JPS6337937A - 易接着性ポリエステルフイルム及びその製造方法 - Google Patents

易接着性ポリエステルフイルム及びその製造方法

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JPS6337937A
JPS6337937A JP18019586A JP18019586A JPS6337937A JP S6337937 A JPS6337937 A JP S6337937A JP 18019586 A JP18019586 A JP 18019586A JP 18019586 A JP18019586 A JP 18019586A JP S6337937 A JPS6337937 A JP S6337937A
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polyester
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polyester film
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は易接着性ポリエステルフィルム及びその製造方
法に関し、更に詳しくはフィルムの高度加工商品、例え
ばオーディオ用磁気テープ、ビデオ用磁気テープ、コン
ピューター用磁気テープ。
フロッピーディスク、X線写真フィルム、テレホンカー
ド、メンブレン、ジアゾマイクロフィルム等の基材とし
て有用な、すぐれた接着性と耐ブロッキング性を有プる
ポリエステルフィルム及びその製造方法に関プる。
〈従来技術〉 熱可塑性ポリエステル、例えばポリエチレンテレフタレ
ートもしくはその共重合体、ポリエチレンヅフタレート
もしくはその共重合体、あるいはこれらと小v1合の他
樹脂とのブレンド物等を溶融押出し、製膜することは公
知である。そして得られる二軸延伸熱固定したポリエス
テルフィルムは耐熱性、ガス遮断性、電気的特性及び耐
薬品性が他の樹脂からなるフィルムに比べて優れている
ことも知られている。もっとも、その表面は高度に結晶
配向されているので、表面のui性が高く、例えばt 
II 、接着剤、インキ等の接着性に乏しい。
そこで、この接着性を改善する方法として物理処理例え
ばコロナ処理、紫外線処理、プラズマ処理、EB処理あ
るいは火焔処理′:q或は薬剤処理例えば、アルカリ、
アミン水溶液、トリクロル酢酸フェノール類等の薬剤に
よる処理が知られている。
しかしながら、これらの方法は接着力の経時劣化や薬剤
の揮散による作業環境の汚染等の実用上不利な問題があ
る。
もう一つの手段としては通常のポリエステルフィルムの
製膜:[程以外のプロi:/スでフィルム表面に易接着
性塗剤を塗45シてプライマ一層を設ける方法が知られ
ている。しかし、この方法では、通常塗剤の溶剤として
有IR溶剤を用い、またコーティング雰囲気が→・分に
クリーンであるとは言い雌いので、塵埃の付着による加
工商品の表面欠陥の多発、あるいは有機溶剤による環境
の悪化等の安全、WJ生上の問題がある。
ところで、このプライマー処理を水系塗剤を用いてポリ
エステルの製膜1程中で行なえば、クリーンな環境の中
でN埃の付着・bなく、また水系溶媒のため爆発の恐れ
や環境の悪化もなくフィルムの性能、経済面、安全上の
点で有利である。
このような利点から、プライマーとして水溶性あるいは
水分散性のポリエステル系樹脂あるいはアクリル系樹脂
を用いることが提案されている(特Wl 0854−4
3017 号、特公昭49−10243@、特rfr1
昭52−19786月、特間[52−19787弓等)
。しかし、上記ポリエステル系樹脂はフィルムを巻いて
ロールとしたときブロッキングを起こしやすいという欠
点があり、また上記アクリル系樹脂はフィルムとの接着
性1機械的強度、磁4f1層との接着性に劣るという欠
点がある。これら欠点を改善する目的で上記ポリエステ
ル系樹脂と上記アクリル系樹脂とを混合して用いること
