JP2010124456A - 通信システム、通信装置、および端末収容装置 - Google Patents
通信システム、通信装置、および端末収容装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010124456A JP2010124456A JP2009204084A JP2009204084A JP2010124456A JP 2010124456 A JP2010124456 A JP 2010124456A JP 2009204084 A JP2009204084 A JP 2009204084A JP 2009204084 A JP2009204084 A JP 2009204084A JP 2010124456 A JP2010124456 A JP 2010124456A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- subscriber line
- pcm
- communication
- digital subscriber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/2854—Wide area networks, e.g. public data networks
- H04L12/2856—Access arrangements, e.g. Internet access
- H04L12/2869—Operational details of access network equipments
- H04L12/2898—Subscriber equipments
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/28—Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
- H04L12/2854—Wide area networks, e.g. public data networks
- H04L12/2856—Access arrangements, e.g. Internet access
- H04L12/2869—Operational details of access network equipments
- H04L12/2878—Access multiplexer, e.g. DSLAM
- H04L12/2879—Access multiplexer, e.g. DSLAM characterised by the network type on the uplink side, i.e. towards the service provider network
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M11/00—Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems
- H04M11/06—Simultaneous speech and data transmission, e.g. telegraphic transmission over the same conductors
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M7/00—Arrangements for interconnection between switching centres
- H04M7/006—Networks other than PSTN/ISDN providing telephone service, e.g. Voice over Internet Protocol (VoIP), including next generation networks with a packet-switched transport layer
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M7/00—Arrangements for interconnection between switching centres
- H04M7/12—Arrangements for interconnection between switching centres for working between exchanges having different types of switching equipment, e.g. power-driven and step by step or decimal and non-decimal
- H04M7/1205—Arrangements for interconnection between switching centres for working between exchanges having different types of switching equipment, e.g. power-driven and step by step or decimal and non-decimal where the types of switching equipement comprises PSTN/ISDN equipment and switching equipment of networks other than PSTN/ISDN, e.g. Internet Protocol networks
- H04M7/121—Details of network access arrangements or protocols
Abstract
【課題】 メタリック加入者線を利用した高速でかつ安価な通信システム、通信装置、および端末収容装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 端末装置3c、3dを収容する複数の端末収容装置200と、IP網4に接続されデジタル加入者線L3によって複数の端末収容装置200と接続する通信装置1とを有する通信システムであって、端末収容装置200には、端末装置3c、3dから受信したPCM(Pulse Code Modulation)データを含むデータを、デジタル加入者線L3に時分割フレームを用いて通信装置1へ送信する送信手段を備え、通信装置1には、端末収容装置200からデジタル加入者線L3を介して受信したデータのうち、PCMデータをIP(Internet Protocol)パケットへ変換するIP変換部130を備える。
【選択図】 図2
【解決手段】 端末装置3c、3dを収容する複数の端末収容装置200と、IP網4に接続されデジタル加入者線L3によって複数の端末収容装置200と接続する通信装置1とを有する通信システムであって、端末収容装置200には、端末装置3c、3dから受信したPCM(Pulse Code Modulation)データを含むデータを、デジタル加入者線L3に時分割フレームを用いて通信装置1へ送信する送信手段を備え、通信装置1には、端末収容装置200からデジタル加入者線L3を介して受信したデータのうち、PCMデータをIP(Internet Protocol)パケットへ変換するIP変換部130を備える。
【選択図】 図2
Description
本発明は、端末収容装置が収容する端末装置がDSL(Digital Subscriber Line)を使用して通信を行う通信システムに関する。
情報通信技術の発展により、インターネットアクセスのインフラとして情報伝送路である加入者線が企業や店舗、そして各家庭にも普及している。従来、メタリック加入者線を使用したデジタル伝送方式には、ISDN(Integrated Services Digital Network)基本レートインタフェースやADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)が使用されている。最近では、光加入者回線が普及しつつあり、これらのメタリック加入者線から光加入者回線への移行が行われているが、光加入者回線が普及していない地域、普及困難な地域、もしくは光加入者回線を未導入の集合住宅などでは、現在でもメタリック加入者線が情報伝送路として利用されている。
