JPS6342045A

JPS6342045A - 情報記録媒体

Info

Publication number: JPS6342045A
Application number: JP61184541A
Authority: JP
Inventors: Mitsuru Sawano; 充沢野; Masao Yabe; 矢部　雅夫
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1986-08-05
Filing date: 1986-08-05
Publication date: 1988-02-23

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発１１の分野］未発ＩＩは、高エネルギー密度のレーザービームによる
情報の記録方法に用いられる新規な情報記録媒体に関す
る。さらに詳しくは本発明は、相変化に基づいて情報の
記録と消去を行ないうる両面に記録層か設けられた情報
記録媒体に関する。

［９１ＪＩの技術的背景］近年において、レーザー光等の高エネルギー密度のビー
ムを用いる情報記録媒体か開発され、実用化されている
。この情報記録媒体は通常は光ディスクとも称され、ビ
デオ・ディスク、オーディオ・ディスク、さらには大容
量静止画像ファイルおよび大容量コンピュータ用ディス
ク・メモリーなどの広範な用途に使用されうるものであ
る。

光ディスクは基本的に、プラスチック、ガラス等からな
る円盤状の透明基板と、この上に設けられた記録層とか
ら構成される。記録層の材料としては、Ｂｉ、Ｓｎ、Ｉ
ｎ、Ｔｅ等の金属または半金属：およびシアニン系、金
属錯体系、キノン系等の色素か知られている。

また、上記のような基本構成からなる記録媒体中位の記
録層の表面に光反射層を設けたものを二枚、光反射層側
か互いに対面するように接着剤によって接合してなる貼
り合せタイプの情報記録媒体も知られている。このタイ
プの情報記録媒体はその両面において情報の記録と再生
か可能な記録媒体である。

光ディスクへの情報の書き込みは、たとえばレーザービ
ームなこの光ディスクに照射することにより行なわれ、
記録層の照射部分かその光を吸収して局所的に温度上昇
する結果、物理的あるいは化学的な変化を生じてその光
学的４．ν性を変えることにより情報か記録される。

記録層の変化としては、孔（ビット）形成、四部形成お
よび層間の気泡（バフル）形成による変形か代表的であ
り、なかても孔形成による記録は最も盛んに行なわれて
いる方法である。また、他の記録方法としては、二層の
記録層間の反応を利用する方法、相変化を利用する方法
および磁化反転を利用する方法などが知られている。相
変化を利用して記録する系としては、Ａ　ｓ　−Ｔ　ｅ
　−Ｇ　ｅ系の非晶質記録層をガラス転移点以上に昇温
させることにより結晶化させて記録する系か知られてい
る。

光ディスクからの情報の読み取りもまた、レーザービー
ムな光ディスクに照射することにより行なわれ、記録層
の光学的特性の変化に応した反射光または透過光を検出
することにより情報か再生される。

なお、光ディスクとしては、−回の記録（書き込み）の
みか可能なもの（書き換え不ｆｌタイプ）と、記録と消
去を繰返し行なうことか可能なタイプ（書き換え可能タ
イプ）とかある。

光ディスクに記録された情報の消去は、記録か記録層の
可逆変化による場合以外には行なうことかてきず、孔形
成等の外形変化による場合には光ディスクは書き換え茶
漬タイプとなる。

記録層材料としては従来より上記のように金属及び半金
属などの無機物質または色素が用いられてきた。一方、
加工性、安全性およびコストなどの点て優れている有機
高分子物質を記録材料として用いる記録層について従来
全く提案されていなかった。しかし、ごく最近になって
、光記録の記録材料として弗化ビ、ニリデン系ポリマー
とポリメタクリル酸メチルからなるポリマーブレンドを
用い、該物質の相溶状態−相分離状態間の状態変化を利
用して情報を記録する方法か提案されている（常用、他
、　”ポリマーブレンドによる光記録材ネ゛１”第−回
東京農工大学先端科学技術展資ネ１集、Ｐ、：１１．１
９８６）。しかしながら、上記ポリマーブレンド自体は
レーザービーム等の光に対する吸収か小さいために、該
ポリマーブレンド単独ては実際には充分な情報の記録を
行なうことかてきず、そのまま実用化することは困難で
ある。

［発明の目的］木発す１は、記録材料として有機高分子物質を用いた新
規な二枚の情報記録媒体単位を貼合せたタイプの情報記
録媒体を提供することをその目的とするものである。

［発ＩＩＩの要旨］本発明は、コ、（板、およびこの基板の上に設けられた
・温度変化により相溶状態と相分は状ｙＥ間て状態変化
を起こしうるポリマーブレンドからなる記録層と、この
記録層に接して設けられた光吸収性物質からなる光吸収
層を含む積層体を有する二枚の情報記録部材が、互いに
積層体側か対面するようにして接合されていることを特
徴とする情報記録媒体を提供する。

上記の情報記録媒体において、記録層と光吸収層とは互
いに接していればよく、その順序については特に制限は
ない。すなわち、記録層と光吸収層のいずれか基板側に
在ってもよい。

本発明はまた、基板、およびこの基板の上に設けられた
、温度変化により相溶状態と相分離状態間で状態変化を
起こしうるポリマーブレンドと光吸収性物質を含む記録
層を有する二枚の情報記録部材が、互いに記録層側か対
面するようにして接合されていることを特徴とする情報
記録媒体をも提供する。すなわち、ポリマーブレンドと
光吸収性物質とは、混合物として同−府内に存在してい
てもよい。

なお、記録層自体か自己支持性であれば、基板は必ずし
も必要はない。

従って、本発明はまた、温度変化により相溶状ｊＥミと
相分雌状７ｇ間て状態変化を起こしうるポリマーブレン
ドからなる自己支持性の記録シート、およびこの記録シ
ートに接するように設けられた光吸収性物質からなる光
吸収層とからなる二枚の情報記録部材か接合されている
ことを特徴とする情報記録媒体をも提供する。

上記の情報記録媒体において、記録層と光吸収層とは互
いに接していればよく、その順序については特に制限は
ない。すなわち、記録層と光吸収層のいずれか光反射層
側に在ってもよい。

同様に本発明は、温度変化により相溶状態と相分離状態
間て状態変化を起こしうるポリマーブレンドおよび光吸
収性物質からなる自己支持性の記録シートか接合されて
いることを特徴とする情報記録媒体をも提供する。

本発明の情報記録媒体は、上記のうちのいずれのタイプ
のものてあっても、その光吸収性物質にレーザー光を照
射して吸収させることにより、該光吸収性物質を発熱さ
せ、この発熱によって該発熱部分に接する部分のポリマ
ーブレンドをその相溶状態と相分離状態間の曇点以上に
昇温させて、そのポリマーブレンドを状ｆ！変化させ、
次に急冷することにより、このポリマーブレンドの状態
変化を固定する方法を利用することにより情報の記録を
行なうことかてきる。

上記の方法により一旦記録された情報を消去して再度記
録を行なうための消去操作は、光吸収性物質を含む層に
光を均一に照射して、光吸収性物質を発熱させ、この発
熱によってポリマーブレンドをその相溶状態と相分離状
態間の曇点以上に昇温させたのち、これを徐冷する操作
を行なうことにより容易に実施することかできる。この
操作によって、ポリマーブレンドを元の状態（未記録状
態）に戻すことかできる。なお、ポリマーブレンドの元
の状態（未記録状態）への復帰は、ポリマーブレンドを
単に相溶状態と相分離状態間の曇点以上の温度に加熱し
たのち、これを徐冷する操作によっても可使である。ま
た、情報の部分的な書き換えは、古き換え対象部分のポ
リマーブレンドに接触している光吸収性物質にレーザー
光を照射して吸収させることにより、該光吸収性物質を
発熱させ、この発熱によって、対象部分のポリマーブレ
ンドをその相溶状態と相分離状態間の曇点以上に昇温さ
せて、そのポリマーブレンドを状態変化させ、次に徐冷
する方法を利用することにより容易に実現する。

本発明において「曇点」とは、ポリマーブレンドかその
組成において、相溶状態と相分離状態間て状態変化を起
こす温度をいう。この状態変化は通常、外観上ては透明
状態から不透明状態（または半透明状態）への変化とし
て現われる。