が提案されている(1み開昭58−124651 @ 
)が、これら欠点の改善は−E分とは言い難い。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、ポリエステルフィルムに塗布される種
々の被覆物、例えば4フセツ1へインキ。
グラビヤインキ、シルクスクリーンインキ、Uvインキ
、磁気塗料、ゼラチン組成物、粘着剤、Ws子写真トナ
ー、ケミカルマット塗料、ジアゾ塗料。
ハードコート塗料、Uv塗料、ヒートシール性付与組成
物、照機貿皮膜形成性物質等に対し優れた密着性を有し
かつ粘着性のないプライマーMを有する易接着性ポリエ
ステルフィルムを提供することにある。
本発明の他の[1的は、かかる易接着性ポリエステルフ
ィルムを製造する好ましい方法を伜供することにある。
〈発明のu!B造・効果〉 本発明のかかる目的は、本発明によれば、(1)ポリエ
ステルフィルムの少なくとも片面に、斡ポリマーがポリ
:[ステルであって枝ポリマーがアクリル系重合体であ
る水性ポ・1ノエステルーアクリルグラフトポリマーの
プライマ一層を設けてなる易接着性ポリエステルフィル
ム、並びに (2)結晶配向が完了する前のポリ:[ステルフィルム
の少なくとも片面に、斡ポリマーがポリエステルであっ
て枝ポリマーがアクリル系重合体である水性ポリエステ
ル−アクリルグラフトポリマーを含む水性プライマー液
を塗布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を施して結晶配向
を完了させることを特徴とする易接着性ポリエステルフ
ィルムの製造方法 によって達成される。
本発明においてポリエステルフィルムを構成)るポリエ
ステルとは、芳香族二塩基酸またはミのエステル形成性
w!:導体とジオールまたはそのエステル形成性誘導体
とから合成される線状飽和ポリエステルである。かかる
ポリエステルの具体例として、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリエチレンイソフタレート、ポリブチレンテレ
フタレート。
ポリ(1,4−シクロヘキシレンジメブレンテレフタレ
ート)、ポリエチレン−2,6−プフタレンジカルポキ
シレート等が例示でき、Jれらの共Φ合体またはこれら
と小割合の他樹脂とのブレンド物なども含まれる。
かかる線状飽和ポリエステル樹脂を溶融押出し、常法で
フィルム状となし、配向結晶化及び熱処即結晶化せしめ
たものが本発明のポリエステルフィルムである。このポ
リエステルフィルムとしては、結晶融解熱として差動走
査型熱量晶lによって窒素気流中[10℃/分の昇温速
度において]で測定した値が通常4 cal/g以」−
を♀する程度に結晶配向した−しのが好ましい。
本発明において、結晶配向が完了する前のポリエステル
フィルムとは、該ポリマーを熱溶融してそのままフィル
ム状となした未延伸フイルム二未延伸フィルムをタテ方
向またはヨコ方向の何れか一方に配向ぜしめた一軸延伸
フイルム;さらにはタテ方向及びヨコ方向の二方向に低
倍率延伸配向uしめたちのく最終的にタテ方向またはヨ
コ方向に再延伸せしめて配向結晶化を完了せしめる前の
二軸延伸フィルム)等を含むものである。
本発明において用いる水性プライマー液は、幹ポリマー
がポリエステルであって枝ポリマーがアクリル系重合体
である水性ポリエステル−アクリルグラフトポリマーを
含むものである。
この水性ポリニスデル−アクリルグラフトポリマーの斡
ポリマーになるポリエステルは多塩基酸またはそのエス
テル形成性誘導体とポリオールまたはそのニスフル形成
性誘導体とから合成される実質的に線状のポリマーであ
る。このポリマーの多塩基酸成分としては、テレフタル
酸、インフタル酸、フタル酸、無水フタル酸、 2.6
−ヅフタレンジカルボン酸、1,4−シクロへキリンジ
カルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、トリメリット酸
ピロメリット酸、ダイマー酸等を例示することができる
