JPS6341849Y2 - - Google Patents

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JPS6341849Y2
JPS6341849Y2 JP11519880U JP11519880U JPS6341849Y2 JP S6341849 Y2 JPS6341849 Y2 JP S6341849Y2 JP 11519880 U JP11519880 U JP 11519880U JP 11519880 U JP11519880 U JP 11519880U JP S6341849 Y2 JPS6341849 Y2 JP S6341849Y2
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center
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floats
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は左右のサイドフロートの中央に小さな
センターフロートをその前端を左右サイドフロー
トの連結ロツドを利用して吊下げ配設し、このセ
ンターフロートの後方に苗を植付けるようにする
と共に、植付部昇降装置が左右のサイドフロート
の高さの平均値を検出して感知するようにした田
植機におけるフロート装置に関するものである。
多条植田植機、例えば3条又は5条などの奇数
条植えのものにおけるフロート装置は植付ける条
列の整地均平及び植付時の機体左右バランスを良
好にする等の見地から、一般に中央にセンターフ
ロートを設け、該センターフロートの左右両側に
サイドフロートを配設した3個のフロート構成と
なつており、またこれら3個のフロートのうちセ
ンターフロートのみを植付部昇降装置の感知のフ
ロートとしたものが大半である。
しかし、センターフロートのみを感知フロート
とする場合には、感知力を充分に具備させる等の
見地から、センターフロートの接地面を大きくと
る必要があり、勢いセンターフロートが大型化し
機体フレームへの取付構造も複雑となるばかりで
なく重量が増大し円滑な田面追従性が損なわれる
一方、植付部の大部分を占めるサイドフロート部
分の田面状態が何ら考慮されないこととなるた
め、該部の田面が乱れ凹凸状態がはげしい場合に
はサイドフロート部分の植付深さが大幅に変化し
全体として植付精度を悪くする欠点がある。
特に植付部を乗用型走行部に牽引させるように
した乗用田植機においては、サイドフロートに車
輪跡の跡消し整地作用を行なわせている関係上、
車輪の回動軌跡上にサイドフロートが位置してい
るため、サイドフロート部の田面状態が著しく乱
れているにもかかわらず、田面状態が乱れていな
いセンターフロート接地面を感知しているので上
記欠点が顕著に現れるものである。
また、特に高速走行植付が要望される乗用田植
機においては、センターフロートが大型化すると
サイドフロートとの間の対向間隔が狭くなるの
で、高速走行によるフロート間の泥押し作用によ
り植付精度を低下させる欠点があつた。
本考案は上記の欠点を解消するためなされたも
のであつて、サイドフロートの機体進行方向前部
を機体フレームにリンクを介して夫々昇降自在に
支持し且つ該リンクの支点軸と一体構造の連結ロ
ツドを介して両サイドフロート前部間を連結し、
該連結ロツドに前記サイドフロートより幅狭で短
小に形成したセンターフロートの前部を所定範囲
遊動可能に吊下して左右サイドフロート間の前側
寄りに配設し、その後方に苗を植付けるようにす
ると共に、上記植付部昇降装置の感知部を機幅方
向略中心部に位置して連結ロツドに設けたことに
より、センターフロートを極力小型軽量化し得て
その取付構造を簡略化することができるうえ、植
付部の重量を軽減させることができると共に対向
フロート間の間隔を広くし得て各フロート間の泥
押しによる隣接既植苗への悪影響等を防止するこ
とができるものでありながら、しかも植付部昇降
装置は常に左右両サイドフロートの高さの平均値
を検出・感知し得て、サイドフロート部の田面に
急激な凹凸があつたり、苗載台の左右往復動に伴
う重心移動があつても植付部昇降装置の作動量を
略半分とすることができ、もつて各条の植付深さ
を深浅バラツキをきたすことなく常に略均一深さ
とすることができる田植機におけるフロート装置
を提供しようとするものである。
本考案の構成を図面に示された一実施例につい
て説明すれば、第1図は乗用型の田植機の全体構
造を示したものであつて、前輪1及び後輪2を軸
支とした車体フレーム3の前部にエンジン4を搭
載し、該エンジン4の動力は適宜な動力伝達機構
を介して後輪2に伝達され、車体を前後方向に駆
動するようになつており、エンジン4の後方には
操向ハンドル5aを有する操縦席5が配設され、
これらによつて乗用型の走行車体Aが構成されて
いる。そして走行部Aの後方には平行リンク機構
6を介して植付作業機Bが昇降自在に且つローリ
ング可能に装着されており、該植付作業機Bは油
圧機構からなる植付部昇降装置Cにより自動的に
昇降し、植付深さを所定深さに調整し得るように
なつている。7は植付作業機Bの機体フレームで
あつて、この機体フレーム7は第3図に示す如
く、中間軸を内装した伝動ケース8,8′に該中
間軸に連動連結された伝動チエーンを内装したチ
エーンケース9,9a,9bを一体的に固定して
