JPS6342538A - パケツト通信における転送ゆらぎ吸収処理方式 - Google Patents

パケツト通信における転送ゆらぎ吸収処理方式

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JPS6342538A
JPS6342538A JP61186296A JP18629686A JPS6342538A JP S6342538 A JPS6342538 A JP S6342538A JP 61186296 A JP61186296 A JP 61186296A JP 18629686 A JP18629686 A JP 18629686A JP S6342538 A JPS6342538 A JP S6342538A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野〕 本発明は、パケット通信で情報をエンド・エンド間で転
送する際、バッファリングにより生ずるパケット毎の転
送所要時間の変動、すなわち、遅延ゆらぎの吸収処理方
式に関する。
この技術は、送信側での原情報入力間隔を受信側で出力
時に再現する必要のある音声情報や、画像情報等をパケ
ット形式で転送する場合に必要となるものである。
〔従来の技術〕
本方式に関する従来技術としては、 (1)ATTベル研究所が開発したタイム・スタンプ方
式(以下、rATTATT方式う)、特表昭59−50
1039号公報参照。
および、 (2)IBM社が開発した音声パケット方式(以下、r
I BM方式」という)、特開昭61 43853号公
報参照。
が知られている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記ATT方式は、発信システムが情報をパケット化す
る時点でパケット分解処理開始までの時間(許容遅延時
間)をパケットヘッダに設定し、通信リンクの各中継ノ
ードが自ノードで消費した時間を測定してヘッダ設定値
から次々に減算していくことにより、着信システムはパ
ケット分解処理開始までにどれ浮は時間を経過させるべ
きかを知る方式である。
このATT方式においては、パケット網内の各中継ノー
ドに、消費時間を正確に測定し、速やかにヘッダ値を更
新する機能を備える必要があり、中継ノード・コストの
増加、ひいては、通イ3コストの増加を招くという問題
があった。
一方、上記IBM方式は、音声情報を送信側で20m5
ec周期で符号化し、これに有音区間の継続/終了を示
す情報等を付加し、符号化された2つのブロックを一つ
のパケットにまとめ、シーケンス番号を付与した上で転
送する方式である。
このIBM方式においては、発信システムのパケット化
処理が一定周期で行われ、かつ、そのパケット化周期を
着信システムが知っている必要があり、パケット化処理
が必ずしも一定周期で行われないシステムには適用でき
ないという問題があった・ 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来技術の有する上述の如き問題を解消
し、パケット網内のノードではゆらぎ吸収のための機能
追加を不要とし、また、パケット化処理は一定間隔/不
定間隔のいずれでも適用可能な、ゆらぎ吸収処理方式を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上述の目的は、情報の符号化・復号化装置と、
パケット組立て・分解装置とを備えた端末が相互に通信
するパケット通信システムにおいて、各送信端末および
受信端末にそれぞれ時計を設け、送信端末は、パケット
に格納される符号化情報中の先頭部分をパケット組立子
装置が符号化装置から受取った時刻Tを、自らの前記時
計で計測して該パケットのパケット・ヘッダに設定し、
受信端末は、呼確立の後最初にパケットを受信した時点
で、該パケットのパケット・ヘッダに設定された時刻T
より一定時間(R)過去に遡った時刻をに自らの前記時
計をセットするとともに、最初に受信したパケットを含
む各受信パケットについて、ヘッダに設定された時刻T
と受信端末の時計の時刻をとが一致するまでバッファリ
ングにより遅延させ、両時刻が一致した時点から、パケ
ット内の符号化情報を復号化装置に出方開始することを
特徴とする。パケット通信における転送ゆらぎ吸収方式
によって達成される。
〔作用〕
