JPS6338046A

JPS6338046A - 車両用シ−トのア−ムレスト

Info

Publication number: JPS6338046A
Application number: JP61178697A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Sagawara; 隆行佐賀原
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 1986-07-31
Filing date: 1986-07-31
Publication date: 1988-02-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、車両用シートの両側縁に取り付けられ、着
座者の肘が掛けられる車両用シートのアームレストに関
する。

（従来の技術）一般に、車両用シートの着座者が楽に着座できるように
、車両用シートの両側縁に、着座者の両肘が掛けられる
ようなアームレストを備えることが、例えば実開昭６１
−１１３６０号公報に示されている。この公報によれば
、各アームレストは、着座者がアームレストを利用した
くない時に、このアームレストが邪魔にならないように
、シートバックの側縁に沿う位置まで跳ね上げ可能に構
成されている。

（発明が解決しようとする問題点）このような従来のアームレストにおいては、前述したよ
うに、アームレストの不使用時には上方に跳ね上げられ
て、邪魔にならないように構成されているものの、使用
時においては、その上下位置が固定されているため、着
座者の体格によっては、アームレストの高さが適合せず
に、かえって姿勢が不自然となり、楽に着座できなくな
ることになる。

この発明は上述した問題点に鑑みてなされたもので、こ
の発明の目的は、着座者の体格に合わせてアームレスト
の上下位置を変更することのできる車両用シートのアー
ムレストを提供することである。

（問題点を解決するための手段）この発明に係る車両用シートのアームレストは上述した
問題点を解決し、目的を達成するため、シートバックの
側縁に、上下方向に沿って移動可能に設けられたアーム
レスト本体と、シートクッションの前後方向に沿う移動
操作に伴って、アームレスト本体を上下動させる伝達手
段とを具備する事を特徴としている。

（実施例）以下に、この発明に係る車両用シートのアームレストの
一実施例につき、添付図面を参照して詳細に説明する。

第１図に示すように、車両用シート１０は車両のアンダ
ーボディ（図示せず）上に、前後方向（図中、左右方向
）に沿って移動可能なシートクッション１２と、このシ
ートクッション１２の後端に回動自在に取り付けられた
シートバック１４と、このシートバック１４の上端に若
脱自在に取り付けられたヘッドレスト１６と、シートバ
ック１４の両側縁に設けられたアームレスト１８とを備
えている。

このシートクッション１２は図示しない駆動モータによ
って８９　ｆｆｉ　ａされる、いわゆるパワーシートで
ある。

即ち、このシートクッション１２内には、アンダーフレ
ーム２０が配設されている。このアンダーフレーム２０
の後部には、シートクッション１２の下面から更に下方
に突出するように設けられた支持片２２が取り付けられ
ている。この支持片２２の下端には、前後方向に沿って
延出しな透孔が形成され、この透孔の内周面には雌ねじ
が螺刻されている。

一方、アンダーフレーム２０の下方に位置するアンダー
ボディ上にはシートレール２４が固着されており、この
シートレール２４には複数の支持台２６ａ、２６ｂが起
立して取り付けられている。これら支持台２６ａ、２６
ｂの上端には、前後方向に沿って透孔が形成されており
、これら透孔はアンダーフレーム２０の支持片２２に形
成された透孔と整合されている。これら支持台２６ａ、
２６ｂの透孔中を貫通した状態で、図示しない駆動モー
タにより軸回りに回転駆動される駆動軸２８が設けられ
ている。この駆動軸２８は支持台２６ａ、２６ｂに回転
自在、且つ前後方向に移動不能に支持されている。また
、この駆動軸２８は中間部に雄ねじ部２８ａを有し、こ
の雄ねじ部２８ａは支持片２２の雌ねじに螺合されてい
る。

このようにして、駆動モータの駆動力により駆動Ｉ［１
１２８が回転駆動されることにより、雄ねじ部２８ａと
支持片２２の雌ねじとの螺合を介してシートクッション
１２は前後方向に沿って移動駆動されることになる。

尚、駆動軸２８の後部には、係止部材３０が設けられて
おり、この係止部材３０に支持片２２が当接することに
より、シートクッション１２の後方への８勤が制限され
ている。また、シートクッション１２の前方への８勤は
、支持片２２が支持台２６ｂに当接することにより制御
されている。

即ち、この係上部材３０によりシートクッション１２の
後方限界位置が、また支持台２６ｂにより前方限界位置
が、それぞれ規定されている。

また、第２図にも示すように、シートバック１４内には
、シートバックフレーム３２が配設されている。このシ
ートバックフレーム３２の両側部にはシートバック１４
内で外方に向って突出する複数のブラケット３４ａ、３
４ｂが、上下方向に離間して固着されている（尚、簡略
のため、シートバックフレーム３２の右側部のみ図示し
、左側部については省略している）。これらブラケット
３４ａ、３４ｂの先端には、上下方向に延出した透孔が
形成されており、これら透孔は互いに整合されている。