本発明に用いられるポリマーブレンドには下限臨界共溶
温度（ＬＣＳＴ）型のものと上限臨界共溶温度（ＵＣ３
Ｔ）型のものとかある。下限臨界共溶温度型のものは、
曇点以上の温度にて相分離状態を示し、一方上限臨界共
溶温度型のものは、曇点以上の温度にて相溶状態を示す
。いずれのボリマーフレントも、温度に依存して相溶状
態と相分は状態間て状態変化を生し、相溶状態ではフレ
ンド・されたポリマーか均一に混合していて透ＩＪＪで
あるが、相分離状態ては各成分ポリマーの屈折率か異な
るために白濁する。ポリマーブレンドは、また、・ヱ点
以上て一旦白濁もしくは透明化したのち徐冷すると元の
状態に戻るが、一方急冷した場合には常温てもそのまま
の白濁度（透明度）を保持する性質を有する。

従って、本発明の情報記録媒体において、記録材料であ
るポリマーブレンドに光吸収性物質を接触させておき、
その光吸収性物質にレーザービームな照射することによ
り、光吸収性物質はビームエネルギーを吸収したのち発
熱し、この熱を受けてポリマーブレンドか曇点以上とな
って状態変化を起こし、白濁もしくは透明化する。そし
て、そののちポリマーブレンドを急冷することにより、
レーザービームの照射部分はこの白濁もしくは透明化し
た状態に固定され、これにより情報の記録か行なわれる
。なお、情報の再生は従来のように比較的弱いレーザー
ビームの照射により行なうことかてきる。すなわち、透
明度の差による反射率もしくは透過率の違いに基づいて
情報を読み取ることかできる。

さらに、部分的に状態変化を起こしたポリマーブレンド
を再び曇点以上に昇温させたのち徐冷することにより、
光照射部分（記録部分）を元の状Ｆ！；に戻すことかて
きる。この操作によって、ポリマーブレンド全体か元の
透１１もしくは白濁した状ｙ急に回復して、記録された
情報か消去される。なお、記録の部分的な消去は、消去
対象部分のポリマーブレンドに１−記と同様な操作を施
すことにより容易に実現する。

従って、本発明の情報記録媒体は、随時、情報の記録と
消去か可１距なＥ−ＯＲＡＩＩ　（Ｅｒａｓａｂｌｅ−
Ｄｉｒｅｃｔ１＋ｃａｄ　Ａｆｔｅｒ　Ｗｒｉｔｅ）型
の記録媒体として有用である。

なお、本発明の情報記録媒体は、各種の形態をとること
かてきる。すなわち、本発明の情報記録媒体は、ビデオ
・ディスク、オーディオ・ディスク、フレキシフル・デ
ィスク、さらには大容量静止画像ファイルおよび大容量
コンピュータ用ディスク・メモリーなどの光ディスク、
あるいは光記録カート、光記録シート、光記録テープな
どの種々の形態の情報記録媒体として有効に利用するこ
とかてきる。

そして、本発明の情報記録媒体の製造に際しては、記録
層材料かポリマーであることから塗布法によって容易に
記録Ｆ３を形成することができ、従って、製造操作の簡
略化、製造時間の短縮、および製造コストの低減か容易
に実現する。

［発明の構成］本発明の情報記録媒体の実施態様を第１図乃至第１５図
を参照しながら説明する。

第１図〜第１５図はそれぞれ、本発明の情報記録媒体の
層構成の例を示す模式図である。

第１図において、記録媒体は、基板１１ａ、光吸収層１
２ａおよびポリマーブレンドを含む記録層１３ａかｖｉ
層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部材Ａ）と、基板１
１ｂ、光吸収層１２ｂおよびポリマーブレンドを含む記
録層１３ｂか積層されてなる記録媒体単位Ｂ（記録部材
Ｂ）とが、接着剤層１５によって、両部材の記録層１３
ａ、１３ｂか対面するような配ｌにて接合されている。

この態様、および以下の各態様において、記録部材Ａと
記録部材Ｂとは互いに同一のものてあっても、互いに異
なったものてあってもよい。

第２図において、記録媒体は、基板２１ａ、光吸収層２
２ａ、ポリマーブレンドを含む記録層２３ａ、および光
反射層２４ａか積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部
材Ａ）と、基板２１ｂ、光吸収層２２ｂ、ポリマーブレ
ンドを含む記録層２３ｂ、および光反射層２４ｂか積層
されてなる記録媒体単位Ｂ（記録部材Ｂ）とが、接着剤
層２５によって、両部材の光反射層２４ａ、２４ｂか対
面するような配置にて接合されている。

第３図ては、第１図の記録媒体と構成する層は同一であ
って、記録層と光吸収層との位置関係か相違する例か示
されている。

すなわち、第３図において記録媒体は、基板３１ａ、ポ
リマーブレンドを含む記録層３３ａ、および光吸収層３
２ａか積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部材Ａ）と
、基板３１ｂ、ポリマーブレンドを含む記録層３３ｂ及
び光吸収層３２ｂか積層されてなる記録媒体単位Ｂ（記
録部材Ｂ）とが、接着剤層３５によって、両部材の光吸
収層３２ａ、３２ｂか対面するような配置にて接合され
ている。

第４図において、記録媒体は、基板４１ａ、ポリマーブ
レンドを含む記録層４３ａ、光吸収層４２ａ、および光
反射層４４ａか積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部
材Ａ）と、ノふ板４１ｂ、ポリマーブレンドを含む記録
Ｆ３４３ｂおよび光吸収層４２ｂか積層されてなる記録
媒体単位Ｂ（記録部材Ｂ）とが、接着剤層４５によって
、光反射層４４ａと光吸収層４２ｂとか対面するような
配置にて接合されている。

前述のように、ポリマーブレンドと光吸収性物質とは同
一の層内にあってもよい。この態様の例を示したのか第
５図と第６図である。

すなわち、第５図において、記録媒体は、基板５１ａお
よびポリマーブレンドと光吸収性物質とを含む記録層５
３ａか積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部材Ａ）と
、基板５１ｂおよびポリマーブレンドと光吸収性物質と
を含む記録層５３ｂか積層されてなる記録媒体単位Ｂ（
記録部材Ｂ）とが、接着剤層５５によって、両部材の記
録層５３ａ、５３ｂか対面するような配とにて接合され
ている。

第６図において、記録媒体は、基板６１ａ、ポリマーブ
レンドと光吸収性物質とを含む記録層６３ａ、および光
反射層６４ａか積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部
材Ａ）と、基板６１ｂ、ポリマーブレンドと光吸収性物
質とを含む記録層６３ｂ、および光反射層６４ｂか積層
されてなる記録媒体単位Ｂ（記録部材Ｂ）とが、接着剤
層６５によって、両部材の光反射層６５ａ、６５ｂか対
面するような配とにて接合されている。

前述のように、記録層か自己支持体を有する記録シート
としである場合には、必ずしも基板は必要としない。こ
の態様の例を示したのか第７図乃至第１０図である。

第７図において記録媒体は、ポリマーブレンドと光吸収
性物質とを含む記録シート７３ａからなる記録媒体単位
Ａ（記録部材Ａ）と、ポリマーブレンドと光吸収性物質
とを含む記録シート７３ｂからなる記録媒体単位Ｂ（記
録部材Ｂ）とが、接着剤層７５によって接合されている
。

第８図において、記録媒体は、ポリマーブレンドと光吸
収性物質とを含む記録シート８３ａ及び光反射層８４ａ
か積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部材Ａ）と、ポ
リマーブレンドと光吸収性物質とを含む記録シート８３
ｂ及び光反射層８４ｂか積層されてなる記録媒体単位Ｂ
（記録部材Ｂ）とが、接着剤層８５によって、両部材の
光反射層８４ａ、８４ｂか対面するような配とにて接合
されている。

第９図において、記録媒体は、ポリマーブレンドを含む
記録シート９３ａおよび光吸収層９２ａか積層されてな
る記録媒体単位Ａ（記録部材Ａ）と、ポリマーブレンド
を含む記録シート９３ｂおよび光吸収層９２ｂか積層さ
れてなる記録媒体単位Ｂ（記録部材Ｂ）とが、接着剤層
９５によって、両部材の光吸収層９２ａ、９２ｂが対面
するような配とにて接合されている。

第１Ｏ図において記録媒体は、ポリマーブレンドを含む
記録シートｌ　０３ａ、光吸収層１０２ａおよび光反射
層１０４ａか積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部材
Ａ）と、ポリマーブレンドを含む記録シー）−１０３ｂ
、記録層１０２ｂおよび光反射層１０４ｂか積層されて
なる記録媒体単位Ｂ（記録部材Ｂ）とが、接着剤層１０
５によって、両部材の光反射層１０４ａ、１０４ｂか対
面するような配ごにて接合されている。

