JPH05273745A - 記録材料 - Google Patents

記録材料

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JPH05273745A
JPH05273745A JP4068302A JP6830292A JPH05273745A JP H05273745 A JPH05273745 A JP H05273745A JP 4068302 A JP4068302 A JP 4068302A JP 6830292 A JP6830292 A JP 6830292A JP H05273745 A JPH05273745 A JP H05273745A
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JP
Japan
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group
electron
compound
hydrogen atom
alkyl group
Prior art date
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Application number
JP4068302A
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English (en)
Inventor
Masanobu Takashima
正伸 高島
Shintaro Washisu
信太郎 鷲巣
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子供与性無色染料と電子受容性化合物の発
色を利用し、使用前の耐光性向上させた記録材料を提供
する。 【構成】 記録材料が、マイクロカプセル中に、下記一
般式(1)で示される電子供与性無色染料と下記一般式
(2)で示されるアニリン化合物を含有する。 一般式(1) 【化1】 一般式(2) 【化2】 式中、R1〜R4はアルキル基もしくはアリール基を、R
5〜R6は水素原子、アルキル基、アルコキシ基もしくは
ハロゲン原子を、R7〜R8は水素原子もしくはアルキル
基を、R9 は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
ロゲン原子もしくは置換アミノ基を、R10は水素原子、
アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、アリール
基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリ
ールオキシカルボニル基、置換アミノ基、アルキルチオ
基もしくはアリールチオ基を、mは1〜4の整数を、n
は1〜5の整数を表す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子供与性無色染料と電
子受容性化合物の発色反応を利用した記録材料に関し、
特に使用前の耐光性を向上させた記録材料に関する。
【0002】
【従来の技術】電子供与性無色染料と電子受容性化合物
を使用した記録材料は、感圧紙、感熱紙、感光感圧紙、
通電感熱記録紙、感熱転写紙等として既によく知られて
いる。たとえば英国特許2140449号、米国特許4
480052号、同4436920号、同480014
9号、特公昭60−23992号、特開昭60−123
556号、同60−123557号などに詳しい。
【0003】記録材料として、発色濃度及び発色感
度、使用前及び発色画像の堅牢性などの特性改良に対
する研究が鋭意行われている。又近年、電子供与性無色
染料と電子受容性化合物を用いた記録材料が複写材料、
印刷材料の校正等に用いられる様になり、記録材料の地
肌部の光照射による着色防止に関する研究も鋭意おこな
われている。前述の一般式(1)で示される電子供与性
無色染料は発色性は良好であるが、使用前の耐光性が悪
いという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
供与性無色染料と電子受容性化合物を用いた、使用前の
耐光性が良好な記録材料を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、下記一般式
(1)で示される電子供与性無色染料及び下記一般式
(2)で示されるアニリン化合物を含有するマイクロカ
プセル、及び電子受容性化合物を含有することを特徴と
する記録材料により達成された。一般式(1)
【0006】
【化3】
