JPS6343831A - ハブ・クラツチ - Google Patents

ハブ・クラツチ

Info

Publication number
JPS6343831A
JPS6343831A JP18829586A JP18829586A JPS6343831A JP S6343831 A JPS6343831 A JP S6343831A JP 18829586 A JP18829586 A JP 18829586A JP 18829586 A JP18829586 A JP 18829586A JP S6343831 A JPS6343831 A JP S6343831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam
clutch
spline
cam member
drive gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18829586A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0417807B2 (ja
Inventor
Sakuo Kurihara
栗原 作雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GKN Driveline Japan Ltd
Original Assignee
Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tochigi Fuji Sangyo KK filed Critical Tochigi Fuji Sangyo KK
Priority to JP18829586A priority Critical patent/JPS6343831A/ja
Priority to DE19873726398 priority patent/DE3726398A1/de
Priority to FR8711427A priority patent/FR2602561B1/fr
Priority to AU76763/87A priority patent/AU609048B2/en
Priority to US07/084,082 priority patent/US4811824A/en
Publication of JPS6343831A publication Critical patent/JPS6343831A/ja
Priority to AU30759/89A priority patent/AU609258B2/en
Publication of JPH0417807B2 publication Critical patent/JPH0417807B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、四輪駆動のフリーホイール装置として用いら
れるハブ・クラッチに関する。
〔従来の技術〕
従来の自動フリーホイールハブ・クラッチ(以下、ハブ
・クラッチという)として、米国特許第4.327,8
21号に開示されたものがある。このハブ・クラッチは
ドライブシャフト外周に係合し、外周側にクラッチ用ス
プライン及び他のスプラインが形成されたドライブギヤ
と、ボデー内周のスプラインに軸方向スライド自在に係
合するとともに内周に前記クラッチ用スプラインとクラ
ッチ結合可能なスプラインを有したクラッチリングと、
クラッチキャンプ(蓋体)と前記クラッチリングとの間
に張設されクラッチリングを軸方向内方(タラソチオフ
方向)へ付勢するリターンスプリングと、クラッチリン
グの軸方向内側に隣接配置され内周で前記ドライブシャ
フト外周の他方のスプラインと軸方向移動自在に係合す
るとともに軸方向内側へ突出するV型突起及び前記V型
の先端外周上に形成され外径方向へ突出する突起(歯)
を有したカムフォロアと、前記カムフォロアの■型突起
が整合着座するV型溝状カム面を軸方向外側端部外同上
に有するとともに固定系(ロックナツト)に固定された
カムメンバーと、カムメンバー外径側に同軸状に回転可
能状態で配設され軸方向外側に略V型突状のカム面及び
前記カム面先端にカムストップを有した可動カムと、可
動カムを固定系との間で制動させるドラッグシュとから
成る。ドラッグシュの軸方向内側面とロックナツトの外
側面との摺動部にはスラストワッシャが配設され、リタ
ーンスプリングからクラッチリング、カムフォロア、可
動カム、ドラッグシュをへて伝えられた押圧力を支持す
るように構成されている。前記リターンスプリング軸方
向内側にはシフトスプリングが同軸状に配設され、シフ
トスプリングは、リングの外周に設けられた、クラッチ
