JPH0629992A - データ伝送方法およびそれに用いるネットワーク - Google Patents

データ伝送方法およびそれに用いるネットワーク

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JPH0629992A
JPH0629992A JP4024441A JP2444192A JPH0629992A JP H0629992 A JPH0629992 A JP H0629992A JP 4024441 A JP4024441 A JP 4024441A JP 2444192 A JP2444192 A JP 2444192A JP H0629992 A JPH0629992 A JP H0629992A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロット化されたローカル・エリア網(LA
N)上において使用される異なるクラスのパケット交換
トラヒックを運ぶ自己適応伝送データ構造内に回路交換
チャネルを衝突なしに挿入及び除去するための方法及び
システムを提供する。 【構成】 この網はバスあるいはリング・トポロジーを
持つことができる。これら異なるクラスのトラヒックに
は非同期トラヒック(パケット交換)、同期トラヒック
(パケット交換、時間に敏感)、等時トラヒック(回路
交換)、及び需要に基づく信号法トラヒックが含まれ
る。本発明による自己適応伝送データ構造は、これら異
なるクラスのトラヒックの経済的かつフレキシブルで、
しかも帯域幅効率の良い統合を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバスあるいはリング・ト
ポロジーを持つスロット化されたLAN上で使用される
主に異なるクラスのパケット交換トラヒックを運ぶ自己
適応伝送データ構造内への回路交換チャネルの衝突の無
い挿入及び除去を行なうための方法及びシステムに関す
る。統合の対象となるトラヒックには、非同期トラヒッ
ク(パケット交換)、同期トラヒック(パケット交換、
時間に敏感)、等時トラヒック(回路交換)、及び即時
応答信号法式が含まれる。
【0002】
【従来の技術】情報処理、データ通信、及びマルチメデ
ィアオフィス通信の分野の急速な発展の結果として、L
AN(ローカル・エリアネットワーク)の場合のよう
に、同一媒体を介して異なるクラスのトラヒックが伝送
されるようになってきた。大多数の現存のネットワーク
は、回路交換であるか、パケット交換であるかは別とし
て、未に、特定の用途に対して設計されている。従っ
て、我々は通常、それぞれ並列あるいは独立して動作す
る音声、信号法、ビデオ及びデータ・アプリケーション
のための異なるネットワークを持つ。これらネットワー
クの各々は、意図されたアプリケーションに対しては適
当であるが、他のアプリケーションをサポートするため
には、効率が良いとは言えない。異なるバンド幅要件を
持つ様々なタイプのサービスを収容できる統合通信シス
テムの利点についてはかなり前から認識されている。以
下の二つの論文、つまり、M.J.ロス(Ross)によ
る、Proc.IEEE 、Vol.65、1977年9月、ペ
ージ1283−1295に掲載の論文『統合音声/デー
タ交換のための設計アプローチ及び性能基準(Designap
proaches and performance criteria for integrated v
oice/data switching)、及びH.フランク(Frank )
による、データ通信、1978年9月号、ページ51−
62に掲載の論文『明日のデータ/音声ネットワークの
ための今日の設計(Plan today for tomorrow data/voi
ce nets )』において、既に異なるトラヒック・クラス
の統合について述べられている。異なるクラスのトラヒ
ックの伝送を可能にする一体化された統合ネットワーク
を持つことの目的は、現存並びに将来のサービスをカバ
ーする柔軟性を達成し、また、良好な性能及び経済的な
資源の活用、並びに一体化されたネットワーク管理、動
作及び保守を実現することである。
【0003】以下のセクションにおいては、我々は、L
AN上に回路交換及びパケット交換原理を統合するため
の現在のアプローチについて説明する。LANの設計の
主要な傾向及び未知の将来のトラヒック特性を考慮に入
れ、次に、本発明の自己適応伝送データ構造及び方法に
対する目的を組織的に示す。
【0004】既に、70年代の初期において、出版物
は、同一伝送媒体上での回路交換及びパケット交換原理
の統合について扱っていた。出版物は、K.キュマーレ
(Kuemmerle )によって、1974年にストックホルム
にて開催された、コンピュータ通信に関する第二回国際
会議(2nd Intern. Conf. on Computer Communication
s、ICCC)、ページ507−515に発表された論
文『統合されたライン及びパケット交換トラヒックのマ
ルチプレクサ性能(MultiplexerPerformance of Integra
ted Line- and Packet-Swiched Traffic)』において説
明されているように、二地点間リンクの統合から始る。
その後、研究努力は、LAN並びに高速LAN(HSL
AN)、及び内部バス構造を持つ交換ノードへと拡張さ
れて行く。これら研究努力と関連する多数の出版物の代
表的な例として以下が挙げられる。 −D.ロフィネラ(Roffinella)、C.トリンチェロ
(Trinchero )、G.フレスチ(Freschi )らによっ
て、IEEE J. on Sel. Areas in Comm.、Vol.SAC−
5、No.9、1987年、ページ1444−1453
に掲載の論文『2レベル統合サービス・ローカル・エリ
アネットワークのためのインターワーキング解決案(Int
erworking Solutions for a Two-Level Integrated Ser
vices Local AreaNetwork )』 −J.H.M.クレイネン(Kleinen )によって、EF
OC/LAN86、アムステルダム、1986年、ペー
ジ83−87に発表の論文『PHILAN:高速アプリ
ケーションのための統合ローカル・エリアネットワーク
(An IntegratedLocal Area Network for High Speed Ap
plications)』 −R.カルボ(Calvo )、M.ティーナーらによって、
EFOC/LAN90、ミュンヘン、1990年6月、
ページ76−86に掲載の論文『FDDI−IIアーキ
テクチャ及び実現例(FDDI-II Architectural and Impl
ementationExamples )』
【0005】新たなLAN設計における現在の傾向は、
より多くのユーザを接続し、より高いトラヒック速度を
運び、より小さな遅延を達成し、より多くのサービスを
統合し、またより広い地理上の地域をカバーすることに
ある。この広い様々な目的を達成するために、展開中の
LANは、同時アクセス及びスロット再使用能力を持
ち、また、フレーム毎並びにセル毎に伝送が提供でき、
また、回路交換サービスも扱うことができなければなら
ない。
【0006】適当な伝送データ構造が地理的に離れたノ
ードによって同時に媒体アクセスができるようにするた
めにスロット化される。このために、LANスループッ
トは、速度と距離の積が増加しても低減することはな
い。宛先での除去(スロットの再使用を可能にする)
は、伝送媒体のビット速度を大きく超えてシステム・ス
ループットを向上させる高い潜在力を持つ。今日のLA
Nにおいては、伝送は隣接スロット内のフレームを介し
て行なわれる。これは、セグメント化を回避し(従っ
て、セグメントを識別するためのラベリング・アルゴリ
ズムが必要でない)、伝送オーバーヘッドを低減し、ま
た受信機ハードウエアを簡素化し、そのバッファ・サイ
ズをより小さく保つことを可能にする。さらに、フレー
ム毎による伝送は、多重受信機バッファのバッファ管理
を高データ速度において大きく簡素化する。他方におい
て、ATM(同期伝送モード)セルの伝送が、広帯域統
合サービス・デジタルネットワーク(Broadband-Integr
ated Services Digital Network、B−ISDN)に対
する解決策として強力に促進されている。さらに、近い
将来において、高速LAN上の回路交換チャネル(ビデ
オ、PBX相互接続)に対する需要が増加することは明
白である。
【0007】スロット化されたLANにおいては、フレ
ームは、M.ナセヒ(Nassehi )によって、通信に関す
るIEEE国際会議(IEEE International Conference
onCommunications )、アトランタ、GA、1990年
4月、ページ1697−1702に掲載の論文『CRM
A:高速LAN及びMANのためのアクセス・スキーム
(An Access Scheme for High-Speed LAN and MANs』、
及び第八回欧州光ファイバ及びローカル・エリアネット
ワーク会議(Eighth European Fibre Opticand Local A
rea Networks Conference、EFOC/LAN)、ミュ
ンヘン、1990年6月、ページ246−251に掲載
の論文『二重バス構成に基づくGビット/秒LAN及び
MANのための循環予約多重アクセス・スキーム(Cycl
icReservation Multiple-Access Scheme for Gbit/s LA
N and MANs based on Dual-Bus Configuration )にお
いて説明されているように、純粋な予約によって、ある
いは、例えば、以下の欧州特許出願において説明される
ようにバッファ挿入技術を使用して隣接するスロット内
に伝送されることが保証される。 −特許出願第90810456.5号、『広帯域リング
通信システム及びアクセス制御法(Broadband Ring Com
munication System and AccessControl Method) −特許出願第91810224.5号、『LANシステ
ムに対する媒体アクセス技法(Medium Access Techniqu
e for LAN Systems )』
【0008】最近においては、バッファ挿入LANは、
例えば、上に挙げた欧州特許出願90810456.5
及び91810224.5号において説明されているよ
うに、いわゆる同期スロットに対するバイパス機構を提
供することによって増強されている。この方法により、
時間に敏感な接続に対する実時間応答は、挿入バッファ
による遅延の影響を受けないようになっている。このバ
イパス機構は、説明の本発明による伝送データ構造の一
要素である。これに加えて、挿入バッファLAN内にお
ける公平さは、現在では、欧州特許出願9181022
4.5において説明されるクレジット機構によって、あ
るいは欧州特許出願90810456.5において説明
される予約機構によって管理可能である。
【0009】トラヒック・タイプ 以下においては、我々は、回路交換チャネルを等時チャ
ネルと呼ぶ。この目的のために使用されるスロットは、
厳格な周期性に従う。パケット交換原理に従うトラヒッ
クを運ぶスロットは、同期及び非同期に分けられる。同
期スロットは、パケット化された音声及びビデオあるい
は他のリアル・タイム・アプリケーション等のような時
間に敏感な接続のために使用される。これら接続は、ネ
ットワーク遅延の変動を調節するためにプレイ・アウト
・バッファを必要とする。全ての他のトラヒックは、非
同期スロットによって輸送される。本質的に、これら三
つのトラヒック・タイプは、終端間遅延の変動を異にす
る。等時トラヒックは、一定の遅延を示し、従って、こ
の遅延の変動はゼロである。同期トラヒックの遅延の変
動は、限定された範囲内である。他方、非同期トラヒッ
クの遅延の変動はかなり大きい。これら三つのトラヒッ
ク・タイプに加えて、ネットワークハウスキーピング機
能(例えば、欧州特許出願91810224.5号、
『LANシステムに対する媒体アクセス技術』において
開示されるような監視、測定、スロット予約、渋滞制
御、ネットワーク管理一般)のための信号法トラヒック
も考慮に入れる必要がある。
【0010】絶えず変動するトラヒック特性に適応する
要件 殆どのLANは、特定のタイプのトラヒックに対してそ
れらの最良の状態で動作するように設計されるが、非常
に異なるトラヒック特性を持つ環境内においてはあまり
効率的でなくなる。非常に単純な例として、長いフレー
ムの場合、トークン・リングはスロット・リングよりも
(スロットの再使用なしで比較した場合)かなり良い性
能を示すが、短いメッセージに対しては、この逆にな
る。B−ISDN内における絶えず変動するトラヒック
特性及び将来のトラヒックの未知の混合のために、異な
った、しかも絶えず変動するトラヒック特性に自然に適
応する伝送データ構造を持つことが必須である。
【0011】LAN上での回路交換及びパケット交換の
従来の統合 LANの同一媒体上での回路交換(CS)とパケット交
換(PS)の統合は一定の長さ(例えば、125μs)
の周期的フレーミング期間に基づく。フレーミング構成
は、スロット化されたCS領域と構造化されないPS領
域に分割することも、あるいはCS接続の自由な割り当
てにて完全にスロット化することもできる(固定された
境界あるいは移動可能な境界)。後者のアプローチにお
いては、PSフレームは残りのスロット内に隣接して伝
送されるか、あるいはアドレス情報を持つ自治セグメン
ト(例えば、ATMセル)にて伝送される。これら方法
についての詳細な説明は、E.−H.ゲルトナー(Gold
ner )による論文『統合された回路/パケット交換ロー
カル・エリアネットワーク−性能分析及び戦略の比較
(An Integrated Circuit/Packet Switching Local Are
a Network -Performance Analysis and Comparison o
