JPS6337327Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6337327Y2 JPS6337327Y2 JP1983005154U JP515483U JPS6337327Y2 JP S6337327 Y2 JPS6337327 Y2 JP S6337327Y2 JP 1983005154 U JP1983005154 U JP 1983005154U JP 515483 U JP515483 U JP 515483U JP S6337327 Y2 JPS6337327 Y2 JP S6337327Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shape
- core material
- cover
- diameter side
- bumper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Vibration Dampers (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車などの車両に装着する衝撃吸収
バンパーの構造に関する。
バンパーの構造に関する。
自動車など車両のフロント部、リヤ部には他物
衝突等に対する緩衝機構としてバンパーを装着し
ているが、最近は金属製のものに置き替つて合成
樹脂を主材料としたものがひろく用いられるよう
になつている。
衝突等に対する緩衝機構としてバンパーを装着し
ているが、最近は金属製のものに置き替つて合成
樹脂を主材料としたものがひろく用いられるよう
になつている。
これは緩衝機能にすぐれていること、複雑形状
であつても加工成型が容易で量産に適しているこ
と、安価、軽量であることなど種々の利点がある
からである。
であつても加工成型が容易で量産に適しているこ
と、安価、軽量であることなど種々の利点がある
からである。
この種のバンパーとして一般的なものが第３図
および第４図に示されるが、第３図々示のもの
は、ポリウレタンを原料とする射出成型によつて
所定の形状に形成された外被（以下カバーと称
す）１′と、該カバー１′内に充満して設けたポリ
ウレタンフオームからなる芯材２′とを備えてい
るが、これは緩衝機能にはすぐれているが、製造
時の原型を保持するための機能を発揮するのは芯
材２′であるから要所に金属板などの芯体を設け
るなどの補強工作を行なわなければならなくて製
造コストが高くつく問題があり、また、前記芯体
を省略した場合には経年変型が著しくて好ましく
ない。
および第４図に示されるが、第３図々示のもの
は、ポリウレタンを原料とする射出成型によつて
所定の形状に形成された外被（以下カバーと称
す）１′と、該カバー１′内に充満して設けたポリ
ウレタンフオームからなる芯材２′とを備えてい
るが、これは緩衝機能にはすぐれているが、製造
時の原型を保持するための機能を発揮するのは芯
材２′であるから要所に金属板などの芯体を設け
るなどの補強工作を行なわなければならなくて製
造コストが高くつく問題があり、また、前記芯体
を省略した場合には経年変型が著しくて好ましく
ない。
一方、第４図々示のものは前記例のものと同種
のカバー１′に対してポリエチレンを原料とする
射出成型によつて所定形状に形成したハニカム構
造の芯材２″を充設してなる構造のものであるが、
ハニカム形芯材２″は製造コストが高くつく欠点
があるのと、カバー１′と芯材２″とを密に合着し
得る対応形状にすることは容易でなくて矢張り経
年変型を生じ保型性に問題があることは第３図々
示のものと同様であつた。
のカバー１′に対してポリエチレンを原料とする
射出成型によつて所定形状に形成したハニカム構
造の芯材２″を充設してなる構造のものであるが、
ハニカム形芯材２″は製造コストが高くつく欠点
があるのと、カバー１′と芯材２″とを密に合着し
得る対応形状にすることは容易でなくて矢張り経
年変型を生じ保型性に問題があることは第３図々
示のものと同様であつた。
このように従来のこの種バンパーにおいてはい
ずれも実用面での欠点を有している事実に着目し
て本考案は成されたものであつて、特に合成樹脂
を主材料としたものの利点を十分に活かしながら
低コストならびに製作容易化を果すと共に保型性
の面での改善をはからせることを目的とする。
ずれも実用面での欠点を有している事実に着目し
て本考案は成されたものであつて、特に合成樹脂
を主材料としたものの利点を十分に活かしながら
低コストならびに製作容易化を果すと共に保型性
の面での改善をはからせることを目的とする。
そのために、本考案はポリウレタンを出発原料
となして所定形状に成型された半硬質の外被（カ
バー）と、熱可塑性合成樹脂好ましくはポリエチ
レンあるいはポリプロピレンを原料となした吹込
成型により形成され、前記カバーの内方に密着し
充設し得る所定外形状の中空体をなす芯材とによ