キャンプとクラッチリング間に張設されている。前記ク
ラッチキャップとカムフォロアとは、摺動可能な状態で
面接触している。
以上の構成において、ドライブシャフトが回転を開始す
るとドライブギヤも一体的に回転し、前記他方のスプラ
インからカムフォロアへトルクが伝達される。カムメン
バーのV型溝状カム面に嵌入していたカムフォロアの■
型突起ば前記V型溝状カム面に沿って軸方向外方へ移動
し、前記V型溝を乗り越えると、今度は先端の突起が可
動カム(ドラッグシュによって回転を抑制されている)
の■型窩状のカム面に係合し、これに沿って軸方向外方
へ移動する。前記突起がV型溝を乗り越えた時点でドラ
イブギヤ外周のクラッチ用スプラインとクラッチリング
とはすでにクラッチ結合しているが、突起が可動カムの
突状カム面に沿って軸方向外方へ移動するにつれてロッ
クはさらに深くなりカムストップと係合したときロック
は完了する。このクラッチ結合状態の保持はドラッグシ
ュが可動カムを制動していることによって実現されてい
る。また、前記クラッチ用のスプライン及び他のスプラ
インはともにドライブシャフト上に軸方向移動可能な状
態で隣接配列されているが、クラッチ用スプライン(軸
方向外側に位置する)と前記クラッチキャップとの間に
張設されたシフトスプリングがこれらの軸方向外方への
変位を弾性的に抑制している。
また、クラッチ用スプラインとクラッチリングとが完全
に噛合した4WDモードにおいて、車両が前進、後退の
繰り返しを余儀なくされる走行条件下を走行する場合が
ある。この時に前進と後退とではドライブシャフトがこ
れまでの回転方向と逆方向へ回転するため、カムフォロ
アも逆方向へ回転し、カムフォロアのV型突起がカムメ
ンバーのV型溝状カム面の溝内へ落ち込む結果、リター
ンスプリングの拡張力によりクラッチリングが軸方向内
側に押圧されて、クラッチ用スプラインとクラッチリン
グとの噛合が解除される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記ハブ・クラッチにあっては、車両が
前進、後退を繰り返す場合にクラッチ用スプラインとク
ラッチリングとの噛合が一旦解除されてフリーポジショ
ンとなるため、種々の不都合を生じている。例えば、急
な登り坂を4 W Dで前進している途中車体が後方へ
少し下がったり、悪路で前方が行き止まりとなった場合
、Uターンをするためにハンドルを切り返し、前進後退
を繰り返す。すると、フリーポジション状態或いはクラ
ッチ用スプラインとクラッチリングとの噛合不良状態が
発生するため、非ロック或いは不完全ロック状態で発進
することになる。このような状況下では、最初他の駆動
輪だけによる2WDの状態で発進せざるを得ないことと
なり、雪道、泥道、その他のオフロード等々においては
とくにこれが致命的な欠陥となる。
また、使用条件によっては常に四輪駆動で用いる場合が
ある。このような場合に、ドラッグシュは固定側である
ボルトと常に摺動しているために、摩耗が促進され、ド
ラッグシュの耐久性が著しく低下するという問題があっ
た。
〔問題点を解決するための手段および作用〕本発明は、
上記に鑑みてなされたものであり、オートの四輪駆動時
に車体を前後移動させた場合にクラッチ用スプラインと
ドライブギヤとが一旦非噛合状態となることを防止して
、二輪駆動発進に伴う種々の不都合を解消し、又、長期
的四輪駆動で走行する際におこるトラソゲシュの耐久性
低下を防止するため、ホイールハブに固定され内周にス
プラインを有するとともに外側端面に開口部を有した筒
状のケースと、前記ケースの開口部に回動自在に装着さ
れるとともに軸方向内側から外側へ傾斜したカム面が形
成されたボス部を有したマニュアル操作用のノブと、ア
クスルシャフトの先端外周に固定され外周上にスプライ
ンを有したドライブギヤと、ドライブギヤ外周に軸方向
移動可能にスプライン係合し軸方向内側部に突状のカム
部を有するカム部材と、固定系によって回転を抑止され
るとともに前記カム部材のカム部と係合する溝状カム部
及び摩擦面を有したアウタブレーキと、前記アウタブレ
ーキの摩擦面と係合して制動力を発生させるブレーキ面
を有するとともに前記カム部材の突状カム部と係合する
溝状の第1のカム部と前記溝状の第1のカム部の両側に
連設された第2のカム部とを有したインナーブレーキと
、前記ケース内周のスプラインにスライド移動自在に支
持され軸方向外方へ変位したとき前記ドライブギヤ外周
のスプラインとクラッチ結合するクラッチリングと、前
記カム部材と前記ドライブギヤ外周の段部との間に張設
されて前記カム部材を軸方向内方へ押圧するリターンス
プリングと、前記カム部材の軸方向外側面と摺動的に接
触するとともに前記ノブのカム面と係合可能な爪部を有
したリテーナと、前記リテーナと前記クラッチリングと