ADSLは、ISDNより高速なインターネットアクセスの手段として普及したが、伝送損失が大きい周波数帯域を使用したサービスであるため、電話局からの距離が離れるに従い電気信号の劣化が激しくなり、電話局からおよそ6〜7kmまでの加入者線でしかサービスの提供ができないという問題がある。また、ADSLは、その名の通り上り回線の速度と下り回線の速度が非対称であり、各家庭のインターネット利用はウェブサイトへのアクセスが主な用途であるため、通信量の多い下り回線が高速になるように設定されている。そのため、ADSLは上り回線の通信速度を向上させる手段としては不向きである。
このようなADSLの問題点は、光加入者回線を使用することにより解決可能であるが、上述した光加入者回線を使用できないユーザは、高速インターネットアクセスのためにISDN回線を複数契約しているのが現状である。
ところで、ADSLにはATM(Asynchronous Transfer Mode)通信方式が採用されている。このATM通信方式を採用したADSL上では、IP(Internet Protocol)パケット化されたデータの送受信を行うことを前提としたものであるため、音声等のPCM(Pulse Code Modulation)データもIPパケットに変換する必要があり、電話端末装置をADSLへ接続する端末収容装置には、VoIP(Voice over IP)等に代表される音声のIPパケット化を行う機能(VoIP処理部)が必要であった(例えば、特許文献1)。
しかしながら、このVoIP処理部は比較的高価であるため、各家庭や各店舗など、サービスを享受する拠点毎に設置される端末収容装置にIP変換部を搭載すると、通信システム全体として、サービス提供のためのコストが高くなるという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、メタリック加入者線を利用した高速でかつ安価な通信システム、通信装置、および端末収容装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による通信システムは、端末装置を収容する複数の端末収容装置と、IP網に接続されデジタル加入者線によって前記複数の端末収容装置と接続する通信装置とを有する通信システムであって、前記端末収容装置には、前記端末装置から受信したPCM(Pulse Code Modulation)データを含むデータを、前記デジタル加入者線に時分割フレームを用いて前記通信装置へ送信する送信手段を備え、前記通信装置には、前記端末収容装置から前記デジタル加入者線を介して受信したデータのうち、前記PCMデータをIP(Internet Protocol)パケットへ変換するIP変換部を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明による通信装置は、端末装置を収容する複数の端末収容装置と、IP網に接続されデジタル加入者線によって前記複数の端末収容装置と接続する通信装置とを有する通信システムで使用される通信装置であって、前記端末収容装置から前記デジタル加入者線に時分割フレームを用いて送信されたPCMデータを含むデータのうち、前記PCMデータをIPパケットへ変換するIP変換部を備えることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明による端末収容装置は、端末装置を収容する複数の端末収容装置と、IP網に接続されデジタル加入者線によって前記複数の端末収容装置と接続する通信装置とを有する通信システムで使用される端末収容装置であって、前記端末装置から受信したPCMデータを含むデータを、前記デジタル加入者線に時分割フレームを用いて前記通信装置へ送信する送信手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、メタリック加入者線を利用した高速でかつ安価な通信システム、通信装置、および端末収容装置を提供することができる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を示す通信システムの構成を示すブロック図である。
この通信システムは、端末収容装置200が通信装置1に接続され、通信装置1はIP網4および回線交換網5と接続されている。IP網4と回線交換網5はゲートウェイ装置2aを介して接続されている。またIP網4はゲートウェイ装置2bを介してインターネット6と接続され、インターネット6には複数のサーバ装置7が接続されている。
この通信システムは、端末収容装置200が通信装置1に接続され、通信装置1はIP網4および回線交換網5と接続されている。IP網4と回線交換網5はゲートウェイ装置2aを介して接続されている。またIP網4はゲートウェイ装置2bを介してインターネット6と接続され、インターネット6には複数のサーバ装置7が接続されている。
端末収容装置200は、電話端末装置3cやPC等の通信端末装置3dと接続され、電話端末装置(端末装置)3cや通信端末装置(端末装置)3dは、端末収容装置200および通信装置1を介してIP網4や回線交換網5と通信し、例えば、IP網4に接続されたIP電話端末装置3bや回線交換網5に接続された電話端末装置3aと通信を行うことができるようになっている。
また、通信装置1と端末収容装置200との接続は、メタリック加入者線L3を利用したデジタル加入者線であるSHDSL(Single-pair High-speed Digital Subscriber Line)等のxDSLが用いられている。通信装置1には、このデジタル加入者線L3が多数接続される。図1には端末収容装置200を1つのみ示したが、夫々のデジタル加入者線L3に端末収容装置200が接続されるようになっている。通信装置1と端末収容装置200とを接続するデジタル加入者線L3にSHDSLを適用することにより、ADSLを適用する場合と比較して、通信装置1と端末収容装置200との距離、すなわちデジタル加入者線L3の長さが長くても、ADSLを適用する場合と比較して、高速な通信速度でインターネットアクセスサービスを提供することができる。
図2は、通信システムに備えられた通信装置1の構成を示したブロック図である。
通信装置1には、加入者線インタフェース110、回線交換スイッチ120、IP変換部130、パケットスイッチ140、制御部150、およびクロック部160が備えられている。
通信装置1には、加入者線インタフェース110、回線交換スイッチ120、IP変換部130、パケットスイッチ140、制御部150、およびクロック部160が備えられている。
通信装置1は、内部に、PCMハイウェイL31a、PCMハイウェイL31b、内部データLANL32、制御バス170、及びクロックライン180を備える。また通信装置1には、ラインL1、外部データLANL2及びデジタル加入者線L3が接続される。
デジタル加入者線L3は加入者線インタフェース110と端末収容装置200とを接続する。PCMハイウェイL31aは加入者線インタフェース110と回線交換スイッチ120とを接続する。PCMハイウェイL31bは回線交換スイッチ120とIP変換部130とを接続する。内部データLANL32は、IP変換部130とパケットスイッチ140とを接続する。更に外部データLANL2はパケットスイッチ140と外部のIP網4とを接続する。ラインL1はクロック部160と回線交換網5とを接続する。
加入者線インタフェース110は、メタリック加入者線L3上を伝送するデータをPCMハイウェイ上へ伝送させたり、PCMハイウェイ上を伝送するデータをメタリック加入者線L3上へ伝送させたりするものである。デジタル加入者線L3とPCMハイウェイL31aは共に時分割バスであるが、時分割のフレーム数が異なっている。このため加入者線インタフェース110は、両時分割バスのインタフェースを行う。この加入者線インタフェース110は図2では1つのブロックで示したが、通信装置1が収容するデジタル加入者線L3の本数と同じ数の加入者線インタフェースユニット110a、…、110nで構成され、それぞれの加入者インタフェースユニット110aには、1本のデジタル加入者線L3と1本のPCMハイウェイL31とが接続され、1つのデータ列を処理するようになっている。
