JPH0313061Y2 - - Google Patents

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JPH0313061Y2
JPH0313061Y2 JP15174986U JP15174986U JPH0313061Y2 JP H0313061 Y2 JPH0313061 Y2 JP H0313061Y2 JP 15174986 U JP15174986 U JP 15174986U JP 15174986 U JP15174986 U JP 15174986U JP H0313061 Y2 JPH0313061 Y2 JP H0313061Y2
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cam
spline
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axially
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はフリーホイールハブクラツチにおい
て、軸方向長を増大させることなくアクスルシヤ
フトの位置決めをフリーハブ側で行うことができ
るハブ・クラツチに関する。
〔従来の技術〕
従来の自動フリーホイールハブクラツチ(以
下、ハブ・クラツチという)として、例えば第6
図に示したようなものがある。このハブ・クラツ
チはホイールハブに固定され内周にスプライン2
2を有した筒状のケース24と、アクスルシヤフ
ト1の先端外周に固定され外周上にスプライン3
aを有したドライブギヤ2と、ドライブギヤ2外
周に軸方向移動可能にスプライン係合したカム部
材4と、固定系(スピンドル5等)によつて回転
を抑止されるとともに前記カム部材4のカム部4
aと係合するカム部7a及び摩擦7bを有したブ
レーキ部材8と、前記ブレーキ部材8の摩擦面7
bと係合して制動力を発生させるブレーキ面を有
するとともに前記カム部材4と係合するカム部9
eを有したカムリング9と、前記ケース24内周
のスプライン22にスライド移動自在に支持され
軸方向外方へ変位したときドライブギヤ2外周の
スプライン3aとクラツチ結合するクラツチリン
グ25と、前記カム部材4と前記ドライブギヤ2
との間に張設されて前記カム部材を軸方向内方へ
押圧するリターンスプリング27と、前記カム部
材4と摺動的に接触するリテーナ26と、前記リ
テーナ26と前記クラツチリング25との間に張
設されて前記リテーナ26をカム部材4に圧接さ
せるシフトスプリング28と、前記ケース24の
内側端面から前記アクスルシヤフト1の軸方向外
側端面へ向けて一体的に突設された筒状のベアリ
ング支持部33と、前記アクスルシヤフトよりも
軸方向外側へ所定長さ突出したドライブギヤ2の
先端部内周3cと前記ベアリング支持部33の外
周面との間に配設されたボールベアリング29と
を有し、前記アクスルシヤフトは、車両の横Gな
どの外因により、軸方向に移動するが、その移動
を防止するため、軸方向外方への移動は、図示し
ないアクスルシヤフト1のフランジ部と、スピン
ドル5の端面との間にスラストワツシヤを配設し
て行い、また軸方向内方への動きはアクスルシヤ
フト1の外周(スピンドル5の端部)に溝1aを
刻設し、この溝1aにスナツプリング1bを嵌着
して、スナツプリング1bとスピンドル5の端面
との間にスラストワツシヤを配設して行う構造と
なつている。
以上の構成において、4WDにする場合は、ま
ず運転席の操作レバーによつて4輪走行モードを
セツトして、アクスルシヤフト1に駆動力を伝達
させる。アクスルシヤフトが回転を開始してカム
リング9からカム部材4へ駆動トルクが伝達され
ると、リターンスプリング27によつて軸方向内
方へ押圧されたカム部材4のカム部4aとカムリ
ングのカム部9dとの間に軸方向内方へスラスト
力が発生してカムリングをブレーキ部材8に押し
付け、カムリング9が摩擦制動される。このため
カムリングによつてカム部材4が軸方向外方へ押
圧されるとともに、シフトスプリング28を介し
てクラツチリング25も軸方向外方へ移動してド
ライブギヤ2外周のクラツチ用スプライン3aと
クラツチ結合する。この際、確実なクラツチ結合
を行うためには、ドライブギヤ3とクラツチリン
グ25とをセンタリングする必要がある。次に、
2WDにする場合はアクスルシヤフトに対する駆
動力の伝達を遮断して、上記と逆の操作を行わせ
ることによつて、ロツクの解除状態にすることが
できる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような構造にあつては、ド
