する。このよ
うにして得たβ−フタルイミドプロピオン酸43.8
g、2−アミノエタンチオール硫酸31.4g、ピリ
ジン300ml、水60mlを混合する。ピリジン100mlに
溶解した1−ヒドロキシベンゾトリアゾール27.0
gを加え、氷浴で10℃まで冷却する。ピリジン
100mlに溶解したジシクロヘキシルカルボジイミ
ド41.3gとピリジン100mlを加え、氷浴中で1時
間、その後室温に戻して一晩撹拌反応させる。
溶媒を減圧除去して、残渣に水200mlを加え、
析出する結晶を去する。液に残存するピリジ
ンと水との共沸により完全に除いたのち水200ml
を加え析出結晶を去する。液をエチルエーテ
ル50mlで2回抽出洗浄後、水層を減圧で濃縮乾固
する。残渣をエタノール400mlに溶解し、抱水ヒ
ドラジン(含有量90%)15.0gをエタノール100
mlに溶解したものを添加して、3時間還流させ
る。冷却後、析出している結晶を別し、水100
mlに溶解する。1N−HClをPH4まで添加し、析
出結晶を去する。液を減圧濃縮し、残渣にエ
タノールを添加すると白色結晶が析出する。これ
を過・乾燥すればアレテイン−S−スルホン酸
38.5g(収率84.2%)が得られる。このものは薄
層クロマトグラフイー(展開溶媒:水飽和n−ブ
タノール)で単一のスポツトを示し、元素分析す
れば次の通りである。
C H N S 計算値(%) 26.32 5.26 12.28 28.07 分析値(%) 26.18 5.31 12.18 27.98 実施例 2 β−フタルイミドプロピオン酸43.8g、2−ア
ミノエタンチオール硫酸31.4g、ピリジン400ml、
水60mlを混合する。氷浴で10℃まで冷却する。ピ
リジン100mlに溶解したジシクロヘキシルカルボ
ジイミド41.3gとピリジン100mlを加え、氷浴中
で1時間、その後室温で一晩撹拌反応させる。
溶媒を減圧除去して、残渣に水200mlを加え析
出する結晶を去する。液をエチルエーテル50
mlで2回抽出洗浄後、水層を減圧で濃縮乾固す
る。以下、実施例1と同様の操作を行えばアレテ
イン−S−スルホン酸の白色結晶32.0g(収率
70.1g)を得る。
このもののI.R.スペクトルは標準品のそれと一
致し、薄層クロマトグラフイーでも単一のスポツ
トを、標準品と同一Rf値に示した。
実施例 3 β−フタルイミドプロピオン酸と塩化チオニー
ルから常法によりβ−フタルイミドプロピオン酸
クロライドを合成する。2−アミノエタンチオー
ル硫酸15.7gを水100mlに溶解し、酸化マグネシ
ウム8.1gを添加する。氷−食塩浴で液温を0℃
以下に保ちながら、ジオキサン180mlに溶解した
β−フタルイミドプロピオン酸クロライド23.8g
を滴下する。そのまま30分間撹拌を続ける。
反応液を濃縮乾固し、水100mlを添加する。不
溶分を別し、これを水300mlに加温溶解したの
ち冷去し、強酸性イオン交換樹脂(商品名:ダイ
ヤイオンSK1B〔H+〕)300mlに通液する。流出液
にピリジンを加えて中性にしたのち濃縮乾固す
る。残渣をエタノール150mlに溶解し、抱水ヒド
ラジン(含有量90%)7.5gをエタノール50mlに
溶解したものを添加して3時間還流する。冷却
後、析出している結晶を別し、水80mlに溶解す
る。1N−HClをPH4まで添加し、析出結晶を
去する。
液を濃縮し、残渣にエタノールを添加する
と、白色結晶が析出する。これを過乾燥すれ
ば、アレテイン−S−スルホン酸17.1g(収率
75.0%)を得る。このもののI.R.スペクトルは標
準品のそれと一致し、薄層クロマトグラフイーで
単一スポツトを標準品と同一Rf値に示した。
実施例 4 β−フタルイミドプロピオン酸11.0gをテトラ
ヒドロフラン100mlに溶解し、テトラヒドロフラ
ン20mlに溶解したトリエチルアミン5.1gを添加
する。氷−食塩浴で液温を−5℃以下に保ちなが
ら、テトラヒドロフラン30mlに溶解したクロル炭
酸エチル(クロルギ酸エチル)5.4gを滴下する。
そのまま10分間撹拌反応を続け、下式で表される
フタルイミドプルピオン酸と炭酸エチル(ギ酸エ
チル)からなる混合酸無水物(3−Phthalimido
propionic ethoxyformic anhydride)を得る。
得られた反応液に対し、N,N−ジメチルホル
ムアミド100mlに2−アミノエタンチオール硫酸
7.9gとトリエチルアミン5.1gを溶解したものを
液温を0℃以下に保ちながら滴下する。そのまま
1時間、撹拌反応を続ける。
不溶分を去し、液を濃縮する。残渣を水
100mlに溶解し、強酸性イオン交換樹脂(商品
名:ダイヤイオンSK1B〔H+〕)150mlに通液す
る。流出液にピリジンを加えて中和したのち濃縮
する。残渣をエタノール80mlに溶解し、エタノー
ル20mlに溶解した抱水ヒドラジン(含有量90%)
3.7gを添加する。3時間、還流させる。
冷却後、析出している結晶を別し、水60mlに
溶解する。1N−HClをPH4まで添加し、析出結
晶を去する。液を濃縮し、残渣にエタノール
を添加すると、白色結晶が析出する。これを過
乾燥すれと、アレテイン−S−スルホン酸8.8g
(収率77.2%)を得る。
このもののI.R.スペクトルは標準品のそれと一
致し、薄層クロマトグラフイーでも単一のスポツ
トを標準品と同一Rf値に示した。
参考例 金属ナトリウム1.1gを無水メタノール75mlに
溶解する。アレテイン−S−スルホン酸11.4gを
加え、40℃で1時間、撹拌する。
パントラクトン8.5gを添加し、還流下、20時
間、反応させる。
メタノールを減圧除去し、水に再溶解して、強
酸性イオン交換樹脂(商品名:ダイヤイオン
SK1B〔H+〕)100mlに通液する。流出液を水酸化
カルシウムで中和したのち、濃縮する。残渣をエ
タノール30mlに溶解し、イソプロパノール200ml
を加えて白色の油状物を析出沈殿させる。アルコ
ールをデカンテーシヨンにより除き、シリカゲル
クロマトグラフイーで精製する。減圧乾燥したの
ち、さらに五酸化リン上で一昼夜乾燥すればパン
テテイン−S−スルホン酸カルシウムの白色粉末
状結晶14.5g(収率75.6%)を得る。
このもののI.R.スペクトルは標準品のそれと一
致し、薄層クロマトグラフイーでも、単一スポツ
トを標準品と同一Rf値に示した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式〔〕で示される化合物、アレテイン−S
    −スルホン酸 NH2CH2CH2CONHCH2CH2SSO3H 〔〕 2 式〔〕 NH2CH2CH2SSO3H 〔〕 で示される化合物と、式〔〕 (R1、R2は水素またはペプチド合成において慣
    用されるアミノ基の保護基であるが、R1、R2
    共に水素を表わすことはない。) で示される化合物とを、カルボジイミド化合物及
    び/または、N−ヒドロキシ化合物の存在下で反
    応させ、次いで、慣用手段によつて保護基の離脱
    を行うことを特徴とする式〔〕で示される化合
    物、アレテイン−S−スルホン酸の製法。 3 式〔〕で示される化合物と、式〔〕 (R1、R2は前記と同じ、Xはハロゲン原子を表
    わす。) で示される化合物を、脱ハロゲン化水素剤の存在
    下で反応させ、次いで慣用手段によつて保護基の
    離脱を行うことを特徴とする式〔〕で示される
    化合物、アレテイン−S−スルホン酸の製法。 4 式〔〕で示される化合物と、式〔〕 (R1、R2は前記と同じ、R3は低級アルキル基を
    表わす。) で示される化合物を反応させ、次いで、慣用手段
    によつて保護基の離脱を行うことを特徴とする式
    〔〕で示される化合物、アレテイン−S−スル
    ホン酸の製法。
JP1146780A 1980-02-04 1980-02-04 Aletheine-s-sulfonic acid and its preparation Granted JPS56110669A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1146780A JPS56110669A (en) 1980-02-04 1980-02-04 Aletheine-s-sulfonic acid and its preparation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1146780A JPS56110669A (en) 1980-02-04 1980-02-04 Aletheine-s-sulfonic acid and its preparation

