JPS6336917Y2 - - Google Patents
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- JPS6336917Y2 JPS6336917Y2 JP14118783U JP14118783U JPS6336917Y2 JP S6336917 Y2 JPS6336917 Y2 JP S6336917Y2 JP 14118783 U JP14118783 U JP 14118783U JP 14118783 U JP14118783 U JP 14118783U JP S6336917 Y2 JPS6336917 Y2 JP S6336917Y2
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Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は真空インタラプタに係り、特にアーク
に対して軸方向の磁界を印加するようにした、い
わゆる縦磁界方式の真空インタラプタに関する。
に対して軸方向の磁界を印加するようにした、い
わゆる縦磁界方式の真空インタラプタに関する。
従来技術
縦磁界方式の真空インタラプタは、アークにこ
れと平行な軸方向の磁界(縦磁界)を印加するこ
とにより、アークを電極面に安定かつ均一に分布
せしめ、もつて電流しや断能力の向上を図るもの
である。
れと平行な軸方向の磁界(縦磁界)を印加するこ
とにより、アークを電極面に安定かつ均一に分布
せしめ、もつて電流しや断能力の向上を図るもの
である。
従来、縦磁界方式の真空インタラプタは、真空
容器内に相対的に接近離反自在に導入した対をな
す導電軸の内端部に、それぞれ円板状の基部とこ
の基部の周面から放射状に延伸した複数の腕と各
腕の端部から基部を中心として円弧状に彎曲した
円弧部とからなる、いわゆる分流タイプのコイル
をその基部の一方の面を介して接合するととも
に、基部の他方の面に円板状の電極を高抵抗スペ
ーサを介在せしめて同軸的に連設し、かつ円弧部
の端部と電極の裏面周辺とを軸方向の接続導体に
より接続して構成されている。
容器内に相対的に接近離反自在に導入した対をな
す導電軸の内端部に、それぞれ円板状の基部とこ
の基部の周面から放射状に延伸した複数の腕と各
腕の端部から基部を中心として円弧状に彎曲した
円弧部とからなる、いわゆる分流タイプのコイル
をその基部の一方の面を介して接合するととも
に、基部の他方の面に円板状の電極を高抵抗スペ
ーサを介在せしめて同軸的に連設し、かつ円弧部
の端部と電極の裏面周辺とを軸方向の接続導体に
より接続して構成されている。
しかしながら、上述した真空インタラプタは、
コイルが電極から離間して設けられているため、
縦磁界の強度低下をもたらす問題がある。
コイルが電極から離間して設けられているため、
縦磁界の強度低下をもたらす問題がある。
また、電極が銅または銅合金等の如く比較的導
電率の高い電極材料からなるため、電極に縦磁界
の磁束密度を低下するようにまた位相遅れを生ぜ
しめるようにうず電流が発生する問題がある。か
かる問題に対処するため電極に半径方向の複数の
スリツトを設けたものが知られているが、電極の
機械的強度の低下をもたらすとともに、スリツト
のエツジによる耐電圧の低下をもたらす問題があ
る。
電率の高い電極材料からなるため、電極に縦磁界
の磁束密度を低下するようにまた位相遅れを生ぜ
しめるようにうず電流が発生する問題がある。か
かる問題に対処するため電極に半径方向の複数の
スリツトを設けたものが知られているが、電極の
機械的強度の低下をもたらすとともに、スリツト
のエツジによる耐電圧の低下をもたらす問題があ
る。
さらに、電極は、その裏面周辺の数箇所におい
て分流タイプのコイルの円弧部の端部と軸方向の
接続導体を介して接続されているため、投入しや
断操作時の慣性曲げモーメントが周方向において
不均一に作用し、接続導体による支持のない部分
に軸方向への振動が生ずるとともに、高抵抗スペ
ーサの周辺部から損傷する問題がある。
て分流タイプのコイルの円弧部の端部と軸方向の
接続導体を介して接続されているため、投入しや