PCMハイウェイL31bの数はPCMハイウェイL31aの数より少なく、回線交換スイッチ120は選択されたPCMハイウェイL31aと選択されたPCMハイウェイL31bとを接続する。これにより、回線交換スイッチ120は、選択された加入者線インタフェースユニット110と選択されたIP変換部130とを接続する。
IP変換部130は、PCMハイウェイL31上を伝送するデータをIPパケット化したり、パケットスイッチ140から送られてくるIPパケットをPCMデータへ変換したりするものである。このIP変換部130は、図2では1つのブロックで示したが、PCMハイウェイL31bの数と同じ数、すなわち通信装置1が収容するデジタル加入者線L3の数より少ない数のIP変換ユニット130a、…、130nで構成される。各IP変換ユニット130aは、1本のPCMハイウェイL31bと1本の内部データLANL32が接続され、1つのデータ列のIP変換を行う。
パケットスイッチ140は、内部データLANL32上を伝送するIPパケットを、IP網4に接続された外部データLANL2を用いてIPパケットの宛先へ送信する。また逆に外部から入力されたIPパケットを内部データLANL32に振り分ける。
また、加入線インタフェース110、回線交換スイッチ120、IP変換部130、パケットスイッチ140、制御部150、およびクロック部160は、互いに制御用バス170によって接続されている。さらに、クロック部160はラインL1を介して回線交換網5と接続して、回線交換網5から提供されるクロックを受信する。そしてクロック部160は、そのクロックを加入者線インタフェース110、回線交換スイッチ120、およびIP変換部130へクロックライン180を介して供給するようになっている。
ここで、図3乃至図6を参照して、通信装置1に備えられる加入者線インタフェースユニット110a、回線交換スイッチ120、制御部150、IP変換ユニット130a、パケットスイッチ140の構成を説明する。
図3は、加入者線インタフェース110を構成するユニットの1つである加入者線インタフェースユニット110a(加入者線インタフェースユニット110a乃至110n共通)の構成を示した図である。
加入者線インタフェースユニット110a乃至110nは同じ構成である。加入者線インタフェースユニット110aには、LINEインタフェース111、PCMハイウェイインタフェース112、CPU113、RAM114、ROM115、BUSインタフェース116が備えられている。
加入者線インタフェースユニット110a乃至110nは同じ構成である。加入者線インタフェースユニット110aには、LINEインタフェース111、PCMハイウェイインタフェース112、CPU113、RAM114、ROM115、BUSインタフェース116が備えられている。
LINEインタフェース111には、通信装置1が収容する多数のデジタル加入者線L3のうちの1本の加入者線L3が接続され、またクロック部160が出力するクロックがクロックライン180を介して入力される。またLINEインタフェース111はPCMハイウェイインタフェース112と接続される。PCMハイウェイインタフェース112には、回線交換スイッチ120と接続するPCMハイウェイL31aが接続される。また、CPU113、RAM114、ROM115、BUSインタフェース116、LINEインタフェース111、及びPCMハイウェイインタフェース112はデータバス171に接続され、またデータバス171を介して互いに接続されている。さらに、BUSインタフェース116は、後述する制御部150に備えられたBUSインタフェース154と接続する制御バス170が接続される。
上述したように、加入者線インタフェース110aは、デジタル加入者線L3とPCMハイウェイL31aの両時分割バスのインタフェースを行う。LINEインタフェース111は、クロック部160から入力されたクロックを基準として、デジタル加入者線L3を介して送られてきた8フレームの時分割フレーム信号からデータを取り出し、PCMハイウェイインタフェース112へ送る。PCMハイウェイインタフェース112は、32フレームの時分割バスであるPCMハイウェイL31a上の時分割フレーム信号へ受信したデータを挿入する。
また逆にPCMハイウェイL31a上を送られてきた32フレームの時分割フレーム信号は、PCMハイウェイインタフェース112に入力される。PCMハイウェイインタフェース112は、時分割フレーム信号に挿入されたデータを取り出し、LINEインタフェース111に送る。LINEインタフェース111は、データを8フレームの時分割フレーム信号に挿入してデジタル加入者線L3を介して、端末収容装置200へデータを送信する。このようにして、加入者線インタフェース110は、デジタル加入者線L3とPCMハイウェイL31aとのインタフェースを行う。
図4は、回線交換スイッチ120および制御部150の構成を示した図である。
回線交換スイッチ120は、時分割スイッチ121で構成されている。時分割スイッチ121には、複数の加入者線インタフェースのPCMハイウェイ112に接続されたPCMハイウェイL31aおよびPCMハイウェイL31bが接続されている。
時分割スイッチ121は、クロック部160からクロックライン180を介して提供されるクロックを基準として、加入者線インタフェース110と接続された複数のPCMハイウェイL31aと、IP変換部130と接続された複数のPCMハイウェイL31bとを、時分割スイッチ121内で接続するように構成されている。これにより、PCMハイウェイL31aとPCMハイウェイL31b間の通信路が形成される。
制御部150には、CPU151、RAM152、ROM153、およびBUSインタフェース154が備えられる。CPU151、RAM152、ROM153、BUSインタフェース154、時分割スイッチ121、およびクロック部160は、制御バス170に接続され、制御バス170によって互いに接続されている。
また制御バス170はBUSインタフェース154を介して加入者線インタフェース110、IP変換部130及びパケットスイッチ140に接続されている。なお、回線交換スイッチ120及びクロック部160は制御部150と同じ回路基板に形成されているので、回線交換スイッチ120及びクロック部160はBUSインタフェース154を介さず制御バス170に直接接続されている。
図5は、IP変換部130を構成するユニットの1つであるIP変換ユニット130a(IP変換ユニット130a乃至130n共通)の構成を示した図である。
IP変換ユニット130aには、パケット処理部131、PCMハイウェイインタフェース112、CPU133、RAM134、ROM135、BUSインタフェース136、イーサネット(登録商標)インタフェース137、VoIP処理部138、多重・分離部139が備えられている。
PCMハイウェイインタフェース132には、回線交換スイッチ120に接続されるPCMハイウェイL31bのうちの1本のPCMハイウェイL31が接続されるとともに、クロック部160からクロックライン180を介してクロックが入力される。また、PCMハイウェイインタフェース132は、VoIP処理部138およびパケット処理部131と接続されている。VoIP処理部138およびパケット処理部131は、それぞれ多重・分離部139とさらに接続される。また、多重・分離部139は、イーサネットインタフェース137と接続される。
また、CPU133、RAM134、ROM135、BUSインタフェース136、PCMハイウェイインタフェース132、パケット処理部131、VoIP処理部138、多重・分離部139、イーサネットインタフェース137は、互いに内部制御バス173で接続されている。さらに、BUSインタフェース136は、制御部150に備えられたBUSインタフェース154と接続する制御用バス170が接続されている。
