JPS6340891Y2 - - Google Patents

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JPS6340891Y2
JPS6340891Y2 JP9176782U JP9176782U JPS6340891Y2 JP S6340891 Y2 JPS6340891 Y2 JP S6340891Y2 JP 9176782 U JP9176782 U JP 9176782U JP 9176782 U JP9176782 U JP 9176782U JP S6340891 Y2 JPS6340891 Y2 JP S6340891Y2
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JP
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base
rod
antenna
antenna rod
rotating base
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JP9176782U
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JPS58194510U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のような車両に用いるアンテナ
に関するものである。
前記のようなアンテナとして、車体のピラー上
端部付近に固定される取付ベースと、この取付ベ
ースに節動可能に装着された回動ベースと、この
回動ベースに基端部が取付けられ途中からく字状
に折曲されたアンテナロツドとを備えたものが知
られている。この車両用アンテナは、アンテナロ
ツドが半剛性単一材で長く、またこのロツドが弾
性変形を利用して車両屋根のレインレールに固定
したホルダに係止された不使用状態と、このホル
ダから外して回動ベースを取付ベースに対して節
動させて車両屋根上に起立させた使用状態にして
いるため、アンテナロツドが折曲され二傾斜面を
有していることと相まつて、アンテナロツドが走
行中に受ける風圧の加わり方が従来のモノポール
アンテナでは考えられなかつた振れを発生し、複
雑な方向性と、大きな振れを招いていた。したが
つて、長いアンテナロツドを使用する場合には、
洗車時等の考慮から着脱可能でなければならぬ
が、アンテナロツドの基端部を通常の手段で回動
ベースに固定したのでは、このアンテナに対して
は経時的に緩みが生じ易く、アンテナロツド方向
性が狂つて役立たなくなるという問題がある。
この考案は、前述した問題を解決しようとする
ものであつて、回動ベースにアンテナロツドの基
端部を長期間にわたつて緩む恐れがなく、確実に
固定できる車両用アンテナを提供することを目的
としている。
この目的を達成するために、本考案は、前述の
ような車両用アンテナにおいて、アンテナロツド
の基端部に突出させた舌片を回動ベースのロツド
挿通孔壁に形成した係合溝に係合させ、かつ前記
アンテナロツドに基端側が小径となるテーパ付き
の締付駒を外装し、アンテナロツドに嵌合した締
付ねじ体を回動ベースに締付け、締付ねじ体によ
つて前記挿通孔壁に設けたテーパ面に前記締付駒
のテーパ部を圧着させてアンテナロツドを挟持す
るようにしたことを特徴としている。
以下、本考案の一実施例を図について説明す
る。
第1図中、符号1はワゴン車の車体、2はフロ
ントピラーであり、このピラー2の上端部付近に
は後述するように取付ベース3が固定され、この
ベース3に回動ベース4が装着され、回動ベース
4にはロツドアンテナ5の基端部が嵌合固定され
ている。
すなわち、第1図乃至第9図(特に第5図、第
6図)に示すように、取付ベース3は、固定金具
6の下方にアースプレート7を配置し、かつ固定
金具6の中心突起6aに給電ケーブル8の芯線8
aを接続し、さらにアースプレート7の抱持部7
aにケーブルアース線8bをかしめ結合した状態
で、合成樹脂を一体成形したものである。取付ベ
ース3の下方突起3aにゴム製のクツシヨン座9
を嵌合させ、クツシヨン座9を前記ピラー2の外
面に支持させ、取付ベース3の孔に上方から挿通
した固定ねじ10でピラー2に取付ベース3を固
定する。取付ベース3の下方突起3aはピラー2
の孔から車体内側に突出し、この突出端から給電
ケーブル8がさらに延出し、延出端部にはラジオ
セツトへの差込みプラグ(図示せず)が設けてあ
る。なお、前記アースプレート7は金属板をプレ
スで打抜き曲げ加工したもので、前記固定ねじ1
0を締付けた時にこれらの頭部がアースプレート
7の孔7b周辺部に圧接し、かつ固定ねじ10の
ねじ部のピラー2への螺合でアースをとつてい
る。
前記取付ベース3の上方に固定金具6の筒状部
6bが突出し、この筒状部6bの上端部には対向
する切欠溝6cが形成してあり、これらに位置決
めばね11をこれの中央突起部11aと両端部1
1bとを係合させて、筒状部6bに嵌合させてあ
る。前記回動ベース4の基部4aを、取付ベース
3上に支持して固定金具6の筒状部6bに回動可
能に嵌合させ、かつ枢着ねじ12でワツシヤ13
を介して固定金具6に枢着させてある。回動ベー
ス4の基部4aの内周面には第7図、第8図に示
すように40度の角度間隔で3個ずつの節動用溝4
bを相対向して形成し、節動用溝4bに位置決め
ばね11の前記突起部11aが係脱可能に係合し
て、回動ベース4が節動するように構成してあ
る。
前記回動ベース4の基部4aからロツド固定部
4cが一体に突出し、この固定部4cに形成した
ロツド挿通孔4dにアンテナロツド5の基端部を
嵌挿し、この基端部の軸方向の2個所で周方向に