断操作時の慣性曲げモーメントが周方向において
不均一に作用し、接続導体による支持のない部分
に軸方向への振動が生ずるとともに、高抵抗スペ
ーサの周辺部から損傷する問題がある。
考案の目的
本考案は、上述した問題に鑑み、縦磁界を有効
に活用し得るとともに機械的強度に優れた縦磁界
方式の真空インタラプタの提供を目的とする。
に活用し得るとともに機械的強度に優れた縦磁界
方式の真空インタラプタの提供を目的とする。
考案の構成
本考案は、上記目的を達成するため、真空容器
内に対をなす導電軸を相対的に接近離反自在に導
入し、前記各導電軸の内端部に半径方向外方へ放
射状に延伸した複数の分流部を有する分流アダプ
タを設けるとともに、抗張力大にしてかつ低導電
率の金属により対向面中央に平坦な接触部を有す
る笠形円板状に形成され、かつ裏面に円板状の基
部とこの基部から半径方向外方へ放射状に延伸し
た複数の腕と各腕の端部から円弧状に彎曲した円
弧部とからなるコイルを接合した電極を高抵抗ス
ペーサを介在せしめて同軸的に連結し、前記各分
流アダプタの分流部の端部とそれぞれのコイルの
円弧部の端部とを軸方向の接続導体を介して接続
し、前記各導電軸の内端部付近に、抗張力大にし
てかつ低導電率の金属により形成されるととも
に、リング状の取付部とこの取付部から分流アダ
プタの分流部より多い本数で半径方向外方へ放射
状に延伸した複数の支持腕とからなる補強部材
を、その適宜の支持腕を分流部と接合せしめて取
付部を介して固着し、前記分流アダプタの相隣る
分流部間に存在する支持腕の端部とコイルの円弧
部とを抗張力大にしてかつ低導電率の金属により
形成された軸方向の連結ピンにより連結したもの
である。
内に対をなす導電軸を相対的に接近離反自在に導
入し、前記各導電軸の内端部に半径方向外方へ放
射状に延伸した複数の分流部を有する分流アダプ
タを設けるとともに、抗張力大にしてかつ低導電
率の金属により対向面中央に平坦な接触部を有す
る笠形円板状に形成され、かつ裏面に円板状の基
部とこの基部から半径方向外方へ放射状に延伸し
た複数の腕と各腕の端部から円弧状に彎曲した円
弧部とからなるコイルを接合した電極を高抵抗ス
ペーサを介在せしめて同軸的に連結し、前記各分
流アダプタの分流部の端部とそれぞれのコイルの
円弧部の端部とを軸方向の接続導体を介して接続
し、前記各導電軸の内端部付近に、抗張力大にし
てかつ低導電率の金属により形成されるととも
に、リング状の取付部とこの取付部から分流アダ
プタの分流部より多い本数で半径方向外方へ放射
状に延伸した複数の支持腕とからなる補強部材
を、その適宜の支持腕を分流部と接合せしめて取
付部を介して固着し、前記分流アダプタの相隣る
分流部間に存在する支持腕の端部とコイルの円弧
部とを抗張力大にしてかつ低導電率の金属により
形成された軸方向の連結ピンにより連結したもの
である。
実施例
以下、図面を用いてこの考案の実施例を説明す
る。
る。
第1図は本考案の一実施例を示す真空インタラ
プタの縦断面図で、この真空インタラプタは、円
筒状に形成したガラス等からなる2本の絶縁筒1
を、それぞれの両端に固着したFe−Ni−Co合金
またはFe−Ni合金からなる薄肉円環状の封着金
属2の一方を介し直列に接合して1本の絶縁筒と
するとともに、その両口開端を他方の封着金具2
を介し円板状の金属端板3a,3bにより閉塞
し、かつ内部を高真空に排気して真空容器4が形
成されている。真空容器4内には、対をなす導電
軸5a,5bが各金属端板3a,3bの中央から
真空容器4の気密性を保持し相対的に接近離反自
在に導入されている。
プタの縦断面図で、この真空インタラプタは、円
筒状に形成したガラス等からなる2本の絶縁筒1
を、それぞれの両端に固着したFe−Ni−Co合金
またはFe−Ni合金からなる薄肉円環状の封着金
属2の一方を介し直列に接合して1本の絶縁筒と
するとともに、その両口開端を他方の封着金具2
を介し円板状の金属端板3a,3bにより閉塞
し、かつ内部を高真空に排気して真空容器4が形
成されている。真空容器4内には、対をなす導電
軸5a,5bが各金属端板3a,3bの中央から
