JPS6341767B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6341767B2 JPS6341767B2 JP15163180A JP15163180A JPS6341767B2 JP S6341767 B2 JPS6341767 B2 JP S6341767B2 JP 15163180 A JP15163180 A JP 15163180A JP 15163180 A JP15163180 A JP 15163180A JP S6341767 B2 JPS6341767 B2 JP S6341767B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- hollow cylindrical
- hollow cylinder
- mounting member
- diaphragm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002131 composite material Substances 0.000 claims description 7
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 6
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 4
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 11
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 9
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 7
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 3
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 2
- 239000004952 Polyamide Substances 0.000 description 1
- 229920002647 polyamide Polymers 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は自動車用として好適な複合エンジンマ
ウントに関するものである。
ウントに関するものである。
自動車用エンジンマウントには、路面の凹凸な
どによつてエンジンが揺動するのを抑制するため
変位量の大なる低周波変位入力を吸収し、またエ
ンジン振動が車室へ伝幡して車室内騒音が高まる
のを抑制するため変位量の小さな高周波変位入力
も吸収する特性が必要である。
どによつてエンジンが揺動するのを抑制するため
変位量の大なる低周波変位入力を吸収し、またエ
ンジン振動が車室へ伝幡して車室内騒音が高まる
のを抑制するため変位量の小さな高周波変位入力
も吸収する特性が必要である。
この必要性に応えるべく開発されたのが複合エ
ンジンマウントであり、エンジンとフレーム間に
介在させるゴムなどの弾性部材にこの弾性部材の
高さ変化により作用する液圧式減衰機構を内蔵さ
せたものである。しかしながら、低周波変位入力
を十分に吸収させるべく液圧式減衰機構の減衰力
を大きく得ようとすると、液圧による弾性部材の
膨張が激しく、結局は大きな減衰力が得られない
問題を生じた。この問題に対し、従来では弾性部
材の外側に金属環を固着することにより弾性部材
の膨張を抑制していたが、金属環の固着は弾性部
材のバネ定数を大幅に増大させるので、弾性部材
のバネ定数を高周波変位入力の吸収に適した小さ
な値に保持しつつ弾性部材の膨張を抑制すること
は困難であつた。
ンジンマウントであり、エンジンとフレーム間に
介在させるゴムなどの弾性部材にこの弾性部材の
高さ変化により作用する液圧式減衰機構を内蔵さ
せたものである。しかしながら、低周波変位入力
を十分に吸収させるべく液圧式減衰機構の減衰力
を大きく得ようとすると、液圧による弾性部材の
膨張が激しく、結局は大きな減衰力が得られない
問題を生じた。この問題に対し、従来では弾性部
材の外側に金属環を固着することにより弾性部材
の膨張を抑制していたが、金属環の固着は弾性部
材のバネ定数を大幅に増大させるので、弾性部材
のバネ定数を高周波変位入力の吸収に適した小さ
な値に保持しつつ弾性部材の膨張を抑制すること
は困難であつた。
本発明は弾性部材のバネ定数が小でありながら
弾性部材の膨張が少ない複合エンジンマウントを
得ることを目的とする。
弾性部材の膨張が少ない複合エンジンマウントを
得ることを目的とする。
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する
ことにより本発明を明らかにする。第1,2図の
一実施例において、複数エンジンマウント1はゴ
ムなどの弾性材料より成る中空筒体2を有する。
この中空筒体2の両端には枠板3,4が加硫接着
されており、その枠板3にはエンジン側取付部材
5がボルト6により固着され、また枠板4にはフ
レーム側取付部材7がボルト8によつて固着され