ライブシヤフト1を軸方向位置決めするスナツプ
リング1bの溝1aが、ドライブギヤ2より内方
側に刻設されているため、ドライブシヤフト1の
強度が弱くなり、トルク伝達時にドライブシヤフ
ト1が溝1aの部分より破断してしまう恐れがあ
つた。そこで、アクスルシヤフトの強度低下を防
止するためには、アクスルシヤフト1の軸長を伸
ばして、位置決め用のスナツプリング1aをドラ
イブギヤ2の軸方向外側に設けることによつて可
能となるが、ドライブギヤ2とクラツチリング2
5との噛合を確実に行わせるためには、ドライブ
ギヤ2とクラツチリング25(ケース24)間に
センタリング部(ベアリング29)が必要となる
ため、単にアクスルシヤフト1を伸ばして強度低
下を防止すると、センタリング部が必然的に軸方
向外側に移動しなくてはならず、ハブ・クラツチ
全体の軸方向の長さが増大してしまうという問題
があつた。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案は上記に鑑みてなされたものであり、ア
クスルシヤフトの強度低下を防止し、しかも軸方
向の長さを増大させることなく、位置決め及びセ
ンタリングを行なうために、ホイールハブに固定
され内周にスプラインを有するとともに内側端面
から軸方向内側に突出したボス部を有した筒状の
ケースと、アクスルシヤフトの先端外周に固定さ
れ外周上にスプラインを有したドライブギヤと、
ドライブギヤ外周に軸方向移動可能にスプライン
係合し軸方向内側部に突状のカム部を有するとと
もに軸方向外側内径部に張出部を有したカム部材
と、固定系によつて回転を抑止されるとともに前
記カム部材のカム部と係合する溝状カム部及び摩
擦面を有したアウタブレーキと、前記アウタブレ
ーキの摩擦面と係合して制動力を発生させるブレ
ーキ面を有するとともに前記カム部材の突状カム
部と係合する溝状の第1のカム部と前記溝状の第
1のカム部の両側に連設された第2のカム部を有
したカムリングと、前記ケース内周にスプライン
にスライド移動自在に支持され軸方向外方へ変位
したとき前記ドライブギヤ外周のスプラインとク
ラツチ結合するクラツチリングと、前記カム部材
と前記ドライブギヤ外周の段部との間に張設され
て前記カム部材を軸方向内方へ押圧するリターン
スプリングと、前記カム部材の軸方向外側面と摺
動的に接触するリテーナと、前記リテーナと前記
クラツチリングとの間に張設されて前記リテーナ
をカム部材に圧接させるシフトスプリングと前記
ドライブギヤの先端内周面に位置決め部を設け、
この位置決め部と軸方向内側外周面で係合する一
方、軸方向外側外周面にベアリング支持面が設け
られ、ボルトによりアクスルシヤフトに固定され
た位置決め部材と、 前記ケースに設けられたボス部内周面と前記位
置決め部材のベアリング支持面との間に配設され
たベアリングとよりなるハブ・クラツチを提供す
るものである。
〔実施例〕
以下、本考案のハブ・クラツチについて詳細に
説明する。
第1図乃至第4図は本考案の一実施例であり、
このハブ・クラツチはアクスルシヤフト1先端外
周上に固定的にスプライン結合され外周上にクラ
ツチ結合用の第1のスプライン3aと第2のスプ
ライン部3bとを有したドライブギヤ2と、第2
のスプライン部3bに軸方向移動自在にスプライ
ン結合されるとともに軸方向内側縁にV突型のカ
ム部4aが突出形成されたカム部材4と、固定系
(スピンドル5と、ロツクナツト等から成る)に
よつて回転を抑止されカム部材4のカム部4aの
外径側肉厚部分が嵌合するV溝型のカム部7aを
軸方向外側端縁に複数個有したアウタブレーキ8
と、軸方向外側端縁にカム部4aの内径側肉厚部
分が嵌合するV型溝状の第1のカム部9aと第1
のカム部9aの両側に位置する第2のカム部9b
とを有するとともに軸方向内側外周面が摩擦板1
0を介してアウタブレーキ8軸方向外側面と摺動
して所要の制動力を発生するカムリング9と、ア
ウタブレーキ8とカムリング9との間に配設され
て制動力を発生する摩擦板10と、図示せぬホイ
ールハブにボルト20によつて固定され内周面に
スプライン22を有するとともに端面が開口部2
3となつているケース24と、外周にケース24
のスプライン部22と軸方向移動自在に係合する
スプライン25aを有するとともに内周にドライ
ブギヤの第1のスプライン3aとクラツチオンオ
フするスプライン25bを有するリングクラツチ
25と、スプライン22によつて回転を抑止され
たリテーナアーム26a及びリテーナアーム26
aの軸方向内側に内径方向への屈曲部26bを有
したリテーナ26と、カム部材4内径部に接触し
てリテーナの屈曲部26b内周面を支承するスプ
リングホルダ4b(スプリングホルダ4bは屈曲