f Strategies )』、コンピュータネットワーク及びI
SDNシステム(Computer Networks and ISDN System
s)、Vol.10、No.3−4、1985年10/
11月号、ページ211−219において行なわれてい
る。
【0012】バンド幅が二つの固定された部分に分離さ
れる固定境界を持つフレーミング期間の短所は、バンド
幅がトラヒック需要が動的に変化したとき共有できない
ことである。移動可能な境界を持つフレーミング期間を
使用するシステムにおいては、等時部分のサイズは、パ
ケット交換部分が始る前の最後の等時チャネルの位置に
よって決定される。最後のチャネルの前に位置するフリ
ーの等時チャネルのバンド幅はチャネルの再配列なしで
は使用することができない。リング上でのチャネルの再
配列は、欧州特許227852号、『トークン・リング
伝送媒体に基づく統合サービスのためのローカル・エリ
ア通信システム(Local AreaCommunication System for
Integrated Services Based on a Token-RingTransmis
sion Medium )』において開示されるように、編制及び
全ての関与するノードの同期を保証するための高次層の
通信のためにかなりのオーバーヘッドを必要とする。境
界自体の移動にも同じ様なオーバーヘッドが要求され
る。次に、全てのノードに新たな位置について通知しな
ければならない。リングでは、移動は、データが失われ
ないことを保証するために、数個のステップにて遂行さ
れなければならない。最初のノードが通知を受け、次に
全てのノードが確認し、最後に、次のラウンドで、SC
/PS境界(回路交換/パケット交換)の新たな位置が
有効となり、従って、かなりの遅延も伴う。
【0013】完全にスロット化されたフレーミング期間
を持つ他の二つのアプローチにおいては、等時チャネル
に対するスロットは任意に割り当てることができる。ス
ロットは、トラヒック・タイプを示す標識を持ち、従っ
て、フレームは等時チャネル間に挿入して伝送すること
ができる。第一のアプローチにおいては、セグメントは
変数であり、アドレスを運ばない。第二のアプローチに
おいては、セグメントは定数であり、アドレス情報を持
つ。ここでは、セグメントあるいはセルは、自治体であ
り、従って、異なるフレームの部分をこれも挿入して伝
送することができる。バンド幅はトラヒック需要に最適
に適応するが、ただし、リングLAN上においては、等
時チャネルの確立及び解放は、移動可能な境界を持つフ
レーミング編制の場合と同じ様な問題に遭遇する。つま
り、等時チャネルに割り当てられるべきスロットは、最
初に、予約されているとマークされなければならない。
その後、これらは、次のラウンド・トリップにおいて割
り当てられる。これに加えて、関与するノードは、いつ
チャネルが使用できるかの通知を必要とする。
【0014】図1には、移動境界を介しての等時チャネ
ルのサポート(図面の左側)及び本発明による伝送デー
タ構造の一部である挿入/除去自己適応を介してのサポ
ート(右側)との間の主な差が示される。最初、二つの
等時チャネルCH1及びCH2を持つフレーミング期間
10が存在する。移動可能な境界を持つアプローチにお
いては、両方のチャネルともフレーミング期間10の初
め(CS−領域)に位置する。フレーミング期間10の
残りの部分(PS部分)は非同期トラヒックのために使
用される。フレーミング期間10の最初の二つの位置
は、五つの考察される時間期間を区別するために、1
1.1から11.5及び12.1から12.5にて示さ
れる。最初に、位置11.1及び12.1は、それぞ
れ、等時チャネルCH1及びCH2によって使用され
る。CH1が終端すると、位置11.2はフリーになる
が、ただし、非同期トラヒックによって使用すること
は、CH2が位置12.3から11.3に再配列され、
境界13が対応して移動されるまでできない。前述のよ
うに、これら動作は通信オーバーヘッドの原因となり、
またフリーになったバンド幅の使用を遅延させる。後に
なって、別の等時チャネルを確立したい場合、境界13
が位置12.4がフリーになるように移動される。境界
13は、境界12.4がデータを運ばないことを保証し
なければならないために、直ちに移動できないことに注
意する。最後に、幾らかの通信オーバーヘッドの後に、
新たなチャネルCH3が位置12.5の所で使用できる
ようになる。この動作のモードと比較して、等時チャネ
ルを確立及び解放するための挿入/除去自己適応アプロ
ーチは非常に効率的である。第一に、両方のチャネルと
も原理的には任意な位置に置くことができる。我々は、
チャネルCH1の位置を14.1から14.2によって
示し、チャネルCH2の位置を15.1から15.3に
よって示す。最初に、二つの等時チャネルは14.1及
び15.1に位置する。これらの回りの全てのバンド幅
は、非同期トラヒックのために使用することができる。
CH1が終端すると、位置14.2の所のこのバンド幅
は直ちに、つまり、遅延及び通信オーバーヘッド無しに
使用できるようになる。等時チャネルCH3を割り当て
たい場合は、これは、フレーミング期間のどこに入れる
こともできる(ここでは、位置16.3)。ここでのキ
ーポイントは、チャネルが直ちに使用でき、また(勿
論、通常のより高い層のセット・アップ手順を除いて)
余分な通信オーバーヘッドを必要としないことである。
この直ちの割り当ては、等時スロットを正しい位置に挿
入し、対応する数の非同期スロットを直ちに、あるいは
遅延の後に除去することによって可能となる。こうし
て、新たな等時チャネルの割り当てのための等時スロッ
トの生成は、フリーの非同期スロットの破壊を伴うが、
これによって、全ての非同期スロット候補がビジーの場
合、一時的なスロットの余剰が発生する。他方におい
て、等時チャネルを解放する場合は、類似するがただし
反対の動作が要求される。これは、等時スロットの瞬間
的な除去及び同時的な非同期スロットの生成を意味す
る。
【0015】伝送の頑強性に関しては、厳格なスロット
化されたフレーミング期間を持つアプローチは以下の短
所を持つ。フレーミング期間の最初のみが同期のために
使用されるために、個々のスロット境界の認識は、カウ
ンティングのみに依存する。同期損失は、次のフレーミ
ング構造の開始においてのみ回復できる。回復されるま
での間に、二次的エラーが発生する可能性があり、これ
は、これを解決するための複雑な回復スキームを要求す
る。
【0016】本発明に最も近い先行技術は、J.Y.チ
ャオ(Chao)、W.T.リー(Lee)、L.Y.クング
(Kung)らによって、ローカル・コンピュータネットワ
ークに関する第14回会議(14th Conference on Local
Computer Networks)、ミネアポリス、1989年10
月において発表の論文『高速統合ローカル・エリアネッ
トワーク上のリアル・タイム・イメージ伝送を楽にする
ための時間変動優先スキームを持つ新たなバッファ挿入
リング(A New Buffer Insertion Ring with Time Vari
ant Priority Scheme to Facilitate Real-Time Image
Transmission ona High Speed Integrated Local Area
Network)』、及び上に挙げた欧州特許出願90810
456.5号、『広帯域リング通信システム及びアクセ
ス制御方法(Broadband Ring Communication System an
d Access Control Method )』において与えられてい
る。本発明によるスロット化されたLANのための自己
適応伝送方法、及びこのハードウエア実現が以下に与え
られる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明の中心的目的
は、等時チャネルに対する直ちのスロット割り当てを他
のトラヒック・タイプに妨げられることなく提供するこ
とにある。ここで、この(厳格な周期性を持つ)等時ス
ロットは、他の伝送主体を通じてドリフトすることが許
され、一時的に停止することができ、またノード自体に
よって直ちに再起動することができる(つまり、等時ス
ロットがこれらノードによって直ちに生成できる)。本
発明のさらにもう一つの目的は、最少の伝送オーバーヘ
ッド、最大のバンド幅効率、及び異なるトラヒック・タ
イプ(等時、同期、非同期、及び信号法トラヒック)の
間の最適な共有を達成する自己適応伝送方法を提供する
ことにある。本発明のさらにもう一つの目的は、即時応
答バンド幅割り当てを持つ動的信号法をサポートする方
法を提供することにある。本発明のさらにもう一つの目
的は、単一のフレームの伝送の際にのみ存在する自律ス
ロット連結(最大でスロット・ユニットの選択された限
界まで)を与えることにある。本発明のさらにもう一つ
の目的は、伝送の頑強性を与えることにある。本発明の
さらにもう一つの目的は、デフォルト指向の、あるいは
開始時にユーザによってスロット・サイズ及び等時フレ
ーミング期間をプログラム可能な伝送方法を提供するこ
とにある。本発明のさらにもう一つの目的は、本発明の
伝送方法に従うハードウエア実現を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段および作用】請求される本
発明は、これら目的を達成し、スロット化されたLAN
上での統合伝送のための周知の方法及びシステムの残さ
れた欠点を改善する。本発明の方法及びシステムにおい
ては、これは、伝送が自律的に異なるクラスのトラヒッ
クに対する伝送主体を形成するいわゆる原子データ・ユ
ニット(後に説明)の動的ハウスキーピングの現在の需
要に適応すると言う意味で達成される。これらクラスの
トラヒックは、それらの同期及び遅延要件に従って扱わ
れ、これにより、回路交換(例えば、等時)及びパケッ
ト交換(例えば、非同期、同期)トラヒックが動的に織
りなされた形式にて伝送される。
【0019】この方法は、フレキシブルであり、自律的
にその瞬間において最良の伝送効率へと適応し、頑強で
あり、また、四つのトラヒック・タイプ、つまり、等
時、同期、非同期、及び信号法トラヒックの伝送を自然
に分離する。
【0020】
【実施例】以下において用いられる略号等を最初に説明
する。略号及び規定 一般 LAN ローカル・エリアネットワーク HSLAN 高速ローカル・エリアネットワーク B−ISDN 広帯域統合サービス・デジタルネッ
トワーク ATM 非同期伝送モード MAC 媒体アクセス制御 CS 回路交換 PS パケット交換 CRMA 巡回予約多重アクセス C−CRMA チェックポイント−CRMA DQDB 分散待ち行列二重バス(IEEE8
02.6) FDDI ファイバ分散データ・インターフェ
ース (ANSI X3T9.5)ハードウエア ADU 原子データ・ユニット CMOS 相補型MOS CTRL コントロール FSM 有限状態マシーン FIFO 先入れ先出し PHY 物理的 RX 受信機 TX 送信機 SYN 同期 ASY 非同期 ISO 等時規定 発信ノード 有効負荷を運ぶためにスロットをビ
ジーとマークするノード 宛先ノード スロット有効負荷をコピーするノー
ド 除去ノード スロットをフリーにするノード 基本スロット スロット・ユニット・サイズ 多重スロット フレームの伝送あるいは等時チャネ
ルの接続の際の隣接する基本スロットの連鎖 非同期スロット 非同期伝送サービスのための基本ス
ロット 通常のデータ・トラヒックで終端間遅延に大きな変動を
持つ同期スロット 同期伝送サービスのための基本
スロット パケット化された音声及びビデオ等の様な時間に敏感な
接続で終端間遅延の変動は小さい 非同期スロットのバイパス能力あり 等時スロット 等時伝送サービスのための基本スロ
ット 純粋な回路交換トラヒック 一定の終端間遅延 非同期/同期スロットあるいは信号法コマンド先取り能
力あり フレーミング期間 等時チャネルのための厳密な周期的
時間間隔 (例えば、125μs)
【0021】一般的な説明 詳細な説明に入る前に、このセクションにおいては、本
発明による伝送データ構造の動作環境、基本概念、原則
的な実現構造、及び自己適応能力について説明する。こ
の伝送データ構造が自然的に最適利用率へと適応するた
めに自己適応と呼ばれる。
【0022】ネットワークトポロジー ここに説明される本発明による伝送データ構造は、二地
点間リンクに対してのみでなく、バス及びリング・トポ
ロジーに対しても有効である。二地点間リンク及びバス
上においては、クリーンなスロット・フローが存在す
る。つまり、伝送媒体の最初の所(例えば、バス・ヘッ
ダー)の所で、フリー・スロットが生成され、その終端
ポイトンの所でこれらスロット(ビジーあるいはフリ
ー)が破壊される。リング上においては、これらスロッ
トは巡回する。従って、このラップ・アラウンドのため
に、リング・スケジューラ(モニタ、ハンド幅マネージ
ャ)は、フリー及びビジー・スロットの両方を扱わなく
てはならない。これは、スロットの取り扱い及びCS/
PS統合をかなり複雑にする。従って、リング・シポロ
ジーに対する伝送データ構造を説明することにより、バ
ス及び二地点間リンクに対するケースがより単純なトポ
ロジーとして自動的に網羅される。
【0023】非同期伝送サービス 非同期伝送サービスは、非同期スロットによって提供さ
れる。これは、パケット交換サービスであり、現在、短
いメッセージから大きなデータ量に至るレンジの様々な
トラヒックを運ぶために通常使用されているデータ・サ
ービスを提供する。以下に説明される伝送階層において
は、非同期スロットは、伝送上の優遇を受けない。
【0024】同期伝送サービス 同期伝送サービスもまたパケット交換サービスである
が、ただし、同期スロットを使用する。これらスロット
は、全ての同期スロットはその伝送経路内のバッファに
よって遅延されている非同期スロットをバイパスできる
という意味において優遇された伝送処理を受ける。これ
は、スケジューラ内の弾性バッファ及びノード内の挿入
