JPS6340679B2 - - Google Patents

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JPS6340679B2
JPS6340679B2 JP56159440A JP15944081A JPS6340679B2 JP S6340679 B2 JPS6340679 B2 JP S6340679B2 JP 56159440 A JP56159440 A JP 56159440A JP 15944081 A JP15944081 A JP 15944081A JP S6340679 B2 JPS6340679 B2 JP S6340679B2
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JP
Japan
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group
bis
triphenylmethane
amine
dyes
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Application number
JP56159440A
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English (en)
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JPS5862092A (ja
Inventor
Makoto Asano
Kyoharu Hasegawa
Hiroyuki Akahori
Michihiro Tsujimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Priority to AU80200/82A priority patent/AU545767B2/en
Priority to US06/347,415 priority patent/US4384871A/en
Priority to ES82509564A priority patent/ES509564A0/es
Priority to CA000396372A priority patent/CA1173647A/en
Priority to KR828200669A priority patent/KR860000463B1/ko
Priority to EP82101138A priority patent/EP0058430B1/en
Priority to BR8200821A priority patent/BR8200821A/pt
Priority to DE8282101138T priority patent/DE3267734D1/de
Publication of JPS5862092A publication Critical patent/JPS5862092A/ja
Publication of JPS6340679B2 publication Critical patent/JPS6340679B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/124Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein using pressure to make a masked colour visible, e.g. to make a coloured support visible, to create an opaque or transparent pattern, or to form colour by uniting colour-forming components
    • B41M5/132Chemical colour-forming components; Additives or binders therefor
    • B41M5/136Organic colour formers, e.g. leuco dyes
    • B41M5/1366Organic colour formers, e.g. leuco dyes characterised solely by tri (aryl or hetaryl)methane derivatives

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Color Printing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、着色を防止した記録材料用色素マイ
クロカプセル液に関するものである。具体的に
は、感圧複写紙などの記録材料として使用される
着色を防止した電子供与性色素の疎水性溶剤溶液
のマイクロカプセル液に関するものである。 感圧複写紙はカーボン紙を使用しない複写紙
(ノーカーボン紙)として事務合理化やコンピユ
ーターの普及に伴い、近年著しく生産量が増加
し、今後共需要の一層の増大が見込まれている。 そもそも感圧複写紙はクリスタルバイオレツト
ラクトン(以下、CVLと略記する)と酸性白土
の呈色反応に示唆を得て、電子供与性色素溶液の
マイクロカプセル化技術の完成により商品化され
た。 近年、色素、顕色剤、色素溶剤、マイクロカプ
セル、塗工技術などの技術改良により感圧複写紙
の性能は着実に向上してきた。 電子受容性顕色剤としては、当初より使用され
ている酸性白土類に加え、フエノールホルムアル
デヒド重合体、フエノール・ホルムアルデヒド重
合体の金属変性物、置換サリチル酸またはそれら
の多価金属塩などの酸性物質が提案され、実用化
されている。 一方、電子供与性色素としては、(1)CVLに代
表される各種のフタリド系色素、(2)各種のフルオ
ラン系色素、(3)各種のアザフタリド系色素、(4)ア
シルロイコフエノチアジン系色素、(5)フタラン系
色素、(6)ジフエニルメタン系色素、(7)トリフエニ
ルメタン系色素などが多数提案され、顕色剤の推
移とともに、当初より使用されているCVL、ベ
ンゾイルロイコメチレンブルー(BLMB……ア
シルロイコフエノチアジン系色素)のほかに各種
のフタリド系色素、フルオラン系色素が実用化さ
れ、青色に加えて赤、緑、黒、黄などの各種色相
に発生する感圧複写紙が実用化されるに至つた。 これらの色素は疎水性溶剤に溶解したのち、各
種のマイクロカプセル化方法、すなわち、初期か
ら使用されているゼラチン膜コアセルベーシヨン
法マイクロカプセルに加え、更に、品質、作業性
を改良した各種の合成樹脂膜を用いるマイクロカ
