JPS6339468Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6339468Y2
JPS6339468Y2 JP7099883U JP7099883U JPS6339468Y2 JP S6339468 Y2 JPS6339468 Y2 JP S6339468Y2 JP 7099883 U JP7099883 U JP 7099883U JP 7099883 U JP7099883 U JP 7099883U JP S6339468 Y2 JPS6339468 Y2 JP S6339468Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
wire
winding groove
winding
elongation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7099883U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59175745U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7099883U priority Critical patent/JPS59175745U/ja
Publication of JPS59175745U publication Critical patent/JPS59175745U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6339468Y2 publication Critical patent/JPS6339468Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本発明は往復動の動力伝達用ワイヤの伸び吸収
機構の改良に関する。さらに詳しくは、ワイヤの
伸びを自動的に吸収するワイヤの駆動装置におけ
る伸びの過剰吸収を防止する機構に関する。
従来より動力伝達の手段としてワイヤがよく使
用されている。このようなワイヤは、慣性力が小
さく動力伝達ロスが少ないため、さらに導管とと
もにワイヤケーブルとして使用するときは配索を
自由にすることができるため、とくに遠隔操作用
の動力伝達手段として好適に採用される。そのば
あい、ワイヤの両端は操作側および従動側の可動
部にそれぞれ固着または係止され、ワイヤに常に
一定の張力をかけながら操作を行なうという方式
(プルワイヤ方式)として多く使用されている。
ところが通常金属撚線などからなるワイヤに
は、それにかかる張力により張力がなくなればも
とに戻る弾性伸びと張力がなくなつても元に戻ら
ない永久伸びとが生ずる。後者の永久伸び(以
下、単に伸びという)が生ずるとワイヤにかけら
れていた張力が失なわれ、さらにワイヤに遊びが
生ずる。そのような状態では操作側の装置など
(以下、駆動装置という)の操作を正確に従動側
の装置など(以下、従動装置という)に伝達する
ことができない。このようなワイヤの伸びによる
不具合を排除するために、実開昭58−26799号の
如き駆動装置がある。しかしこの装置にあつては
駆動装置によつて従動装置を操作する機構におい
て従動機器側に一定の作動範囲を規制するために
ストツパーが取付けられている場合が多くそのた
め駆動装置によつて操作された従動装置がストツ
パーによつて停止した後なおかつ駆動装置を強く
操作した場合ワイヤの弾性伸びによる見せかけの
伸びをも吸収することがある。その結果ワイヤ全
体の張力が大きくなり過ぎて駆動装置の操作が極
めて重たくなり円滑な操作が全くできなくなる。
このようなワイヤによる操作装置の円滑な操作の
ためにはワイヤの張力には適当な弛みのあること
が望ましい。
本願の主たる目的は上述の如き欠点に鑑み、ワ
イヤの伸びの過剰吸収を防止する機構を有する装
置を提供するにある。
次に図面を用いて本考案のワイヤの伸び過剰吸
収防止機構を説明する。
第1図は本考案のワイヤの伸び過剰吸収機構の
一実施例を示す斜視図、第2図は本考案の機構を
ウインドレギユレータに使用した一実施例の概略
図である。
第1図に示される本考案の機構の一実施例はケ
ーシング1と、該ケーシングに回転自在に設けら
れる軸2と、該軸2に共廻りするように嵌着され
る第1プーリ3と、軸2に可回転かつ軸方向に移
動可能なように設けられる第2プーリ4とを有し
ている。第1プーリ3と第2プーリ4とは互いに
一方の側面で接しており、該側面の周縁にはそれ
ぞれ第1ラチエツト歯3aおよび第2ラチエツト
歯4aが、たがいに歯合するように刻設されてお
り、第2プーリ4は第2プーリ4とケーシング1
との間に挿入されている弾性部材5により第1プ
ーリ3の方向に付勢されている。第1プーリ3の
外周には係止孔3bが穿設されており、更に外周
面にはワイヤの巻付溝3Cが設けられ、特に該巻
付溝の直径はワイヤの巻始めの外径は第2プーリ
のそれとほゞ等しくなされ、巻き進むに従つて極
