JP2002247115A - ポイント・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送方式 - Google Patents

ポイント・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送方式

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JP2002247115A
JP2002247115A JP2001040677A JP2001040677A JP2002247115A JP 2002247115 A JP2002247115 A JP 2002247115A JP 2001040677 A JP2001040677 A JP 2001040677A JP 2001040677 A JP2001040677 A JP 2001040677A JP 2002247115 A JP2002247115 A JP 2002247115A
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subscriber
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voip
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JP2001040677A
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Katsuya Kitajima
克也 北島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポイント・マルチポイント伝送システムにおい
てゲートキーパ等の特別な呼制御を実施することなく、
音声情報(電話サービス)/IPデータ(インターネッ
トサービス)を効率よく提供することにある。 【解決手段】加入者装置1からは音声情報(電話回線
6)とIPデータ(LAN7)の2種類のインタフェー
スを提供する。局装置2のVoIP/STM変換部21
は、PON帯域3の伝送路に流す時分割フレームの送受
信の制御を行うことで、各加入者装置1に対して音声情
報(VoIPパケット化)とIPデータとを時分割フレ
ームに乗せさせて送信させ、その送信させた時分割フレ
ームから音声情報とIPデータとを抽出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポイント・マルチ
ポイント構成によるVoIPを用いた伝送方式に関し、
特に、局装置と加入者装置と間における電話回線サービ
スの音声情報に基づいたポイント・マルチポイント構成
によるVoIPを用いた伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】VoIP(Voice Over In
ternet Protocol)技術は標準化も進み
(ITU−T勧告のH.323プロトコル)、実際に運
用されているところもある。この従来のVoIP技術
は、IPネットワーク上に音声・呼制御をIPパケット
ですべて実施している。また、従来のVoIP技術で
は、IP電話と一般加入電話を接続するためにはゲート
キーパ、ゲートウェイ等を用いた大規模システムを構築
している。
【0003】また、従来のアクセス系システムでは、電
話回線とIPデータ用の共用帯域を別々に分けて管理し
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
VoIP技術では、社内ネットワーク等の高速なLAN
環境では問題ないものの、インフラとしてVoIPを用
いるのは輻輳等の問題があり品質も保証できないといっ
た問題点がある。更に、従来技術は、IPネットワーク
上に音声・呼制御をIPパケットですべて実施するた
め、複雑な呼制御や伝送路での帯域制御が必要であっ
た。また、IP電話と一般加入電話を接続するためには
ゲートキーパ等の大規模なシステムが必要であった。
【0005】また、従来のアクセス系システムでは電話
回線とIPデータ用の共用帯域を分けて管理していたた
め、ポイント・マルチポイント構成を取るようなシステ
ムの場合、電話回線のような固定的にPON帯域を占有
するようなサービスにPON帯域を占有されてしまうた
め、IPデータ転送用の帯域があまりとれなくなるとい
った問題点があった。特に電話回線では固定的に割り当
てられた帯域は、使用されていないとき(音声情報が流
れていないとき)にも固定的に割り当てられているた
め、局装置−加入者装置間の伝送効率が悪くなってしま
うという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、上記問題点を鑑み、ポイ
ント・マルチポイント伝送システムにおいてゲートキー
パ等の特別な呼制御を実施することなく、音声情報(電
話サービス)/IPデータ(インターネットサービス)
を効率よく提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の第1のポイント・マルチポイント構成に
よるVoIPを用いた伝送方式は、局側に配置され交換
網インタフェースとIP網インタフェースとを含む局装
置と、加入者側に配置され電話回線インタフェースとL
ANインタフェースとを含む複数の加入者装置とを伝送
路で接続するポイント・マルチポイント構成によるVo
IPを用いた伝送方式であって、前記局装置は、前記伝
送路に流す時分割フレームの送受信の制御を行う制御手
段と、前記制御手段の基で前記加入者装置に対して前記
電話回線インタフェースからの音声情報と前記LANイ
ンタフェースからのIPデータとを前記時分割フレーム
に乗せさせて送信させその送信させた時分割フレームか
ら前記電話回線インタフェースからの音声情報と前記L
ANインタフェースからのIPデータとを抽出する抽出
手段とを有することを特徴としている。
【0008】更に、前記制御手段の基で前記加入者装置
に対して前記交換網インタフェースからの音声情報と前