これらブラケット３４ａ、３４ｂの透孔中を貫通した状
態で、従動軸３６が回転自在、且つ上下動不能に設けら
れている。この従動輪３６の中間部には雄ねじ部３６ａ
が螺刻されている。

一方、前述したアームレスト１８は、着座者の肘が掛け
られるアームレスト本体３８と、このアームレスト本体
３８を上下動可能に支持する取付片４０とを備えている
。尚、このアームレスト本体３８は、取付片４０に対し
て、第１図中一点鎖線で示すように、着座者の肘が掛け
られる位置と、二点鎖線で示すようにシートバック１４
の側縁に沿って延出するように跳ね上げられた位置との
間で垂直面内で回動自在になされている。

この取付片４０の基端部には、上下方向に延出しな透孔
が形成されており、この透孔の内周面には、前述した従
動軸３６の雄ねじ部３６ａに螺合する雌ねじが螺刻され
ている。この取付片４０は従動軸３６に螺着された状態
で、水平面内での回転を禁止されている。このようにし
て、従動軸３６が回転することにより、取付片４０は、
従って、アームレスト本体３８は上下動することになる
。

次に、前述した駆動軸２８の回転を従動軸３６に伝達す
る伝達機構４２について、第３図乃至第５図を参照して
説明する。この伝達機構４２は駆動軸２８の回転方向を
９０度変更すると共に、減速して伝えるギヤボックス４
４と、このギヤボックス４４で変更された駆動力を従動
軸３６に伝達するトルクワイヤ４６とを備えている。

このギヤボックス４４は、第３図乃至第５図に示すよう
に、駆動軸２８の後端部が回転自在に挿入される中空の
ボックス本体４４ａと、ボックス本体４４ａ内の駆動軸
２８の部分に形成されたウオーム４４ｂと、このウオー
ム４４ｂに螺合し、垂直軸回りに回転するウオームホイ
ール４４ｃと、このウオームホイール４４ｃの回転軸４
４ｄと、トルクワイヤ４６とを、ボックス本体４４ａ外
で一体回転可能に連結する下方カップリング４４ｅと、
このボックス本体４４ａをアンダーフレーム２０に取り
付けるためのフランジ部４４ｆとを備えている。

前述したトルクワイヤ４６はフレキシブルに構成され、
シートバック１４がシートクッション１２に対していか
なる回動位置にあっても、良好に回転を伝達できるよう
になされている。尚、このトルクワイヤ４６の上端は、
第１図及び第２図に示すように、上方カップリング４８
を介して従動軸３６に一体回転可能に取り付けられてい
る。このように伝達機構４２は構成されているので、駆
動軸２８の回転は従動軸３６に確実に伝達されることに
なる。

ここで、ギヤボックス４４内でのウオーム４４ｂとウオ
ームホイール４４ｃとの間の、且つ従動軸３６の雄ねじ
部３６ａと取付片３８の雌ねじとの間の、回転力伝達方
向は、駆動軸２８がシートクッション１２を前方に移動
するように回転された際には、着座者の体格が小さく、
従って着座者の座高は低くなるので、アームレスト本体
３８を下げる方向に伝達され、一方、駆動軸２８がシー
トクッション１２を後方に移動するように回転された際
には、着座者の体格が大きく、従って座高は高くなるの
で、アームレスト本体３８を上げる方向に伝達されるよ
うに設定されている。

尚、この一実施例では、シートクッション１２の水平穆
力量は２５５ｍｍに、またアームレスト本体３８の垂直
移動量は８５ｍｍに、それぞれ設定されている。この伝
達比は、従動軸３６の雄ねじ部３６ａと取付片４０の雌
ねじとが共に同一ピッチの一条リードねじから構成され
るようにしているので、ギヤボックス４４におけるウオ
ーム４４ｂとウオームホイール４４ｃとの歯車比によっ
て規定されることになる。従って、ウオーム４４ｂとウ
オームホイール４４ｃとの歯車比（減速比）は１対３に
設定されている。

以上のように構成される車両用シート１０のアームレス
ト１８につき、以下にその作用を説明する。

このアームレスト１８付の車両用シート１０は、例えば
乗用車の運転席や助手席、ワンボックスカーのセカンド
シート等に適用されるものである。

着座者がこのシート１０に着座した状態で、体格が大き
い場合には、前方のクリアランスを大きくするため、図
示しないパワーシートスイッチを後退側にオンさせる。

このオン動作に従って、図示しない駆動モータは駆動軸
２８を一方向に回転させて、駆動軸２８の雄ねじ部２８
ａと支持片２２の雌ねじとの螺合を介して、シートクッ
ション１２は後退されることになる。

この駆動軸２８のシートクッション１２を後退させる一
方向の回転は、伝達機構４２のギヤボックス４４及びト
ルクワイヤ４６を介して、従ｆｆＦＩ］軸３６に月に減
速された上で伝達され、従苅釉３６も一方向に駆動軸２
８の局の回転数で回転する。