プセル法(例えば、ウレアホルムアルデヒド樹脂
膜、メラミンホルムアルデヒド樹脂膜、ポリアミ
ド樹脂膜など)によりマイクロカプセル化され感
圧複写紙に実用化されている。 しかしながら、前記の酸性顕色剤と各種色素と
を組合せた感圧複写紙は、筆記、タイプライター
打圧などによりすみやかに、かつ濃色に発色する
が、発色像の保存堅牢度(耐光堅牢度、耐熱堅牢
度、耐溶剤性堅牢度等)が低く、光暴露時、可塑
剤などの極性溶剤との接触時、高温保存時などに
発色像が消失し、判読不可能となる大きな欠点を
有し、その改善を強く望まれていたものである。 感圧複写紙発色像の堅牢度を改良する技術とし
て、トリフエニルメタン系色素に代表されるメチ
ン系色素の使用が提案されている(特公昭46−
16052、特開昭50−20808号)。 これらのトリフエニルメタン系色素に代表され
るメチン系色素と酸性顕色剤(例えば、酸性白土
などの粘土系顕色剤、フエノール縮合物系顕色剤
など)とを用いた感圧複写紙は発色速度は遅いが
極めて濃色に発色し、かつその発色像は、CVL
などのフタリド系色素、フルオラン系色素−酸性
顕色剤系の発色像に比較して、著しく堅牢度に優
れているという特徴を有するものである。 しかしながら、これらのメチン系色素は(a)保存
に対して不安定で光化学的反応により着色するも
のが多く、また、(b)感圧複写紙に適用するため、
これらの色素を疎水性溶剤に溶解したあと、ゼラ
チン−アラビアゴムのコンプレツクスコアセルベ
ーシヨン法カプセル化やIn−situ重合法ポリウレ
ア膜カプセル化などの各種の方法によりマイクロ
カプセル液とするに際して、著しく着色するもの
が多く、更に、(c)該マイクロカプセル液を塗布し
た感圧複写紙も着色して、一般紙と異なる印象を
与える等の欠点があるため、実用化が困難とされ
ていた。 本発明者らは、このようなメチン系色素の記録
材料への応用について鋭意検討した結果、一般式
() (式中、Xは置換基を有することもあるフエニル
基、ナフチル基、インドリル基、β−スチリル
基、ピリジル基、ピリミジル基、ピラジル基を、
R1〜R6はアミノ基、置換アミノ基、低級アルキ
ル基、シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低
級ハロアルキル基、ハロゲン原子または水素原子
を示し、また、R7、R8は水素原子、ハロゲン原
子、低級アルコキシ基を示し、R7とR8が結合し
て環を形成してもよい。かつ分子内の中心メチン
基に対してパラ位に少なくとも1個の置換アミノ
基を有する)で表わされるメチン系色素を疎水性
高沸点溶剤中に溶解させたのち、各種の方法によ
り天然もしくは合成高分子膜壁に被覆された微小
油滴のマイクロカプセル液化の工程において、金
属イオン封鎖剤と一般式()、 (式中、Rは低級アルキレン基またはポリ(オキ
シアルキレン)基を示し、また、R′、R″は水素
原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アリ
ール基、アラルキル基、アシル基、ω−ヒドロキ
シアルキルポリオキシアルキレン基、またはω−
ヒドロキシアルキルポリオキシアルキレン基の低
級アルキルエーテルを示し、R′とR″が結合して
環を形成してもよい)で表わされるアルカノール
アミン類とを共存させることにより、マイクロカ
プセル液の不都合な着色が抑制されること、更に
はこのマイクロカプセル液を塗布して得た感圧複
写紙も塗布面の着色がまつたくなく、保存性、光
暴露時、高温暴露時における紙面の着色傾向が極
めて少なく、品質的にすぐれていることを見出し
本発明に到達した。 本発明のマイクロカプセル液に使用される記録
材料用色素は、前記の一般式()で表わされる
メチン系色素であり、具体的には次のような化合
物があげられる。 (A) トリアミノトリフエニルメタン系色素とし
て、4,4′,4″−トリス−ジメチルアミノ−ト
リフエニルメタン、4,4′,4″−トリス−ジエ
チルアミノ−トリフエニルメタン、4,4′−ビ
スメチルアミノ−4″−ジメチルアミノ−トリフ
エニルメタン、4,4′−ビス−ジメチルアミノ
−4″−メチルアミノ−トリフエニルメタン、
4,4′−ビス−ジエチルアミノ−4″−エチルア
ミノ−トリフエニルメタン、4,4′−ビス−ジ
エチルアミノ−4″−アミノ−トリフエニルメタ
ン、4,4′−ビスジメチルアミノ−3″−メチル
−4−アミノ−トリフエニルメタン、4,4′−
ビスジメチルアミノ−3″−メチル−4−メチル
アミノ−トリフエニルメタン、4,4′,4″−ト
リスフエニルアミノ−トリフエニルメタン、
4,4′,4″−トリス(N−メチル−N−フエニ
ル−アミノ)トリフエニルメタン、4,4′−ビ
スモルホリノ−4″−ジメチルアミノトリフエニ
ルメタン、4,4′,4″−トリス−ジメチルアミ
ノ−2,2′−ジメチル−トリフエニルメタン、
4,4′,4″−トリス−ジメチルアミノ−3,
3′−ジメチル−トリフエニルメタン、4,4′,
4″−トリス−ジメチルアミノ−2−メトキシ−
トリフエニルメタン、4,4′,4″−トリスージ
メチルアミノ−3−メチル−トリフエニルメタ
ン、4,4′−ビスジメチルアミノ−4″−N−ベ
ンジルアミノ・トリフエニルメタン、4,4′−
ビス−ジメチルアミノ−4″−N−ベンジルアミ
ノ−3″−メトキシトリフエニルメタン、4,
4′−ビス−ジメチルアミノ−4″−N−ベンジル
アミノ−3″−メチルトリフエニルメタン、4,
4′−ビス−ジメチルアミノ−3″−クロル−4″−
N−ベンジルアミノトリフエニルメタン、4,
4′−ビス−ジメチルアミノ−4″−(N−ベンジ
ル−N−メチルアミノ)トリフエニルメタン、
4,4′−ビス−ジメチルアミノ−4″−(N−O
−クロルベンジル−N−メチルアミノ)トリフ
エニルメタン、4,4′−ビス−ジメチルアミノ
−4″−(N−p−クロルベンジル−N−メチル
アミノ)トリフエニルメタン、4,4′−ビス−
ジメチルアミノ−4″−(N−p−メチルベンジ
ル−N−メチル)トリフエニルメタン、4,
4′−ビス−ジメチルアミノ−4″−(N,N−ジ
ベンジルアミノ)トリフエニルメタン、4,
4′−ビス−ジメチルアミノ−4″−(N−フエニ
ル−N−メチルアミノ)トリフエニルメタン、
4,4′−ビス−ジメチルアミノ−4″−モルホリ
ノ−トリフエニルメタン、4,4′−ビス−N−
ベンジルアミノ−4″−ジメチルアミノ−トリフ
エニルメタン、4,4′−ビス(N−ベンジル−
N−メチルアミノ)−4″−ジメチルアミノトリ
フエニルメタン、4,4′−ビス(N−P−クロ
ルベンジル−N−メチルアミノ)−4″−ジメチ
ルアミノ−トリフエニルメタン、4,4′−ビス
(N−P−ブロムベンジル−N−エチルアミノ)