記IP網インタフェースからのIPデータとを前記時分
割フレームに乗せて送信する送信手段を有することを特
徴としている。
【0009】更に、前記時分割フレームに乗せる場合に
は前記IPデータよりも前記音声情報を優先して乗せる
手段を有することを特徴としている。
【0010】更に、前記制御手段は、前記加入者装置に
対して送信したい前記音声情報およびIPデータを含む
情報があるかの確認を行う手段と、前記確認に基づいて
前記加入者装置に対して前記時分割フレームに乗せる許
可を与える手段とを有することを特徴としている。
【0011】更に、前記確認において前記送信したい情
報が複数存在する場合には、あらかじめ前記加入者装置
毎に割り当てられたエリアと自装置以外に割り当てられ
たエリアの内空きエリアとに前記送信したい情報の複数
を乗せることを許可することを特徴としている。
【0012】更に、前記時分割フレームに音声情報を乗
せる場合は、その音声情報をVoIPパケットに変換し
その変換したVoIPパケットのデータを前記時分割フ
レームに乗せることを特徴としている。
【0013】更に、前記抽出手段で抽出した音声情報を
前記交換網インタフェースを介して相手方に送信するこ
とを特徴としている。
【0014】また、本発明の第2のポイント・マルチポ
イント構成によるVoIPを用いた伝送方式は、局側に
配置され交換網インタフェースを含む局装置と、加入者
側に配置され電話回線インタフェースを含む複数の加入
者装置とを伝送路で接続するポイント・マルチポイント
構成によるVoIPを用いた伝送方式であって、前記局
装置は、前記交換網インタフェースからの呼制御に伴う
信号を含むアナログの音声制御信号をパケット化して前
記伝送路を介して前記加入者装置に送信する手段を有
し、前記加入者装置は、前記電話回線インタフェースか
らの呼制御に伴う信号を含むアナログの音声制御信号を
パケット化して前記伝送路を介して前記局装置に送信す
る手段を有することを特徴としている。
【0015】更に、上記のポイント・マルチポイント構
成によるVoIPを用いた伝送方式において、前記局装
置は、前記加入装置から前記パケット化された音声制御
信号を受信しアナログの音声制御信号に変換して前記交
換網インタフェースに送信する手段を有し、前記加入者
装置は、前記局装置から前記パケット化された音声制御
信号を受信しアナログの音声制御信号に変換して前記電
話インタフェースに送信する手段を有することを特徴と
している。
【0016】また、本発明の第3のポイント・マルチポ
イント構成によるVoIPを用いた伝送方式は、局側に
配置され交換網インタフェースを含む局装置と、加入者
側に配置され電話回線インタフェースを含む複数の加入
者装置とを伝送路で接続するポイント・マルチポイント
構成によるVoIPを用いた伝送方式であって、前記加
入者装置は、前記回線インタフェースからの音声情報を
UDPパケット化してそのUDPパケット化したデータ
を伝送路上の時分割フレーム内で自装置にあらかじめ割
り当てられているエリアまたは自装置以外に割り当てら
れている空きエリアのいずれかに乗せて前記局装置に送
信する第1の送信手段と、前記回線インタフェースから
の音声制御信号をTCPパケット化しそのTCPパケッ
ト化したデータを前記伝送路上の時分割フレーム内で自
装置にあらかじめ割り当てられているエリアまたは自装
置以外に割り当てられている空きエリアのいずれかに乗
せて前記局装置に送信する第2の送信手段とを有し、前
記局装置は、前記伝送路上の時分割フレームから前記U
DPパケットを抽出して音声情報に変換する第1の変換
手段と、前記伝送路上の時分割フレームから前記TCP
パケットを抽出して音声制御信号に変換する第2の変換
手段とを有することを特徴としている。
【0017】また、本発明の第4のポイント・マルチポ
イント構成によるVoIPを用いた伝送方式は、局側に
配置され交換網インタフェースとIP網インタフェース
とを含む局装置と、加入者側に配置され電話回線インタ
フェースとLANインタフェースとを含む複数の加入者
装置とを伝送路で接続するポイント・マルチポイント構
成によるVoIPを用いた伝送方式であって、前記加入
者装置は、前記電話回線インタフェースからの音声情報
をUDPパケット化しそのUDPパケット化したデータ
を伝送路上の時分割フレーム内で自装置にあらかじめ割
り当てられているエリアまたは自装置以外に割り当てら
れている空きエリアのいずれかに乗せて前記局装置に送
信する第1の送信手段と、前記電話回線インタフェース
からの音声制御信号をTCPパケット化しそのTCPパ
ケット化したデータを前記伝送路上の時分割フレーム内
で自装置にあらかじめ割り当てられているエリアまたは
自装置以外に割り当てられている空きエリアのいずれか
に乗せて前記局装置に送信する第2の送信手段と、前記
LANインタフェースからのIPパケットのデータを前
記伝送路上の時分割フレーム内で自装置にあらかじめ割
り当てられているエリアまたは自装置以外に割り当てら
れている空きエリアのいずれかに乗せて前記局装置に送
信する第3の送信手段とを有し、前記局装置は、前記伝
送路上の時分割フレームから前記UDPパケットを抽出
して音声情報に変換する第1の変換手段と、前記伝送路
上の時分割フレームから前記TCPパケットを抽出して
音声制御信号に変換する第2の変換手段と、前記伝送路
上の時分割フレームから前記IPパケットを抽出する抽
出手段とを有することを特徴としている。
【0018】更に、上記の第4のポイント・マルチポイ
ント構成によるVoIPを用いた伝送方式において、前
記加入者装置は、前記時分割フレームに乗せる場合には
前記TCPパケット化したデータよりも前記UDPパケ
ット化したデータを優先して乗せる優先手段を有するこ
とを特徴としている。
【0019】更に、上記の第3または第4のポイント・
マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送方式に
おいて、前記第1の変換手段で変換した音声情報を前記
交換網インタフェースを介して相手方に送信することを