バッファの両者に適用する。後者は、バッファ挿入LA
N内にのみ存在する。完全なスロットのみがバイパスさ
れることができる。従って、非同期スロットは、同期ス
ロットによって優先権を行使されることはない。同期ス
ロットは、バッファ挿入LAN上で動作するとき、パケ
ット化された音声及びビデオなどのサービスに対する時
間に敏感なトラヒック要件を満たすために導入される。
【0025】等時伝送サービス 等時伝送サービスは純粋な回路交換サービスである。対
応するスロットは、伝送データ構造内において任意の時
間に伝送することができる等時スロットである。従っ
て、これらは、同期及び非同期スロットの両方、並びに
信号法コマンドあるいはメッセージに対して優先権を行
使することが許される。これによって、等時スロット
は、厳格な時間規則に従う。
【0026】信号法 本発明によるデータ伝送法及びデータ構造は、欧州特許
出願91810222.9号、『LANシステム内にお
ける挿入/削除信号法(Insert/RemoveSignalling in L
AN System)』において提案されているようなバンド幅
の需要に応じた割り当てを伴う動的信号法を完全にサポ
ートする。従って、信号法コマンドあるいはメッセージ
は全スロット・サイズに拘束されることなく、これらは
現在の信号法需要とともに変動する。さらに、信号法コ
マンド、メッセージ、あるいは情報は、バッファ挿入技
法を使用してデータ経路内に挿入される。我々は、信号
法トラヒックを同期信号法サービスとして扱うことを提
案する。従って、信号法コマンドあるいはメッセージ
は、伝送経路内のバッファによって遅延されている非同
期スロットをバイ・パスすることができる。非同期スロ
ットのバイパス動作は、スロット境界においてのみであ
る。この動的信号法の重要な用途は、欧州特許出願91
810224.5号、『LANシステムに対する媒体ア
クセス技術(Medium Access Technique )』において開
示されるチェックポイントCRMA(C−CRMA)に
おける予約プロセス、及び本発明において後に説明され
るアダプタ、ルータ及びブリッジ内の受信バッファのオ
ーバーフローを阻止(あるいは低減)するための渋滞コ
ントロールである。信号法は、原理上は、非同期及び同
期伝送サービスに属する。この選択はアプリケーション
に依存する。
【0027】多重化モード 欧州特許出願91810224.5号、『LANシステ
ムに対する媒体アクセス技術(Medium Access Techniqu
e For LAN Systems )』において説明されている通り、
いわゆる第二世代CRMAバージョンは、三つのモー
ド、つまり、純粋、セル、及び挿入多重化モードにて動
作することができる。純粋多重化モードはセル毎及びフ
レーム毎の伝送の両方を許し、従って、後者に対して
は、予約プロセスによってスロットの隣接が実現され
る。即時のアクセス及びスロットの再使用が限定的に適
用できる。セル多重化モードにおいては、全ての伝送
は、自律主体(ATMモードの動作)内でのみ起こる。
即時のアクセス及びスロットの再使用が十分に活用でき
る。最後に、挿入多重化モードは、ノード内の挿入バッ
ファによる自然な方法にてセルあるいは完全なフレーム
の伝送、直ちのアクセス及びスロットの再使用を許す。
純粋及びセル多重化モードのケースにおいては、同期
スロット及び信号法コマンドは非同期スロットと同一の
データ経路を通る。挿入多重化モードのみがノードが現
在フレームを伝送しているとき、非同期スロットを一時
的に抑止する能力を持つ。従って、挿入LAN内におい
てのみ、同期スロットは、バイパスのために特急サービ
スを得る。ただし、三つの全ての多重化モードにおい
て、情報の挿入を伴う動的信号法のために挿入バッフ
ァ、あるいはレジスタが存在する。バッファがこの目的
としてのみ使用される場合は、これらは、二重ポート・
バッファ(2の速度利得)よりも非常に高いデータ速度
に対してより適するレジスタとして実現することができ
る。
【0028】伝送データ構造 伝送データ構造は、各々が基本スロットと呼ばれる一定
サイズのスロット・ユニットから成る二つの重なるデー
タ基幹構造である。個々のデータ基幹構造内の基本スロ
ットのサイズは、同一に選択することも、異なって選択
することもできる。等時スロットを厳格な周期に拘束す
るいわゆる回路交換データ基幹構造は、非常に硬直であ
る。図2は、例えば、125μsのフレーミング周期2
2内の二つの等時チャネル20、21の固定された位置
を示す。残りの伝送バンド幅内において、第二のデータ
基幹構造に属するスロットは、これらはルーズに流れる
ことができ、これらは固定された位置に拘束されない。
これに加えて、このいわゆるパケット交換データ基幹構
造は、同期及び非同期トラヒックを運ぶ基本スロット間
の弾性を許す。基本スロット間のこの変動する距離は、
一方においては欧州特許出願91810222.9号、
『LANシステム内における挿入/削除信号法(Insert
/Remove Signallimg in LAN Systems )』において開示
される需要に応じたバンド幅割り当てを伴う動的信号法
に起因し、他方においては、欧州特許出願908104
56.5号、『広帯域リング通信システム及びアクセス
制御法(Broadband Ring Communication System and Ac
cess Control Method )』において開示される分散化ク
ロッキングが使用されたときの詰め込みに起因する。特
定の条件下においては、両方のデータ基幹構造が、これ
らが同一の基本スロット・サイズに基づく場合、一時的
に一致することがある。ただし、一般的には、等時スロ
ットは、同期及び非同期スロットを通じて、並びに信号
法コマンドを通じてドリフトする。このドリフトは、あ
る時は、順方向であり、ある時は、逆方向である。例え
ば、欧州特許出願91810224.5号、『LANシ
ステムに対する媒体アクセス技術(Medium Access Tech
nique for LAN Systems )』において開示されるC−
CRMAにおいて、予約要求を集める際に予約コマンド
が増加する時は順方向である。対応する確認コマンドが
確認フェーズにおいてこれがノードを通過するに従って
減少する場合は、これは逆方向である。図3には、固定
された位置の等時スロット(ISO、回路交換)の回り
の非同期スロット(ASY)及び同期スロット(SY
N)のルーズな流れを示す。
【0029】埋込み自律スロット・ユニット 基本スロットは、個々のスロットを開始区切文字と終端
句切文字との間に埋込むことによって完全な自律主体と
して扱われる。これに加えて、これら区切文字はトラヒ
ック・タイプの識別を運ぶ。埋込みは、フレキシブル及
び自己適応伝送データ構造においては絶対に要求される
が、これは従来のアプローチにおいても長所を持つ。つ
まり、埋込みは、スロット境界におけるクリーンな同
期、並びに直ちの頑強なエラー回復スキームを可能にす
る。これは、ノードが開始及び終端区切文字の正当なシ
ーケンスに関しての演繹的な知識を持ち、エラー・ケー
スが直ちに認識できるためである。従って、二次的な影
響を阻止するために瞬間的な措置を取ることができる。
この可能性は、エラーの回復を簡単で、より頑強なもの
とする。これは、伝送速度がますます高まっている現状
からますます重要なものとなっている。図4は、異なる
トラヒック・タイプ(ASY、SYN、ISO)に属す
る基本スロットのシーケンス40.1−40.3、4
1.1、41.2、及び43、並びに信号法コマンド4
2(COMMAND)を示す。これらは、開始区切り文
字44あるいは46(SあるいはH)及び終端区切り文
字45(E)によって埋込まれ、このため、これらは完
全な自律主体となる。
【0030】原子データ・ユニット(ADU) 両方のデータ基幹構造において共通のユニットは、いわ
ゆる原子データ・ユニット(ADU)である。このサイ
ズは、ハードウエアー内の処理ユニットに依存する(例
えば、16、32、48、64ビット)。以下において
は、我々の説明及び実施態様は、現時点において、2.
4Gb/s伝送速度の経済的なCMOS技術の使用を可
能にする適当なユニットである32ビットADUに基づ
いて行なわれる。説明される自己適応伝送データ構造に
対しては必要ではないが、我々は、欧州特許出願908
10614.9号、『連鎖及び並列処理のための符号化
方法及び装置(Coding Method and Apparatus for Pipe
lined and ParallelProcessing )』において開示され
る媒体上の8B/10B符号化法を想定する。伝送媒体
上の4つの符号語がハードウエアー内の4−バイトAD
Uにマッピングでき、またこの逆も可能である。8−バ
イト・ユニットのいわゆる9番目のビットが、欧州特許
出願90810614.9号、『連鎖及び並列処理のた
めの符号化方法及び装置(Coding Method and Appara
tus for Pipelined and Parallel Processing )』にお
いて開示されるように符号化機構に対する制御ラインと
して要求される。
【0031】伝送主体:基本スロット及び多重スロット LANにおいては、セグメント化が回避できるようにフ
レームを隣接するスロット内に伝送する特性を持つと有
利である。例えば、バッファ挿入LANは、このタイプ
の伝送を自然に可能にする。隣接スロットでの伝送が可
能となったなら、次のステップとして、そのフレームの
伝送の際の余分なオーバーヘッドを除去すべきである。
基本スロットでの伝送から離れて、隣接スロットを連結
して多重スロットを形成することができる。図5にこの
連結が示される。図面の下側部分は、個々の基本スロッ
ト50を示す。見出し51(H)は、後に詳細に説明さ
れるように、物理アドレス情報を含む開始区切り文字A
DU及びデータADUから成る。上側部分は、多重スロ
ット52への連結を示すが、ここでは、中間見出し51
(H)が53(S)によって表わされる開始区切り文字
ADUに整理されている。これに加えて、54(E)に
よって表わされる中間終端区切り文字が削除される。図
面に示されるように、多重スロット52を形成する個々
の基本スロット50は、先頭、中間、あるいは最終とマ
ークされる。この方法によって、有効負荷部分が、有効
負荷の長さあるいは位置は、ここでは、開始区切りAD
U内に運ばれる先頭、中間及び最終標識に依存するため
に正しく処理される。さらに、これは、幾らかのシーケ
ンスに関する情報が得られるために伝送をより頑強にす
る。開始区切りADUがあるため個々の基本スロットの
境界も失われることがない。従って、この骨組みは、伝
送の頑強さを向上させ、後の基本スロットへの分割を助
け、また、図6に示されるように非同期多重スロット5
7の内部境界58.1−58.5上の同期スロット55
(あるいは信号法コマンド56)の正しいバイパス処理
を保証する。
【0032】伝送主体:信号法コマンドあるいはメッセ
ージ 信号法コマンドあるいはメッセージは可変長である。こ
れに加えて、これらの長さは、これがノードを通過する
に従って増加あるいは減少する(欧州特許出願9181
0224.5、C−CRMAにおける予約及び通知コマ
ンドを参照)。この動作のモードは、マルチ・ギガビッ
ト速度においてさえも、正規のADU構造によって可能
である。見出しH(物理アドレス情報を含む開始区切り
文字ADU及びデータADUから成る)にて開始を合図
する可変伝送主体は、終端区切り文字ADUにて終端す
る。中間のデータADU(有効負荷)は変動する。
【0033】多重スロットの動的生成 以下においては、用語、スロットあるいは単一スロット
は、基本スロットと同一である。多重スロットは、3つ
の全てのスロット・タイプに対して生成することができ
る。非同期及び同期多重スロット63.1、63.2
は、図7に示されるように、ソース・ノード61の所で
動的に生成され、多重スロット63.1、63.2を解
放する宛先ノード62(除去ノード)の所で再び基本ス
ロット64(単一スロット)に分割される。同報通信の
場合は、この除去ノードはソース・ノード61である。
等時チャネルに対する多重スロットは、通常、スケジュ
ーラ60によって生成及び分割される。ただし、後に説
明されるように(等時チャネルの停止/起動に関するセ
クション)、ノードは、その等時チャネルを一時的に、
等時スロットを破壊し(同時に非同期スロットを生成す
ることによって)停止することができる。チャネルの起
動に対しては、ノードはこの逆を行なう。等時多重スロ
ットがこれに従って変換される。
【0034】クロックの同期 説明した伝送データ構造の動作は、システム・クロック
を派生するために使用される方法とは独立するものであ
る。分散化クロッキングの場合は、スケジューラは、ノ
ードがそれらのクロックを詰込みADUを除去あるいは
挿入することによって等化できるように十分な詰込みA
DUを供給できなければならない(詳細に関しては、欧
州特許出願90810456.5号を参照すること)。
詰込みは二つの連続するスロットの終端区切り文字と開
始区切り文字の間で排他的に遂行することも、あるいは
時間を通じて均一に広がるように、つまり(ADU境界
を除いて)複数のスロット内に均一に広がるように遂行
することもできる。集中クロッキングの場合は、個々の
ノード内のクロックは、完全に、マスタ・クロックと結
合されているために、詰込みADUは要求されない。集
中解決法においては、有効負荷伝送に対してより多くの
ADUが使用できる。等時チャネルに対するクロック
は、両者の解決策において、周期等時クロックADUに
よって供給される。この間隔(フレーミング期間)は、
自由に選択することができる。音声伝送の場合は、フレ
ーミング期間は、125μsとされる。
【0035】スケジューラ内の弾性バッファの階層編制 一つの共通の弾性バッファ74を持つのとは対比的に、
本発明によるスケジューラ70内の弾性バッファ71、
72、73は、単なるFIFO構造ではなく、図8に示
されるように階層的に編制される。これは、以下の理由