本発明においては、通信開始を契機に、受信端末の時計
を、送信端末の時計を基に一旦設定し直し、送信端末は
送信パケットのパケット・ヘッダには送信端末での送信
時刻を設定し、受信端末は上記ヘッダ内時刻情報と、自
らの時計で計った時刻が一致するまでパケット情報の出
力開始を遅らせる機能を有するものである。
これにより、通信コストの抑制を図りつつ、今後発展す
ると思われる、各種パケット化技術に柔軟に対応するこ
とが可能になる。
前記ATT方式とは、網内の中継ノードがゆらぎ吸収処
理に関与する必要がない点で異なり、また、前記IBM
方式とは、ヘッダに時刻情報そのものを設定する点で異
なるものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
以下の説明では、音声パケットを例に挙げて説明するが
、音声の有音区間を動きのある画像情報区間に読替える
ことにより、画像情報のパケット転送にも適用できるこ
とは明らかである。
第4図はパケット網(交換網、または専用線)およびパ
ケット多重化装置を介して通信する送受信端末を示すも
のである。図において、11は送信端末、12はパケッ
ト多重化装置(PMX)、13はパケット交換網あるい
は専用線、14は受信端末を示している。
第5図(A)、(B)は上記送信端末11および受信端
末14の概要を示す機能ブロック図である。図において
、22は符号化装置、23はパケット化装置、24はパ
ケット送信装置、25は呼制御装置を示し、また、26
はパケット受信装置、27はパケット分解装置、28は
復号化装置、29は呼制御装置を示している。
第6図は上記送信端末内パケット化装置23のブロック
構成図である。図において、32はバッファ・コントロ
ーラ、33はバッファ、34はパケット化制御回路、3
5はパケット化間隔タイマ、36はヘッダ編集回路、3
7は送出回路、38はゲート回路を示している。
第7図は上記受信端末内パケット分解装rt127のブ
ロック構成図である1図において、42はバッファ・コ
ントローラ、43はバッファ、44はパケット分解制御
回路、45はFIFO146はパケット間隔タイマ、4
7は受信時計、48は読出し回路を示している。
上記第6図、第7図に示した各構成要素の機能は、以下
の動作説明において、逐次説明する。
第2図、第3図は、それぞれ2本実施例の送信。
受信のタイムチャートである。以下、第2図〜第7図を
用いて、本実施例の動作を、パケット化装置23および
パケット分解装[27を中心として説明する。
なお、以下に説明する実施例においては、送信端末は符
号化装置から出力された一連の情報が、次のパケットに
続くか否かを識別して、その表示(rmビット」という
)をそのパケットのパケット・ヘッダに設定するように
した例を示す、上記mビットの使用は、パケット紛失時
の再現情報の品質劣化を極小に留めるためのものである
(1)送信動作 1)送信端末内呼制御装置25は、呼設定完了により符
号化装置22とパケット化装置23とを起動する。なお
、このとき、その呼を識別するだめの論理チャネル番号
を通知する。
2)符号化装置22は、原情報の符号化の他、無音区間
検出およびディジタル信号処理による各種冗長度抑圧処
理も行う。すなわち、有音区間のみ圧縮符号化し、パケ
ット化装置23に出力する機能を有するものである。
前記1項で呼側v4装置25により起動された符号化装
置22は、符号化情報の出力開始時点く有音区間の開始
時点)に開始信号をパケット化装置23に出力する。な
お、符号化情報の出力終了時点(有音区間の終了時点)
においては終了信号をパケット化装置23に出力する。
3)前記1項で呼制御装置25により起動されたパケッ
ト他装置i!23内のパケット化制御回路34は、ヘッ
ダ編集回路36を起動し先に通知されている論理チャネ
ル番号を通知する。
4)符号化装置22からの符号化情報は、バッファ・コ
ントローラ32を介してバッファ33に格納される。情
報入力開始時点に、2項に述べた開始信号も入力される
。バッファ・コントローラ32は、入力情報をバッファ
33の一定のエリアに格納開始し、また、パケット化制
御回路34に対し、符号化情報入力開始をバッファエリ
ア・アドレスを添えて通知する。
5)バッファ・コントローラ32からの入力開始通知に
より、パケット化制御装置34は、ヘッダ編集回路36