特徴としている。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。図1に参照すると、本発
明の実施の形態は、加入者側に配置された加入者装置1
と、局側に配置された局装置2と、PON帯域3と、交
換網4と、IP網5と、電話回線6と、局内ネットワー
クであるLAN7(例えば、イーサネット(登録商
標))とから構成される。
【0021】PON帯域3は、複数の合分波回路31か
らなり、1本の伝送路に複数の加入者装置1が合分波回
路31により接続されるポイント・マルチポイントの構
成をとっている。すなわち、局装置2と加入者装置1と
間のPON帯域3は、複数の加入者装置1で共有して使
用しており、この共用している帯域をPON(Pass
ive Optical Network)帯域とここ
では称する。
【0022】加入者装置1は、POTS/VoIP変換
部11と、フォーマット変換部12と、送受信回路13
とから構成される。
【0023】局装置2は、VoIP/STM変換部21
と、レイヤ3終端部22と、送受信回路23とから構成
される。
【0024】図2を参照すると、図1の加入者装置1お
よび局装置2の詳細な構成を示したブロック図である。
【0025】加入者装置1のVoIP/STM交換部1
1は、送受信部111と、入力される音声情報であるア
ナログ信号をデジタル信号であるPCM(Pulse
Code Moduration)信号に変換するAD
C部112(ADC:Analog Digital
Converter、AD変換器)と、RTP部113
(Real−time Transport Prot
ocol)と、図示していないプロセッサによりプログ
ラム制御で動作する制御部14とから構成され、フォー
マット変換部12は、送受信部121と、VoIP/S
TM変換部11と同じ制御部14とから構成される。ま
た、送受信回路13は、局装置2とのインタフェース回
路であるPON終端部131から構成される。
【0026】加入者装置1の制御部14は、電話回線6
からの音声情報のパケットに伴う局装置2とのUDPプ
ロトコルの制御を行うUDP/IP部142と、電話回
線6からの制御情報(例えば、呼制御等)のパケットに
伴う局装置2とのTCPプロトコルの制御を行うTCP
/IP部143と、パケット処理部141とを含む。な
お、UDP/IP部142とTCP/IP部143と
は、VoIP/STM変換部11に含まれ、パケット処
理部141は、VoIP/STM変換部11およびフォ
ーマット変換部12の共通の処理部として処理される。
【0027】加入者装置1の送受信部111は、受信の
場合には、電話回線6からのアナログの音声制御信号
(呼制御に伴う制御信号等を含む)を受信すると、制御
部14のTCP/IP部143に割込みをかけ、電話回
線6からのアナログの音声情報(音声、データ)を受信
すると、ADC部112に制御を渡す。また、送受信部
111は、送信の場合には、TCP/IP部143から
の指示によりアナログの音声制御信号(呼制御にとなう
制御信号)を電話回線6に送出し、ADC部112から
の音声情報を電話回線6に送出する。
【0028】加入者装置1のADC部112は、送受信
部111が電話回線6から受信した音声情報をアナログ
信号からデジタル信号(PCM)に変換し、RTP部1
13からのデジタル信号をアナログ信号に変換する。
【0029】RTP部113は、ADC部112からの
PCM信号をシーケンス番号・タイムスタンプを付加
し、時刻順に信号化できるようにしてパケット化し、制
御部14からのパケットをPCM信号に変換する。ま
た、RTP部113は、UDP/IP部142からのパ
ケットデータをADC部112に制御を渡す。
【0030】制御部14のUDP/IP部142は、R
TP部113からのパケットにIPアドレス(音声情
報)を付加し、パケット処理部141からのパケットを
RTP部113が編集し易いようにIPアドレスをはず
す。
【0031】制御部14のTCP/IP部143は、送
信部111からの音声制御信号受信の割込みにより、パ
ケット化してIPアドレスを付加し、パケット処理部1
41からのパケットをRTP部113が編集し易いよう
にIPアドレスをはずす。
【0032】パケット処理部141は、LAN7からの
パケット、UDP/IP部142、およびTCP/IP
部143からのパケットを時分割フレーム(なお、時分
割フレーム内のエリアにこの加入者装置1の使用できる
エリアとして時系列に分割されてあらかじめ割り当てら
れている)に乗せ、送受信回路13から時分割フレーム
を受け取った場合にはその逆を行う。受信処理をした後
に、パケット処理部141は、音声情報のパケット(U
DPパケット)の場合には制御をUDP/IP部142
に渡し、音声制御信号のパケット(TCPパケット)の
場合には制御をTCP/IP部143に渡す。なお、パ
ケット処理部141は、時分割フレームに乗せてPON
帯域3に送信する場合で送信するパケットが複数存在す
るとき、VoIPパケットを時分割フレームに最優先で
乗せ、PON帯域3から時分割フレームを受信する場合
にはVoIPパケットを最優先で抽出して処理する。
【0033】局装置2のVoIP/STM変換部21
は、図示していないプロセッサによりプログラム制御で
動作する制御部24と、IP/回線情報変換テーブル2
11と、RTPジッタバッファ212と、交換網4との
インタフェース回路であるVIF213とから構成され
る。なお、IP/回線情報変換テーブル211は、図示
していない読み出し書き込みのできる不揮発性のメモリ
(例えば、フラッシュメモリ)内のエリアに割り付けら
れており、音声情報回線(電話回線)毎に個別のIPア
ドレスを割り当て、そのIPアドレスを局装置2内のI
P/回線テーブル211に登録する。更に、IP/回線
情報変換テーブル211には、そのIPアドレスに対応
したタイムスロット位置が登録されている。また、IP
/回線情報変換テーブル211には、LAN7側で使用
されるIPアドレスも登録されている。
【0034】局装置2の制御部24は、パケット処理部