【0007】一般式(2)
【0008】
【化4】
【0009】式中、R1〜R4はアルキル基もしくはアリ
ール基を、R5〜R6は水素原子、アルキル基、アルコキ
シ基もしくはハロゲン原子を、R7〜R8は水素原子もし
くはアルキル基を、R9は水素原子、アルキル基、アル
コキシ基、ハロゲン原子もしくは置換アミノ基を、R10
は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原
子、アリール基、アリールオキシ基、アルコキシカルボ
ニル基、アリールオキシカルボニル基、置換アミノ基、
アルキルチオ基もしくはアリールチオ基を、mは1〜4
の整数を、nは1〜5の整数を表す。
【0010】なお、アルキル基、アリール基は更にアル
キル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ
基、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、置換カルバモ
イル基、置換スルファモイル基、置換アミノ基、置換オ
キシカルボニル基、置換オキシスルホニル基、アルキル
チオ基、アリールスルホニル基等の置換基を有していて
もよい。
【0011】ここで、R1〜R4は炭素原子数1〜18の
アルキル基もしくは炭素原子数6〜12のアリール基が
好ましい。更にR1とR2、R3とR4は互いに結合して、
それらの結合している窒素原子を含めて5員ないし8員
のヘテロ原子を含んでいてもよい環、たとえばピロリジ
ン、ピペリジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペラ
ジン、カプロラクタム環を形成してもよい。又R1
2、R3とR4は、NR12、NR34のオルト位の炭
素原子と結合してテトラヒドロキノリン、インドリン、
ジュロリジン環を形成してもよい。
【0012】NR12、NR34としてはジメチルアミ
ノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基、ジブチ
ルアミノ基、ジペンチルアミノ基、ジヘキシルアミノ
基、ジオクチルアミノ基、ジフェニルアミノ基、ジトリ
ルアミノ基、ジベンジルアミノ基、N−メチル−N−エ
チルアミノ基、N−メチル−N−ブチルアミノ基、N−
エチル−N−ブチルアミノ基、N−エチル−N−β−メ
トキシエチルアミノ基、N−エチル−N−β−エトキシ
エチルアミノ基、N−エチル−N−β−フェノキシエチ
ルアミノ基、N−メチル−N−β−シアノエチルアミノ
基、N−メチル−N−β−クロロエチルアミノ基、N−
エチル−N−シクロヘキシルアミノ基、N−エチル−N
−ペンチルアミノ基、N−エチル−N−テトラヒドロフ
ルフリルアミノ基、N−エチル−N−トリルアミノ基、
N−エチル−N−メトキシフェニルアミノ基、N−エチ
ル−N−ベンジルアミノ基、N−エチル−N−クロロベ
ンジルアミノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ基、モルホ
リノ基、ピペラジノ基が挙げられる。
【0013】R5〜R6は水素原子、炭素原子数1〜18
のアルキル基、アルコキシ基もしくはハロゲン原子が好
ましい。具体的には、水素原子、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、オクチル基、フェニル基、トリ
ル基、ベンジル基、フェネチル基、メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基、ブトキシ基、オクチルオキシ基、
ベンジルオキシ基、フェノキシエトキシ基、塩素原子、
臭素原子、弗素原子があげられる。R5〜R6の置換位置
はNR12、NR34のメタ位が好ましい。
【0014】R7〜R8は水素原子、炭素原子数1〜8の
アルキル基が好ましい。R7〜R8としては、水素原子、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基があげら
れ、特に水素原子が好ましい。
【0015】R9は水素原子、炭素原子数1〜18のア
ルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、炭素原子数2
〜24のジアルキルアミノ基、アルキルアリールアミノ
基、ジアリールアミノが好ましい。R9としては、水素
原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、オ
クチル基、フェニル基、トリル基、ベンジル基、フェネ