に、編集後のヘッダを格納するバッファ・アドレスを添
えて、ヘッダ編集開始を指示する。これと同時に、パケ
ット化制御装置34は、パケット・スタート・パルスを
出力し、ゲート38を開く。その結果、符号化情報入力
開始時刻Tがゲート38を通じて、ヘッダ編集回路36
に入力される。ヘッダ編集回路36は、上記符号化情報
入力開始時刻Tを、時刻情報としてヘッダに設定する。
6)5項に続いてパケット化制御回路34は、次に述べ
るパケット化間隔タイマ35をリセットし、再スタート
させる。
7)パケットの組立て、送出は、■符号化情報の入力終
了(有音区間終了)、■一定時間の経過、■入力された
符号化情報長の一定値への到達、■その他の契機、例え
ば、端末システム操作者による強制的割込み等により実
行される。
これらの契機をパケット化制御装置34が知るのは、■
符号化装置22からのバッファ・コントローラ32を介
した終了通知(次項参照)、パケット化間隔タイマ35
からのタイム・アウト通知、■バッファ・コントローラ
32からのサイズ・フル通知(9項参照)、■その他の
契機を司る機能ブロックからの通知による。
8)先に2項に述べた終了信号は、バッファ・コントロ
ーラ32に入力される。これを受けてバッファ・コント
ローラ32は、パケット化制御回路34へ符号化情報入
力終了を通知する。
9)符号化情報に割当てたバッファエリアが満杯になる
と、バッファ・コントローラ32は、新たなエリアを割
当てて格納を続行するとともに、パケット化制御装置3
4に対して、サイズ・フル通知を行う。
10)7項のいずれかが生起すれば、パケット化制御装
置!34はヘッダ編集回路36に、前記mビットの値を
指示する。値は■の場合“0”、その他の場合“1”で
ある。このとき、パケット化制御回路34は、パケット
化間隔タイマ35をストップさせる。
11)3項または次項により開始されていたヘッダ編集
は、前項によるmビットの設定で完了する。ヘッダ編集
回路36は、編集済みヘッダ情報をバッファ33の所定
位置に格納し、編集完了通知をパケット化制御装置34
に送る。パケット化制御回路34は、符号化情報とヘッ
ダ情報のアドレス情報を添えて、送出口路37を起動す
る。
12)これにより起動した送出口路37は、指示された
アドレスからヘッダ情報および符号化情報を読出し、パ
ケットの形式でパケット送信装置24に渡す。
13) 11項に示した編集完了通知を受けて、7項の
■または■の場合、パケット化制御回路34は、次パケ
ットのヘッダの格納アドレスを添えて次パケット用のヘ
ッダ編集開始を、ヘッダ編集回路36に指示する。
14)同時に、7項の■または■の場合、5項と同様に
、パケット化制御回路34は、パケット・スタート・パ
ルスによりゲート38を開き、そのときの時刻Tnがゲ
ート38を通じてヘッダ編集回路36に入力される。
15)7項の■または■の場合、バッファ・コントロー
ラ32は、新たなバッファエリアに、その後の符号化情
報を格納する。
16)パケット化制御回路34は、7項の■または■の
場合には、パケット化間隔タイマ35をリセットし、再
スタートさせる。以下、7項に戻る。
17)また、7項の■の場合には、13〜16項がなく
、直ちに7項に戻る。
18)前記送信端末内呼制御装置25は、呼切断により
、符号化装置22とパケット化制御回路34に解放を指
示する。該解放通知により、パケット化制御回路34は
パケット化装置31内の関連するリソースをリセットし
て、前記呼に関する処理を終了する。
次に、受信動作を説明する。
(n)受信動作 1)受信端末内呼制御装置29は、呼設定完了により、
パケット分解装置i!27内のパケット分解制御回路4
4と復号化装置28とを起動する。また、上記呼制御装
置29は、呼切断により、パケット分解装置27と復号
化装置28に解放を指示する。
2)受信パケットはバッファ・コントローラ42を経由
して、バッファ43に格納される。このとき、バッファ
・コントローラ42は、各受信パケットに対してパケッ
ト分解装置27の内部でのみ有効なパケット識別番号I
Dを付与する。
3)バッファ・コントローラ42は、パケットのヘッダ
、データのアドレスおよび上記識別番号IDを添えて、
FIFO45にパケット受信報告を積む。このとき、F
IFO45に先に到着したが未処理のパケット受信報告
がなければ、パケット分解制御回路44に受信通知を行
う。
