JPS6338254Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6338254Y2 JPS6338254Y2 JP1982121882U JP12188282U JPS6338254Y2 JP S6338254 Y2 JPS6338254 Y2 JP S6338254Y2 JP 1982121882 U JP1982121882 U JP 1982121882U JP 12188282 U JP12188282 U JP 12188282U JP S6338254 Y2 JPS6338254 Y2 JP S6338254Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lining
- knitted fabric
- knitted
- cut pile
- fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Carpets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この発生はクツシヨン材を用いる必要のない人
工芝に関するものである。
工芝に関するものである。
最近、学校の運動場あるいは野球場、テニスコ
ートなどで、雨上りに直ちに使用できるように、
透水性と水はけのよい各種の人工芝が開発され、
一般に使用されているが、その他にもビルの屋上
や一般住宅のベランダなどにも人工芝が多く使用
されるようになつた。
ートなどで、雨上りに直ちに使用できるように、
透水性と水はけのよい各種の人工芝が開発され、
一般に使用されているが、その他にもビルの屋上
や一般住宅のベランダなどにも人工芝が多く使用
されるようになつた。
このような人工芝として実開昭52−108379号公
報に記載されたものがある。この公知の人工芝生
は織編組基布の一面全面に、微細テープ状等の合
成樹脂を素材とするループを織編組し根部を基布
に接着固定してループ頂部をカツトし芝状植毛部
を形成した人工芝生体の裏面に腰の強い繊維質厚
肉マツトを透水性をそこなわないように接着一体
化したものである。この公知の人工芝に用いてい
る繊維質マツトは厚肉であり、透水性はあるが、
透水性のための隙間がきわめて微細であるため、
あたかも海綿のような作用が起り、降雨時に多量
の水を含むことになる。
報に記載されたものがある。この公知の人工芝生
は織編組基布の一面全面に、微細テープ状等の合
成樹脂を素材とするループを織編組し根部を基布
に接着固定してループ頂部をカツトし芝状植毛部
を形成した人工芝生体の裏面に腰の強い繊維質厚
肉マツトを透水性をそこなわないように接着一体
化したものである。この公知の人工芝に用いてい
る繊維質マツトは厚肉であり、透水性はあるが、
透水性のための隙間がきわめて微細であるため、
あたかも海綿のような作用が起り、降雨時に多量
の水を含むことになる。
このため、雨がやんだのちもマツトを踏むこと
により水が湧いてくるのでマツトが十分に乾燥す
るまでは使用できないとともに乾燥に要する時間
が長いという問題があり、また、繊維質肉厚マツ
トが嵩ばり、重量も重いので輸送や保管に不便で
あるなどの問題もある。
により水が湧いてくるのでマツトが十分に乾燥す
るまでは使用できないとともに乾燥に要する時間
が長いという問題があり、また、繊維質肉厚マツ
トが嵩ばり、重量も重いので輸送や保管に不便で
あるなどの問題もある。
この考案は上記のような従来の人工芝の問題を
解決することを目的とするもので、下部にクツシ
ヨン作用と滑り止め作用を兼ね備えた裏地を有す
る人工芝を提供するものである。
解決することを目的とするもので、下部にクツシ
ヨン作用と滑り止め作用を兼ね備えた裏地を有す
る人工芝を提供するものである。
すなわち、この考案はラツセル編機などにより
編成したカツトパイル編地の裏面に、例えば500
〜2000デニール程度の合成糸を上下に貫通する十
分な空間を有するように編成したラツセル編地
(緯入り経メリヤス地)による裏地を当てがい、
この裏地に天然ゴムまたは合成ゴムあるいは合成
樹脂などの軟質弾性材料からなる液状材料を裏地
の開口やカツトパイル地の編目をあまり詰まらせ
ない程度に塗布して乾燥させることによりカツト
パイル地と裏地とを一体に接着したことにより、
通水性が十分で、しかもすべり止め効果もあるた
め、別のクツシヨン材を用いる必要がなくなつた
ものであるが、さらにその詳細を添附図面に示す
一実施例に基づいて説明する。
編成したカツトパイル編地の裏面に、例えば500
〜2000デニール程度の合成糸を上下に貫通する十
分な空間を有するように編成したラツセル編地
(緯入り経メリヤス地)による裏地を当てがい、
この裏地に天然ゴムまたは合成ゴムあるいは合成
樹脂などの軟質弾性材料からなる液状材料を裏地
の開口やカツトパイル地の編目をあまり詰まらせ