。これら成分は2種以上を用いることかできる。更に、
これら成分と共にマレイン酸、フマール酸、イタコン酸
等の如き不飽和多塩基酸ヤ「)−ヒドロキシ安息香酸、
p−〈β−ヒドロキシエトキシ)安息香酸等の如きじド
ロキシカルボン酸を小割合用いることができる。不飽和
多塩基酸成分やヒドロキシカラボン酸成分の割合は高々
10モル%、好ましくは5モル%以下である。
また、ポリオール成分としてはエチレングリコール、1
,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ]−ル、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、1,6−
ヘキリンジオール、1,4−シクロベキ1ノンジメタツ
ール、キシリレングリコール。
ジメチロールプロピオン酸、グリセリン、トリメチII
 −/レプL」パン、ポリ(エチレンオキシド)グリコ
ール、ポリ(テトラメブレンオキシド)グリコール等を
例示することができる。これらは2種以−トを用いるこ
とができる。
斡ポリマーは水性ポリエステルが好ましく、例えば分子
内に有機スルホン酸塩、カルボン酸塩。
ジエチレングリ−1−ル、ポリエチレングリコール。
ポリブトラメブレングリコール等の如き親水性基含有化
合物を共重合したものが水分散液を作るのに右利となり
、好ましい。このカルボン酸塩の導入は、通常三官能以
上のカルボン酸を用いるが、このカルボン酸は重合の工
程で分岐が怒り、ゲル化しヤlいのでての共千合割合を
小さく覆ることが望ましい。この点、スルホン酸塩、ジ
エチレングリコール、ポリアルキレンエーテルグリコー
ル等による親水基の導入はカルボン酸塩のとぎの問題が
生「ず、より有利である。
スルホン酸塩の基をポリエステル分子内に導入するため
には、例えば5−Naスルホイソフタル酸。
5−アンモニウムスルホイソフタル1.4−Naスルホ
イソフタル酸、4−メチルアンモニウムスルホイソフタ
ル酸、 2−Naスルホテレフタル酸、5−にスルホイ
ソフタル1.4−にスルホイソフタルM、2−にスルホ
テレフタルfl、、 Naスルホコハク酸等のスルホン
酸アルカリ金属塩系又はスルホン酸アミン塩系化合物等
を用いることが好ましい。
スルホン酸塩の塁を有づる多価カルボン酸又は多価アル
コールは全多価カルボン酸成分又は多価アルコール成分
中0.5〜20モル%、更には1〜18モル%を占める
ことが好ましい。
また、カルボン酸塩基をポリエステル分子内に力入望る
ためには、例えば無水トリメリット酸。
トリメリット酸、無水ピロメリット酸、ピL1メリット
酸、トリメシン酸、シクロブタンテトラカルボン酸、ジ
メチロールプロピオン酸等の化合物を用いることができ
る。また、カルボンHはカルボン酸をアミノ化合物、ア
ンモニア、アルカリ金属等で中和することによって得る
ことができる。
親水基含有化合物をポリエステル分子内に導入する場合
には公知の種々な方法を採用することができる。カルボ
ン酸塩や有機スルホン酸塩の基を導入づる場合について
史に説明すると、例えば■ 分子内にカルボン酸塩また
は有機スルホン酸塩の基を有する化合物を出発原料の1
成分としてポリエステルを合成する方法、 ■ 分子内にカルボン酸基を3個以上有する化合物を出
発原料の1成分としてポリエステルを合成した後に該ポ
リエステル中の遊離のカルボキシル基をアンモニア、ア
ミン、アルカリ金属化合物等で媒体中で中和させる 等の方法がある。■の方法を更に説明すると、例えば無
水トリメリット酸をポリエステル原料の1成分として用
いて側鎖に遊離のカルボキシル基を有するポリマーを造
り、反応終了後にアンモニア水を添加して中和し、水性
ポリエステルを造ることができる。ポリエステルは溶@
重合法で製造することが好ましい。
水性ポリエステル−アクリルグラフトポリマーの枝ポリ
マーはアクリル系重合体であり、該アクリル系重合体の
七ツマ−としては例えばアルキルアクリレート、アルキ