り形成し、前記芯材は有頂截頭円錐形の１対のテ
ーパー筒が小径側頂面どうしで突き合わさつて各
大径側底部が両端に存する鼓形をなして、前・後
面部間に橋架せしめてなる支柱を分散して数個所
に一体に有してなる衝撃吸収バンパーを構成した
ものであつて、芯材は吹込成型により製作される
ので量産に適すると共に型通りの形状を精密に保
持したものが容易に得られる結果、カバーと芯材
との合着度が確実となつて保持性にすぐれ、かく
して所期の目的は十分に達成されるに至つたので
ある。
となして所定形状に成型された半硬質の外被（カ
バー）と、熱可塑性合成樹脂好ましくはポリエチ
レンあるいはポリプロピレンを原料となした吹込
成型により形成され、前記カバーの内方に密着し
充設し得る所定外形状の中空体をなす芯材とによ
り形成し、前記芯材は有頂截頭円錐形の１対のテ
ーパー筒が小径側頂面どうしで突き合わさつて各
大径側底部が両端に存する鼓形をなして、前・後
面部間に橋架せしめてなる支柱を分散して数個所
に一体に有してなる衝撃吸収バンパーを構成した
ものであつて、芯材は吹込成型により製作される
ので量産に適すると共に型通りの形状を精密に保
持したものが容易に得られる結果、カバーと芯材
との合着度が確実となつて保持性にすぐれ、かく
して所期の目的は十分に達成されるに至つたので
ある。
以下、本考案の１実施例について添付図面を参
照しつつ詳述する。
照しつつ詳述する。
第１図および第２図は本考案の１例に係る自動
車用バンパーを概要示してなる図であつて、この
バンパーはカバー１と芯材２とから構成される。
車用バンパーを概要示してなる図であつて、この
バンパーはカバー１と芯材２とから構成される。
カバー１はポリウレタンを出発原料となして所
定形状に成型されるが、普通は反応射出成型
（Reaction Injection Molding）によつて充実層
からなる所定形状に成型処理されるものであり、
型内で短時間中に反応した後半硬質の形状に仕上
げられるので、バラつきがなく形の整容されたカ
バーを簡単かつ多量に製造することが可能であ
る。
定形状に成型されるが、普通は反応射出成型
（Reaction Injection Molding）によつて充実層
からなる所定形状に成型処理されるものであり、
型内で短時間中に反応した後半硬質の形状に仕上
げられるので、バラつきがなく形の整容されたカ
バーを簡単かつ多量に製造することが可能であ
る。
一方、芯材２はポリエチレンあるいはポリプロ
ピレンを原料となした吹込成型（Blow
Molding）によつて形成されて、前記カバー１の
内方に密着し充設し得る所定形状の中空体をなし
ている。
ピレンを原料となした吹込成型（Blow
Molding）によつて形成されて、前記カバー１の
内方に密着し充設し得る所定形状の中空体をなし
ている。
この吹込成型は周知の成型手段であるので詳細
な説明は省略するが、例えばポリエチレンを原料
となして押出機から押出したパリソンを軟かい間
に金型で挟み、パリソン内に空気を吹き込んで膨
脹させると同時に冷却することにより所定形状の
中空体が得られる。
な説明は省略するが、例えばポリエチレンを原料
となして押出機から押出したパリソンを軟かい間
に金型で挟み、パリソン内に空気を吹き込んで膨
脹させると同時に冷却することにより所定形状の
中空体が得られる。
なお、この吹込成型の際に、対をなす金型にお
ける対称的に分散した数個所から、金型中心に向
けて截頭円錐形をなす押し型を突出させることに
より、第１図々示の如く１対のテーパー筒が小径
側頂面どうしで突き合わさつた形の支柱３が一体
的に形成される。
ける対称的に分散した数個所から、金型中心に向
けて截頭円錐形をなす押し型を突出させることに
より、第１図々示の如く１対のテーパー筒が小径
側頂面どうしで突き合わさつた形の支柱３が一体
的に形成される。
上記支柱３は自動車の車体前部に取り付けた場
合に前後位置となる前・後面部間に橋架する如き
配置で設けるものであり、この支柱３の部分を含
めて芯材２の各部における肉厚は１〜２mm程度と
なる。
合に前後位置となる前・後面部間に橋架する如き
配置で設けるものであり、この支柱３の部分を含
めて芯材２の各部における肉厚は１〜２mm程度と
なる。
かくして得られた芯材２をカバー１の内方に組
み込ませることによつて、内方空間が充満されて
なるバンパーを容易に構成することができる。
み込ませることによつて、内方空間が充満されて
なるバンパーを容易に構成することができる。
この組み込みの際、芯材２は剛性を十分備えて
いるのでカバー１内面に密着した結合が成され、
さらに支柱３が補強材として機能しているのでカ
バー１の変型を防止する上に有用であることは言
うまでもない。
いるのでカバー１内面に密着した結合が成され、
さらに支柱３が補強材として機能しているのでカ
バー１の変型を防止する上に有用であることは言
うまでもない。
叙上の構成および機能を有する本考案バンパー