真空容器4の気密性を保持し相対的に接近離反自
在に導入されている。
なお、一方(第1図において上方)の導電軸5
aは、一方の金属端板3aに気密に挿着され、ま
た他方の導電軸5bは、金属ベローズ6により真
空容器4の気密性を保持して他方の金属端板3b
を軸方向(第1図において上下方向)へ移動自在
に挿通されているものである。また、第1図にお
いて7a,7bはそれぞれの導電軸5a,5bに
付設した軸シールド、ベローズシールド、8は各
導電軸5a,5b等を同心状に囲繞する主シール
ド、9a,9bは補助シールドである。
aは、一方の金属端板3aに気密に挿着され、ま
た他方の導電軸5bは、金属ベローズ6により真
空容器4の気密性を保持して他方の金属端板3b
を軸方向(第1図において上下方向)へ移動自在
に挿通されているものである。また、第1図にお
いて7a,7bはそれぞれの導電軸5a,5bに
付設した軸シールド、ベローズシールド、8は各
導電軸5a,5b等を同心状に囲繞する主シール
ド、9a,9bは補助シールドである。
前記各導電軸5a,5bの内端部には、第2
図、第3図および第4図に示すように、銅の如く
高導電率の金属からなるとともに、円板状の取付
部9aと、この取付部9aの外周面における周方
向の対称位置から半径方向(第2図において左右
方向)外方へ延伸した2本の分流部9bとからな
る分流アダプタ9が、その取付部9aの一方の面
に設けた円形の凹部10を介しろう付により嵌着
されている。
図、第3図および第4図に示すように、銅の如く
高導電率の金属からなるとともに、円板状の取付
部9aと、この取付部9aの外周面における周方
向の対称位置から半径方向(第2図において左右
方向)外方へ延伸した2本の分流部9bとからな
る分流アダプタ9が、その取付部9aの一方の面
に設けた円形の凹部10を介しろう付により嵌着
されている。
分流アダプタ9の取付部9aの他方の面には、
一方の面の凹部10より適宜浅い円形の凹部11
が設けられており、この凹部11には、両端にフ
ランジ部12aを一体形成した円筒状にしてかつ
ステンレスス鋼、インコネル等の低導電率、高抗
張力の金属からなる高抵抗スペーサ12が、一端
のフランジ部12aを介しろう付により固着され
ている。
一方の面の凹部10より適宜浅い円形の凹部11
が設けられており、この凹部11には、両端にフ
ランジ部12aを一体形成した円筒状にしてかつ
ステンレスス鋼、インコネル等の低導電率、高抗
張力の金属からなる高抵抗スペーサ12が、一端
のフランジ部12aを介しろう付により固着され
ている。
前記高抵抗スペーサ12は、後述するコイルお
よび電極を導電軸5a,5bとの電気的な直接の
接続をしや断しつつ導電軸5a,5bに対し同軸
的に連設するものである。
よび電極を導電軸5a,5bとの電気的な直接の
接続をしや断しつつ導電軸5a,5bに対し同軸
的に連設するものである。
高抵抗スペーサ12のフランジ部12aには、
第2図、第5図および第6図に示すように、銅の
如く高導電率の金属からなるとともに、カツプ状
にしてかつその底部中央に孔13を設けた基部1
4aと、基部14aの外周面における周方向の対
称位置から半径方向外方へ分流アダプタ9の分流
部9bと同等の長さで延伸した2本の腕14b
と、各腕14bの端部から基部14aを曲率中心
として約1/2周の長さで円弧状に彎曲した円弧部
14cとからなるコイル14が、その各円弧部1
4cの端部を分流アダプタ9の分流部9bの端部
と軸方向において重畳せしめるが如くし、基部1
4aを介しろう付により固着されている。
第2図、第5図および第6図に示すように、銅の
如く高導電率の金属からなるとともに、カツプ状
にしてかつその底部中央に孔13を設けた基部1
4aと、基部14aの外周面における周方向の対
称位置から半径方向外方へ分流アダプタ9の分流
部9bと同等の長さで延伸した2本の腕14b
と、各腕14bの端部から基部14aを曲率中心
として約1/2周の長さで円弧状に彎曲した円弧部
14cとからなるコイル14が、その各円弧部1
4cの端部を分流アダプタ9の分流部9bの端部
と軸方向において重畳せしめるが如くし、基部1
4aを介しろう付により固着されている。