−4″−ジエチルアミノ−トリフエニルメタン、
4,4′−ビス−ピロリジル−4″−ジメチルアミ
ノトリフエニルメタン、4,4′−ビス(N−O
−クロルベンジル−N−メチルアミノ)−4″−
ジメチルアミノ−トリフエニルメタン、4,
4′−ビス−ピロリジル−4″(N−ベンジル−N
−メチルアミノ)トリフエニルメタン、3,
3′−ジクロル−4,4′−ビス(N−ベンジルア
ミノ)−4″−ジメチルアミノ−トリフエニルメ
タン、4,4′−ビス(N−p−メチルベンジル
−N−メチルアミノ)−4″−ジメチルアミノ−
トリフエニルメタン、4,4′−ビス(N−p−
メチルベンジル−N−エチルアミノ)−4″−ジ
イソプロピルアミノ−トリフエニルメタン、
3,3−ジメチル−4,4′−ビス(p−メチル
ベンジルアミノ)−4″−ジメチルアミノトリフ
エニルメタン、3,3−ジメチル−4,4′−ビ
ス(N−ベンジルアミノ)−4″−ジトチルアミ
ノ−トリフエニルメタン、3,3−ジブチル−
4,4′−ビス−N−ベンジルアミノ−4″−ジエ
チルアミノ−トリフエニルメタン等、 (B) ジアミノトリフエニルメタン色素として、
4,4′−ビス−ジメチルアミノ−トリフエニル
メタン、4,4′−ビス−ジメチルアミノ−4″−
メチル−トリフエニルメタン、4,4′−ビス−
(N−ベンジル−N−エチルアミノ)トリフエ
ニルメタン、4,4′−ビスジメチルアミノ−2
−クロル−トリフエニルメタン、4,4′−ビス
イソプロピルアミノ−3″−ブロモトリフエニル
メタン、4,4′−ビスジメチルアミノ−4″−メ
トキシトリフエニルメタン、4,4′−ビスジメ
チルアミノ−4″−エトキシトリフエニルメタ
ン、4,4′−ビスジメチルアミノ−3″−メチル
−4″−メトキシトリフエニルメタン、4,4′−
ビスジメチルアミノ−3″−メチル−4″−エトキ
シトリフエニルメタン、4,4′−ビスジメチル
アミノ−3″,4″−ジメトシトリフエニルメタ
ン、4,4′−ビスジメチルアミノ−2″,4″−ジ
メトキシトリフエニルメタン、4,4′−ビス−
ジエチルアミノ−3″−エチル−4″−エトキシ−
トリフエニルメタン、4,4′−ビスメチルアミ
ノ−3,3′−ジメチル−3″−ブチル−4″−ブト
キシ−トリフエニルメタン、4,4′−ビス−ジ
メチル−3″−ブチル−4″−ブトキシ−トリフエ
ニルメタン、4,4′−ビス−ジメチルアミノ−
3″−シクロヘキシル−4″−メトキシ−トリフエ
ニルメタン、4,4′−ビス−プロピルアミノ−
3″−フエニル−4′−プロポキシ−トリフエニル
メタン、4,4′−ビス(N−ベンジル−N−メ
チルアミノ)−3″−プロピル−4′−メトキシト
リフエニルメタン、4,4′−ビス(N−ベンジ
ル−N−メチルアミノ)−3″−メチル−4″−エ
トキシトリフエニルメタン、4,4′−ビス−N
−ピロリジル−3″−メチル−4″−メトキシ−ト
リフエニルメタン、4,4′−ビス−N−ピペリ
ジル−3″−メチル−4″−エトキシ−トリフエニ
ルメタン、4,4′−ビス(ジメチルアミノ)−
3″−tertブチル−4″−メトキシ−トリフエニル
メタン、4,4′−ビス(ジメチルアミノ)−3″,
4″,5″−トリメトキシトリフエニルメタン等、 (C) モノアミノトリフエニルメタン系色素とし
て、4,4′−ジメトキシ−4″−ジメチルアミノ
トリフエニルメタン、4,4′−ジメトキシ−
3″−メチル−4″−メチルアミノトリフエニルメ
タン、4,4″−ジエトキシ−4″−ジエチルアミ
ノトリフエニルメタン、4,4″−ジメトキシ−
4″−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)トリ
フエニルメタン、3,3′−ジメチル−4,4′−
ジメトキシ−4″−ジメチルアミノトリフエニル
メタン、4,4′−ジメトキシ−4″−ピロリジノ
トリフエニルメタン、4,4′−ジメチル−4″−
ジエチルアミノトリフエニルメタン、4−メト
キシ−4′−ジメチルアミノ−トリフエニルメタ
ン等、 (D) ナフチルジフエニルメタン系色素として、ビ
ス(4−ジエチルアミノフエニル)−4′−N−
フエニルアミノナフチル−1′−メタン、ビス
(4−ジメチルアミノフエニル)−4′−エチル−
ナフチル−1′−メタン、ビス(4−ジメチルア
ミノフエニル)−4′−メトキシ−ナフチル−
1′−メタン、ビス(4−N−ベンジル−N−メ
チルアミノフエニル)−3′,4′−ジエトキシ−
ナフチル−1′−メタン、ビス(4−プロピルア
ミノフエニル)−4′−メトキシナフチル−2−
メタン、ビス(4−ジメチルアミノフエニル−
4′−ジメチルアミノナフチル−1−メタン、ビ
ス(3,4−ジエトキシフエニル)−4′−(N−
ベンジル−N−メチル)アミノ−ナフチル−1
−メタン等、 (E) ジフエニル−β−スチリルメタン色素とし
て、ビス(4−ジメチルアミノフエニル)−β
−スチリルメタン、ビス(3−メチル−4〔N
−フエニルアミノ〕フエニル)−β−スチリル
メタン、ビス(4〔N−ベンジル−N−メチル
アミノ〕フエニル)−β−スチリルメタン、ビ
ス(4−ジメチルアミノフエニル)−β−(4′−
ジメチルアミノスチリル)メタン、ビス(4−
ジメチルアミノフエニル)−β−(4′−メトキシ
スチリル)−メタン、ビス(3−メチル−4′−
エトキシフエニル)−β−(4′−ジエチルアミノ
スチリル)−メタン、4−メチルフエニル−
4′−ジエチルアミノフエニル−β(3′−tertブチ
ル−4′−ジメチルアミノスチリル)−メタン等、 (F) その他、前記一般式()のXがヘテロ環を
形成するロイコメチン色素として、ビス(4−
ジメチルアミノフエニル)−4′−ピリジルメタ
ン、ビス(3−メチル−4−〔N−メチル−N
−ベンジルアミノ〕フエニル)−4′−ピリジル
メタン、ビス(3−メチル−4−ジエチルアミ
ノフエニル)−2′,5′−ピラジルメタン、ビス
(4−N−ジベンジルアミノフエニル)−2′,
4′−ピリミジルメタン、ビス−(4−ジメチル
アミノフエニル)−(1′−エチル−2′−メチル−
インドール−3′−イル)メタン、ビス−(3−
メチル−4〔N−メチル−N−ベンジル〕フエ
ニル)−(1′,2′−ジメチルインドール−3′−イ
ル)メタン、ビス(4−ジエチルアミノフエニ
ル)−(1′−ブチル−2′−メチル−インドール−
3′−イル)−メタン等、 (G) その他の前記一般式()のR3とR4が環を
形成するロイコメチン系色素として、3,6−
ビス−ジメチルアミノ−9−フエニルキサンテ
ン、3,6−ビス−ジエチルアミノ−9−フエ
ニルキサンテン、3,6−ビス−ジメチルアミ
ノ−9−(3′−メチル−4′−ジメチルアミノフ
エニル)キサンテン、3−ジエチルアミノ−
6,7−ジメチル−9−フエニルキサンテン、
3,6−ジメトキシ−9−(4′−ジメチルアミ