2個ずつ対向する位置にプレス加工で打出した舌
片5aが、前記挿通孔4d壁に形成した係合溝4
eに係合して、アンテナロツド5の回動ベース4
に対する回動を拘束している。アンテナロツド5
の舌片5aより先端側に締付駒14が嵌合させて
あり、締付駒14は軸方向に沿うスリツト14a
を有し、かつアンテナロツドの基端側から小径と
なるテーパ部14bが形成してある。そして、ア
ンテナロツド5に嵌合させた金属製の締付ねじ体
15をロツド挿通孔4dの開口部に形成したねじ
孔4gにねじ嵌合させて締付けることにより、締
付ねじ体15によつて締付駒14のテーパ部14
bをロツド挿通孔4d壁に形成したテーパ面4f
(第10図も参照)に圧着させて、締付駒14を
縮径することにより、アンテナロツド5を狭圧保
持して軸方向に固定すると共に、その回動ベース
4に対する微小ながたつきを防止している。な
お、締付ねじ体15の外周面には対向する2面に
回転締付工具で挾むための平面部15aが形成し
てある。
前記アンテナロツド5は、締付ねじ体15から
突出した部分がく字状に折曲しており、先端部に
飾り玉16が固定してある。第1図乃至第3図、
第11図に示すように、合成樹脂の成形品からな
るホルダ17が車体1の屋根に設けたレインレー
ル18に係合され、ホルダ17下面に押え板19
をボルト20またはこれとナツトで固定して、ホ
ルダ17と押え板19でレインレール18を挾着
することにより、このレール18にホルダ17が
固定してある。前記ホルダ17の上部にはフツク
17aと支持台17bとが形成してあり、これら
の間に係脱可能にアンテナロツド5の先端部5b
を係合するようにしてある。
この実施例の車両アンテナは、第1図に示すよ
うに、取付ベース3をフロントピラー2の上端部
に固定し、給電ケーブルを前記ピラー2内を挿通
してラジオセツトに接続し、またアンテナロツド
5が細長い半剛性の単一素材からなり、基端部上
方からく字状に折曲した形状になつている。そし
て、不使用時には、位置決めばね11の突起部1
1aが中間の節動用溝4bに係合して回動ベース
4を位置決めし、前記ピラー2からレインレール
18に至る彎曲した形状に平行するようにベース
4の基部4a中心からアンテナロツド5を沿わ
せ、その先端部5bはホルダ17に係止してい
る。この状態では、車体の彎曲形状にアンテナを
沿設するのに加えて前記ホルダ17のフツク17
aにアンテナロツド5の先端部が若干弾性変形し
て係合されており、車両の走行時、風圧抵抗も少
なく、かつ走行振動によるアンテナロツド5の揺
れが発生しないように支持され、また不使用時の
収納デザインが好ましいものとなつている。また
受信時にはアンテナロツド5をホルダ17から外
し、回動ベース4と共に40度の角度だけ摩擦に抗
して起すと、位置決めばね11の突起部11aが
片側の節動用溝4bに係合して停止する。この使
用状態ではアンテナロツド5は折曲げられている
ために、車体1のピラー2面などから離れた位置
で起立する。したがつて、従来のピラーアンテナ
と称してピラーに沿設されるタイプのアンテナロ
ツドでは、これが使用時に車体面と接近している
ので、リアクタンス成分が大きくなつて不遊容量
をもちカーラジオとの不整合を著しく大きくして
しまい、アンテナとしての性能が悪いという欠点
がある、この実施例ではピラーの上端部に取付
け、かつ長尺のアンテナロツドを使用することが
可能であり、しかも使用状態ではアンテナロツド
がく字状に折曲しているために、車体の金属面か
らロツドを十分に離すことができ、従来のものの
ような欠点がない。
また、使用状態で車両を後退させて車庫入れす
るような時に、起立したアンテナロツドが障害物
に接触して曲がつたり、折損したりする不慮の事
故を防止するために、アンテナロツド5に強い力
が作用すると、位置決めばね11の突起部11a
が節動用溝4bから外れて前方に回転し、車体1
の屋根に近い高さまで傾動可能になる。この際、
アンテナロツド5に衝突した外力はその折曲部に
よつて回動部に伝わるトルクが弱くなり、一定の
外力に対しては回動ベース4が回動し易くなるの
で、アンテナロツド5が基端部から折損する事故
も防止できる。
さらに、固定金具6の筒状部6bに1対の対抗
する切欠溝6cを設け、切欠溝6cに弾性金属板
を打抜き、かつ塑性変形させた位置決めばね11
の突起部11aと両端部11bとを係合させ、前
記ばね11を筒状部6bに嵌合させて、その外周
から突起部11aを通常は突出させ、回転ベース
4に設けた複数個所の節動用溝4bとの係脱およ
び回転ベース4の基部4a内周部と突起部11a
との弾性摩擦回転により、回転係合が円滑に行な
われ、従来のボールとスプリングとを用いた節動
機構に比べて、構造が簡単であると共に、回動軸
方向の長さ、すなわち車体からの突出高さが短か
くてすみ、欧米の安全規格による突出部の制限を
満足でき、しかも回動ベース4を取付ベース3に
強い保持力で保持できる。
なお、強い保持力が得られないと、走行時の風
や振動で保持が緩んだり、がたついたりする不具
合があるが、この実施例では、ロツドアンテナ5
の基端部に設けた舌片5aと回動ベース4の挿通
孔4d壁に設けた係合溝4eとの係合およびロツ
ドアンテナ5に設けた締付駒14の前記挿通孔4
d壁へのテーパ嵌合となる締付ねじ体15での挾
着の2重の係合固定としたので、前述したように
経時的に緩み易いロツドアンテナと回動ベースと
の固定を、長期間にわたつて緩む恐れなく、強固
に維持できるという利点がある。
なお、本考案において締付駒はアンテナロツド
に常時固定しても、締付ねじ体の締付けにより縮
径してアンテナロツドに固定するようにしてもよ
い。
また、前記実施例では節動用溝4bを3つずつ
40度の角度間隔にして対向形成したのは、左ハン