の間に張設されて前記リテーナをカム部材に圧接させる
シフトスプリングとを有し、前記ノブをオートポジョン
にセットしたとき前記リテーナの爪部は前記ノブのボス
部のカム面と非保合状態となり、前記ノブをマニュアル
ロック方向へ回動させたとき前記爪部は軸方向内側から
前記ノブのカム面に進入するとともに、前記カム面に沿
って軸方向外側へ移動してロックポジションに達し、前
記爪部が前記ロックポジションにあるとき前記リテーナ
は前記クラッチリング及びカム部材を軸方向外側へ位置
させているようにしたハブ・クラッチを提供するもので
ある。
〔実施例〕
以下、図面に基づいて本発明によるハブ・クラッチにつ
いて詳細に説明する。
第1図乃至第4図(a) (b)は本発明の一実施例で
あり、このハブ・クラッチはアクスルシャフト1先端外
周上に固定的にスプライン結合され外周上にクラッチ結
合用の第1のスプライン2aと第2のスプライン部2b
とを有したドライブギヤ2と、第2のスプライン部2b
に軸方向移動自在にスプライン結合されるとともに軸方
向内側端縁に■突型のカム部4aが突出形成されたカム
部材4と、固定系(スピンドル5aと、ロックナツト5
b等から成る)によって回転を抑止されカム部材4のカ
ム部4aの外径側肉厚部分が嵌合するV溝型のカム部7
aを軸方向外側端縁に複数個有したアウタブレーキ8と
、軸方向外側端縁にカム部4aの内径側肉厚部分が嵌合
するV型溝状の第1のカム部9aと第1のカム部9aの
両側に位置する第2のカム部9bとを有するとともに軸
方向内側外周面が摩擦板10を介してアウタブレーキ8
の軸方向外側面と摺動して所要の制動力を発生するイン
ナーブレーキ9と、アウタブレーキ8とインナーブレー
キ9との間に配設されて制動力を発生する摩擦板10と
、図示せぬホイールハブにポル)20によって固定され
内周面にスプライン22を有するとともに端面が開口部
23となっているケース24と、外周にケース24のス
プライン部22と軸方向移動自在に係合するスプライン
25aを有するとともに内周にドライブギヤの第1のス
プライン2aとクラッチオンオフするスプライン25b
を有するリングクラッチ25と、スプライン22によっ
て回転を抑止されたリテーナアーム26a及びリテーナ
アーム26aの軸方向内側に内径方向への屈曲部26b
を有したリテーナ26と、カム部材4内径部に接触して
リテーナの屈曲部26b内周面を支承するスプリングホ
ルダ4b(スプリングホルダ4bは屈曲部26bの軸方
向外側面よりも軸方向外側に突出してその端面でリター
ンスプリングに保合するように寸法設定するのが好まし
い)と、ドライブギヤ2外周に刻設された第1のスプラ
イン2aを有する段部3Cとスプリングホルダ4bの端
面(リテーナの端面を含む)との間に張設されたリター
ンスプリング27と、リテーナの屈曲部26bとリング
クラッチ25の軸方向内側壁面間に張設されリングクラ
ッチ25を軸方向外方へ付勢するシフトスプリング28
とから成る。ケース24の開口部23にはノブ30が手
動によって回動可能に取り付けられ、ノブ30の内側中
央部には突出部31が形成されている。ドライブギヤ2
の先端はアクスルシャフト1の先端より突出しており、
ドライブギヤ2の先端内周とノブの突出部31との間に
は軸受29が取り付けられている。
軸受29は内径部を突出部31の段部31aにより係止
され、外径部をドライブギヤ2の内径側段部によって係
止されることによって軸方向への抜は落ちを防止されて
いる。符号3は、突起部3aを有するとともにドライブ
ギヤ外同上に一体的に設けられたリリースプレートであ
り、インナーブレーキ9内側の突起9dと係合可能な位
置関係を有している。リリースプレート3は、第1図の
ようにドライブギヤ2と別体の物をスプライン係合させ
てサークリップで固定しても、或いは一体化させてもよ
い。
リテーナ26のリテーナアーム26aの軸方向外側端部
は、第1図、第5図に示すように、内径側へ折曲げられ
て爪部26cとなっている。ノブ30は突出部31の外
径側にボス部32を有し、ボス部32の外周面上にはカ
ム面32aが形成されている。このカム面32aは、軸
方向内側から外側へ連続的に傾斜した面であり、リテー
ナ26の爪部26cが係合可能に構成されている。カム
面32aの軸方向内側は爪部26cの進入離脱が可能と
なるように開放され、カム面32aの軸方向外側にはロ
ックポジションとしての凹所32bが形成されている。
第4図fa)はノブ30をオート状態に七ソトシた時に
おけるロック状態を、第4図(b)はノブ30をマニュ
アル操作でロックにセットした状態を示し、ノブ30の
回動操作によってリテーナ26の爪部26cがカム面3
2aに沿って軸方向内方へ移動して爪部26Cがカム面