ノフエニル)キサンテン、3,6−ジエトキシ
−9−(4′−ジメチル−ナフチル−1′)キサン
テン、3,6−ビス−〔N−メチル−N−フエ
ニルアミノ〕−9−(3′,4′−ジメトキシフエニ
ル)キサンテン、3,6−ビス−ジメチルアミ
ノ−9−フエニルチオキサンテン、3,6−ジ
メチルアミノ−9−(4′−メトキシフエニル)−
10−メチル−9,10−ジヒドロアクリジン、
3,6−ビスジメチルアミノ−9−(4′−ジメ
チルアミノフエニル)フルオレン等があげられ
る。もちろんこれらの例示化合物に限定される
ものではない。 本発明の色素マイクロカプセル液においては、
上記のメチン系色素の少なくとも1種を色素の成
分として含有するものである。メチン系色素と併
用するその他の色素として、3,3−ビス−
(4′−ジメチルアミノフエニル)フタリド〔マラ
カイトグリーンラクトン〕、3,3−ビス−(4−
ジメチルアミノフエニル)−6−ジメチルアミノ
フエニルフタリド〔クリスタルバイオレツトラク
トン〕、3,3−ビス(1′−エチル−2−メチル
−インドール−3′−イル)フタリド〔インドリル
レツド〕、3−(1′−エチル−2′−エチル−インド
ール−3′−イル)−3−(4′−ジメチルアミノフエ
ニル)フタリドなどに代表されるフタリド系色
素、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニ
リノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7,8−
ベンゾフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジ
ベンジルアミノフルオラン、3−ピペリジノ−6
−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチ
ルアミノ−6−クロル−7−アニリノフルオラン
などのフルオラン系色素、3−(2′−エトキシ−
4′−ジエチルアミノ)−3−(1″−エチル−2″−メ
チルインドール−3″−イル)−4−アザフタリド
等に代表されるアザフタリド系色素、ロイコオー
ラミン系色素、スピロピラン系色素、ジフエニル
メタン系色素、フエノチアヂン系色素等の各種の
公知の感圧色素があげられる。 このような一般に感圧複写紙用色素として知ら
れている化合物の1種以上を混合したマイクロカ
プセル液でもメチン系色素の着色防止効果は達成
できる。 本発明のマイクロカプセル液において使用され
る金属イオン封鎖剤は、各種のマイクロカプセル
化方法でマイクロカプセルを製造する際に使用す
る水媒体中に、水に由来して存在するカルシウ
ム、マグネシウム、鉄等の多価金属イオン、およ
びマイクロカプセルを塗布して感圧用複写紙とし
て使用する場合、感圧複写用原紙の製造に使用さ
れるサイズ剤、てん料(クレー、酸化チタン、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシユウムなど)などに
由来して感圧複写紙のマイクロカプセル層に存在
するアルミニウム、カルシウム、マグネシウム、
チタン、鉄等の多価金属イオンと結合して安定な
キレート化合物を形成し、多価金属イオンの存在
下でのラクトン系色素および/またはメチン系色
素の不都合な着色傾向を抑制する効果を有するも
のである。このような効果を有する金属イオン封
鎖剤としては、エチレンジアミンテトラ酢酸、N
−ヒドロキシエチル−エチレンジアミン−N,
N′N′−トリ酢酸、ジエチレントリアミンペンタ
酢酸、トリエチレンテトラミンペンタ酢酸、ニト
リロトリ酢酸、N−ヒドロキシエチル−イミノジ
酢酸、ジエタノールグリシン、エチレンジアミン
−N,N′−ジ酢酸、グリコールエーテルジアミ
ンテトラ酢酸、1,3−ジアミノプロパン−2−
オール・テトラ酢酸、酒石酸、クエン酸、グルコ
ン酸、糖酸、あるいはそれらのアルカリ金属塩、
ポリアクリル酸塩リグニンスルホン酸の金属塩な
どの有機水溶性金属イオン封鎖剤、N,N′−ジ
サリシリデンエチレンジアミンなどのシツフ塩
基、トリフロロアセチルアセトン、テノイルトリ
フロロアセトン、ピバロイルトリフロロアセトン
などの1,3−ジケトン類、エチレンジアミンテ
トラ酢酸の高級アミド誘導体などの色素溶剤に可
溶の有機金属イオン封鎖剤、トリポリリン酸ナト
リウム、ポリメタリン酸ナトリウム、ピロリン酸
ナトリウム、ピロリン酸水素ナトリウムなどの重
合リン酸塩などがあげられるがこれらに限定され
るものではない。 また、本発明のマイクロカプセル液に使用され
るアルカノールアミン類は、前記一般式()で
表わされる化合物であり具体的には次のような化
合物である。 (1) 第3級アミノ基を有するアルカノールアミン
類として、トリス−N−(2−ヒドロキシエチ
ル)アミン、トリス−N−(2−ヒドロキシプ
ロピル)アミン、トリス−N−(3−ヒドロキ
シプロピル)アミン、トリス−N−(ヒドロキ
シブチル)アミン、N,N−ジメチル−N−
(2−ヒドロキシエチル)アミン、N,N−ジ
エチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミン、
N,N−ジプロピル−N−(2−ヒドロキシエ
チル)アミン、N,N−ジブチル−N−(2−
ヒドロキシエチル)アミン、N−メチル−N−
フエニル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミ
ン、N,N−ジフエニル−N−(2−ヒドロキ
シエチルアミン、N,N−ジメチル−N−(2
−ヒドロキシプロピル)アミン、N,N−ジエ
チル−N−(2−ヒドロキシプロピル)アミン、
N,N−ジプロピル−N−(2−ヒドロキシプ
ロピルアミン)、N,N−ジブチル−N−(2−
ヒドロキシプロピル)アミン、N,N−ジフエ
ニル−N−(2−ヒドロキシプロピル)アミン、
N−メチル−N,N−ジ(2−ヒドロキシエチ
ル)アミン、N−エチル−N,N−ジ(2−ヒ
ドロキシエチル)アミン、N−フエニル−N,
N−ジ(2−ヒドロキシエチル)アミン、N−
メチル−N,N−ジ(2−ヒドロキシプロピ
ル)アミン、N−アセチル−N,N−ジ(2−
ヒドロキシエチル)アミン、N−アセチル−
N,N−ジ(2−ヒドロキシプロピル)アミ
ン、N−ヒドロキシエチルモルホリン、N−ヒ
ドロキシプロピルモルホリン、N−テトラデシ
ル−N,N−ジ(ω−ヒドロキシエチルポリオ
キシエチレン)アミン、N−ドテジル−N,N
−ジ(ω−ヒドロキシエチルポリオキシエチレ
ン)アミン、N−オクタデシル−N,N−ジ
(ω−ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)
アミン、N,N−ジドデシル−N−(ω−ヒド