ルメタクリレート(アルキル基としてはメチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブブル塁
、イソブチル基、t−ブチル基、2−Iチルヘキシル基
、シクロヘキシル基、フェニル基、ベンジル基、フェニ
ルエチル基等)=2−ヒドロキシエチルアクリレート、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシ
プロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタク
リレート等のヒドロキシ含有モノマー:アクリルアミド
、メタクリルアミド。
N−メチルメタクリルアミド、N−メチルアクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールメ
タクリルアミド、N、N−ジメチロールアクリルアミド
、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−メトキシメ
チルアクリルアミド。
N−フェニルアクリルアミド等のアミド基含有モノマー
:N、N−ジエチルアミノエチルアクリレート、N、N
−ジエチルアミノニブルメタクリレ−1・等のアミノ基
含有′しツマ−ニゲリシジルアクリレート、グリシジル
メタクリレート等のエポキシ!J含右モノマー:アクリ
ル酸、メタアクリル酸及びそれらの塩(プトリウム塩、
カリウム凧1.アンモニウム塩)等のカルボキシル基ま
たはその塩を含有する七ツマー等があげられる。これら
は他種モノマーとイJ[用することかできる。他種上ツ
マ−としては例えばアリルグリシジルエーテル等のエポ
キシ基含有モノマー:スチレンスル、it\ン酸。
じ゛ニルスルホン酸及びそれらの塩く)°トリウム塩。
カリウム塩、アンモニウム塩等〉等のスルホン酸基又は
その塩を含有ジる0Lノマー:クロトン酸。
イタコン酸、マレイン酸、フマール酸及びそれらの塩(
)I〜リウム塩、カリウム塩、アンモニウム店1等)等
のカルホキ211塁またはその烙lを含有する゛しノマ
ー:無水マレイン酸、無水イタコン酸等の酸無水物を含
有する七ノマー:ビニルイソシアネート、アリルイソシ
アネート、スチレン、ヒニルメチルエーテル、ビニルエ
チルエーテル、ビニルトリスアルコキシシラン、アルキ
ルマレイン酸モノエステル、アルキルフマール酸尤ノエ
ステル。
アクリロニトリル、メタクリロニトリル、アルキルイタ
コン酸−シノエステル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、
塩化ビニル等が挙げられる。上述のモノマーは1種・b
しくは2種以上を用いて共重合させることができる。ア
クリル系重合体への親水性付与、水性液の分散安定性、
ポリエステルフィルムとの密着性等の点から、水酸基、
アミド基やカルボキシル基またはその塩(プトリウム塩
、カリウム塩、アンモニウム塩?7)等の官能基を有す
るものが好ましい。
アクリル系重合体をポリエステル(幹ポリマ−)にグラ
フトさせる方法は公知のグラフト手合法を用いることが
できる。大別して次の3つの方法があげられる。
(へ)斡ポリマー警こラジカル、カチオン或いはアニオ
ン等の反応開始点を発生させ、アクリル系モノマーをグ
ラフト(重合する方法 (B)9↑ポリマーの存在下、該ポリマーへの連鎖移動
反応を利用して、アクリル系モノマーをグラフト重合す
る方法 (C)側鎖に官能基を有する幹ポリマーと末端に前記官
能基と反応する基を有する枝ポリマーとを反応させる方
法 1−記(八)の更に具体的方法としては、例えば光。
熱或いは放射線によって9↑ポリマーにラジカルを発生
させてから七ツマ−をグラフト重合させるラジカル重合
法:AjICb 、 rIC514等の如き触媒を用い
て斡ポリマーにカチオン基を発生させ、或いは金属Na
、金属[i等を用いて9?ポリマーにアニオン基を発生
させてから七ツマ−をグラフト重合ざけるカブオン重合
或いはアニオン重合法等があげられる。また、上記(8
)の更に具体的方法としては、例えばカルボキシル基や