によって非常に重要である。等時チャネルの場合は、我
々は、厳格な周期性を必要とし、従って、整数個のフレ
ーミング期間がネットワーク内のリング75上、あるい
は弾性バッファ71−73内に存在しなければならな
い。125usフレーミング期間の場合は、これは、ネ
ットワーク待ち時間が25kmのステップに等しい12
5μsのステップで増加することを意味する。この大き
な細分性は、等時チャネルに対して必須であるが、これ
は、他の二つのトラヒック・タイプには絶対に不要な遅
延を引き起こす。階層編制を使用することにより、非同
期及び同期スロットは、周期性の要件のために遅延され
なければならない等時スロットをバイパスすることがで
きる。従って、バイパスするスロットは、フレーミング
期間の遅延を受けない。さらに、図8に示されるよう
な、異なるスロット・タイプの3つの独立した弾性バッ
ファ71、72、及び73への分離は、これらを自由に
制御するために必須である。
【0036】三つの異なるリング待ち時間 ノード内の類似する階層編制と一体となって、三つの別
個のバッファ71、72、及び73への弾性バッファの
編制は、三つの独立した伝送サービス、つまり、等時、
同期及び非同期伝送サービスの実現を可能にする。挿入
リング80上において、これら三つのトラヒック・タイ
プの伝送主体は、図9に示されるように、異なる待ち時
間(LASY 、Lsyn 、LISO )を受ける。 −非同期スロットは、スケジューラ・バッファ82.1
内あるいはこれらノード内の挿入バッファ83.1、8
3.2内において、等時スロットを先取りすることによ
って、あるいは同期スロット並びに信号法コマンド/メ
ッセージ、及び前に到着した非同期スロットをバイパス
することによって遅延される。ー同期スロットはスケジ
ューラ・バッファ82.2あるいはこれらノード内の挿
入バッファ83.3、83.4内においてのみ、等時ス
ロット及び前に到着した同期スロットあるいは信号法コ
マンド/メッセージを先取りすることによって遅延され
る。 −これらノード内の階層的バイパス構造(一定の遅延)
及びスケジューラ81内の時間制御弾性等時バッファ8
2.3のために、等時スロットに対する待ち時間は、ち
ょうど、Nx125μsである(ここで、Nは整数個の
フレーミング期間である)。
【0037】等時チャネルの確立及び解放 ノードは、等時チャネルの確立及び解放をスケジューラ
へのより高い層のメッセージによって要求する。等時チ
ャネルの確立は、受入れチェック、スケジューラ内に位
置するメモリ・マップ内へのチャネル配置(1フレーミ
ング期間で十分である)、及びそのフレーミング期間内
の正しい位置へのそのチャネルに対する等時スロットの
厳格な周期ストリームの供給から成る。後のセクション
『等時伝送サービス』においてより詳細に説明されるよ
うに、スケジューラは等時チャネルの確立の際に出AD
Uストリーム内に新たなフリーの等時スロットを挿入す
る。この挿入は、固定スロット伝送データ構造を持つリ
ング実現において遭遇する全ての欠点を排除する。次
に、等時スロットの挿入の際に到達する入りビジー・ス
ロット(これは、非同期あるいは同期スロットでのみあ
り得る)がスケジューラ内のその弾性バッファ内に遅延
される。つまり、等時チャネルの確立は、リング上の全
てのフレーミング期間において等時スロットの生成に伴
って、同数のフリーの非同期/同期スロットが破壊され
ることを意味する。破壊は、ビジーの非同期/同期スロ
ットは破壊の候補として選択できないために生成より時
間的に遅れる。リング上では、同一のチャネルが二つの
ノード間の双方向接続のために使用できる。等時チャネ
ルの解放は反対の方向に機能し、スケジューラは対応す
る等時スロットを破壊し、非同期スロットをこの代わり
に生成する。
【0038】等時チャネルの一時的な停止及び起動 確立されたチャネルが長い間使用されない場合、これ
は、停止することができる。これを行なうためには、ノ
ードが媒体アクセス制御コマンド(MACコマンド)を
スケジューラに送り、スケジューラは対応する等時スロ
ットを送ることを停止する。チャネルの解放と類似し
て、対応する(フリーの)等時スロットが非同期スロッ
トによって置換される。起動に対しては、ノードは単に
生成された等時スロットをそのフレーミング期間内の正
しい位置に挿入する。このようにして、等時スロットは
直ちに利用できる。両方のノードが等時スロットの挿入
を同時に開始するような場合でも、一つの等時スロット
が正しい位置に既に到着している場合、等時スロットを
挿入する必要がないために、問題は生じない。このよう
にして、等時チャネルの停止は、スケジューラを介して
遂行されるが、一方、起動は完全に分散して起こる。確
立された等時チャネルの停止は、純粋にMACレベルに
おいて起こる。
【0039】等時チャネルの再配列 一つ以上の等時スロット位置を必要とする等時チャネル
の確立の際に、既に割り当てられたチャネルの間に十分
な空間が存在しない時は、チャネルの再配列が原理的に
は簡単にできる。再配列は、ここでは、単に、一つのフ
レーミング期間の時間期間内に幾つかのチャネルを遅延
することを意味する。これは、ノードがそれらのスロッ
トを等時チャネル識別子によって認識するために可能で
ある。再配列の後、スケジューラは、対応するノードが
それらの新しいスロット位置を得るように、全ての一時
的に停止された等時スロットの存在の下で、少なくとも
1フレーミング期間、最大リング上のネットワーク待ち
時間まで発行を行なう。
【0040】ノード内に使用される基本構造 図10は、本発明に従うノード90のMAC部分の略図
を示す。第一のステージにおいて、宛先アドレスが有効
負荷受信機94によって有効負荷のコピーについてチェ
ックされる。有効負荷がこのノードにアドレスされてい
るときは、これは、受信機有効負荷バッファ98内にコ
ピーされる。その後、第二のステージにおいて、ノード
・アドレスと除去アドレスが一致する場合、基本スロッ
ト再生器95を使用して多重スロットがその以前の基本
スロットに分割される。これによって、第二のステージ
96の出力は、多重スロット無しの動作モードと等しく
なる。第三のステージは、非同期、同期及び等時スロッ
トの分離を示す。等時スロットはバッファ内で遅延され
ることなく接続ライン97を介してノードを通過する。
ただし、パイプライン機構のために一定の遅延が存在す
る。パイプライン機構は等時挙動に影響を与えないため
に図面には示されない。同期及び非同期スロットは、必
要とされる場合、バッファ91、92の内側で遅延され
る。第四のステージは、全ての出方向データ経路のため
のマルチプレクサ93を保持する。ここで、送信機有効
負荷もフリー・スロット内に多重化される。
【0041】スケジューラ機能のために使用される基本
構造 図11は、スケジューラ100のMAC部分の略図を示
す。個々の伝送サービスに対してそれ自体のリング待ち
時間を保証するために、入り等時、同期及び非同期スロ
ットは、スケジューラ100の所で分離され、それぞ
れ、バッファ101、102、及び103を使用して互
いに独立してバッファされる。全ての異なるデータ経路
が出方向マルチプレクサ104を介して出力される。新
たなスロットは、それが、非同期、同期、あるいは等時
スロットであるか否かにかかわらず、スロット発生器1
05によって生成される。これはまた、信号法コマンド
に対する、及び分散化クロッキングの場合の詰込み用の
ADU発生器でもある。
【0042】自己適応:伝送オーバーヘッドの最少化 データ伝送は、隣接するスロット内のフレーム毎の伝送
として、あるいは単一スロット(基本スロット)によっ
て運ばれる自治主体内のセル・バイ・セル伝送として起
こる。フレーム伝送に対する最適バンド幅効率を達成す
るために、全ての隣接するスロットが多重スロットに連
結され、これによって不必要なスロット・オーバーヘッ
ドがデータ有効負荷に対して自由になる。このような多
重スロットは、ソース・ノードの所で生成され、多重ス
ロットを解放するノード(除去ノード)の所で再び個々
のスロットに分割される。こうして、多重スロットは、
フレーム伝送の際にのみ存在する。連結される隣接スロ
ットの数は、伝送されるフレームの長さに対応する。
【0043】自己適応:バンド幅効率の最大化 欧州特許出願91810224.5号、『LANシステ
ムのための媒体アクセス技術(Medium Access Techniqu
e for LAN Systems )』において開示されるように、C
−CRMAにおいては、ビジーの予約スロットは、これ
らが解放されると直にフリーで自由に使用できるように
なる(無制限アクセス)。これに加えて、フリーの予約
スロットは、余剰の確認によりノードによってフリーで
自由に使用できるようセットできる。さらに、予約スロ
ットが使用されている場合、スロットをより低い優先ク
ラスに変更することも可能である。スロットがこのよう
にあるいは類似する方法にて使用された場合、伝送シス
テムは、自然に最大バンド幅効率に適応する。これに加
えて、等時チャネルが解放されると、解放されたバンド
幅は直ちに同期及び非同期トラヒックによって使用でき
る。同様に、等時チャネルを確立することによって、非
同期/同期部分が対応して縮小される。さらに、非同期
スロットと同期スロットとの間の分割は、完全に動的に
行なわれる。
【0044】自己適応:複数の伝送サービス間でのバン
ド幅共有の最適化 パケット交換データ基幹構造においては、二つの伝送サ
ービス、つまり、同期及び非同期サービスが存在する。
C−CRMAにおいては、欧州特許出願9181022
4.5号、『LANシステムのための媒体アクセス技術
(MediumAccess Technique for LAN Systems)』におい
て開示されるように、ビジーの同期スロットは、除去ノ
ードにおいて必ずフリーの非同期スロットになる。他方
においては、フリーの(予約無し)非同期スロットは、
ビジーの同期スロットに変換されることもある。さら
に、周期的な予約プロセスの結果に基づいて、スケジュ
ーラは、スロットを予約された同期あるいは予約された
非同期スロットとしてマークする。スロットがこの方法
あるいは類似する方法にて使用された場合、スロットは
現在の需要に従ってその伝送サービスを動的に変更す
る。前述のように、等時チャネルと非同期/同期部分と
の間に滑らかなバンド幅分割が起こる。
【0045】自己適応:即時応答バンド幅割り当てを持
つ信号法 即時応答バンド幅割り当てを伴う信号法が本質的にサポ
ートされる。例えば、C−CRMAにおいては、欧州特
許出願91810224.5号、『LANシステムのた
めの媒体アクセス技術(Medium Access Technique for
LAN Systems )』において開示されるように、スケジュ
ーラは、それがノードからの要求を集めると次第に増加
する最少長の予約コマンドを発行する。スケジューラが
ノードに確認通知を送るとこの逆が起こる。ここで、ス
ケジューラは、前に受信した予約コマンドに対応する長
さを持つ確認コマンドを発行する。このコマンドがノー
ドを通過するとき、この長さは次第に減少してゆき、最
終的には最少長の長さの確認コマンド(つまり、開始及
び終端区切り文字ペアのみ)がスケジューラにリターン
される。同様に、ノードは、可変長の個々のコマンド・
メッセージを伝送データ構造内に挿入することができ
る。挿入は必ずパケット交換データ基幹構造のスロット
境界の所で行なわれる。原則的には、信号法コマンドあ
るいはメッセージは、非同期あるいは同期伝送サービス
に属する。非同期コマンドが使用される場合は、我々
は、動的コマンドが基本スロットに基づかないことを考
慮する必要がある。つまり、これらは内部境界を持たな
いために、同期スロットによって取って代わることが不
可能である。同期コマンドは境界上の非同期スロットを
バイパスする。我々は、同期伝送サービスを使用するこ
とを提案する。ただし、幾つかの信号法のケースにおい
ては、非同期モードがより適切である。例えば、C−C
RMAにおける予約/確認コマンドは非同期伝送サービ
スに対しては非同期にて、そして同期伝送サービスに対
しては、同期にて遂行されるべきである。
【0046】自己適応:一時的に停止された等時チャネ
ルの使用 二つの独立した伝送データ基幹構造によってスケジュー
ラが等時スロットを即座にフレーミング期間内の正しい
位置に置くことが可能になる。チャネルの位置は、確立
フェーズの際に割り当てられる。スケジューラは、等時
スロットを伝送媒体上に任意の瞬間に置くことができる
ために、等時チャネルをこれらが一時的に使用されてな
い場合に停止することが有利となる。その等時スロット
を非同期スロットによって置換することによって、ノー
ドはその等時チャネルを停止することができる。解放さ
れたバンド幅は、自然に、非同期及び同期伝送サービス
のために使用できるようになる。瞬時の起動に対して
は、ノードは単にそのフレーミング期間の正しい位置に
等時スロットを挿入し、解放された非同期スロットを破
壊する。
【0047】自己適応:等時チャネルの即時に効果を持
つ再配列 個々のノードは、その等時チャネルの発生を明示的なチ
ャネル識別子によって認識する。このため、等時チャネ
ルのしばしば行なわれる再配列が瞬時に有効となり、ス
ケジューラと関与するノードとの間のより高い層の通信
を必要としない。このような再配列は、接続セット・ア
ップの際に必要となる。例えば、新たなチャネルが多数
の隣接するスロットを必要とする場合、現存の等時チャ
ネルの分散した位置では、その配置が可能とならない。
システム・スループットを増加するためには再配列をし
てはならないことに注意する。再配列は、単に、あるフ
レーミング期間内の幾らかの等時チャネルを破壊するこ
とを意味し、チャネルの相互交換はないことに注意す
る。
【0048】回路交換データ基幹構造 図12は125μsのフレーミング期間112Tperiod
内の等時スロット111.1−111.4の位置を定義
するデータ基幹構造を示す。フレーミング期間は、常
に、(Cによって示される)等時クロックADU113
にて開始するが、これは、一時的に等時チャネルが存在