なお、二枚の記録媒体単位（記録部材）は、必ずしも接
着剤層によって接合されている必要はない。たとえば、
任意の固定具により側面から記録部材を接合すれば、接
着剤層の設こは必ずしも必要てはない。

他の接合態様として、屯−の反射層を介在させて接合し
てもよい。この場合には反射層を両側の記録層の記録、
再生（読み取り）などに際して共用できるとの利点かあ
る。このような接合態様の例を示したのか第１１図乃至
第１５図である。

第１１図において記録媒体は、基板１１１ａ、光吸収層
１１２ａおよびポリマーブレンドを含む記録層１１３ａ
か積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部材Ａ）と、基
板１１１ｂ、光吸収層１１２ｂおよびポリマーブレンド
を含む記録層１１３ｂか積層されてなる記録媒体単位Ｂ
（記録部材Ｂ）とが、光反射層１１４によって、両部材
の記録層１１３ａ、１１３ｂか対面するような配置にて
接合されている。

第１２図では、第１１図の記録媒体と構成する層は同一
であって、記録層と光吸収層との位置関係か相違する例
か示されている。

すなわち、第１２図において記録媒体は、基板１２１ａ
、ポリマーブレンドを含む記録層１２３ａ、および光吸
収層１２２ａか積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部
材Ａ）と、基板１２１ｂ、ポリマーブレンドを含む記録
層１２３ｂ及び光吸収層１２２ｂか積層されてなる記録
媒体単位Ｂ（記録部材Ｂ）とが、光反射層１２４によっ
て、両部材の光吸収層１２２ａ、１２２ｂか対面するよ
うな配ｔにて接合されている。

第１３図において、記録媒体は、基板１３１ａおよびポ
リマーブレンドと光吸収性物質とを含む記録層１３３ａ
か積層されてなる記録媒体単位Ａ（記録部材Ａ）と、基
板１３１ｂおよびポリマーブレンドと光吸収性Ｔｈｆｉ
とを含む記Ｒ層１３３ｂか積層されてなる記録媒体単位
Ｂ（記録部材Ｂ）とが、光反射層１３４によって、両部
材の記録層１３３ａ、１３３ｂか対面するような配ｔに
て接合されている。

第１４図において記録媒体は、ポリマーブレンドと光吸
収性物質とを含む記録シート１４３ａからなる記録媒体
単位Ａ（記録部材Ａ）と、ポリマーブレンドと光吸収性
物質とを含む記録シート１４３ｂからなる記録媒体単位
Ｂ（記録部材Ｂ）とが、光反射層１４４によって接合さ
れている。

第１５図ては、記録媒体は、光吸収層１５２ａ及びポリ
マーブレンドを含む記録シート１５３ａか積層されてな
る記録媒体単位Ａ（記録部材Ａ）と、光吸収’４１５２
　ａおよび８ポリマーブレンドを含む記録シート１５３
ｂか積層されてなる記録媒体単位Ｂ（記録部材Ｂ）とが
、光反射層１５４によって、両部材の記録層１５３ａ、
１５３ｂか対面するような配置にて接合されている。

なお、本発明の記録媒体は上記の各態様に限定されるも
のではない。基板上には下塗層、プレクルーフ層など公
知の各種の中間層が設けられていてもよい。さらに、記
録媒体部材の基板側表面あるいは反射層側表面には保護
層が設けられていてもよい。

次に、本発明の情報記録媒体の各層およびそれらの製造
方法について述べる。

本発明の情報記録媒体において記録材料として用いられ
るものは、特定の性質を有するポリマーブレンドである
。

末完り１において記録材料として用いられるポリマーブ
レンドは、二種以上のポリマーの混合物てあって、相溶
状態と相分離状態との間て状態変化を起こしうるもので
ある。たたし、ポリマーと七ツマ−との組合せの場合て
も同様な挙動を示すことかあり、そのような組成のもの
も本発明のポリマーブレンドに含まれる。

ポリマーブレンドには、大別して、常温では透１１な相
溶状態てあって曇点以上の高温て相分離して白濁する下
限臨界共溶温度（ＬＣＳＴ）型のものと、逆に常温では
白濁した相分離状態てあって曇点以上の高温で相溶して
透明になる上限臨界共溶温度（ＵＣＳＴ）型のものとか
ある。

第１６図に、ＬＣ３Ｔ型のポリマーブレンドの相図の例
を示す。横軸は二種のポリマーをフレンドした場合の片
方のポリマーの容積分率を示し、縦軸は温度を示す。

第１６図において、曲線上の各点かその組成における４
点である。この４点より低温て領域（第ｘ６１にの曲線
下側）か相溶状態（透明）を示し、・）点景上の高温領
域（第１６図の曲線上側）か相分殖状慝（白濁）を示す
、またポリマーブレンドは温度Ｔｃ（最も低い公魚の温
度）より低い温度ては如何なる組成てあっても均一に混
合しているところから、この温度Ｔｃを下限臨界共溶温
度と呼ぶ。

また、ＵＣ３Ｔ型のポリマーブレンドの場合には反対に
、相図か上に凸型の曲線となり、同様に上限臨界共溶温
度か決定される。

ポリマーブレンドの・ヱ点は、ポリマーの種類、その組
成、さらに無定形ポリマーの場合にはその分子量分布や
分子量によっても異なるか６０〜４００℃の範囲にある
のか好ましく、特に好ましいのは８０〜３００℃の範囲
である。

ＬＣ３Ｔ型のポリマーブレンドの例としては、ｌ）無定
形ポリマー同志の組合せ：ボッスチレンとポリビニルメチルエーテル、スチレン・
アクリロニトリル共重合体とポリ−（−カプロラクトン
、スチレン・アクリロニトリル共重合体とポリメチルメ
タクリレート、ポリ硝酸ビニルとポリメチルアクリレー
ト、エチレン・酢酸ビニル共重合体と１８素化ゴム、ポ
リ−ε−カプロラクトンとポリカーボネート（ビスフェ
ノールＡ型）、ｐ−クロロスチレン・Ｏ−クロロスチレ
ン共重合体とポリ（２，６−シメチルー１．４−フェニ
レンオキサイド）、ポリカーボネート（ビスフェノール
Ａ型）とエチレンオキサイドフロック共重合体、ブチレ
ンテレフタレート・テトラヒドロフランブロック共重合
体とポリ塩化ビニル、熱可塑性ボリウレ゛タン［ポリ−
９−カプロラクトンソフトフロック］とポリ塩化ビニル
：２）結晶性ポリマーと無定形ポリマーの組合せ・ポリ弗化ビニリデンとポリメチルアクリレート、ポリ弗
化ビニリデンとポリエチルアクリレート、ポリ弗化ビニ
リデンとポリメチルメタクリレート、ボッ弗化ビニリデ
ンとポリエチルメタクリレート、ポリ弗化ビニリデンと
ポリヒニルメチルケトン：および３）結晶性ポリマーと結晶性モノマーの組合せ：ポリエチレンオキサイドとトリオキサン、ポリ−ε−カ
プロラクトンとトリオキサン：を挙げることができる。

ＵＣ３Ｔ型のポリマーブレンドの例としては、ポリスチ
レンとポリイソプレン、ボッスチレンとポリイソプレン
、ポリプロピレンオキサイドとポリブタジェン、ボソイ
ソッテンとポリジメチルシロキサンなどの無定形ポリマ
ー同志の組合せを挙げることかてきる。

なお、これらのポリマーはＬＣ３Ｔ、ＵＣ３Ｔを示す範
囲内て適宜他のモノマーとの共重合体とすることかでき
る。

本発明のポリマーブレンドは、レーザー光などの高エネ
ルギー光を殆ど吸収しないため、それのみてあっては情
報記録媒体の記録材料として実際には用いることはでき
ない。従って本発明ては、高エネルギー光を吸収して発
熱する光吸収性物質をポリマーブレンドと接触下に配ｔ
することにより実用性の高い記録媒体としている。

