JPH0135959Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0135959Y2 JPH0135959Y2 JP13230583U JP13230583U JPH0135959Y2 JP H0135959 Y2 JPH0135959 Y2 JP H0135959Y2 JP 13230583 U JP13230583 U JP 13230583U JP 13230583 U JP13230583 U JP 13230583U JP H0135959 Y2 JPH0135959 Y2 JP H0135959Y2
- Authority
- JP
- Japan
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- support member
- side support
- liquid
- cylindrical body
- hollow cylindrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 14
- 238000005192 partition Methods 0.000 claims description 8
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 5
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 2
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、たとえば自動車のエンジンをフレー
ムに弾性的に支持する液体封入式マウントに関す
る。
ムに弾性的に支持する液体封入式マウントに関す
る。
従来より用いられる液体封入式マウントは、第
1図および第2図に示すようになつている。すな
わち、1はゴム材料のごとき弾性材料からなる中
空筒体であつて、この一端面は金属もしくは合成
樹脂材料からなる平板状の受け側支持部材2が加
流接着のような手段をもつて固着される。他端面
は金属もしくは合成樹脂材料からなるオリフイス
付仕切板3を介して同材料からなる凸状の取付側
支持部材4が固着される。上記中空筒体1はその
両端面を受け側支持部材2と取付側支持部材4と
で閉塞されることとなり、その内部は上記オリフ
イス付仕切板3と、弾性材料からなるダイヤフラ
ム5とで閉塞される。受け側支持部材2と中空筒
体1およびオリフイス付仕切板3とで囲繞される
空間を第1作動液室6、上記仕切板3とダイヤフ
ラム5とで囲繞される空間を第2作動液室7、ダ
イヤフラム5と取付側支持部材4とで囲繞される
空間を体積補正室8と称する。第1、第2作動液
室6,7には液体を封入し、体積補正室8には気
体を収容する。上記仕切板3にはオリフイス9が
一体的に設けられているので、第1、第2作動液
室6,7の液体は自由に往来できる。このように
して構成されるマウントMは、たとえばフレーム
Fに取付側支持部材4が固定され、受け側支持部
材2はエンジンEに固定される。
1図および第2図に示すようになつている。すな
わち、1はゴム材料のごとき弾性材料からなる中
空筒体であつて、この一端面は金属もしくは合成
樹脂材料からなる平板状の受け側支持部材2が加
流接着のような手段をもつて固着される。他端面
は金属もしくは合成樹脂材料からなるオリフイス
付仕切板3を介して同材料からなる凸状の取付側
支持部材4が固着される。上記中空筒体1はその
両端面を受け側支持部材2と取付側支持部材4と
で閉塞されることとなり、その内部は上記オリフ
イス付仕切板3と、弾性材料からなるダイヤフラ
ム5とで閉塞される。受け側支持部材2と中空筒
体1およびオリフイス付仕切板3とで囲繞される
空間を第1作動液室6、上記仕切板3とダイヤフ
ラム5とで囲繞される空間を第2作動液室7、ダ
イヤフラム5と取付側支持部材4とで囲繞される
空間を体積補正室8と称する。第1、第2作動液
室6,7には液体を封入し、体積補正室8には気
体を収容する。上記仕切板3にはオリフイス9が
一体的に設けられているので、第1、第2作動液
室6,7の液体は自由に往来できる。このように
して構成されるマウントMは、たとえばフレーム
Fに取付側支持部材4が固定され、受け側支持部
材2はエンジンEに固定される。
しかして、自動車の走行時など振動にともなつ
てエンジンEへの繰返えし荷重がマウントMにか
かると、中空筒体1はその直径が拡張−収縮し、
第1作動液室6の液体がオリフイス9を介して第
2作動液室7に押し出され、また押し戻される。
このためダイヤフラム5は拡張−収縮し、第2作
動液室7の容積は増減し、体積補正室8の容積も
増減する。したがつて、中空筒体1は弾性作用を
なし、内封液体は減衰作用をなして振動を吸収す
ることとなる。
てエンジンEへの繰返えし荷重がマウントMにか
かると、中空筒体1はその直径が拡張−収縮し、
第1作動液室6の液体がオリフイス9を介して第
2作動液室7に押し出され、また押し戻される。
このためダイヤフラム5は拡張−収縮し、第2作
動液室7の容積は増減し、体積補正室8の容積も
増減する。したがつて、中空筒体1は弾性作用を
なし、内封液体は減衰作用をなして振動を吸収す
ることとなる。
ところで、上記中空筒体1は、その内径と外径
とが同心円状に形成されているため、円周方向に
沿つて均一な肉厚(t1=t2)であり、自動車の走
行方向である前後方向と左右方向とが同一ばね定
数に決定される。しかるに、上記振動は自動車の
走行によつて生じるため、ピツチングやローリン
グなど、前後方向と左右方向その他複雑な方向に
荷重としてかかる。防振設計思想としては、上記
ピツチングやローリングによる振動が共振する
と、さらに振動が増大するため、これらの関係を
断つ、いわゆる非連成化を図る必要がある。しか
しながら、従来の中空筒体1は前後方向と左右方
向とのばね定数が全て同一に決定されているの
で、非連成化の障害となつている。
とが同心円状に形成されているため、円周方向に
沿つて均一な肉厚(t1=t2)であり、自動車の走
行方向である前後方向と左右方向とが同一ばね定
数に決定される。しかるに、上記振動は自動車の