4)前項により、パケット分解制御回路44から受信通
知を受ける、あるいは、後述する12項の処理後、FI
FO45をスキャンしたパケット分解制御回路44は、
FIFO45から受信報告を取出し、該パケットのヘッ
ダ内の時刻情報Tnを読出す。また、該パケットが2番
目以降のものならば、13項で述べるパケット間隔タイ
マ46をストップさせる。
5)前項で取出したパケットが、1項でパケット分解制
御回路44が起動された後の最初のパケットである場合
には、パケット分解制御回路44は、受信時計47の時
刻tをパケット・ヘッダ内の時刻TからRを引いた値に
設定し、スタートさせる。
ここで、上記遅延時間Rは、送受両端末間でパケット転
送を行うときの、所定の危険率ω下での転送遅延の最大
値T■ax 、 T winの差に、動作余裕時間α(
〉O)を加えたものである(R=Tmax−Tmin+
  a)a6)その後、パケット分解制御回路44は、
時間が経過して受信時計47の時刻tがヘッダ設定時刻
Tに等しくなるまで待ち、一致すると9項に進む。
7)4項で取出したパケットが、1項でパケット分解制
御回路44が起動された後の2番目以降のパケットであ
る場合には、パケット分解制御回路44は、そのときの
受信時計47の時刻tとヘッダ設定時刻Tとを比較する
。その結果がt≦Tなら、時間が経過してt=Tとなる
まで待ち、一致すると9項に進む、また。
t>Tなら、該パケットの廃棄を、バッファのアドレス
を添えてバッファ・コントローラ42に指示する。
8)パケットの廃棄を指示されたバッファ・コントロー
ラ42は、指示されたアドレスのパケットの廃棄を実行
する。
9)パケット分解制御回路44は、該パケットのデータ
のアドレスおよび前記mビットの値を添えて、読出し回
路48に読出しを指示する。
10)読出し回路48は、指定されたアドレスのデータ
の読出しを実行し、データを復号化装置28に渡す。
11) 10項でmビット=1の場合、読出し回路48
は、復号化袋v128へデータの引渡し完了後、以下の
指示を行う。すなわち、復号化装置28が情報を復号化
し終えた後は、次の情報が引渡されるか、または、読出
し回路48から無音出力の指示があるまで最後の音素を
そのまま再生し続けるべきことを指示する。また、パケ
ット分解制御回路44へ引渡し完了通知を行う、上記m
ビット=0の場合は、ここに述べた処理は行わず、パケ
ット分解制御回路44へ引渡し完了通知のみを行う。
12)読出し回路48から引渡し完了通知を受けたパケ
ット分解制御回路44は、mビット=1の場合はパケッ
ト間隔タイマ46をS(S:予め定められた値)にセッ
トして、スタートさせる。
13)更に、パケット分解制御回路44は、FIF04
5をスキャンし、次の受信報告を取出す。
その後は、4項に進む。
14)パケット間隔タイマ46は、タイム・アウト時、
パケット分解制御回路44にタイム・アウトを通知する
。パケット分解制御回路44は、読出し回路48を介し
て復号化装置28に無音出力を指示する。
15)呼制御回路29からの解放通知により、パケット
分解制御回路44は、パケット分解装置27内の関連リ
ソースをリセットして前記呼に関する処理を終了する。
16)復号化装置28は、パケット分解装置27から情
報を受けると、復号を開始する。
17)復号終了により無音状態に戻るが、パケット分解
装置27から、前記14項に述べた最後の音素の再生続
行を指示された場合は、それを行う。
18)最後の音素の再生続行中にパケット分解装置27
から前記17項に述べた無音出力を指示された場合には
、無音出力状態に戻る。
ここで、前述の遅延時間Rを、 R= Tmax −Tm1n+ a とした場合に、 (遅延によるパケットの廃棄率)〉ω となることを示す。
第8図を参照し、最初のパケットの遅延時間をDとする
と。
Tm t +D+R・・・・(1) より、 D=T−t−R・・・・(2) ここで、R= Tmax −Tm1n+ aであるから
、D=T −t −Tmax+Tm1n −a”(3)
定義より、 T sin≦D           −−−−(4)
従って、 T win≦T −t −T wax + T win
 −a・・・・(5) これより、 Tvsax+a ≦T−t             
・・・(6)すなわち、予想される最大遅延で到着した
パケットも、受信側でαだけバッファリングすることで
