JP2002077245A - Ipゲートウェイ装置 - Google Patents

Ipゲートウェイ装置

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JP2002077245A
JP2002077245A JP2000254336A JP2000254336A JP2002077245A JP 2002077245 A JP2002077245 A JP 2002077245A JP 2000254336 A JP2000254336 A JP 2000254336A JP 2000254336 A JP2000254336 A JP 2000254336A JP 2002077245 A JP2002077245 A JP 2002077245A
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synchronization
unit
signal
packet
timing
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JP2000254336A
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Seiji Tokunaga
誠児 徳永
Hiromitsu Kajiyama
博光 梶山
Masahiko Nagabuchi
雅彦 永渕
Kenji Yamada
健二 山田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】音声パケットの送出遅延を防止することができ
るIPゲートウェイ装置を提供する。 【解決手段】複数のチャネルを収容し回線交換網からの
PCM信号をパケット化したIPネットワークへ送出す
るIPゲートウェイ装置であって、基本同期信号及び基
本同期信号とある一定の位相差をもつ複数の同期信号を
発生させる同期タイミング発生装置と、同期タイミング
発生装置から与えられた同期信号に従って、各チャネル
からのPCM信号をパケット化しIPネットワークへ送
出するパケット化装置とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、IPゲートウェイ
装置に関し、特に、音声データをパケット化してIPネ
ットワークへ送出するIPゲートウェイ装置において、
遅延時間品質に厳しい音声パケットの品質を確保する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】VoIP(Voice over IP)サービスにお
いては、音声品質を向上させる(ノイズ・ゆらぎ・とぎ
れの防止)ことが求められている。従来の技術では、音
声パケットを他のメディアのパケットより優先させて処
理することにより、音声パケット到着時間の遅延防止を
図っている。
【0003】このようなパケット品質制御方法の技術と
して、特開平4−306031号公報に開示された「パ
ケット品質制御方法」がある。この技術では許容遅延時
間と許容破棄率により複数の品質クラスに分類し、ま
た、システム内のトラヒックの閾値を品質クラスごとに
設定しておき、閾値を超えた場合に品質クラスに応じて
パケット送出の優先順位をつける制御がとられていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、システム内のトラヒックの閾値や回線送出待ちキュ
ーの長さと各品質クラスの閾値を比較してパケット送出
の優先制御やパケットの選択破棄を行っている。従来技
術は、品質保証のために、パケット化されたPCM(pul
se code modulation:パルス符号変調)信号をIPネッ
トワークに送出する際の優先順位に着目するだけであ
り、パケット化処理の遅延そのものを解決するものでは
なかった。この為、結果的にシステム内でのパケット処
理遅延,即ち遅延時間品質の劣化が生じ、音声品質を確
保しているとは言えない状態が発生する可能性があっ
た。
【0005】図14は、従来のIPゲートウェイ装置の
構成図であり、図15は、従来技術の課題の説明図であ
る。図14において、CODEC処理部及びMODEM
処理部は、PSTNインターフェイス部で受信されたP
CM信号を音声パケット又はデータパケットにパケット
化する。音声パケット取出部及びデータパケット取出部
は、制御部からのパケット取出指示に応じて、CODE
C処理部又はMODEM処理部から音声パケット又はデ
ータパケットを取り出す。
【0006】従来のIPゲートウェイ装置では、処理遅
延要因として、CODEC処理部が複数のチャネルのパ
ケット化処理を並列に処理するが、CODEC処理部が
各チャネルのパケット化したデータを出力するタイミン
グは非同期であった。さらに、パケットをIPネットワ
ークへ送出するための処理が行われる際に、ポーリング
処理により音声パケット取出部又はデータパケット取出
部がCODEC処理部又はMODEM処理部からパケッ
トを取出す構成を採用しているが、ポーリング周期とパ
ケットが出力されるタイミングとは非同期であった。即
ち、パケット化とパケットの取り出し処理とが非同期で
あったので、ある音声に関しては最大でパケット化の処
理周期と同じ処理遅延が生じることがあった(図15に
示す課題参照)。また、CPUがDSPからの割り込
みによりIPパケット化する構成を採用しても、やはり
DSPからの割り込みが不定であるため、一定時間内に
割り込み処理が集中したり割り込み処理にかかるオーバ
ヘッド(overhead)の為に、実時間処理の遅延が生じるこ
とがあった(図15に示す課題参照)。さらに、IPゲ
ートウェイ装置内には音声呼だけでなく、データ呼も混
在しており、音声パケットをIPネットワークに送出す
る際に、データ呼によるデータパケットが音声パケット
の間に割り込む為、音声パケットの揺らぎが発生するこ
とがあった(図15に示す課題参照)。
【0007】ITU G.114勧告は、遅延時間を150ミリ
秒以内に抑えることを求めている。このため、上記のよ
うな一定タイミングの処理遅延や揺らぎが音声品質に与
える影響は大きく、エンドユーザにとっては品質の悪い
音声を聴取することになる。これに対し、受信側は揺ら
ぎ吸収バッファを深く(大きく)する等の対応を行うが、
処理遅延や揺らぎが大きければ、たとえ吸収バッファを
深くしたとしても遅延パケットを廃棄せざるをえなく、
品質を保つことができないことがあった。従って、送信
側でのパケット送出遅延の短縮と揺らぎ防止が要求され
ていた。
【0008】本発明の目的は、音声パケットの送出遅延
を防止することができるIPゲートウェイ装置を提供す
ることである。
【0009】また、本発明の目的は、データパケット処
理によって音声パケットに揺らぎが発生することを防止
するIPゲートウェイ装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために以下の構成を採用する。即ち、本発明
は、複数のチャネルを収容し、回線交換網からのPCM
信号をパケット化してIPネットワークへ送出するIP
ゲートウェイ装置であって、基本同期信号及び基本同期
信号とある一定の位相差をもつ複数の同期信号を発生さ
せる同期タイミング発生装置と、前記同期タイミング発
生装置から与えられた同期信号に従って、各チャネルか
らのPCM信号をパケット化しIPネットワークへ送出
するパケット化装置とを備える。
【0011】本発明によると、パケット生成からIPネ
ットワークへの送出処理時間の遅延を抑止することがで
きる。
【0012】本発明の同期タイミング発生装置は、基本
同期信号及び基本同期信号とある一定の位相差をもつ複
数の同期信号を発生させる同期信号発生器と、チャネル
毎に設定されるパケット化の周期に応じて同期信号をイ
ネーブルする為の複数種類のイネーブル信号を発生する
イネーブル信号発生器と、前記同期信号と前記イネーブ
ル信号との組み合わせを制御する同期制御部とを含み、
同期信号とイネーブル信号との組み合わせによって各チ
ャネルに対応する同期信号を前記パケット化装置へ出力
する構成としても良い。
【0013】本発明は、パケット化装置が音声とデータ
とを含むメディアに応じて設けられ、前記同期タイミン
グ発生装置は、各チャネルに対応するパケット化の周期
及びメディアの種別に応じた同期信号をパケット化装置
へ出力するためのタイミング生成データを前記同期制御
部に与える同期タイミング決定部をさらに含む構成とし
ても良い。
【0014】このようにすれば、データ系パケット(デ
ータパケット)と音声パケットの処理時間帯を分離さ
せ、データ系パケットが混在している場合においても音
声パケットの送出揺らぎをなくし音声品質を確保するこ
とができる。
【0015】また、本発明は、音声の各チャネルに対す
る同期信号の使用状況に基づいてデータのフラグメント
