JPH027705Y2 - - Google Patents

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JPH027705Y2
JPH027705Y2 JP1983076503U JP7650383U JPH027705Y2 JP H027705 Y2 JPH027705 Y2 JP H027705Y2 JP 1983076503 U JP1983076503 U JP 1983076503U JP 7650383 U JP7650383 U JP 7650383U JP H027705 Y2 JPH027705 Y2 JP H027705Y2
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JP
Japan
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blazer
tank
fuel
sub
main
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JP1983076503U
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English (en)
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JPS59180920U (ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、トラクタ等の走行車輌の燃料タンク
装置に関する。
一般にトラクタは、圃場で長時間運転をしなけ
ればならないため、大容量の燃料タンクを必要と
するが、1個のタンクを大容量にできない場合
は、メイン燃料タンクとサブ燃料タンクとを備え
ることになる。
トラクタのボンネツトは主ボンネツトとその後
部の副ボンネツトとから成り、メインタンクを副
ボンネツト内に収めて、サブタンクを主ボンネツ
ト内のエンジン等の上方に配置している。このサ
ブタンクはメインタンクから離れた位置にあるた
め、傾斜地等で車体が傾くと、高位置のタンクか
ら低位置のタンクへ燃料が流動し、低位置のタン
クの上部に設けたブレザ孔から燃料が洩れること
がある。
本考案は、このような従来の問題点を解消し
て、大容量で且つ燃料洩れの生じない燃料タンク
装置を提供することを目的とするもので、その特
徴とするところは、搭載エンジン2を外包した主
ボンネツト15の後方に、内部にメイン燃料タン
ク18を配置した副ボンネツト17を連結した走
行車輌において、 前記主ボンネツト15の天蓋板12の下方にサ
ブ燃料タンク19を取付け、このサブ燃料タンク
19及び前記メイン燃料タンク18の夫々の最上
位置に略同一高さで上方に突設された注油口金4
2,31同志を連通パイプ34で連通させ、注油
口金31,42の一方にブレザ孔35を形成する
と共にこのブレザ孔35から他方のタンクの上方
を通つて遠方へブレザパイプ36を延設し、この
ブレザパイプ36の一部をブレザ孔35より高く
位置させた点にある。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図乃至第3図において、1は前内部のみを
示した農用トラクタで、エンジン2、クラツチハ
ウジング2及びミツシヨンケース4を直結して車
体5が形成されており、エンジン2から前方へ突
設されたフレーム6上にラジエータ7、エアーク
リーナ8及びバツテリ9等が搭載されている。
このフレーム6に立設された支持体(図示せ
ず)に天蓋板12が固着又は前後方向の水平軸廻
りに水平軸廻りに回動自在に装着され、天蓋板1
2の左右に側板13が係止され、且つそれらの前
方に前面グリル14を配置して、エンジン2及び
ラジエータ7等を外包する主ボンネツト15が形
成されている。
前記主ボンネツト15の後方には、ミツシヨン
ケース4から後上方へ傾斜配置されたハンドルス
テム16との間に副ボンネツト17が設けられて
おり、この副ボンネツト17内にメイン燃料タン
ク18が納められている。
19はサブ燃料タンクで、天蓋板12の下面に
取付けられたボツクス20内に納められていて、
エンジン2の略上方に位置しており、エンジン2
のバルブ調整時には着脱することができる。前記
ボツクス20は板金製でその上壁20aには左右
又は前後に突出したフランジが形成されていて、
天蓋板12の左右方向の補強をすべく架設された
アングル材21にボルト固定されている。
22,23,24は夫々車体5の右側に配置さ
れた燃料用の過器、供給ポンプ及び噴射ポンプ
であり、供給ポンプ23で過器22からホース
25を介して吸引した燃料をホース26を介して
噴射ポンプ24へ供給し、噴射ポンプ24から噴
射ノズル27を介してエンジン2の各シリンダ内
へ噴射するように構成されている。