ゆらぎが吸収される。従って、廃棄が生ずるのは最大遅
延を越えた場合であり、その確率はωを越えない。
上記実施例に示した動作により、発側における情報入力
間隔と着側における情報出力間隔とが等しく保たれるこ
とを、第1図に示す。
第1図は、上記実施例に示した送受信動作における時間
関係を模式的に示すものである。図において、記号13
.22.23.27.28は先に示した構成要素を示し
ており、表現 tssT、−R は、tをT、−Rで初期設定することを意味している。
図に示される如く、情報入力間隔は、発側においては、
呼確立後最番の情報入力開始時刻と、第i番目のパケッ
トの先頭に格納される情報の入力開始時刻との差Δで表
わされ、着側においては、呼確立後最初の情報出力開始
時刻と、第i番目のパケットの先頭に格納された情報の
出力開始時刻との差δで表わされる。符号化・復号化装
置における処理遅延Δを考慮すれば、Δ=δであること
は図より明らかである。
すなわち、本発明においては、送信、受信の両端末の時
計が一致していることや、時計の刻みが一致しているこ
と、つまり、両方の時計が常に同じ時刻を指しているこ
と、あるいは、方の時計が同じ単位で時刻を表示するこ
とは必要ではなく、単位時間の長さが一致していて、時
間の経過が正しく検出されれば良い。これにより、パケ
ット・ヘッダに設定されて送信されて来る該パケットの
送信開始時刻Tiを、一定時間遅れでトレースする形で
受信が行われることになる。
上記実施例においては、ゆらぎ吸収に必要な機能はすべ
て送信端末および受信端末内に設けた例を示したが、こ
れは端末装置外に分散させて設けるようにしても良いこ
とは言うまでもない、いずれの場合にも、網内の中継ノ
ードに特別の機能追加は不必要である。
また、時刻情報をヘッダに設定するから、送信端末での
パケット化が周期的でない場合、あるいは受信端末がパ
ケット周期を知らなかった場合にも、受信側でのゆらぎ
吸収が可能となる。特に、ディジタル信号処理技術の進
展により、呼の中でパケット化周期が変動する場合は今
後増加するものと思われ、本発明の技術が重要になるも
のと思われる。
更に、時刻情報をヘッダに設定するようにしたことから
、シーケンス番号管理が不要となる。また、パケットの
紛失が、その後転送されるパケットの情報の出力時刻に
影響を与えることもない。
例えば、呼確立の後、最初に送信したパケットが紛失す
れば、受信側においてはその後に到着したパケットが最
初のパケットと見なされるが、このような場合にも問題
を生ずることがなく、また、途中でパケットが紛失して
も、紛失パケットの後に到着したパケットが誤って早く
出力されることも起こらないことは、第1図からも容易
に理解されることである。
なお、上記実施例に示した如く、mビットをヘッダ情報
に含めることにより、受信側での再現情報の品質を意識
した制御が可能となる。例えば、有音区間の最後の情報
を含むパケットが紛失した場合、最後に出力した音声情
報をその後も一定時間出力し続けることにより、音声品
質の劣化をある程度防止することができる。
本発明の実施態様としては、先に特許請求の範囲に示し
た、 (1)情報の符号化・復号化装置と、パケット組立て・
分解装置とを備えた端末が相互に通信するパケット通信
システムにおいて、各送信端末および受信端末にそれぞ
れ時計を設け、送信端末は、パケットに格納される符号
化情報中の先頭部分をパケット組立子装置が符号化装置
から受取った時刻Tを、自らの前記時計で計測して該パ
ケットのパケット・ヘッダに設定し、受信端末は、呼確
立の後最初にパケットを受信した時点で、該パケットの
パケット・ヘッダに設定された時刻Tより一定時間(R
)過去に遡った時刻をに自らの前記時計をセットすると
ともに、最初に受信したパケットを含む各受信パケット
について、ヘッダに設定された時刻Tと受信端末の時計
の時刻をとが一致するまでバッファリングにより遅延さ
せ、両時刻が一致した時点から、パケット内の符号化情
報を復号化装置に出力開始することを特徴とする、パケ
ット通信における転送ゆらぎ吸収方式。
(2)情報の符号化・復号化装置とを備えた端末が網ま
たは第三者の提供するパケット組立て・分解装置を介し
て相互に通信するパケット通信システムにおいて、パケ
ット組立子装置およびパケット分解装置にそれぞれ時計
を設け、パケット組立子装置は、パケットに格納される