本発明に用いられる光吸収性物質はレーザー光に対する
吸収率か高く、光吸収により発熱作用を示すものである
。

記録再生用レーザーとして近赤外光を発振する半導体レ
ーザーの利用か実用化されている点から、光吸収性物質
としては７００〜９００ｎｍ（７）近赤外領域の光に対
する吸収率か高い色素か好ましい。その例としては、ｉ）シアニン系色素：［１１（Ｃ１１，）２Ｎ−（ＣＨ−Ｃ１１）ｓ−Ｃ１１
＝”Ｎ（Ｃ１１３）２１０４−（たたし、ｎは２または
３である）Ｎ（Ｃｌｈ）２”Ｎ（ＣＩｌ：ｌ）２［：ｌ］　　　　　　　　　Ｃ＝Ｃ！Ｉ−ＣＩＩ＝ＣＩ
Ｉ−ＣＲｎ（ただし、Ｒは水素原子またはＮ（ＣＩｌ：Ｉ）２であ
る）ハ　　　　　　　　　ＩＲＸ　　　　　　　　　　Ｒ（たたし、Ｒはアルキル基てあり、Ｘはハロゲン原子で
ある）ＲＹ−Ｒ（たたし、Ｒはご換または未置換アルキル基、アルコキ
シ基、アラルキル基、アルケニル基であり、Ｘは水素原
子またはハロゲン原子てあり、Ｙ−はハロゲン、バーク
ロレート、置換または未置換ベンゼンスルホネート、パ
ラトルエンスルホネート、メチルスルフェート、エチル
スルフェート、ベンゼンカルボキシレート、メチルカル
ボキシレートまたはトリフルオロメチルカルボキシレー
トてあり、ｎは０〜３の整数である）［６１Φ−Ｌ＝’
ｌ’　　（Ｘ−）− （たたし、Φおよび！はそれぞれインドール環残基また
はベンゾインドール環残基であり、Ｌはモノカルボシア
ニン、ジカルボシアニン、トリカルボシアニンまたはテ
トラカルボシアニンを形成するための連結基てあり、Ｘ
−は陰イオンてあり、ｍはＯまたは１である）ｉｉ）スクワリリウム系色素：ｃ（ａｌｌ、）、　　　ｏ−Ｃ（Ｃ！ｈ）３ｉｉｉ）チ
オールニッケル錯塩系色素：（たたし、Ｘは水素原子、
塩素原子、臭素原子またはメチル基てあり、ｎは１〜４
のｇｌ数であり、Ａは第四級アンモニクム基である）ｉ
Ｖ）ナフトキノン系、アントラキノン系色素：１？（ただし、Ｒは水素原子または０Ｃ２１１，５である）
であり、ここてＸはアルキル基てあり、Ｘｏは水素原子
、アルキル基、アリル基、アミノ基または置換アミノ基
である）ＱＮＩ＋２　０ＯＮＩＩ２３などを挙げることかできる。これらの色素以外にトリア
リルメタン系色素、フタロシアニン系色素、インモニウ
ム系色素およびニトロソ化合物なども用いることかてき
る。

以下余白未発ＩＪ＋の情報記録Ｗ体において、光吸収性物質とし
て、金属または半金属を用いてもよい。これらは単独て
使用してもよく、組ｒ＆物として併用してもよい。また
、金１ヱまたは半金属と、それらの酸化物、ハロゲン化
物、硫化物とを併用してもよい。

光吸収性物質として用いられる金属と半金属の例として
はＭｇ、Ｓｅ、Ｙ、Ｔｉ、Ｚｒ、Ｈｆ、Ｖ、Ｎｂ、Ｔａ
、Ｃｒ、Ｍｏ、Ｗ、Ｍｎ、Ｒｅ、Ｆｅ、Ｃｏ、Ｎｉ、Ｒ
ｕ、Ｒｈ、Ｐｄ、Ｉｒ、Ｐｔ、Ｃｕ、Ａｇ、Ａｕ、Ｚｎ
、Ｃｄ、Ａｎ、Ｇａ、Ｉｎ、Ｓｉ、Ｇｅ、Ｔｅ、Ｐｂ、
Ｐｏ、Ｓｎ、Ｂｉなどの金属および半金属を挙げること
かできる。これらのうちて好ましいものはＳｎ、Ｂｉお
よびＩｎである。これらの物質は単独で用いてもよいし
、あるいは二種以上の組合せてまたは合金として用いて
もよい。

次に、まず基板、光吸収層、ポリマーブレンドを含む記
録層、および光反射層からなる積層体の構成を有する記
録部材か貼り合されてなる情報記録媒体（第２図に記載
の構成）を例にとって、本発明の情報記録媒体の材料と
製造方法について説Ｉ月する。

光吸収層の代表的な態様としては、実質的に光吸収性物
質のみからなる層、光吸収性￥ｓ’ａか樹脂などの結合
剤中に分散されてなる層を挙げることかてきる。

色素型の光吸収性物質を用いた光吸収層の形成は、まず
光吸収性物質（および任意に結合剤）を適当な溶剤に溶
解して塗布液を調製し、この塗布液を基板（または記録
層）表面に塗布して塗膜を形成したのち乾燥することに
より行なうことかできる。

結合剤としては、ゼラチン、セルロース誘導体、デキス
トラン、ロジン、ゴムなどの天然有機高分子物質ンおよ
びポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ
イソブチレン等の炭化水素系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、ポリ塩化ビニル・ポリ酢酸ビニル共
重合体等のビニル系樹脂、ポリアクリル酸メチル、ポリ
メタクリル酸メチル等のアクリル樹脂、ポリビニルアル
コール、塩素化ポリエチレン、エポキシ樹脂、ブチラー
ル樹脂、ゴム誘導体、フェノール・ホルムアルデヒド樹
脂等の熱硬化性樹脂の初期縮合物などの合成有機高分子
物質を挙げることかできる。

塗布液調製用の溶剤としては、トルエン、キシレン、酢
酸エチル、酢酸メチル、セロソルフアセテート、メチル
エチルケトン、ジクロルメタン、１．２−ジクロルエタ
ン、ジメチルホルムアミド、メチルイソメチルケトン、
シクロヘキサノン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチルエーテル、ジオキサン、エタノール、ｎ−プ
ロパツール、イソプロパツール、ｎ−ブタノールなどの
ポリマーブレンドおよび光吸収性物質を溶解もしくは分
散する溶剤およびこれらの混合溶剤を挙げることかてき
る。塗布液中にはさらに酸化防止剤、Ｕ■吸収剤、可塑
剤、滑剤なと各種の添加剤を目的に応じて添加してもよ
い。

？Ｕ　４ｊ方法としては、スプレー法、スピンコート法
、デイツプ法、ロールコート法、プレートコート法、ド
クターロール法、スクリーン印刷法などを挙げることか
てきる。

光吸収層の材料として、色素型光吸収性物質に結合剤を
併用する場合には、光吸収性物質と結合剤との混合比は
、一般には、Ｚｏｏ：０．１〜１００：１００（’ｆｆ
Ｉ量比）の範囲にあり、好ましくは１００：ｌ〜１００
　：　５０の範囲である。また、形成される光吸収層の
層厚は一般に０．０１〜１０）ｚｍの範囲にあり、好ま
しくは０．０２〜ＩｕＬｍの範囲である。また、前述の
ように、光吸収層は基板の片面のみならず両面に設けら
れていてもよい（第２図参照）。

光吸収性物質として前記の金属、半金属などを用いる場
合には、光吸収層は、たとえば金属、半金属を用いて蒸
着、スパッタリング、イオンプレーテインクなどの方法
により基板（あるいは記録層）、または基板上の下塗層
の上に形成することかてきる。この場合の光吸収層の層
厚は一般にはｌＯＯ〜３０００又の範囲であり、好まし
くは、３００〜ｌ　０ＯＯＸの範囲である。

記録層の形成は、まず前記のポリマーブレンドをａ島な
溶剤に溶解して塗１１１液を調製し、この塗１（ｉ液を
、上記のようにして形成された光吸収層（あるいは基板
表面）にｑ　ｔａｒ　シて塗１模を形成したのち乾燥す
ることにより行なうことかてきる。

塗布液調製用の溶剤としては、トルエン、キシレン、酢
酸エチル、酢酸メチル、セロソルフアセテート、メチル
エチルケトン、ジクロルメタン、１．２−ジクロルエタ
ン、ンメチルホルムアミド、メチルイソメチルケトン、
シクロヘキサノン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチルエーテル、ジオキサン、エタノール、ｎ−プ
ロパツール、インプロパツール、ｎ−フタノールなどの
ポリマーブレンドを溶解もしくは分散する溶剤、および
これらの混合溶剤を挙げることかできる。塗布液中には
、さらに酸化防止剤、ＬＩＶ吸収剤、可塑剤、滑剤なと
各種の添加剤を目的に応して添加してもよい。

塗布方法としては、スプレー法、スピンコード法、デイ
ツプ法、ロールコート法、フレートコート法、ドクター
ロール法、スクリーン印刷法などを挙げることかできる
。

記録層は単層ても重層てもよいが、その層厚は光情報記
録に要求される光学濃度の点から一般に０、Ｏ１〜１０
ｐｍの範囲にあり、好ましくは０．０２〜１ルｍの範囲
である。

