JPS6343395Y2 - - Google Patents

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JPS6343395Y2
JPS6343395Y2 JP1982124096U JP12409682U JPS6343395Y2 JP S6343395 Y2 JPS6343395 Y2 JP S6343395Y2 JP 1982124096 U JP1982124096 U JP 1982124096U JP 12409682 U JP12409682 U JP 12409682U JP S6343395 Y2 JPS6343395 Y2 JP S6343395Y2
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JP
Japan
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fuel
chamber
lever
actuator
pressure
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JP1982124096U
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English (en)
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JPS5928667U (ja
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  • High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はプランジヤが回転及び往復動して燃
料を分配圧送する形式の分配型燃料噴射ポンプに
関するものである。
分配型燃料噴射ポンプにあつて、例えば実開昭
56−90427号公報にあつて、機関回転数と燃料噴
射量との特性線は、第5図に示すような特性で、
低回転域にあつては、アイドルスプリング、スタ
ートスプリングにて始動増量特性が現われるよう
になり、始動増量がなされ、容易に始動が行える
ように構成されている。
しかしながら、一担始動された後にあつても、
始動増量特性は、ある回転数以下になると、常に
働くために、第5図に示すように、アイドルレバ
ー位置(アイドリング時)からアクセルペダルを
フルロードレバー位置に移動すると、燃料が1か
ら2に急激に増量し、燃料過多となり、空燃比の
悪化から黒煙(スモーク)が発生するようにな
る。しかし、始動増量特性を排除することは、始
動性の悪化となり、問題が多く、黒煙の防止の有
効な解決手段とはならない。
したがつて、この考案においては、始動時の増
量特性を維持しつつ、始動後における黒煙の防止
を図ることを課題とするもので、その要旨は、往
復並びに回転運動するプランジヤによつて燃料の
吸入圧送と分配とを行なうと共に、機関回転に関
連して変化するチヤンバー内の燃料圧により噴射
時期を制御するようにした分配型燃料噴射ポンプ
において、スタートレバーに係合して燃料減方向
へ動かすストツプレバーを設け、往復並びに回転
運動するプランジヤ5によつて燃料の吸入圧送と
分配とを行なうと共に、機関回転に関連して変化
するチヤンバー3内の燃料圧により噴射時期を制
御するようにした分配型燃料噴射ポンプにおい
て、スタートレバー22に係合して燃料減方向へ
動かすストツプレバー36を設け、このストツプ
レバー36をアクチユエータ40の出力ロツド4
1に接続すると共に、このアクチユエータ40に
パイプ49を介して前記チヤンバー3内の燃料圧
を供給するようにしたことを特徴とする分配型燃
料噴射ポンプである。
従つて、始動時には、ストツプレバーは、スタ
ートレバーに係合していなく、スタートスプリン
グの張力によりスタート増量がなされ、所定の始
動増量が得られる。
始動後にあつて、エンジン吹上りに充分な回転
数となるとチヤンバー内の圧力も比例して増加し
てアクチユエータを介してストツプレバーを動か
し、スタートスプリングの働きをキヤンセルする
ようにして、始動増量特性をかなり回転数が低く
なるまで押えることができ、低回転域の燃料過多
による黒煙の発生の防止がはかられ、前記課題が
解決できるものである。
以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図乃至第4図において、燃料は機関駆動さ
れる送油ポンプ2によりポンプハウジング1内の
チヤンバー3へ供給される。そして、チヤンバー
3の内部圧力は周知の如く機関回転数に関連する
圧力制御弁により制御されるので、回転数の上昇
につれて内部圧力が比例して増加する。
ポンプハウジング1内に設けられた摺動孔4に
は、プランジヤ5が摺動自在に装着され、このプ
ランジヤ5は後述する手段で往復動と同時に回転
せしめられる。
即ち、駆動軸6とプランジヤ5の基部に固定し
たカムデイスク7とをドライビングデイスクを介
して回転方向に連結し、機関の気筒数に対応する
カム面を有するカムデイスク7のカム面をローラ
ホルダ8に保持されたローラ9にプランジヤスプ
リング10により押付けることにより、プランジ
ヤ4に燃料の吸入圧送のための往復動と、分配の
ための回転とを同時に行なわせている。
プランジヤ5が図で左行する吸入行程にある場
合は、チヤンバー3の燃料が供給通路11を介し
て吸入ポート12からプランジヤ5の頭部外周で
軸方向に形成した複数の吸入グループ13の一つ
を経てプランジヤ室14に供給される。