チル基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブト
キシ基、オクチルオキシ基、ベンジルオキシ基、フェノ
キシエトキシ基、塩素原子、臭素原子、弗素原子、ジメ
チルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ
基、ジブチルアミノ基、ジペンチルアミノ基、ジヘキシ
ルアミノ基、ジオクチルアミノ基、ジフェニルアミノ
基、ジトリルアミノ基、ジベンジルアミノ基、N−メチ
ル−N−エチルアミノ基、N−メチル−N−ブチルアミ
ノ基、N−エチル−N−ブチルアミノ基、N−エチル−
N−β−メトキシエチルアミノ基、N−エチル−N−β
−エトキシエチルアミノ基、N−エチル−N−β−フェ
ノキシエチルアミノ基、N−メチル−N−β−シアノエ
チルアミノ基、N−メチル−N−β−クロロエチルアミ
ノ基、N−エチル−N−シクロヘキシルアミノ基、N−
エチル−N−ペンチルアミノ基、N−エチル−N−テト
ラヒドロフルフリルアミノ基、N−エチル−N−トリル
アミノ基、N−エチル−N−メトキシフェニルアミノ
基、N−エチル−N−ベンジルアミノ基、N−エチル−
N−クロロベンジルアミノ基、ピロリジノ基、ピペリジ
ノ基、モルホリノ基、ピペラジノ基があげられる。
【0016】R10は水素原子、炭素原子数1〜18のア
ルキル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、アルコキシ
カルボニル基、ハロゲン原子、炭素原子数6〜12のア
リール基、アリールオキシ基、アリールオキシカルボニ
ル基、アリールチオ基、炭素原子数2から24のジアル
キルアミノ基、アルキルアリールアミノ基、ジアリール
アミノが好ましく、特にアルコキシ基、アルキル基が好
ましい。R10としてはメチルチオ基、エチルチオ基、オ
クチルチオ基、メトキシカルボニル基、エトキシカルボ
ニル基、ブトキシカルボニル基、フェニル基、トリル
基、メトキシフェニル基、フェノキシカルボニル基、フ
ェニルチオ基、及び前述のR9と同一の基があげられ
る。
【0017】次に本発明の電子供与性無色染料の具体例
を示すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0018】
【化5】
【0019】
【化6】
【0020】
【化7】
【0021】次に本発明のアニリン化合物の具体例を示
すが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0022】
【化8】
【0023】
【化9】
【0024】
【化10】
【0025】本発明において、アニリン化合物の使用量
は、電子供与性無色染料の10〜2000重量%が好ま
しく、特に50〜1000重量%が好ましい。また、本
発明の電子供与性無色染料は既によく知られているトリ
フェニルメタンフタリド系化合物、フルオラン系化合
物、フェノチアジン系化合物、インドリルフタリド系化
合物、ロイコオーラミン系化合物、ローダミンラクタム
系化合物、トリフェニルメタン系化合物、トリアゼン系
化合物、スピロピラン系化合物、フルオレン系など各種
の化合物と併用して記録材料を組み立てる事も出来る。
【0026】これらについて、たとえばフタリド類の具
体例は米国再発行特許23,024号、米国特許3,4
91,111号、同3,491,112号、同3,49
1,116号および同3,509,174号、フルオラ
ン類の具体例は米国特許3,624,107号、同3,
627,787号、同3,641,011号、同3,4
62,828号、同3,681,390号、同3,92
0,510号、同3,959,571号、スピロジピラ
ン類の具体例は米国特許3,971,808号、ピリジ
ン系およびピラジン系化合物類は米国特許3,775,
424号、同3,853,869号、同4,246,3
18号、フルオレン系化合物の具体例は欧州特許27
8,614号等に記載されている。
【0027】無色染料と接触して着色させる電子受容性
化合物としては、通常の化合物たとえばフェノール誘導
体、サリチル酸誘導体、安息香酸誘導体、芳香族カルボ
ン酸及びこれらの金属塩、酸性白土、ベントナイト、ノ
ボラック樹脂、金属処理ノボラック樹脂、金属錯体など
が用いられ、これらは併用して用いてもよい。これらの
例は特公昭40−9309号、特公昭45−14039
号、特開昭52−140483号、特開昭48−515
10号、特開昭57−210886号、特開昭58−8
7089号、特開昭59−11286号、特開昭60−
176795号、特開昭61−95988号、米国特許
3,767,449号、同4,219,219号、同