本発明において使用する基板は、従来の情報記録媒体の
基板として用いられている各種の材料から任意に選択す
ることができる。基板の光学的特性、平面性、加工性、
取扱い性、経時安定性および製造コストなどの点から、
基板材料の例としてはソーダ石灰ガラス等のガラス：セ
ルギヤストポリメチルメタクリレート、射出成形ポリメ
チルメタクリレート等のアクリル樹脂：ポリ塩化ビニル
、塩化ビニル共重合体等の塩化ビニル系樹脂：エボキシ
樹脂：およびポリカーボネート樹脂、アモルファスポリ
オレフィン、ポリエステルを挙げることかできる。これ
らのうちで寸度安定性、透明性および平面性などの点か
ら、好ましいらのは、ポリメチルメタクリレート、ポリ
カーボネート樹脂、エポキシ樹脂、アモルファスポリオ
レフィン、ポリエステルおよびガラスである。尚、これ
らの材ネ１はフィルム状として、または剛性のある基板
として使うことかできる。

光吸収層と記録層か設けられる側の基板表面には、平面
性の改善、接着力の南北および記録層の変質の防止の目
的て、下塗層か設けられていてもよい。下塗層の材ネ１
としては、たとえば、ポリメチルメタクリレート、アク
リル酸・メタクリル酸共重合体、スチレン・無水マレイ
ン酸共重合体、ポリビニルアルコール、Ｎ−メチロール
アクリルアミド、スチレン・スルホン酸共重合体、スチ
レン・ビニルトルエン共重合体、クロルスルホン化ポリ
エチレン、ニトロセルロース、ポリ塩化ど、ニル、１１
！素化ポリオレフイン、ポリエステル、ポリイミド、酢
酸ビニル・１１！化ビニル共重合体、エチレン・酢酸ビ
ニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカ
ーボネート等の高分子物質。

シランカップリング剤などの有機物？ｔ：および無機前
化物（Ｓｉ０２、Ａ文２０３等）、無機弗化物（ＭｇＦ
２）などの無機物質を挙げることかてきる。

ガラス基板の場合は、基板から′Ｍ離するアルカリ金属
イオンおよびアルカリ土類金属イオンによる記録層への
悪影響を防止するために、スチレン・無水マレイン酸共
重合体などの親木性基および／または無水マレイン酸基
を有するポリ→−からなる下塗層か設けられているのが
望ましい。

下塗層は、たとえば上記物質を適当な溶剤に溶解または
分散したのち、この塗布液をスピンコード、デイツプコ
ート、エクストルージョンコートなどの塗布法により基
板表面に塗布することにより形成することかできる。下
塗層の層厚は一般に０．００５〜２０ｇｍの範囲にあり
、好ましくは０．０１〜１０ＪＬｍの範囲である。

また、基板（または下塗層）上には、トラッキング用溝
またはアドレス信号等の情報を表わす凹凸の形成の目的
て、プレグルーブ層か設けられてもよい。プレグルーブ
層の材料としては、アクリル酸のモノエステル、ジエス
テル、トリエステルおよびテトラエステルのうちの少な
くとも一種のモノマー（またはオリゴマー）と光重合開
始剤との混合物を用いることかできる。

プレグルーブ層の形成は、まず精密に作られたＬ１型（
スタンパ−）上に上記のアクリル酸エステルおよび重合
開始剤からなる混合液を塗布し、さらにこの塗布液層上
に基板を載せたのち、基板または母型を介して紫外線の
照射により液層を硬化させて基板と液相とを固着させる
。次いで、基板を母型から」離することにより、プレグ
ルーブ層の設けられた基板が得られる。プレグルーブ層
の層厚は一般にＯ，ＯＳ〜１００μｍの範囲にあり、好
ましくは０．１〜５０ｐｍの範囲である。

また、基板材料かプラスチックの場合は、射出成形ある
いは押出成形などにより直接基板にプレグルーフを設け
てもよい。

記録層の上（たたし、光吸収層か記録層の上、すなわち
基板から遠い側に設けられている場合には、その光吸収
層の上）には、情報の再生時におけるＳ／Ｎ比の向上お
よび記録時における感度の向上の目的て、光反射層か設
けられる。ただし、光反射層の設こは必須ではなく、第
１図に示した情報記録媒体のように、光反射層か設けら
れていないものも本発明の情報記録媒体に含まれる。

光反射層は、実質的に光反射性物質からなる層である。

光反射性物質はレーザー光に対する反射率か高い物質て
あり、その例としてはＭｇ、Ｓｅ、Ｙ、Ｔｉ、Ｚｒ、Ｈ
ｆ、■、Ｎｂ、Ｔａ、Ｃｒ、Ｍｏ、Ｗ、Ｍｎ、Ｒｅ、Ｆ
　ｅ、Ｃｏ、Ｎ　ｉ、Ｒｕ、Ｒｈ、Ｐｄ、Ｉ　ｒ、Ｐｔ
、Ｃｕ、Ａｇ。

Ａｕ、Ｚｎ、Ｃｄ、ＡＭ、Ｇａ、Ｉｎ、Ｓｉ、Ｇｅ、Ｔ
ｅ、Ｐｂ、Ｐｏ、Ｓｎ、Ｂｉなどの金属および半金属を
挙げることかできる。これらのうらて好ましいものは、
Ａｎ、ＣｒおよびＮｉである。これらの物質は単独で用
いてもよいし、あるいは二種以上の組合せでまたは合金
として用いてもよい。なお、光反射層を金属または半金
属から形成する場合には、光反射層の材Ｆ＋は、その光
反射層を形成する金属または半金属よりも反射率か高い
ものか選ばれる。また、この場合には、光反射層と光吸
収層は共に記録層に対して同じ側に設けられる。

光反射層は、たとえば上記光反射性物質を用いて、黒石
、スパッタリング、イオンブレーテインクなどの方法に
よって記録層の上に形成することかてきる。光反射層の
層厚は一般には、１００〜３０００又の範囲にある。

さらに、光反射層の表面には、該層を物理的および化学
的に保護する目的て保護層が設けられてもよい。また保
護層は、基板の記録層と光吸収層か設けられていない側
にも耐傷性、耐湿性を高める目的て設けられてし１ても
よい。

保護層に用いられる材料の例としては、５ｉＯ１Ｓｉ０
２、ＭｇＦ２．５ｎ０２等の無機物質：熱可塑性樹脂、
熱硬化性樹脂、ＵＶ硬化性樹脂等の有機物質を挙げるこ
とかてきる。

保護層は、たとえばプラスチックの押出加工で得られた
フィルムを接着層を介して光反射層上３よび／または基
板上にラミネートすることにより形成することかてきる
。あるいは真空蒸着、スパッタリンク、塗布等の方法に
より設けられてもよい。また、熱可塑性樹脂、熱硬化性
樹脂の場合には、これらを適当な溶剤に溶解して塗布液
を調製したのち、この塗布液を塗布し、乾燥することに
よっても形成することかできる。Ｕｖ硬化性樹脂の場合
には、そのまま、もしくは適当な溶剤に溶解して塗布液
を調製したのち、この塗布液を塗布し、ＵＶ光を照射し
て硬化させることによっても形成することかできる。こ
れらの塗布液中には、更に帯電防出剤、酸化防止剤、Ｕ
ｖ吸収剤等の各種添加剤を目的に応して添加してもよい
。

保護層の層厚は一般にはＯ，１〜１００ｇｍの範囲にあ
る。

次に、以上のような方法により調製された記録部材を二
枚用意し、それらを各記録部材の光反射層か内側になる
ようにして接着剤で貼り合せる。

用い得る接着剤としては特に限定はなく、公知の各種の
接着剤を用いることかできる。例えば、ホットメルト型
接看剤、エポキシ接着剤、ウレタン接着剤等の熱硬化性
接着剤、紫外線硬化型接着剤、嫌気性接着剤、ＳＧＡ、
マイクロカプセル型接着剤等を用いることかてきる。

このうち、生産性の点からホットメルト接着剤か好まし
い。ホットメルト接着剤は一般にベースレシン、粘着材
！Ｆ剤、ワックス（可塑剤）、充填剤、抗酸化剤などか
らなる。ベースレシンとしては、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリ酢酸ビニル、ポリフチラール、ス
チレン・ブタジェン・スチレンブロック共重合体、スチ
レン・イソプレン・スチレンブロック共重合体、スチレ
ン・エチレン・スチレン・スチレンフロック共重合体、
ポリイソプレンスチレン・フタジエンゴム、ブチルゴム
等か用いらる。粘着付か剤としてはロジンおよびその誘
導体、石油樹脂、テルペン樹脂、クマロン樹脂、フェノ
ール樹脂、低分子量合成ゴム等が用いられる。ワックス
類としてハハラフィンワックス、低分子量ポリエチレン
、塩素化パラフィン、プロセスオイン、パラフィンオイ
ル、ヒマシ油等が用いられる。可塑剤としてはジオクチ
ルフタレート、ジブチルフタレート等か用いられる。充
填剤としては炭酸カルシウム、クレー、タルク、二酸化
チタン等が用いられる。