長の変更指示をデータのパケット化装置に与えるフラグ
メント長管理部をさらに備えた構成としても良い。
【0016】このようにすれば、データ系パケットと音
声パケットの混在による音声パケットの送出揺らぎをな
くし音声品質を確保することができる。
【0017】また、本発明のパケット化装置は、PCM
信号をパケット化するパケット化処理部と、前記パケッ
ト化処理部によって生成されたパケットを前記同期タイ
ミング装置から受け取った同期信号に従って取り出すパ
ケット取出部と、前記パケット取出部によって取り出さ
れたパケットをIPネットワークへ送出するパケット送
出部とを含む構成としても良い。
【0018】このようにすれば、パケット生成からIP
ネットワークへの送出処理時間の遅延を抑止することが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0020】〔IPゲートウェイ装置の構成〕図1は、
本発明の実施形態によるIPゲートウェイ装置の機能ブ
ロック図である。図1において、IPゲートウェイ装置
は、PSTNインターフェイス部10と、プロセッシン
グカード部20(以下、「カード20」と表記)と、プロ
セッシングカード部30(以下、「カード30」と表記)
と、IPインターフェイス部40と、制御部50とから
なる。
【0021】なお、図1では、各カード20,30は、
1つずつ図示されているが、各カード20,30は、I
Pゲートウェイ装置に収容可能なチャネル数の範囲内で
任意の数だけ設けることができる。
【0022】〈PSTNインターフェイス部〉PSTN
インターフェイス部10は、PSTN(加入者電話網)と
インタフェースし、PCM信号の送受信を行う。
【0023】〈カード20〉カード20は、VoIP用
のProcessing Cardであり、IPゲートウェイ装置に収
容された複数のチャネル(回線)のうちの少なくとも1つ
が割り当てられている。カード20は、自身に割り当て
られた(自身が収容している)チャネルを通じてPSTN
インターフェイス部10で受信されたPCM信号から音
声パケットを生成する。また、カード20は、生成した
音声パケットのレイヤ3(インターネット層)に対する処
理を司る。
【0024】カード20は、CODEC処理部22,音
声パケット取出部23及び音声パケット送出部24を有
するパケット化装置21と、主信号受信部25と、カー
ド間通信部26と、カード間通信部27とを備えてい
る。パケット化装置21は、例えばDSPを用いて構成
される。
【0025】主信号受信部25は、PSTNインターフ
ェイス部10からカード20に収容されたチャネルに対
応するPCM信号を受信し、受信したPCM信号をパケ
ット化装置21のCODEC処理部22に入力する。
【0026】CODEC処理部22は、カード20に収
容された各チャネルに対応するCODEC(図示せず)
と、各CODECに対応するバッファ(図示せず)とを有
している。各CODECは、主信号受信部25から入力
されたPCM信号を所定のCODEC種別(CODEC
則)に従ってエンコードすることにより、PCM信号を
音声パケットに変換する。各バッファは、対応するCO
DECによって生成された音声パケットを一時的に保持
する。この例では、CODEC種別として、CODEC
処理の周期を示す10ミリ秒(ms),20ミリ秒及び3
0ミリ秒が用意されている。
【0027】音声パケット取出部23は、CODEC処
理部22の各バッファに保持された音声パケットを、カ
ード間通信部27からパケット取り出し開始指示として
与えられる同期信号(同期タイミング)に従って取り出
し、音声パケット送出部24に与える。
【0028】音声パケット送出部24は、音声パケット
取出部23から与えられた音声パケットにレイヤ3のヘ
ッダを付加した後、この音声パケットをカード間通信部
26に与える。
【0029】カード間通信部26は、IPインターフェ
イス部40との通信部として機能し、音声パケット送出
部24から受け取った音声パケットをIPインターフェ
イス部40に与える。
【0030】カード間通信部27は、制御部50との通
信部として機能し、制御部50から送出された同期信号
(同期タイミング)をパケット取り出し開始指示として音
声パケット取出部23に与える。
【0031】〈カード30〉カード30は、NAS(Net
work Access Server)用のProcessing Cardであり、IP
ゲートウェイ装置に収容された複数のチャネル(回線)の
うちの少なくとも1つを収容する。カード30は、PS
TNインターフェイス部10で受信されたPCM信号を
終端し、PCM信号に対応するデータパケットを生成し
てIPネットワークに送出する。また、カード30は、
生成したデータパケットのレイヤ3に対する処理を司
る。
【0032】カード30は、MODEM処理部32,デ
ータパケット取出部33及びデータパケット送出部34
を有するパケット化装置31と、PSTNインターフェ
イス部からデータのPCM信号を受信する主信号受信部
35と、IPインターフェイス部40との通信部として
機能するカード間通信部36と、制御部50との通信部
として機能するカード間通信部37とを備えている。パ
ケット化装置31は、例えばDSPを用いて構成されて
いる。
【0033】主信号受信部35は、PSTNインターフ
ェイス部10からカード30に収容されたチャネルに対
応するPCM信号を受信し、受信したPCM信号をパケ
ット化装置31のMODEM処理部32に入力する。
【0034】MODEM処理部32は、主信号受信部3
5から入力されたPCM信号を所定の条件に従ってデー
タパケットに変換し、データパケットを図示せぬバッフ
ァに一時格納する。
【0035】データパケット取出部33は、MODEM
処理部32の図示せぬ各バッファに保持されたデータパ
ケットを、カード間通信部37からパケット取り出し開
始指示として与えられる同期信号(同期タイミング)に従
って取り出し、データパケット送出部34に与える。
【0036】データパケット送出部34は、データパケ
ット取出部33から与えられたデータパケットにレイヤ
3のヘッダを付加した後、このデータパケットをカード
間通信部36に与える。
【0037】カード間通信部36は、IPインターフェ
イス部40との通信部として機能し、データパケット送
出部34から受け取った音声パケットをIPインターフ
ェイス部40に与える。
【0038】カード間通信部37は、制御部50との通
信部として機能し、制御部50から送出された同期信号
(同期タイミング)をパケット取り出し開始指示としてデ
ータパケット取出部33に与える。
【0039】〈IPインターフェイス部〉IPインター
フェイス部40は、IPパケットの送受信処理を行うと
ともに、パケットのレイヤ2(データリンク層)に対する
処理を司る。IPインターフェイス部40は、各カード
20,30との通信部として機能するカード間通信部4
1と、カード間通信部41にて受信されたIPパケット
(音声パケット又はデータパケット)にレイヤ2のヘッダ
を付加するIPパケット編集処理部42と、IPパケッ
ト編集処理部42の処理が施されたIPパケットを外部
に送出する主信号送出部43とを有している。
【0040】〈制御部〉制御部50は、IPゲートウェ
イ装置全体を制御する。制御部50は、制御信号受信部
51と、呼制御部52と、チャネル捕捉部53と、IP
ゲートウェイに収容された各チャネルに対して可変な同
期タイミングを発生させる同期タイミング発生装置54
とを備えている。
【0041】同期タイミング発生装置54は、各チャネ
ルに対する同期タイミングを決定する同期タイミング決
定部55と、同期タイミング決定部55で決定された同
期タイミングに従って各パケット化装置21,31に与
えるべき同期信号(同期タイミング)を発生するタイミン
グ発生部56と、同期タイミング管理データ記憶部60
とを有している。
【0042】また、制御部50は、ゲートウェイ装置内
の呼量等の情報により、データパケットのフラグメント
サイズを調整するチャネル対応データ呼フラグメント長
管理部57(以下、「フラグメント長管理部57」と表
記)と、各カード20,30に同期信号(タイミング信号)
を通知する同期信号通知部58と、各カード20,30
との通信部として機能するカード間通信部59とを備え
ている。
【0043】さらに、制御部50は、各チャネルに対す
る同期タイミングを決定するために用いる呼数管理デー
タ記憶部61,メディア遅延特性データ記憶部62及び
チャネル対応CODEC種別管理データ記憶部63(以
下、「CODEC種別管理データ記憶部63」と表記)
とを備えている。
【0044】(タイミング発生部)図2は、タイミング発
生部56のハードウェア構成図であり、図3は、タイミ
ング発生装置が発生する同期信号(タイミング信号)の出