ロキシエチルポリオキシエチレン)−アミン、
N,N−ジ−(シス−オクタデセニル)−N−
(ω−ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)
アミン、N,N−ジオクタデシル−N−(ω−
ヒドロキシエチルポリオキシエチレン)アミ
ン、脂肪族ジアミンにアルキレンオキサイドを
付加した化合物、例えば、下記の構造式で示さ
れるようなもの、 ( Rはアルキル基またはアルキレン基、 X、Y、Zは整数) 脂肪族アマイドのN,N−(ω−ヒドロキシ
アルキルポリオキシルアルキレン)置換体、例
えば下記の構造式で示されるようなもの、 ( Rはアルキル基またはアルキレン基、 X、Yは整数) N,N′−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2
−メチル−ピベラジン、N,N′−ビス(2−
ヒドロキシエチル)−ピペラジン、N,N′−ビ
ス(2−ヒドロキシプロピル)−2−メチルピ
ペラジン、N,N′−ビス(2−ヒドロキシプ
ロピル)ピペラジン等、 (2) 第2級アミノ基を有するアルカノールアミン
類として、N,N−ジ(2−ヒドロキシエチ
ル)アミン、N,N−ジ(2−ヒドロキシプロ
ピル)アミン、N,N−ジ(ヒドロキシブチ
ル)アミン、N−メチル−N−(2−ヒドロキ
シエチル)アミン、N−ブチル−(2−ヒドロ
キシエチル)アミン、N−ドデシル−N−(2
−ヒドロキシエチル)アミン、N−フエニル−
N(2−ヒドロキシプロピル)アミン、N−ア
セチル−N−(2−ヒドロキシエチル)アミン、
N−アセチル−N−(2−ヒドロキシプロピル)
アミン、N−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラ
ジン、N−(2−ヒドロキシプロピル)ピペラ
ジン等、 (3) 第1級アミノ基を有するアルカノールアミン
類として、N−(2−ヒドロキシエチル)アミ
ン、N−(2−ヒドロキシプロピル)アミン、
N−(ヒドロキシブチル)アミン、N−(1,3
−ジヒドロキシ−2−メチル−プロピル−2)
アミン、N−(2,3−ジヒドロキシプロピル)
アミン、N−(2,3−ジヒドロキシ−プロピ
ル−2)アミン、N−(1,3−ジヒドロキシ
ブチル−2)アミン、N−(1−アミノメチル
−2−ヒドロキシエチル)アミン、N−(2−
ヒドロキシ−3−アミノ−プロピル)アミン等
があげられる。もちろん、これらの例示化合物
に限定されるものではない。 これらのアルカノールアミン類は、マイクロカ
プセル液を塗布した感圧複写紙等の記録材料の支
持体上に安定に存在し、安定化効果を長期間にわ
たつて維持することが必要であるため、沸点の高
い化合物、好ましくは沸点200℃以上、更に好ま
しくは沸点250℃以上の化合物であることが望ま
しい。 更に、アルカノールアミン類は、1級アミノ基
または2級アミノ基を有する化合物では、感圧複
写紙に応用した場合に、その量が多すぎると色素
と顕色剤の反応による発色能を阻害する傾向が認
められるために、その使用量を効果の得られる範
囲で極力少なくする必要があり、感圧複写紙の性
能面からは第3級アミノ基を有するアルカノール
アミンを使用することが好ましい。 本発明における金属イオン封鎖剤およびアルカ
ノールアミンの使用量は、金属イオン封鎖剤がマ
イクロカプセル液に使用されるメチン系色素100
重量部に対して0.1〜1000重量部であり、通常、
100重量部以下の使用で着色防止効果は十分に達
成することができる。また、アルカノールアミン
類がメチン系色素100重量部対して1〜10000重量
部であり、より好ましくは20〜2000重量部であ
る。 これらの金属イオン封鎖剤およびアルカノール
アミン類は、(1)マイクロカプセル膜形成に先だつ
て添加してもよく、また、(2)カプセル化工程を終
了したマイクロカプセル液に添加混合してもよ
く、更には、(3)感圧複写紙用塗工水性塗液(マイ
クロカプセル、ステイルト類および接着剤等との
混合組成物)中に添加してもよい。 着色抑制効果や経済性からは、(1)または(2)の段
階で添加してマイクロカプセル液とすることが好
ましい。マイクロカプセル化の前段に過多量の金
属イオン封鎖剤やアルカノールアミン類を添加す
る場合には、カプセル化方法によつては、系内の
反応成分(モノマー)と反応したり、マイクロカ
プセルを形成する系の平衡がずれマイクロカプセ
ル化阻害がおこることもあるので、マイクロカプ
セル化法に応じて添加期期を選択することが好ま
しい。 本発明において、アルカノールアミン類は、一
般式()のメチン系色素の光または空気酸化に
よる着色の抑制に特に効果がある。 本発明では、従来、不安定で使用できないとさ
れていたメチン系色素を着色のないマイクロカプ
セル液とし、紙等の支持体上にマイクロカプセル
層を保持させて着色のない感圧複写紙等の記録材
料とすることが可能となつた。これはアルカノー
ルアミン類がメチン系色素を還元状態(無色状
態)に維持する効果を有するため、メチン系色素
の酸化または光による着色を抑制する効果を奏す
るものと推定される。ちなみに、これらのアルカ
ノールアミン類は、酸と接触することによつて発
色するフタリド、フルオランなどの色素類に対し
ては特に効果を有することはないが、メチン系色
素とラクトン系色素(フタリド、フルオラン等)
とを用いた色素マイクロカプセル液においても、
メチン系色素の酸化着色抑制には卓効を有する。
その上、多価金属イオンの共存によるメチン系色
素およびその他ラクトン系色素の不都合な着色も
金属イオン封鎖剤により防ぎ、白色のマイクロカ
プセル液および感圧複写紙等の記録材料を与え
る。 本発明のマイクロカプセル液を製造するには、
一般式(1)のメチン系色素を各種の高沸点溶剤に溶
解させたのち、各種の方法によりマイクロカプセ
ル液化される。 マイクロカプセル化方法としては具体的に次の
ような各種天然または合成高分子被膜による被覆
方法があげられる。 (A) コアセルベーシヨン法として、例えば (1) ゼラチンとアラビアゴムのコアセルベーシ
ヨンに代表されるポリカチオンコロイドとポ
リアニオンコロイドとの電気的相互作用によ
る、色素溶液表面へのコアセルベート膜の形
成を利用したコンプレツクスコアセルベーシ
ヨン法、 (2) ゼラチン等の親水性ポリマーの水溶液に電
解質を添加して生ずる塩析効果を利用するソ
ルトコアセルベーシヨン法、 (3) ゼラチン等の親水性ポリマーの非溶媒(ア
ルコールなどの非電解質)を添加することに
より生起するコアセルベート膜を利用するシ
ンプルコアセルベーシヨン法、 (4) 高分子水溶液のPH変化によりポリマーを不
溶化・析出させる方法、 (B) 分散媒体(水)とそのなかに分散したしん物