しない場合でも全てのノードが等時クロッキング速度を
派生することを可能にする。その後、整数のNS 個の等
時スロット位置が続く。この数は、等時スロットのサイ
ズ及び伝送媒体のビット速度に依存する。1.2Gb/
s、64バイト・スロット及び8B/10B符号化の場
合は、等時スロット位置NS の数は、242スロットに
等しい。フレーミング期間112の残りの部分110
(1スロットの分数)は等時チャネルのために使用する
ことはできない。ネットワークが単に等時チャネルのみ
を運ぶようなケースにおいてのみ、この間隙110には
詰込みADUが詰込まれる。等時チャネルは、一つある
いは複数の隣接スロットから構成される。スロット位置
の選択はバンド幅効率に影響を与えない。従って、任意
の等時スロットを等時チャネルに割り当てることができ
る。
【0049】パケット交換データ基幹構造 図13は、非同期スロット121.1−121.3(A
SY)及び同期スロット122.1−122.3(SY
N)スロットに対する上層のデータ基幹構造を示す。フ
レーミング期間は存在せず、スロットの流れは連続的で
ある。同期スロット122.1−122.3は、スロッ
ト境界120.1、120.2、及び120.3上の非
同期スロット121.1−121.3をバイパスするこ
とができる。図14には、パケット交換データ基幹構造
の弾性が動的信号法を例として示される。図面の上側部
分は、C−CRMA内のスケジューラによって発行され
る有効負荷P1 、P2 、...を持つ非同期スロット1
34.1−134.6の一連の流れ及び(スロット13
4.3と134.4との間の)空の予約コマンド13
0.1、130.2を示す。図14の下側に示されるよ
うに、このコマンドがノードi、k及びmを通過して予
約情報が挿入されて行くと、予約コマンド131が成長
して行き、続くスロット134.4−134.6がこれ
に従って遅延される。
【0050】スロット流の例 図15には、三つのタイプのスロット143.1、14
3.2、145、142.1、142.2(ASY、S
YN、ISO)の組合わせが示される。フレーミング期
間140は、Cによって表わされる等時クロックADU
144.1から始り、等時スロット142.1がこれに
続く。この等時スロットに対する第一の位置の選択は任
意である。その後、非同期スロット143.1−14
3.3が続き、これにより、フレーミング期間140の
境界の所のASYスロット134.2が次のフレーミン
グ期間の等時クロックADU144.2及び等時スロッ
ト142.2の両方によって取って代わられる。この先
取りはADU境界の所で起こる。従って、これら非同期
スロットは、固定された位置の等時スロットの回りに続
く。この図面から、我々は、フレーミング期間の間に間
隙が存在しないことに気付く。図16に示される次の例
においては、需要に基づく信号法が含まれる。図面の上
側部分は、ここでも、等時クロックADU150(C)
の回りの非同期/同期スロットのルーズな流れ及び一つ
の等時スロット151(ISO1 )を示す。この固定位
置スロット151は、ここでは、フレーミング期間15
2の頭の所にはない。さらに、非同期スロットASY3
及びASY10が等時クロックADU150によって取っ
て代わられ、等時スロット151がスロットASY4 を
先取りしていることが分かる。図16の下側部分におい
ては、(例えば、C−CRMAによって使用される)確
認コマンド153.1−153.3がASY2 にて始る
非同期スロットを遅延させる。さらに、コマンド15
3.1−153.3は二度先取りされる。つまり、最初
に等時クロックADU150によって、次は、等時スロ
ット151ISO1 によって取って代わられる。非同期
スロットASY3 、ASY4 、ASY6 は、ここでは、
図面の上の部分とは異なる位置で先取りされることが分
かる。
【0051】様々な異なる原子データ・ユニット(AD
U)の構造 図17は、基本的に本発明の伝送方法において使用され
る様々な異なるスロットを形成する五つの異なるADU
を示す。これらには、開始区切り文字ADU165、個
々の伝送主体を埋込む終端区切り文字ADU166、詰
込みADU167、32ビット・データADU168及
び等時クロックADU169が含まれる。SDELによ
って表わされる最初のバイト160は、例外的なコード
であり、従って、スロットの開始境界の所で頑丈なコー
ド語同期のために使用される。この例外的な頑強さは、
正規のコード語に一つでもビット・エラーがあると決し
てSDEL160にならないために得られる。これは、
SDELは、一つのビット・エラーから保護されること
を意味する。EDEL161、STUFF162及びC
LOCK163によって表わされる最初のバイトは、こ
れも特別のコード語ではあるが、ただし、通常の頑強さ
を持つ。ADU165−169の他の部分、並びに完全
な32−ビット・データADU168も通常のコード語
である。以下においては、これらADUがより詳細に示
される。
【0052】開始区切り文字ADU165 開始区切り文字ADU165は、基本スロットあるいは
信号法コマンドの開始を定義する。これはさらに多重ス
ロット内の基本スロット骨組みとして使用される。スロ
ットは、等時、同期あるいは非同期伝送サービスに属す
る。開始区切り文字ADUはSDEL160によって表
わされる特別のコード語(24ビット)及びスロット制
御部分(24ビット)から成る。スロット制御部分は、
MACプロトコール及び伝送データ構造によって要求さ
れる全ての情報を運ぶ。図18に示されるビット位置は
単なる一例である。32ビット・データADUはハード
ウエア処理ユニットであるために、32ビットの全ては
同時に利用できることに注意する。スロット・タイプ1
70(Sタイプ)は、到着したスロットが現在どの伝送
サービスに属するか、あるいは可変サイズの信号法コマ
ンドが到着したか否かを同定する。優先標識171は、
個々のスロット・タイプのさらなる弁別を可能にする。
恐らく、優先は、非同期伝送サービスに対してのみ使用
される。予約/自由標識172、ビジー/フリー標識1
73及び同期伝送標識175は、欧州特許出願9181
0224.5号、『LANシステムのための媒体アクセ
ス技術(Medium Access Technique for LAN Systems
)』において説明されているようにC−CRMAにお
いて使用される。監視標識174は、リング上の廃物の
収集を可能にする。二重バス上においては、同一の標識
がこのようなトポロジーにおいてC−CRMAを動作す
るために必要とされるバス標識として使用される。最後
に、先頭・中間・最終あるいはシングル標識176は、
多重スロットであるか基本スロットであるかを識別す
る。多重スロットであるときは、先頭・中間・最終は連
結された基本スロットのシーケンスを識別する。
【0053】終端区切り文字ADU166 図19に示される終端区切り文字ADU166は、基本
スロット、信号法コマンド、あるいは多重スロットの終
端を定義する。スロットは等時、同期あるいは非同期伝
送サービスに属する。これは、EDEL161として表
わされる一つの特別のコード語(8ビット)、EDEL
コントロール180(8ビット)、及び管理目的あるい
は電話データ伝送のために予約された部分181(16
ビット)から成る。EDELコントロール180は、図
18に示されるスロットの開始区切り文字ADU内のビ
ット・セットと全く同一のコピー170、171を運
ぶ。これは頑強なエラー回復を可能にする。
【0054】詰込みADU167 詰込みADU167(32ビット)は、詰込み区切り文
字のためのSTUFF(8ビツト)にて表わされる一つ
の特別のコード語162(図17)によって定義され
る。残りの24ビットはアイドルである。詰込みADU
167は、スケジューラ並びにノードによって分散化ク
ロッキングが適用された場合、入り方向と出方向経路上
の異なるクロッキング速度を補償するために使用され
る。
【0055】32ビット・データADU168 32ビット・データADU168は、図17及び20に
示されるように、有効負荷情報あるいは追加の信号法情
報を運ぶ。これが非同期及び同期スロットに対するアド
レス情報として使用された場合は、これは、タイプ欄2
01(プロトコール・タイプ)並びに宛先物理ノード・
アドレス202及び除去ノード・アドレス203を含
む。タイプ欄201(8ビット)は、多くの異なるイン
ターフェースからの多くの異なるフォーマットのフレー
ムが透明な方法にて収容できるようにする。異なるフォ
ーマットが可能となるのは、このタイプ欄を使用して、
適当なアドレス・スキーム(プロトコール)を選択でき
るためである(例えば、FDDI、DQDB、トークン
・リング)。同期スロットに対しては、これはトラヒッ
クの本質(音声、ビデオ、その他)、おそらくは圧縮方
法、接続識別子、あるいはその他の特性を指定すること
ができる。宛先アドレス202(宛先ノード・アドレ
ス)(12ビット)は、運ばれた有効負荷204をコピ
ーする受信ノードのアドレスである。除去アドレス20
3(12ビット)(除去ノード・アドレス)はスロット
が何処で再びフリーにされるか、あるいは何処で多重ス
ロットがフリーの基本スロットに分割されるかを識別す
る。物理ノード・アドレスは完全にローカルであり、グ
ローバルな調節は必要とされない。従って、宛先アドレ
ス202は、一つあるいは複数の受信ノードに対してそ
のスロットの有効負荷をコピーするように通知する。除
去アドレス203は、そのスロットをフリーにすべきノ
ードを定義する。これはソース・ノードであることも
(同報通信)、あるいは宛先ノードであることもある。
図21に示されるここでは32ビット・データADUで
ある等時伝送サービスに対するアドレシング・データA
DUは、タイプ欄205(プロトコール・タイプ)及び
等時チャネルに対するチャネル識別子206を運ぶ。タ
イプ欄205(8ビット)は、チャネル識別子206に
よるアドレシングに対する追加の情報を含むことを可能
にする。チャネル識別子206は、例えば、物理ノード
・アドレスとサブアドレスから構成される。ここでは、
ノードは等時チャネルを単に位置によってのみでなくこ
のチャネル識別子によって認識する。このようにして、
スケジューラは要求される場合、ノードに明示的に通知
することなく、等時チャネルの位置も移動することがで
きる。勿論、位置の移動は最小限に押えるべきであり、
またこれは一つのフレーム期間内においてのみ起こる。
【0056】等時クロックADU169 スケジューラは、図17に示されているように、等時ク
ロック期間(フレーミング期間)を等時クロックADU
169(32ビット)から開始する。このADUは、シ
ステムを通じて一意であり、全てのノードは、等時チャ
ネルが割り当てられてないようなケースにおいてさえ
も、クロッキング情報をスケジューラの内部間隔の速度
にて派生することができる。等時クロックADU169
と関連する等時チャネル(スロット)の間の時間間隔
は、これらが伝送媒体を通じて伝播しても変わらない。
等時クロックADU160は、CLOCKにて表わされ
る8ビット長の一つの特別のコード語によって定義され
る。残りの24ビットは、ネットワーク管理及び電話通
信データのために使用される。
【0057】非同期通信サービス 非同期スロットは今日において短いメッセージから大き
なデータ量に至るまでのレンジの全てのタイプのデータ
・トラヒックを運ぶために通常使用される非同期伝送サ
ービスを提供する。伝送階層から見たとき、非同期スロ
ットは伝送上の優遇は与えられない。
【0058】基本スロットの構造 図20は、非同期伝送サービスに対する基本スロット2
00に対する可能な構造を示す。これは二つの見出しA
DU165及び201、202、203、13個の有効
負荷ADU204及び終端区切り文字ADU166から
成る。基本スロットの見出しは、開始区切り文字ADU
165及びアドレシング・データADU201、20
2、203を含む。アドレシング・データは、プロトコ
ール・タイプ201、宛先アドレス202及び除去ノー
ド203から成る。有効負荷部分204(52バイト)
はATMセルの本質的な部分に合うように選択される。
【0059】同期伝送サービス 同期スロットは、バッファ挿入LAN上で動作されたと
き、パケット化された音声及びビデオなどのようなサー
ビスに対する時間に敏感なトラヒック要件が満たされる
ことを目的とする同期伝送サービスを提供する。これら
スロットは、全ての同期スロットが伝送経路内において
バッファによって遅延されている非同期スロットをバイ
パスすることができるという意味において優遇された伝
送上の扱いを受ける。これは、スケジューラ内の弾性バ
ッファ及びノード内の挿入バッファの両方に適用する。
後者は、バッファ挿入LAN内においてのみ存在する。
完全なスロットのみがバイパスされることができる。従
って、非同期スロットは同期スロットによって取って代
わられることはない。
【0060】基本スロット及び多重スロットの構造 同期スロットに対する基本スロット及び多重スロットは
非同期スロットに対するのと同一の構造を持つ。同期ス
ロットの扱いがバイパスのために非同期スロットの扱い
と異なるのみである。
【0061】等時伝送サービス 等時スロットは純粋な回路交換サービスに対応する等時
伝送サービスを提供する。厳格な周期性を満たすため
に、等時スロットは任意の時間に伝送できる。従って、
これらは、同期及び非同期並びに信号法コマンドあるい
はメッセージに取って代わることが許される。
【0062】基本スロットの構造 図21は等時伝送サービスに対する基本スロット208
のための対応する構造を示す。これは、ここでも、二つ
の見出しADU165及び205、206、13個の有
効負荷ADU207及び終端区切り文字ADU166か
ら成る。見出しは、開始区切り文字ADU165、並び
にタイプ部分205及びチャネル識別子206から成る
アドレシング・データADUを含む。将来の使用のため
にプロトコール・タイプ欄205を含めることは有益で
ある。