力タイミングの説明図である。タイミング発生部56
は、同期信号発生器(SYNC GEN)561と、イネーブル信
号発生器(ENB GEN)562と、同期制御部(SYNC CNT)5
63と、IPゲートウェイ装置に収容された所定のチャ
ネル数(N個)に応じて設けられた同期タイミング用のセ
レクタ564と、チャネル数に応じて設けられたイネー
ブル信号用のセレクタ565と、同期制御部563で使
用されるタイミング生成データを保持するタイミング生
成データ記憶部566とを備えている。
【0045】同期信号発生器561は、10ミリ秒を単
位周期として、適宜のタイミングでチャネル数に応じた
同期信号(タイミング信号)SYNC-1,SYNC-2,SYNC-3,・・
・,SYNC-nを出力する。この例では、同期信号SYNC-1が
基本同期信号とされる。同期信号発生器561の各出力
端は、各セレクタ564の入力端に信号線を通じて接続
されており、各セレクタ564には、各同期信号が入力
される。
【0046】10ミリ秒は、CODEC処理部22の最
小エンコーディング周期時間である。最小エンコーディ
ング周期時間とは、CODEC処理部22において、或
るチャネルに対するエンコード処理(エンコーディング)
を所定の周期で行う場合に最小限必要となる時間間隔で
ある。
【0047】各同期信号は、10ミリ秒を1つのチャネ
ルに対する1回のCODEC処理(パケット化処理)に十
分な時間であるα秒で複数に分割した場合において、各
α秒間に何れか1つの同期信号のパルスが立ち上がるよ
うになっている。例えば、図3に示すように、10ミリ
秒間の開始から最初のα秒間に同期信号SYNC-1が発生
し、次のα秒間で同期信号SYNC-2が発生し・・・という
ようになっている。このように、各同期信号は、位相差
αをもって発生する。
【0048】図2に戻って、イネーブル信号発生器56
2は、所定のタイミングで複数種類(この例では5種類)
のイネーブル信号(許可信号)2a-ENB,2b-ENB,3a-ENB,3b-
ENB,3c-ENBを出力する。イネーブル信号発生器562の
各出力端は、各セレクタ565の入力端に信号線を介し
て接続されており、各イネーブル信号は各セレクタ56
5に入力される。
【0049】この例では、図3に示すように、イネーブ
ル信号2a-ENBは、20ミリ秒周期で発生し、イネーブル
信号2b-EMBは、イネーブル信号2a-ENBに対して10ミリ
秒位相がずれた状態で20ミリ秒周期で発生する。ま
た、イネーブル信号3a-ENBは、30ミリ秒周期で発生す
る。イネーブル信号3b-ENBは、イネーブル信号3a-ENBに
対して10ミリ秒位相がずれた状態で30ミリ秒周期で
発生する。そして、イネーブル信号3c-ENBは、イネーブ
ル信号3b-ENBに対して10ミリ秒位相がずれた状態で3
0ミリ秒周期で発生する。
【0050】この例でイネーブル信号を5種類としてい
るのは、パケット化装置21のCODEC処理部22に
おけるCODEC種別(CODEC処理の周期)が10ミ
リ秒,20ミリ秒,30ミリ秒となっており、各COD
EC種別に応じた同期信号を各パケット化部21,31
に与えるためである。このため、上述したように、イネ
ーブル信号が20ミリ秒周期で10ミリ秒位相がずれて
発生するとともに、イネーブル信号が30ミリ秒周期で
10ミリ秒位相がずれて発生する。
【0051】図2に戻って、各セレクタ564は、同期
制御部563と信号線を通じて接続されており、同期制
御部563から入力される同期信号選択信号と、セレク
タ565から入力されるイネーブル信号とに従って、同
期信号発生器561から入力された何れかの同期信号を
出力する。
【0052】また、各セレクタ565は、同期制御部5
63と信号線を通じて接続されており、同期制御部56
3からイネーブル信号選択信号を受け取る。セレクタ5
65の出力端は、セレクタ564に接続されており、セ
レクタ565は、イネーブル信号選択信号に従って、イ
ネーブル信号発生器562から出力された何れかのイネ
ーブル信号をセレクタ564に入力する。
【0053】同期制御部563は、タイミング生成デー
タ記憶部566に書き込まれたタイミング生成データに
従って、何れかのセレクタ565に対してイネーブル信
号選択信号を入力するとともに、何れかのセレクタ56
4に対して同期信号選択信号を入力する。
【0054】タイミング生成データ記憶部566は、タ
イミング生成データとして、各チャネルについて、同期
信号選択信号を出力するためのオフセット値と、イネー
ブル信号選択信号を出力するための周期値とを保持して
いる。オフセット値及び周期値は、同期タイミング決定
部55によって書き込まれる。
【0055】以上の構成によって、タイミング発生部5
6は、同期信号SYNCとイネーブル信号ENBとの組み合わ
せによる各チャネルに対する同期信号(同期タイミング)
を出力する。
【0056】例えば、各同期信号とイネーブル信号2a-E
NB又はイネーブル信号2b-ENBとの組み合わせにより、他
の同期タイミングに対して位相がずれた20ミリ周期の
同期タイミングが発生する。
【0057】或いは、図3に示すように、同期信号SYNC
-1とイネーブル信号2a-ENBとの組み合わせにより、10
ミリ秒の開始とともに立ち上がる20ミリ周期の同期タ
イミング(同期タイミングSYNC-1+2a-ENB)が発生する。
【0058】また、同期信号SYNC-2とイネーブル信号2b
-ENBとの組み合わせにより、タイミングSYNC-1+2a-ENB
に対して(10ミリ秒+α秒)位相がずれた20ミリ周期
の同期タイミング(同期タイミングSYNC-2+2b-ENB)が発
生する。
【0059】また、何れかの同期信号,例えば同期信号
SYNC-3がセレクタ564において常に選択される(スル
ーとする)設定にすると、10秒周期で同期タイミング
(タイミングSYNC-3スルー)が発生する。
【0060】また、各同期信号と各イネーブル信号3a-E
NB,3b-ENB,3c-ENBとの組み合わせにより、他のタイミン
グに対して位相がずれた30ミリ周期の同期タイミング
が発生する。図3では、各タイミングSYNC-2+3a-ENB,SY
NC-3+3b-ENB,SYNC-n+3c-ENBが例示として挙げられてい
る。以上のように、タイミング発生部56は、10ミリ
秒周期,20ミリ秒周期,30ミリ秒周期で各チャネル
に対する同期信号(同期タイミング)を出力する。
【0061】さらに、タイミング発生部56は、二つの
イネーブル信号の組み合わせにより、各チャネルに対す
る同期信号を60ミリ秒周期で同期信号(同期タイミン
グ)を出力する。図4は、60ミリ秒周期で同期タイミ
ングを発生するためのタイミング発生部56Aのハード
ウェア構成を示す図である。
【0062】図4に示すように、タイミング発生部56
Aは、1つの同期信号用のセレクタ564に対し、二つ
のイネーブル信号用のセレクタ565,565aが設け
られている。各セレクタ565,565aの出力端は、
AND回路567の入力端に夫々接続され、各セレクタ
565,565aから出力されたイネーブル信号がAN
D回路567に入力される。AND回路567の出力端
は、同期信号用のセレクタ564に接続されている。
【0063】同期信号を60ミリ秒周期で出力する場合
には、同期制御部563は、例えば、同期信号SYNC-3を
選択する同期信号選択信号をセレクタ564に入力す
る。また、同期制御部563は、例えば、イネーブル信
号2a-ENBを選択するイネーブル信号選択信号をセレクタ
565aに入力すると同時に、イネーブル信号3b-ENBを
選択するイネーブル信号選択信号をセレクタ565に入
力する。これによって、イネーブル信号2a-ENBとイネー
ブル信号3b-ENBとがAND回路567に入力される。A
ND回路567は、イネーブル信号2a-ENBとイネーブル
信号3b-ENBとが同時に入力された時のみ、イネーブル信
号をセレクタ564に入力する。これによって、同期信
号SYNC-3が60ミリ秒周期でセレクタ564から出力さ
れる。
【0064】なお、本実施形態では、説明のためにタイ
ミング発生部56とタイミング発生部56Aとを別の図
面で示したが、実際には、タイミング発生部56とタイ
ミング発生部56Aとは組み合わせられた1つの回路と
して構成される。
【0065】〔動作例1〕次に、上述したIPゲートウ
ェイ装置の動作例を説明する。最初に、動作例1とし
て、Call by Callに(呼毎に)チャネル対応で与える同期
タイミングのタイミング値決定方法を説明する。
【0066】図5は、制御部50が呼設定信号(SETUP)
を受信してから、各カード20,30に対する同期信号
(タイミング信号)の送出及び接続指示を行うまでの処理
を示すフローチャートである。
【0067】PSTNに収容された加入者(加入者端末)
