JPS633717Y2 - - Google Patents

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JPS633717Y2
JPS633717Y2 JP201582U JP201582U JPS633717Y2 JP S633717 Y2 JPS633717 Y2 JP S633717Y2 JP 201582 U JP201582 U JP 201582U JP 201582 U JP201582 U JP 201582U JP S633717 Y2 JPS633717 Y2 JP S633717Y2
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JP
Japan
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flange
workpiece
bending
bending blade
tip
Prior art date
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Expired
Application number
JP201582U
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English (en)
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JPS58107222U (ja
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Priority to JP201582U priority Critical patent/JPS58107222U/ja
Publication of JPS58107222U publication Critical patent/JPS58107222U/ja
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Publication of JPS633717Y2 publication Critical patent/JPS633717Y2/ja
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は板金プレス加工を行なうにあたり、
上型の上下動に伴つて横方向に前後動する受動カ
ム(寄りカム)でワークの端部を外方に開き曲げ
する際に使用する工具に関するものである。
例えば第1図に示すような箱形断面の本体部1
の先端部にフランジ2を有する製品をプレス加工
によつて成形する場合、従来では第1工程として
本体部1のプレス成形と同時にフランジ2のうち
左右の縦フランジ2aの予備曲げを行なつて第2
図に示す形状の中間品を得、つぎに第2工程とし
てフランジ2のうち上側の横フランジ2bの正寸
曲げを行なつて第3図に示す形状とし、最後に第
3工程として前記縦フランジ2aの正寸曲げを行
なつて第1図に示す形状に仕上げていた。
しかるにこのような従来方法では、縦フランジ
2aの予備曲げを本体部1の成形と同時に行なつ
ているために、上型ポンチが縦フランジ2aの表
面を擦するように下降するなどのことから、縦フ
ランジ2aの端部に割れや所謂カジリが発生する
場合があつた。また従来方法は前述したように少
なくとも3工程を必要とするため、作業能率が悪
いばかりか、各工程で素材あるいは中間品の位置
が若干ずれるなどのために、フランジ2の精度が
悪くなることがあり、さらには各工程でそれぞれ
異なるプレス型(もしくは寄りカム)を必要とす
るから、型に要する経費が嵩み、結局製品の製造
原価が高騰する問題があつた。
この考案は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、前述したフランジの成形の如き3方向への開
き曲げを同時に、しかも割れやカジリを生じさせ
ることなく行なうことのできる三方向同時開き曲
げ工具を提供することを目的とし、その特徴とす
るところは、ワークの先端部を外面側に押し開く
傾斜面を有する予備曲げ刃と、その傾斜面によつ
て押し開かれたワークの先端部を更に外面側に押
し曲げる正寸曲げ刃とを、上型が下降するに伴つ
てワークに対しその面と平行な方向すなわち上型
の動作方向に対して直角な横方向に移動する受動
カムに設けた点にある。
以下この考案の実施例を第4図ないし第7図を
参照して説明する。第4図はこの考案の一実施例
を示す斜視図であつて、符号3は受動カムを示
し、受動カム3は、上型(図示せず)が下降する
に伴つて、上型ポンチと下型ポンチとによつてプ
レス成形されかつ上型パツトによつて下型ポンチ
に押え付けられているワークWに向けて前進する
ようになつており、その受動カム3の先端部に予
備曲げ刃4と、正寸曲げ刃5とが設けられてい
る。これらの曲げ刃4,5はワークWの先端部の
フランジ2を開き曲げするものであつて、それら
のうち予備曲げ刃4は、第5図および第6図に断
面として示すように、箱形断面に形成されたワー
クW内にその内側面に沿つて挿入されるガイド部
41を先端部に有し、かつそのガイド部41の後
端部に、外面側に所定寸法H突出するよう所定の
角度(例えば30゜〜60゜)に設定された傾斜面42
をワークWのフランジ2に対応して形成したもの
であつて、この予備曲げ刃4は、その後端中央部
に設けたスプリング6によつて通常時は前方に突
出するよう受動カム3に対し前後動可能に取付け
られている。また、前記正寸曲げ刃5は、予備曲
げ刃4の周囲3箇所に前記傾斜面42に対応して
配置されており、その長さlは、前記予備曲げ刃
4が限界位置まで後退したときに、先端面が前記
傾斜面より若干前方に突出する寸法に設定されて
いる。
つぎに上記のように構成した工具により前記ワ
ークWのフランジ2を開き曲げする場合について
説明すると、第7図はその過程を示す略解断面図
であつて、第7図Aに示す状態では、本体部1が
上型ポンチ(図示せず)および下型ポンチ7によ
つて成形された後、そのワークWが下型ポンチ7
と上型パツト8とによつて位置決め、固定されて
おり、この状態で前記受動カム3がワークWに対