なるものであつて、該機体フレーム7の上方には
苗載台10がステー10aを介して前傾状に且つ
左右往復動自在に架設されている。Dは上記機体
フレーム7に装着されたフロート装置であつて、
該フロート装置Dは植付作業機Bの幅員方向中央
部下方に設けた平面視略長方形状のセンターフロ
ート11と該センターフロート11を挾んで左右
両側に設けたサイドフロート12,12aの3個
のフロートからなつており、サイドフロート1
2,12aは第3図に示す如く、走行車体Aの車
輪跡aを滑走整地すべく該車輪の回動軌跡に一致
せしめて配設されている。13は植付杆であつ
て、この植付杆13はセンターフロート11の中
心後方に1個、両サイドフロート12,12aの
左右両側に夫々2個計5個配設されていて、伝動
ケース8,8′及びチエンケース9,9a,9b
を介し走行車体A側から伝達された動力により上
下方向に回動し、前記苗載台10に載置されたマ
ツト苗(図示せず)から1株ずつ掻取つて田面に
連続的に植付けるようになつている。
而して上記センターフロート11及びサイドフ
ロート12,12aの後部は夫々リンク14及び
ピン14aを介して機体フレーム7に回動自在に
支持され、また両サイドフロート12,12aの
前部はリンク15,16、ピン15a,16a及
び支点軸17を介し機体フレーム7に昇降自在に
支持されている。18は一方のサイドフロート1
2の前部と他方のサイドフロート12aの前部間
を連結する連結ロツドであつて、該連結ロツド1
8は図示例ではリンク15,16の支点軸17と
一体構造にした場合が示されているが、連結ロツ
ド18は支点軸17と別体構成にしてもよい。1
9はセンターフロート11の前部に立設固定され
たブラケツトであつて、該ブラケツト19には上
下方向に長い長孔19aが開設されていて、該長
孔19aに上記連結ロツド18を貫挿せしめるこ
とによりセンターフロート11の前部を連結ロツ
ド18に遊動自在に吊下するものである。
一方、20は植付部昇降装置Cの感知体であつ
て、該感知体20は植付作業機Bの機幅方向略中
心部に位置して上記連結ロツド18に設けられて
いる。そして、感知体20の上部に設けられた長
孔20aには第2図に示す如く、機体側に回動自
在に枢支されたリンク21の作動ピン21aが摺
動自在に嵌入せしめられており、感知体20が上
下変位することによりリンク21が回動し、ワイ
ヤ等の連結具22を介して植付部昇降装置Cの油
圧バルブを制御するようになつている。
なお、上記本実施例は乗用型の田植機について
説明したが、本考案はセンターフロートと該セン
ターフロートの左右両側にサイドフロートを有す
るものであれば乗用型に限らず歩行型の田植機に
ついても採用し得ることは勿論である。
次に本考案の作用について説明する。植付作業
時においては、乗用車体Aに牽引された植付作業
機Bはフロート装置Dにより田面を整地滑走しな
がら植付杆13で苗載台10上に載置されたマツ
ト苗(図示せず)から1株ずつ掻取つて田面の苗
植付位置に連続的に植付けるものである。この場
合、サイドフロート12,12aは乗用車体Aの
車輪1,1,2,2の回動軌跡上に配設されてお
り、第3図に示す如く左右両車輪の通過跡a,a
を整地しながら滑走するが、植付作業中、田面又
は耕盤の一部に急激な凹凸があると、該凹凸部側
のサイドフロート12又は12aの前部がそれに
追従してピン14aを支点として昇降し、両サイ
ドフロート12,12aの前部の高さが異つてく
る。
而るに本考案においては、両サイドフロート1
2,12aの前部間が連結ロツド18で連結され
ると共に植付部昇降装置Cの感知部は機幅方向略
中心部に位置して連結ロツドに設けられているか
ら、感知部は常に左右のサイドフロート12,1
2aの高さの平均値を検出・感知することにな
り、従つて田面又は耕盤の一部に急激な凹凸があ
つても植付部昇降装置Cの作動量は約半分となる
ため、フロート装置Dは非常に滑らかに滑走し、
優れた田面追従性能を発揮する。
また、苗載台10の左右往復動による機体の重
心移動等があると片側のサイドフロート12又は
12aに多くの負荷がかかつて該部のサイドフロ
ートの沈下量が多くなり易く、そのためいずれか
一方のサイドフロートに感知部を設けた場合に
は、片側が必要以上に浮上つたり、他側が深く沈
んだりする不都合があるが、本考案は両サイドフ
ロート12,12aを感知フロートとし、しかも
両フロートの変位量の平均値を検出するようにし
たものであるから、多条植であつても植付深さに
深浅バラツキが生ずることなく、各条の植付深さ
は常に均一となる。
更に、凹凸の激しい車輪跡を整地滑走する両サ
イドフロート12,12aの連結ロツド18に比
較的凹凸の少ない田面を滑走するセンターフロー
ト11の前部を遊動支持しているので連結ロツド
18にはセンターフロート11の荷重が余りかか
らず、そのためセンターフロート11が感知作用
に悪影響を及ぼすことを防止し得て、感知作用は
常に適正に保持されることになる。
更に本考案は従来と異なり、センターフロート
11で感知するものではないので、センターフロ
ート11の大きさ(接地面積)は植付田面を滑走
整地できる程度のものであればよく、従つて、セ
ンターフロート11の長さ及び幅員を極力小さく
することができしかもその取付構造も簡略化し得
て植付作業機全体の軽量化を図ることができるう
え、センターフロート11の小型化と相俟つて、