水酸基を側鎖に持ったポリエステルにグリシジルメタア
クリレート。
2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリル酸等を反
応させ−C該ポリエネjルの側鎖に不飽和基を導入し、
これとモノマーとを重合させる方法;合成原料の1成分
としてフマール酸の如き不飽和化合物を用いてポリマー
主鎖に不飽和基を導入したポリ:トスプルとアクリル系
モノマーとを反応させる方法等があげられる。更にまた
、上記(C)の具体的方法としては、例えば側鎖に水素
供5基例えば−01・1.−3t−1,−Nl2.−〇
〇〇)−1,−CON tb等を有するポリエステル(
斡ポリマー)と、片末端が水素受容基例えば−N=C=
O,−C−C=O,−Cl−CHz、−Ct−1−CH
2等であるアS クリル系重合体(枝ポリマー)とを反応させる方法:側
鎖に水素受容基を有するポリエステル(幹ポリマ−)と
片末端が水素供’−7,1であるアクリル系重合体(枝
ポリマー)とを反応させる方法等があげられる。これ以
外の官能基の組合せとしては、−coot・1と−CO
C!2.−COOHと−0)−1,−COOト1と−N
t12.−Ntbと−OH等の組合せが例示できる。
グラフトポリマーにおける斡ポリマーと枝ポリマーの割
合は、重量化で、5:95〜95:5、史には10 :
 90〜90:10であることが好ましい。斡ポリマー
の分子Wは5000〜20万、史には1万〜10万が好
ましく、また枝ポリマーの分7−吊は500〜5万、史
には1000〜1万が好ましい。
本発明において水性プライマー液は上述の水性ボリエス
ブル−アクリルグラフトポリマーを含むものであり、該
グラフトポリマーを水媒体中に溶解9分散させた・乙の
である。この水t’+プライマー液にはグラフトポリマ
ーや他の添加物に影響を与えない限り、若干の有機溶剤
を含んでいても良い。
かかる水↑(tプライマー液の製造はイ(意の方法が用
いられ、例えば有機溶剤中で水性ポリエステル−アクリ
ルグラフトポリマーを合成し、次いで該有機溶剤の一部
又は全部を水媒体で置換し−C水分散化づる方法:9↑
ポリマー及σ−しツマ−を水分散化して乳化重合する方
法等が好ましくかあげられる。
更に前者の方法について説明すると、ポリエステルを構
成するポリオールとポリカルボン酸低級アルキルエステ
ルとをエステル交換させた復、250〜300 ’Cの
湿度下で常几下で重縮合反応を開始し最終的に真空下で
反応を進めて所定重合度のポリエステルとし、次いでこ
のポリエステルとアクリル系重合体又はアクリル系モノ
マーとともに有機溶剤に溶解し、高分子反応又はラジカ
ル反応でグラフトポリマー液を得、このグラフトポリマ
ー液を水媒体と混合してから該有機溶剤を脱溶剤する方
法があげられる。
上記水性プライマー液はアニオン型界面活・[(1剤。
カチオン型界面活性剤、ノニオン型界面活性剤等の界面
活性剤を必要量添加して用いることができる。かかる界
面活性剤としては水t’を塗4tj液の表面張力を40
 dyne/cm以下に降下でき、ポリエステルフィル
ムへの濡れを促’IL”Jるものか好ましく、例えばポ
リオキシエブレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキ
シエチレン−脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸ニスデ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、脂肪酸金属石鹸、アル
キル硫酸塩、アルキルスルホン1叱アルキルスルホコハ
ク酸塩、第4級アン尤ニウムクロライド塩、アルキルア
ミン塩酸等を挙げることができる。更に本発明の効果を
消失させない範囲において、例えば帯電防止剤。
紫外線吸収剤、顔料、有機フィラー、無機フィラー、潤
滑剤、ブロッキング防止剤等の他の添加剤を混合するこ
とができる。
ポリエステルフィルムへの水性プライマー液の塗荀は、