上述したように、IP変換部130は、回線交換スイッチ120から送られてくるPCMデータをIPパケットに変換したり、パケットスイッチ140から送られてくるIPパケットをPCMデータへ変換したりする。
PCMハイウェイインタフェース132は、回線交換スイッチ120から送られるPCMハイウェイL31b上の時分割フレーム信号から、クロックライン180を介して入力されたクロックを基準として、送られたデータを取り出す。PCMハイウェイインタフェース132は、取り出したデータのうち、音声データをVoIP処理部138へ送り、IPパケットデータをパケット処理部131へ送る。電話番号データ、制御データなどのデジタルデータは加入者線インタフェース110及び制御バス170を介してパケット処理部131へ入力される。パケット処理部131は、デジタルデータを宛先を記したIPパケットへ変換して多重・分離部139へ送り、また入力されたIPパケットデータはそのまま多重・分離部139へ送る。VoIP処理部18は、音声データ(PCMデータ)を宛先を記したIPパケットへ変換して多重・分離部139へ送る。多重・分離部139は、パケット処理部131及びVoIP処理部18から受信したIPパケットを多重化して、LANの仕組みを利用してイーサネットインタフェース137へ送る。またイーサネットインタフェース137は、多重化されたIPパケットを、内部データLANL32を介してパケットスイッチ140へ送る。
また逆に内部データLANL32を介してイーサネットインタフェース137に入力されたIPパケットは、多重・分離部139で、音声データのIPパケットとデータのIPパケットに分離される。音声データのIPパケットはVoIP処理部138に入力され音声データ(PCMデータ)に変換され、PCMハイウェイインタフェース132に入力される。またデータのIPパケットはパケット処理部131でデータに変換され、或いはIPパケットのまま出力されPCMハイウェイインタフェース132に入力される。PCMハイウェイインタフェース132に入力されたデータは、32フレームの時分割フレーム信号に挿入されて、PCMハイウェイL31bへ出力される。
図6は、パケットスイッチ140の構成を示した図である。
パケットスイッチ140には、LANスイッチ141、CPU142、RAM143、ROM144、およびBUSインタフェース145が備えられ、これらは互いに内部制御バス174で接続されている。LANスイッチ141は、IP変換部130a〜130nに接続された多数の内部データLANL32と、IP網4に接続された外部データLANL2が接続される。
パケットスイッチ140は、LANスイッチ141によって、外部データLANL2と内部データLANL32とを選択的に接続する。これによって、内部データLANL32を伝送するIPパケットを、通信装置1の外部のIP網4と接続する外部データLANL2を用いてIPパケットの宛先へ送信する。また逆に外部データLANL2を介して受信したIPパケットをLANスイッチ141で、内部データLANL32に振り分ける。
通信装置1は、以上のように構成されている。通信装置1では、収容する多数の端末収容装置200から送られてくる全てのPCMデータがIP変換部130に集約され、IP変換部130が全てのPCMデータをIPパケットに変換する。またIP網4及び外部データLANL2を介して入ってくるIPパケットのうち、音声データのIPパケットをIP変換部130で集約してIP変換部130がPCMデータに変換する。このため、各端末収容装置200にIP変換部130を設けた通信システムに比べ、システム全体としては、PCMデータのIPパケットへの変換処理及びIPパケットのPCMデータへの変換処理を行うIP変換部130の数を減らすことができる。
また、各端末収容装置200がIP変換部130を備えるシステムでは、各端末収容装置200のIP変換部130が使用されない時間の割合が高い。しかし、IP変換部130を通信装置1に集約して設けることにより、IP変換部130の使用効率を高めることができる。
図7は、通信システムに備えられた端末収容装置200の構成を示したブロック図である。
端末収容装置200には、LINEインタフェース201、クロック部202、多重・分離部203、PCM変復調部204、パケットバッファ205、電話インタフェース206、イーサネットインタフェース207、CPU208、RAM209、ROM210が備えられ、内部制御バス220を介して互いに接続されている。
端末収容装置200には、LINEインタフェース201、クロック部202、多重・分離部203、PCM変復調部204、パケットバッファ205、電話インタフェース206、イーサネットインタフェース207、CPU208、RAM209、ROM210が備えられ、内部制御バス220を介して互いに接続されている。
まず、上り方向の通話、通信に関連して、端末収容装置200を説明する。電話インタフェース206には電話端末装置3cが接続される。電話端末装置3cから音声データが入力されると、電話インタフェース206はPCM変復調器204へ音声データを送る。PCM変復調器204は、クロック部202からクロックライン222を介して入力されるクロックを基準として、音声データをPCMデータへ変調し、そのPCMデータを多重・分離部203へ送る。なお、LINEインタフェース201は、デジタル加入者線L3から入力された信号からビットタイミング成分を抽出し、それをクロックとしてクロックライン221を介してクロック部202へ出力するように構成されている。このクロック部202については、後で詳述する。
イーサネットインタフェース207は、通信端末装置3dと接続するインタフェースであり、通信端末装置3dからパケットデータが受信すると、内部制御バス220を介してCPU208へ送り、CPU208は、内部制御バス220を介してパケットバッファ205へパケットデータを送る。パケットバッファ205は、パケットデータを受信すると、多重・分離部203へパケットデータを送る。
多重分離部203は、PCMデータとパケットデータとを8フレームの時分割フレーム信号に挿入して多重化して、多重化したデータをLINEインタフェース201へ送る。LINEインタフェース201は多重化されたデータを、時分割バスであるデジタル加入者線L3を介して通信装置1へ送信する(送信手段)。
このように、端末収容装置200では、音声データをIPパケット化することなくIPパケットデータとPCMデータとを多重化してデジタル加入者線L3を介して通信装置1へ送信することができるようになっている。
次に、下り方向の通話、通信に関連して、端末収容装置200を説明する。デジタル加入者線L3を介して通信装置1からIPパケットデータ及びPCMデータが挿入された時分割フレーム信号を受信する場合を説明する。IPパッケトデータとPCMデータが多重化されたデータがLINEインタフェース201へ入力されると、多重・分離部203は、時分割フレーム信号からIPパッケトデータとPCMデータを分離する。分離されたIPパケットデータはパケットバッファ205に送られる。IPパケットデータは、CPU208によりパケットバッファ205から読み出され、内部バス220を介してイーサネットインタフェース207へ送られる。またイーサネットインタフェース207はIPパケットデータを通信端末装置3dに送信する。これにより、通信端末装置3dは、例えばインターネットのウェブサイトを閲覧できる。また多重・分離部203は、PCMデータをPCM変復調器204に送信する。PCM変復調器204はPCMデータを音声信号に変換し、音声信号を電話インタフェース206に出力する。電話インタフェース206は音声信号を電話端末装置3cへ送信する。
以上のように、上り方向、下り方向の通話、通信が行われ、電話端末装置3cを使用した通話、また通信端末装置3dを使用した通信が実現される。
図8は、端末収容装置200に備えられたクロック部202の構成を示したものである。
クロック部202は、PLL(Phase-locked loop、位相同期回路)周波数シンセサイザの仕組みで動作し、クロック222を生成する。クロック部202は、電圧制御型クロック発振器231、ローパスフィルタ232、位相検波器233、分周器234a、234b、レジスタ235を備える。