32aと非保合状態となったときにはオート状態となり
、爪部26cがカム面に沿って軸方向外方へ移動してロ
ックポジション32bにロックされたときにマニュアル
ロック状態となる。
以上の構成において、ノブ30の回動操作によってリテ
ーナ26の爪部26Cがカム面32aに沿って軸方向内
方へ移動して爪部26cがカム面32aと非係合状態と
なったオート状態について、第1図、第2図(alに示
すクラッチオフ状態から第2図(b)及び第4図fa)
に示すクラッチオフ状態に移行する場合の操作について
説明する。まず、アクスルシャフト1にエンジンからの
駆動力が伝達されるとドライブギヤ2とカム部材4が一
体回転を開始する。
このときカム部材4はインナーブレーキ9を軸方向内方
へ押圧するため、インナーブレーキ9がアウタブレーキ
8との間で摩擦板10を圧着させて、クラッチリング9
を制動させる。クラッチオフ状態においてカム部材4の
カム部4aはアウタブレーキ8の溝状カム部7a及びイ
ンナーブレーキ9の第1のカム部りa内に同時に嵌入保
合しているが、アクスルシャツl−1の回転によってカ
ム部材4が回転を開始すると各カム面に生ずる軸方向外
方へのスラス)・力によってカム部4aは各カム部7a
及び9aの各カム面に沿って軸方向外側へ変位する。カ
ム部4aは溝状カム部7a、9aを乗り越えると次に、
インナーブレーキの第2のカム部9bに乗り上げてこれ
に沿って軸方向外方へ変位する。カム部材4の軸方向移
動によってリターンスプリング27がたわめられると、
リングクラッチ25はシフトスプリング28によって軸
方向外方へ変位し、スプライン25aとスプライン2a
とが完全に噛合する(第2図(b)、第4図(a))。
こうして完全なクラッチオフ状態になると、ドライブギ
ヤ外周のリリースプレート3はインナ−ブレーキ9内周
の突起9dと係合してカム部材の軸方向変位を停止する
とともにインナーブレーキ9を直接に回すことにより回
転トルクを伝達する。
次に、四輪駆動状態から二輪駆動状態にする場合は、ア
クスルシャフト1への駆動力の伝達を遮断してから車体
を今までの進行方向と逆方向にわずかに移動させること
により、リターンスプリング27の拡開力によってカム
部材4のカム部4aがカム部9bに沿って軸方向内方へ
変位し、最後にはアウタブレーキ8のカム部7a及びイ
ンナーブレーキ9のカム部りa内に落込む。こうして、
クラッチオフ状態が実現される。カム部材4の軸方向内
方への変位の過程でクラッチリング25のスプライン2
5bはスプライン2aと噛合解除される。
次に、爪部26cがカム面に沿って軸方向外方へ移動し
てロックポジション32dにロックされたときに第4図
(b)のマニュアルロック状態となる。このマニュアル
ロック状態においては、ドライブギヤ2とクラッチリン
グ25とは完全な常時結合状態となるため車体の前進後
退の繰り返しが行われても、スプライン2aと25aと
が外れることがない。
従って、急坂等における発進においても、完全な四輪駆
動状態を維持し続けることができる。つまり、道路条件
に応じて、オートの四輪駆動で走行することと、マニュ
アルの完全四輪駆動走行とを選択することができるので
ある。また、例えば急坂発進の他にも、深い泥に車輪が
落込んだ際に、前後に車体を動かしながら脱出を図る場
合においては、オートの四輪駆動では先進後退のたびに
スプライン2a、25aが非噛合状態となって、駆動力
がホイールに伝達されない状態が発生し迅速な脱出が困
難となるが、ノブをロック状態にセットしておけば、こ
のような問題は生じない。
さらに、各スプライン2aと25aとが噛合う時にラチ
ェッティングを起して、スプライン部の摩耗を招来する
こともない。
また、マニュアルロック時にはリテーナの屈曲部26b
と係合するスプリングホルダ4bがリターンスプリング
27をたわめながら軸向外方へ移動させて、リターンス
プリング27の拡張力がカム部材4に入らなくなるため
、四輪駆動走行時においてインナーブレーキ9とアウタ
ブレーキ8とに対して圧着力を伴った摺動が加わること
がない。従って、ブレーキの耐久性を向上させることが
できる。
万が−、ブレキが耐久寿命を過ぎたり、壊れたりしても
、マニュアルによって2WDと4WDを切り換えること
ができる。
次に、第6図は本発明の他の実施例であり、前記第1の
実施例と同一の部分は同一の符号で表わし、重複した説
明は省略するが、ノブ3oの回動操作を直接指によって
行うのでなく、ドライバーを用いて行わせるように構成
した点において前記実施例とは相違している。具体的に
は、第1の実施例では指によってノブをマニュアル操作
しゃすくするためにノブ端面の凹所が必然的に深く形成
され、その結果ハブ・クラッチ全体の軸方向突出長さが
大きくなっていたが、第2の実施例ではドライバーの先