通常の塗45工程すなわら二軸延伸熱固定したポリニし
ステルフィルム 工程と切劇tして塗46する工程で行なってもよい。
しかし、この二[程では芥,塵埃などを巻込み易く、磁
気デープ,フロッピーディスク等の高度化商品用のもの
にはクリーンな雰囲気での塗工が望ましい。かかる観点
よりポリエステルフィルム製造1′程中での塗工が好ま
しい。特にこの工程中で結晶配向が完Yする前のポリエ
ステルフィルムの片面又は両面に水性プライマー液を塗
布することが好ましい。その際水性プライマー液の固型
分濃度は、通常30重量%iX1:であり、10重量%
以Fが更に好ましい。塗イ5量は走行しているフィルム
1TIi当り0、5〜20g、ざらには1〜10(]が
好ましい。
塗布方法としては、公知の任意の塗工法が適用できる。
例えばロールコート法,グラビアコート法,ロールプラ
ッシュ法,スプレーコート法,エアーナイフコート法,
含浸法及びカーテンコート法などを単独又は組み合わせ
て適用プるとよい。
水性プライマー液を14fit,た、結晶配向が完了づ
る前のポリエステルフィルムは、乾燥され、延伸.熱固
定等の工程に導かれる。例えば水性プライマー液を塗V
hシた縦1軸延伸ポリエステルフィルムは、スデンター
に導かれて横延伸及び熱固定される。この間塗布液は乾
燥し、フィルム上に連続皮膜を形成する。乾燥は延伸前
或いは延伸時に行なうと良い。
ポリエステルフィルムの配向結晶化条件、例えば延伸,
熱固定等の条件は、従来から当業界に蓄積された条件で
行なうことができる。
このようにして1qられだプライマ一層を有するポリエ
ステルフィルムは、従来の水性ポリエステル樹脂或いは
アクリル系樹脂を用いる場合の問題点、更にはこれらを
ブレンドして用いる場合の問題点を解消したものであっ
て、セロファン用インキ、磁気塗料,ゼラチン組成物,
電T写真用トナー組成物,ケミカルマット塗料,ジアゾ
塗料,UVインキ等の極めて広汎な塗料に対して高い密
着f1を示し、かつ粘着性のない良好な耐ブロッキング
性を示プ。
〈実施例〉 以下、実施例を挙げて本発明を更に説明する。
なお、例中の[部」は「重最部」を意味する。
またフィルムの8特f1は次の方法で測定した。
1、接着性 ポリニスデルフィルム或いはプライマー処理ポリエステ
ルフィルムに諸星インキu製uvシ(・イン紅Tを4μ
厚さに塗布し、1.5KW超高圧水銀灯を用いて5分間
紫外線を照射し、次いでスコッチテープNo. 600
 ( 3 M +t 製) 119. 4mm。
長ざ15cn+を気泡のはいらないように粘着し、この
上をJISC2701  (1975)記載の手動式荷
重ロールでならし密着させ、テープ[1」に切り出す。
この試料のポリエステルフィルムを上にして恕速剥離し
、UVインキの剥離を状況を観察する。
UVインキがほとんど粘着テープに 移行したもの            ×UVインキの
半分がポリエステルフ ィルム1.に残ったもの        △UVインキ
の全部がポリニスデルフ ィルム上に残ったもの        02、ブロッキ
ング性 ポリエステルフィルムのブライマー被覆処理面同志を合
わせてからiocmx 15cm角に切り、これに55
℃X 80%RHの雰囲気中で17時間,6kMCm2
の加重をかけ、次いでこの10cm巾の剥離強度を測定
する。このときの剥離スピードは100mm/分である
実施例1 酸成分がプレフタル酸く50モル%〉、イソフタル酸(
45・Eル%)及びトリメリット酸く5モル%)からな
り、グリコール成分がエチレングリコール(80モル%
)及びエチレングリコ1−ル(20TLル%)から成る
ポリエステル(25°CのO〜りL10フェノール中で
測定した固有粘度−0,28> 3部にメチルメタアク
リレート(48’Eル%)、エチルアクリレート(/1
7tル%)及び2−ヒドロニブルアクリレート(5−t
ル%)のアクリル系共重合体6部を高分子反応させたグ
ラフトポリマー9部をテトラヒドロフラン90部に溶解
し、これにノニ4ン系界面活十1剤[+11.812.