がIPネットワークに収容された加入者(加入者端末)に
対して接続要求を行った場合、PSTNとIPネットワ
ークとのゲートウェイである本実施形態のIPゲートウ
ェイ装置に接続要求信号(制御信号)が送信される。
【0068】IPゲートウェイ装置では、制御信号とし
ての接続要求信号を制御信号受信部51にて受信する
(S1)。制御信号受信部51は、受信した接続要求信号
のタイプを判定し、接続要求信号が呼設定信号であれば
(S2;YES)、呼制御部52に対してインスタンスの
生成要求(チャネルの割り当て)と呼設定信号の送出処理
を行う(S3,S4)。
【0069】呼制御部52は、呼設定信号を受信する
と、最初に、チャネル捕捉部53を呼び出し、チャネル
捕捉部53にチャネル捕捉要求を行う。図6(A)は、チ
ャネル捕捉部53による処理(S5)を示すフローチャー
トであり、図6(B)は、図2に示した呼数管理データ記
憶部61(メディア種別毎Processimg Card対応Channel
管理データ)の説明図である。
【0070】図6(A)において、チャネル捕捉部53
は、最初に、入力情報となるPSTNインタフェース部
10の回線識別番号に基づいて、その回線のメディア種
別(音声又はデータ)を判定する(S501)。
【0071】次に、チャネル捕捉部53は、判定結果の
メディア種別を用いて呼数管理データ記憶部61を参照
する(S502)。図6(B)に示すように、呼数管理デー
タ記憶部61は、メディア種別(音声又はデータ)に応じ
た複数の領域(「メディア領域」と称する)61aからな
る。各メディア領域61aは、メディア種別に対応する
カード毎に関連づけられた複数の領域(「カード領域」
と称する)61bに分割されている。各カード領域61
bは、さらに、そのカードで取り扱われるチャネル(呼)
の番号毎に設けられた複数のチャネル状態領域61cか
らなる。各チャネル状態領域61cは、“0(空き)”と
“1(使用中)”との1ビットで定義されたチャネルの状
態を記憶している。
【0072】チャネル捕捉部53は、判定結果として得
たメディア種別に基づき、該当するメディア領域61a
を特定する。次に、チャネル捕捉部53は、先頭のカー
ド領域61bについて各チャネル状態領域61cを先頭
から順に参照し、空き状態“0”のチャネルを検索す
る。先頭のカード領域61bの全てのチャネル状態領域
61cが“1(使用中)”である場合には、チャネル捕捉
部53は、次のカード領域61bについて同様の処理を
行う。なお、メディア領域61a中の各チャネル状態領
域61bの参照方法は、空き状態のチャネルを捕捉でき
ればどのような手法が用いられても良い。
【0073】チャネル捕捉部53は、空き状態のチャネ
ルを捕捉すると、そのチャネル番号を取得するととも
に、そのチャネルのチャネル状態を示すビットを“0
(空き)”から“1(使用中)”に変更する(S503)。
【0074】次に、チャネル捕捉部53は、呼設定信号
中の1つのパラメータであるCODEC種別をCODE
C種別管理データ記憶部63に設定(格納)し、アウトプ
ットとして捕捉したチャネルのチャネル番号を呼制御部
52に与える(S504)。
【0075】図5に戻って、呼制御部52は、捕捉した
チャネルに与える同期タイミングを決定する為に、同期
タイミング決定部55をコールし、捕捉したチャネル番
号を与える。すると、同期タイミング決定部55が以下
の処理を行う(S6)。
【0076】図7は、同期タイミング決定部55による
処理(S6)の詳細を示すフローチャートである。図6に
おいて、同期タイミング決定部55は、入力情報として
呼制御部から与えられたチャネル番号をチェックする
(S601)。次に、同期タイミング決定部55は、入力
情報となるチャネル番号を基に、メディア遅延特性デー
タ記憶部62からメディア種別を読み出す(S602)。
【0077】次に、同期タイミング決定部55は、読み
出したメディア種別がデータか音声かを判定する(S6
03)。このとき、メディア種別が音声の場合には、処
理がS604に進み、データである場合には処理がS6
05に進む。
【0078】S604では、同期タイミング決定部55
は、チャネル対応CODEC種別管理データ記憶部63
から当該チャネル番号に対応するCODEC種別管理デ
ータを読み出す。同期タイミング決定部55は、読み出
されたCODEC種別に応じて、音声パケットの取り出
し周期を、例えば10ミリ秒,20ミリ秒,30ミリ秒
の何れかから設定する。一方、S605では、同期タイ
ミング決定部55は、データパケットの取り出し周期を
60ミリ秒に決定設定する。S604又はS605の処
理が終了すると、処理がS606に進む。
【0079】S606では、同期タイミング決定部55
は、同期タイミング管理データ記憶部60から同期タイ
ミング管理データを読み出す。図8は、同期タイミング
管理データ記憶部60のデータ構造を示す図である。
【0080】図8に示すように、同期タイミング管理デ
ータ記憶部60は、同期タイミング管理データとして、
同期信号とイネーブル信号との組み合わせによる同期タ
イミングの使用状態を示すマップを記憶している。
【0081】マップの横軸は同期信号SYNC-1,SYNC-2,・
・・,SYNC-m,SYNC-m+1,・・・SYNC-nを示し、図3に示
したα秒を単位時間とする。縦軸は同期信号SYNCの出力
許可期間を示すEMB-1,EMB-2,・・・,EMB-6を示し、10
ミリ秒を単位時間とする。マップ中の横軸の座標値(SYN
C-#(#=1〜n))と縦軸の座標値(ENB-X(X=1〜6))とで特定
される座標のビットは、夫々、同期タイミングの使用/
未使用を示すフラグとして使用される。ビット値“0”
は、その同期タイミングが未使用であることを示し、ビ
ット値“1”は、その同期タイミングが使用中であるこ
とを示す。ビット値と使用/未使用の定義は逆でも良
い。
【0082】各出力許可期間ENB-1〜ENB-6は、以下の
ように使用される。即ち、イネーブル信号がない場合に
は、ENB-1〜ENB-6の全てが使用される。これにより、選
択された(対応する)同期信号が10ミリ秒毎に(10ミ
リ秒周期で)タイミング発生部56から出力される設定
となる。
【0083】イネーブル信号2a-ENBが使用される場合に
は、ENB-1,ENB-3及びENB-5が使用され、イネーブル信
号2b-ENBが使用される場合にはENB-2,ENB-4及びENB-6
が使用される。これにより、選択された(対応する)同期
信号が20ミリ秒毎に(20ミリ秒周期で)タイミング発
生部56から出力される設定となる。
【0084】イネーブル信号3a-ENBが使用される場合に
はENB-1及びENB-4が使用され、イネーブル信号3b-ENBが
使用される場合にはENB-3及びENB-6が使用される。これ
により、選択された(対応する)同期信号が30ミリ秒毎
に(30ミリ秒周期で)タイミング発生部56から出力さ
れる設定となる。
【0085】同期タイミング管理データ記憶部60は、
以下のように使用される。例えば、メディア種別が音声
であり、CODEC種別が10ミリ秒で同期信号SYNC-1
を使用することを同期タイミング決定部55が決定した
場合には、図8に示す“A”の部分がフラグオンされ、
「使用中」に設定される。
【0086】また、例えば、CODEC種別が20ミリ
秒で同期信号SYNC-2(SYNC-4)を使用することを同期タイ
ミング決定部55が決定した場合には、図8に示す“B
(D)”の部分がフラグオンされ、「使用中」に設定され
る。また、例えば、CODEC種別が30ミリ秒で同期
信号SYNC-3を使用することを同期タイミング決定部55
が決定した場合には、図8に示す“C”の部分がフラグ
オンされ、「使用中」に設定される。
【0087】メディア種別がデータの場合(データ呼の
場合)、1つのデータパケット処理が所定数(この例では
8)の音声パケット処理に相当するように設定される。
例えば、同期信号SYNC-m〜SYNC-m+7までが使用され、出
力許可期間ENB-2のみにおいて同期信号が出力されるよ
うに設定され、図8に示す“F”の部分がフラグオンさ
れ、“F”の部分に対応するチャネルが「使用中」に設
定される。即ち、イネーブル信号2b-ENBとイネーブル信
号3b-ENBとを組み合わせて60ミリ秒周期でデータパケ
ットが処理されるように制御される。
【0088】図7に戻って、同期タイミング決定部55
は、読み出した同期タイミング管理データ(図8)を参照
し、現在使われていない空き状態の同期タイミングを特
定する(S607)。同期タイミング決定部55は、特定
した同期タイミングを当該チャネルについて使用する同
期タイミングに設定し、この同期タイミングの同期タイ
ミング管理データを同期タイミング管理データ記憶部6
0に登録する。
【0089】即ち、S607において、チャネルのメデ
ィア種別が音声でCODEC種別が10ミリ秒の場合に