コイル14は、導電軸5a,5bを流通する軸
方向の電流を、分流アダプタ9と相俟つて導電軸
5a,5bを中心とするループ状電流に変更して
縦磁界を発生するためのもので、一端を円弧部1
4cの端部に穿設した凹部15に嵌着し、かつ他
端を分流アダプタ9の分流部9bの端部に設けた
孔16に挿着した軸方向の接続導体17により電
気的に接続されている。
方向の電流を、分流アダプタ9と相俟つて導電軸
5a,5bを中心とするループ状電流に変更して
縦磁界を発生するためのもので、一端を円弧部1
4cの端部に穿設した凹部15に嵌着し、かつ他
端を分流アダプタ9の分流部9bの端部に設けた
孔16に挿着した軸方向の接続導体17により電
気的に接続されている。
なお、コイル14の基部14aは、各腕14b
および円弧部14cより僅かに軸方向へ突出して
設けられているものである。また、コイル14
は、これを流通する電流が各腕14bの端部と相
隣る円弧部14cの端部との間において後述の電
極を介して分流し、縦磁界を発生する有効電流が
減少するのを防止するため、円弧部14cの長さ
を相隣る腕14bの端部間の円弧長より適宜に小
さく設けられているものである。
および円弧部14cより僅かに軸方向へ突出して
設けられているものである。また、コイル14
は、これを流通する電流が各腕14bの端部と相
隣る円弧部14cの端部との間において後述の電
極を介して分流し、縦磁界を発生する有効電流が
減少するのを防止するため、円弧部14cの長さ
を相隣る腕14bの端部間の円弧長より適宜に小
さく設けられているものである。
前記コイル14には、第2図に示すように、電
極18がその裏面を介して固着されている。すな
わち、電極18は、表面中央に平坦な円形の対向
面を有する笠形円板状のアーク拡散部18aと、
アーク拡散部18aの対向面中央に設けた円形の
凹部19に表面より僅かに突出して固着した円板
状の接触部18bとから構成されている。
極18がその裏面を介して固着されている。すな
わち、電極18は、表面中央に平坦な円形の対向
面を有する笠形円板状のアーク拡散部18aと、
アーク拡散部18aの対向面中央に設けた円形の
凹部19に表面より僅かに突出して固着した円板
状の接触部18bとから構成されている。
そして、この電極18は、アーク拡散部18a
の裏面中央に設けた凹部20を介しろう付により
コイル14の基部14aに固着されるとともに、
アーク拡散部18aの裏面をコイル14の各腕1
4bおよび円弧部14cとろう付により接合され
ている。
の裏面中央に設けた凹部20を介しろう付により
コイル14の基部14aに固着されるとともに、
アーク拡散部18aの裏面をコイル14の各腕1
4bおよび円弧部14cとろう付により接合され
ている。
しかして、電極18のアーク拡散部18aは、
うず電流の低減と機械的強度の向上を図るべく、
低導電率にしてかつ高抗張力の金属により形成さ
れている。
うず電流の低減と機械的強度の向上を図るべく、
低導電率にしてかつ高抗張力の金属により形成さ
れている。
上記金属としては、たとえば鉄粉末とクロム粉
末とをそれぞれの融点以下の温度で相互に拡散結
合した多孔質の基材に銅を溶浸してなる20〜70重
量%の銅、5〜40重量%のクロムおよび5〜40重
量%の鉄の複合金属(導電率(IACS)5〜30%、
抗張力30Kgf/mm2以上)またはステンレス鋼
(導電率2〜30%、抗張力50Kgf/mm2以上)、も
しくはステンレス鋼の粉末をその融点以下の温度
で相互に結合した多孔質の基材に銅を溶浸してな
る30〜70重量%の銅と30〜70重量%のステンレス
鋼の複合金属(導電率4〜30%、抗張力30Kgf/
mm2以上)等が用いられるものである。
末とをそれぞれの融点以下の温度で相互に拡散結
合した多孔質の基材に銅を溶浸してなる20〜70重
量%の銅、5〜40重量%のクロムおよび5〜40重
量%の鉄の複合金属(導電率(IACS)5〜30%、
抗張力30Kgf/mm2以上)またはステンレス鋼
(導電率2〜30%、抗張力50Kgf/mm2以上)、も
しくはステンレス鋼の粉末をその融点以下の温度
で相互に結合した多孔質の基材に銅を溶浸してな