この往訪＠３６の回転は、これの雄ねじ部３６ａと取付
片４０の雌ねじとを介してアームレスト本体３８に伝達
され、このアームレスト本体３８はシートクッション１
２の移動量の届の＄５　力量で上昇する。

このようにして、この一実施例によれば、シート１０を
後退することにより、着座者の大きい体格に合わせて、
アームレスト本体３８は上昇し、着座者は最適の姿勢で
アームレスト１８を用いて楽にシート１０に着座できる
ようになる。

一方、着座者の体格が小さい場合には、前方のクリアラ
ンスを小さくとるため、パワーシートスイッチを前進側
にオンさせる。このオン動作に伴って、駆動モータは、
後退の時とは逆に、駆励軸２８を他方向に回転させ、こ
の結果、シートクッション１２は前進されることになる
。

このＩＪＡｗＪ軸２８のシートクッション１２を前進さ
せる他方向の回転は、伝達機構４２を介して、従動軸３
６に尾に減速された状態で伝達され、この従ｒＪ！Ｊ＠
３６の回転によりアームレスト本体３８は、シートクッ
ション１２の移ａＩＩＩ量の局のり力量で下降する。

このように、この一実施例によれば、シート１０を前進
させることにより、着座者の小さい体格に合わせて、ア
ームレスト本体３８は下降し、着座者は最適の姿勢でア
ームレスト１８を用いて楽にシート１０に着座できるよ
うになる。

この発明は、上述した一実施例の構成に限定される事な
く、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能で
ある。

例えば、上述した一実施例においては、駆功力向を変更
し、伝達比（減速比）を変更するため、ギヤボックス４
４内に設けられたウオーム４４ｂとウオームホイール４
４ｃとを備えるように説明したが、この構成に限定され
ることなく、例えば、互いに噛合するかさ歯車を備える
ようにしても良い。

また、上述した一実施例では、このシー１−１０は駆動
モータにより駆動されるパワーシートであると説明した
が、着座者が自らシートクッションをＢ勤させるマニュ
アルタイプのシートであっても良い。

（発明の効果）以上詳述したように、この発明に係る車両用シートのア
ームレストは、シートバックの側縁に、上下方向に沿っ
て移動可能に設けられたアームレスト本体と、シートク
ッションの前後方向に沿う移動操作に伴って、アームレ
スト本体を上下動させる伝達手段とを具備する事を特徴
としている。従って、この発明によれば、着座者の体格
に合わせてアームレストの上下位置を変更することので
きる車両用シートのアームレストが提供されることにな
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る車両用シートのアームレストの
一実施例を示す側面図；第２図は第１図に示すアームレストの正面図：そして、第３図乃至第５図は伝達機構のギヤボックスをそれぞれ
示す側面図、上面図、上面断面図である。図中、１０・・・シート、１２・・・シートクッション
、１４・・・シートバック、１６・・・ヘッドレスト、
１８・・・アームレスト、２０・・・アンダーフレーム
、２２・・・支持片、２４・・・シートレール、２６ａ
、２６ｂ・・・支持台、２８・・・駆動軸、２８ａ・・
・雄ねじ部、３０・・・係止部材、３２・・・シートバ
ックフレーム、３４ａ、３４ｂ・・・ブラケット、３６
・・・従動釉、３６ａ・・・雄ねじ部、３８・・・アー
ムレスト本体、４０・・・取付片、４２・・・伝達機構
、４４・・・ギヤボックス、４４ａ・・・ボックス本体
、４４ｂ・・・つオーム、４４ｃ・・・ウオームホイー
ル、４４ｄ・・・回中云中山、４４ｅ・・・下方力・ン
ブリング、４４ｆ・・・フランジ、４６・・・トルクワ
イヤ、４８・・・上方カップリングである。第３図 −０（４４゜第４図　　　　　　　第５図、７／／第　１　図第　２０

Claims

【特許請求の範囲】

（１）シートバックの側縁に、上下方向に沿つて移動可
能に設けられたアームレスト本体と、シートクッション
の前後方向に沿う移動操作に伴つて、アームレスト本体
を上下動させる伝達手段とを具備する事を特徴とする車
両用シートのアームレスト。
（２）前記伝達手段はシートクッションが前方に移動し
た際に、アームレスト本体を下降させ、シートクッショ
ンが後方に移動した際に、アームレスト本体を上昇させ
るように駆動力を伝達する事を特徴とする特許請求の範
囲第１項に記載の車両用シートのアームレスト。
（３）前記アームレスト本体は肘掛け可能な位置と、シ
ートバックの側縁に沿つて延出するように跳ね上げられ
た位置との間で回動可能になされている事を特徴とする
特許請求の範囲第１項に記載の車両用シートのアームレ
スト。
（４）前記シートクッションはモータにより前後方向に
沿つて移動され、前記伝達手段は、このモータの駆動力
をアームレスト本体に伝達する事を特徴とする特許請求
の範囲第１項に記載の車両用シートのアームレスト。