ドル、右ハンドル車でアンテナの取付位置が逆に
なるので、これらに共用可能にするためである
が、左、右ハンドル車の専用品にすれば2つずつ
の節動用溝を対向させればよい。さらに、位置決
めばね11は回動ベース4の回動に際して固定金
具6の筒状部6b外周面まで押込まれるが、前記
ばね11の内部に空間があるので、この空間に第
12図に示す形状の発泡ゴムその他のゴム筒体2
1を嵌合すると、ばね11に追従してゴム筒体2
1が弾性変形でき、かつ節動時のばね11の軸方
向へのがたつきを抑えることができると共に、ば
ね11の突起部11aが節動用溝4bに係脱する
音をゴム筒体21で吸音させて、消音させること
ができる。
以上説明したように、本考案の車両用アンテナ
は、アンテナロツドの基端部と回動ベースとの固
定が、前記ロツドの舌片と回動ベースの挿通孔壁
の係合溝との係合、およびロツドに設けた締付駒
の回動ベースへの締付ねじ体の締付けによるこの
ねじ体と挿通孔壁との挾着、さらに締付駒と挿通
孔壁とのテーパ嵌合により、長期間にわたつて緩
む恐れなく、強固に行なえるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は車体に
取付けた状態の概略斜視図、第2図は要部の平面
図、第3図はホルダ部を分解した斜視図、第4図
は第1図の−線に沿う拡大断面図、第5図は
取付部の分解斜視図、第6図は取付部の縦断面
図、第7図は第6図の−線矢視断面図、第8
図は回動ベースの斜め下方からみた斜視図、第9
図は回動ベースとアンテナロツドとの固定部を示
す一部を断面とした底面図、第10図は第9図の
−線に沿う回動ベースの断面図、第11図は
ホルダの取付状態を示す一部を断面した正面図、
第12図はゴム筒体の斜視図である。 1……車体、2……フロントピラー、3……取
付ベース、4……回動ベース、4d……ロツド挿
通孔、4e……係合溝、4f……テーパ面、5…
…ロツドアンテナ、5a……舌片、6……固定金
具、6c……切欠溝、11……位置決めばね、1
1a………突起部、14……締付駒、14b……
テーパ部、15……締付ねじ体、17……ホル
ダ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に固定される取付ベースと、この取付ベー
    スに回動可能に装着された回動ベースと、この回
    動ベースに基端部が取付けられて起立自在となる
    アンテナロツドとを備え、このアンテナロツドの
    基端部に突出させた舌片を回動ベースのロツド挿
    通孔壁に形成した係合溝に係合させ、前記アンテ
    ナロツドに基端側が小径となるテーパ付きの締付
    駒を設け、アンテナロツドに嵌合した締付ねじ体
    を回動ベースに締付け、締付ねじ体によつて前記
    挿通孔壁に設けたテーパ面に前記締付駒のテーパ
    部を圧着させたことを特徴とする車両用アンテ
    ナ。
JP9176782U 1982-06-18 1982-06-18 車両用アンテナ Granted JPS58194510U (ja)

Priority Applications (1)

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JP9176782U JPS58194510U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 車両用アンテナ

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JP9176782U JPS58194510U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 車両用アンテナ

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Publication Number Publication Date
JPS58194510U JPS58194510U (ja) 1983-12-24
JPS6340891Y2 true JPS6340891Y2 (ja) 1988-10-26

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ID=30100046

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JP9176782U Granted JPS58194510U (ja) 1982-06-18 1982-06-18 車両用アンテナ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003105275A1 (ja) * 2002-06-03 2003-12-18 株式会社ヨコオ アンテナ装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003105275A1 (ja) * 2002-06-03 2003-12-18 株式会社ヨコオ アンテナ装置
US7071893B2 (en) 2002-06-03 2006-07-04 Yokowo Co., Ltd Antenna device
CN100401581C (zh) * 2002-06-03 2008-07-09 株式会社友华 天线装置

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JPS58194510U (ja) 1983-12-24

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