の効果を挙げると次の通りである。
の効果を挙げると次の通りである。
外被１、芯材２がともに合成樹脂を主材料とし
たものであるから軽量かつ低コストのバンパーを
提供し得る。
たものであるから軽量かつ低コストのバンパーを
提供し得る。
芯材２を吹込成型によつて所定形状の中空体に
形成しているので、設計通りの形を保つた芯材が
得られ、しかも剛性を有しているのでカバー１と
の密着性は良好であり、カバー１を経年変形が生
じないように保型する性能にすぐれている。
形成しているので、設計通りの形を保つた芯材が
得られ、しかも剛性を有しているのでカバー１と
の密着性は良好であり、カバー１を経年変形が生
じないように保型する性能にすぐれている。
芯材２には前・後面部間に亘らせて支柱３を一
体的に設けているので、保型性はより良好となる
と共に、衝撃に対する耐性も十分発揮される。
体的に設けているので、保型性はより良好となる
と共に、衝撃に対する耐性も十分発揮される。
さらに前記支柱３は芯材２を吹込成型によつて
成型する際に截頭円錐形をなす押し型を金型中心
に向け突出させることによつて容易にしかも同時
に一体に成型できるので成型コストは至つて廉価
におさまる利点がある。
成型する際に截頭円錐形をなす押し型を金型中心
に向け突出させることによつて容易にしかも同時
に一体に成型できるので成型コストは至つて廉価
におさまる利点がある。
第１図は本考案バンパーの１例に係る断面示側
面図、第２図は同じく芯材の背面図、第３図およ
び第４図は従来のバンパーの各例に係る断面示側
面図である。 １……外被、２……芯材、３……支柱。
面図、第２図は同じく芯材の背面図、第３図およ
び第４図は従来のバンパーの各例に係る断面示側
面図である。 １……外被、２……芯材、３……支柱。
Claims (1)
- ポリウレタンを出発原料となして所定形状に成
型された半硬質の外被１と、熱可塑性合成樹脂を
原料となした吹込成型により形成され、前記外被
１の内方に密着し充設し得る所定外形状の中空体
をなす芯材２とからなり、前記芯材２は有頂截頭
円錐形の１対のテーパー筒が小径側頂面どうしで
突き合わさつて各大径側底部が両端に存する鼓形
をなして、前・後面部間に橋架せしめてなる支柱
３を分散して数個所に一体に有していることを特
徴とする衝撃吸収バンパー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP515483U JPS59110753U (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | 衝撃吸収バンパ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP515483U JPS59110753U (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | 衝撃吸収バンパ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59110753U JPS59110753U (ja) | 1984-07-26 |
| JPS6337327Y2 true JPS6337327Y2 (ja) | 1988-10-03 |
Family
ID=30136750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP515483U Granted JPS59110753U (ja) | 1983-01-17 | 1983-01-17 | 衝撃吸収バンパ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59110753U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2516416B2 (ja) * | 1988-12-24 | 1996-07-24 | みのる産業株式会社 | 樹脂製バンパ―レインホ―スメント |
| JP2714567B2 (ja) * | 1989-05-15 | 1998-02-16 | みのる産業 株式会社 | バンパーレインホースメント |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5985759U (ja) * | 1982-12-01 | 1984-06-09 | キヨ−ラク株式会社 | 自動車用バンパ− |
-
1983
- 1983-01-17 JP JP515483U patent/JPS59110753U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59110753U (ja) | 1984-07-26 |
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