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56110669A JPS56110669A (en) 1981-09-01
JPS6344142B2 true JPS6344142B2 (ja) 1988-09-02

Family

ID=11778876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1146780A Granted JPS56110669A (en) 1980-02-04 1980-02-04 Aletheine-s-sulfonic acid and its preparation

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS56110669A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56110669A (en) 1981-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6344142B2 (ja)
US5382689A (en) Process for preparation of bevantolol hydrochloride
US4076745A (en) Process for calcium salts α-ketocarboxylic acids
KR870001569B1 (ko) 피롤리딘 유도체의 제조방법
JPH078855B2 (ja) スルホニウム化合物
CA1296343C (en) [(2,2,2-trichloroethoxy)methoxy)]amine
US4515958A (en) Process for preparing 1-alkyl-5-mercaptotetrazoles
CA1083584A (en) Process for preparing n-chlorophthalimide
JP2815438B2 (ja) 1,2―ビス(ニコチンアミド)プロパンの精製方法
JPS6157537A (ja) クロロアラニンの精製法
JPS60252453A (ja) β−クロロアラニンの製造法
JPS6351146B2 (ja)
US3196144A (en) Process for purification of peptides
JPS6317869A (ja) 2−低級アルキル−4−アミノ−5−ホルミルピリミジンの製造法
JPH04312570A (ja) アミノ基が保護された4−ヒドロキシプロリン又は4−ヒドロキシプロリン誘導体の製造法
JPH01294690A (ja) α−アスパルチルフェニルアラニン誘導体の製造法
JPS6270344A (ja) ニトロフエノキシアミン類の製造方法
JPS6411019B2 (ja)
JPH04297450A (ja) チオリンゴ酸の製造方法
JPS6342613B2 (ja)
JPS626713B2 (ja)
EP0497065A1 (fr) Procédé industriel de préparation de dérivés phosphoniques de vinblastine
JPH058704B2 (ja)
JPH0248544B2 (ja)
JPS621948B2 (ja)