抗酸化剤としては、ヒンダードフェノール等か用いられ
る。

本発明に供されるホットメルト接着剤としては、用いら
れる記録材料、ベース材ネ１、光吸収性物質を考慮して
決定する必要かあるが、軟化点１４０℃以下、溶融粘度
か１６０℃で１０００ボイズ以下のものか好ましい。こ
のような接着剤としては、例えばペースポリマーとして
スチレン・イソプレン・スチレンフロック共重合体、粘
着付与剤として脂環族石油樹脂、ワックス類としてナフ
テン系プロセスオイル、抗酸化剤としてヒンダードフエ
ノールを用いた組成物を挙げることかてきる。なおこの
例は一例であって、この組成に限定されるものではない
。

紫外線硬化型接着剤の例としては、（メタ）アクリル酸
、（メタ）アクリル酸エステル、（メタ）アクリルアミ
ド、アクリロニトリル、Ｎ−ビニルピロリドン：多価ア
ルコールの（メタ）アクリル酸エステル：およびこれら
の組成物を挙げることかできる。これらの紫外線硬化型
接着剤には一般に増感剤か併用される接着剤による貼り合わせは公知技術に従って行なうこと
かてきる。例えばホットメルト接着剤を用いる場合、接
着剤を溶融させ、ロールコートにより貼り合わせ面に接
着剤を塗布し、二枚を重ねてプレスする方法などか利用
される。

ポリマーブレンドと光吸収性物質か同一の層内に混合さ
れて含まれている記録層を利用した情報記録媒体（第５
図および第６図の構成のもの）の製造法は、ポリマーブ
レンドと光吸収性物質とを含む塗布液を調製して、これ
を基板もしくは基板」二の下塗層状に塗布する以外は、
上記の記録層と光吸収層かそれぞれ設けられる７ｇ様の
情報記録媒体の製造方法と同様である。

なお、上記の塗布液中におけるボリマーフレントと光吸
収性物質の混合比は、ポリマーブレンドおよび光吸収性
物質の種類によっても異なるが、一般には、Ｚｏｏ：Ｏ
，ｌ−、−１００：　１００　（重量比）の範囲にあり
、好ましくはＺｏｏ：ｌ〜Ｚｏｏ：５０の範囲である。

また、記録層は単層でも重層でもよいが、その層厚は光
情報記録に要求される光学Ｃ度の点から一般に０．０１
〜１０ｕＬｍの範囲にあり、好ましくは０．０２〜１ｙ
Ｌｍの範囲である。

次に、記録層を自己支持性の記録シートとした記録部材
を用いることにより、基板の使用を不必要にした情報記
録媒体（第７図乃至第１Ｏ図の構成のもの）は、上記の
各種の方法において、記録層もしくは記録層と光吸収層
の複合体か自己支持性を有するように、構成する層の厚
み、剛性等を考慮する以外は同様にして製造することか
できる。この構成ては、記録層（記録シート）は単層で
も、重層でもよいが、その層厚は一般に５〜２０００ｕ
Ｌｍの範囲にあり、好ましくは１０〜１５００ｇｍの範
囲である。このような厚膜の記録層（記録シート）は前
述の塗布法（基板の代りに仮支持体を用いる）て調製し
てもよいが、キャスト法などの他の公知の厚１１！２製
造法を利用して調製してもよい。

また、第１１図乃至第１５図に示された例の情報記録媒
体のような光反射層を共有するタイプのものは、たとえ
ば、一方の側の記録媒体単位（記録部材）の上に光反射
層を前述の方法により形成し、次にこれを光反射層を設
けていない記録媒体単位（記録部材）と光反射層を介し
て接合する方法により同様にして製造することかできる
。なお、この場合の接合は前述のような接着剤を用いる
が、あるいは周縁部に固定具（接合具）を設こして物理
的に接合する方法などを利用することかできる。

次に、本発明の情報の記録方法および消去方法を、前記
第１図に示した情報記録媒体を例にとって説明する。

情報の記録を行なう場合には、Ｇ　ａ　−Ａ　ｓレーザ
ー等の近赤外光を発振する半導体レーザーな用いて、公
知の方法に従って集光されたレーザービームな記録媒体
の任意の側の表面に照射する。レーザービームか照射さ
れると、光吸収層中のビーム照射部分の近赤外吸収色素
、全屈、半金属等の光吸収性物質は直ちにビームエネル
ギーを吸収して発熱する。この光吸収性物質の発熱によ
り、該光吸収性物質と接触している記録層中のポリマー
ブレンドか昇温されて、公魚以上の温度に高められ、状
態変化を起こす。たとえばポリマーブレンドかＬＣ３Ｔ
型である場合には、透明な相溶状態にあったポリマーブ
レンドは昇温により相分離を生して白濁する。

次に、記録媒体を急冷すると、相分離したポリマーブレ
ンドは常温でも白濁した状態に維持される。従って、レ
ーザービームの照射部分のみか白濁して、情報を記録す
ることかてきる。なお、ＵＣ３Ｔ型のポリマーブレンド
の場合には、逆にレーザービームの照射部分のみか相溶
状態に維持されて透明となる。

記録媒体からの情報の再生は従来の情報の読み取つと同
様の方法により行なうことかでき、再生用のレーザービ
ームを記録層側あるいは基板側に照射してその反射光を
測定し、記録層の白／ｆＪＦｉｔ１分と透明部分におけ
る光反射率の差に基づいて情報を再生することかできる
。

また、情報の消去を行なう場合には、上記と同様の半導
体レーザー等を用いて、記録層の状態変化を生している
部分（ＬＣＳＴ型であれば、白濁部分）に接する光吸収
層に、あるいは光吸収性物質に該光線を照射する。光照
射された光吸収層中の光吸収性物質はその光エネルギー
を吸収して発熱し、この光吸収性物質に接する記録層の
ポリマーブレンドは昇温されて公魚以上の温度に高めら
れる。なお、前述のように消去の際のポリマーブレンド
の加熱は、赤外線ヒーターなどのような熱源を用いてポ
リマーブレンドに直接熱エネルギーをかえることにより
行なってもよい。

次に、記録媒体を徐冷すると、相分離状態にあるポリマ
ーブレンドは曇点より低温になるにつれて相溶状ｊｇに
変化し、常温て元の透明な状態に回復する。従って、記
録層全体か透明となり、記録されていた情報を消去する
ことかてきる。消去用の光照射パワーは、ポリマーブレ
ンドを公魚以上にすることかてきる限りにおいて記録パ
ワーよりも小さくてよい。

第１７図は、情報の記録および消去におけるポリマーブ
レンドの状態変化を概略的に示すグラフである。横軸は
時間を示す。

第１７図において、最上部のグラフＰはポリマーブレン
ドに照射される光の照射パワーの変化を表わしており、
Ｐ、および２２部分はそれぞれ情報の記録および消去に
相当する。グラフＴは、ポリマーブレンドの温度変化を
表わしており、■、および１２部分はそれぞれ急冷およ
び徐冷に相当する。Ｔａはポリマーブレンドのその組成
における・）点てあり、記録、消去いずれの場合てあっ
てもポリマーブレンドは−Ｈ公魚以上の温度まで高めら
れる。

最下部のグラフＳは、ポリマーブレンドの状態変化を表
わしており、状態Ａは未記録状態（ＬＣ３Ｔ型てあれば
透明な相溶状ｊ８を意味し、ＵＣ５Ｔ型であれば白濁し
た相分は状態を意味する）を表わし、状ｙＥＢは記録状
ＴＥ；（ＬＣｓＴ型てあれば白濁した相分離状層：を意
味し、ＵＣ３Ｔ型てあれば透ＩＩな相溶状態を意味する
）を表わす。