クロック部202は、PLL(Phase-locked loop、位相同期回路)周波数シンセサイザの仕組みで動作し、クロック222を生成する。クロック部202は、電圧制御型クロック発振器231、ローパスフィルタ232、位相検波器233、分周器234a、234b、レジスタ235を備える。
通信装置1から送られてくるクロックが、LINEインタフェース201及びクロックライン221を介して分周器234aに入力される。分周器234aはクロックの周波数を1/N2に分周する。位相検波器233は、分周器234aから出力される信号と電圧制御型発振器231から出力される信号との位相差に応じた電圧を出力する。ローパスフィルタ232はこの電圧から高周波成分を除去し、また位相を補償する。ローパスフィルタ232からの出力電圧は電圧制御型発振器231へ入力され、電圧制御型発振器231はこの出力電圧に応じた周波数の信号を発振する。電圧制御型発振器231が出力するクロックの周波数は、分周器234b(分周比N1)およびバッファ236を介してPCM変復調器204へ送られる。ここで、分周器234a、234bは、周波数を分周する数(分周数)N1、N2を任意に決定することができる。分周器234aの分周数N2はCPU208により決定され、内部制御バス220を介してクロック部202のレジスタ235へ設定される。また分周器234bは分周数が予め決められたN1に固定されている。分周器234a、234bの分周数N1、N2は、入力されるクロックの周波数と得たいクロックの周波数により計算される。例えば、64KHzのクロックを得たい場合は、分周後の周波数が64KHzとなるように分周数N(= N1 x N2)を予め計算して設定する。
このように、分周器234a及び234bの分周数N1及びN2を設定することで、端末収容装置200はデジタル加入者線L3から入力された信号からビットタイミング成分から所定の周波数のクロック信号を得ることができる。
次に、図9および図10を参照して、この通信システムにおけるデータ構成について説明する。
まず、図9は、端末収容装置200が行うデジタル加入者線L3上を伝送する時分割フレーム信号のデータ構成を示したものである。端末装置3cからの音声信号のPCMデータ、及び端末装置3dからのIPパケットデータを端末収容装置200から通信装置1へ送信する例を説明する。
図9(a)は、音声データをPCM変復調部204で変調したPCMデータを示したものであり、図9(b)は、パケットバッファ205から多重・分離部203へ送られるパケットデータを示したものである。PCMデータおよびIPパケットデータを受信した多重・分離部203は、デジタル加入者線L3上の時分割フレーム信号のデータ構成に合わせてPCMデータおよびIPパケットデータを多重化する。図9(c)に示すように、デジタル加入者線L3上のデータ構成は、8個の時分割フレームTS0〜TS7および時分割フレームの先頭を示すフレーム同期ビットFで構成されている。例えば音声データは時分割フレームTS0を使用し、IPパケットデータは時分割フレームTS1〜TS6を使用する場合、多重・分離部203は、それぞれの時分割フレームを使用して伝送できるデータサイズにPCMデータおよびIPパケットデータを分割する。多重・分離部203は、分割されたPCMデータおよびIPパケットデータを時分割フレームに挿入することにより、PCMデータおよびパケットデータを多重化する。PCMデータ及びIPパケットデータが挿入された時分割フレーム信号は、ラインインタフェース201から、デジタル加入斜線L3を介して通信装置1へ送信される。
図9(a)は、音声データをPCM変復調部204で変調したPCMデータを示したものであり、図9(b)は、パケットバッファ205から多重・分離部203へ送られるパケットデータを示したものである。PCMデータおよびIPパケットデータを受信した多重・分離部203は、デジタル加入者線L3上の時分割フレーム信号のデータ構成に合わせてPCMデータおよびIPパケットデータを多重化する。図9(c)に示すように、デジタル加入者線L3上のデータ構成は、8個の時分割フレームTS0〜TS7および時分割フレームの先頭を示すフレーム同期ビットFで構成されている。例えば音声データは時分割フレームTS0を使用し、IPパケットデータは時分割フレームTS1〜TS6を使用する場合、多重・分離部203は、それぞれの時分割フレームを使用して伝送できるデータサイズにPCMデータおよびIPパケットデータを分割する。多重・分離部203は、分割されたPCMデータおよびIPパケットデータを時分割フレームに挿入することにより、PCMデータおよびパケットデータを多重化する。PCMデータ及びIPパケットデータが挿入された時分割フレーム信号は、ラインインタフェース201から、デジタル加入斜線L3を介して通信装置1へ送信される。
デジタル加入者線L3上を伝送して端末収容装置200に入る時分割フレーム信号も、図9に示す時分割フレーム信号と同じデータ構造をなす。端末収容装置200に入力された時分割フレーム信号は、多重・分路部203により、時分割フレームTS0のデータはPCMデータとして分離され、また時分割フレームTS1〜TS6のデータはIPパケットデータとして分離される。またPCMデータは、PCM変復調器203で音声信号に変換される。
次に、図10は、通信装置1に備えられたPCMハイウェイL31上を伝送するデータ構成を示したものである。
デジタル加入者線L3を介して通信装置1の加入者線インタフェース110で受信された時分割フレーム信号のデータ構成は、加入者線インタフェース110によってPCMハイウェイL31a、L31b上を伝送する図10に示すデータ構成の時分割フレーム信号330に変換される。またIP網4から入力される信号は、IP変換部130で、このPCMハイウェイL31a、L31bを伝送する図10に示す時分割フレーム信号330のデータ構成に変換される。このデータ構成は、32個の時分割フレームTS0〜TS31で構成されている。
デジタル加入者線L3を介して通信装置1の加入者線インタフェース110で受信された時分割フレーム信号のデータ構成は、加入者線インタフェース110によってPCMハイウェイL31a、L31b上を伝送する図10に示すデータ構成の時分割フレーム信号330に変換される。またIP網4から入力される信号は、IP変換部130で、このPCMハイウェイL31a、L31bを伝送する図10に示す時分割フレーム信号330のデータ構成に変換される。このデータ構成は、32個の時分割フレームTS0〜TS31で構成されている。
加入者線インタフェース110に備えられたLINEインタフェース111は、図9(b)に示すデータ構成の時分割フレームTSを使用して伝送するデータを、クロック部160から送られてくるクロックを基に取り出し、PCMハイウェイインタフェース112へ送る。PCMハイウェイインタフェース112は、LINEインタフェース111から送られてきたデータを、PCMハイウェイL31上の時分割フレームを使用して伝送させる。ここで、PCMハイウェイ上のデータ構成として、例えば、時分割フレームTS0は音声データ専用とし、時分割フレームTS1〜TS6はパケットデータ専用としてもよい。
ここで、図9および図10に示すデータ構成が、どのように使用されるかの例を示す。
電話端末装置3cがIP電話端末装置3bへ発信するダイヤル操作を行うと、端末収容装置200の電話インタフェース206は、発信の合図と発信先の電話番号を、例えばLAPD(Link Access Procedure on the D-channel)プロトコル等に変換してLAPDプロトコルの信号を出力する。LAPDプロトコルに基づく信号は、CPU208、内部バス220を介して多重・分離部203に送られる。多重・分離部203は、LAPDプロトコルの信号をデジタル加入者線L3上の時分割フレームTS7に挿入して、ラインインタフェース221を介してデジタル加入者線L3に出力する。図9(c)において、時分割フレームTS7はシグナリング用に使用される。