は処理がS608に進み、メディア種別が音声でCOD
EC種別が20ミリ秒の場合には処理がS609に進
み、メディア種別が音声でCODEC種別が30ミリ秒
の場合には処理がS610に進み、メディア種別がデー
タの場合には処理がS611に進む。
【0090】S608では、同期タイミング決定部55
は、任意の同期信号SYNC-#についてイネーブル信号をO
FFにする設定,即ち同期信号SYNC-#を10ミリ秒周期
で出力する設定を、同期タイミング管理データ記憶部6
0に登録する(同期タイミング管理データを変更する)。
【0091】S609では、同期タイミング決定部55
は、任意の同期信号SYNC-#が20ミリ秒周期で出力され
るようにイネーブル信号を与える設定を、同期タイミン
グ管理データ記憶部60に施す(同期タイミング管理デ
ータを変更する)。
【0092】S610では、同期タイミング決定部55
は、任意の同期信号SYNC-#が30ミリ秒周期で出力され
るようにイネーブル信号を与える設定を、同期タイミン
グ管理データ記憶部60に施す(同期タイミング管理デ
ータを変更する)。
【0093】S611では、同期タイミング決定部55
は、連続する所定数(この例では、8つ)の同期信号SYNC
-m〜SYNC-m+7 が60ミリ秒周期で出力されるようにイ
ネーブル信号を与える設定を、同期タイミング管理デー
タ記憶部60に施す(同期タイミング管理データを変更
する)。
【0094】S608〜S611の何れかの処理が終了
すると、同期タイミング決定部55は、新たに同期タイ
ミング管理データ記憶部60に登録した同期タイミング
についてのチャネル番号,オフセット値及び周期値を、
タイミング生成データ記憶部566(図2参照)に設定す
る(S612)。その後、同期タイミング決定部55は処
理を終了する(呼制御部52にリターンする:S61
3)。
【0095】図5に戻って、オフセット値及び周期値と
がタイミング生成データ記憶部566に書き込まれたこ
とを契機に、タイミング発生部56は、同期制御部56
3の指示により、同期信号発生器561から発生する同
期信号とイネーブル信号発生器562から発生するイネ
ーブル信号との組み合わせによる同期タイミングを新た
に捕捉されたチャネルに対して送信し始める(S7)。
【0096】同期タイミング発生装置54のタイミング
発生部56から出力された同期信号SYNCは同期信号通知
部58に入力され、同期信号通知部58は、入力された
同期信号を、この同期信号に対応するチャネル番号のチ
ャネルを取り扱うカードへ送信する。
【0097】各カード20,30のカード間通信部2
7,37は、同期信号通知部58から送信された同期信
号を受信すると、受信した同期信号をパケット取り出し
開始指示としてCODEC処理部22及び音声パケット
取出部23又はMODEM処理部23及びデータパケッ
ト取出部33に与える。
【0098】一方、呼制御部52は、捕捉したチャネル
についての呼設定指示をカード間通信部59に与え、カ
ード間通信部59は、当該チャネルを収容するカード2
0又はカード30に呼設定指示(チャネル番号,COD
EC種別(処理周期),フラグメント長等を含む)を送信
する(S8)。
【0099】送信された呼設定指示は、カード20のカ
ード間通信部27又はカード30のカード間通信部37
で受信され、パケット化装置21又はパケット化装置3
1に与えられる。すると、パケット化装置21又はパケ
ット化装置31は、呼設定指示に含まれたチャネル番号
のチャネルに対し、呼設定指示の内容に従ったパケット
化処理を開始する(S9)。
【0100】その後、パケット化装置21のCODEC
処理部22は、取出開始指示(同期タイミング)を受け取
ると、この取出開始指示に対応するチャネルからのPC
M信号を音声パケットに変換し、バッファに蓄積する処
理を開始する。音声パケット取出部23は、バッファに
蓄積された音声パケットを取り出し、音声パケット送出
部24に与える。これらの処理は、取出開始指示がCO
DEC処理部22及び音声パケット取出部23に与えら
れてからα秒内で行われ、他の音声パケット及び全ての
データパケットのチャネルに対する処理のタイミングと
重ならないタイミングで行われる。
【0101】音声パケット送出部24は、音声パケット
取出部23から受け取った音声パケットにレイヤ3のヘ
ッダを付加した後、この音声パケットをカード間通信部
26に与える。カード間通信部26は、音声パケットを
IPインターフェイス部40のカード間通信部41に送
信する。送信された音声パケットは、IPインターフェ
イス部40のカード間通信部41で受信され、IPパケ
ット編集処理部42でレイヤ2のヘッダが付加された
後、主信号送信部43によってIPネットワークへ送出
される。
【0102】一方、MODEM処理部32及びデータパ
ケット取出部33は、カード間通信部37から取出開始
指示を受け取ると、この取出開始指示に対応するチャネ
ルからのPCM信号をデータパケットに変換し、バッフ
ァに蓄積する処理を開始する。データパケット取出部3
3は、バッファに蓄積されたデータパケットを取り出
し、データパケット送出部34に与える。これらの処理
は、取出開始指示がMODEM処理部32及びデータパ
ケット取出部33に与えられてからα秒内で行われ、他
のデータパケット及び全ての音声パケットのチャネルに
対する処理のタイミングと重ならないタイミングで行わ
れる。
【0103】データパケット送出部34は、データパケ
ット取出部33から受け取ったデータパケットにレイヤ
3のヘッダを付加した後、このデータパケットをカード
間通信部36に与える。カード間通信部36は、データ
パケットをIPインターフェイス部40のカード間通信
部41に送信する。送信された音声データパケットは、
IPインターフェイス部40のカード間通信部41で受
信され、IPパケット編集処理部42でレイヤ2のヘッ
ダが付加された後、主信号送信部43によってIPネッ
トワークへ送出される。
【0104】〈具体例〉以下、動作の具体例を、上述し
たように、IPゲートウェイ装置が音声に対して提供可
能なCODEC種別を10ミリ秒/20ミリ秒/30ミ
リ秒の3種類とし、1つのデータパケットの処理が8つ
の音声パケットの処理に相当する(データパケットの処
理時間を音声パケットの処理時間の8倍に固定した)場
合について説明する。
【0105】(具体例1)具体例1として、捕捉したチャ
ネル番号が“10番”、メディア種別が“音声”、CO
DEC種別が20ミリ秒の場合について、図9の説明図
を用いて説明する。同期タイミング管理データ記憶部6
0に保持された同期タイミングの使用状態が図9(A)の
場合には、未使用状態の同期タイミングで最も基本同期
タイミング(SYNC-1)との位相差が小さい同期タイミング
はSYNC-3である。
【0106】このため、同期タイミング決定部55は、
同期タイミング管理データ記憶部60に20ミリ秒周期
で同期信号SYNC-3が出力される設定(同期タイミング管
理データ)を追加する。これによって、同期タイミング
管理データ記憶部60の保持内容が、例えば、図9(B)
に示すように、同期信号SYNC-3について、各ENB-1,ENB
-3,ENB-5が“使用中”に設定される。
【0107】その後、同期タイミング決定部55は、同
期タイミング管理データ記憶部60に追加した設定に関
する同期タイミング情報(オフセット値及び周期値)を、
タイミング生成データ記憶部566に設定する。例え
ば、図8(C)に示すように、タイミング生成データ記憶
部566において、チャネル番号“10”に対応する同
期タイミング情報として、オフセット値“SYNC-3”及び
周期値“20ms(2a-ENB)”が設定される。“SYNC-3”は、
同期信号SYNC-3を示し、“20ms(2a-ENB)”は、20ミリ
秒周期でENB-1,ENB-3,ENB-5のタイミングで同期信号SYN
C-3を出力することを示す。
【0108】(具体例2)具体例1として、捕捉したチャ
ネル番号が“5番”、メディア種別が“データ”の場合
について、図10の説明図を用いて説明する。メディア
種別が“データ”の場合は、遅延特性が厳しくないため
60ミリ秒周期でパケットを取り出すように設定され
る。
【0109】同期タイミング管理データ記憶部60に保
持された同期タイミングの使用状態が図10(A)の場
合、未使用状態の同期タイミングとして、SYNC-m〜nが
空いているので、同期タイミング決定部55は、チャネ
ル番号“5”に与える同期タイミング(のオフセット値)
をSYNC-mとし、同期タイミング管理データ記憶部60の
保持内容をSYNC-m〜SYNC-m+7、60ミリ秒周期で使用す
る設定を追加する(図10(B)参照)。
【0110】その後、同期タイミング決定部55は、同
期タイミング管理データ記憶部60に追加した設定に関