しその面と平行な横方向に前進し、前記予備曲げ
刃4のガイド部41がワークWの内側に入り込ん
でいる。受動カム3が更に前進すると、予備曲げ
刃4も前進し、その結果フランジ2の先端が予備
曲げ刃4の傾斜面42に当ることによりフランジ
2が第7図Bに示すように前記傾斜面42によつ
て外面側に押し開かれ、ここで所謂予備曲げが行
なわれる。なおこの場合、予備曲げ刃4にはフラ
ンジ2を押し開くことに伴う反力が作用するの
で、予備曲げ刃4は前記スプリング6を圧縮しつ
つ受動カム3に対して相対的に後退し、換言すれ
ば前進量が漸減する。受動カム3が更に前進する
と、予備曲げ刃4がついには下型ポンチ7の側面
に当接して停止し、フランジ2の予備曲げが終了
する。この状態では第7図Cに示すように前記傾
斜面42が上型パツト8のコーナ部81に対向し
た位置にある。以上の予備曲げ過程では、前記傾
斜面42がフランジ2を外面側に押し開くので、
実質上フランジ2の内側面を面で押すことにな
り、したがつてフランジ2の予備曲げを行なうに
あたつて、成形型(工具)のエツジがフランジ2
の表面を特に擦過する事態は生じないので、フラ
ンジ2の割れやカジリが生じることはない。
上述した予備曲げと併行して、前記正寸曲げ刃
5が受動カム3と共に前進するので、前記傾斜面
42によつて押し開かれたフランジ2は、正寸曲
げ刃5の先端面で押されて更に外面側に押し曲げ
られる。そして前記予備曲げ刃4が下型ポンチ7
の側面に当接した後は、受動カム3が前記スプリ
ング6を圧縮しつつ前進するので、正寸曲げ刃5
が更に前進し、最終的には正寸曲げ刃5が前記フ
ランジ2を第5図および第6図に示すように上型
パツト8に密着させるまで押し曲げ、かくして正
寸曲げが完了する。この正寸曲げの間においても
正寸曲げ刃5の先端面がフランジ2を押すことに
なるから、フランジ2にカジリや割れが生じるこ
とはない。
しかして上述した開き曲げ工具を用いれば、ワ
ークWを一旦取外したり、成形型を取替えたりす
ることなく、フランジ2の開き曲げを行なうこと
ができるので、フランジ2の寸法精度が従来より
も向上し、しかも1つの工具でかつ1工程で加工
を行なうことができるから、作業能率が向上する
と同時に型に要する費用を削減することができ
る。
以上の説明で明らかなようにこの考案の開き曲
げ工具によれば、上型によつてワークに対しその
面と平行な方向へ移動される受動カムに予備曲げ
刃を前後可能に取付け、その予備曲げ刃にワーク
先端部の3箇所を外面側に押し開く傾斜面を形成
し、かつその傾斜面で押し開かれたワークの先端
部を更に外面側に押し曲げる正寸曲げ刃を前記予
備曲げ刃の周囲に配置したので、ワーク先端部の
曲げ加工は予備曲げ刃および正寸曲げ刃の面でワ
ークの先端部を押して行なうことになるため、割
れやカジリを生じることなく曲げ加工を行なうこ
とができ、しかもワークを曲げ成形して固定した
状態のまま受動カムを前進させることによりワー
ク先端部を3方向に同時に開き曲げすることがで
きるので、工程が簡素化するために作業効率が向
上し、しかも単一工具でよいから型費用を削減す
ることができ、さらにワークを固定したままでよ
いから、寸法精度に狂いのない、良品質の製品を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプレス加工をして得る製品の一例を示
す部分斜視図、第2図および第3図は従来方法に
よるその製品のフランジの曲げ加工の過程を示す
部分斜視図、第4図はこの考案の一実施例を示す
略解斜視図、第5図はフランジの曲げ加工完了時
における略解縦断面図、第6図はその略解横断面
図、第7図A,B,Cはフランジの曲げ加工の過
程を示す略解断面図である。 2……フランジ、3……受動カム、4……予備
曲げ刃、42……斜視面、5……正寸曲げ刃、W
……ワーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上型を下降させるに伴つてワークに対しその面
    と平行な横方向に移動する受動カムに、前記ワー
    クの先端部の3箇所を外面側に押し開く傾斜面を
    有する予備曲げ刃が、前後動可能に取付けられ、
    その予備曲げ刃の周囲に、前記傾斜面によつて押
    し開かれた前記ワークの先端部を更に外面側に押
    し曲げる正寸曲げ刃が配置されていることを特徴
    とする三方向同時開き曲げ工具。
JP201582U 1982-01-11 1982-01-11 三方向同時開き曲げ工具 Granted JPS58107222U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP201582U JPS58107222U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 三方向同時開き曲げ工具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP201582U JPS58107222U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 三方向同時開き曲げ工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58107222U JPS58107222U (ja) 1983-07-21
JPS633717Y2 true JPS633717Y2 (ja) 1988-01-29

Family

ID=30015005

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP201582U Granted JPS58107222U (ja) 1982-01-11 1982-01-11 三方向同時開き曲げ工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58107222U (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58107222U (ja) 1983-07-21

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