【0063】フレーミング期間 等時スロットの周期的な流れを得るために、スケジュー
ラは内部的にある与えられた時間間隔(フレーミング期
間)にて動作する。この間隔の期間は、ネットワークが
構成されたときセット・アップされる。スケジューラ
は、一つのフレーミング期間の開始において、等時クロ
ックADU169を発行する。これは、全てのノードが
等時動作のためのクロッキング情報を派生することを可
能にする。
【0064】等時スロットの時間制御挿入 スケジューラ内の弾性バッファの階層構造は、非同期及
び同期スロットを遅延することなく等時スロットを遅延
することを可能にする。図22の下側部分は、階層アプ
ローチを示し、上側部分は、単一の弾性バッファ210
を持つアプローチを示す。下側部分は、等時スロットが
ISOバッファ211内に伝送媒体上に時間空間が存在
することなく遅延されるところを示す。全ての他のスロ
ット及び信号法コマンドは、(対応するバッファが空で
あるという前提において)バイパスすることができる。
遅延された等時スロットは出フレーミング期間内の等時
スロットが再度正しい間隔を持つように時間制御下にお
いて発行される。この時間制御は、例えば、フレーミン
グ期間のメモリー・マップを含むシフト・レジスタで簡
単に実現できる。単一の弾性バッファ210を持つアプ
ローチ(図面の上側部分)においては、間隔が保持さ
れ、従って、全てのスロット215−215.6は、同
一の遅延を受ける。
【0065】等時チャネルの確立 ノードは、スケジューラへのより高い層のメッセージに
よって等時チャネルの要求及び解放を行なう。チャネル
確立フェーズにおいて、スケジューラは、受入れチェッ
クを遂行し、(要求される場合は)関与するノードと通
信し、また等時チャネルをそのメモリ・マップ内に割り
当てる(1フレーミング期間で十分である)。その後、
等時接続を確立するための通常の手順が遂行される。た
だし、リング上の場合は、二重通信は、二重通信がチャ
ネルの二つの離接部分を通じて起こるために、一つのチ
ャネルのみを要求する。ここでも全く新たなアプローチ
は、厳格に周期性のスロットがリング上に発行される方
法である。等時チャネルがフレーミング期間当り1スロ
ットのみを必要とするものと想定すると、スケジューラ
は、リング上の個々のフレーミング期間において一つの
等時スロットが存在するようにしなければならない。図
23に示されるように、スケジューラ220は、(各々
のフレーミング期間当り1つの)新たな等時スロットを
生成し、これらを出ADUストリーム内の正しい位置に
挿入する。対応するチャネル識別子が個々の新たな等時
スロット内に含まれる。補償するために、フリーの非同
期スロットが破壊されなければならない。ただし、到着
スロットがビジーである場合、非同期スロットが一時的
に超過する場合がある。この場合、等時スロットの挿入
プロセスの際に到着する入りビジー・スロット(これ
は、非同期あるいは同期スロットのみであることもあ
る)は、それぞれ、対応する弾性バッファ222及び2
21内で遅延される。等時スロットを挿入し、これらが
フリーになったとき、非同期/同期スロットを遅延した
後に除去するというこの鍵となる思想は、固定スロット
伝送データ構造を使用するリング実現において遭遇され
る全ての短所を排除する。
【0066】確立されたアクティブ等時チャネル 等時チャネルの全てのスロットが生成されると直ちに、
これらは絶え間なくリングの回りを巡回するか(等時ス
ロット230のシンボル的なフロー)、あるいは図24
に示されるように、整数個のフレーミング期間を保証す
るスケジューラ220内の弾性バッファ231内に一時
的に格納される。
【0067】等時チャネルの解放 等時チャネルの解放は、図25によって示されるよう
に、スケジューラ220が対応する等時スロットを非同
期スロットと置換するのと反対の方向に働く。スケジュ
ーラ220の一部であるスロット発生器250がこれら
新たなスロットを生成する。
【0068】等時チャネルの一時的な停止 確立されたチャネルが一時的に使用されない場合、これ
は停止することができる。これを遂行するために、ノー
ドはMACコマンドをスケジューラに送り、スケジュー
ラは対応する等時スロットを送ることを停止する。チャ
ネルの解放と同様に、対応する(フリーの)等時スロッ
トが非同期スロットと置換される。
【0069】等時チャネルの起動 起動のためには、ノードは、MACコマンドをスケジュ
ーラに送信する必要はない。ノードは生成された等時ス
ロットをフレーミング期間内の正しい位置に挿入する。
こうすることによって、等時チャネルが直ちに利用でき
る。両方のノードが等時スロットの挿入を同時に開始す
るようなケースにおいても、一つの等時スロットが正し
い位置に既に到着している場合、等時スロットは挿入さ
れないために問題は発生しない。従って、等時チャネル
の起動は、完全に分散して遂行される。
【0070】等時チャネルの再配列 複数の等時スロット位置を要求する等時チャネルの確立
の際に、既に割り当てられたチャネル間に十分なスペー
スが存在しないような場合、チャネルの再配列が原則的
には簡単に遂行できる。図26にはチャネル再配列プロ
セスが示される。再配列は、ここでは、単に、一つのフ
レーミング期間251の時間期間内における幾つかのチ
ャネルの遅延を意味する。これは、ノードがそれらのス
ロットを等時チャネル識別子によって認識するために可
能となる。再配列の後、スケジューラは、全ての一時的
に停止された等時スロットが存在する状態で、対応する
ノードがそれらの新たなスロット位置を得るように、好
くなとくとも1フレーミング期間から最高リング上ネッ
トワーク待ち時間まで発行を行なう。
【0071】需要に基づくバンド幅割り当てを持つ動的
信号法 自己適応伝送データ構造は、欧州特許出願918102
24.5号、『LANシステムのための媒体アクセス技
術(Medium Access Technique for LANSystems )』、
及び9181022.9号、『LANシステムにおける
挿入/除去信号法(Insert/Remove Signalling in LAN
Systems )』おいて説明されているように、需要に基づ
くバンド幅割り当てを持つ動的信号法の強さを生かす。
本発明においては、信号法コマンドあるいはメッセージ
に対するバンド幅は先験的に利用できるものでなく、必
要な所で、必要なときにのみ生成される。このタイプ
の”低レベル”信号法は、通常のデータとして扱われる
より高い層の信号法通信を補う意図を持つ。
【0072】信号法コマンドあるいはメッセージの基本
構造 全ての動的信号法コマンドあるいはメッセージは開始区
切り文字ADUと終端区切り文字ADUとの間に埋込ま
れる。これらは、従って、自律的な伝送主体である。長
さはその瞬間の需要に従って変動し、従って、1スロッ
トよりも小さい場合も、数スロットの長さを越える場合
もある。ただし、この最大は、ネットワークセット・ア
ップの際に決定されなければならない。信号法メッセー
ジは同期バイパス能力を持つが、ただし、これは必須で
はない。
【0073】ノードの一般構造 図27には本発明において開示される全ての設備をサポ
ートするノードの一般構造が示される。入り方向経路
(並びに出方向経路)、光学的/電気的変換及び4コー
ド語グループの対応するADUへのマッピング(及びこ
の逆)は示されていない。ノードは、それ自体、以下の
5つのモジュールにて編成されるものと考えることがで
きる。 −有効負荷受信機 −ADU修飾子261 −ADU/スロット・ディスパッチャ −スロット及び有効負荷送信機 −予約処理モジュール262 以下においては、これらモジュールが個々に詳細に説明
される。ここに説明されるモジュールの構造は、同一の
部分的な機能が併合されてないという意味で完全には最
適化されてないことに注意する。これは、単一の機能、
及びデータ流がノードを通過するとき要求されるデータ
に加えられる動作を説明するためのものである。部分的
に重複する機能の併合は実現上の側面であるものと想定
される。
【0074】有効負荷受信機モジュール 有効負荷受信機モジュールは以下の三つのサブモジュー
ルから構成される。 −パイプライン/見出し復号器260 −受信機有限状態マシーン(RX−FSM)263 −有効負荷RX−FIFO264 入りADUはパイプライン/見出し復号器260内にお
いて復号され、入り宛先アドレスとノード・アドレスの
一致が検出された場合、RX−FSM263をトリガー
する。これは、RX−FSM263が有効負荷を対応す
る受信機FIFO264内にコピーすることを許すが、
FIFO264は上側の層機構によって空にされる。パ
イプライン/見出し復号器260は、開始区切り文字A
DUからスロット・タイプ(等時、同期、非同期、コマ
ンド)、スロット状態(ビジー/フリー、予約済/自
由、優先度、同期伝送)及び多重スロットあるいは単一
スロットを抽出する。アドレシング・データADUから
これは宛先アドレス(コピー有効負荷)及び除去アドレ
ス(スロットをフリーにする)を得る。これはさらに先
取り(等時スロット)及びバイ・パシング(同期スロッ
ト、信号法コマンド)の規則に従って開始区切り文字A
DU及び終端区切り文字ADUのシーケンスの追跡を行
なう。これら機能に加えて、パイプライン/見出し復号
器260は、TX−FSM265に非同期スロットが受
信されたことを通知する。この場合、TX−FSM26
5はチャネル識別子を得る。
【0075】ADU修飾子文字261 入り除去アドレスとノード・アドレスとの間の一致が検
出され、同時に、受信されたスロット見出しが多重スロ
ットが現在入って来ることを示すと、RX−FSM26
3は、この入りスロットを基本スロットに分割するため
にADU修飾子モジュール261をトリガーする。全て
の開始区切りモジュールADUは既に入手されており、
このためこのモジュール261は、単に、先頭・中間・
最終標識をシングルに変更する。さらに、終端区切りA
DUが個々の基本スロットに加えられ、これによりこの
区切り文字は最後のスロット内に既に存在する状態とな
る。全ての他の32ビット・データADUはアイドルに
セットされる。除去アドレスが一致しない場合は、入り
ADU(入りスロット)は単にADU/スロット・ディ
スパッチャ・モジュールに向けてパスされる。
【0076】ADU/スロット・ディスパッチャ・モジ
ュール ADU/スロット・ディスパッチャ・モジュールは以下
の三つのサブモジュールから構成される。 −非同期スロットFIFO266の入力部分 −同期スロットFIFO267の入力部分 −信号法RX−FIFO268の入力部分 ADU/スロット・ディスパッチャ・モジュールのタス
クは、入りスロットをそれらの伝送サービスに従って分
離することにある。これは、RX−FSM263の制御
下において遂行される。スロットあるいはADUは、F
IFO266、267(同期あるいは非同期)の一つに
クロックされるか、あるいは入力停止クロックによって
消費(破壊)される。以下の状況においては、到着AD
Uも同期FIFO267内にクロックされない。ノード
が前の予約コマンドにおいて予約要求を行なっている場
合は、これは確認コマンドを待つ。パイプライン/見出
し復号器260が確認コマンドを認識し、次のADUが
正規の32ビット・データ・ADUであると直ちに、こ
れは、待っていた確認ADU、あるいは終端区切りAD
Uの前の最後のデータADUであると解釈される。従っ
て、これは予約処理に向けて確認(信号法)FIFO2
68内にクロックされる。このADUが同期FIFO2
67内にクロッキングされないと、この32ビット・デ
ータADUは、確認コマンドから除去される。
【0077】スロット及び有効負荷送信機モジュール スロット及び有効負荷送信機モジュールは出方向経路上
に出力されるべき全ての異なるデータ流を多重化する。
これは、以下のサブモジュールを含む。 −非同期スロットFIFO266の出力部分 −同期スロットFIFO267の出力部分 −送信機有限状態マシーン(TX−FSM)265 −マルチプレクサ270 −パイプライン/見出し復号器/翻訳機271 −ADU/詰込み及びスロット発生器272 −マルチプレクサ273 −有効負荷TX−FIFO274の出力部分 −信号法TX−FIFO275の出力部分 −等時チャネル・バイパス276 ノードの出力を制御する中央論理は、送信機FSM(T
X−FSM)265内に位置する。このFSM265は
等時スロットが到着したとき、受信機モジュール上の有
効負荷から追加の情報を得る。等時スロットが受信され
た場合、TX−FSM265は全ての他のモジュールを
入り等時スロットがマルチプレクサ273を介して直接
に転送及び出力されるように制御する。同時に、チャネ
ル識別子はTX−FSM265をトリガすることによ
り、等時有効負荷データの等時スロット内への伝送/挿
入を制御する。受信された等時スロットの送信を行なっ
ている最中、スロット及び有効負荷送信機モジュール内
の全ての他の伝送活動は制御下において一時的に停止さ
れる(状態の凍結、FSM状態属性の保存等)。等時ス
ロットの伝送は、こうして、単にマルチプレクサ273
を制御することによって任意のADU境界の所から開始
することができる。前に既に述べたように、このモード
の動作の結果として、等時スロットが同期あるいは非同
期スロット並びに信号法コマンド内の任意の位置に埋込
まれる。
【0078】等時スロットが送信されてない場合は、ノ
ードは同期あるいは非同期スロットを送信することがで
きる。最初に、非同期スロットが送られる前に全ての同
期スロットが送信される。同期FIFO267内に存在
する同期スロットがクロック・アウトされ、マルチプレ
クサ270を介してパイプライン/見出し復号器/翻訳
機271にパスされる。スロット及びノードの状態によ
って(アクセス制御規則)、開始区切り文字ADUのス
ロット制御部分が線型的に修正される(簡単な翻訳)。
有効負荷が対応する有効負荷FIFO274からマルチ
プレクサ273を介してフリー・スロット内に挿入され
る。スロット発生器272は、新たなスロットがフレー
ム伝送期間に生成されなければならず、一方、到着する