端を差し込む浅い溝34さえあれば操作上十分であるた
め、軸方向長さを短くすることができる。ノブの回動操
作に要する力の点でもドライバーによる方が楽であり作
業性がよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明のハブ・クラッチによれば、ノブを
オートポジョンにセットしたときリテーナの爪部は前記
ノブのボス部のカム面と非保合状態となり、前記ノブを
マニュアルロック方向へ回動させたとき前記爪部は軸方
向内側から前記ノブのカム面に進入するとともに、前記
カム面に沿って軸方向外側へ移動してロックポジション
に達し、前記爪部が前記ロックポジションにあるとき前
記リテーナは前記クラッチリング及びカム部材を軸方向
外側へ位置させているようにしたため、オートの四輪駆
動時に車体を前後移動させた場合にクラッチ用スプライ
ンとドライブギヤとが一旦非噛合状態となることを防止
して、駆動トルク伝達の遮断に基づく二輪駆動発進に伴
う種々の不都合を解消することができる。また、四輪駆
動時にブレーキの耐久性が向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体の構成説明図、第2図
fal (b)は各カム部の係合状態の説明図、第3図
はインナーブレーキとリリースプレートとの係合状態を
示す説明図、第4図(al及び(blはオートでロック
した状態及びマニュアルでロックした状態を示す説明図
、第5図はリテーナ及びノブの構成を示す斜視図、第6
図は本発明の他の実施例の構成説明図。 符号の説明 1・・・アクスルシャフト 2・・・ドライブギヤ2a
、  2b・・・スプライン部 3・・・リリースプレート  3a・・・突起部4・・
・カム部材     4a・・・カム部5a・・・スピ
ンドル   5b・・・ロックナツト7a・・・カム部
     8・・・アウタブレーキ9・・・インナーブ
レーキ 9a、9b・・・カム部9d・・・突起   
   10・・・摩擦板20・・・ボルト      
22・・・スプライン23・・・開口部 24・・・ケ
ース 25・・・リングクラッチ25a、25b・・・
スプライン 26・・・リテーナ26a・・・リテーナ
アーム  26b・・・屈曲部26C・・・爪部   
   27・・・リターンスプリング28・・・シフト
スプリング 29・・・軸受30・・・ノブ  31・
・・突出部  32・・・ボス部32a・・・カム面 
    32b・・・ロックポジション特許出願人  
栃木冨土産業株式会社 代理人 弁理士   松 原 伸 2 同 同  村木清司 同 同  上島淳− 第2図(a) 第2図(b) 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  ホィールハブに固定され内周にスプラインを有すると
    ともに外側端面に開口部を有した筒状のケースと、前記
    ケースの開口部に回動自在に装着されるとともに軸方向
    内側から外側へ傾斜したカム面が形成されたボス部を有
    したマニュアル操作用のノブと、アクスルシャフトの先
    端外周に固定され外周上にスプラインを有したドライブ
    ギヤと、ドライブギヤ外周に軸方向移動可能にスプライ
    ン係合し軸方向内側部に突状のカム部を有するカム部材
    と、固定系によって回転を抑止されるとともに前記カム
    部材のカム部と係合する溝状カム部及び摩擦面を有した
    アウタブレーキと、前記アウタブレーキの摩擦面と係合
    して制動力を発生させるブレーキ面を有するとともに前
    記カム部材の突状カム部と係合する溝状の第1のカム部
    と前記溝状の第1のカム部の両側に連設された第2のカ
    ム部を有したインナーブレーキと、前記ケース内周のス
    プラインにスライド移動自在に支持され軸方向外方へ変
    位したとき前記ドライブギヤ外周のスプラインとクラッ
    チ結合するクラッチリングと、前記カム部材と前記ドラ
    イブギヤ外周の段部との間に張設されて前記カム部材を
    軸方向内方へ押圧するリターンスプリングと、前記カム
    部材の軸方向外側面と摺動的に接触するとともに前記ノ
    ブのカム面と係合可能な爪部を有したリテーナと、前記
    リテーナと前記クラッチリングとの間に張設されて前記
    リテーナをカム部材に圧接させるシフトスプリングとを
    有したことを特徴とするハブ・クラッチ。
JP18829586A 1986-08-11 1986-08-11 ハブ・クラツチ Granted JPS6343831A (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18829586A JPS6343831A (ja) 1986-08-11 1986-08-11 ハブ・クラツチ