前記メインタンク18は最上位置にキヤツプ3
0によつて閉鎖された注油口を有する注油口金3
1を有し、最下部に接続されたホース32を介し
て、過器22に燃料供給可能になつている。
サブタンク19は最上位置にキヤツプ41によ
つて閉鎖された注油口を有する注油口金42を有
し、最下部に接続されたホース43を介して、メ
インタンク18とは独立して過器22に燃料供
給可能になつている。
メインタンク18の注油口金31とサブタンク
19の注油口金42とは略同一高さであり、連通
パイプ34によつて互いに連通されている。この
連通パイプ34は各注油口金31,42の外周
面、特に前側又は後側に接続されている。
前記注油口金42の連通パイプ34接続位置よ
り上位にはブレザ孔35が開設され、このブレザ
孔35にブレザパイプ36が接続されている。ブ
レザパイプ36は注油口金42から注油口金31
の側方、即ち、メインタンク18の上方を通つて
その後方まで延設されており、その中途部は掛具
37を介して副ボンネツト17の上部に掛止され
ていて、ブレザ孔35より高位置にあり、ブレザ
パイプ36内に燃料が入つてきても外部へ流出す
るのを阻止することができ、その自由端36aは
メインタンク18の後下方に位置して、仮に燃料
が洩れても危険のないようにしている。
前記ブレザ孔35は注油口金42の横側の前後
方向中央に位置している。これはサブタンク19
に燃料が満タンに入れられて、その油面44が第
3図に示すようにブレザ孔35の近くまであると
き、トラクタ1が前下り又は前上りのどちらに傾
斜しても、ブレザ孔35から油面44までの最小
距離が同一になり、油面44と交差する位置まで
下らない状態となる。これに対し、ブレザ孔35
を前側Aに形成した場合、トラクタ1が前下り傾
斜(第3図破線で示す姿勢)したときに燃料洩れ
を生じ、ブレザ孔35を後側Bに形成した場合、
トラクタ1が前上り傾斜(第3図1点鎖線で示す
姿勢)したときに燃料洩れを生じる。従つてブレ
ザ孔35を真横に形成したほうが、ブレザ孔35
からの燃料洩れをより確実に防止できる。
45は噴射ポンプ24の噴射ノズル27から戻
る燃料及び空気を逃すために、メインタンク18
の上部に接続された空気抜き兼用の戻しパイプで
ある。
尚、前記各ホース25,26,32,38及び
パイプ34,36等はゴム管、金属管が使用でき
るが、柔軟性があり且つ強度の高い、コイルを巻
付けたゴム管を使用するのが好ましい。
前記実施例において、メインタンク18及びサ
ブタンク噴射ポンプは夫々別個に燃料を注入す
る。メインタンク18に燃料を注入していくと、
その内部の空気は連通パイプ34を介して注油口
金42に入つてからブレザパイプ36から外部へ
放出され、過器22の空気はホース43からサ
ブタンク19へ抜ける。サブタンク19から注入
した場合は、その内部の空気は直接ブレザパイプ
37から放出され、過器22の空気はホース3
2を通つてメインタンク18へ抜ける。
走行中にトラクタ1が前下り傾斜した場合、メ
インタンク18はサブタンク19より高位置とな
つて、その内部の燃料はサブタンク19内へ移動
しようとするが、連通パイプ34が閉鎖され空気
が入つてこないので、燃料の流動はない。(但し、
メインタンク18内の空気圧を低下させる燃料の
流出は生じる。)また、ブレザパイプ36はメイ
ンタンク18より高位置で固定されているので、
燃料洩れは生じない。
逆にトラクタ1が前上り傾斜した場合、サブタ
ンク19がメインタンク18よりも高位置となる
が、ブレザ孔35が最高位にあるため、燃料洩れ
は生じない。
従つて、サブタンク19の注油口金42はメイ
ンタンク18からより離れた前方側に位置するこ
とが好ましいが、第4図に示すように、サブタン
ク19の前上部に燃料が入らないようにすること
により、トラクタ1が前上り傾斜したときの油面
を、より確実にブレザ孔35を低くしておくこと
ができる。
尚、注油口金31をメインタンク18の後上部
に設けると共に、それにブレザ孔35を形成し、
ブレザパイプ36をそのブレザ孔35からサブタ
ンク19の上方を通して前下方へ延設しても良
い。即ち、ブレザパイプ36は一方のタンクの注
油口金から他方のタンクの上方を通つて遠方へ延
設され、その一部がブレザ孔35又は連通パイプ
34より高位置にあれば、トラクタ1が上下どち
らに傾斜しても燃料洩れが防止でき、且つブレザ
パイプ36内に燃料が少し入つてきてもタンク内
に戻すことができる。
以上詳述した本考案によれば、サブ燃料タンク
19及びメイン燃料タンク18の夫々の最上位置
に略同一高さで上方に突設された注油口金42,
31同志を連通パイプ34で連通させ、且つ注油
口金31,42の一方から他方のタンクの上方を
通つて遠方へ至るブレザパイプ36を延設し、こ
のブレザパイプ36の一部をブレザ孔35より高
位置としているので、大容量の燃料を貯蔵できる