ない程度に塗布して乾燥させることによりカツト
パイル地と裏地とを一体に接着したことにより、
通水性が十分で、しかもすべり止め効果もあるた
め、別のクツシヨン材を用いる必要がなくなつた
ものであるが、さらにその詳細を添附図面に示す
一実施例に基づいて説明する。
図において、Aはカツトパイル編地、Bは裏地
である。
である。
カツトパイル編地Aは例えば特公昭48ー25390
号公報に記載されている経編機によるカツトパイ
ル編成方法により編成された編地を用いる。
号公報に記載されている経編機によるカツトパイ
ル編成方法により編成された編地を用いる。
この編地は経編機の一種であるラツセル編機を
用い、可動筬により供給される経糸、緯糸および
パイル糸を針床前面のベラ針にてラツセル編地に
編成する過程において、編成途中のパイル糸を可
動筬箇所から後退する掛針に引掛けてパイルルー
プを形成し、ついで前記掛針が下降し、前進する
とき、前記パイルループを、針床面から適宜間隔
位置の固定すくい針に引掛けて移し替え、パイル
ループがラツセル編地の編成に伴つて固定すくい
針に沿つて移動する途中でその先端部を回転丸刃
カツタに接触させて切断する方法により作られた
もので、鎖編状の多数の経糸1の編目に緯糸2を
絡ませながら往復させることによりラツセル編地
(経編メリヤス編地)を編成するさいに経糸とと
も編込んだパイル糸をパイルループとし、これを
切断してパイル3を芝生状に形成するもので、経
糸、緯糸には塩化ビニリデンのような耐水性合成
繊維からなる撚糸を用い、パイル糸には塩化ビニ
リデンを細い帯状にしたものなどを用いることに
より芝生のような外観となるものである。
用い、可動筬により供給される経糸、緯糸および
パイル糸を針床前面のベラ針にてラツセル編地に
編成する過程において、編成途中のパイル糸を可
動筬箇所から後退する掛針に引掛けてパイルルー
プを形成し、ついで前記掛針が下降し、前進する
とき、前記パイルループを、針床面から適宜間隔
位置の固定すくい針に引掛けて移し替え、パイル
ループがラツセル編地の編成に伴つて固定すくい
針に沿つて移動する途中でその先端部を回転丸刃
カツタに接触させて切断する方法により作られた
もので、鎖編状の多数の経糸1の編目に緯糸2を
絡ませながら往復させることによりラツセル編地
(経編メリヤス編地)を編成するさいに経糸とと
も編込んだパイル糸をパイルループとし、これを
切断してパイル3を芝生状に形成するもので、経
糸、緯糸には塩化ビニリデンのような耐水性合成
繊維からなる撚糸を用い、パイル糸には塩化ビニ
リデンを細い帯状にしたものなどを用いることに
より芝生のような外観となるものである。
裏地Bは例えば鎖編状の経糸4の編目に緯糸5
を絡せて往復させるにさいし、隣接する経糸4の
編目に絡む部分と隣接する経糸4の編目には挿通
するだけで、さらにその隣の編目に絡んで折返え
す部分を適当に配列して第3図のような編地とし
たもので緯織目aと上下に貫通する十分な空間b
とが千鳥状に形成された裏地Bとなる。なお、裏
地の糸は特に限定しないが例えばパイル編地Aの
パイルと異なる細い糸で十分であり、耐水性の合
成糸がよい。
を絡せて往復させるにさいし、隣接する経糸4の
編目に絡む部分と隣接する経糸4の編目には挿通
するだけで、さらにその隣の編目に絡んで折返え
す部分を適当に配列して第3図のような編地とし
たもので緯織目aと上下に貫通する十分な空間b
とが千鳥状に形成された裏地Bとなる。なお、裏
地の糸は特に限定しないが例えばパイル編地Aの
パイルと異なる細い糸で十分であり、耐水性の合
成糸がよい。
上記のようなカツトパイル編地Aの裏面に裏地
Bを重ね、天然ゴムまたは合成ゴムあるいは合成
樹脂などの軟質弾性材料からなる液状のクツシヨ
ン材料を裏地に塗布するが、そのさい、この液状
材料を裏地Bの空間bが埋まらないようにし、緯
織目bの部分には比較的多く付着し、かつ、カツ
トパイル編地Aの編目を詰まらせない程度に塗布
し、これが乾燥したのちは軟質弾性材料による凹
凸状のすべり止め兼用のクツシヨン層6が形成さ
れ、かつ、このクツシヨン材料がカツトパイル編
地Aの裏面に裏地Bを接着する。
Bを重ね、天然ゴムまたは合成ゴムあるいは合成
樹脂などの軟質弾性材料からなる液状のクツシヨ
ン材料を裏地に塗布するが、そのさい、この液状
材料を裏地Bの空間bが埋まらないようにし、緯
織目bの部分には比較的多く付着し、かつ、カツ
トパイル編地Aの編目を詰まらせない程度に塗布
し、これが乾燥したのちは軟質弾性材料による凹
凸状のすべり止め兼用のクツシヨン層6が形成さ
れ、かつ、このクツシヨン材料がカツトパイル編
地Aの裏面に裏地Bを接着する。
この考案の人工芝は上記の構成であり、芝生状
の外観を呈しているカツトパイル編地Aの裏面に
裏地Bを重ねるとともにこの裏地Bに塗布したク
ツシヨン材料により、裏地Bに凹凸を形成してク