241と、電話回線6からの音声情報のパケットに伴う
加入者装置1とのUDPプロトコルの基でVoIPプロ
トコルの制御を行うUDP/IP部242と、電話回線
6からの制御情報のパケットに伴う加入者装置1とのT
CPプロトコルの制御を行うTCP/IP部243と、
IP/回線情報変換テーブル244とから構成される。
【0035】局装置2のレイヤ3終端部22は、図示し
ていないプロセッサによりプログラム制御で動作する制
御部25と、IP網5とのインタフェース回路である送
信部221とから構成される。制御部25は、レイヤ3
処理部251を含む。
【0036】局装置2の送受信回路23は、加入者装置
1とのインタフェース回路であるPON終端部231か
ら構成される。
【0037】局装置2の送受信回路23は、各加入者装
置1から転送されたパケットを時分割フレームごと図示
していないバッファメモリに格納し、VoIP/STM
交換部21に制御を渡す。
【0038】制御部24のパケット処理部241は、送
受信回路23から制御を受けると、IP/回線情報変換
テーブル211を参照し、登録されているIPアドレス
のパケットのみをバッファメモリから抽出する。この場
合、パケット処理部241は、IP/回線情報変換テー
ブル211に登録されているIPアドレスを基にパケッ
ト内の送信元IPアドレスを検索することにより電話回
線6かLAN7かを判別し、パケット内のIPヘッダを
検索することによりTCPかUDPかの判別を行う。更
に、判別後、パケット処理部241は、LAN7からの
場合には制御部25のレイヤ3処理部251に、電話回
線6からの場合でTCP(音声制御信号)の場合にはT
CP/IP部243に、電話回線6からの場合でUDP
(音声情報)の場合にはUDP/IP部242に、それ
ぞれ制御を渡す。送受信回路23への場合には、上記の
逆の制御を行う。
【0039】また、制御部241のパケット処理部24
1は、PON帯域3における送受信の時分割フレームの
やり取りの制御を行う。パケット処理部241は、図示
していないタイマにより一定間隔で送受信回路23毎に
時分割フレームを用いて送受信の割り振り(送受信の繰
り返し)を行う。受信の場合のシーケンスには、パケッ
ト処理部241は、送信するパケットデータが存在する
かの確認フレームを流す。すなわち、確認フレームに対
する応答フレームが帰ってくると、パケット処理部24
1は、応答フレームの内容に従って、時分割フレームに
割り当てられたエリアの送信許可フレームを加入者装置
1に送信する。パケット処理部241は、送信許可フレ
ームを送信することで、加入者装置1に対してパケット
データを時分割フレームに乗せさせてパケットデータを
送信させる。従って、上記受信における各シーケンス
は、パケット処理部241が管理するタイマによりあら
かじめ設定された時間間隔で処理を行う。
【0040】また、送信の場合のパケット処理部241
は、そのまま時分割フレームに割り当てられているエリ
アに送信するパケットを乗せて加入者装置に送信する。
同じ加入者装置1に送信したいVoIPパケット(電話
回線6への音声情報)とIPパケット(LAN7へのデ
ータ)が同時に存在する場合には、パケット処理部24
1は、時分割フレーム内で空のエリア(他の加入者装置
としてあらかじめ割り当てられているエリア)にもパケ
ットを乗せる。この場合、乗せる順序は、音声情報が優
先される。
【0041】なお、上記のパケット処理部241におけ
るPON帯域3の制御の説明において、送受信の繰り返
しを行うようしたが、タイマにより送信の時間帯に割り
付けられた場合にPON帯域3に送信するパケットデー
タがなければ、パケット処理部241がすぐに受信のシ
ーケンスに移っても良い。
【0042】UDP/IP部242は、パケット処理部
241から制御を受けた場合には、抽出したパケットを
RTPジッタバッファ部212に制御を渡し、RTPジ
ッタバッファ部212からの制御を受けた場合には、パ
ケット処理部241に制御を渡す。この場合、処理を行
うパケットは、UDPパケット(音声情報が入ってい
る)である。
【0043】TCP/IP部243は、パケット処理部
241から制御を受けた場合には、抽出したパケットを
RTPジッタバッファ212に制御(アナログの音声制
御信号を出すように指示する)を渡し、RTPジッタバ
ッファ部212からの制御を受けた場合には、RTPジ
ッタバッファ部212が受信した音声制御信号をパケッ
ト化してパケット処理部241に制御を渡す。この場
合、処理を行うパケットは、TCPパケット(音声制御
信号が入っている)である。
【0044】RTPジッタバッファ部212は、音声情
報で交換網4への送信の場合には、パケットをアナログ
信号に再変換してVIF213を介して交換網4に送信
する。更に、RTPジッタバッファ部212は、音声情
報の場合で交換網4からの受信の場合には、VIF21
3からきたアナログ信号をデジタル信号に変換し、シー
ケンス番号・タイムスタンプを付加し、時刻順に信号化
できるようにして、パケット化して制御部24に制御を
渡す。また、RTPジッタバッファ部212は、音声制
御信号で交換網4への送信の場合には、TCP/IP部
243の指示でアナログの音声制御信号(呼制御に伴う
制御信号等を含む)をVIF213を介して交換網4に
送信し、音声制御信号で交換網4から受信した場合に
は、割り込み信号により制御をTCP/IP部243に
制御を渡す。
【0045】加入者装置1では、音声情報(電話回線
6)とIPデータ(LAN7)の2種類のインタフェー
スを提供する。局装置2では、局装置2に接続されてい
る複数の加入者装置1の音声情報/IPデータを重畳
し、音声情報とIPデータとをそれぞれ別のインタフェ
ースで対向装置(IP網5、交換網4)に転送する。
【0046】図3を参照すると、加入者装置1および局
装置2内における音声情報(電話回線6)およびLAN
7からのIPデータの流れの概略について示した概略図
である。 加入者装置1−局装置2間のPON帯域3内
の1つの伝送路(局装置2の1つの送受信回路23に対
応した伝送路をいう)に着目すると、伝送路に流れる光