以下に、本発明の実施例と比較例を記載する。

［実施例１］シアニン系色素（前記構造式［５］・Ｃ１ｈ　　Ｃ文０４−　　　　ＣＩｌ：ｌ　　　　　）
をジクロロエタン（溶剤）に溶解して、塗ｌｌ液を調製
した。

トラッキンクガイドか設けられた円盤状のセルキャスト
アクリル樹脂基板（外径：１３０ｍｍ、内径：１５ｍｍ
、厚さ＋１．２ｍｍ、トラックピッチ１．６ｇｍ）上に
、上記塗布液をスピンコード法により塗布したのち乾燥
させて、乾燥膜厚か０．１ｐｍの光吸収層を設けた。

次に、ポリスチレンとポリビニルメチルエーテルの組合
せのＬＣ３Ｔ型ポリマーブレンドをトルエンに溶解して
塗布液を調製した。この塗布液をスピンコード法により
光吸収層上に塗布したのち乾燥させて、乾燥膜厚かＯ，
１μｍの記録層を設けた。

このようにして、順に基板、光吸収層、およびポリマー
ブレンドを含む記録層からなる記録部材を二枚調製し、
次いてそれらをホットメルト型接着剤（スチレン・イソ
プレン・スチレンブロック共重合体、脂環族石油樹脂、
ナフテン系プロセスオイルを主成分とするもの）を用い
て両部材の記録層か内側となるように接着して第１図に
示したような構成の情報記録媒体を製造した。

次に、この情報記録媒体に半導体レーザー光（波長：８
３０ｎｍ、照射パワー：ｌＯｍＷ、ビーム径：　１．６
ｇｍ）を照射して情報の書き込みを行なったのち、半導
体レーザー（波長＝８３０ｎｍ、照射パワー：０．６ｍ
Ｗ、ビーム径：ｌ。

６　ｐ、　ｍ　）を照射して情報の読み取りを行なった
ところ、二値情報が得られた。

［実施例２］実施例１の方法に貰って、順に基板、光吸収層、および
ポリマーブレンドを含む記録層からなる積層体を調製し
、次にこの積層体の記録層の上にアルミニウムを真空蒸
着することにより層厚か１０００又の光反射層を形成し
た。

このようにして、順に基板、光吸収層、ポリマーブレン
ドを含む記録層、光反射層からなる記録部材を二枚調製
し、次いてそれらを実施例１と同しホットメルト型接着
剤を用いて両部材の光反射層が内側となるように接着し
て第２図に示したような構成の情報記録媒体を製造した
。

次に、この情報記録媒体に実施例１と同様にして半導体
レーザー光を照射して情報の読み取りを行なったところ
、高いＳ／Ｎ比て二値情報か得られた。

［実施例３］実施例２において、ポリマーブレンドとしてボリ弗化ビ
ニリデンとポリメチルメタクリレートの組合せのＬＣ３
Ｔ型ポリマーブレンドをジメチルアセトアミド溶液とし
て用いて記録層を設けること以外は実施例１の方法と同
様の処理操作を行なうことにより、同様な構成の情報記
録媒体を製造した。

得られた情報記録媒体に実施例１の方法と同様の操作を
施して情報の書き込みおよび読み取りを行なったところ
、高いＳ／Ｎ比て二値情報か得られた。

［比較例１］実施例１において、基板上に光吸収層を設けないで直接
に記録層を設けること以外は実施例１の方法と同様の処
理を行なうことにより情報記録媒体を製造した。

得られた情報記録媒体に実施例１の方法と同様の操作を
施して情報の書き込みおよび読み増りを行なったところ
、二値情報は得られなかった。

［実施例４］ポリスチレンとポリビニルメチルエーテルの組合せのＬ
Ｃ３Ｔ型ポリマーブレンドのトルエン溶液と、実施例１
と回しシアニン系色素のトリクロルエタン溶液とを充分
に混合して、塗布液を調製した。塗布液中におけるポリ
マーブレンドとシアニン系色素との混合比はＺｏｏ：１
０（重量比）てあった。

トラッキングガイドか設けられた円盤状のセルキャスト
アクリル樹脂基板（外径：１３０ｍｍ、内径：１５ｍｍ
、厚さ：１．２ｍｍ、トラックピッチ：　１．６ｇｍ）
上に、上記塗布液をスピンコード法により塗布したのち
乾燥させて、乾燥膜厚か０．ｌルｍの記録層を設けた。

このようにして、順に基板、および光吸収性物質とポリ
マーブレンドを含む記録層からなる記録部材を二枚調製
し、次いてそれらを実施例１と同じ接着剤を用いて両部
材の光反射層か内側となるように接着して第５図に示し
たような構成の情報記録媒体を製造した。

得られた情報記録媒体に実施例１の方法と同様の操作を
施して情報の書き込みおよび読み取りを行なったところ
、二値情報か得られた。

［実施例５コ実施例４の方法に従って、順に基板、および光吸収性物
質とポリマーブレンドを含む記録層からなる積層体を調
製し、次にこの積層体の記録層の上にアルミニウムを真
空蒸着することにより層厚か１００ＯＸの光反射層を形
成した。

このようにして、順に基板、光吸収層、ポリマーブレン
ドを含む記録層、光反射層からなる記録部材を二枚調製
し、次いでそれらを実施例１と同じホットメルト型接着
剤を用いて両部材の光反射層か内側となるように接着し
て第６図に示したような構成の情報記録媒体を製造した
。

次に、この情報記録媒体・に実施例１と同様にして半導
体レーザー光を照射して情報の読み取りを行なったとこ
ろ、高いＳ／Ｎ比で二値情報か得られた。

［比較例２］実施例４において、光吸収性物質（シアニン系色素）を
用いないこと以外は実施例４の方法と同様の処理を行な
うことにより情報記録媒体を製造した。

得られた情報記録媒体に実施例１の方法と同様の操作を
施して情報の書き込み、および読み取りを行なったとこ
ろ、二値情報は得られなかった。

［実施例６］ポリスチレンとポリビニルメチルエーテルの組合せのＬ
Ｃ３Ｔ型ポリマーブレンドのトルエン溶液と、実施例１
と同じシアニン系色素のジクロルエタン溶液とを充分に
混合して、キャステインク液を調製した。キャスティン
グ液中におけるポリマーブレンドとシアニン系色票との
混合比は１００：　１０　（重量比）であった。

クロムハードコーチしたステンレス製エンドレスベルト
上にこのキャステインク液をキャスティングししたのち
、乾燥させて、乾燥膜厚が１ｏ。

ｇｍの自己支持性の膜状体を形成し、これをベルトから
剥離することにより？弄中隊ミ茫ヒた壕禽口記録シート
を（りた。

このようにして光吸収性物質とポリマーブレンドを含む
記録シートを二枚調製し、次いでそれらを実施例１と回
し接着剤を用いて接着して第７図に示したような構成の
情報記録媒体を製造した。

得られた情報記録媒体に実施例１の方法と同様の操作を
施して情報のどき込みおよび読み取りを行なったところ
、二値情報か得られた。

［実施例７］実施例６の方法に従って、光吸収性物質とポリマーブレ
ンドを含む記録シートを調製し、次にこの記録シートの
上にアルミニウムを真空蒸着することによつ層厚か１０
００又の光反射層を形成した。

このようにして、光吸収性物質とポリマーブレンドを含
む記録シート、および光反射層からなる記録部材を二枚
調製し、次いでそれらを実施例１と同じホットメルト型
接着剤を用いて両部材の光反射層か内側となるように接
着して第８図に示したような構成の情報記録媒体を製造
した。

次に、この情報記録媒体に実施例１と同様にして゛ト導
体し−ザー光を照射して情報の読み取りを行なったとこ
ろ、高いＳ／Ｎ比て二値情報か得られた。

［実施例８］ポリ弗化ビニリデンとポリメチルメタクリレートの組合
せのＬＣ３Ｔ型ポリマーブレンドをジメチルアセトアミ
ドに溶解してキャスティング液を調製した。このキャス
ティング液を用い、実施例５と同様な方法により乾燥膜
厚か１．２ｍｍの自己支持性の記録シートを得た。

次に、実施例１と回しシアニン系色素をエタノール（溶
剤）に溶解して、塗布液を調製した。

この塗布液をスピンコード法により記録シート上に塗布
したのち乾燥させて乾燥膜厚か０．７ｇＩｎの光吸収層
を設けた。

次に、記録シートの光吸収層の上に、アルミニウムを真
空蒸着することにより層厚か１０００又の光反射層を形
成した。

このようにして、ポリマーブレンドを含む記録シート、
光吸収層および光反射層からなる記録部材を二枚調製し
、次いでそれらを実施例１と同じ接着剤を用いて両部材
の光反射層か内側となるように接着して第１０図に示し
たような構成の情報記録媒体を製造した。