符号化情報中の先頭部分を送信端末から受取った時刻T
を、自らの前記時計で計測して該パケットのパケット・
ヘッダに設定し、パケット分解装置は、呼確立の後最初
にパケットを受信した時点で、該パケットのパケット・
ヘッダに設定された時刻Tより一定時間(R)過去に遡
った時刻をに自らの前記時計をセットするとともに、最
初に受信したパケットを含む各受信パケットについて、
ヘッダに設定された時刻Tと受信端末の時計の時刻をと
が一致するまでバッファリングにより遅延させ、両時刻
が一致した時点から、パケット内の符号化情報を復号化
装置に出力開始することを特徴とする、パケット通イε
における転送ゆらぎ吸収方式。
の他にも、下記の如き実施態様が挙けられる。
(3)情報の符号化・復号化装置と、パケット組立て・
分解装置とを備えた端末が相互に通信するパケット通信
システムにおいて、各送信端末および受信端末にそれぞ
れ時計を設け、送信端末は、パケットに格納される符号
化情報中の先頭部分をパケット組立子装置が符号化装置
から受取った時刻Tを、自らの前記時計で計測して該パ
ケットのパケット・ヘッダに設定するとともに、符号化
装置から出力された一連の情報が次のパケットに続くか
否かを示す表示(mビット)をそのパケットのパケット
・ヘッダに設定し、受信端末は、呼確立の後最初にパケ
ットを受信した時点で、該パケットのパケット・ヘッダ
に設定された時刻Tより一定時間(R)過去に遡った時
刻をに自らの前記時計をセットするとともに、最初に受
信したパケットを含む各受信パケットについて、ヘッダ
に設定された時刻Tと受信端末の時計の時刻をとが一致
するまでバッファリングにより遅延させ、両時刻が一致
した時点から、パケット内の符号化情報を復号化装置に
出力開始するとともに、パケットを受信した時点で、受
信パケットのヘッダ内の前記mビットの内容によって、
次のパケットが到着するまでの情報出力の内容を制御す
ることを特徴とするパケット通信における転送ゆらぎ吸
収方式。
(4)情報の符号化・復号化装置とを備えた端末が網ま
たは第三者の提供するパケット組立て・分解装置を介し
て相互に通信するパケット通信システムにおいて、パケ
ット組立子装置およびパケット分解装置にそれぞれ時計
を設け、パケット組立子装置は、パケットに格納される
符号化情報中の先頭部分を送信端末から受取った時刻T
を、自らの前記時計で計測して該パケットのパケット・
ヘッダに設定し、また、送信端末は符号化装置から出力
された一連の情報の開始と終了を識別してパケット組立
子装置に通知し、パケット組立子装置は前記送信端末か
ら通知された開始・終了通知を基に、一連の情報が次の
パケットに続くか否かを示す表示(mビット)を該パケ
ットのパケット・ヘッダに設定し、パケット分解装置は
、呼確立の後最初にパケットを受信した時点で、該パケ
ットのパケット・ヘッダに設定された時刻Tより一定時
間(R)過去に遡った時刻をに自らの前記時計をセット
するとともに、最初に受信したパケットを含む各受信パ
ケットについて、ヘッダに設定された時刻Tと受信端末
の時計の時刻をとが一致するまでバッファリングにより
遅延させ1両時刻が一致した時点から、パケット内の符
号化情報を復号化装置に出力開始するとともに、受信パ
ケットの前記mビットの内容を受信端末に通知し、受信
端末は前記mビットの内容によって、次のパケットが到
着するまでの情報出力の内容を制御することを特徴とす
る、パケット通信における転送ゆらぎ吸収方式。
(5)上記第3項、4項の転送ゆらぎ吸収方式において
、受信端末は前記mビットの値より、一連の情報が次の
パケットまで続くことを知った場合、次のパケットの分
解が始まるか、または、一定の時間が経過するまで、該
パケットの情報からの出力の最後の状態、すなわち、音
声通信の場合は最後の音声、画像通信の場合は最後の画
面を出力し続けることを特徴とする方式。
〔発明の効果〕 以上述べた如く、本発明によれば、情報の符号化・復号
化装置と、パケット組立て・分解装置とを備えた端末が
相互に通信するパケット通信システムにおいて、各送信
端末および受信端末にそれぞれ時計を設け、送信端末は
、パケットに格納される符号化情報中の先頭部分をパケ
ット組立子装置が符号化装置から受取った時刻Tを、自
らの前記時計で計測して該パケットのパケット・ヘッダ
に設定し、受信端末は、呼確立の後最初にパケットを受
