JPS6344128Y2 - - Google Patents

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JPS6344128Y2
JPS6344128Y2 JP17367582U JP17367582U JPS6344128Y2 JP S6344128 Y2 JPS6344128 Y2 JP S6344128Y2 JP 17367582 U JP17367582 U JP 17367582U JP 17367582 U JP17367582 U JP 17367582U JP S6344128 Y2 JPS6344128 Y2 JP S6344128Y2
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tank
chemical liquid
chemical
tanks
air
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JP17367582U
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JPS5979267U (ja
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  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は農作業車に搭載して土壌中の病虫害の
駆除予防などを行う散布薬液を貯留する防除タン
ク装置に関するものであり、防除用薬液タンクを
複数機体に装備する構造において、薬液タンクの
上部に該タンク内壁と一体的に空気流通路を形成
し、該流通路を介し各タンク間を連通させて各タ
ンク内の空気圧を均等とさせることにより、それ
ぞれ高さの異なる薬液タンクを薬液連通状態とさ
せて一体のタンクとして使用する場合などに、各
タンクにそれぞれブリーザを設けしかもこれらの
ブリーザ設定高さをタンク高さ最高位のものに合
致させる煩らわしさを解消させて、最高位のタン
クに例えば一つのブリーザを設ける極めて簡単な
構成手段のものによつて、均一に各タンク内に空
気を吸込み或いはタンク内より空気を吐出させて
各タンクの薬液を均等且つ良好に吸液散布させる
ことを可能とし得、そのうえ各タンクに設ける空
気流通路もタンク外側などに突出させることな
く、例えばタンク成形時に内壁に一体形成し得
て、構造コンパクトにして安価に製作し得極めて
経済的な農作業車の防除タンク装置を提供しよう
とするものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳述
する。第1図は高架形管理作業車の全体側面図、
第2図は同平面図であり、同図中1,2は断面四
角形状の前後車体フレーム、3は前記後車体フレ
ーム2に後端側を固定する胴部車体フレーム、4
は前記胴部車体フレーム3の前端側を前車体フレ
ーム1に揺動自在に取付連結する回動支点ピン、
5a,5bは前車体フレーム1の両端に位置決め
ピン6,6を介して摺動着脱可能に取付ける前ア
クスルケース、7,7はアクスルケース5a,5
bに水平回転自在に支持させる前アクスルフレー
ム、8a,8bは左右の前アクスルフレーム7,
7の下端部に軸架させる走行用前車輪、9a,9
bは前アクスルケース5a,5bに一体的に組込
む前車輪駆動用の油圧モータ、10a,10bは
後車体フレーム2の両端に位置決めピン11,1
1を介し摺動着脱可能に取付ける左右の後アクス
ルケース、12a,12bは後アクスルケース1
0a,10bの下方に後アクスルフレーム13,
13を介し軸架させる走行用後車輪、14a,1
4bは後アクスルケース10a,10bに一体的
に組込む後車輪駆動用の油圧モータ、15は前記
胴部車体フレーム3左側の前後輪8a,12a間
略中央にエンジン16を搭載するエンジン部、1
7は前記胴部車体フレーム3右側の前後輪8b,
12b間略中央に運転フレーム18を固定させて
運転席19及び操向用ハンドル20などを装備す
る運転操作部、21は前記運転席19の下体に装
備するバツテリ収納室、22は前記運転操作部1
7を保護する安全フレーム、23は胴部車体フレ
ーム3の前部中央に搭載して前記エンジン17に
入力軸を駆動連結させるPTOミツシヨンケース、
24,25は前記ミツシヨンケース23に連動連
結する左列及び右列の油圧モータ9a,14a,
9b,14b作動のための二つの可変容量形油圧
ポンプ、26は前記油圧ポンプ24,25に近接
させて設けるチヤージポンプ、27は前記ミツシ
ヨンケース23のPTO出力軸28に着脱且つ方
向自在に連結させるPTO後部伝達用ハウジング、
29は前記油圧ポンプ24,25に連結して走行
変速操作を行う変速レバー、30は前記ミツシヨ
ンケース23に連結させるPTO変速レバー、3
1は後車体フレーム2の略中央に設ける作業機昇
降用の油圧昇降機、32はロアーリンク33及び
トツプリンク34を介して機体後方に牽引させる
薬液散布用作業機つまり防除機、35は前記防除
機32の薬液ポンプ36及び噴霧管37などを装
備する防除機フレーム、38は前記フレーム35
を支える脚フレーム、39は前記噴霧管37を折
畳み可能に支持するブームであり、通常の路上走
行時においては前記噴霧器37の左右両側を機体
側方に沿わせる如く折畳み操作する一方、タバコ
栽培畝或いは茶栽培畝などを跨いでの噴霧作業時
には前記噴霧管37を機体外側に水平状に拡張さ