質(色素溶液)の双方に異なる種々の重合材料
を含有させ、両者の界面において重合または縮
合を行なわせて合成樹脂膜のマイクロカプセル
を形成させる方法として、例えば、テレフタル
酸クロライドを溶解した色素溶液と多価アミン
の水溶液との界面で生ずるようなポリアミド膜
マイクロカプセル液、不飽和ポリエステル膜マ
イクロカプセル液、ポリウレアウレタン膜マイ
クロカプセル液、エポキシ膜マイクロカプセル
液、ポリウレア膜マイクロカプセル液、シリコ
ーン膜マイクロカプセル液、不飽和ジカルボン
酸スチレン重合体マイクロカプセル液など、 (C) In−situ重合法として、 しん物質(色素溶液)の内側のみまたは外側
のみから、膜形成材料が供給され反応が色素溶
液の表面でおこるように条件を設定して、生成
したポリマーをマイクロカプセルの壁膜とする
方法である。素材としてはモノマーだけではな
く、低重合物や初期縮合物を用いることもでき
る。具体的には、 (1) 多価イソシアナートとポリヒドロキシ化合
物を色素溶液中に溶解しておき、これを水中
に乳化昇温して反応させるようなポリウレタ
ンカプセル液、 (2) メラミンホルムアルデヒド初期縮合物を水
中に溶解しておきアニオン性高分子電解質の
存在下に、PH調節および昇温により色素溶液
の表面にメラミンホルムアルデヒド樹脂膜を
形成させる、あるいは水に可溶性の尿素ホル
ムアルデヒド初期重合体を用いて、PH調節に
より色素溶液の表面に尿素ホルムアルデヒド
樹脂膜を形成させるようなメラミンホルムア
ルデヒド樹脂(尿素樹脂)カプセル液、 (3) その他の膜形成材料を用いるポリスチレン
膜マイクロカプセル液、ウレア樹脂膜マイク
ロカプセル液、メラミン−ポリウレア膜マイ
クロカプセル液、ポリビニルアルコールのホ
ルマール化物膜のマイクロカプセル液などあ
げられる。 以上のような各種の方法があるが、これらの方
法に限定されることはなく、各種のマイクロカプ
セル化法を適用して着色防止効果を発揮すること
ができる。 本発明のマイクロカプセル液において、既に述
べたように一般式(1)のメチン系色素とともにフタ
リド系色素、フルオラン系色素、アザフタリド系
色素等を使用することができる。これらの色素
は、マイクロカプセル膜形成時の系のPH値(酸性
度)に敏感で、低いPH値でマイクロカプセル着色
を示す。すなわち、PH4.0以下の酸性条件下で壁
膜を形成するようなマイクロカプセル化法では着
色したマイクロカプセル液が得られる。しかし、
一旦、マイクロカプセル化時にPHが低くなつて液
が着色しても、壁膜の形成をアルカリ側で行なう
様なマイクロカプセル化法ではマイクロカプセル
液の着色は起らない。 本発明は、マイクロカプセル液のPHに起因しな
い、すなわち、液のPHがアルカリ側であつても生
じるメチン系色素の着色を抑制するものであるの
で、前記のような色素を併用し、しかも酸性条件
下でマイクロカプセル液を製造する方法において
は、マイクロカプセル液の着色を防止するため
に、本発明のアルカノールアミン類を使用する以
外に、カプセル膜形成材料の検討、マイクロカプ
セル液のアルカリ性での昇温処理などの手段が必
要である。 前記のマイクロカプセル化方法において、一般
式(1)で表わされるメチン系色素の溶媒としては、
疎水性の高沸点溶剤を各種用いることができ、例
えば、メチルナフタレン・ジイソプロピルナフタ
レン・メチルプロピルナフタレン・ジ−ターシヤ
リーブチルナフタレンなどのアルキルナフタレン
類、ジフエニルエタン・フエニルキシリルエタ
ン・ジキシリルメタン・ジフエニルプロパン・フ
エニルキシリルプロパンなどのジアリルアルカン
類、イソプロピルビフエニル・ジエチルビフエニ
ルなどのアルキルビフエニル類、水素化ターフエ
ニル・トリフエニルジメタンなどのトリアリルジ
メタン類、アルキルインダン類、アルキルベンゼ
ン類、ベンジルナフタレン類、ジアリルアルキレ
ン類などの非極性疎水性溶剤、ジブチルフタレー
ト・ジオクチルフタレート・ジ−ドデシルフタレ
ート・ジオクチルアジペート・トリメリツト酸ト
リ−2−エチルヘキシル・ジオクチルセバケー
ト・ジブチルアゼレート・安息香酸ベンジルなど
の芳香族または脂肪族カルボン酸エステル類、ア
ルキルジフエニルエーテル類、アルキルベンゾフ
エノン類、リン酸エステル類(トリクレジルフオ
スフエートなど)などの極性疎水性溶剤の1種ま
たは2種以上の混合物でマイクロカプセル化のと
き液体であり、かつ高沸点の有機溶剤があげられ
る。 本発明のマイクロカプセル液は、例えば次のよ
うに感圧複写紙に適用することができる。 このマイクロカプセル液を、セルロース粉末
(パルプ粉末)、澱粉粒子(小麦、トウモロコシ、
馬鈴薯、さつまいも、サゴ、タピオタ、米、もち
米、もちとうもろこしなどの原料から製造された
もの、それらと酸化剤との反応で得られる酸化澱
粉、アセチル化澱粉で代表されるエステル化澱
粉、エーテル化澱粉、アルデヒド澱粉等の澱粉誘
導体、変性澱粉など)、タルク、クレー、炭酸カ
ルシウムポリスチレン樹脂などの汚染防止用ステ
イルト類および接着剤としての水溶性高分子(ポ
リビニルアルコール、可溶性澱粉類、カルボキシ
メチルセルロース、カゼインなど)水溶液と混合
されて水性塗液としたのち、紙等の支持体上に塗
布して、感圧複写紙の上用紙を得る。 また、本発明のマイクロカプセル液は顕色剤と
基質の同一面に塗布して単葉で発色する感圧複写
紙にも適用可能である。さらに、感圧複写紙以外
にマイクロカプセルを応用した感熱記録紙、電流
によつて発生する熱でマイクロカプセルを破壊し
て顕色剤と反応させて発色像を形成させる記録材
料への適用も可能である。 本発明のマイクロカプセル液、すなわち、コア
セルベーシヨン法、界面重合法、In−situ重合法
等の各種のマイクロカプセル化方法により、メチ
ン系色素を含有する疎水性溶剤溶液のマイクロカ
プセル液に、金属イオン封鎖剤およびアルカノー
ルアミン類を添加してなるものは、次のような極
めてすぐれた効果を奏する。 (1) マイクロカプセル液の色素に基づく着色が完
全に抑制される。 (2) アルカノールアミン類中で第1級または第2
級アミノ基を有する化合物を用いた場合には、
カプセル壁形成々分としてホルムアルデヒドを
使用したマイクロカプセル液中の遊離のホルム
アルデヒドと反応して、ホルムアルデヒド濃度
を減少させるという有用性をも有し、環境問題
に対処しうる。 更に、 (3) このマイクロカプセル液を感圧複写紙に応用
した場合に、 マイクロカプセル塗布面の着色がまつたく
なく、一般上質紙と視感的にまつたく差が認
められない。 感圧複写紙を保存しても自然着色傾向が著
しく抑制される。 光暴露条件下での塗布面着色傾向が著しく