走行によつて生じるため、ピツチングやローリン
グなど、前後方向と左右方向その他複雑な方向に
荷重としてかかる。防振設計思想としては、上記
ピツチングやローリングによる振動が共振する
と、さらに振動が増大するため、これらの関係を
断つ、いわゆる非連成化を図る必要がある。しか
しながら、従来の中空筒体1は前後方向と左右方
向とのばね定数が全て同一に決定されているの
で、非連成化の障害となつている。
本考案は上記事情に着目してなされたものであ
り、その目的とするところは、中空筒体のたとえ
ば前後方向と左右方向とのばね定数を自由に設定
することにより、非連成化を図れるようにした液
体封入式マウントを提供しようとするものであ
る。
り、その目的とするところは、中空筒体のたとえ
ば前後方向と左右方向とのばね定数を自由に設定
することにより、非連成化を図れるようにした液
体封入式マウントを提供しようとするものであ
る。
以下、本考案の一実施例を第3図および第4図
にもとづいて説明する。ただし、後述する中空筒
体10を除き、他の部分は全て第1、第2図に示
す従来構造と同一であるので同番号を付して説明
を省略する。すなわち、上記中空筒体10はその
外周面が真円状であり、内周面が楕円状である。
したがつて、前後方向に沿つて厚い肉厚t1であ
り、左右方向に沿つて薄い肉厚t2となる。これら
肉厚t1,t2は、非連成化を図り得る最適値に設定
する。
にもとづいて説明する。ただし、後述する中空筒
体10を除き、他の部分は全て第1、第2図に示
す従来構造と同一であるので同番号を付して説明
を省略する。すなわち、上記中空筒体10はその
外周面が真円状であり、内周面が楕円状である。
したがつて、前後方向に沿つて厚い肉厚t1であ
り、左右方向に沿つて薄い肉厚t2となる。これら
肉厚t1,t2は、非連成化を図り得る最適値に設定
する。
しかして、自動車の走行にともなう振動を中空
筒体10と内封液体とが吸収する。また、中空筒
体10は前後方向と左右方向との肉厚t1,t2が、
互いの方向の振動に対する最適のばね定数を得て
いるので、ピツチングとローリングとの振動共振
を防止し、非連成化を得る。
筒体10と内封液体とが吸収する。また、中空筒
体10は前後方向と左右方向との肉厚t1,t2が、
互いの方向の振動に対する最適のばね定数を得て
いるので、ピツチングとローリングとの振動共振
を防止し、非連成化を得る。
なお、上記実施例においては、中空筒体10の
前後方向の肉厚t1を左右方向の肉厚t2よりも厚く
したが、これに限定されるものではなく、状況に
よつてはこの逆もあり得る。
前後方向の肉厚t1を左右方向の肉厚t2よりも厚く
したが、これに限定されるものではなく、状況に
よつてはこの逆もあり得る。
以上説明したように本考案によれば、中空筒体
の肉厚を円周方向に沿つて異ならせたから、所定
の方向の中空筒体のばね定数を自由に設定できる
こととなり非連成化が得られ、従来より優れた防
振設計の実現に寄与する効果がある。
の肉厚を円周方向に沿つて異ならせたから、所定
の方向の中空筒体のばね定数を自由に設定できる
こととなり非連成化が得られ、従来より優れた防
振設計の実現に寄与する効果がある。
第1図は本考案の従来例を示す液体封入式マウ
ントの平面図、第2図は第1図A−O−B線に沿
う縦断面図、第3図は本考案の一実施例を示す液
体封入式マウントの平面図、第4図は第3図
A′−O−B′線に沿う縦断面図である。 10……中空筒体、2……受け側支持部材、4
……取付側支持部材、3……オリフイス付仕切
板、5……ダイヤフラム。
ントの平面図、第2図は第1図A−O−B線に沿
う縦断面図、第3図は本考案の一実施例を示す液
体封入式マウントの平面図、第4図は第3図
A′−O−B′線に沿う縦断面図である。 10……中空筒体、2……受け側支持部材、4
……取付側支持部材、3……オリフイス付仕切
板、5……ダイヤフラム。
Claims (1)
- 弾性材料よりなる中空筒体の一端を受け側支持
部材、他端を取付側支持部材で閉塞し、これら三
者により囲繞する空間をオリフイス付仕切板およ
び弾性材料からなるダイヤフラムとで仕切り、上
記オリフイス付仕切板の両側空間に流体を封入し
たものにおいて、上記中空筒体はその肉厚を円周
方向に沿つて異ならせたことを特徴とする液体封
入式マウント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13230583U JPS6040840U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 液体封入式マウント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13230583U JPS6040840U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 液体封入式マウント |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6040840U JPS6040840U (ja) | 1985-03-22 |
JPH0135959Y2 true JPH0135959Y2 (ja) | 1989-11-01 |
Family
ID=30298821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13230583U Granted JPS6040840U (ja) | 1983-08-29 | 1983-08-29 | 液体封入式マウント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6040840U (ja) |
-
1983
- 1983-08-29 JP JP13230583U patent/JPS6040840U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6040840U (ja) | 1985-03-22 |
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