JPS6342591Y2 - - Google Patents

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JPS6342591Y2
JPS6342591Y2 JP9916383U JP9916383U JPS6342591Y2 JP S6342591 Y2 JPS6342591 Y2 JP S6342591Y2 JP 9916383 U JP9916383 U JP 9916383U JP 9916383 U JP9916383 U JP 9916383U JP S6342591 Y2 JPS6342591 Y2 JP S6342591Y2
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JP
Japan
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transistor
capacitor
diode
resistor
oscillation
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JP9916383U
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JPS606323U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (a) 考案の技術分野 この考案は、帰還ループに音さを入れた発振回
路についてのものであり、さらに詳しくいえば電
源を入れたとき直ちに正常な発振を始めるととも
に高調波の発生が少なく、かつデユーテイ比が約
50%の方形波出力を取り出すことができる音さ発
振回路についてのものである。
(b) 従来技術 従来から使用されている音さ発振回路の一例を
第1図に示す。
第1図は音さ1、バツフア増幅器2、コンデン
サC1、抵抗R1およびトランジスタ3で帰還ルー
プを構成した音さ発振回路である。
音さ1は、各音片にそれぞれ向かい合うように
圧電素子が取り付けられており、一方はトランジ
スタ3のコレクタ側に、他方はバツフア増幅器2
の入力側に接続されている。
トランジスタ3には、自己バイアス用の抵抗
R2と、高調波発振防止用のコンデンサC2を付け
ている。バツフア増幅器2には、エミツタホロワ
を使用してもよい。
第1図での数値例を示すと、C1=10μF、R1
3.3kΩ、R2=220kΩ、RL=4.7kΩである。
第1図のトランジスタ3をオンにする時定数は
R1×C1、オフにする時定数は(R1+R2+RL)×
C1であり、オンオフの時定数がかなり異なるこ
とになる。
第1図の音さ発振回路に電源を入れると、帰還
ループが形成される。帰還信号はコンデンサC1
の両端に直流電荷を蓄積し、トランジスタ3のベ
ースをエミツタの電位よりも低くバイアスするよ
うになる。このため、帰還信号の正のピーク電圧
だけでトランジスタ3はオンになる。
(c) 従来技術の問題点 第1図の従来回路では、コンデンサC1の蓄積
電荷によりトランジスタ3が深く逆バイアスされ
ることと、トランジスタ3がオンオフする時定数
が異なるので、電源を入れてから数秒を経過しな
いと正常な基本波発振にならないという問題があ
る。また、電源を入れてから正常な発振になるま
でに高調波発振が生じやすいという問題がある。
さらに、第1図の従来回路ではデユーテイ比5
0%の方形波を発振回路の出力として取り出すの
は困難である。
(d) 考案の目的 この考案は、第1図のトランジスタ3に抵抗と
ダイオードを追加することにより、帰還信号の正
の半周期でトランジスタ3がオンになり、負の半
周期でトランジスタ3がオフになるようにし、従
来技術の問題を解決しようとするものである。
(e) 考案の実施例 この考案による実施例の回路図を第2図に示
す。この考案は第1図のトランジスタ3に抵抗ダ
イオードを追加したものであるが、第2図はこの
実施部分の周辺回路だけを取り出して示したもの
である。
第1図のトランジスタ3の回路に対し、第2図
のトランジスタ3の回路ではトランジスタ3のエ
ミツタとベース間にダイオードD1と抵抗R3を直
列に接続し、ダイオードD1と抵抗R3の接続点を
抵抗R1に接続している。
ダイオードD1の極性はトランジスタ3のベー
スとエミツタ間のダイオード特性と逆になるよう
にする。
第2図での数値例を示すと、R3=3.3kΩとし、
他の部分は第1図の数値例と同じにする。
コンデンサC1に加えられる正弦波の負の半サ
イクルの波高値がダイオードD1の順方向電圧Vf
より大きくなつたところで、コンデンサC1への
充電時定数はT1=C1×R1になる。
負の波高値が順方向電圧Vf未満のときは、 T1=C1×(R1+R2+RL)で十分大きい。
一方、コンデンサC1に加えられる正弦波の正
の半サイクルの波高値がトランジスタ3のベー
ス・エミツタ間電圧Vbeより大きくなつたところ
でコンデンサC1への放電時定数は、 T2≒C1×(R1+R3)になる。
この充電時の時定数T1と放電時の時定数T2
関係は、T1<T2なので、コンデンサC1の両端に
は、常に(負の波高値−順方向電圧Vf)の直流
電圧が保存される。