4,269,893号、同4,374,671号、同
4,687,869号等に記載されている。特にサリチ
ル酸誘導体、フェノール誘導体との組合せが好ましい。
これらを記録材料に適用する場合には微分散物ないし微
小滴にするか又はフィルム状にして用いられる。
【0028】更に、その際には、記録材料の分野、高分
子樹脂の分野で良く知られている種々の添加剤、たとば
顔料、ワックス、帯電防止剤、紫外線吸収剤、消泡剤、
導電剤、蛍光染料、界面活性剤などの添加剤が用いられ
る。
【0029】カプセルの製造方法については、米国特許
2,800,457号、同2,800,458号に記載
された親水性コロイドゾルのコアセルベーションを利用
した方法、英国特許867,797号、同950,44
3号、同989,264号、同1,091,076号な
どに記載された界面重合法あるいは米国特許3,10
3,404号に記載された手法等がある。カプセル壁材
としては合成樹脂系の壁材が好ましく例えばポリウレタ
ンおよび/またはポリウレア系、メラミン樹脂系が好ま
しい。
【0030】本発明の記録材料において、電子受容性化
合物とマイクロカプセル中の電子供与性無色染料との一
般的な発色方法は、マイクロカプセルの破壊又は、マイ
クロカプセル壁の熱による透過性の制御により、電子供
与性無色染料と電子受容性化合物が接触する事で発色反
応が起こる。
【0031】本発明の記録材料は、電子供与性無色染料
を内包するマイクロカプセル分散液を支持体上に塗布し
ても良いし、電子供与性無色染料を内包するマイクロカ
プセルと電子受容性化合物を一緒に含む分散液を支持体
上に塗布しても良い。又他の発色色相を有する電子供与
性無色染料を内包するマイクロカプセルを含有する層
を、同一支持体上に別層に有していても良いし、感光性
マイクロカプセルの場合、感光波長の異なる複数のマイ
クロカプセルを同一層中に含有していても良い。
【0032】感圧紙に用いる場合には、米国特許2,5
05,470号、同2,505,471号、同2,50
5,489号、同2,548,366号、同2,71
2,507号、同2,730,456号、同2,73
0,457号、同3,103,404号、同3,41
8,250号、同4,010,038号などの特許に記
載されているように種々の形態をとりうる。最も一般的
には電子供与性無色染料および電子受容性化合物を別々
に含有する少なくとも一対のシ−トから成る。
【0033】感熱紙に用いる場合には、特開平1−10
5782号、同1−2371895号等、感光性記録材
料に用いる場合は、特開昭63−184738号、同5
8−88739号、同62−143044号、特開平3
−72358号、同3−87827号等に記載されてい
る方法に従う事ができる。
【0034】
【実施例】以下に実施例を示すが、本発明はこれに限定
されるものではない。%は特に指定のない限り重量%を
表す。
【0035】実施例1 1)電子供与性無色染料含有マイクロカプセルシートの
調製 電子供与性無色染料として具体例(1)の化合物7.5
g及びアニリン化合物として具体例(26)の化合物
7.5gをジイソプロピルナフタレン100gに溶解す
る。この油性液にカルボジイミド変性ジフェニルメタン
ジイソシアネート10gとヘキサメチレンジイソシアネ
ートのイソシアヌレート体5gとエチレンジアミンのブ
チレンオキサイド付加物(エチレンジアミンに対するブ
チレンオキサイドの付加モル数16.8モル、分子量1
267)3gを溶解し1次溶液を調整した。次に水14
0gにポリビニルアルコール10g及びカルボキシメチ
ルセルロース5gを溶解し2次溶液を調整した。2次溶
液を激しく撹拌しながら上記1次溶液を注ぎ水中油滴型
エマルジョンを形成させた。オイルドロップレットのサ
イズが5.0μmになったところで撹拌を弱め、次いで
この乳化物中に20℃の水100gとテトラエチレンペ
ンタミン1.6gを添加した後、系の温度を徐々に75
℃まで上昇させ、この温度で90分保った。
【0036】この様にして得られたカプセル液にポリビ
ニルアルコールの15%水溶液80g、カルボキシ変性
SBRラテックスを固形分にて30g、澱粉粒子(平均
粒径5μm)60gを添加した。次いで、水を添加して
固形分濃度を20%に調節し塗布液を得た。この塗布液
を乾燥重量で4g/m2となるように、40g/m2原紙
上にエアーナイフ塗布機にて塗布乾燥し、電子供与性無
色染料含有マイクロカプセルシートを得た。
【0037】実施例2 実施例1の具体例(1)の化合物の代わりに具体例
(5)で示される化合物を、又具体例(26)の化合物
の代わりに具体例(28)で示される化合物を用いた他