一方、通信装置1では、加入者線インタフェース110がLAPDプロトコルの信号を受信すると、加入者線インタフェース110に備えられたLINEインタフェース111が時分割フレームTS7上の発信信号を抽出する。抽出された発信信号は、CPU113で中継され、データバス171、BUSインタフェース116、制御用バス170を介して制御部150へ転送される。制御部150では、CPU151が、本実施例では図示しない電話加入者のデータベースと通信し、このデータベースはIP電話端末装置3bの着信ベルを鳴動させる。発信先のIP電話端末装置3bが受話器を上げるなどの着信操作を行うと、電話端末装置3cとIP電話端末装置3bとの通話路が形成される。
次に、電話端末装置3cとIP電話端末装置3bとの間で通話中の場合について説明する。
電話端末装置3cの図示しない送話器に入力された音声は音声信号に変換され、その音声信号は端末収容装置200に入力され、電話インタフェース206を経由してPCMコーデック204に入力される。PCMコーデック204は、入力された音声信号を図9(a)に示すようなPCMデータに変換し、多重分離部203へ送信する。PCMデータを受信した多重・分離部203は、PCMデータを図9(c)に示すデジタル加入者線L3上の時分割フレームへ送信するデータサイズ毎(例えば8ビット)に分割し、PCMデータをLINEインタフェース201へ出力する。LINEインタフェース201は、図9(c)に示されるデジタル加入者線L3上の時分割フレームTS0に送信する。
電話端末装置3cの図示しない送話器に入力された音声は音声信号に変換され、その音声信号は端末収容装置200に入力され、電話インタフェース206を経由してPCMコーデック204に入力される。PCMコーデック204は、入力された音声信号を図9(a)に示すようなPCMデータに変換し、多重分離部203へ送信する。PCMデータを受信した多重・分離部203は、PCMデータを図9(c)に示すデジタル加入者線L3上の時分割フレームへ送信するデータサイズ毎(例えば8ビット)に分割し、PCMデータをLINEインタフェース201へ出力する。LINEインタフェース201は、図9(c)に示されるデジタル加入者線L3上の時分割フレームTS0に送信する。
一方、通信装置1では、加入者線インタフェース110に備えられたLINEインタフェース111がデジタル加入者線L3上の時分割フレームTS0から信号を抽出して、PCMハイウェイインタフェース112へ送信する。PCMハイウェイインタフェース112は、抽出されたPCMデータを、図10に示すPCMハイウェイL31a上の時分割フレームTS0へ送信する。以降、図4乃至図7の説明の記載と同様の処理により、電話端末装置3cに入力された音声に対応したPCMデータがIPパケットに変換されて通話相手であるIP電話端末装置3bに送信することができる。また逆にIP電話端末装置3bに入力された音声がIP電話端末装置3bに届き、通話が行われる。
次に、通信端末装置3dがインターネット6と通信を行う場合について説明する。
まず、通信端末装置3dがインターネット6に常時接続する場合、通信端末装置3dは、端末収容装置200のイーサネットインタフェース207に接続される。通信端末装置3dからIPパケットデータを受信したイーサネットインタフェース207は、CPU208を経由してIPパケットをパケットバッファ205へ送信する。パケットバッファ205はIPパケットデータを多重・分離部203へ入力する。通信端末装置3dが通信を行う場合、多重・分離部203は、図9(c)に示すデジタル加入者線L3上の時分割フレームTS1〜TS6にIPパケットを挿入し、時分割フレーム信号をLINEインタフェース201へ送る。LINEインタフェース201はデジタル加入者線L3上へ時分割フレーム信号でIPパケットデータを、通信装置1へ送信する。
まず、通信端末装置3dがインターネット6に常時接続する場合、通信端末装置3dは、端末収容装置200のイーサネットインタフェース207に接続される。通信端末装置3dからIPパケットデータを受信したイーサネットインタフェース207は、CPU208を経由してIPパケットをパケットバッファ205へ送信する。パケットバッファ205はIPパケットデータを多重・分離部203へ入力する。通信端末装置3dが通信を行う場合、多重・分離部203は、図9(c)に示すデジタル加入者線L3上の時分割フレームTS1〜TS6にIPパケットを挿入し、時分割フレーム信号をLINEインタフェース201へ送る。LINEインタフェース201はデジタル加入者線L3上へ時分割フレーム信号でIPパケットデータを、通信装置1へ送信する。
一方、通信装置1では、加入者線インタフェース110に備えられたLINEインタフェース111がデジタル加入者線L3上の時分割フレームTS1〜TS6からIPパケットデータを抽出して、PCMハイウェイインタフェース112へ信号を送信する。PCMハイウェイインタフェース112は、抽出されたPCMデータを、図10に示すPCMハイウェイL31a上の時分割フレーム信号の時分割フレームTS1〜TS6へ送信する。以降、図4乃至図7の説明の記載と同様の処理により、電話端末装置3cに入力されたIPパケットデータをインターネット6に送信することができる。また逆に、インターネット6から送られてきたIPパケットは通信端末に入力される。これにより、通信端末装置3dはインターネット6のウェブサイトを閲覧することができる。
このように、音声データをIPパケット化するVoIP処理部138を通信装置1に集約して、通信装置1が収容する多数の端末収容装置200から送られてくる全てのPCMデータをIP変換部130が備えるVoIP処理部138で集約してIPパケット化するようになっているため、システム全体として、IPパケット化処理を行うIP変換部130の数を減らすことができる。
また、多数の端末収容装置200がそれぞれIP変換部130を備える場合、それぞれの端末収容装置200では、IP変換部130が使用されない時間的割合が高いが、IP変換部130を通信装置1にシステムとして集約して備えることにより、IP変換部130の使用効率を高めることができる。
以上のように、本発明によれば、システム全体として、IP変換部130の数を減らすことができ、コストを低くできる通信システムが得られる。また本発明によれば、システム全体として、コストを低くできる通信装置1が得られる。更に、本発明によれば、VoIP処理部138を含まないので、コストを低くできる端末収容装置200が得られる。
1…通信装置、2,2a,2b…ゲートウェイ装置、3a,3c…電話端末装置、3b…IP電話端末装置、3d…通信端末装置、4…IP網、5…回線交換網、6…インタネット、7…サーバ、L1…ライン、L2…外部データLAN、L3…デジタル加入者線、L31a,L31b…PCMハイウェイ、L32…内部データLAN、110…加入者線インタフェース、110a…加入者線インタフェース部、
111,201…LINEインタフェース、
112,132…PCMハイウェイインタフェース、
113,150,133,142,208…CPU、
114,152,134,143,209…RAM、
115,153,135,144,210…ROM、
116,154,136,145…BUSインタフェース、
120…回線交換スイッチ、121…タイムスイッチ、130…IP変換部、130a…IP変換ユニット、131…パケット処理部、
137,207…イーサネットインタフェース、
138…VoIP処理部、
139,203…多重分離部、
140…パケットスイッチ、
141…LANスイッチ、
150…制御部、
160,202…クロック部、
170…制御用バス、
171…データバス、
173,174,220…内部制御バス、
180,221,222…クロックライン、
200…端末収容装置、204…PCMコーデック、205…パケットバッファ、206…電話インタフェース、231…電圧制御型クロック発振器、232…ローパスフィルタ、
233…位相検波器、234a,234b…分周器、235…レジスタ、236…バッファ
111,201…LINEインタフェース、
112,132…PCMハイウェイインタフェース、
113,150,133,142,208…CPU、
114,152,134,143,209…RAM、
115,153,135,144,210…ROM、