部26bの軸方向外側面よりも軸方向外側に突出
してその端面でリターンスプリングに係合するよ
うに寸法設定するのが好ましい)と、ドライブギ
ヤ2外周の段部3cとスプリングホルダ4bの端
面(リテーナの端面を含む)との間に張設された
リターンスプリング27と、リテーナの屈曲部2
6bとリングクラツチ25の軸方向内側壁面間に
張設されリングクラツチ25を軸方向外方へ付勢
するシフトスプリング28とから成る。ケース2
4の開口部23には、ノブ30が手動によつて回
動可能に取り付けられ、ノブ30の内側には円盤
状のフランジ部31と、フランジ部31の外周端
から軸方向内方へ突出した後述するボス部32が
形成されている。ドライブギヤ2の先端2bはア
クスルシヤフト1の先端よりも僅かに突出してい
る。符号40は、アクスルシヤフト1の端面にボ
ルト41によつて固定された位置決め部材であ
り、この位置決め部材40は外周面に段差を有
し、大径の第1の段差40aでドライブギヤの先
端2bを固定的に支持する一方、小径の第2の段
差部40bの外周面ではボールベアリング29を
支持している。位置決め部材40の大径の第1の
段差40aによつて、ドライブギヤ2の先端2h
がセンタリングされ、ドライブギヤ2の後からド
ライブギヤ2に組付けられる他の部品の組付け時
のセンタリングが容易かつ正確化する。また、位
置決め部材40の小径の第2の段差部では、ベア
リング29を介してノブ30及びケース24(ク
ラツチリング25)をも同時にセンタリングして
いるため、ドライブギヤ2とクラツチリング25
との間の位置関係が正確なものとなる。特に、ド
ライブギヤ2とクラツチリング25との噛合が円
滑であることが、ハブ・クラツチの機能上最重要
であることからすれば、ドライブギヤ2側の各部
品と、ケース側の各部品を同時にセンタリングで
きる点において有利である。位置決め部材40と
アクスルシヤフト1の端面との間にはシム42を
配置してもよい。ベアリング29は内径部を位置
決め部材40の第2の段差部40bによつて支持
される一方、外径部でノブ30のボス部32の内
周面を回転自在に軸支している。ボルト41は、
アクスルシヤフト1の端面の螺子孔1aに螺着さ
れるとともに、その頭部がセンタリング部材40
の中央の凹部40cに入り込むことによつて軸方
向外方へ突出してノブ30と接することがないよ
うに構成されている。このため、ノブ30(ケー
ス24等)とアクスルシヤフト1との相対回転に
よつてボルトが緩められたり、必要以上に締め付
けられることが防止される。
符号2aは、ドライブギヤ外周の上に一体的に
設けられた突起部材であり、カムリング内側の突
起9dと係合可能な位置関係を有している。突起
部材2aは、第1図のようにドライブギヤ2と別
体の物をスプライン係合させてサークリツプで固
定してもよいし、或は一体化させてもよい。
ドライブギヤ2と固定系を構成するスピンドル
5との間には適正なスペースを設ける。即ち、符
号50はスラスト部材であり、このスラスト部材
50は、ドライブギヤ2及びアウタブレーキ8と
係合し、スピンドル5とは非係合である。
リテーナ26のリテーナアーム26aの軸方向
外側端部は、第1図に示すように、内径側へ折曲
げられて爪部26cとなつている。ノブ31は突
出部31の外径部にボス部32を有し、ボス部3
2の外周面上にはカム面32aが形成されてい
る。このカム面は軸方向内側から外側へ連続的に
傾斜した面であり、リテーナ26の爪部26cが
係合可能に構成されている。カム面の軸方向内側
は爪部26cの進入離脱が可能となるように開放
され、カム面の軸方向外側にはロツクポジシヨン
としての凹所が形成されている。ノブ30の回動
操作によつてリテーナ26の爪部26cがカム面
に沿つて軸方向内方へ移動して爪部26cがカム
面と非係合状態となつたときには第1図に示すよ
うにオート状態になり、爪部26cがカム面に沿
つて軸方向外方へ移動してロツクポジシヨンにロ
ツクされたときにマニユアルロツク状態となるよ
うに構成されている。
以上の構成において、ノブ30をオートの位置
にセツトしているときを、第2図a及び第3図に
示すクラツチオフ状態から第2図b及び第4図に
示すクラツチオン状態に移行する場合の操作につ
いて説明する。この時はノブ30の回動操作によ
つてリテーナ26の爪部26cがカム面に沿つて
軸方向内方へ移動して爪部26cがカム面と非係
合状態となつており、アクスルシヤフト1にエン
ジンからの駆動力が伝達されるとドライブギヤ2
とカム部材4が一体回転を開始する。このときカ
ム部材4はカムリング9を軸方向内方へ押圧する
ため、カムリング9がアウタブレーキ8との間で
摩擦板10を圧着させ、クラツチリング9を制動