信号である時分割フレームの中は、接続される加入者装
置1の数に割り当てられるように1情報ごと(データ情
報の場合は1パケットごと、制御情報の場合は1バイト
ごと)に時分割に区切ったエリアに割り当てられてい
る。加入者装置1から局装置2に送信される場合、合分
波回路31は、加入者装置1から個別に送信された光信
号を同一時間軸上で結合して、局装置2に時分割フレー
ムを送信する。局装置2から加入者装置1に送信される
場合、合分波回路31は、全ての加入者装置1に対し
て、光信号をそのまま分配する。
【0047】加入者装置1−局装置2間は、LAN7か
らのデータについてはIPパケットを時分割フレームに
乗せて転送し、電話回線6からの音声情報については加
入者装置1において音声情報から変換したパケット(V
oIPパケット)を時分割フレームに載せて転送する。
この場合、VoIPパケットを受け取った局装置2にお
いては、VoIPパケットを音声情報に変換する。な
お、本発明の実施の形態における時分割フレームには、
大きく分けて、データフレームと制御フレームとに分か
れ、制御フレームには、送信したいパケットデータがあ
るかの確認を行う確認フレームと、確認フレームの応答
としてVoIPおよびIPの送信確認を示す情報(例え
ば、それぞれビット単位で割り当てられており、「1」
だと送信あり、「0」だと送信なしを示す)を含む応答
フレームと、データフレーム内にあらかじめ設定された
エリア(位置ともいう)の使用許可を示す情報(例え
ば、1バイトのうち上位4ビットをエリア位置番号、下
位4ビットを使用許可識別情報をした場合、各エリアに
おいて、「1F」だと加入者装置1−1を許可、「2
F」だと加入者装置1−2を許可、「40」だと加入者
装置4−4は未使用)を含む送信許可フレームとを含
む。データフレームには、局装置2から加入者装置1に
送るデータフレームと、加入者装置1から局装置2に送
るデータフレームがある。従って、加入者装置1から局
装置2にパケットを送信する場合、あらかじめ割り当て
られているエリア以外に局装置2が送信許可を与えれ
ば、割り当てられていないエリアを使用して送信するこ
とができる。
【0048】図4を参照すると、PON帯域3でのパケ
ットデータにおける局装置の受信制御について示した概
略図であって、局装置2は、データパケット(VoIP
パケットおよびIPパケット)を受信するとき、
(1)、(2)、(3)、(4)の順にシーケンス制御
を行う。今、加入者装置1−1には送信したいVoIP
パケットおよびIPパケットがあり、加入者装置1−2
には送信したいVoIPパケットがあり、加入者装置1
−2には送信したいパケットがないとした場合について
説明する。なお、送受信を行う時分割フレーム内の最初
のエリア(エリア1)は、加入者1−1用に、2番目の
エリア(エリア2)は、加入者1−2用に、3番目のエ
リア(エリア3)は、加入者1−3用に、それぞれ割り
当てられているとする。図4の(1)において、あらか
じめ設定された時間になると、局装置2のパケット処理
部241は、加入者装置1(1−1,1−2,1−3,
・・・)に確認フレームを出す。図4の(2)におい
て、確認フレームを受け取った加入者装置1−1のパケ
ット処理部141が「03」(VoIP,IPパケット
あり)の、加入者装置1−2のパケット処理部141が
「02」(VoIPパケットあり)の、加入者装置1−
3のパケット処理部141が「00」(パケットなし)
の、応答フレームをそれぞれ加入者装置2に返す。図4
の(3)において、局装置2のパケット処理部241
は、応答フレームの内容から要求のあるところは、あら
かじめ設定されているエリアはそのままにし(許可)、
要求のないエリアには複数の要求のある加入者装置1に
対して振分ける(例では、加入者装置1−3が要求のな
い加入者装置)が、要求のないエリアでも振り分ける加
入者装置1がない場合には、未使用にする。図4の
(4)において、各加入者装置1のパケット処理部14
1は、受信した許可フレームの内容を検索することで許
可されているエリアを認識し、許可されているエリアに
送信したいパケットを乗せる。すなわち、時分割フレー
ムのエリア1に加入者装置1−1のVoIPパケット
が、エリア2に加入者装置1−2のVoIPパケット
が、エリア3に加入者装置1−1のIPパケットが、そ
れぞれ割り当てられ、局装置2に送信される。
【0049】従って、局装置2−加入者装置1間では、
転送するデータがパケット(IPパケット、VoIPパ
ケット)のみとなるため、音声情報(電話サービス)用
に固定帯域(音声情報専用のチャンネル)を用意する必
要がない。更に、音声情報のない場合(電話のかけてい
ない時間)は、局装置2−加入者装置間1の帯域すべて
をIPデータの転送に用いることができるため、効率的
なデータ転送を実現することができる。
【0050】すなわち、音声(電話)については、加入
者装置1内で音声信号をIPパケットに変換する。加入
者装置1−局装置2間は、すべてPON帯域であり、P
ON帯域内にVoIPパケットを通す。局装置2では、
PON帯域を通るIPパケットのうちVoIPパケット
のみを取り出し、局装置2内で音声情報に戻す。
【0051】次に、図1〜図3を参照して、本発明の実
施の形態の動作について説明する。図3の構成図に示す
ように、VoIPの適用範囲は、局装置2−加入者装置
1間のみとなっている。加入者装置1−局装置2間は、
LAN7からのデータについてはIPパケットをそのま
ま時分割フレームに載せて転送し、電話回線6からの音
声情報については音声情報から変換したVoIPパケッ
トを時分割フレームに載せて転送する。
【0052】先ず音声情報(電話回線)について説明す
る。局装置2では、各加入者装置1の音声情報回線(例
えば、電話番号)ごとに、IP/回線情報変換テーブル
211に個別のIPアドレスがあらかじめ割り当てられ
ており、そのIPアドレス(電話回線に対応したIPア
ドレス)を各加入者装置1に伝達する。この場合、電話
回線に対応したIPアドレスと交換網4に送出するとき
のタイムスロット位置(チャネル番号)とが局装置2内