信した時点で、該パケットのパケット・ヘッダに設定さ
れた時刻Tより一定時間(R)過去に遡った時刻をに自
らの前記時計をセットするとともに、最初に受信したパ
ケットを含む各受信パケットについて、ヘッダに設定さ
れた時刻Tと受信端末の時計の時刻をとが一致するまで
バッファリングにより遅延させ、両時刻が一致した時点
からパケット内の符号化情報を復号化装置に出力開始す
るようにしたので、パケット網内のノードではゆらぎ吸
収のための機能追加を不要とし、また、パケット化処理
は一定間隔/不定間隔のいずれでも適用可能な、ゆらぎ
吸収処理方式を実現できるという顕著な効果を奏するも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す送受信動作における時
間関係を示す説明図、第2図、第3図はそれぞれ本実施
例の送信、受信の動作タイミングチャート、第4図は本
発明の適用対象であるパケット通信システムを示す図、
第5図(A)、(B)は送受信端末の構成図、第6図、
第7図はそれぞれ送信端末、受信端末の構成を示す図、
第8図は本発明の遅延時間Rを説明するための図である
。 11:送信端末、12:パケット多重化装置、13:パ
ケット交換網あるいは専用線、14:受信端末、22:
符号化装置、23:パケット化装置、24:パケット送
信装置、25,29:呼制御装置、26:パケツト受信
装置、27:パケット分解装置、28:復号化装置、3
2.42:バッファ・コントローラ、33.43:バッ
ファ、34:パケット化制御回路、35:パケット化間
隔タイマ、36:ヘッダ編集回路、37:送出回路、3
8:ゲート回路、44:パケット分解制御回路、45:
FIFO146:パケット間隔タイマ、47:受信時計
、48:読出し回路。 特許出願人日本電信電話株式会社 代理人弁理士 磯 村 雅す廉−!、 第   4  [く 第   8   図     t

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)情報の符号化・復号化装置と、パケット組立て・
    分解装置とを備えた端末が相互に通信するパケット通信
    システムにおいて、各送信端末および受信端末にそれぞ
    れ時計を設け、送信端末は、パケットに格納される符号
    化情報中の先頭部分をパケット組立て装置が符号化装置
    から受取った時刻Tを、自らの前記時計で計測して該パ
    ケットのパケット・ヘッダに設定し、受信端末は、呼確
    立の後最初にパケットを受信した時点で、該パケットの
    パケット・ヘッダに設定された時刻Tより一定時間(R
    )過去に遡った時刻をに自らの前記時計をセットすると
    ともに、最初に受信したパケットを含む各受信パケット
    について、ヘッダに設定された時刻Tと受信端末の時計
    の時刻をとが一致するまでバッファリングにより遅延さ
    せ、両時刻が一致した時点から、パケット内の符号化情
    報を復号化装置に出力開始することを特徴とする、パケ
    ット通信における転送ゆらぎ吸収方式。
  2. (2)情報の符号化・復号化装置とを備えた端末が網ま
    たは第三者の提供するパケット組立て・分解装置を介し
    て相互に通信するパケット通信システムにおいて、パケ
    ット組立て装置およびパケット分解装置にそれぞれ時計
    を設け、パケット組立子装置は、パケットに格納される
    符号化情報中の先頭部分を送信端末から受取った時刻T
    を、自らの前記時計で計測して該パケットのパケット・
    ヘッダに設定し、パケット分解装置は、呼確立の後最初
    にパケットを受信した時点で、該パケットのパケット・
    ヘッダに設定された時刻Tより一定時間(R)過去に遡
    った時刻をに自らの前記時計をセットするとともに、最
    初に受信したパケットを含む各受信パケットについて、
    ヘッダに設定された時刻Tと受信端末の時計の時刻をと
    が一致するまでバッファリングにより遅延させ、両時刻
    が一致した時点から、パケット内の符号化情報を復号化
    装置に出力開始することを特徴とする、パケット通信に
    おける転送ゆらぎ吸収方式。
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