する同期タイミング情報(オフセット値及び周期値)を、
タイミング生成データ記憶部566に設定する。
【0111】例えば、図10(C)に示すように、タイミ
ング生成データ記憶部566において、チャネル番号
“5”に対応する同期タイミング情報として、オフセッ
ト値“SYNC-m”及び周期値“60ms(2a-ENB+3b-ENB)”が
設定される。“SYNC-m”は、同期信号のオフセット値
“SYNC-m”を示し、“60ms(2a-ENB+3b-ENB)”は、60
ミリ秒周期で出力許可期間ENB-2に同期信号SYNC-m〜m+7
を出力することを示す。
【0112】以上により、複数のメディア種別が混在す
るようなIPゲートウェイ装置において、メディア種別
毎にパケット化処理の開始契機を可変に与えることがで
き、これによりメディア毎に処理時間帯を分離すること
が可能となる。
【0113】〈動作例2〉次に、動作例2として、同期
タイミング発生装置54がCall by Callに(呼毎に)且つ
チャネル対応に可変な同期タイミングを発生させる方法
について説明する。
【0114】図2に示すように、タイミング発生部56
は、ハードロジックにより構成される同期信号発生器5
61,イネーブル信号発生器562,同期制御部563
から成り、同期タイミング決定部55によって設定され
たタイミング生成データに従って生成した同期信号を各
カード20,30のパケット化装置21,31にチャネ
ル毎に供給する。
【0115】図3は、タイミング発生部56が発生する
各信号タイミングを示し、"SYNC-1"から"SYNC-n"は同期
信号発生器561が発生する同期タイミングであり、最
小エンコーディング周期時間(10ミリ秒)内において、
各同期タイミングはパケット化処理に要する時間以上の
位相差αをもってIPゲートウェイ装置が収容する回線
数分だけ生成される。
【0116】ここで、位相差αは以下の条件を満たさな
ければならない。
【0117】パケット化処理時間 ≦ 位相差α 最小エンコーディング周期時間 ≧ 位相差α×n(n=
収容回線(チャネル)数)図3における"2a-ENB"から"3c-E
NB"はイネーブル信号発生器562が発生する同期タイ
ミングの出力イネーブル信号であり、イネーブル信号発
生器562は、最小エンコーディング周期時間(10ミ
リ秒)のイネーブル信号(許可信号)を、IPゲートウェ
イ装置が提供する複数のCODEC種別の各エンコーデ
ィング周期間隔で基本同期タイミングと同期する状態で
生成する。
【0118】同期制御部563は、各チャネルに対応し
た同期タイミング用のセレクタ564をタイミング生成
データ記憶部566(管理テーブル)のオフセット値に従
って制御し、n種類の同期タイミングから一つを選択す
る。同様に、同期制御部563は、各チャネルに対応し
たイネーブル信号用のセレクタ565をタイミング生成
データ記憶部566(管理テーブル)の周期値に従って制
御し、複数のイネーブル信号から一つを選択する。これ
によって、同期タイミングとイネーブル信号の組み合わ
せを回線単位で自由に設定する事ができる。各チャネル
に対して送出される同期信号は次の組み合せが可能であ
る。
【0119】(1)10ミリ秒周期で任意の同期タイミン
グ(同期信号SYNC-1〜nの何れか)を出力 同期タイミング用のセレクタ564を任意の同期タイミ
ングに設定し、且つイネーブル信号用のセレクタ565
をディアサートする(セレクタ565から常にイネーブ
ル信号が出力される状態にする)ことにより、任意の同
期タイミングは10ミリ周期でパケット化装置21又は
パケット化装置31に入力される。
【0120】(2)任意の周期(2a-ENB〜3c-ENB)に任意の
同期タイミング(同期信号SYNC-1〜nの何れか)を出力 同期タイミング用のセレクタ564を任意の同期タイミ
ングに設定し、且つイネーブル信号用のセレクタ565
からチャネルのCODEC種別に応じたエンコーディン
グ周期(20ミリ秒又は30ミリ秒)のイネーブル信号が
出力されるようにすることにより、任意の同期タイミン
グは、CODEC種別に応じた周期でパケット化装置2
1又はパケット化装置31に入力される。
【0121】(3)同期信号なし 同期タイミング用のセレクタ564をディアサートす
る。
【0122】〈動作例3〉次に、動作例3として、Call
by Call(呼毎に)に変化するシステム状態(CODEC
種別・メディア毎の呼量・遅延時間特性等)に応じて、
データパケットのフラグメント長を変更する管理方法に
ついて、図11及び図12を用いて説明する。
【0123】図11は、呼制御部52が呼設定処理を行
ってから、フラグメント長管理部57を読み出し、デー
タパケットのフラグメント長の変更可否を決定し、変更
要であった場合に各カード20,30に対してフラグメ
ント長の変更指示を行う処理シーケンスである。
【0124】図12は、同期タイミングを決定する為に
使用する同期タイミング管理データ記憶部60の動作例
3におけるデータ構成図であり、フラグメント長の変更
を行う前後の管理状態を表したものである。
【0125】図11において、呼制御部52が呼設定信
号を受信し、呼設定指示を送信し、呼接続処理を完了す
るまでの処理は、上述した動作例1と同じである(S1
3〜S18)。その後、呼制御部52は、最終処理とし
て、フラグメント長管理部57を呼び出す。
【0126】フラグメント長管理部57は、以下の処理
を行う(S19)。即ち、フラグメント長管理部57は、
同期タイミング管理データ記憶部60を参照し(図12
(A)参照)、各チャネルに対して与えている同期タイミ
ングの使用状況をチェックする。このとき、同期タイミ
ング管理データ記憶部60には、データパケットに対す
る処理の同期タイミングとして、ENB-2でSYNC-m〜SYNC-
m+7が使用されている(データパケットサイズ:256オ
クテット)ものとする(S20)。
【0127】フラグメント長管理部57は、同期タイミ
ング管理データ記憶部60を参照した結果、音声呼量が
少なく音声パケットに対して与えている同期タイミング
に空きがある場合には、データパケットのフラグメント
長を大きくすることができると判断する。
【0128】すると、フラグメント長管理部57は、デ
ータパケットのフラグメント長を所定数に大きくする旨
の変更指示(例えば、フラグメント長を256オクテッ
トから512オクテットに変更する旨の変更指示)を、
当該データパケットのチャネルを収容しているカード3
0へカード間通信部59を介して送信する(S21)。
【0129】変更指示は、該当するカード30のカード
間通信部59に受信され、パケット化装置31に与えら
れる。すると、パケット化装置31が、データパケット
のフラグメント長を変更指示に応じたサイズに変更する
(S22)。これによって、データパケットのフラグメン
ト長が256オクテットから512オクテットに変更さ
れる(S23)。
【0130】一方、フラグメント長管理部57は、変更
指示を送信すると、同期タイミング管理データ記憶部6
0の内容を書き換える。図12(A)に示す例では、デー
タパケットのチャネルに対する同期タイミングを、“SY
NC-m〜SYNC-m+7”から“SYNC-m-7〜SYNC-m+7”へ変更す
る(図12(A)中の破線で囲った部分が変更部分)。
【0131】さらに、フラグメント長管理部57は、同
期タイミング管理データの変更に伴い、タイミング生成
データ566の当該チャネルに対するオフセット値を書
き換える。図12(B)に示す例では、チャネル番号“1
0”のチャネルがデータパケットのチャネルとして設定
されており、フラグメント長管理部57は、このチャネ
ルに対するオフセット値“SYNC-m”が“SYNC-m-7”に書
き換えられている。
【0132】以上により、Call by Callに(呼毎に)デー
タパケットのフラグメント長を調整できるようになり、
これによりメディア毎にお互いの処理による干渉をおこ
すことなくデータパケット処理を効率的に行うことが可
能となる。
【0133】その後、フラグメント長管理部57は、新
たな呼が設定された場合において、音声呼量が増加し、
空き状態の同期タイミングが少なくなってきたと判断し
た場合には、データパケットのフラグメント長を所定数
に小さくするための処理を行う。この処理は、上記した
処理と逆の処理を行う。これにより、データパケットの
フラグメント長が、例えば、512オクテットから25
6オクテットに小さくされる。
【0134】また、上記したフラグメント長管理部57
による同期タイミング管理データ及びタイミング生成デ
ータの書換処理は、同期タイミング決定部55が、フラ
グメント長管理部57からの指示に従って行うようにし
ても良い。
【0135】〈動作例4〉次に、動作例4として、各カ
ード20,30のパケット化装置21,31が制御部50
からの呼設定指示及び同期信号(同期タイミング)を受信