の図示していない記憶部(記憶部はフラッシュメモリ等
の不揮発性のメモリが望ましい)のエリアに割り当てら
れているIP/回線情報変換テーブルにあらかじめ登録
されている。加入者装置1では局装置2から割り当てら
れたIPアドレスを図示していない記憶部(記憶部はフ
ラッシュメモリ等の不揮発性のメモリが望ましい)に記
憶し、音声情報をIPパケット化する際に割り当てられ
たIPアドレスを記憶部から読出して送信元のIPアド
レスとして使用する。
【0053】加入者装置1に電話回線6から入力される
音声情報は、ADC部112にてアナログ信号をデジタ
ル信号であるPCM信号に変換する。RTP部113
は、このPCM信号にシーケンス番号・タイムスタンプ
を付加し、時刻順に信号化できるようにして、パケット
化して図示していない加入者装置1内のバッファメモリ
に書き込み、制御を制御部14に渡す。制御を受けた制
御部14は、UDP/IP部142に制御を渡し、UD
P/IP部142は、RTP部113からのパケット
(バッファに書き込まれている)に記憶部から読み出し
たIPアドレスを付与し、パケット処理部141に制御
を渡す。制御を受けたパケット処理部141は、引き継
いだVoIPパケットをLAN7からのIPパケットと
あわせて、PON終端部131を介して上記の図4で説
明した手順で時分割フレームに乗せることで局装置2に
送信する。なお、生成されたVoIPパケットとIPデ
ータとは、制御部14は、加入者装置1内のそれぞれ別
のバッファメモリで管理し、VoIPパケットが最優先
で転送されるように制御を実施する。
【0054】また、加入者装置1にLAN7から入力さ
れるIPパケットは、送受信部121部内のバッファに
入り、制御を制御部14に渡す。制御を渡された制御部
14は、送受信部121内のバッファからIPパケット
を読出して、VoIPパケットとあわせて、上記の図4
で説明した手順でPON終端部131を介して時分割フ
レームに乗せることで局装置2に送信する。
【0055】一方局装置2側では、各加入者装置1から
転送されたパケットを図示していない局装置2内のバッ
ファメモリに受信した後、パケット処理部241に制御
を渡す。制御を渡されたパケット処理部241は、IP
/回線情報変換テーブルを参照し、登録されているIP
アドレスに該当するパケットのみをバッファメモリから
抽出し、VoIPパケットかIPパケットかを振分け、
IPパケットであれば、制御部25のレイヤ3処理部に
制御を渡し、VoIPパケットであれば、UDP/IP
部に制御を渡す。制御を渡されたUDP/IP部242
は、RTPジッタバッファ部212を介してPCM信号
に再変換する。この場合、UDP/IP部242は、交
換網4への転送時に各加入者装置1ごとにタイムスロッ
トが割り当てられているため、IP/回線情報変換テー
ブルを用いてIPアドレスを基にタイムスロット位置を
割り出す。
【0056】反対に交換網4(交換機インタフェース)
から来た音声信号は、局装置2において、VIF21
3、RTPジッタバッファ212、制御部234を介し
てIPパケット化(IPは1対1の変換テーブルによ
る)され、共用帯域(時分割フレームによる送信)で加
入者装置1に送信する。受信した加入者装置1は、送受
信回路13、制御部14、RTP部113、ADC部1
12を介して、VoIPパケットを音声信号に変換し、
送受信部111を通じて電話回線6に出力する。
【0057】一方、パケット処理部241から制御を受
けた制御部25のレイヤ3処理部251は、相手方と通
信を行うため、レイヤ3の通信プロトコルの基で送受信
部221を介してIPパケットをIP網5に送出する。
【0058】反対にIP網5から来たIPパケットは、
レイヤ3プロトコルの基でレイヤ3所部251が受信
し、制御部241に制御を渡すことで、制御部241が
共用帯域で加入者装置1に送信する。受信した加入者装
置1は、送受信回路13、制御部14、送受信部121
を介してLAN7に送信する。
【0059】電話回線6上を制御する制御信号について
も同様の方法を用いて、制御信号を制御部14のTCP
/IP部143によりIPパケット化してパケット処理
部141に制御を渡し、パケット処理部141は、PO
N帯域3に流れる時分割フレームにIPパケットを乗せ
て局装置2にIPパケットを送信する。
【0060】局装置2では、受信した制御信号IPパケ
ットを固定的に決められた交換機インタフェースの指定
タイムスロットに送信することによって、相手方に制御
信号を受け渡す。
【0061】上記説明において、加入者装置と局装置と
のN対1の接続について説明したが、1対1接続の場合
も本発明を適用できることは言うまでもない。すなわ
ち、1対1接続の場合も電話サービス用にIPアドレス
を割り当てることにより同様に局装置−加入者装置間の
みにVoIPを適用し効率的な転送を実施することがで
きる。
【0062】また、加入者装置に複数のPOTS/Vo
IP変換回路を実装することにより、1加入者装置に複
数の電話回線をサービスする方法が考えられるが、音声
情報が複数存在したことになり、加入者装置1と局装置
2と間の時分割フレーム内のエリアへの割り付け方法
は、上記で説明した方法と替わらないため、本発明に含
まれることは言うまでもない。
【0063】ここで、従来の共用帯域(PON帯域)を
考慮した場合、複数の加入者装置が共用して用いる帯域
となるため、時分割フレームに乗ったVoIPパケット
以外のIPパケットが流れることになる。すべてのパケ
ットを同等に扱ってパケット処理を行うとVoIPパケ
ットが局装置2−加入者装置1間で遅延してしまう可能
性がある。このため、リアルタイム性をもつVoIPパ
ケットを優先してパケット転送を行う必要がある。本発
明の場合、VoIPパケットを送受信するIPパケット
が固定的に決まっているため、該当IPアドレスが送信
元のIPパケットを優先してパケット転送することによ
り、上記問題を解決することになる。
【0064】すなわち、本発明は、上記に説明したよう
に、VoIP技術を局装置2−加入者装置1間のみに用