めて僅かづゝ直径が徐々に大きくなるようになさ
れている。第1ワイヤ6は端末に固着されている
係止金具(図示せず)が係止孔3bに係止せられ
るとともに第1プーリ3の外周に設けられた巻付
溝に巻きつけられ、さらにケーシング1の外部に
導かれている。第1ワイヤ6の第1プーリ3の外
周の巻付溝への巻きつけ方向は、第1プーリ3を
第2プーリ4に対して空転するように回転させた
とき(第1図ではB方向)、第1ワイヤが第1プ
ーリに巻きとられるような方向である。第2ワイ
ヤ7もその端末に固着されている係止金具(図示
せず)が第2プーリの外周に穿設されている係止
孔4bに係止され、第2プーリ4を第1プーリ3
に対して空転するように回転させたとき(第1図
ではA方向)第2ワイヤが第2プーリの外周面に
設けられ、直径が一様となされた巻付溝4Cに巻
きとられるような方向、すなわち第1ワイヤ6と
は逆方向に巻きつけられ、さらにケーシング1の
外部に導かれている。21は軸2の軸端に固着さ
れるレバーである。
次に上記の如く構成されたワイヤの伸び過剰吸
収防止機構を第2図に示した如く自動車のウイン
ドレギユレータに取り付けた一実施例でその作用
及び効果を説明すると、レバー21をA方向に回
転させると、ラチエツトは係合方向であり第1プ
ーリに巻付られた第1ワイヤ6は第1プーリから
C方向に送り出され、第2ワイヤ7は第2プーリ
によりF方向に巻き取られる。そしてスライドガ
イド22に取り付けられたガラス24はG方向に
上昇してガラスを閉じることができる。この場合
第1プーリ3の巻付溝3Cの直径は前述の如く、
ワイヤの巻付方向に僅かずつ徐々に大きくなるよ
うになされているので、第1プーリに巻付けられ
ていて、送り出されるワイヤの量は、第1プーリ
に設けられた巻付溝の最小径のみからなる巻付溝
を持つ第2プーリ4に巻付けられるワイヤの量よ
り僅かながら多くなつている。その結果上記の操
作によつてワイヤの円滑な摺動に必要な張力の弛
みが生じるので極めて円滑に摺動させることがで
きる。なおこの場合は前述の如くラチエツト歯は
係合方向であるため伸び吸収のための作用はな
い。
次にレバー21をB方向に回転させた場合第1
プーリは第1ワイヤ6を巻取るので第1ワイヤは
D方向に摺動し、第2ワイヤ7は第2プーリから
送り出されてE方向に摺動する。そのためスライ
ドガイド22はH方向に摺動しガラス24を下降
させる。このときは、第2プーリから送り出され
る第2ワイヤの量よりも、第1ワイヤを巻き取る
第1プーリの巻取量のほうが僅かではあるが多く
なるので、ケーブルに張りが生じて吸収する必要
のない弾性伸びを吸収することがない。尚ワイヤ
に永久伸びが生じた時にはガラスの下降時がラチ
エツト歯の空転方向にしてあるので、伸びを吸収
するものである。かくしてレバー21をB方向に
操作してガラス24を下降させてスライドガイド
22がストツパー23に当接してH方向への摺動
が停止した時であつてもなおかつレバーに過負荷
が加わつた場合ワイヤの弾性伸びをも吸収するも
のであるが本実施例にあつては第1プーリの外周
面に設けられた巻付溝の直径を巻付方向に僅かず
つ徐々に大きくすることによつてワイヤの巻付量
を多くし、スライドガイド22がストツパー23
に当接した時に過負荷により取り過ぎた張力伸び
であつても、第1プーリによつて取られた伸びで
あるのでレバーをA方向に逆転させた場合第2プ
ーリのワイヤーの巻取量よりも第1プーリから送
り出されたワイヤの量の方が僅かに多く、その分
だけは弛みが生じるのでその後の駆動装置の操作
においても従来と変らずワイヤが極端に張り過ぎ
ることなく円滑な操作を繰返えすことのできる優
れた機構を提供できる考案である。
更に加えて本考案の機構を本実施例の如く自動
車のウインドレギユレーターの駆動装置として用
いた場合には窓ガラスを下降させるに従がつてワ
イヤの張力が徐々に強くなるので、ガラスを途中
で停止させた半開きの場合にガラスの安定性がよ
くなり、走行時の振動によるビビリ音をほとんど
発することのない効果をも有する。
尚本実施例とは逆にラチエツト歯の係合方向を
逆にすると共に、第1プーリの巻付溝の直径を一
様にし、第2プーリの巻付溝の巻き始めの部分を
第1プーリの直径とほぼ同一にし、巻き進むに従
つて巻付溝の直径を徐々に大きくしても良いこと
は勿論であり、それにより同一の効果を得られる
ものであることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案にかゝるものであつて、第1図は
ワイヤの伸び過剰吸収を防止する機構の一実施例
を示す斜視図、第2図は第1図に示されている機
構をウインドレギユレータに使用した一実施例を
示す概略図である。 1:ケーシング、2:軸、3:第1プーリ、3
a:第1ラチエツト歯、3C:巻付溝、4:第2
プーリ、4a:第2ラチエツト歯、4C:巻付
溝、5:弾性部材、6:第1ワイヤ、7:第2ワ
イヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ケーシングと、該ケーシングに回転自在に設け