抑制されるため、従来屋外での使用が事実上
不可能とされていた感圧複写紙を屋外でも問
題なく使用できるようになる。 高温保存条件下での塗布面着色が大幅に抑
制される。 これらの効果は、従来、環境に対して極めて不
安定で実用化の出来なかつたメチン系色素を感圧
複写紙やその他の記録材料へ応用可能にせしめた
ものである。 すなわち、例えば本発明のマイクロカプセル液
を用いた感圧複写紙では着色がほとんどなく、保
存安定性に優れ、発色像の耐光堅牢度、耐可塑剤
堅牢度の優れた感圧複写紙が提供される。 以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。尚、例中に部とあるのは重量部を意味する。 実施例 1 リユーコクリスタルバイオレツト(4,4′,
4″−トリスジメチルアミノトリフエニルメタン)
を4重量%溶解したジイソプロピルナフタレン
12.6部と、エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリ
ウム塩0.2部を含む6%酸処理ゼラチン水溶液25
部を混合し、ホモミキサーを用いて55℃で撹拌乳
化せしめたのち、更に撹拌をつづけながら、カル
ボキシメチルセルロース(平均重合度160、エー
テル化度0.70)の1%水溶液50部を混合し、なお
温水30部を添加して希釈し、酢酸でPHを4.3に調
節し、コアセルベーシヨンをおこさせる。つづい
て撹拌をつづけながら液温を8〜9℃迄冷却しコ
アセルベート膜をゲル化させる。更に37%ホルマ
リン1.75部を加えたのち10%苛性ソーダ水溶液を
徐々に滴下しながらPHを10.5に調節し、コアセル
ベート膜を硬化させ、更に液温を40℃に上げたの
ち室温迄放冷してマイクロカプセル化を終了す
る。 ついで、トリ(2−ヒドロキシプロピル)アミ
ンを4部添加混合してマイクロカプセル液を得
た。マイクロカプセル液は白色である。エチレン
ジアミン酢酸ジナトリウム塩およびトリ(2−ヒ
ドロキシプロピル)アミンを使用しなかつたマイ
クロカプセルは青色に着色した。 実施例 2 4,4′−ビス−ジメチルアミノ−4″−N−ベン
ジル−N−メチルアミノ−トリフエニルメタンを
5重量%溶解したフエニルキシリルエタン100部
に、酸処理ゼラチン20部を水160部に溶解させ、
10%苛性ソーダ水溶液でPHを10.0としたものを混
合し、ホモミキサーで乳化させ、次いで、アラビ
アゴム20部およびポリメチルビニルエーテル無水
マレイ酸のナトリウム塩0.3部を55℃の水150部に
溶解させたものを添加し、更に30分高速乳化させ
た。 次いで55℃の温水200部を30分を要して滴下し
たのち、10%酢酸水溶液でPHを4.5迄低下させて
コアセルベーシヨンをおこさせた。 次に系の温度を7℃迄冷却して、37%ホルマリ
ン21部を加え、10%NaOH水溶液で30分間を要
して系のPHを10.5まで上昇させて、更にゆつくり
と50℃迄昇温して、マイクロカプセル膜の硬化を
完了しマイクロカプセル化を終えた。ついで、N
−ヒドロキシエチル−エチレンジアミントリ酢酸
ジナトリウム塩0.6部およびトリ(2−ヒドロキ
シエチル)アミン20重量部を撹拌しながら混合溶
解させてマイクロカプセル液を得た。得られたマ
イクロカプセル液は直接、若干青色を呈している
が、翌日迄放置すると完全に白色となつた。 N−ヒドロキシエチル−エチレンジアミントリ
酢酸ナトリウム塩およびトリ(2−ヒドロキシエ
チル)アミンを使用しなかつたマイクロカプセル
液は青色に着色した。 実施例 3〜12 4,4′−ビスジメチルアミノフエニル−4″−
(N−ベンジル−N−メチルアミノ)−トリフエニ
ルメタンに代えて、4,4′−ジメトキシ−4″−ジ
メチルアミノ−トリフエニルメタン、4,4′−ジ
メチルアミノ−3″,4″−ジメトキシ−トリフエニ
ルメタン、4,4′−ジモルホリノ−4″−ジメチル
アミノ−トリフエニルメタン、ビス(1−エチル
−2−メチル−インドール−3−イル)−3′,
4′−ジメトキシフエニルメタン、ビス(1−エチ
ル−2−メチルインドール−3−イル)−2′−ナ
フチルメタン、ビス(4−ジメチルアミノフエニ
ル−4′−メトキシナフチル−1′−メタン、ビス
(4′−ジメチルアミノフエニル)−9′−エチルカル
バゾール−3′−イルメタン、ビス(4′−ジメチル
アミノフエニル)−2′−ピリジル−メタン、3,
3′,3″−トリメチル−4,4′,4″−トリアミノ−
トリフエニルメタン、3,6−ビスジエチルアミ
ノフエニル−9−フエニルキサンテンを用いて実
施例2と同様に処理してマイクロカプセル液を得
た。いずれも白色のマイクロカプセル液を得た。 金属イオン封鎖剤およびアルカノールアミン類
を用いないときは、いずれも着色したマイクロカ
プセル液が得られた。 実施例 13〜15 色素溶液として、3,3−ビス(4−ジメチル
アミノフエニル)−6−ジメチルアミノフタリド
(クリスタルバイオレツトラクトン)2重量%お
よび、4,4−ビス(ジメチルアミノ)−3″メチ
ル−4″−エチルアミノトリフエニルメタン1.5重
量%および、4,4′−ビスジメチルアミノフエニ
ル−4″−メトキシ−ナフチル−1″−メタン0.5重
量%を溶解したフエニルキシリルエタン(実施例
13)、3−N−シクロヘキシル−N−メチルアミ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン4重量
%、4,4′−ビス−ジメチルアミノフエニル−β
−スチリルメタン2重量%、および3,3′−ビス
(4−ジメチルアミノフエニル)−6−ジメチルア
ミノフタリド0.3重量%を溶解した。フエニルキ
シリルエタンと水素化ターフエニルの等重量混合
物(実施例14)、3,3′−ビス(4−ジメチルア
ミノフエニル)フタリド(マラカイトグリーンラ
クトン)3重量%および4,4′−ジメチルアミノ
−3″−メチル−4″−エトキシトリフエニルメタン
2重量%を溶解したイソプロピルジフエニル(実
施例15)を用いた以外は実施例1と同様に処理し
てマイクロカプセル液を得た。 いずれの実施例のマイクロカプセル液も白色で
あつた。 実施例 16 エチレン無水マレイン酸共重合体(商品名
EMA−31…モンサントケミカル社製)の10%水
溶液100部と水200部との混合物を20%水酸ナトリ
ウムでPH4.5に調節する。ついで4,4′,4″−トリ
スジエチルアミノ−トリフエニルメタン2重量%
および3,3,−ビス(4−ジメチルアミノフエ
ニル)−6−ジメルアミノフタリド3重量%を溶
解したフエニルキシリルエタンとジイソプロピル
ナフタレンの等重量混合物200部を前記水溶液に
投入し、高速乳化機を用いて、粒子径が2〜10μ
となるように乳化させる。37%ホルマリン26.5部