ツシヨン性とともにすべり効果も得られるように
し、しかも、カツトパイル編地Aと裏地Bとはク
ツシヨン材料により接着したのでカツトパイル3
の抜止めとなる。
の外観を呈しているカツトパイル編地Aの裏面に
裏地Bを重ねるとともにこの裏地Bに塗布したク
ツシヨン材料により、裏地Bに凹凸を形成してク
ツシヨン性とともにすべり効果も得られるように
し、しかも、カツトパイル編地Aと裏地Bとはク
ツシヨン材料により接着したのでカツトパイル3
の抜止めとなる。
また、この考案に用いている裏地は緯織目と上
下に貫通する空間とが千鳥状に形成されることに
より十分な空間を有するように編成したラツセル
編地による比較的薄いもので、前記の公知例のよ
うな保水作用は殆どなく、降雨時における雨水は
速やかに裏地の空間を通り抜けて排水される。
下に貫通する空間とが千鳥状に形成されることに
より十分な空間を有するように編成したラツセル
編地による比較的薄いもので、前記の公知例のよ
うな保水作用は殆どなく、降雨時における雨水は
速やかに裏地の空間を通り抜けて排水される。
従つて、この考案の場合は降雨がやむと直ちに
芝生を踏んでも水が湧き出すようなおそれはなく
乾燥が著しく速いという効果がある。また、この
考案は裏地が薄く重量も軽く、嵩ばらないので、
輸送や保管が容易であるなどの点においても優れ
ており、しかもクツシヨン層によりクツシヨン性
も十分であるなどの効果がある。
芝生を踏んでも水が湧き出すようなおそれはなく
乾燥が著しく速いという効果がある。また、この
考案は裏地が薄く重量も軽く、嵩ばらないので、
輸送や保管が容易であるなどの点においても優れ
ており、しかもクツシヨン層によりクツシヨン性
も十分であるなどの効果がある。
第1図はこの考案の人工芝の一部切欠斜視図、
第2図は同上の側面図、第3図は一部のカツトパ
イルを除去し、カツトパイル編地の一部を切欠し
た上面図、第4図は同上の下面図である。 A……カツトパイル編地、B……裏地、3……
カツトパイル、6……クツシヨン層。
第2図は同上の側面図、第3図は一部のカツトパ
イルを除去し、カツトパイル編地の一部を切欠し
た上面図、第4図は同上の下面図である。 A……カツトパイル編地、B……裏地、3……
カツトパイル、6……クツシヨン層。
Claims (1)
- ラツセル編地などにより編成したカツトパイル
編地の裏面に、緯織目と上下に貫通する空間とが
千鳥状に形成されることにより十分な空間を有す
るように編成したラツセル編地による比較的薄い
裏地を当てがい、この裏地に天然ゴムまたは合成
ゴムあるいは合成樹脂などの軟質弾性材料からな
る液状材料を裏地の空間やカツトパイル地の編目
を詰まらせない程度に塗布して乾燥させることに
より裏地にクツシヨン層を形成するとともにカツ
トパイル地と裏地とを一体に接着した通水性人工
芝。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12188282U JPS5927207U (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 通水性人工芝 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12188282U JPS5927207U (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 通水性人工芝 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5927207U JPS5927207U (ja) | 1984-02-20 |
JPS6338254Y2 true JPS6338254Y2 (ja) | 1988-10-07 |
Family
ID=30278797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12188282U Granted JPS5927207U (ja) | 1982-08-09 | 1982-08-09 | 通水性人工芝 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927207U (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52108379U (ja) * | 1976-02-07 | 1977-08-17 |
-
1982
- 1982-08-09 JP JP12188282U patent/JPS5927207U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5927207U (ja) | 1984-02-20 |
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