る30〜70重量%の銅と30〜70重量%のステンレス
鋼の複合金属(導電率4〜30%、抗張力30Kgf/
mm2以上)等が用いられるものである。
また、接触部18bは、絶縁耐力と電流しや断
能力の向上および電流さい断値の低減を図るべ
く、クロムとモリブデンの粉末をその融点以下の
温度で相互に拡散結合した多孔質の基材に銅を溶
浸してなる20〜70重量%の銅、5〜70重量%のク
ロムおよび5〜70重量%のモリブデンの複合金属
により形成されている。
能力の向上および電流さい断値の低減を図るべ
く、クロムとモリブデンの粉末をその融点以下の
温度で相互に拡散結合した多孔質の基材に銅を溶
浸してなる20〜70重量%の銅、5〜70重量%のク
ロムおよび5〜70重量%のモリブデンの複合金属
により形成されている。
なお、電極18は、互いに異なる電極材料から
なるアーク拡散部18aと接触部18bとから形
成する場合に限らず、たとえばステンレス鋼の如
く低導電率、高抗張力の電極材料により表面中央
に平坦な円形の接触部を有する笠形円板状に形成
してもよく、換言すれば接触部18bを別材料に
て設けることなく対向面を接触部とするアーク拡
散部18aのみで形成してもよいものである。
なるアーク拡散部18aと接触部18bとから形
成する場合に限らず、たとえばステンレス鋼の如
く低導電率、高抗張力の電極材料により表面中央
に平坦な円形の接触部を有する笠形円板状に形成
してもよく、換言すれば接触部18bを別材料に
て設けることなく対向面を接触部とするアーク拡
散部18aのみで形成してもよいものである。
前記分流アダプタ9、コイル14および電極1
8は、導電軸5a,5bの内端部付近に固着した
補強部材21により補強されている。
8は、導電軸5a,5bの内端部付近に固着した
補強部材21により補強されている。
すなわち、補強部材21は、ステンレス鋼等の
如く低導電率、高抗張力の金属からなるもので、
第2図、第7図および第8図に示すように、リン
グ状の取付部21aと、この取付部21aの外周
面から前記分流アダプタ16の分流部16bより
多い本数の4本にしてかつ分流部16bとほぼ同
等の長さで半径方向外方へ延伸した支持腕21b
とから形成されている。そして、補強部材21
は、その適宜の支持腕21bを分流アダプタ9の
分流部9bとろう付により接合せしめるととも
に、その取付部21aを介しろう付により導電軸
5a,5bの内端部付近に固着されている。
如く低導電率、高抗張力の金属からなるもので、
第2図、第7図および第8図に示すように、リン
グ状の取付部21aと、この取付部21aの外周
面から前記分流アダプタ16の分流部16bより
多い本数の4本にしてかつ分流部16bとほぼ同
等の長さで半径方向外方へ延伸した支持腕21b
とから形成されている。そして、補強部材21
は、その適宜の支持腕21bを分流アダプタ9の
分流部9bとろう付により接合せしめるととも
に、その取付部21aを介しろう付により導電軸
5a,5bの内端部付近に固着されている。
また、分流アダプタ9の相隣る分流部9b間に
存在する補強部材21の支持腕21bの端部とコ
イル14の円弧部14cの中間部付近とは、高抗
張力にしてかつ低導電率の金属、たとえばステン
レス鋼等により形成されるとともに、一端を円弧
部14cの中間部付近に穿設した凹部22に嵌着
しかつ他端を支持腕21bの端部に設けた孔23
に挿着した連結ピン24により連結されている。
存在する補強部材21の支持腕21bの端部とコ
イル14の円弧部14cの中間部付近とは、高抗
張力にしてかつ低導電率の金属、たとえばステン
レス鋼等により形成されるとともに、一端を円弧
部14cの中間部付近に穿設した凹部22に嵌着
しかつ他端を支持腕21bの端部に設けた孔23
に挿着した連結ピン24により連結されている。
なお、上述した実施例においては、分流アダプ
タ9の取付部9aを円板状としその一方の面を介
し導電軸5a,5bに固着する場合について述べ
たが、これに限定されるものではなく、たとえば
取付部をリング状に形成して導電軸5a,5bに
嵌着するようにしてもよいものである。
タ9の取付部9aを円板状としその一方の面を介