とメラミン20部との混合物る加熱溶解して得たメ
ラミンホルマリン初期縮合物を加えて、PH5.5の
条光下に55℃の水槽中で3時間撹拌したのち、更
に室温で終夜撹拌することにより油滴の表面にメ
ラミンホルムアルデヒド樹脂膜を形成させてマイ
クロカプセル化を終える。つぎにジ(ヒドロキシ
プロピル)アミン15部、および2−(N,N−ジ
ブチルアミノ)エタノール15部を添加してよく混
合しマイクロカプセル液を得た。一昼夜放置する
と白色のマイクロカプセル液でかつ、系中に存在
していたホルムアルデヒド臭がほとんど消失し
た。 ジ(ヒドロキシプロピル)アミンおよび2−
(N,N−ジブチルアミノ)エタノールを使用し
なかつた場合、マイクロカプセル液は青色に着色
した。 実施例 17 3,3−ビス(1′−エチル−2′−メチルインド
ール−3′−イル)−フタリド〔インドリルレツド〕
3重量%および、4,4′−ビスメトキシ−4″−ジ
メチルアミノ−トリフエニルメタル2重量部を溶
解した、ジイソブチルナフタレンを使用した以外
は実施例16と同様に処理してマイクロカプセル液
を得た。 マイクロカプセル液は白色であり、金属イオン
封鎖剤およびアルカノールアミンを使用しなかつ
た場合はマイクロカプセル液が赤色に着色した。 実施例 18 10%エチレン無水マレイン酸共重合体(モンサ
ント社製、…「EMA−31」)水溶液85g、トリエ
チレンテトラアミンヘキサ酢酸2.0g、水180部、
尿素10部、レゾルシン1部を加え充分に溶解させ
たところで、10%苛性ソーダ水溶液を加えてPHを
3.3に調節した。 次に、3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−
アニリノフルオラン4重量%ビス−(4−ジメチ
ルアミノフエニル)−β−スチリルメタン1.5重量
%および、3−ジエチルアミノ−6−クロル−7
−メチルフルオラン0.4重量%を溶解した部分水
素化ターフエニル170部を前記水溶液中に投入し
てホモミキサーで高速撹拌して、油滴が2−10μ
となる迄乳化し37%ホルムアルデヒド水溶液20部
をすみやかに加えて、55℃で撹拌しながら4時間
重縮合させてたのち、10%苛性ソーダを加えて系
のPHを9.0とし、1時間撹拌後に放冷してマイク
ロカプセル化を終了した。ついでこのマイクロカ
プセルにトリス−(2−ヒドロキシエチル)アミ
ン50部を加えてよく撹拌した。マイクロカプセル
液は白色であり、トリエチレンテトラアミンヘキ
サ酢酸およびトリス−(2−ヒドロキシエチル)
アミンを用いなかつた場合マイクロカプセル液は
灰緑色に着色した。 参考例 1 実施例1で得たマイクロカプセル液100部(乾
燥重量として)にセルロース粉末20部および酸化
澱粉の20%溶液25部を加え、十分に撹拌混合して
マイクロカプセルを含む塗工液を得た。この塗工
液を乾燥重量が4.0g/m2となるように、上質紙
上にバーコーターで塗布乾燥して感圧複写紙上用
紙を得た。 この上用紙の塗布面、および塗布面を真射日光
約20分間暴露したもの、ならびに上用紙を3ケ月
間暗所に保存後の塗布面について、それぞれの着
色の程度をマクベス濃度計反射濃度値および色相
によつて表−1に示した。 参考例 2 実施例2〜15で得たマイクロカプセル液100部
と、小麦粉澱粉(平均粒径25μ)5部および酸化
澱粉の20%水溶液4部とをよく混合してマイクロ
カプセルを含む塗工液を得た。参考例1を同様に
塗布して感圧複写紙上用紙を得た。 参考例1と同様に上用紙の着色の程度を表−1
に示した。 参考例 3 実施例16および実施例17で得られたマイクロカ
プセル液を、それぞれマイクロカプセル液(固型
分)100部あたり、30部のセルロース繊維(山陽
国策パルプ製「KC−フロツクW−250」)および、
ヒドロキシエチルセルロースバインダー6部を混
合して水で希釈して固型分が30%となるようにし
たのち、バーコーターで上質紙上で乾燥塗布量が
4.5g/m2となるように塗布乾燥して、感圧複写
紙上用紙を作成した。 上用紙の着色の程度を参考例1と同様表−1に
示した。 参考例 4 実施例18で得たマイクロカプセル液100部、水
100部、澱粉粒子12部および、10%ヒドロキシエ
チルエーテル澱粉40部を混合して、PHを8.5とし
た後マイヤーバーで上質紙上に乾燥塗布量が4.0
g/m2となるように塗布乾燥して、感圧複写紙上
用紙を得た。 参考例1と同様に上用紙の着色の程度を表−1
に示した。 参考例 5 実施例1〜18において、それぞれ、金属イオン
封鎖剤およびアルカノールアミン類を添加せずに
マイクロカプセル液を調製し、このカプセル液
を、それぞれ実施例に対応するカプセル液につい
て、参考例1、2、3または4のように感圧複写
紙上用紙を得た。 この上用紙の着色の程度も参考例1と同様に表
−1に示した。
【表】
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式() (式中、Xは置換基を有することもあるフエニル
    基、ナフチル基、インドリル基、β−スチリル
    基、ピリジル基、ピリミジル基、ピラジル基を、
    R1〜R6はアミノ基、置換アミノ基、低級アルキ
    ル基、シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低
    級ハロアルキル基、ハロゲン原子または水素原子
    を示し、また、R7、R8は水素原子、ハロゲン原
    子、低級アルコキシ基を示し、R7とR8が結合し
    て環を形成してもよい。かつ分子内の中心メチン
    基に対してパラ位に少なくとも1個の置換アミノ
    基を有する)で表わされるメチン系色素、金属イ
    オン封鎖剤および一般式()、 (式中、Rは低級アルキレン基またはポリ(オキ
    シアルキレン)基を示し、また、R′、R″は水素
    原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、アリ
    ール基、アラルキル基、アシル基、ω−ヒドロキ
    シアルキルポリオキシアルキレン基、またはω−
    ヒドロキシアルキルポリオキシアルキレン基の低
    級アルキルエーテルを示し、R′とR″が結合して
    環を形成してもよい)で表わされるアルカノール
    アミン類を含有することを特徴とする記録材料用
    色素マイクロカプセル液。
JP56159440A 1981-02-16 1981-10-08 記録材料用色素マイクロカプセル液 Granted JPS5862092A (ja)

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