させる。クラツチオフ状態においてカム部材4の
カム部4aはアウタブレーキ8の溝状カム部7a
及びカムリング9の第1のカム部9a内に同時に
嵌入係合しているが、アクスルシヤフト1の回転
によつてカム部材4が回転を開始すると各カム面
に生ずる軸方向外方へのスラスト力によつてカム
部4aは各カム部7a及び9aの各カム面にそつ
て軸方向外側へ変位する。カム部4aは溝状カム
部7a,9aを乗り越えると次に、カムリングの
第2のカム部9bに乗り上げてこれに沿つて軸方
向外方へ変位する。カム部材4の軸方向移動によ
つてリターンスプリング27がたわめられると、
リングクラツチ25はシフトスプリング28によ
つて軸方向外方へ変位し、スプライン25aとス
プライン3aとが完全に噛合する(第2図b、第
4図)こうして完全なクラツチオン状態になる
と、ドライブギヤ外周の突起部材2aはカムリン
グ9内周の突起9dと係合してカム部材の軸方向
変位を停止するとともにカムリング9を直接に回
すことにより回転トルクを伝達する。
次に四輪駆動状態から二輪駆動状態にする場合
は、アクスルシヤフト1への駆動力の伝達を遮断
してから車体をを今までの進行方向と逆方向にわ
ずかに移動させることにより、リターンスプリン
グ27の拡開力によつてカム部材4のカム部4a
がカム部9bに沿つて軸方向内方へ変位し、最後
にはアウタブレーキ8のカム部7a及びカムリン
グ9のカム部9a内に落込む。こうして、クラツ
チオフ状態が実現される。カム部材4の軸方向内
方へ変位の過程でクラツチリング25のスプライ
ン25bはスプライン3aと噛合解除される。
次に、爪部26cがカム面に沿つて軸方向外方
へ移動してロツクポジシヨンにロツクされたとき
にはマニユアルロツク状態となる。
また、この位置決め部材40によれば、従来の
ようにアクスルシヤフトの強度低下防止のため
に、その軸方向長を延ばす等の手当てを行つた場
合に生じる不都合、例えばドライブギヤ2とクラ
ツチリング25との間の位置決めのためのセンタ
リング部(第1図では位置決め部材40の大径の
段差部40aとドライブギヤ25の内径との摺動
部)が軸方向外側へ移動して、ハブ・クラツチ全
体の軸方向長の増大をもたらす、という問題の発
生を防ぐことができる。
位置決め部材40は、アクスルシヤフト1の位
置決めと、ドライブギヤ2とリングクラツチ25
とのセンタリング部材を兼ねており、位置決め部
材40外周と、操作ノブ30のボス部内周とによ
つてボールベアリング29を支持しているため、
このベアリング支持のための機構が軸方向長さを
増大させることはない。
また、アクスルシヤフトが横Gによつて軸方向
内側へ移動したときに生ずる同方向への押圧力
は、第1図に矢印で示すルートを通つて解消され
るため、位置決め部、即ちセンタリング部(スラ
スト部材50)での摺動がなくなり耐久性の向上
を図れる。
次に、第5図は本考案の第2の実施例であり、
第1図と同一の部分は同一の符号で表わし重複し
た説明は省略するが、このハブ・クラツチは第1
図のハブ・クラツチのようにマニユアルとオート
とを混合させたタイプではなく、完全なオートで
ある。このため、操作ノブは設けられておらず、
ケース24のボス部24aの内周面とセンタリン
グ部材40の外周面との間でベアリング29を支
持している構成において相違している。また、ス
ラスト部材も設けられていない。
このハブ・クラツチによる位置決め手順は、ア
クスルシヤフト→ボルト41→位置決め部材40
→ドライブギヤ2→リターンスプリング27→カ
ム部材4→アウタブレーキ8→スピンドル5の順
である。そして、アクスルシヤフトが軸方向内方
へ移動した場合に生じる同方向への押圧力は、矢
印で示すルートを経て解消されているため、位置
決め部(位置決め部材40外周とドライブギヤ2
との係合部)における摺動がなくなり、耐久性を
向上させることができる。
なお、実用新案登録請求の範囲においてケース
とは操作ノブを含む概念であり、従つて、同じく
実用新案登録請求の範囲においてボス部とはケー
スから直接突設されたボス部の他にも、操作ノブ
から突設されたボス部も含むものである。
〔考案の効果〕
以上のように本考案のハブ・クラツチによれ
ば、ドライブギヤの先端内周面に位置決め部を設
け、この位置決め部と軸方向内側外周面で係合
し、軸方向外側外周面とベアリング支持面が設け
られ、ボルトによつてアクスルシヤフトに固定さ
れた位置決め部材を設けるとともに、ボス部内周
面とベアリング支持面との間にベアリングを配設
したことによつて、アクスルシヤフトの強度の低
下防止のためにアクスルシヤフトの軸方向長さを
増大させる必要を無くなることができ、その結