は実施例1と同様に電子供与性無色染料含有マイクロカ
プセルシートを得た。
【0038】実施例3 実施例1の具体例(1)の化合物の代わりに具体例
(5)で示される化合物を、又具体例(26)の化合物
の代わりに具体例(31)で示される化合物を15g用
いた他は実施例1と同様に電子供与性無色染料含有マイ
クロカプセルシートを得た。
【0039】実施例4 実施例1の具体例(1)の化合物の代わりに具体例(1
1)で示される化合物を、又具体例(26)の化合物の
代わりに具体例(34)で示される化合物を20g用い
た他は実施例1と同様に電子供与性無色染料含有マイク
ロカプセルシートを得た。
【0040】比較例1 実施例1の具体例(26)の化合物を添加しない他は実
施例1と同様に電子供与性無色染料含有マイクロカプセ
ルシートを得た。
【0041】2)電子受容性化合物シートの調整 3,5−ビス−α−メチルベンジルサリチル酸亜鉛塩1
0gを1−イソプロピルフェニル−2−フェニルエタン
20gに加え溶解した。これを2%ポリビニルアルコー
ル水溶液50g、及び10%ドデシルベンゼンスルホン
酸トリエタノールアミン塩水溶液0.1gと混合し平均
粒径が3μmになるように乳化した。次に、炭酸カルシ
ウム80g、酸化亜鉛20g、ヘキサメタリン酸ナトリ
ウム1gと水200gとからなる分散液を、上記乳化液
と混合した後更に、バインダーとして、10%PVA水
溶液100gとカルボキシ変性SBRラテックス10g
(固形分として)を添加し固形分濃度が20%になるよ
うに加水し、塗液(A)を得た。
【0042】次に前記電子受容性化合物10g、シルト
ンクレー20g、炭酸カルシウム60g、酸化亜鉛20
g、ヘキサメタリン酸ナトリウム1gと水200gとか
らなる分散液を、サンドグラインダーにて平均粒径が3
μmになるように分散した。この分散液に10%PVA
水溶液16gと10%PVA水溶液100gおよびカル
ボキシ変性SBRラテックス10g(固形分として)を
添加し固形分濃度が20%になるように加水し、塗液
(B)を得た。塗液(A)と塗液(B)を電子受容性化
合物換算で1対1に混合して、50g/m2の原紙に、
5.0g/m2の固形分が塗布されるようにエアーナイ
フコーターにて塗布、乾燥し電子受容性化合物シートを
得た。
【0043】3)使用前耐光性試験 実施例1〜4及び比較例1の電子供与性無色染料含有マ
イクロカプセルシートを、キセノンフェードメーター
〔FAL−25AX−HC型(スガ試験機製)〕により
4時間照射した後、電子受容性化合物シートに重ねIB
M6747型電子タイプライターでアルファベット小文
字のmを連続的に打圧印字し発色させ、発色後24時間
経過させた後の濃度D1をマクベス反射濃度計(マクベ
ス社RD918)で測定した。別に未照射の実施例及び
比較例の電子供与性無色染料含有マイクロカプセルシー
トを、電子受容性化合物シートに重ねIBM6747型
電子タイプライターでアルファベット小文字のmを連続
的に打圧印字し発色させ、発色後24時間経過させた後
の濃度D2をマクベス反射濃度計(マクベス社RD91
8)で測定した。耐光値=D1/D2を表1に示す。表1
の結果より明らかな様に本発明の記録材料は使用前耐光
性が良好である。
【0044】
【表1】
【0045】実施例5 4)電子供与性無色染料カプセル液の調製 電子供与性無色染料として具体例(5)の化合物12g
及びアニリン化合物として具体例(31)の化合物20
gを酢酸エチル10.4gに溶解し、ジシクロヘキシル
フタレート12.4gとタケネートD−110N(武田
薬品工業(株)製)27gとミリオネートMR200
(日本ポリウレタン工業(株)製)3gを添加した。こ
の溶液を、ポリビニルアルコール4.6gと水74gの
混合液に添加し、20℃で乳化分散し、平均粒径2.5
μmの乳化液を得た。得られた乳化液に水100gを加
え、撹拌しながら60℃に加温し、2時間後に電子供与
性無色染料カプセル液を得た。
【0046】5)光硬化性組成物の乳化液の調製 2−O−クロロフェニル−4,5−ジフェニルイミダゾ
ール2量体0.12gと7−ジエチルアミノ−4−メチ
ルクマリン0.12gと重合を促進するための助剤とし
てN−フェニルグリシンエチルエステル0.06gの酢
酸エチル8g溶液に、化11で示される電子受容性化合
物7gと化12で示される電子受容性化合物3gを添加
した。
【0047】
【化11】
【0048】
【化12】
【0049】この溶液を、7.5%PVA水溶液9.6
gと2%ノニルフェノキシブタンスルホン酸ソーダ水溶
液0.8gと2%ドデカンスルホン酸ソーダ水溶液0.