プランジヤ5が圧送行程に移動すると、吸入ポ
ート12と吸入グループ13とが切離され、プラ
ンジヤ室14内の燃料は圧縮され、プランジヤ5
内の縦孔19を経て分配ポート15から分配通路
16(円周方向に気筒数が設けられている)の一
つへ供給されて、送出弁17から図示しない噴射
ノズルへ送られ、気筒内へ噴射される。
また、プランジヤ5のチヤンバー3側に突出す
る部分には、コントロールスリーブ18が摺動自
在に嵌挿してあり、プランジヤ5の縦孔19と連
らなるカツトオフポート20がコントロールスリ
ーブ18の上縁から外れてチヤンバー3に開口す
ると、燃料がチヤンバー3に流出するので、送出
弁17への送出は停止され、噴射は終了する。従
つて、コントロールスリーブ18の位置調整によ
つて噴射終りが変わり、即ち噴射量を制御でき、
例えばコントロールスリーブ18を図で左方へ移
動すれば噴射量が減少する。
コントロールスリーブ18には、支軸21に中
間部を枢支されたスタートレバー22の一端部を
係合させてあり、該レバー22はスタートスプリ
ング34の弾力で支軸21を支点として反テンシ
ヨンレバー24方向へ変位され、その他端であつ
て反テンシヨンレバー側において遠心力調速機2
3と係合している。
テンシヨンレバー24には、遠心力調速機23
の作用方向と反対方向にガバナスプリング26及
びアイドルスプリング35を作用させてある。該
ガバナスプリング26はアクセルと連動するスピ
ードレバー25によつてスプリング力を調整され
る。
こうして、遠心力調速機23の作用力とガバナ
スプリング26の作用との釣合によつてテンシヨ
ンレバー24を位置制御し、スタートレバー22
を介してコントロールスリーブ18を位置調整し
ている。
また、前記スタートレバー22とテンシヨンレ
バー24の支軸21は、コレクタレバー28の下
端部に保持されており、コレクタレバー28は不
動の固定軸27に回動自在に枢支され、該下端部
にてスプリング29により図で時計方向に付勢さ
れ、上端部が調整杆(フルロードセツトスクリユ
ー)30の先端に当接している。従つて、調整杆
の軸方向位置を調整することにより、コレクタレ
バー姿勢を変化させて支軸21の位置を変え、フ
ルロード噴射量を任意に設定することができる。
前記ローラホルダ8は、プランジヤ5と同心に
回動可能に設けられ、レバー31を介して下記す
る噴射時期調整装置33のピストン(図示せず)
に係合している。
噴射時期調整装置33は、燃料圧との関連にお
けるピストンの位置にしたがつてレバー31を介
してローラホルダ8の円周方向位置が決定されて
いる。そして、このローラホルダ8の円周方向位
置の変化により、ローラ9とカムデイスク7のカ
ム面との接触位置が変わり、駆動軸6の周方向の
位相が前記接触位置にしたがつてプランジヤ7の
作動位置との相対的な変化が生じ、駆動軸の回転
に対し噴射時期を変化させることができる。
ストツプレバー36は、ポンプハウジング1に
回動自在に装着された回転軸37に取付けられ、
該ストツプレバー36の先端は、前記したスター
トレバー22の遠心力調速機23側に配され、ス
トツプレバー36の回転軸37に巻装の戻しスプ
リング38で遠心力調速機23側に付勢されてい
る。
ストツプレバー36の回転軸37には、レバー
39が固着され、このレバー39に下記するアク
チユエータ40の出力ロツド41が固着されてい
る。アクチユエータ40は、シリンダ42内にピ
ストン43が配されると共に、ピストン43で区
切られる一方側の室44a内にスプリング45が
配され、該スプリング45でピストン43は押圧
され、ピストン43の反出力ロツド側の小径の弁
46がポンプチヤンバー3内の圧力が導かれる孔
47に押し付けられて、該47を閉じており、し
たがつて、ピストン43に固着の出力ロツド41
のキヤツプ48からの露呈長は最も短くなつてい
る。
孔47にパイプ49を介して導かれるチヤンバ
ー内の燃料は、まず受圧面積の少ない弁46を押
圧し、開弁圧となると、弁46は開かれ、燃料は
孔47から他方の室44b内に流入し、受圧面積
の大きいピストン43を押圧するようになり、受
圧面積の相違からピストン43はスプリング45
に抗して最大に変位される。したがつて、出力ロ
ツド41からの位置変化量が回転軸37のレバー
39に伝えられ、レバー39を回転させ、ストツ
プレバー36をスタートレバー方向へ変位させる
ことができる。
上述の構成において、エンジン始動時には、ポ
ンプもセルモータで回転され、プランジヤ5が回
転されると共に、カムデイスク7とローラ9によ
つて軸方向へ変位されて、燃料を吸入、加圧して
送出弁17から噴射弁に送り出している。その際
のチヤンバー3内の圧力は、低くほぼ大気圧ほど
で、アクチユエータ40は不作動であり、スター
トレバー22はスタートスプリング34にて押圧
されて最大に燃料増方向に変位され、始動増量特
性が与えられている。
エンジンの始動が完了し、エンジンが吹上るよ
うになると、ベーンポンプ2の回転数も増加し
て、チヤンバー3内の圧力がアクチユエータ40
にも導かれ、弁46は、所定の回転数(例えばエ
ンジン吹上がりに充分な回転数)になると開弁圧
となつて開かれる。弁46が開かれると、燃料が
孔47から室44b内に入り、ピストン43を押
圧し、該ピストン43がスプリング45に抗して
最大に変位される。
即ち、アクチユエータ40の出力ロツド41の
変位がストツプレバー36をスタートレバー22
側に一定量(スタートストロークが0となる位置
即ち、第6図における2の位置)動かされる。し
たがつて、スタートスプリング34が効き始める
ような回転数となつても、スタートレバー22が