せて、その機体走行時本機に搭載する防除タンク
40,41内の薬液を薬液ポンプ36及び噴霧管
37を介し多数の噴霧ノズル42より圃場に均一
散布させるように構成している。
第3図にも示す如く、前記防除タンク40,4
1は機体の前後に分離させて配設するもので、前
記胴部車体フレーム3に前後支持フレーム43,
44を介し前部防除タンク40を配設すると共
に、前記フレーム3後端に固設するタンク載置台
45にターンバツクル46付固定金具47を介し
て後部防除タンク41を装設し、これらタンク4
0,41間を薬液連通路である薬液連通管48を
介し接続させている。前部薬液タンク40は平面
T字状に形成し、前半の巾広部40aで機体前部
を覆いボンネツトを兼用させると共に、後半の巾
狭部40bを前記エンジン部15及び運転操作部
17間に配設させている。まま後部薬液タンク4
1は頭部中央に薬液供給口49を有する長方体形
状に形成して機体後部に横方向長さを大に配設
し、該タンク41の頭部高さを前部薬液タンク4
0より高位に形成する一方、前記連通管48の中
間に開閉弁50を介設させ、該弁50を閉操作し
て後部薬液タンク41に水と薬剤とを投入して一
定濃度の薬液を調合貯留させると共に、前記開閉
弁50を開操作してこの後部薬液タンク41の貯
留薬液を前部薬液タンク40に連通管48を介し
送液させて前部薬液タンク40へ適宜薬液供給を
行うように構成している。そしてこれら前部及び
後部薬液タンク40,41によつて機体の前後バ
ランスを良好とさせ、前後車輪8a,8b,12
a,12bのタンク分担荷重を均等とさせるよう
に構成したものである。
また第5図にも示す如く、前記後部薬液タンク
41の底部両端にはタンク底壁を下方に隆起させ
た膨出部51a,51bを突出させ、これら膨出
部51a,51b間を薬液連通管52で接続させ
ると共に、一側の膨出部51a前面に余水口53
を、また他側の膨出部51b前及び後面に前記連
通管48を接続させる連通口54及び前記薬液ポ
ンプ36との連結ホース55を接続させるポンプ
用吸入口56を開設し、これら左右の膨出部51
a,51bによつてポンプ容量を有効に拡大させ
るように構成している。
さらに後部薬液タンク41内の左右中央には下
方に薬液連通口57を有する中央仕切板58を介
設させて、タンク41内の薬液をこの仕切板58
によつて区画して貯留するように設け、機体の左
右傾斜時薬液の液面が大きく移動するのを防止さ
せて液面の一体変動によつて機体の左右バランス
が不安定となるのを解消させるように構成してい
る。
一方、前記薬液ポンプ36と複数の噴霧管37
との送液ホース59途中に介設するヘツダー60
を後部薬液タンク41の前面部に一体固設させる
もので、前記ヘツダー60はノズル42つまり各
噴霧管37の調圧弁61及び各開閉弁62を有
し、各開閉弁62を前記の各噴霧管37にそれぞ
れ送液ホース59aを介し接続させると共に、前
記調圧弁61を後部薬液タンク41の余水口53
に余液ホース63を介し接続させている。また、
前記ヘツダー60は各開閉弁64,65及び撹拌
ホース66,67を介し前部及び後部薬液タンク
40,41に連通させるもので、前部薬液タンク
40下面のホース取付口68に前記撹拌ホース6
6を、また後部薬液タンク41の連通口57に臨
ませる分配器69に前記撹拌ホース67をそれぞ
れ接続させて、前記ポンプ36からの高圧噴流に
よつてこれらタンク40,41内の薬液を適宜撹
拌させその薬液濃度を一定維持させるように構成
している。
ところで、第4図及び第6図に示す如く前記タ
ンク40,41は上下二つの貼り合せで構成する
もので、タンク上部体70,71の下縁に段付接
合部72,73を形成し、タンク下部体74,7
5の上縁に形成する折曲端面76,77を前記接
合部72,73の段付面72a,73aに固着さ
せてパーテイングラインを形成させると共に、前
記接合部72,73の覆板72b,73bに複数
開設させる取付孔78,79に前記固定金具47
の一端を掛止させるように構成している。
また、第3図及び第6図に示す如く前記薬液タ
ンク40中央の最上壁より後端の上壁にかけてタ
ンク内壁と一体的に空気流通路80を形成させる
もので、該液通路80の前部を流通孔81を介し
前記タンク40に連通させると共に、流通路80
後部の空気流通口82を後部薬液タンク41の上
部空気流通口83に透明ホース84を介し接続さ
せてこれらタンク40,41の最上位置間を連通
状態とさせて各タンク40,41内の空気圧を均
等とさせる一方、前記供給口49を閉塞する蓋8
5の空気孔86よりこれらタンク40,41内に
空気を吸込み或いはタンク40,41内より空気
を吐出させてこれらタンク40,41内の空気圧
を大気圧に維持させるように設けている。なお前
記透明ホース84は後部薬液タンク41の薬液の
液位が前部薬液タンク40の最上位置より上位に
ある場合には後部薬液タンク41内の液位と前記
ホース84内の液位とが同じ高さHとなつて、前
記薬液タンク41内の液面高さがホース84の液
面高さより感知できる所謂液量計87ともなるよ
うに構成したものである。
さらに、第7図にも示す如く前記噴霧管37は
ブーム39と一体的に機体の前部及び後部に取替
可能に設けたもので、前記防除機フレーム35の
後端及び左右の胴部連体フレーム3前端間を横架
させるフロントバンパー83にそれぞれヒツチブ
ラケツト89,90を固設させ、該ヒツチブラケ
ツト89,90に前記ブーム39の中央ブーム3
9aをヒツチピン91を介し着脱可能に連結支持
させるように設けて、作業中風を第7図仮想線矢