116,154,136,145…BUSインタフェース、
120…回線交換スイッチ、121…タイムスイッチ、130…IP変換部、130a…IP変換ユニット、131…パケット処理部、
137,207…イーサネットインタフェース、
138…VoIP処理部、
139,203…多重分離部、
140…パケットスイッチ、
141…LANスイッチ、
150…制御部、
160,202…クロック部、
170…制御用バス、
171…データバス、
173,174,220…内部制御バス、
180,221,222…クロックライン、
200…端末収容装置、204…PCMコーデック、205…パケットバッファ、206…電話インタフェース、231…電圧制御型クロック発振器、232…ローパスフィルタ、
233…位相検波器、234a,234b…分周器、235…レジスタ、236…バッファ
Claims (6)
- 端末装置を収容する複数の端末収容装置と、IP(Internet Protocol)網に接続されデジタル加入者線によって前記複数の端末収容装置と接続する通信装置とを有する通信システムであって、
前記端末収容装置には、前記端末装置から受信したPCM(Pulse Code Modulation)データを含むデータを、前記デジタル加入者線に時分割フレームを用いて前記通信装置へ送信する送信手段を備え、
前記通信装置には、前記端末収容装置から前記デジタル加入者線を介して受信したデータのうち、前記PCMデータをIPパケットへ変換するIP変換部を備えることを特徴とする通信システム。 - 前記IP変換部の数は、前記端末収容装置の数よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
- 前記送信手段は、PCMデータとともに、IPパケット化されたデータであるパケットデータを、前記デジタル加入者線に時分割フレームを用いて送信することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の通信システム。
- 端末装置を収容する複数の端末収容装置と、IP網に接続されデジタル加入者線によって前記複数の端末収容装置と接続する通信装置とを有する通信システムで使用される通信装置であって、
前記端末収容装置から前記デジタル加入者線に時分割フレームを用いて送信されたPCMデータを含むデータのうち、前記PCMデータをIPパケットへ変換するIP変換部を備えることを特徴とする通信装置。 - 端末装置を収容する複数の端末収容装置と、IP網に接続されデジタル加入者線によって前記複数の端末収容装置と接続する通信装置とを有する通信システムで使用される端末収容装置であって、
前記端末装置から受信したPCMデータを含むデータを、前記デジタル加入者線に時分割フレームを用いて前記通信装置へ送信する送信手段を備えることを特徴とする端末収容装置。 - 前記送信手段は、PCMデータとともに、IPパケット化されたデータであるパケットデータを、前記デジタル加入者線に時分割フレームを用いて送信することを特徴とする請求項5に記載の端末収容装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009204084A JP2010124456A (ja) | 2008-10-21 | 2009-09-03 | 通信システム、通信装置、および端末収容装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008270935 | 2008-10-21 | ||
JP2009204084A JP2010124456A (ja) | 2008-10-21 | 2009-09-03 | 通信システム、通信装置、および端末収容装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010124456A true JP2010124456A (ja) | 2010-06-03 |
Family
ID=41203466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009204084A Pending JP2010124456A (ja) | 2008-10-21 | 2009-09-03 | 通信システム、通信装置、および端末収容装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US8102873B2 (ja) |
JP (1) | JP2010124456A (ja) |
CN (1) | CN101729706A (ja) |
GB (1) | GB2464588B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8611341B2 (en) | 2010-10-20 | 2013-12-17 | Nec Infrontia Corporation | Lower main device and non-IP terminal housing method |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2015060820A1 (en) * | 2013-10-22 | 2015-04-30 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Hybrid circuit-packet switch |
CN103929552B (zh) * | 2014-04-28 | 2017-01-18 | 广东佳和通信技术有限公司 | 一种兼容pcm语音调度和ip语音调度的调度台 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09312666A (ja) * | 1996-05-21 | 1997-12-02 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | パケット通信アダプタ装置 |
JP2000358098A (ja) * | 1999-06-17 | 2000-12-26 | Oki Electric Ind Co Ltd | 音声端末の収容装置 |
JP2005094480A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Pstn端末収容装置 |
JP2006211033A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Toshiba Corp | ネットワーク接続装置 |
JP2006261978A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Toshiba Corp | ゲートウェイ装置 |
JP2010124457A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-06-03 | Toshiba Corp | 無線通信システムおよび無線基地局装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5610910A (en) * | 1995-08-17 | 1997-03-11 | Northern Telecom Limited | Access to telecommunications networks in multi-service environment |
US6512762B1 (en) * | 2000-02-11 | 2003-01-28 | General Bandwidth, Inc. | System and method for communicating telecommunication information between customer premises equipment and network equipment |
US20050025120A1 (en) * | 2003-06-18 | 2005-02-03 | O'toole Anthony J.P. | Event scheduling for multi-port xDSL transceivers |