DE19873726398 DE3726398A1 (de) 1986-08-11 1987-08-07 Nabenkupplung
FR8711427A FR2602561B1 (fr) 1986-08-11 1987-08-11 Embrayage de moyeu, notamment pour vehicule a quatre roues motrices
AU76763/87A AU609048B2 (en) 1986-08-11 1987-08-11 Hub clutch
US07/084,082 US4811824A (en) 1986-08-11 1987-08-11 Hub clutch
AU30759/89A AU609258B2 (en) 1986-08-11 1989-02-24 Hub clutch

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18829586A JPS6343831A (ja) 1986-08-11 1986-08-11 ハブ・クラツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6343831A true JPS6343831A (ja) 1988-02-24
JPH0417807B2 JPH0417807B2 (ja) 1992-03-26

Family

ID=16221116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18829586A Granted JPS6343831A (ja) 1986-08-11 1986-08-11 ハブ・クラツチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6343831A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001107988A (ja) * 1999-10-14 2001-04-17 Koyo Seiko Co Ltd クラッチ装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0816310D0 (en) 2008-09-05 2008-10-15 Mtt Technologies Ltd Filter assembly
WO2016079494A2 (en) 2014-11-21 2016-05-26 Renishaw Plc Additive manufacturing apparatus and methods

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001107988A (ja) * 1999-10-14 2001-04-17 Koyo Seiko Co Ltd クラッチ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0417807B2 (ja) 1992-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU609048B2 (en) Hub clutch
US4352418A (en) Hub clutch
JP3572266B2 (ja) 不整地走行用の二駆四駆切換装置付き四輪駆動車
JPH0534267Y2 (ja)
US4368808A (en) Hub clutch
US3637243A (en) Freewheel lock mechanism
JPS6343831A (ja) ハブ・クラツチ
JPS636375B2 (ja)
JPH0428253Y2 (ja)
JPS6140602Y2 (ja)
US4685352A (en) Power distributing mechanism
JPS624256B2 (ja)
JPH0313060Y2 (ja)
JPH0415535Y2 (ja)
JPS6228510Y2 (ja)
JPS62198527A (ja) ハブクラツチ
JPH0645064Y2 (ja) ハブ・ロツク
JP2568194B2 (ja) ハブ・クラッチ
JPH0514899Y2 (ja)
JPS6328014Y2 (ja)
JPH0313061Y2 (ja)
JPS6143219B2 (ja)
JPS6111815B2 (ja)
JPS6053402A (ja) オ−トフリ−ホイ−ルハブ
JPH0431139Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees