JPS6342612Y2 - - Google Patents

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JPS6342612Y2
JPS6342612Y2 JP6019983U JP6019983U JPS6342612Y2 JP S6342612 Y2 JPS6342612 Y2 JP S6342612Y2 JP 6019983 U JP6019983 U JP 6019983U JP 6019983 U JP6019983 U JP 6019983U JP S6342612 Y2 JPS6342612 Y2 JP S6342612Y2
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JP
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magnetic
legs
winding
magnetic core
core structure
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JP6019983U
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JPS59166562U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテレビジヨン受像機に用いる糸巻歪補
正リアクターに関するものである。
従来例の構成とその問題点 一般にカラーテレビジヨン受像機においては、
画面の糸巻歪のうち、主として縦線歪を補正する
ために、糸巻歪補正リアクターが用いられてい
る。
この糸巻歪補正リアクターとして、最近第1図
に示すようなものが開発されている。すなわち、
磁心1として、共通磁脚2aに直交するように4
つの磁脚2b,2c,2d,2eを設けて構成さ
れた磁心構成体2と、上記磁心構成体2の4つの
磁脚2b〜2eの開放端に突合せられるI型の磁
心構成体3とによつて目字型に構成され、上記磁
心構成体2の4つの磁脚2b〜2eのうちの内側
の2つの磁脚2c,2dにまたがるように交流巻
線4を巻回し、内側の1つの磁脚2cと一方の外
側の磁脚2bにまたがるように制御巻線5を巻回
し、上記交流巻線4はテレビジヨン受像機の水平
偏向ヨークに直列に接続し、制御巻線5には垂直
偏向電流に基づいたパラボラ波形電流を印加する
ように構成され、また、磁心構成体2の4つの磁
脚2b〜2eの開放端とI型の磁心構成体3との
突合せ面にギヤツプ紙6を介在させて構成されて
いた。
このような構成の糸巻歪補正リアクターは、制
御巻線5に流れる電流IVによつて、交流巻線4の
インダクタンスLHが第2図に示すように変化す
るため、水平偏向ヨークに流れる電流を変化させ
ることができ、画面中央部での水平偏向電流を大
きくすることにより、縦線歪の補正を行うもので
ある。
ところで糸巻歪の補正を適正に行うためには、
糸巻歪補正リアクターのインダクタンスの変化が
制御巻線5に流れる電流IVに対して直線的に減少
することが望ましい。すなわち、制御巻線5の電
流IVが小さいところは画面の上部および下部、電
流IVが大きいところは画面の中央部に相当するの
でインダクタンスLHの変化が直線的でなければ
画面の上下と中央部とで補正量が異ることにな
り、縦線の歪みが生じることになる。
さて、上記した第1図の糸巻歪補正リアクター
においては、ギヤツプ紙6が磁心構成体2と3の
突合せ面に挿入されているため、第2図に示すよ
うにインダクタンスLHは制御巻線5の電流IVの小
さいところでは変化が少なく、電流IVが大きくな
るにしたがつて急激に減少するような特性とな
る。したがつて電流IVの小さいところまで使用す
れば、テレビジヨン受像機の画面は弓形歪を生じ
るといつた欠点があるため、比較的直線性のよい
電流IVの大きい部分のみを使用していたが、この
場合も変化率が少なく、補正量が大きくとれない
といつた欠点があつた。なお、第2図中、IHは交
流巻線4に流れる電流を示している。
考案の目的 本考案は以上のような従来の欠点を除去するも
のであり、インダクタンスが直線的に変化し、イ
ンダクタンスの変化率が大きくとれ糸巻歪補正量
を大きくとることのできる糸巻歪補正リアクター
を提供しようとするものである。
考案の構成 上記目的を達成するために本考案の糸巻歪補正
リアクターは、共通磁脚に対して直交する4つの
磁脚を設けた磁心構成体とI型の磁心構成体また
は共通磁脚に対して直交する4つの磁脚を設けた
磁心構成体を2個突合せて構成した目字型磁心を
備え、この目字型磁心の内側の2つの磁脚にまた
がるように一方の巻線を巻回し、この内側の磁脚
の一方とこの磁脚に隣接する一方の外側の磁脚に
またがるように他方の巻線を巻回し、上記巻線の
うち一方の巻線を交流巻線、他方の巻線を制御巻
線とし、かつ、上記目字型磁心の磁心構成体の一
方の外側磁脚の突合せ面のギヤツプが大きく、他
方の外側磁脚の突合せ面は接触状態となるように
ギヤツプ紙を介在させた構成となつている。
この構成とすることによつて4つの磁脚の突合
せ面でのギヤツプ間隔が異つてインダクタンスが
制御巻線の電流によつて直線的に変化させること
ができる。
実施例の説明 以下、本考案の一実施例を図面第3図、第4図
を用いて説明する。
まず、第3図において、7はフエライトなどよ
りなる目字型の磁心で、この磁心7は共通磁脚8
aに直交するように4つの磁脚8b,8c,8
d,8eを突出させた構造の磁心構成体8と、I
型の磁心構成体9を突合せて構成されている。
上記磁心構成体8の内側の2つの磁脚8c,8
dには、この2つの磁脚8c,8dにまたがるよ
うに交流巻線10が巻回され、一方の外側の磁脚
8bと内側の磁脚8cには、この2つの磁脚8
b,8cにまたがるように制御巻線11が巻回さ
れている。
そして、上記磁心構成体8の磁脚8bとI型の
磁心構成体9の突合せ面には厚さ50μm程度のギ
ヤツプ紙12が挿入されており、磁脚8eと磁心
構成体9とは直接接合させた構成となつている。
したがつて、磁心構成体9は磁心構成体8の各
磁脚8b〜8eの開放端と平行にならず、斜めに
向い合うことになり、磁脚8b,8c,8d,8
eの順にギヤツプ間隔が小さくなつている。
このような構成の糸巻歪補正リアクターの磁気
特性について説明する。第3図において、交流巻
線10はテレビジヨン受像機の水平偏向ヨークに
直列に接続され、制御巻線11には垂直偏向電流
に基づいたパラボラ波形の電流が印加される。
交流巻線10に流れる水平偏向電流によつて発
生する磁束を300と400とし、交流であるが
ある瞬間には第3図の実線の矢印A,Bの方向に
流れているものとする。磁束300は磁脚8dか
ら磁心構成体9を経て磁脚8eに至り、磁束40
0は磁脚8cから磁心構成体9を経て磁脚8bに
至る。また、制御巻線11に流れる制御電流によ
つて発生する磁束を100と200とする。磁束
100は破線の矢印Cで示すように磁脚8bから
磁心構成体9を経て磁脚8eに至り、磁束200
は破線の矢印Dで示すように磁脚8cから磁心構
成体9を経て磁脚8dに至る。
ところで上述したように磁心構成体8の各磁脚
8b〜8eとI型の磁心構成体9とのギヤツプ間
隔がそれぞれ異なるため、制御電流を増加させた
場合に発生する磁束は、まずギヤツプ間隔の最も
小さく、磁気抵抗の最も小さく磁脚により多く流
入し、磁脚8eの磁束を急激に飽和させようとす
る。磁脚8eが飽和してくれば、磁気抵抗が高く
なるので、次にギヤツプ間隔の小さい磁脚8dに
多く流入し、この磁脚8dも飽和し始めることに
なるが、この磁脚8dは磁脚8eよりギヤツプ間
隔が大きい分だけ飽和する割分は小さい。
第4図にこのような特性を示すが、従来例で示
したものより制御電流IVの小さいところで交流巻
線10のインダクタンスLHが大きく変化するた
め、全体としてわん曲の少ない直線的な変化カー
ブが得られる。なお、LHは交流巻線10に流す
一定の電流を示している。
次に他の実施例について第5図、第6図により
説明する。目字型の磁心7は、共通磁脚8aに対
し直交する4つの磁脚8b〜8eを有する磁心構
成体8を2個突合せて構成され、交流巻線10は
内側の磁脚8c,8dに、制御巻線11は磁脚8
b,8cに巻回され、磁脚8cどうしの突合せ面
にギヤツプ紙12が挿入されて構成されており、
この構成においてもその動作は上述の実施例と全
く同一となり、磁気特性としても同じものが得ら
れる。なお、交流巻線10、制御巻線11は第6
図に示すようにコイルボビン13に巻回されて磁
心7に装着される。
また、他の実施例としては、第7図に示すよう
に2つの磁心構成体8を突合せて目字型の磁心7
を構成するものにおいて、一枚の長いギヤツプ紙
12を磁脚8bどうし、磁脚8cどうしの突合せ
面に挿入する構成とし、ギヤツプ紙12を制御巻
線11のコイルボビン13により抜けないように
することもできる。
さらに第8図に示すように磁心7の内側の一方
の磁脚8cどうしの突合せ面にギヤツプ紙12を
挿入する構成とすることもできる。
また、第8図の実施例においては、第9図に示
すように交流巻線10のコイルボビン13に上方
への舌片14を設け、この舌片14と制御巻線1
1のコイルボビン13の内側面でギヤツプ紙12
の抜止めを計ることもできる。
なお、上記各実施例において、内側の2つの磁
脚8c,8dにまたがるように交流巻線10、一
方の外側の磁脚8bと1つの内側の磁脚8cにま
たがるように制御巻線11を巻回する構成とした
が、交流巻線10と制御巻線11を逆に巻回して
もその作用に何ら変りはない。
考案の効果 以上のように本考案の糸巻歪補正リアクター
は、共通磁脚に対して直交する4つの磁脚よりな
る磁心構成体とI型の磁心構成体、または共通磁
脚に対して直交する4つの磁脚よりなる磁心構成
体を2個突合せて構成した目字型の磁心を備え、
この磁心の上記4つの磁脚のうちの内側の2つの
磁脚にまたがつて交流巻線あるいは制御巻線のい
ずれか一方を巻回し、この2つの内側磁脚の1つ
と隣接する外側磁脚にまたがつて制御巻線あるい
は交流巻線のいずれかの残りを巻回し、かつ、上
記磁心構成体の磁脚の一方の外側の突合せ面のギ
ヤツプが大きく、他方の外側の磁脚は直接接触状
態となるように磁心構成体の突合せ面にギヤツプ
紙を挿入して構成したため、インダクタンスが直
線的に変化することになり、制御電流の小さいと
ころから使用することができ、インダクタンスの
変化率が大きくとれるため、糸巻歪補正量を大き
くすることができる利点をもち、実用的価値の大
なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は最近開発された糸巻歪補正リアクター
の概略構成図、第2図は同糸巻歪補正リアクター
のインダクタンス特性図、第3図は本考案の糸巻
歪補正リアクターの一実施例を示す概略構成図、
第4図は同糸巻歪補正リアクターのインダクタン
ス特性図、第5図は他の実施例の糸巻歪補正リア
クターの概略構成図、第6図は同具体構成の断面
図、第7図〜第9図はさらに他の実施例の断面図
である。 7……目字型の磁心、8……磁心構成体、8a
……共通磁脚、8b〜8e……磁脚、9……I型
の磁心構成体、10……交流巻線、11……制御
巻線、12……ギヤツプ紙、13……コイルボビ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 共通磁脚に対して直交する4つの磁脚を設けた
    磁心構成体とI型の磁心構成体、または共通磁脚
    に対して直交する4つの磁脚を設けた磁心構成体
    を2個突合せて構成した目字型の磁心を備え、こ
    の磁心の4つの磁脚のうちの内側の2つの磁脚に
    またがつて交流巻線または制御巻線のいずれか一
    方を巻回し、この内側磁脚の一方とその内側磁脚
    に隣接する一方の外側磁脚にまたがつて制御巻線
    または交流巻線のうちの残りの巻線を巻回し、か
    つ、上記磁心構成体の一方の外側の磁脚の突合せ
    面のギヤツプが大きく、他方の外側磁脚の突合せ
    面は直接接触状態となるようにギヤツプ紙を挿入
    して構成した糸巻歪補正リアクター。
JP6019983U 1983-04-21 1983-04-21 糸巻歪補正リアクタ− Granted JPS59166562U (ja)

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JP6019983U JPS59166562U (ja) 1983-04-21 1983-04-21 糸巻歪補正リアクタ−

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JPS59166562U JPS59166562U (ja) 1984-11-08
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