JPS6317717Y2 - - Google Patents

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JPS6317717Y2
JPS6317717Y2 JP1982024800U JP2480082U JPS6317717Y2 JP S6317717 Y2 JPS6317717 Y2 JP S6317717Y2 JP 1982024800 U JP1982024800 U JP 1982024800U JP 2480082 U JP2480082 U JP 2480082U JP S6317717 Y2 JPS6317717 Y2 JP S6317717Y2
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JP
Japan
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ball
washer
hole
support arm
notch
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JP1982024800U
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JPS57148547U (ja
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、車体に取付けた支持アームに対して
ミラーを支持するミラーハウジング等の支持部材
を傾動自在に取付けるための玉継手機構に関す
る。
公知のこの種の機構のひとつとして、例えばプ
リズムミラーを使用した防眩式後視鏡において
は、ミラーハウジングを傾動自在に枢支するブラ
ケツトと支持アームとの間の次のような玉継手機
構が採用されている。すなわち、ブラケツトには
支持アーム先端部に設けられたボールの首部は挿
通できるがボールの最大径部は挿通できない透孔
が開設され、この透孔によつてボールの首部方向
の球面を受承させるとともに、ブラケツトに取付
けた板ばねによつてこのボールをブラケツトに対
して押圧するという機構が採用されているのであ
る。
ところが、このような機構においては、支持ア
ームとボールとを予め一体のものとして成形した
場合には、ボールの最大径部が透孔を通過できな
いため、組立てることができない。このため、ボ
ールは支持アームとは別の部材として製作され、
透孔に首部を挿通した後にネジ等によつて支持ア
ームに取付けるという面倒な操作を行なつてい
る。このような点を改善するため、支持アームと
ボールとを一体のものとして形成しておき、その
ボールを支持体により抱持した後、該支持体をミ
ラーハウジングに形成した取付座に嵌入させ、ボ
ールを板バネによつてハウジングに圧接させるよ
うにした玉継手機構が提供されている。(実公昭
47−1229号公報参照。) この提案によれば、前記のような面倒な操作を
行なうことなく容易に組立てることができる。し
かし、ステーおよびボールはダイカストにより一
勢成型されるのが一般的であつて、その場合、割
型境界線上に所謂バリが生じやすく、このバリを
除去しないと円滑な角度調整を行うことができな
い。
本考案の目的は、面倒な操作を行なわないで容
易に組立てることができるようにすることは勿論
であるが、特に、支持アーム・ボールをダイカス
トによつて一体成型した場合の割型境界線上に現
われる所謂バリがあつても円滑な角度調整を行な
うことができ、かつ、トルク調整を円滑かつ容易
に行なうことができる玉継手機構を提供すること
にある。
次に、本考案の一実施例について図面を参照し
て説明する。
この実施例はプリズムミラーを使用した防眩式
室内後視鏡において使用する玉継手機構である。
すなわち、この後視鏡は玉継手機構以外は公知の
構造を有しており、車体に取付けた支持アーム1
と、この支持アームに対して本考案の玉継手機構
を介して取付けられたブラケツト2と、このブラ
ケツトに枢支されるとともにプリズムミラー4を
支持するハウジング3と、このハウジング3とブ
ラケツト2との間に設けられた角度切換部材5と
からなつている。ブラケツト2はハウジング3の
内部に収納されており、支持アーム1の先端部は
ハウジング3の背面に開設された透孔31を緩挿
してブラケツト2に接続されている。
支持アーム1の先端部には首部11aを介して
ボール11が一体に設けられている。ブラケツト
2にはボール11の最大径よりも少しだけ大きな
内径を有する円形の透孔21が開設されていて、
ボール11はこの透孔21にハウジング背面方向
からミラー方向へと挿通される。そして、この透
孔21はハウジング背面方向の径が小さく、ミラ
ー方向の径が大きいようなテーパ形に形成されて
いる。
この透孔21にはワツシヤ6が嵌合している。
このワツシヤ6は透孔21にミラー方向からぴつ
たりと嵌合されてハウジング背面方向にはそれ以
上移動し得ないように、透孔21の内壁のテーパ
形の形状に適合するテーパ形の外形を有してい
る。また、そのミラー側の端部にはブラケツト2
の表面に係合するフランジ61が形成されてい
る。このワツシヤ6はボール11の径に等しい径
を有する凹入球面状の内形を有している。そし
て、この内形はボール11をミラー方向から受容
し得るようにミラー方向に開いた半球面の一部と
して形成されている。また、このワツシヤ6の下
部は切欠かれて、切欠62が形成されている。こ
の切欠62はボール11の首部11aの径と略々
等しい幅を有している。したがつて、この切欠6
2に首部11aを挿通した後、ボール11をハウ
ジング背面方向に引くことによつて、ボール11
はワツシヤ6によつて受承されるとともに、ワツ
シヤ6がブラケツト2の透孔21に嵌合すること
となる。このとき、首部の挿通が容易なように、
切欠62の外側の隅角部62aは丸められてい
る。また、ワツシヤの内面の切欠62に対向する
上部にはハウジング背面に垂直な沿直面に沿う溝
63が形成されている。なお、切欠62はボール
11の首部11aの径よりも小さいものであつて
も、ワツシヤ6が弾性のある合成樹脂等でつくら
れている場合には、切欠62を少し押し広げて首
部11aを挿通することができるので、差しつか
えない。
透孔21の内壁の下方部には突起21aが設け
られていて、この突起21aがワツシヤ6の切欠
62に嵌合するように構成されている。この結
果、ワツシヤ6は容易に位置決めされるととも