8gとの混合溶液中に添加しホモジナイザー(日本精機
(株)製)にて1万回転で5分間乳化し、光硬化性組成
物の乳化液を得た。
【0050】6)感光・感熱層用塗布液の調製 電子供与性無色染料カプセル4gと光硬化性組成物の乳
化液12gと15%PVA水溶液12gとを混合し感光
・感熱層用塗布液を調製した。
【0051】7)保護層用塗布液の調製 10%ゼラチン水溶液4.5gと蒸留水1.5gと2%
ノニルフェノキシブタンスルホン酸ソーダ水溶液0.5
gと1%の2,4−ジクロロ−6−ヒドロキシ−s−ト
リアジン・ナトリウム塩水溶液1.5gとサイロイド7
2(FUJI−DEVISON CHEMICHAL
LTD.製)を塗布量が50mg/m2となるだけの量
とスノーテックスN1gとを混合し保護層用塗布液を調
製した。
【0052】8)感光・感熱記録材料の作製と画像出し 感光・感熱層用塗布液を100μmのポリエチレンテレ
フタレートフィルム上にコーティングバーを用いて塗布
層の乾燥重量が8g/m2になるように塗布し、30℃
で10分間乾燥した。この層の上に保護層用塗布液をコ
ーティングバーを用いて塗布層の乾燥重量が5g/m2
になるように塗布し、30℃で10分間乾燥して、感光
・感熱記録材料を得た。得られた感光・感熱性記録材料
に画像を現像したリスフィルムを通して1000W高圧
水銀灯(オーク社製のジェットライト)からの紫外光で
60秒間露光した。その後、120℃の熱板で5秒加熱
したところ、鮮明なシアン発色の画像が得られた。画像
濃度は、2.0で、非画像部の濃度は0.08だった。
【0053】実施例6 実施例5の具体例(5)の化合物の代わりに具体例
(7)で示される化合物を、又具体例(31)の化合物
の代わりに具体例(30)で示される化合物を用いた他
は実施例5と同様に感光・感熱記録シートを得た。
【0054】実施例7 実施例5の具体例(5)の化合物の代わりに具体例(1
1)で示される化合物を、又具体例(31)の化合物の
代わりに具体例(27)で示される化合物30gを用い
た他は実施例5と同様に感光・感熱記録シートを得た。
【0055】実施例8 実施例5の具体例(5)の化合物の代わりに具体例(1
0)で示される化合物を、又具体例(31)の化合物の
代わりに具体例(28)で示される化合物を用いた他は
実施例5と同様に感光・感熱記録シートを得た。
【0056】比較例2 実施例5のアニリン化合物の具体例(31)の化合物を
添加しない他は実施例5と同様に感光・感熱記録シート
を得た。
【0057】9)使用前耐光性試験 実施例5〜8及び比較例2の画像出し前の感光・感熱記
録材料を、キセノンフェードメーター〔FAL−25A
X−HC型(スガ試験機製)〕により2時間照射した時
の着色濃度をマクベス反射濃度計で測定した。結果を表
2に示す。表2より明らかな様に本発明の記録材料は使
用前の光着色が少なく良好である。
【0058】
【表2】
【0059】
【発明の効果】一般式(1)で示される化合物と一般式
(2)で示される化合物を用いる事により、使用前耐光
性が良好な記録材料を提供可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41M 5/30 G03F 7/004 507

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で示される電子供与性
    無色染料及び下記一般式(2)で示されるアニリン化合
    物を含有するマイクロカプセル、及び電子受容性化合物
    を含有することを特徴とする記録材料。 一般式(1) 【化1】 一般式(2) 【化2】 式中、R1〜R4はアルキル基もしくはアリール基を、R
    5〜R6は水素原子、アルキル基、アルコキシ基もしくは
    ハロゲン原子を、R7〜R8は水素原子もしくはアルキル
    基を、R9は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハ
    ロゲン原子もしくは置換アミノ基を、R10は水素原子、
    アルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子、アリール
    基、アリールオキシ基、アルコキシカルボニル基、アリ
    ールオキシカルボニル基、置換アミノ基、アルキルチオ
    基もしくはアリールチオ基を、mは1〜4の整数を、n
    は1〜5の整数を表す。
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