し、その指示に従ってパケットを取出しIPインタフェ
ース部40に送出するまでのパケット化方式を詳細に説
明する。
【0136】カード20のパケット化装置21又はカー
ド30のパケット化装置31によるパケット取出手段と
して、CODEC処理部22又はMODEM処理部32
からの割り込みを契機にパケット取出し処理を開始する
手法と、パケット取出部23,33が一定周期で定期的
にCODEC処理部22又はMODEM処理部32を読
み出す手法(ポーリング手段)とがある。ここでは、ポー
リング手段を採用した場合について、図1及び図13を
用いて説明する。
【0137】図13において、カード20のパケット化
装置21のCODEC処理部22又はカード30のパケ
ット化装置31のMODEM処理部32(以下、「CO
DEC処理部22又はMODEM処理部32」を「パケ
ット化処理部22/32」と表記する)は、同期タイミ
ング決定部55の処理により、タイミング発生部56か
ら同期信号通知部58を介して同期信号を受信すると、
PCM信号のパケット化処理を開始する(S21)。一
方、音声パケット取出部23又はデータパケット取出部
33(以下、「パケット取出部23/33」と表記する)
は、同期信号を受信すると、パケットの取出準備を開始
する。
【0138】また、パケット取出部23/33は、呼制
御部52からカード間通信部59,27,37を介して、
使用するチャネル番号とCODEC種別とを含む呼設定
指示を、上記同期信号とほぼ同時期に受信する。する
と、パケット取出部23/33は、パケット化処理部2
2/32に対し、CODEC種別(パケット化処理の周
期)を設定する(S23)。
【0139】その後、パケット化処理部22/32は、
次の同期信号(初期同期タイミング)を受け取ると、パケ
ット化処理を終了し(S24)、次のパケット化処理を開
始する(S25)。一方、パケット取出部23/33は、
パケット化処理の終了とほぼ同時期に次の同期信号(初
期同期タイミング)を受け取り、パケット化処理部22
/32からパケット(音声パケット又はデータパケット)
を取り出し(S26)、音声パケット送出部24又はデー
タパケット送出部34に与える(S27)。これによっ
て、カード20又はカード30からIPインターフェイ
ス部40へIPパケット(音声パケット又はデータパケ
ット)が送出される。
【0140】その後、パケット取出部23/33は、初
期同期タイミングの受信を契機として、同期タイミング
割り込みマスクを設定し、初期同期タイミング以降の同
期信号を受信しないようにする(S28)。さらに、パケ
ット取出部23/33は、パケットを取り出すポーリン
グ処理を開始し、設定されたCODEC種別(パケット
化処理の周期)と同じ周期でポーリング処理を行う。こ
れによって、所定周期(図13に示す例では、20ミリ
秒周期)で、パケット取出処理が行われる。
【0141】以上により、各カード20,30のパケッ
ト化装置21,31は、同期タイミング発生装置54か
ら与えられた同期タイミングに従ってPCM信号のIP
パケット化を行う。これによって、各チャネルのパケッ
ト化の処理時間を確保することができ、パケット生成か
らIPネットワークへの送出までの処理遅延を抑止する
ことが可能となる。
【0142】〈実施形態による作用〉本実施形態による
と、同期タイミング発生装置54は、同期タイミング決
定部55とその決定値に従ってタイミング信号を発生さ
せるタイミング発生部56から構成され、IPゲートウ
ェイ装置に収容される音声回線(チャネル)の各々に対
し、各チャネルを通じて受信されるPCM信号をパケッ
ト化する時間が重複しないようにパケット化装置21,
31に同期信号(同期タイミング)を与える。
【0143】各カード20,30のパケット化装置21,
31は、PCM信号をパケット化する装置であり、同期
タイミング発生装置54から与えられた同期信号に基づ
いて、音声パケット又はデータパケットの取出し及び送
出処理を行う。
【0144】このため、IPゲートウェイ装置内でPC
M信号をパケット化してからIPネットワークへ送出す
る過程において、複数のチャネルから同時にパケット化
要求が発生した場合等の処理輻輳による処理時間の遅延
を抑止することができる。その結果、遅延時間特性に対
する要求が厳しい音声の場合にも、パケット化の処理遅
延と揺らぎをなくすことで音声品質を向上させることが
できる。
【0145】また、実施形態によると、同期タイミング
発生装置54内のタイミング発生部56は、同期制御部
563の制御により、同期信号発生部561が発生する
タイミング信号(同期信号)とイネーブル信号発生部56
2が発生するイネーブル信号を組み合わせることによ
り、チャネル毎にCODEC種別に応じた可変なタイミ
ングを発生させる。
【0146】これによって、チャネル毎にその呼の条件
(CODEC種別等)に基づくタイミング信号を発生し、
各パケット化装置21,31に与えることができる。従
って、パケット化装置21のCODEC処理部22が音
声パケットを出力する時間と、パケット化装置31のM
ODEM処理部32がデータパケットを出力する時間と
が均一になり、それぞれの処理時間が確保される。この
ため、音声のパケット化処理遅延がなくなり、音声品質
が向上する。
【0147】また、実施形態によると、同期タイミング
発生装置54内の同期タイミング決定部55は、呼制御
部52からcall by callに(呼毎に)コールされ(呼び出
され)、呼毎の情報(CODEC種別,メディア遅延特
性,メディア毎の呼量等)と、同期タイミング管理デー
タを読み出し、参照する。そして、同期タイミング決定
部55は、該当するチャネルの同期タイミング値を決定
し、タイミング発生部56のタイミング生成データ記憶
部566にタイミング値(オフセット値,周期値)を設定
する。
【0148】これによって、音声パケットとデータパケ
ットとの夫々が出力される時間を均一化するとともに、
音声パケットとデータパケットの処理タイミングを分離
することができる。従って、それぞれの処理時間が確保
されることで、音声のパケット化処理遅延がなくなり、
音声品質が向上する。
【0149】また、実施形態によると、制御部50内の
フラグメント長管理部57は、呼設定が完了した時点で
呼制御部52から呼び出され、その時点での音声パケッ
トとデータパケットの呼量とに基づいてデータパケット
のフラグメント長を管理する。そして、フラグメント長
管理部57は、フラグメント長の変更が必要となった場
合(フラグメント長を長くしても音声パケットの処理に
影響が出ない場合,フラグメント長を短くしないとデー
タパケットの処理の為に音声パケット処理への影響が出
てくる場合等)には、カード間通信部59を介してカー
ド30に対してフラグメント長の変更を指示する。
【0150】これによって、音声とデータとが混在して
IPゲートウェイ装置に受信される場合においても、そ
れぞれのパケット化処理時間帯を分離させ、互いの処理
が干渉し合わないようにすることができる。従って、デ
ータパケット処理の干渉(データパケットの音声パケッ
ト間への割り込み)による音声パケットの送出の揺らぎ
を抑止することができ、音声品質を向上させることが可
能となる。
【0151】また、実施形態によると、各カード20,
30内のパケット化装置21,31は、PCM信号をパ
ケット化する装置であり、同期タイミング発生装置54
から同期タイミングが与えられると、そのタイミングに
同期してPCM信号のパケット化及び音声パケット又は
データパケットの取出し処理を開始し、カード間通信部
26,36を介して、IPインタフェース部40にIP
パケットを送出する。
【0152】これによって、各カード20,30からI
Pインタフェース部40に送出されるパケットの送出間
隔が均一化される。従って、複数の音声・データパケッ
トの互いの干渉によるパケットの送出の揺らぎを抑止す
ることができ、音声品質を向上させることが可能とな
る。
【0153】また、本実施形態によるIPゲートウェイ
装置によれば、音声呼又はデータ呼が設定される場合
に、使用されるチャネルに対するパケット化処理(CO
DEC処理)の処理周期に応じた同期信号(取り出し指
示)が、パケット取出部23/33に与えられる。これ
によって、パケット化処理部22/32によるパケット
化の処理終了とほぼ同時にパケットが取り出される。こ
のように、パケット化処理と、パケットの取り出し処理
とが同期をとり、パケット化処理が終了してから取り出
される迄の無駄な時間が生じないようにされている。
【0154】本発明によるIPゲートウェイ装置によれ
ば、PCM信号をパケット化してIPネットワークに送
出する音声パケット化制御に関し、複数の音声回線が収
容されている場合に、それぞれの回線に対して同期タイ
ミングを与えパケット化処理時間に位相を持たせること