いて時分割フレーム内に音声情報(UDPに変換)/I
Pデータを時分割に振り分けるようにしているため、効
率的に音声情報/IPデータを転送でき、更に、ゲート
キーパ等の機器を使用することなく、加入者装置、局装
置に対するインタフェースが従来のインタフェース変わ
らずに接続することができる。
【0065】また、本発明は、PON帯域3の伝送路上
の時分割フレームに乗せるパケット化した音声データ
は、高レートな音声圧縮を行わないため、音声の品質を
保つことができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明においてVo
IP技術をアクセス網のみに適用することにより、以下
に記載するような効果を有する。
【0067】すなわち、本発明は、アクセスネットワー
クとなる局装置−加入者装置間は局装置側で制御を行っ
ているため、パケットの優先処理等の制御を行いやすい
システムとなっていることになり、VoIPで技術課題
となるVoIPパケットの伝送遅延・輻輳等の問題を防
ぐことができる。
【0068】また、本発明は、アクセスネットワークと
なる局装置−加入者装置間での加入者側の送信は、局装
置側で管理(送信許可を与えてから送信させる)されて
おり、更に、VoIPパケットを優先転送するようにし
ているため、輻輳やパケットロスが起こらない。
【0069】また、本発明は、VoIP技術を局装置−
加入者装置間にのみ使用し、かつ制御信号もIPパケッ
トで転送することにしているため、ゲートウェイ機能と
しての呼制御が不要になることになり、機能を最小限に
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1の加入者装置および局装置の詳細な構成を
示すブロック図である。
【図3】図1の加入者装置および局装置内における音声
情報およびLANからのデータの流れの概略を示した概
略図である。
【図4】図2のPON帯域でのパケットデータにおける
局装置の受信制御を示す概略図である。
【符号の説明】
1 加入者装置 2 局装置 3 PON帯域 4 交換網 5 IP網 6 電話回線 7 LAN 11 POTS/VoIP変換部 21 VoIP/STM変換部 12 フォーマット変換部 13,23 送受信回路 14,24 制御部 22 レイヤ3終端部 23 送受信回路 111 送受信部 112 ADC部 113 RTP部 121,221 送受信部 131,231 PON終端部 141,241 パケット処理部 142,242 UDP/IP部 143,243 TCP/IP部 211 IP/回線情報変換テーブル 212 RTPジッタバッファ部 213 VIF

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局側に配置され交換網インタフェースと
    IP網インタフェースとを含む局装置と、加入者側に配
    置され電話回線インタフェースとLANインタフェース
    とを含む複数の加入者装置とを伝送路で接続するポイン
    ト・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送方
    式であって、前記局装置は、前記伝送路に流す時分割フ
    レームの送受信の制御を行う制御手段と、前記制御手段
    の基で前記加入者装置に対して前記電話回線インタフェ
    ースからの音声情報と前記LANインタフェースからの
    IPデータとを前記時分割フレームに乗せさせて送信さ
    せその送信させた時分割フレームから前記電話回線イン
    タフェースからの音声情報と前記LANインタフェース
    からのIPデータとを抽出する抽出手段とを有すること
    を特徴とするポイント・マルチポイント構成によるVo
    IPを用いた伝送方式。
  2. 【請求項2】 前記制御手段の基で前記加入者装置に対
    して前記交換網インタフェースからの音声情報と前記I
    P網インタフェースからのIPデータとを前記時分割フ
    レームに乗せて送信する送信手段を有することを特徴と
    する請求項1記載のポイント・マルチポイント構成によ
    るVoIPを用いた伝送方式。
  3. 【請求項3】 前記時分割フレームに乗せる場合には前
    記IPデータよりも前記音声情報を優先して乗せる手段
    を有することを特徴とする請求項1または2記載のポイ
    ント・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送
    方式。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記加入者装置に対し
    て送信したい前記音声情報およびIPデータを含む情報
    があるかの確認を行う手段と、前記確認に基づいて前記
    加入者装置に対して前記時分割フレームに乗せる許可を
    与える手段とを有することを特徴とする請求項1記載の
    ポイント・マルチポイント構成によるVoIPを用いた
    伝送方式。
  5. 【請求項5】 前記確認において前記送信したい情報が
    複数存在する場合には、あらかじめ前記加入者装置毎に
    割り当てられたエリアと自装置以外に割り当てられたエ
    リアの内空きエリアとに前記送信したい情報の複数を乗
    せることを許可することを特徴とする請求項4記載のポ
    イント・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝
    送方式。
  6. 【請求項6】 前記時分割フレームに音声情報を乗せる
    場合は、その音声情報をVoIPパケットに変換しその
    変換したVoIPパケットのデータを前記時分割フレー
    ムに乗せることを特徴とする請求項1,2,3,または
    4記載のポイント・マルチポイント構成によるVoIP
    を用いた伝送方式。
  7. 【請求項7】 前記抽出手段で抽出した音声情報を前記
    交換網インタフェースを介して相手方に送信することを