印方向の如く機体前方より受ける状態のとき前記
噴霧管37を機体後部の前記ヒツチブラケツト8
9に装着させると共に、同図実線矢印方向の如く
風を機体後方より受ける状態のとき前記噴霧管3
7を機体前部の前記ヒツチブラケツト90に装着
させて運転席19に薬液が及ぶのを回避させて作
業を行うように構成している。
本実施例は上記の如く構成するものにして、前
記前及び後部薬液タンク40,41に薬液を供給
する場合には、前記開閉弁50を閉操作した後後
部薬液タンク41に水を入れ満杯とし、而る後タ
ンク41の水量に対し規定の濃度となるだけの薬
剤を投入して均一濃度に混合する。そしてこのタ
ンク41に均一濃度の薬液が得られると前記開閉
弁50を開操作する。この結果薬液タンク41内
の薬液は前部薬液タンク40との液位差でもつて
前記連通管48を介し前部薬液タンク40に流入
し該タンク40が薬液で満杯状態となるまで供給
される。而して前部薬液タンク40が満杯となつ
た後後部薬液タンク41に前記タンク40に供給
しただけの不足容量の水を再び供給すると共にこ
れに適応する一定量の薬剤を投入して均一混合さ
せ、これらタンク40,41に規定の濃度の薬液
を略満杯状態に供給貯留させるものである。また
後部薬液タンク41の薬液を前部薬液タンク40
に供給時においては、該タンク40の背圧空気が
前記流通孔81及び流通路80及びビニールホー
ス84を介し後部薬液タンク41に逃げ、前部薬
液タンク40の良好な空気抜きを行う一方、これ
らタンク40,41を連通状態とさせての薬液散
布作業中前記タンク40内の薬液量が順次消費さ
れこのタンク40の空気圧が負圧状態となるとき
後部薬液タンク41から空気が流入してこのタン
クが流入してこのタンク40の空気圧が大気圧に
保たれる結果となり散布作業に支障を来たすこと
がない。
さらに、作業中風向きにより前記噴霧管37を
機体の前部或いは後部の何れか一方に適宜選択し
て装着させることができるものであるから、散布
した薬液が風力によつて運転席19にかかる不都
合が解消でき快適な作業が可能となる。
以上実施例からも明らかなように本考案は、防
除用薬液タンク40,41を複数機体に装備する
構造において、薬液タンク40の上部に該タンク
内壁と一体的に空気流通路80を形成し、該流通
路80を介し各タンク40,41間を連通させて
各タンク40,41内の空気圧を均等とさせるも
のであるから、それぞれ高さの異なる薬液タンク
40,41を薬液連通状態とさせて一体のタンク
として使用する場合などに各タンク40,41に
それぞれブリーザを設け、しかもこれらのブリー
ザ設置高さをタンク高さ最高位のものに合致させ
る煩らわしさ及び構造の複雑さを解消させて、例
えば最高位のタンク41に一つのブリーザを設け
る極めて簡単な構成手段のものによつて均一に各
タンク40,41内に空気を吸込み或いはタンク
40,41内より空気を吐出させて各タンク4
0,41内に薬液を良好に供給することができる
と共に各タンク40,41内の薬液を良好に散布
させることを可能にでき、そのうえタンク40に
設ける空気流通路80もタンク外側などに突出さ
せることなく例えばタンク成形時に内壁に同時一
体形成でき、構造コンパクトで安価に製作でき極
めて経済的であるなど顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものでさり、第
1図は全体の側面図、第2図は同平面図、第3図
は要部の拡大側面図、第4図は後部薬液タンクの
拡大正面説明図、第5図は薬液通路系統図、第6
図は前部薬液タンクの拡大正面説明図、第7図は
噴霧管を機体前部に装設した状態説明図である。 40,41……薬液タンク、80……空気流通
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 防除用薬液タンクを複数機体に装備する構造に
    おいて、薬液タンクの上部に該タンク内壁と一体
    的に空気流通路を形成し、該流通路を介し各タン
    ク間を連通させて各タンク内の空気圧を均等とさ
    せるように構成したことを特徴とする農作業車の
    防除タンク装置。
JP17367582U 1982-11-16 1982-11-16 農作業車の防除タンク装置 Granted JPS5979267U (ja)

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JP17367582U JPS5979267U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 農作業車の防除タンク装置

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JP17367582U JPS5979267U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 農作業車の防除タンク装置

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JPS5979267U JPS5979267U (ja) 1984-05-29
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JPS5979267U (ja) 1984-05-29

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