この結果、コンデンサC1に加えられる正弦波
がOVをクロスする状態のときでも、コンデンサ
C1に保存された電圧がトランジスタ3のベース
に順方向バイアスを与えているので、加えられた
正弦波のOVを境にしてトランジスタ3はオン・
オフを繰り返すことになる。
いいかえると、コンデンサC1に加える正弦波
のゼロクロスに一致し、デユーテイは50%を得
る。
すなわち、ダイオードD1はトランジスタ3の
順方向バイアスVbeに等しい電圧をコンデンサC1
の両端に発生させる役目を持つている。
実施例では、発振周波数が約350Hzであり、C1
×R1の時定数は発振周波数に対し十分大きいこ
とが要求される。
トランジスタ3に順方向バイアスを与えるため
には、コンデンサC1に対して、入力正弦波の負
の波高値で充電された直流電圧が、正の波高値が
加えられたときに逆転されないようにすることが
必要になる。
このためには、T1<T2であることが必要であ
り、これを実現するためには、正の波高値での放
電時定数T2を抵抗R3だけ大きくすればよい。実
施例では、抵抗R3を3.3kΩにしている。
第2図のトランジスタ3をオンにする時定数は
(R1+R3)×C1、オフにする時定数はR1×C1であ
り、オンオフの場合の時定数の差は第1図の場合
に比べて少なくなる。
第2図のように構成しているので、電源を入れ
ると帰還信号がコンデンサC1の両端に直流電荷
を蓄積するが、トランジスタ3のベースはダイオ
ードD1により順方向にバイアスされる。
この結果、帰還信号の正の半周期でトランジス
タ3がオンになり、負の半周期でトランジスタ3
をオフにする。
したがつて、第1図の場合のようにトランジス
タ3のベースがエミツタの電位より低くなること
はなく、第2図の場合は電源投入とほとんど同時
に正常な基本波発振を始める。
また、トランジスタ3が正負の各半周期ごとに
オンオフを繰り返すので、出力端子4からはデユ
ーテイ比がほぼ50%の方形波出力を取り出すこと
ができる。
(f) 考案の効果 この考案によれば、第2図のトランジスタ3を
正負の各半周期ごとにオンオフさせることができ
るので、電源投入直後から正常な基本波を発振さ
せることができるばかりでなく、デユーテイ比が
50%の方形波出力を発振出力として取り出すこと
ができる。
また、この考案による発振回路は電源+VC、−
VEの間を100%利用できる効果がある。
したがつて、この考案による発振回路は表面電
位計の電界チヨツパ用に最適である。
さらに、発振回路の出力がデユーテイ比50%の
方形波になるので、この考案による発振回路の出
力を測定信号の同期検波用の参照信号として使用
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の音さ発振回路の一例を示す図、
第2図はこの考案による実施例の回路図。 1……音さ、2……バツフア増幅器、3……ト
ランジスタ、4……出力端子、C1,C2……コン
デンサ、D1……ダイオード、R1〜R3……抵抗、
RL……負荷抵抗。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 トランジスタ3のエミツタとベース間のダイオ
    ード特性に対し逆極性のダイオードD1をトラン
    ジスタ3のエミツタに接続し、 抵抗R3をトランジスタ3のベースとダイオー
    ドD1の間に接続し、 ダイオードD1と抵抗R3の接続点とトランジス
    タ3のコレクタ間に、抵抗R1、コンデンサC1
    び音さ1を直列に接続することを特徴とする音さ
    発振回路。
JP9916383U 1983-06-27 1983-06-27 音さ発振回路 Granted JPS606323U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9916383U JPS606323U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 音さ発振回路

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JP9916383U JPS606323U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 音さ発振回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS606323U JPS606323U (ja) 1985-01-17
JPS6342591Y2 true JPS6342591Y2 (ja) 1988-11-08

Family

ID=30235120

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JP9916383U Granted JPS606323U (ja) 1983-06-27 1983-06-27 音さ発振回路

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JPS606323U (ja) 1985-01-17

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