ビジー・スロットが挿入バッファ266、267(同期
あるいは非同期FIFO)の一つにバッファされるとき
に要求される。
【0079】予約及び確認コマンドはノード内におい
て、同期スロットと同じように扱われる。これらコマン
ドは(必要であれば、確認コマンドが修正された後に)
ADU/スロット・ディスパッチャ・モジュールによっ
て同期FIFO276内に入力される。FIFO267
からクロッキング・アウトされると、この予約コマンド
はパイプライン/見出し復号器/翻訳機271内で復号
される。予約が伝送を待っているような場合は、TX−
FSM265は予約コマンド内の対応する32ビット・
データADUの挿入を、これが同期FIFO267の出
力を1クロック・サイクルだけ凍結し、一方において、
マルチプレクサ273を介して適当なADUを挿入する
ように制御する。
【0080】予約処理モジュール262 予約処理モジュール262は、全体としてのMACプロ
トコール論理を構成する。これは、より高い層のノード
と対話し、予約処理全体の追跡を行なう。C−CRMA
(欧州特許出願91810224.5号)においては、
これは、複数の確認スロットの処理、並びに次の予約コ
マンドに対する新たな予約データの準備を含む。この情
報に基づいて、予約処理モジュール262は、TX−F
SM265と密接に対話する。
【0081】スケジューラの一般的機能 図28には本発明において開示される全ての設備をサポ
ートするスケジューラ機能の一般的構造が示される。こ
れらは以下の三つのモジュールから編制されるものと考
えることができる。 −信号法受信機及びADU/スロット・ディスパッチャ −スロット、有効負荷及び信号法送信機 −等時マッピング及び予約処理ユニット280 以下においては、これらモジュールがより詳細に説明さ
れるが、説明を簡単にするために、部分的に重複する機
能が分離したままとされる。信号法受信機及びADU/
スロット・ディスパッチャ・モジュール図28に示され
るように、純粋なスケジューラ機能のためには、正規ス
ロットから有効負荷情報を受信する必要はない。従っ
て、これは、以下のサブモジュールを含む。 −パイプライン/見出し復号器281 −受信機有限状態マシーン(RX−FSM)282 −等時スロットFIFO283の入力部分 −同期スロットFIFO284の入力部分 −非同期スロットFIFO285の入力部分 −信号法RX−FIFO286の入力部分 信号法受信機及びADU/スロット・ディスパッチャ・
モジュールのタスクは、戻って来る受信された予約コマ
ンドを抽出し、正規のスロットをスロット、有効負荷及
び信号法送信機モジュールに転送することである。入り
ADUは、パイプライン/見出し復号器281内にクロ
ックされる。どのようなタイプのADU/スロットが受
信されたかによって、スケジューラのRX−FSM28
2はそのADU/スロットを適当なFIFO283−2
85(等時、同期あるいは非同期)内に入れる。予約コ
マンドを受信した場合は、この予約ADUは等時マッピ
ング及び予約処理モジュールに向けて信号法RX−FI
FO286内に入れられる。
【0082】スロット、有効負荷及び信号法送信機モジ
ュール TX−FSM287の制御下において、スケジューラの
この部分は、初期スロットを生成し、等時クロックAD
Uを発行することによってフレーミング期間を決定し、
等時スロットを時間制御された方法にて転送し、同期及
び非同期スロットを対応するFIFO284、285内
の占拠の状態に従って転送し、有効負荷をフリー・スロ
ット内に挿入し、そしてコマンドを発行する。このため
に、これは以下のサブモジュールを含む。 −等時スロットFIFO283の出力部分 −同期スロットFIFO284の出力部分 −非同期スロットFIFO285の出力部分 −送信機有限状態マシーン(TX−FSM)287 −マルチプレクサ288 −ADU/詰込み及びスロット発生器289 −パイプライン/見出し復号器/翻訳機290 −マルチプレクサ291 −信号法TX−FIFO292の出力部分 −等時チャネル識別子FIFO/レジスタ293の出力
部分
【0083】再構成及びリング初期化 パワー・アップ及びスケジューラがその動作を開始する
所での再構成の際に、ADU/詰込み及びスロット発生
器289は、特定のスロット(見出しあるいは有効負荷
内)によって運ばれる特定の保守及び同期情報がスケジ
ューラによって再度受信されるまで新たなスロットの生
成を行なう。SDELのこの特定のビット・パターン
は、PLL、8B/10/Bコード語及びスロット境界
の同期を可能にする。これは、信号法受信機及びADU
/スロット・ディスパッチャ・モジュール内のパイプラ
イン/見出し復号器291によって復号され、TX−F
SM287及び等時マッピング及び予約処理モジュール
280に報告される。これによって、スケジューラは等
時スロットに対するフレーミング期間内のリング待ち時
間を表わす等時タイマ間隔Np の整数を決定する。ここ
で、ADU/詰込み及びスロット発生器289のスロッ
ト生成が停止され、通常の動作が再開される。この停止
がある期間の時間だけ遅延され、一方において、入りス
ロットが非同期FIFO285内に緩衝されるようなケ
ースにおいては、スケジューラは最少非同期リング待ち
時間をある要求される高い値に延長することができる。
調節可能なリング待ち時間を持つというこの原則は、同
期及び等時スロットにも適用し、ここでは、遅延はFI
FOからの読出し遅延によってセット・アップされる
(等時スロットの場合は、これら調節は等時時間間隔に
等しい量の時間期間内で遂行されなければならない)。
【0084】再構成及びリング初期化フェーズの際にノ
ードによる制御を脱したアクセスを回避するために、一
つの可能なシナリオとしてこの期間中に生成された全て
のスロットを予約されたフリーの非同期スロットとマー
クする方法がある(優先度は重要ではない)。まだ確認
が行なわれていないために、これらのノードのどれもこ
れらスロットを使用することはない(ノードが再構成に
ついてそれ自体によって知る、あるいはこれらが特定の
保守コマンドにてスケジューラによって知らされるもの
と想定する)。上に説明されたようにリングが論理的に
閉じられたら、スケジューラを通過する全ての予約スロ
ットは、自由であるとマークされた最初のスロットが再
びスケジューラを通過するまで非同期でフリーで自由で
あるとマークされる。この瞬間は全ての予約スロットが
リングから除去され、自由スロットのみが以降巡回する
ことを示す。この時点で、通常の予約及び確認処理並び
に等時スロットの割り当てが可能になる。
【0085】等時スロットの動作 スケジューラによるスロットの生成は、主に、図11と
の関連で説明されるように、等時時間期間(フレーミン
グ期間)によって与えられる。図面に示されるように、
スケジューラは、最初、ADU/詰込み及びスロット発
生器289によって生成された等時クロックADUを発
行することから開始するが、これによって等時時間期間
が与えられる。その後、同期スロットあるいは非同期ス
ロットが同期あるいは非同期FIFO284、285か
ら取り出され、等時スロットの伝送が要求されない限り
伝送される。等時スロットの送信が要求される瞬間は等
時マッピング及び予約処理モジュール280によって与
えられ、この瞬間にTX−FSM287がトリガされ、
これによりFIFO283の先頭のスロットが送信され
るか、あるいは新たな等時スロットが生成される。新た
な等時スロットの場合は、等時マッピング及び予約処理
モジュール280は等時チャネル識別子FIFO/レジ
スタ293を介して同時に新たなチャネル識別子を供給
する。これは、新たに生成されたスロット見出し内にマ
ルチプレクサ291を制御することによって挿入され
る。ここでも、等時スロットの伝送は最も高い優先度を
持ち、他を中断させることに注意する。このために、ス
ケジューラの所でさえ、等時スロットの開始は、同期あ
るいは非同期スロットの内側の任意のADU境界の所か
ら始ることとなる。説明されたように、フレーミング期
間(等時時間間隔)TP 及びこの期間内の基本スロット
の数NS は顧客によって与えられ、通常、125μmと
される。
【0086】同期及び非同期スロットの動作 TX−FSM287によって制御され、同期及び非同期
スロットは(この順番にて)等時スロットの伝送が要求
されない限り、並びに信号法コマンドがマルチプレクサ
288を介して出方向経路内に挿入されない限り対応す
るFIFO284、285からクロック・アウトされ
る。これらスロットはパイプライン/見出し復号器/翻
訳機290を通過し、ここで適当なセッティング及びス
ロット制御ビット(自由/予約、優先度、監視等)の翻
訳が遂行され、最終的にマルチプレクサ288を介して
出力される。信号法コマンドはそれ自体の開始区切りモ
ジュールADU及び終端区切りモジュールADUを持
ち、このためスケジューラ(TX−FSM)287は、
同期スロットが現在伝送されてないときはいつでも信号
法コマンドを発行することができる。これは、TX−F
SM287によって、マルチプレクサ288を制御し、
信号法RX−FIFO282からデータをクロッキング
・アウトする一方において非同期及び同期FIFO28
5、284の出力を凍結することによって遂行される。
これらFIFO284,285の両方は、このケースに
おいては停止されなければならない。これは、これらノ
ード内においては、信号法コマンドが同期データ経路を
介して処理されるためである。これによって、信号法コ
マンドを任意の非同期ADU境界の所、あるいは任意の
同期基本スロット境界の所に出力することができる(信
号法コマンドは同期多重スロット内に埋込むこともでき
る)。
【0087】等時マッピング及び予約処理モジュール 等時マッピング及び予約処理モジュール280は、同期
あるいは非同期スロットに対するバンド幅管理に対して
要求される全ての情報を保持する。さらに、これは、欧
州特許出願91810224.5号、『LANシステム
に対する媒体アクセス技術』において説明されているよ
うに、スケジューラ予約処理及び機能を含む。
【0088】統合ノード/スケジューラ構造 図29は、ノード構造とスケジューラ機能の統合を示
す。ノード構造(図27)とスケジューラ機能(図2
8)を比較することから、統合されたノード/スケジュ
ーラ構造を得るために少しのハードウエアの追加が必要
であることが分かる。これらハードウエアは以下の通り
である。 −整数個のフレーミング期間を得るために等時スロット
に対するリング・待ち時間を調節するためにスケジュー
ラ内で使用される等時FIFO300 −個々のRX301及びTX−FSM302の状態スペ
ースの幾らかの拡張
【0089】スケジューラによって要求される全ての他
のモジュール及びハードウエア要素は既にノード内に存
在する。等時マッピング及び予約処理モジュール303
について見ると、こうして併合された解決策において
は、このモジュールに入り、またこれから出る二つの信
号法データ経路304.1、304.2は独立して引く
ことができ、また、等時FIFO/レジスタ300も併
合できることが分かる。FSM301、302を見た場
合、これらFSMを同時にノード及びスケジューラ動作
に対して動作することに衝突は存在しない。これは、
(スケジューラあるいはノードのいずれかによって遂行
される)これらシングル・タスクとデータ動作/操作が
重複しないためである。つまり、スケジューラ動作のみ
を持つフェーズとノード動作のみを持つフェーズは一致
しない。このため、ノードは、スケジューラ動作を遂行
するための殆ど全ての設備を含む。
【0090】本発明のシステムの特徴 このフレキシブルな自己適応データ伝送方法の主な特徴
が以下に要約される。この自己適応伝送方法は、等時、
同期及び非同期の三つのトラヒック・タイプの各々の異
なるトラヒック特性の経済的で、フレキシブル及びバン
ド幅効率の良い統合を可能にする。等時チャネル(回路
交換チャネル)は厳密な時間関係に従う。同期トラヒッ
クは、対話型のパケット化された音声及びビデオ等の時
間に敏感な接続に対して使用される。このモードの動作
は、終端間遅延の変動を保証するために受信機の所にプ
レー・アウト・バッファを必要とする。他の全てのトラ
ヒックは非同期である。
【0091】三つの全てのトラヒック・タイプ(等時、
同期及び非同期トラヒック)は、通常、個々のノード内
の階層的なバイパス構造のために異なるネットワーク待
ち時間を受ける。同一の構造がリングのスケジューラ内
の弾性バッファに適用する。その他の特徴として以下が
含まれる。 −開始時におけるスロット・ユニット・サイズ及びフレ
ーミング期間の選択 −需要に基づくバンド幅割り当てを持つ動的信号法のサ
ポート −頻繁な同期ポイント及び開始及び終端区切り文字によ
って埋込まれる伝送主体を通じての伝送の頑強性 −個々の伝送の際に自治スロット連結が実際のフレーミ
ング・サイズに適応(スロット・サイズ・ユニットにて
最高選択された境界まで)すること。
【0092】等時伝送サービス −等時チャネルは自由に割り当てることができる。自由
度は、フレーミング期間内の位置、サイズ及び速度から
成る。可変境界によるハイブリッド・フレーム構造を回
避することにより、チャネルのセット・アップ時間が短
縮され、境界を移動し、チャネルの再配列を行なうため
の編制及び通信オーバーヘッドが排除され、またスルー
プットの浪費が回避される。 −スケジューラの所(及びリング上)での新たな等時ス
ロットの時間制御された挿入により、新たな等時チャネ
ルのために要求されるスロットが常にフリーであり、従
って直ちに使用できることが保証される。 −スケジューラ及びノードの所での挿入機構のために、
等時チャネルを一時的に停止することができ、またこれ
らは(リング上でも)再び必要になったとき直ちに使用
できる。
【0093】同期及び非同期伝送サービス 欧州特許出願90810456.5号、『ブロードバン
ド・リング通信システム及びアクセス制御法(Broadban
d Ring Communication System and AccessControl Meth