    特徴とする請求項1記載のポイント・マルチポイント構
    成によるVoIPを用いた伝送方式。
  8. 【請求項8】 局側に配置され交換網インタフェースを
    含む局装置と、加入者側に配置され電話回線インタフェ
    ースを含む複数の加入者装置とを伝送路で接続するポイ
    ント・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送
    方式であって、前記局装置は、前記交換網インタフェー
    スからの呼制御に伴う信号を含むアナログの音声制御信
    号をパケット化して前記伝送路を介して前記加入者装置
    に送信する手段を有し、前記加入者装置は、前記電話回
    線インタフェースからの呼制御に伴う信号を含むアナロ
    グの音声制御信号をパケット化して前記伝送路を介して
    前記局装置に送信する手段を有することを特徴とするポ
    イント・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝
    送方式。
  9. 【請求項9】 前記局装置は、前記加入装置から前記パ
    ケット化された音声制御信号を受信しアナログの音声制
    御信号に変換して前記交換網インタフェースに送信する
    手段を有し、前記加入者装置は、前記局装置から前記パ
    ケット化された音声制御信号を受信しアナログの音声制
    御信号に変換して前記電話インタフェースに送信する手
    段を有することを特徴とする請求項8記載のポイント・
    マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送方式。
  10. 【請求項10】 局側に配置され交換網インタフェース
    を含む局装置と、加入者側に配置され電話回線インタフ
    ェースを含む複数の加入者装置とを伝送路で接続するポ
    イント・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝
    送方式であって、前記加入者装置は、前記電話回線イン
    タフェースからの音声情報をUDPパケット化してその
    UDPパケット化したデータを伝送路上の時分割フレー
    ム内で自装置にあらかじめ割り当てられているエリアま
    たは自装置以外に割り当てられている空きエリアのいず
    れかに乗せて前記局装置に送信する第1の送信手段と、
    前記電話回線インタフェースからの音声制御信号をTC
    Pパケット化しそのTCPパケット化したデータを前記
    伝送路上の時分割フレーム内で自装置にあらかじめ割り
    当てられているエリアまたは自装置以外に割り当てられ
    ている空きエリアのいずれかに乗せて前記局装置に送信
    する第2の送信手段とを有し、前記局装置は、前記伝送
    路上の時分割フレームから前記UDPパケットを抽出し
    て音声情報に変換する第1の変換手段と、前記伝送路上
    の時分割フレームから前記TCPパケットを抽出して音
    声制御信号に変換する第2の変換手段とを有することを
    特徴とするポイント・マルチポイント構成によるVoI
    Pを用いた伝送方式。
  11. 【請求項11】 局側に配置され交換網インタフェース
    とIP網インタフェースとを含む局装置と、加入者側に
    配置され電話回線インタフェースとLANインタフェー
    スとを含む複数の加入者装置とを伝送路で接続するポイ
    ント・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送
    方式であって、前記加入者装置は、前記電話回線インタ
    フェースからの音声情報をUDPパケット化しそのUD
    Pパケット化したデータを伝送路上の時分割フレーム内
    で自装置にあらかじめ割り当てられているエリアまたは
    自装置以外に割り当てられている空きエリアのいずれか
    に乗せて前記局装置に送信する第1の送信手段と、前記
    電話回線インタフェースからの音声制御信号をTCPパ
    ケット化しそのTCPパケット化したデータを前記伝送
    路上の時分割フレーム内で自装置にあらかじめ割り当て
    られているエリアまたは自装置以外に割り当てられてい
    る空きエリアのいずれかに乗せて前記局装置に送信する
    第2の送信手段と、前記LANインタフェースからのI
    Pパケットのデータを前記伝送路上の時分割フレーム内
    で自装置にあらかじめ割り当てられているエリアまたは
    自装置以外に割り当てられている空きエリアのいずれか
    に乗せて前記局装置に送信する第3の送信手段とを有
    し、前記局装置は、前記伝送路上の時分割フレームから
    前記UDPパケットを抽出して音声情報に変換する第1
    の変換手段と、前記伝送路上の時分割フレームから前記
    TCPパケットを抽出して音声制御信号に変換する第2
    の変換手段と、前記伝送路上の時分割フレームから前記
    IPパケットを抽出する抽出手段とを有することを特徴
    とするポイント・マルチポイント構成によるVoIPを
    用いた伝送方式。
  12. 【請求項12】 前記加入者装置は、前記時分割フレー
    ムに乗せる場合には前記IPパケットのデータよりも前
    記UDPパケット化したデータを優先して乗せる優先手
    段を有することを特徴とする請求項11記載のポイント
    ・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送方
    式。
  13. 【請求項13】 前記第1の変換手段で変換した音声情
    報を前記交換網インタフェースを介して相手方に送信す
    ることを特徴とする請求項10または11記載のポイン
    ト・マルチポイント構成によるVoIPを用いた伝送方
    式。
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