センターフロート11とサイドフロート12,1
2a間の対向間隔を広く設定し得て、田面走行中
の各フロートの泥押し作用をなくすことができる
ので植付精度を大幅に向上させることができる。
また、感知体20の支持部材となる連結ロツド
18を両サイドフロート12,12aのリンク支
点軸17と一体構造とし、しかも該連結ロツド1
8を介してセンターフロート11の前部を吊下支
持しているので構成部材を極力少なくし得て簡単
且つ軽量に構成することができる。
上記したように本考案は、機幅方向中央部下方
に設けたセンターフロートと該センターフロート
を挾んで左右両側に設けたサイドフロートとから
なるフロート装置を植付部昇降装置に連動連結し
て植付深さを自動的に調節し得るようにした田植
機において、上記サイドフロートの機体進行方向
前部を機体フレームにリンクを介して夫々昇降自
在に支持し且つ該リンクの支点軸と一体構造の連
結ロツドを介して両サイドフロート前部間を連結
し、該連結ロツドに前記サイドフロートより幅狭
で短小に形成したセンターフロートの前部を所定
範囲遊動可能に吊下して、左右サイドフロート間
の前側寄りに配設しその後方に苗を植付けるよう
にすると共に、上記植付部昇降装置の感知部を機
幅方向略中心部に位置して連結ロツドに設けたも
のであるから、センターフロートに感知機能を具
備させることは全く不要となり、センターフロー
トを極力小型・軽量に形成することができるう
え、センターフロートの機体フレームに対する取
付構造を簡略化し得て植付部全体の重量を大幅に
軽減することができ、しかもセンターフロートの
小型化と相俟つて、該センターフロートとサイド
フロート間の間隔を広く設定し得て、各フロート
間の泥押しによる隣接既植苗への悪影響等を防止
することができるものでありながら、植付杆の大
部分を占めるサイドフロート部分の田面状態を検
出することができ、しかも常に左右両サイドフロ
ートの高さの平均値を検出・感知し得て、サイド
フロート滑走面に急激な凹凸があつたり、苗載台
の左右往復動に伴う機体の重心移動があつても植
付部昇降装置の作動量を略半分とすることがで
き、もつて各条の植付深さを深浅バラツキをきた
すことなく、常に略均一深さにし得て、植付精度
を大幅に高めることができる等極めて有用な実用
的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は本考案を装備した乗用型田植機の全体側
面図、第2図は要部の側面図、第3図は要部の平
面図、第4図は要部の縦断面図、第5図はセンタ
ーフロート部の側面図である。 図中、7は機体フレーム、11はセンターフロ
ート、12,12aはサイドフロート、15,1
6はリンク、17はリンク支点軸、18は連結ロ
ツド、Cは植付部昇降装置、Dはフロート装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 機幅方向中央部下方に設けたセンターフロート
    と該センターフロートを挟んで左右両側に設けた
    サイドフロートとからなるフロート装置を植付部
    昇降装置に連動連結して植付深さを自動的に調節
    し得るようにした田植機において、前記サイドフ
    ロートの機体進行方向前部を機体フレームにリン
    クを介して夫々昇降自在に支持し且つ該リンクの
    支点軸と一体構造の連結ロツドを介して両サイド
    フロート前部間を連結し、該連結ロツドに前記サ
    イドフロートより幅狭で短小に形成したセンター
    フロートの前部を所定範囲遊動可能に吊下して左
    右サイドフロート間の前側寄りに配設し、その後
    方に苗を植付けるようにすると共に、上記植付部
    昇降装置の感知部を機幅方向略中心部に位置して
    連結ロツドに設けたことを特徴とする田植機にお
    けるフロート装置。
JP11519880U 1980-08-15 1980-08-15 Expired JPS6341849Y2 (ja)

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JP11519880U JPS6341849Y2 (ja) 1980-08-15 1980-08-15

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JPS5743011U JPS5743011U (ja) 1982-03-09
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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH07102022B2 (ja) * 1985-08-05 1995-11-08 井関農機株式会社 苗植機
JP2537728B2 (ja) * 1992-01-28 1996-09-25 東洋エクステリア株式会社 屋外ゲ―ト上吊り折畳み戸の安定走行下端ロ―ラ―装置
JPH0824461B2 (ja) * 1993-02-04 1996-03-13 井関農機株式会社 苗植機

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JPS5743011U (ja) 1982-03-09

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