8] 1部を添加した。
この溶液に水490部を高速攪拌しながら徐々に添加し
た後加熱蒸留し、テトラヒドロフランを脱溶媒し、水↑
1プライマー液を冑だ。
25℃のO−クロロフェノール中で測定した固有粘度が
0.65のポリエチレンプレフタレート(滑剤含有〉を
20’Cに紺持した回転冷却ドラム上に溶融押出して厚
み950μmの未延伸フィルムを17、次に機械軸方向
に3.5倍延伸したのら、上記水性プライマー液を4ス
コート法にて一軸延伸フイルムの両面に塗布した。この
ときの平均塗布量は固形分換柿で50mM ydであっ
た。引続き105°Cで横方向に3.9倍延伸し、ざら
に210°Cで熱処理し、厚み75μmの両面プライマ
ー被覆二軸配向ポリニ[ステルフィルムを19た。
実施例2 酸成分がテレフタル酸(49モル%)、イソフタル酸(
49モル%)、5−ナトリウムスルホイソフタル酸(2
モル%)からなり、グリコール成分が二[、チレングリ
コール(50モル%)、ネオペンプルグリコール(45
・[ル%)及びトリメチロールプロパン(5モル%)か
らなるポリエステル5.4部にメチルメタアクリレート
(50シル%)、エチルアクリレート(37モル%)、
ブブルアクリレート(8・[ル%)及びアクリル酸(5
モル%)のアクリル系重合体3.6部を高分子反応させ
グラフトポリマーを17だ。
このグラフトポリマーを実施例1と全く同様な方法で水
性プライマー液にし、更にこのプライマー液を用いる以
外は実施例1と同じ方法でプライマー被覆ボリニ[ステ
ルフィルム 比較例1 比較のためにプライマー処理しない厚さ75μmのポリ
エブレンテレフタレートフイルムを用いて各種評価を行
った。
比較例2 酸成分かテレフタル酸(49モル%)、イソフタル酸(
49土ル%)及び5−フトリウムスルホイソフタル酸(
2モル%)からなり、グリコール成分が二丁−ブレンゲ
リコール(50モル%)及びネオペンプルグリコール(
50’Eル%)からなるポリニスチル5.4部と実施例
2のアクリル系重合体3.6部とをブレンドしたものを
用いて水す4ブライマー液を調製し、該プライマー液を
用いる以外は実施例1の方法と全く回様な方法でプライ
マー被覆ポリエステルフィルムを17だ。
上記実施例及び比較例で得たポリエステルフィルム、プ
ライマー被覆ポリエステルフィルムの性能を計11Il
Iシた。その結果を第1表に示す。
第1表 第1表から明らかな如く、本発明のプライマー被覆ポリ
ニスデルフィルムは接層・[4,ブロッキング性共に優
れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、幹ポ
    リマーがポリエステルであって枝ポリマーがアクリル系
    重合体である水性ポリエステル−アクリルグラフトポリ
    マーのプライマー層を設けてなる易接着性ポリエステル
    フィルム。
  2. (2)結晶配向が完了する前のポリエステルフィルムの
    少なくとも片面に、幹ポリマーがポリエステルであって
    枝ポリマーがアクリル系重合体である水性ポリエステル
    −アクリルグラフトポリマーを含む水性プライマー液を
    塗布し、次いで乾燥、延伸、熱処理を施して結晶配向を
    完了させることを特徴とする易接着性ポリエステルフィ
    ルムの製造方法。
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