ている。エンジン側取付部材5は枠板3に接する
周縁部よりも上方へ押し出された中央部中心に取
付ボルト9を固着しており、フレーム側取付部材
7も中心に取付ボルト10を固着している。
ことにより本発明を明らかにする。第1,2図の
一実施例において、複数エンジンマウント1はゴ
ムなどの弾性材料より成る中空筒体2を有する。
この中空筒体2の両端には枠板3,4が加硫接着
されており、その枠板3にはエンジン側取付部材
5がボルト6により固着され、また枠板4にはフ
レーム側取付部材7がボルト8によつて固着され
ている。エンジン側取付部材5は枠板3に接する
周縁部よりも上方へ押し出された中央部中心に取
付ボルト9を固着しており、フレーム側取付部材
7も中心に取付ボルト10を固着している。
枠板3とエンジン側取付部材5の中央部と周縁
部間の段部とはゴムなどの弾性材料より成るダイ
ヤフラム11とその下側の仕切板12の周縁部を
気密的に挾着・固定しており、中空筒体2、エン
ジン側取付部材5及びフレーム側取付部材7の三
者で取り囲まれた空間は、中空筒体2の内側の第
1作動液室13と、この第1作動液室13に仕切
板12のオリフイス14を介して連通する第2作
動液室15と、気体の入つた体積補正室16とに
区分されている。
部間の段部とはゴムなどの弾性材料より成るダイ
ヤフラム11とその下側の仕切板12の周縁部を
気密的に挾着・固定しており、中空筒体2、エン
ジン側取付部材5及びフレーム側取付部材7の三
者で取り囲まれた空間は、中空筒体2の内側の第
1作動液室13と、この第1作動液室13に仕切
板12のオリフイス14を介して連通する第2作
動液室15と、気体の入つた体積補正室16とに
区分されている。
中空筒体2は、略く字形に成形されその中央部
の径が両端部の径よりも小となる如く勾配が付与
されており、更に中央部外側には中空筒体2の弾
性材料よりもヤング率の大きい材料、例えば金属
からなる環体17が加硫接着されている。
の径が両端部の径よりも小となる如く勾配が付与
されており、更に中央部外側には中空筒体2の弾
性材料よりもヤング率の大きい材料、例えば金属
からなる環体17が加硫接着されている。
以上の如き構成においては、変位量の大なる低
周波変位入力が入力として複合エンジンマウント
1の高さが減じる時、第1作動液室13の液圧が
上昇して中空筒体2の径を膨張させようとする
が、中空筒体2の中央部の膨張は環体17により
規制されている上、中空筒体2の中央部と両端間
に付与されているテーパにより中空筒体2は上下
より圧縮されることにより内径側へ弾性変形しよ
うとするので、中空筒体2の液圧による膨張はさ
ほど発生しない。従つて複合エンジンマウント1
の高さ減少はその大半が第1作動液室13の容積
減少となり、第1作動液室13の高圧液がオリフ
イス14を通して第2作動液室15へ押し出さ
れ、ここに大きな減衰力が発生する。この大きな
減衰力によつて低周波変位入力が良好に吸収され
る。
周波変位入力が入力として複合エンジンマウント
1の高さが減じる時、第1作動液室13の液圧が
上昇して中空筒体2の径を膨張させようとする
が、中空筒体2の中央部の膨張は環体17により
規制されている上、中空筒体2の中央部と両端間
に付与されているテーパにより中空筒体2は上下
より圧縮されることにより内径側へ弾性変形しよ
うとするので、中空筒体2の液圧による膨張はさ
ほど発生しない。従つて複合エンジンマウント1
の高さ減少はその大半が第1作動液室13の容積
減少となり、第1作動液室13の高圧液がオリフ
イス14を通して第2作動液室15へ押し出さ
れ、ここに大きな減衰力が発生する。この大きな
減衰力によつて低周波変位入力が良好に吸収され
る。
上述の如く中空筒体2の膨張は少ないところで
はあるが、中空筒体2のバネ定数を大幅に増大さ
せる環体17は中央部のみに設けられているだけ
で、しかも、中空筒体2は略く字形に成形され勾
配が付与されているため、中空筒体2のバネ定数
は中空筒体2に勾配を付与する替りに環体17の
両側にこれと同じ環体を設ける場合に比べてはる
かに小さい。従つて、高周波変位入力も良好に吸
収されるものである。
はあるが、中空筒体2のバネ定数を大幅に増大さ
せる環体17は中央部のみに設けられているだけ
で、しかも、中空筒体2は略く字形に成形され勾
配が付与されているため、中空筒体2のバネ定数
は中空筒体2に勾配を付与する替りに環体17の
両側にこれと同じ環体を設ける場合に比べてはる
かに小さい。従つて、高周波変位入力も良好に吸
収されるものである。
第3,4図の他実施例は、中空筒体102の外
周の環体117と枠板103,104間に中空筒
体102の材料よりもヤング率が高い材料、例え
ばポリエステル繊維やポリアミド繊維で編成して
成る環状基布118を加硫接着した点で第1,2
図の実施例と異る。環状基布118は中空筒体1
02の膨張に対しては強く抵抗するが、中空筒体
102の高さ変化に対しては殆んど抵抗を示さな
い。このため、中空筒体102のバネ定数は第1
図の中空筒体2のバネ定数と略同等でありながら
中空筒体102の膨張は中空筒体2の膨張に比べ
て大幅に減少し、減衰力が増大する。
周の環体117と枠板103,104間に中空筒
体102の材料よりもヤング率が高い材料、例え