に、嵌合後におけるブラケツト2に関する回転を
防止される。
ブラケツト2のミラー方向の表面上には、板ば
ね7が取付けられる。この板ばねはボール11に
対応する部分に球面状に凹入した部分を有してお
り、この凹入部でボール11をブラケツト2方向
に押しつけるようにして、ねじ71によつてブラ
ケツト2に対して締付けられる。この結果、ボー
ル11はミラー方向への移動を阻止されるととも
に、ワツシヤ6にぴつたりと受承されて、ブラケ
ツト2を傾動可能に支持することとなる。このと
き、ねじ71の締付の強弱によつて、ボール11
の表面とワツシヤ6及び板ばね7との間の摩擦力
すなわち玉継手機構のトルクを円滑かつ容易に調
整することができる。すなわち、本考案において
は、ブラケツト2の透孔21とワツシヤ6とがテ
ーパーで嵌合しており、かつ、ワツシヤ6の下部
の切欠62が形成されているので、ねじ7の締付
力によつてワツシヤーの外径が変化して玉継手機
構のトルクを任意所望の如く設定することができ
る。
このようにして構成された玉継手機構において
は、前述したようにワツシヤ6が切欠62への突
起21aの嵌合によつてブラケツト2に関する回
転を阻止されているので、安定した角度調節性能
を有している。また、ボール11が支持アーム1
と一体に成型される場合には、支持アーム・ボー
ルがダイカスト成形によつてつくられるのが一般
的であり、かつその割型の境界線が鉛直面上に現
われるのが一般的であるから、切欠62及び溝6
3が上下に対向して位置するように位置付けてお
くことにより、割型境界線上に現われる成形材の
はみ出し部分、いわゆる「バリ」がワツシヤ6の
受承面に直接当たることを避けることができる。
したがつて、滑らかな角度調節性能が一層高めら
れるとともに、「バリ」の除去に必要以上の神経
をつかうことがなくなる。また、このように切欠
62及び溝63が上下に対向して位置するように
すれば、上下方向の角度調節時における摩擦力が
左右方向の角度調節時における摩擦力よりもやや
小さくなり、ミラーの視界調整時における上下方
向の操作性と左右方向の操作性とが均一に近くな
る。なぜならば、ミラーの上下方向の視界調整時
における作用点とボール中心との距離が左右方向
の視界調整時における作用点とボール中心との距
離よりも短かいからである。さらに、ワツシヤ6
を合成樹脂から射出成形によつてつくる場合に
は、全体として環状の部材であるにもかかわら
ず、切欠62が設けられているため、樹脂注入点
から左方向に回り込む材料と右方向に回り込む材
料との接合点、いわゆる「ウエルドライン」が発
生せず、強度のひずみから生じるクラツクを防止
できる。
このように、本考案の玉継手機構によれば、ボ
ールと支持アームとを一体のものとしてつくつた
場合でも組立てが容易であるばかりでなく、その
支持アーム・ボールをダイカストによつて一体成
型した場合の割型境界線上に現われるバリがあつ
ても円滑な角度調節を行なうことができ、かつ、
玉継手機構のトルクを任意所望の如く円滑かつ容
易に設定することができる効果がある。
なお、本考案の玉継手機構は、実施例に示した
ような防眩式後視鏡における支持アームとブラケ
ツトとの間だけでなく、通常の後視鏡における支
持アームとハウジングとの間においても適用でき
ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は後視
鏡の一部破断正面図、第2図は第1図の−線
断面図、第3図はワツシヤにボールの首部を挿通
するときの状態を示す説明図である。 1……支持アーム、11……ボール、11a…
…首部、2……ブラケツト(支持部材)、21…
…透孔、21a……突起、6……ワツシヤ、62
……切欠、63……溝、7……板ばね。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体に取付けた支持アームの先端部にはボール
    が設けられ、ミラーを支持する支持部材には前記
    ボールが挿通できる透孔が開設され、この透孔は
    支持アーム方向に小さく逆方向に開いたテーパ形
    に形成され、この透孔には環状のワツシヤが支持
    アームとは逆方向から嵌合され、このワツシヤは
    前記透孔のテーパ形の内形に適合するテーパ形の
    外形を有するとともに、前記ボールを受承し得る
    球面状の内形を有しており、支持部材にはワツシ
    ヤに受承されたボールを支持アーム方向に押圧す
    る板ばねが取付けられ、前記ワツシヤにはボール
    の首部が挿通できる切欠と溝とが上下に対向して
    設けられており、前記透孔内壁には前記ワツシヤ
    の切欠に嵌合する突起が形成されている後視鏡用
    玉継手機構。
JP1982024800U 1982-02-25 1982-02-25 Expired JPS6317717Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982024800U JPS6317717Y2 (ja) 1982-02-25 1982-02-25

Applications Claiming Priority (1)

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JP1982024800U JPS6317717Y2 (ja) 1982-02-25 1982-02-25

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Publication Number Publication Date
JPS57148547U JPS57148547U (ja) 1982-09-18
JPS6317717Y2 true JPS6317717Y2 (ja) 1988-05-19

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ID=29822512

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS471229U (ja) * 1971-01-11 1972-08-12

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JPS471229U (ja) * 1971-01-11 1972-08-12

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