と共に、走行中に車輌1が前下り或いは前上りに
傾斜して、ブレザ孔35を形成した注油口金3
1,42を有する燃料タンク18,19が他方の
燃料タンク18,19より高位置となつた場合
は、ブレザ孔35が高位置になるため該ブレザ孔
35からの燃料洩れが生じることはなく、逆に、
ブレザ孔35を形成した注油口金31,42を有
する燃料タンク18,19が他方より低位置とな
つた場合は、連通パイプ34がタンク内の燃料で
閉鎖されて両タンク18,19間の燃料の流動が
生じることがなく、このとき、メイン燃料タンク
18及びサブ燃料タンク19の両方に燃料が満タ
ンに入れられていても、ブレザパイプ36が高位
置に在る燃料タンクの上方に位置することより、
高位置の燃料タンクから低位置の燃料タンクへ多
少の燃料の流動があつても、ブレザ孔35からの
燃料洩れを確実に防止することができる。また、
ブレザパイプ36の一部がブレザ孔35より高位
置であることより、走行中に車体が上下に振動し
ても容易にブレザ孔35から燃料洩れが生じるこ
とはない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示してお
り、第1図は側面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図は注油口金の断面拡大図、第4図
は本考案の変形例を示す説明図である。 1……トラクタ、12……天蓋板、15……主
ボンネツト、17……副ボンネツト、18……メ
イン燃料タンク、19……サブ燃料タンク、22
……過器、31……注油口金、34……連通パ
イプ、35……ブレザ孔、36……ブレザパイ
プ、42……注油口金。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 搭載エンジン2を外包した主ボンネツト15の
    後方に、内部にメイン燃料タンク18を配置した
    副ボンネツト17を連結した走行車輌において、 前記主ボンネツト15の天蓋板12の下方にサ
    ブ燃料タンク19を取付け、このサブ燃料タンク
    19及び前記メイン燃料タンク18の夫々の最上
    位置に略同一高さで上方に突設された注油口金4
    2,31同志を連通パイプ34で連通させ、注油
    口金31,42の一方にブレザ孔35を形成する
    と共にこのブレザ孔35から他方のタンクの上方
    を通つて遠方へブレザパイプ36を延設し、この
    ブレザパイプ36の一部をブレザ孔35より高く
    位置させたことを特徴とする走行車輌の燃料タン
    ク装置。
JP7650383U 1983-05-20 1983-05-20 走行車輛の燃料タンク装置 Granted JPS59180920U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7650383U JPS59180920U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 走行車輛の燃料タンク装置

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JP7650383U JPS59180920U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 走行車輛の燃料タンク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59180920U JPS59180920U (ja) 1984-12-03
JPH027705Y2 true JPH027705Y2 (ja) 1990-02-23

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ID=30206547

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JP7650383U Granted JPS59180920U (ja) 1983-05-20 1983-05-20 走行車輛の燃料タンク装置

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JP (1) JPS59180920U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5865126U (ja) * 1981-10-29 1983-05-02 いすゞ自動車株式会社 自動車用燃料タンク装置

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JPS59180920U (ja) 1984-12-03

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