ストツプレバー36に係合して、スタートスプリ
ング34による始動増量のためのスタートストロ
ークができず、第6図点線のような特性線とな
る。
なお、回転数がアイドルリング回転数以下、又
は機関が停止すれば、アクチユエータ40に加え
られる燃料圧が低下するために、アクチユエータ
のピストン43はスプリング45で戻され、スタ
ートスプリングのキヤンセルは解除され、始動増
量が得られる。
この考案の他の実施例として、第3図に示すよ
うに、チヤンバー3からアクチユエータ40に燃
料を導くパイプ49にオン、オフ型の電磁弁50
を設けて、回転数や、水温にて制御することで、
暖機運転時等にてアクチユエータ40の駆動を適
宜に制御できるものである。
以上述べたように、この考案によれば、エンジ
ンが始動し、エンジン吹上がりに充分な回転数に
なつた後に、アイドルリング時からアクセルペダ
ルを最大に急激に踏み込んでも、始動増量特性は
キヤンセルされ、その燃料噴射料量にはスタート
増量が加えられず、黒煙の防止が図れるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の分配型燃料噴射ポンプの断
面図、第2図は第1図A−A線断面図、第3図は
要部の正面図、第4図はアクチユエータの断面
図、第5図は従来の分配型燃料噴射ポンプの特性
線図、第6図は、この考案の分配型燃料噴射ポン
プの特性線図である。 5……プランジヤ、22……スタートレバー、
36……ストツプレバー、40……アクチユエー
タ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 往復並びに回転運動するプランジヤ5によつ
    て燃料の吸入圧送と分配とを行なうと共に、機
    関回転に関連して変化するチヤンバー3内の燃
    料圧により噴射時期を制御するようにした分配
    型燃料噴射ポンプにおいて、スタートレバー2
    2に係合して燃料減方向へ動かすストツプレバ
    ー36を設け、このストツプレバー36をアク
    チユエータ40の出力ロツド41に接続すると
    共に、このアクチユエータ40にパイプ49を
    介して前記チヤンバー3内の燃料圧を供給する
    ようにしたことを特徴とする分配型燃料噴射ポ
    ンプ。 2 アクチユエータ40にチヤンバー内へ燃料圧
    を導びくパイプ49に電磁弁50を設けたこと
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の分配型燃料噴射ポンプ。 3 電磁弁50は回転数、水温で制御するように
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第2項記載の分配型燃料噴射ポンプ。
JP12409682U 1982-08-18 1982-08-18 分配型燃料噴射ポンプ Granted JPS5928667U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12409682U JPS5928667U (ja) 1982-08-18 1982-08-18 分配型燃料噴射ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12409682U JPS5928667U (ja) 1982-08-18 1982-08-18 分配型燃料噴射ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5928667U JPS5928667U (ja) 1984-02-22
JPS6343395Y2 true JPS6343395Y2 (ja) 1988-11-11

Family

ID=30283022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12409682U Granted JPS5928667U (ja) 1982-08-18 1982-08-18 分配型燃料噴射ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5928667U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5136088U (ja) * 1974-09-11 1976-03-17

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5936664Y2 (ja) * 1978-11-10 1984-10-09 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 分配型燃料噴射ポンプ
JPS608124Y2 (ja) * 1979-04-25 1985-03-20 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 温度補償付分配型燃料噴射ポンプ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5136088U (ja) * 1974-09-11 1976-03-17

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Publication number Publication date
JPS5928667U (ja) 1984-02-22

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