得られた情報記録媒体に実施例１の方法と同様の操作を
施して情報の書き込みおよび読み取りを行なったところ
、高いＳ／Ｎ比で二値情報か得られた。

［実施例９］実施例１の方法に従って、順に基板、光吸収層、および
ポリマーブレンドを含む記録層からなる積層体を二枚調
製し、その一方のａ屠体の記録層の上にアルミニウムを
真空蒸着することにより層厚か１０００又の光反射層を
形成した。

このようにして、順に基板、光吸収層、およびポリマー
ブレンドを含む記録層からなる記録部材と、順に基板、
光吸収層、ポリマーブレンドを含む記録層、光反射層か
らなる記録部材をそれぞれ調製し、次いてそれらの周縁
部を固定具を用いて両部材の光反射層か内側となるよう
に接着して第１１図に示したような構成の情報記録媒体
を製造した。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第１５図はそれぞれ、本発明の情報記録媒体の
構成例を示す断面図である。第１６図は、ＬＣ３Ｔ型のポリマーブレンドの相図を示
す。第１７図は、情報の記録および消去におけるポリマーブ
レンドの経時状態変化を示すクラ７である。１１ａ、ｌｌｂ、２１ａ、２１ｂ、３１ａ。３１ｂ、４１ａ、４１ｂ、５１ａ、５１ｂ。６１ａ、６１ｂ、６１ａ、６１ｂ。１１１ａ、１ｌｌｂ、１２１ａ、１２１ｂ。１３１ａ、１３１ｂ：基板１２ａ、　　１２ｂ、　　２２ａ、　　２２ｂ、　　４
２ａ。４２ｂ、　　９２ａ、　　９２ｂ。１０２ａ、　　１０２ｂ、　　１１２ａ、　　１１２ｂ
。１２２ａ、　　１２２ｂ、　　１５２ａ、　　１５２ｂ
：光吸収層１３ａ、１３ｂ、２３ａ、２３ｂ、３３ａ。３３ｂ、４３ａ、４３ｂ、５３ａ、５３ｂ。６３ａ、６３ｂ、７３ａ、７３ｂ、８３ａ。８３ｂ、９３ａ、９３ｂ。１１３ａ、１１３ｂ、１２３ａ、１２３ｂ。１３３ａ、１３３ｂ：記録層７３ａ、７３ｂ、８３ａ、８３ｂ、９３ａ。９３ｂ、１０３ａ、１０３ｂ、１４３ａ。１４３ｂ、１５３ａ、１５３ｂ：記録シート２４ａ、２
４ｂ、４４ａ、４４ｂ、６４ａ。６４ｂ、８４ａ、８４ｂ。１０４ａ、１０４ｂ、１０４ａ、１０４ｂ。１１４．１２４，１３４，１４４，１５４＝光反射層１５、　２５．３５，４５，５５，６５，７５゜８５．
９５，１０５＋接着層特許出願人　富士写真フィルム株式会社代　理　人　弁
理士　　柳　川　泰　男第１図第２図第３図第４図第５図第６図第７図第８図第９図第１０図第１１図第１２図第１３図第１４図第１５図容積分率

Claims

【特許請求の範囲】１。基板、およびこの基板の上に設けられた、温度変化
により相溶状態と相分離状態間で状態変化を起こしうる
ポリマーブレンドからなる記録層と、この記録層に接し
て設けられた光吸収性物質からなる光吸収層を含む積層
体を有する二枚の情報記録部材が、互いに積層体側が対
面するようにして接合されていることを特徴とする情報
記録媒体。２。上記ポリマーブレンドが、６０乃至４００℃の範囲
に、相溶状態と相分離状態間の曇点を有するものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の情報記録
媒体。３。上記ポリマーブレンドが下限臨界共溶温度型ポリマ
ーブレンドであることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の情報記録媒体。４。上記ポリマーブレンドが上限臨界共溶温度型ポリマ
ーブレンドであることを特徴とする特許請求の範囲第１
項記載の情報記録媒体。５。上記光吸収性物質が近赤外領域の光を吸収する色素
であることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の情
報記録媒体。６。少なくとも一方の情報記録部材の積層体の上に光反
射層が設けられていることを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の情報記録媒体。７。二枚の情報記録部材の接合が接着層を介して行なわ
れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
情報記録媒体。８。二枚の情報記録部材の接合が光反射層を介して行な
われていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載
の情報記録媒体。９。基板、およびこの基板の上に設けられた、温度変化
により相溶状態と相分離状態間で状態変化を起こしうる
ポリマーブレンドと光吸収性物質を含む記録層を有する
二枚の情報記録部材が、互いに記録層側が対面するよう
にして接合されていることを特徴とする情報記録媒体。１０。上記ポリマーブレンドが、６０乃至４００℃の範
囲に、相溶状態と相分離状態間の曇点を有するものであ
ることを特徴とする特許請求の範囲第８項記載の情報記
録媒体。１１。上記ポリマーブレンドが下限臨界共溶温度型ポリ
マーブレンドであることを特徴とする特許請求の範囲第
９項記載の情報記録媒体。１２。上記ポリマーブレンドが上限臨界共溶温度型ポリ
マーブレンドであることを特徴とする特許請求の範囲第
９項記載の情報記録媒体。１３。上記光吸収性物質が近赤外領域の光を吸収する色
素であることを特徴とする特許請求の範囲第９項記載の
情報記録媒体。１４。少なくとも一方の情報記録部材の記録層の上に光
反射層が設けられていることを特徴とする特許請求の範
囲第９項記載の情報記録媒体。１５。二枚の情報記録部材の接合が接着層を介して行な
われていることを特徴とする特許請求の範囲第９項記載
の情報記録媒体。１６。二枚の情報記録部材の接合が光反射層を介して行
なわれていることを特徴とする特許請求の範囲第９項記
載の情報記録媒体。１７。温度変化により相溶状態と相分離状態間で状態変
化を起こしうるポリマーブレンドからなる自己支持性の
記録シート、およびこの記録シートに接するように設け
られた光吸収性物質からなる光吸収層とからなる二枚の
情報記録部材が接合されていることを特徴とする情報記
録媒体。１８。上記ポリマーブレンドが６０乃至４００℃の範囲
に、相溶状態と相分離状態間の曇点を有するものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第１７項記載の情報記
録媒体。１９。上記ポリマーブレンドが下限臨界共溶温度型ポリ
マーブレンドであることを特徴とする特許請求の範囲第
１７項記載の情報記録媒体。２０。上記ポリマーブレンドが上限臨界共溶温度型ポリ
マーブレンドであることを特徴とする特許請求の範囲第
１７項記載の情報記録媒体。２１。上記光吸収性物質が近赤外領域の光を吸収する色
素であることを特徴とする特許請求の範囲第１７項記載
の情報記録媒体。２２。少なくとも一方の情報記録部材の記録シートもし
くは光吸収層の上に光反射層が設けられていることを特
徴とする特許請求の範囲第１７項記載の情報記録媒体。２３。二枚の情報記録部材の接合が接着層を介して行な
われていることを特徴とする特許請求の範囲第１７項記
載の情報記録媒体。２４。二枚の情報記録部材の接合が光反射層を介して行
なわれていることを特徴とする特許請求の範囲第１７項
記載の情報記録媒体。２５。温度変化により相溶状態と相分離状態間で状態変
化を起こしうるポリマーブレンドおよび光吸収性物質か
らなる自己支持性の記録シートが接合されていることを
特徴とする情報記録媒体。２６。上記ポリマーブレンドが６０乃至４００℃の範囲
に、相溶状態と相分離状態間の曇点を有するものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第２５項記載の情報記
録媒体。２７。上記ポリマーブレンドが下限臨界共溶温度型ポリ
マーブレンドであることを特徴とする特許請求の範囲第
２５項記載の情報記録媒体。２８。上記ポリマーブレンドが上限臨界共溶温度型ポリ
マーブレンドであることを特徴とする特許請求の範囲第
２５項記載の情報記録媒体。２９。上記光吸収性物質が近赤外領域の光を吸収する色
素であることを特徴とする特許請求の範囲第２５項記載
の情報記録媒体。３０。少なくとも一方の情報記録部材の記録シートの上
に光反射層が設けられていることを特徴とする特許請求
の範囲第２５項記載の情報記録媒体。３１。二枚の情報記録部材の接合が接着層を介して行な
われていることを特徴とする特許請求の範囲第２５項記
載の情報記録媒体。３２。二枚の情報記録部材の接合が光反射層を介して行
なわれていることを特徴とする特許請求の範囲第２５項
記載の情報記録媒体。