果、装置のコンパクト化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の全体の構成説明
図、第2図a,bは各カム部の係合状態の説明
図、第3図及び第4図はクラツチオフ時及びオン
時におけるドライブギヤの突起とカムリングの突
起との係合状態の説明図、第5図は本考案の第2
の実施例の構成説明図、第6図は従来のハブ・ク
ラツチの構成説明図。 符号の説明、1……アクスルシヤフト、2……
ドライブギヤ、3a,3b……スプライン部、4
……カム部材、4a……カム部、7a……カム
部、8……アウタブレーキ、9……カムリング、
9a,9b……カム部、10……摩擦板、20…
…ボルト、22……スプライン、23……開口
部、24……ケース、24a……ボス部、25…
…リングクラツチ、25a,25b……スプライ
ン、26……リテーナ、26a……リテーナアー
ム、26b……屈曲部、26c……爪部、27…
…リターンスプリング、28……シフトスプリン
グ、29……軸受、30……ノブ、31……フラ
ンジ部、32……ボス部、40……センタリング
部材、41……ボルト、42……シム。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ホイールハブに固定され内周にスプラインを有
    するとともに内側端面から軸方向内側に突出した
    ボス部を有したケースと、アクスルシヤフトの先
    端外周に固定され外周上にスプラインを有したド
    ライブギヤと、ドライブギヤ外周に軸方向移動可
    能にスプライン係合し軸方向内側部に突状のカム
    部を有するとともに軸方向外側内径部に張出部を
    有したカム部材と、固定系によつて回転を抑止さ
    れるとともに前記カム部材のカム部と係合する溝
    状カム部及び摩擦面を有したアウタブレーキと、
    前記アウタブレーキの摩擦面と係合して制動力を
    発生させるブレーキ面を有するとともに前記カム
    部材の突状カム部と係合する溝状の第1のカム部
    と前記溝状の第1のカム部の両側に連設された第
    2のカム部を有したカムリングと、前記ケース内
    周のスプラインにスライド移動自在に支持され軸
    方向外方へ変位したとき前記ドライブギヤ外周の
    スプラインとクラツチ結合するクラツチリング
    と、前記カム部材と前記ドライブギヤ外周の段部
    との間に張設されて前記カム部材を軸方向内方へ
    押圧するリターンスプリングと、前記カム部材の
    軸方向外側面と摺動的に接触するリテーナと、前
    記リテーナと前記クラツチリングとの間に張設さ
    れて前記リテーナをカム部材に圧接させるシフト
    スプリングと、 前記ドライブギヤの先端内周面に位置決め部を
    設け、この位置決め部と軸方向内側外周面で係合
    する一方、軸方向外側外周面にベアリング支持面
    が設けられ、ボルトによりアクスルシヤフトに固
    定された位置決め部材と、 前記ケースに設けられたボス部内周面と前記位
    置決め部材のベアリング支持面との間に配設され
    たベアリングとよりなることを特徴とするハブ・
    クラツチ。
JP15174986U 1986-08-11 1986-10-02 Expired JPH0313061Y2 (ja)

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AU76763/87A AU609048B2 (en) 1986-08-11 1987-08-11 Hub clutch
US07/084,082 US4811824A (en) 1986-08-11 1987-08-11 Hub clutch
FR8711427A FR2602561B1 (fr) 1986-08-11 1987-08-11 Embrayage de moyeu, notamment pour vehicule a quatre roues motrices
AU30759/89A AU609258B2 (en) 1986-08-11 1989-02-24 Hub clutch

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JPS6357124U JPS6357124U (ja) 1988-04-16
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JPS6357124U (ja) 1988-04-16

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