    られる軸と、該軸に共回りするように嵌着され、
    かつ一側面の周縁に第1ラチエツト歯が刻設され
    ると共に、その外周面に螺旋状に巻付溝が設けら
    れてなる第1プーリと、前記軸に可回転かつ軸方
    向に移動可能なように設けられ、前記第1ラチエ
    ツト歯と噛合する第2ラチエツト歯が一側面の周
    縁に刻設されると共に、その外周面に螺旋状に巻
    付溝が設けられてなる第2プーリと、該第2プー
    リを前記第1プーリ側に付勢する弾性部材と、前
    記第1プーリの外周に端末が係止されると共に巻
    付溝に巻き付けられる第1ワイヤと、前記第2プ
    ーリの外周に端末が係止されると共に第2プーリ
    の巻付溝に、前記第1ワイヤとは逆方向に巻き付
    けられる第2ワイヤとからなるワイヤの伸び吸収
    機構において、前記第1プーリ及び第2プーリの
    外周面に設けられた前記巻付溝の内、いずれか一
    方の巻付溝の直径をワイヤの巻き始めの位置では
    他方の巻付溝と同径とし、巻き進む方向に徐々に
    直径を大きした構造を特徴とするワイヤの伸びの
    過剰吸収を防止する機構。
JP7099883U 1983-05-11 1983-05-11 ワイヤの伸び過剰吸収を防止する機構 Granted JPS59175745U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7099883U JPS59175745U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 ワイヤの伸び過剰吸収を防止する機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7099883U JPS59175745U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 ワイヤの伸び過剰吸収を防止する機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59175745U JPS59175745U (ja) 1984-11-24
JPS6339468Y2 true JPS6339468Y2 (ja) 1988-10-17

Family

ID=30201150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7099883U Granted JPS59175745U (ja) 1983-05-11 1983-05-11 ワイヤの伸び過剰吸収を防止する機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59175745U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59175745U (ja) 1984-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4440354A (en) Automatic tension-adjusting mechanism for window regulators
US4628759A (en) Driving device employed in a window regulator
JPS6367684B2 (ja)
US4662236A (en) Mechanism for automatically regulating tension of wires employed in a window regulator
US5022184A (en) Manual window regulator
JPH0360995B2 (ja)
JPS6339468Y2 (ja)
JPS6332448Y2 (ja)
JPS6339469Y2 (ja)
JPS6319745B2 (ja)
JPS59190559A (ja) ワイヤの伸び吸収機構
GB2153906A (en) A driving device employed in a window regulator
JPS59194160A (ja) ワイヤの伸び吸収機構
JP2521628Y2 (ja) ケ−ブル式ウインドレギュレ−タ用駆動部の構造
JPS6338563B2 (ja)
JP3802364B2 (ja) ウインドレギュレータ
JPS6222919B2 (ja)
JP3802365B2 (ja) ウインドレギュレータ
JPS5820885A (ja) ワイヤの伸び自動吸収機構
JP6408429B2 (ja) コントロールケーブル装置
JPH0363637B2 (ja)
JPH0314558Y2 (ja)
JPS6325205B2 (ja)
JP2662205B2 (ja) パチンコ機の弾球装置
JPH0120443B2 (ja)