od)』において開示されるバッファ挿入LAN同期スロ
ットが境界上の非同期スロットをバイパスするノード内
のバイパス機構のために、時間に敏感な接続に対する要
件は、非同期伝送サービスによって影響を受けない。
【0094】信号法 −必要な所で必要な時に動的信号法が提供される。 −受信器バッファのオーバーフローを阻止するための”
低レベル”渋滞制御 −スタンドアローン・アクノレッジメントのような非常
に小さなメッセージに対する効率的な信号法伝送サービ
ス。
【0095】システム構造 −スケジューラ機能はノードの統合された一部であり、
等時スロットに対するFSM及びFIFO内の幾らかの
追加の状態スペースを除いては追加のハードウエアを必
要としない。 −個々のノード内の緩衝データ経路の分離のために、等
時、同期及び非同期の三つの独立した伝送サービスの実
現が可能となる。挿入リング上においては、これら三つ
のトラヒック・クラスの伝送主体は異なる待ち時間を受
ける。弾性バッファの分離された編制(スケジューラ内
にのみ存在)は、論理的に存在するのみであり、これは
ホストされるノード内の別個の物理バッファの一部であ
る。
【0096】動作 −この自己適応戦略は、編制及び通信オーバーヘッドの
殆どを不必要にする。そして、上層においては、これに
固有の分散動作が最も効率的に遂行される。 −ネットワーク待ち時間に依存するパラメータは存在し
ない。
【0097】性能 −この伝送データ構造は、自治的に最少伝送オーバーヘ
ッド、最大バンド幅効率、及び三つの伝送サービス間の
最適バンド幅共有へと適応する。 −等時スロットの挿入は、等時チャネルのセットアップ
あるいは起動のための遅延を最少にする。
【0098】エラー回復 頻繁な同期ポイント及び開始及び終端区切り文字によっ
て埋込まれた伝送主体を通じての伝送の頑強さが確保さ
れる。
【0099】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、異なるク
ラスのトラヒックの経済的かつフレキシブルで、しかも
帯域幅効率の良い統合が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】可動境界を介してサポートされる従来の等時チ
ャネル(回路交換チャネル)と本発明による挿入/除去
自己適応を介してサポートされる等時チャネルとの間の
主な違いを示す説明図。
【図2】硬直回路交換データ基幹構造を示す説明図。
【図3】弾性パケット交換データ基幹構造を示す説明
図。
【図4】埋込み自律スロット・ユニット(基本ユニッ
ト)のシーケンスを示す説明図。
【図5】隣接する基本ユニットの多重スロットへの連結
を示す説明図。
【図6】バイパスする同期スロット及び信号法コマンド
を持つ非同期多重スロットを示す説明図。
【図7】多重スロットと基本スロットとの間の動的変換
を示す説明図。
【図8】スケジューラ内の弾性バッファの階層編制を示
す説明図。
【図9】三つの異なるリング待ち時間を示す説明図。
【図10】本発明によるノード内の基本構造を示す説明
図。
【図11】本発明によるスケジューラ内の基本構造を示
す説明図。
【図12】等時フレーミング期間及び等時スロットの位
置を示す説明図。
【図13】同期及び非同期スロットの連続フローを示す
説明図。
【図14】同期/非同期スロット間の需要に基づく信号
法を示す説明図。
【図15】同期/非同期スロットと結合された等時スロ
ットを示す説明図。
【図16】需要に基づく信号法を持つ等時及び同期/非
同期スロットを示す説明図。.
【図17】異なる原子データ・ユニット(ADU)の構
造を示す説明図。
【図18】開始区切り文字ADUの構造を示す説明図。
【図19】終端区切り文字ADUの構造を示す説明図。
【図20】非同期/同期基本スロットの構造を示す説明
図。
【図21】等時基本スロットの構造を示す説明図。
【図22】等時スロットの時間制御された挿入を示す説
明図。
【図23】等時スロットの生成(確立フェーズ)を示す
説明図。
【図24】等時スロットの循環(動作フェーズ)を示す
説明図。
【図25】等時スロットの破壊(解放フェーズ)を示す
説明図。
【図26】等時チャネルの再配列を示す説明図。
【図27】本発明によるノードの一般構造を示す説明
図。
【図28】本発明によるスケジューラの一般構造を示す
説明図。
【図29】本発明による統合ノード/スケジューラの一
般構造を示す説明図。
【符号の説明】
50、64 スロット 52、63.1、63.2 多重スロット 53 非同期見出し 55 同期スロット 56 信号法コマンド 60 スケジューラ 61 ソース・ステーション 62 目的ステーション 70 スケジューラ 71、72、73 弾性バッファ 75 リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 9299−5K H04L 11/00 330 (72)発明者 レンペナウ、ウォルフラム、ウェルナー スイス国キルヒベルク、ニーデルバートシ ュトラーセ、66 (72)発明者 ツールフルー、エルウィン、アレクサンダ ー スイス国フェルトマイレン、ヘーレンシュ トラーセ、24

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定サイズのスロット及び回路交換(C
    S)伝送のための所定のフレーミング期間を持つステー
    ション及び非同期、同期、及び回路交換スロット並びに
    信号法トラヒックを運ぶ相互接続媒体から成るネットワ
    ーク内において使用される異なる同期及び/あるいは遅
    延要件(マルチメディア通信)を持つ異なるクラスのト
    ラヒックのためのデータ伝送方法において、 −非同期トラヒック(遅延に対して敏感でないデータ・
    トラヒック)に対して、前記非同期スロットを開始/終
    端区切り文字ペアの間に埋込み、前記非同期トラヒック
    を特性化及び制御し、アドレスを示し、また必要であれ
    ば挿入バッファ手段を使用して、前記ステーション内の
    前記非同期スロットを遅延及び/あるいはバイパスする
    ステップと、 −同期トラヒック(遅延に対して敏感なデータ・トラヒ
    ック)に対して、前記同期スロットを開始/終端区切り
    文字ペア間に埋込み、前記同期トラヒックを特性化及び
    制御し、アドレスを示し、また必要であれば挿入バッフ
    ァ手段を使用して、前記ステーション内の前記同期スロ
    ットを遅延及び/あるいはバイパスするステップと、 −需要に応じて挿入される信号法トラヒックに対して、
    信号法スロットを開始/終端区切り文字ペア間に埋込
    み、信号法のタイプを特性化及び制御し、アドレスを示
    し、また必要であれば挿入バッファ手段を使用して、こ
    れを遅延あるいはバイパスするステップと、及び −回路交換トラヒックに対して、個々のチャネル・サイ
    ズを持つ回路交換スロットを開始/終端区切り文字ペア
    間に前記回路交換スロットが個々のフレーミング期間の
    自由に割り当て可能な位置に置かれるように埋込み、前
    記回路交換トラヒックを特性化及び制御し、チャネル識
    別子を入れ、前記挿入バッファ手段をバイパスするステ
    ップを含み、 これによって前記回路交換トラヒックが少なくとも1フ
    レーミング期間だけ固定された前記自由に割り当てられ
    た位置内を伝送され、また他のクラスのトラヒックによ
    って充満され、また異なるクラスのトラヒックが与えら
    れた階層に従って遅延あるいはバイパスされ、またトラ
    ヒックの伝送が前記異なるクラスのトラヒックの間の動
    的割り当てによって現トラヒック需要に適応されること
    を特徴とするデータ伝送方法。
  2. 【請求項2】新たな回路交換スロットがスケジューラに
    よって接続のセット・アップ時に生成され、前記媒体上
    の現在の回路交換トラヒックの状態に応じて非同期ある
    いは同期スロットを遅延及び/あるいは除去すること及
    び既に存在している回路交換スロットを遅延することに
    よりこれをある位置に割り当てることによって媒体内に
    こうして生成されたスロットを挿入するステップが含ま
    れることを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方
    法。
  3. 【請求項3】スケジューラ内で伝送を待つ回路交換スロ
    ットが、非同期及び同期スロットを遅延及び/あるいは
    除去することによって再度前記媒体内に挿入されるステ
    ップが含まれることを特徴とする請求項1あるいは2に
    記載のデータ伝送方法。
  4. 【請求項4】既に存在する回路交換スロットが非同期及
    び同期スロットを挿入することによって前記媒体から除
    去されるステップが含まれることを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれかに記載のデータ伝送方法。
  5. 【請求項5】回路交換スロットの挿入が一定のリング待
    ち時間を与えるために相補的な非同期及び同期スロット
    の除去によって補償されるステップが含まれることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のデータ伝
    送方法。
  6. 【請求項6】前記ネットワークがリング・トポロジーを
    持つLAN(ローカル・エリアネットワーク)であるこ
    とを特徴とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】前記ネットワークがバス・トポロジーを持
    つLANであることを特徴とする請求項1に記載のデー
    タ伝送方法。
  8. 【請求項8】前記所定のフレーミング期間が約8kHz
    のサンプル速度に従う約125μsの長さを持つことを
    特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方法。
  9. 【請求項9】複数のスロット(50;64)がソース・
    ステーション(61)の所で多重スロット(52;6
    3.1、63.2)に変換され、同一あるいは別のステ
    ーション(62)において再度前記スロット(64)に
    分割されるステップが含まれることを特徴とする請求項
    1に記載のデータ伝送方法。
  10. 【請求項10】前記非同期トラヒックが前記階層内で最
    も低いレベルを持ち、同期及び回路交換トラヒックがこ
    れに続き、前記回路交換トラヒックが非同期及び同期ト
    ラヒックをバイパスすることができ、前記同期トラヒッ
    クが前記非同期トラヒックをバイパスできることを特徴
    とする請求項1ないし11のいずれかに記載のデータ伝
    送方法。
  11. 【請求項11】前記開始区切り文字が少なくとも一つの
    開始区切り文字制御コード語(SDEL;160)、ス
    ロット・タイプ標識(170)、ビジー/フリー標識
    (173)、及び優先度標識(171)から成る開始区
    切り文字原子データ・ユニット(ADU;165)であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送方法。
  12. 【請求項12】前記終端区切り文字標識が少なくとも一
    つの終端区切り文字制御コード語(EDEL;16
    1)、スロット・タイプ標識(170)、及び優先度標
    識(171)から成る終端区切り文字原子データ・ユニ
    ット(ADU;166)であることを特徴とする請求項
    1に記載のデータ伝送方法。
  13. 【請求項13】固定サイズのスロット及び所定のフレー
    ミング期間、より具体的には、回路交換(CS)伝送に
    対して125μs期間を持つステーション(例えば、P
    C、ホスト、電話、テレフックス、..)及び相互接続
    媒体から構成される異なる同期及び/あるいは遅延要件
    を持つ異なるクラスのトラヒックを伝送するためのネッ
    トワーク(マルチメディア通信ネットワーク)におい
    て、前記ステーションの一つがスケジューラとして機能
    し、全てのステーションが: −このステーションが受信人であるか否かを認識するた
    め、続くスロットがどのクラスのトラヒックに属するか
    を認識するため、及び続くスロットが多重スロットに統
    合されるべきか否かを認識するための復号器手段、 −前記復号器手段がこのステーションが受取人であると
    認識したとき、前記相互接続媒体から有効負荷を除去す
    るための有効負荷受信機手段(89)、 −多重スロットを単一スロット(基本スロット)に再生
    するための基本スロット再生手段(95)、 −回路交換トラヒックのためのバイパス手段、 −非同期トラヒックのための遅延手段(92)、 −同期トラヒックのための遅延手段(91)、 −有効負荷を送信するための有効負荷送信機手段、 −バイパスされた回路交換、非同期、同期、及び有効負
    荷トラヒックを前記相互接続媒体内に統合するための多
    重化手段(93)、 −任意の階層に対して伝送及びバイパス遅延を編制する
    ための制御手段を含み、前記スケジューラ(100)と
    して動作するステーションがさらに: −回路交換トラヒックに対する前記バイパス手段の一部
    である回路交換トラヒックに対する遅延手段(10
    1)、及び−新たなスロットの生成のためのスロット/
    ADU(原子データ・ユニット)発生器手段(105)
    を含むことを特徴とするネットワーク。
  14. 【請求項14】複数のステーションが前記スケジューラ
    の追加の部分を構成し、これらステーションの一つがス
    ケジューラとして動作することを特徴とする請求項13
    に記載のネットワーク。
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