KR100705568B1 (ko) * | 2004-02-09 | 2007-04-10 | 삼성전자주식회사 | 음성/데이터 통합 교환 시스템에서의 에스 아이 피시그널링 처리 장치 및 그 방법 |
US20060077968A1 (en) * | 2004-09-30 | 2006-04-13 | Westell Technologies, Inc. | In-home Voice-Over-Internet-Protocol telephony distribution |
EP1681898A1 (en) | 2005-01-17 | 2006-07-19 | Alcatel | Method of providing multimedia communications over a DSL access network |
-
2009
- 2009-09-03 JP JP2009204084A patent/JP2010124456A/ja active Pending
- 2009-09-08 US US12/555,335 patent/US8102873B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2009-09-09 GB GB0915792A patent/GB2464588B/en not_active Expired - Fee Related
- 2009-09-10 CN CN200910172891A patent/CN101729706A/zh active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09312666A (ja) * | 1996-05-21 | 1997-12-02 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | パケット通信アダプタ装置 |
JP2000358098A (ja) * | 1999-06-17 | 2000-12-26 | Oki Electric Ind Co Ltd | 音声端末の収容装置 |
JP2005094480A (ja) * | 2003-09-18 | 2005-04-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | Pstn端末収容装置 |
JP2006211033A (ja) * | 2005-01-25 | 2006-08-10 | Toshiba Corp | ネットワーク接続装置 |
JP2006261978A (ja) * | 2005-03-16 | 2006-09-28 | Toshiba Corp | ゲートウェイ装置 |
JP2010124457A (ja) * | 2008-10-21 | 2010-06-03 | Toshiba Corp | 無線通信システムおよび無線基地局装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8611341B2 (en) | 2010-10-20 | 2013-12-17 | Nec Infrontia Corporation | Lower main device and non-IP terminal housing method |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2464588A (en) | 2010-04-28 |
US8102873B2 (en) | 2012-01-24 |
GB2464588B (en) | 2011-04-06 |
CN101729706A (zh) | 2010-06-09 |
GB0915792D0 (en) | 2009-10-07 |
US20100098091A1 (en) | 2010-04-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8509114B1 (en) | Circuit emulation service over IP with dynamic bandwidth allocation | |
US6263016B1 (en) | Methods for interfacing a subscriber link to digital networks | |
US6731649B1 (en) | TDM over IP (IP circuit emulation service) | |
US5654969A (en) | Arrangement in a communications network | |
US8532094B2 (en) | Multi-network compatible data architecture | |
US5521928A (en) | Time slot exchanger mechanism in a network for data communication having isochronous capability | |
EP0596652B1 (en) | Network for transmitting isochronous-source data with a frame structure | |
US7675945B2 (en) | Multi-component compatible data architecture | |
US5054020A (en) | Apparatus for high speed data communication with asynchronous/synchronous and synchronous/asynchronous data conversion | |
EP1858207A1 (en) | Multiplexing octets from a data flow over MPEG packets | |
US20020106017A1 (en) | Method for transmitting signals over a cable protocol | |
WO2005104463A1 (en) | V.110 over packet networks | |
CN1941819B (zh) | 一种话音业务在以太网传输的方法及系统 | |
JP2010124456A (ja) | 通信システム、通信装置、および端末収容装置 | |
JP2010124457A (ja) | 無線通信システムおよび無線基地局装置 | |
KR20010105042A (ko) | 통신단말기의 다중 통신 연결장치 | |
Cisco | Configuring MRP and ASI Cards | |
US20030048772A1 (en) | System for converting GR303 signals to NCS signals | |
JP2006067354A (ja) | Ponシステム及びtdm信号の伝送方法 | |
JP2000041286A (ja) | 無線通信システム | |
KR20040074868A (ko) | 차세대 에이 디 에스 엘 가입자 보드의 음성 데이터 전송장치 및 그 방법 | |
JP4045208B2 (ja) | 同期通信システム、端末同期方法、ディジタル加入者線終端装置および端末装置 | |
Penttinen et al. | Transmission Networks | |
Ahmad | Multiplexing and Carrier Systems | |
JP2003143316A (ja) | Pstnサービスとip通信サービスの統合による通信システムおよび通信方法、ならびにそれに用いる装置と処理方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101203 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110325 |