によりお互いのパケット化処理が干渉しないようにする
ことで、複数回線から同時にパケット化要求があがって
きた場合等の処理輻輳を抑止することが出来る。
【0155】これにより、IPゲートウェイ装置内にお
けるPCM信号のパケット化からIPネットワークへ送
出するまでの処理遅延と揺らぎを抑止することが出来
る。その結果、遅延時間特性に厳しい音声に関しても、
受信側でのパケット到着遅延によるパケット廃棄や到着
時間のばらつきを抑えられるため、エンドユーザーが音
声を聴取する際の音声のとぎれ・ノイズ・揺らぎといっ
た音声品質の低下を防ぐ効果がある。
【0156】〔付記〕本発明は、以下のように特定する
ことができる。 (付記1)複数のチャネルを収容し、回線交換網からの
PCM信号をパケット化してIPネットワークへ送出す
るIPゲートウェイ装置であって、基本同期信号及び基
本同期信号とある一定の位相差をもつ複数の同期信号を
発生させる同期タイミング発生装置と、前記同期タイミ
ング発生装置から与えられた同期信号に従って、各チャ
ネルからのPCM信号をパケット化しIPネットワーク
へ送出するパケット化装置とを備えたIPゲートウェイ
装置。 (付記2)前記同期タイミング発生装置は、基本同期信
号及び基本同期信号とある一定の位相差をもつ複数の同
期信号を発生させる同期信号発生器と、チャネル毎に設
定されるパケット化の周期に応じて同期信号をイネーブ
ルする為の複数種類のイネーブル信号を発生するイネー
ブル信号発生器と、前記同期信号と前記イネーブル信号
との組み合わせを制御する同期制御部とを含み、同期信
号とイネーブル信号との組み合わせによって各チャネル
に対応する同期信号を前記パケット化装置へ出力する付
記1記載のIPゲートウェイ装置。 (付記3)前記同期タイミング発生装置は、各チャネル
に対応するパケット化の周期に応じた同期信号をパケッ
ト化装置へ出力するためのタイミング生成データを前記
同期制御部に与える同期タイミング決定部をさらに含む
付記2記載のIPゲートウェイ装置。 (付記4)前記パケット化装置が音声とデータとを含む
メディアに応じて設けられ、前記同期タイミング発生装
置は、各チャネルに対応するパケット化の周期及びメデ
ィアの種別に応じた同期信号をパケット化装置へ出力す
るためのタイミング生成データを前記同期制御部に与え
る同期タイミング決定部をさらに含む付記2記載のIP
ゲートウェイ装置。 (付記5)音声の各チャネルに対する同期信号の使用状
況に基づいてデータのフラグメント長の変更指示をデー
タのパケット化装置に与えるフラグメント長管理部をさ
らに備えた付記4記載のIPゲートウェイ装置。 (付記6)前記パケット化装置は、PCM信号をパケッ
ト化するパケット化処理部と、前記パケット化処理部に
よって生成されたパケットを前記同期タイミング装置か
ら受け取った同期信号に従って取り出すパケット取出部
と、前記パケット取出部によって取り出されたパケット
をIPネットワークへ送出するパケット送出部とを含む
付記1〜5の何れかに記載のIPゲートウェイ装置。
【0157】
【発明の効果】本発明のIPゲートウェイ装置によれ
ば、音声パケットの送出遅延を防止することができる。
【0158】また、本発明のIPゲートウェイ装置によ
れば、データパケット処理によって音声パケットに揺ら
ぎが発生することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態によるIPゲートウェイ装置の構成図
【図2】同期タイミング発生装置の構成図
【図3】同期タイミングの説明図
【図4】同期タイミング発生装置の構成図
【図5】呼接続処理(呼設定処理)を示すシーケンス図
【図6】チャネル捕捉部の処理を示すフローチャート
【図7】同期タイミング決定部の処理を示すフローチャ
ート
【図8】同期タイミング管理データ記憶部の構成図
【図9】実施形態の具体例の説明図
【図10】実施形態の具体例の説明図
【図11】フラグメント長管理部の処理を示すシーケン
ス図
【図12】フラグメント長管理部の処理の説明図
【図13】パケット取出し制御を示すシーケンス図
【図14】従来のIPゲートウェイ装置の構成図
【図15】従来の課題の説明図
【符号の説明】
10 PSTNインターフェイス部 20 プロセッシングカード部(VoIP) 21,31 パケット化装置 22 CODEC処理部 23 音声パケット取出部 24 音声パケット送出部 25,35,43 主信号送信部 26,27,36,37,41,59 カード間通信部 30 プロセッシングカード部(NAS) 31 MODEM処理部 32 データパケット取出部 33 データパケット送出部 40 IPインターフェイス部 42 IPパケット編集処理部 50 制御部 51 制御信号受信部 52 呼制御部 53 チャネル捕捉部 54 同期タイミング発生装置54とを備えている。 55 同期タイミング決定部 56,56A タイミング発生部 57 チャネル対応データ呼フラグメント長管理部 58 同期信号通知部 60 同期タイミング管理データ記憶部 61 呼数管理データ記憶部 62 メディア遅延特性データ記憶部 63 チャネル対応CODEC種別管理データ記憶部 561 同期信号発生器(SYNC GEN) 562 イネーブル信号発生器(ENB GEN) 563 同期制御部(SYNC CNT) 564,565,565a セレクタ 566 タイミング生成データ記憶部566 567 AND回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶山 博光 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 永渕 雅彦 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 (72)発明者 山田 健二 福岡県福岡市早良区百道浜2丁目2番1号 富士通西日本コミュニケーション・シス テムズ株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA11 HA08 HB01 HB15 HC01 HD03 JA05 JL07 KA03 KA13 KA19 KA22 LB13 5K051 AA02 GG03 JJ13

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のチャネルを収容し、回線交換網から
    のPCM信号をパケット化してIPネットワークへ送出
    するIPゲートウェイ装置であって、 基本同期信号及び基本同期信号とある一定の位相差をも
    つ複数の同期信号を発生させる同期タイミング発生装置
    と、 前記同期タイミング発生装置から与えられた同期信号に
    従って、各チャネルからのPCM信号をパケット化しI
    Pネットワークへ送出するパケット化装置とを備えたI
    Pゲートウェイ装置。
  2. 【請求項2】前記同期タイミング発生装置は、基本同期
    信号及び基本同期信号とある一定の位相差をもつ複数の
    同期信号を発生させる同期信号発生器と、チャネル毎に
    設定されるパケット化の周期に応じて同期信号をイネー
    ブルする為の複数種類のイネーブル信号を発生するイネ
    ーブル信号発生器と、前記同期信号と前記イネーブル信
    号との組み合わせを制御する同期制御部とを含み、同期
    信号とイネーブル信号との組み合わせによって各チャネ
    ルに対応する同期信号を前記パケット化装置へ出力する
    請求項1記載のIPゲートウェイ装置。
  3. 【請求項3】前記パケット化装置が音声とデータとを含
    むメディアに応じて設けられ、 前記同期タイミング発生装置は、各チャネルに対応する
    パケット化の周期及びメディアの種別に応じた同期信号
    をパケット化装置へ出力するためのタイミング生成デー
    タを前記同期制御部に与える同期タイミング決定部をさ
    らに含む請求項2記載のIPゲートウェイ装置。
  4. 【請求項4】音声の各チャネルに対する同期信号の使用
    状況に基づいてデータのフラグメント長の変更指示をデ
    ータのパケット化装置に与えるフラグメント長管理部を
    さらに備えた請求項3記載のIPゲートウェイ装置。
  5. 【請求項5】前記パケット化装置は、PCM信号をパケ
    ット化するパケット化処理部と、前記パケット化処理部
    によって生成されたパケットを前記同期タイミング装置
    から受け取った同期信号に従って取り出すパケット取出
    部と、前記パケット取出部によって取り出されたパケッ
    トをIPネットワークへ送出するパケット送出部とを含
    む請求項1〜4の何れかに記載のIPゲートウェイ装
    置。
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