ばポリエステル繊維やポリアミド繊維で編成して
成る環状基布118を加硫接着した点で第1,2
図の実施例と異る。環状基布118は中空筒体1
02の膨張に対しては強く抵抗するが、中空筒体
102の高さ変化に対しては殆んど抵抗を示さな
い。このため、中空筒体102のバネ定数は第1
図の中空筒体2のバネ定数と略同等でありながら
中空筒体102の膨張は中空筒体2の膨張に比べ
て大幅に減少し、減衰力が増大する。
尚、第3図において、第1,2図の実施例の構
成部材に対応する構成部材は第1,2図の実施例
説明で用いた符号に100又は200を加えた符
号で示してある。
成部材に対応する構成部材は第1,2図の実施例
説明で用いた符号に100又は200を加えた符
号で示してある。
以上、二実施例を説明したが、本発明は中空筒
体の膨張を基本的には中空筒体に勾配を付与する
と共に1個の環体を使用することにより抑制した
点に特徴があるもので、低周波変位入力と高周波
変位入力の両方を吸収できる。
体の膨張を基本的には中空筒体に勾配を付与する
と共に1個の環体を使用することにより抑制した
点に特徴があるもので、低周波変位入力と高周波
変位入力の両方を吸収できる。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図
はその平面図、第3図は他実施例の縦断面図、第
4図は第3図中の環状基布の斜視図である。 1,101……複合エンジンマウント、2,1
02……中空筒体、5,105……エンジン側取
付部材、7,107……フレーム側取付部材、1
1……ダイヤフラム、12……仕切板、13……
第1作動液室、14……オリフイス、15……第
2作動液室、16……体積補正室、17……環
体。
はその平面図、第3図は他実施例の縦断面図、第
4図は第3図中の環状基布の斜視図である。 1,101……複合エンジンマウント、2,1
02……中空筒体、5,105……エンジン側取
付部材、7,107……フレーム側取付部材、1
1……ダイヤフラム、12……仕切板、13……
第1作動液室、14……オリフイス、15……第
2作動液室、16……体積補正室、17……環
体。
Claims (1)
- 1 弾性材料より成る中空筒体の一端及び他端に
エンジン側取付部材及びフレーム側取付部材をそ
れぞれ固着し、この三者により取り囲んだ空間は
弾性材料より成るダイヤフラムとオリフイス付き
仕切板とによつて中空筒体の内側でかつ仕切板の
一側の第1作動液室と、仕切板の他側とダイヤフ
ラムの一側間の第2作動液室と、ダイヤフラムの
他側の体積補正室とに区分し、中空筒体は略く字
形に成形され一端及び他端の内径及び外径に対し
て中央部の内径及び外径が小さくなるよう勾配が
付与されると共に、中空筒体の中央部に中空筒体
の材料より高いヤング率の材料から成る環体を固
着して成る複合エンジンマウント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15163180A JPS5777224A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Compound engine mount |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15163180A JPS5777224A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Compound engine mount |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5777224A JPS5777224A (en) | 1982-05-14 |
JPS6341767B2 true JPS6341767B2 (ja) | 1988-08-18 |
Family
ID=15522756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15163180A Granted JPS5777224A (en) | 1980-10-29 | 1980-10-29 | Compound engine mount |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5777224A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60175835A (ja) * | 1984-02-22 | 1985-09-10 | Honda Motor Co Ltd | 流体入りマウント |
EP0187188A3 (de) * | 1984-12-08 | 1988-09-28 | Audi Ag | Zugbegrenzer |
-
1980
- 1980-10-29 JP JP15163180A patent/JPS5777224A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5777224A (en) | 1982-05-14 |
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