し導電軸5a,5bに固着する場合について述べ
たが、これに限定されるものではなく、たとえば
取付部をリング状に形成して導電軸5a,5bに
嵌着するようにしてもよいものである。
また、コイル14は、1/2分流タイプとした場
合について述べたが、これに限らず1/3分流タイ
プまたは1/4分流タイプとした場合にも同様に適
用できるものである。
合について述べたが、これに限らず1/3分流タイ
プまたは1/4分流タイプとした場合にも同様に適
用できるものである。
考案の効果
以上の如く本考案によれば、以下に述べる種々
の効果を奏する。
の効果を奏する。
(1) コイルを電極の裏面に接合したので、従来の
ものより両コイル間の間隔が短かくなり、縦磁
界を有効に活用することができる。
ものより両コイル間の間隔が短かくなり、縦磁
界を有効に活用することができる。
(2) 電極を低導電率、高抗張力の金属により形成
したので、うず電流の発生を大幅に低減できる
とともに、機械的強度の向上を図ることができ
る。
したので、うず電流の発生を大幅に低減できる
とともに、機械的強度の向上を図ることができ
る。
(3) 分流アダプタ、コイルおよび電極を補強部材
により周方向において等配した位置で補強する
ようにしたので、各部分に作用する慣性曲げモ
ーメントが均等となり、電極等が破損するのを
防止できる。
により周方向において等配した位置で補強する
ようにしたので、各部分に作用する慣性曲げモ
ーメントが均等となり、電極等が破損するのを
防止できる。
第1図は本考案の一実施例を示す真空インタラ
プタの縦断面図、第2図は要部の縦断面図、第3
図は分流アダプタの平面図、第4図は第3図にお
ける−断面図、第5図はコイルの底面図、第
6図は第5図における−断面図、第7図は補
強部材の平面図、第8図は第7図における−
断面図である。 4……真空容器、5a,5b……導電軸、9…
…分流アダプタ、9a……取付部、9b……分流
部、12……高抵抗スペーサ、14……コイル、
14a……基部、14b……腕、14c……円弧
部、17……接続導体、18……電極、21……
補強部材、21a……取付部、21b……支持
腕、24……連結ピン。
プタの縦断面図、第2図は要部の縦断面図、第3
図は分流アダプタの平面図、第4図は第3図にお
ける−断面図、第5図はコイルの底面図、第
6図は第5図における−断面図、第7図は補
強部材の平面図、第8図は第7図における−
断面図である。 4……真空容器、5a,5b……導電軸、9…
…分流アダプタ、9a……取付部、9b……分流
部、12……高抵抗スペーサ、14……コイル、
14a……基部、14b……腕、14c……円弧
部、17……接続導体、18……電極、21……
補強部材、21a……取付部、21b……支持
腕、24……連結ピン。
Claims (1)
- 真空容器4内に対をなす導電軸5a,5bを相
対的に接近離反自在に導入し、前記各導電軸5
a,5bの内端部に、半径方向外方へ放射状に延
伸した複数の分流部9bを有する分流アダプタ9
を設けるとともに、抗張力大にしてかつ低導電率
の金属により対向面中央に平坦な接触部を有する
笠形円板状に形成され、かつ裏面に円板状の基部
14aとこの基部14aから半径方向外方へ放射
状に延伸した複数の腕14bと各腕14bの端部
から円弧状に彎曲した円弧部14cとからなるコ
イル14を接合した電極18を高抵抗スペーサ1
2を介在せしめて同軸的に連設し、前記各分流ア
ダプタ9の分流部9bの端部とそれぞれのコイル
14の円弧部14cの端部とを軸方向の接続導体
17を介して接続し、前記各導電軸5a,5bの
内端部付近に、抗張力大にしてかつ低導電率の金
属により形成されるとともに、リング状の取付部
21aとこの取付部21aから分流アダプタ9の
分流部9bより多い本数で半径方向外方へ放射状
に延伸した複数の支持腕21bとからなる補強部
材21を、その適宜の支持腕21bを分流部9b
と接合せしめて取付部21aを介して固着し、前
記分流アダプタ9の相隣る分流部9b間に存在す
る支持腕21bの端部とコイル14の円弧部14
cとを抗張力大にしてかつ低導電率の金属により
形成された軸方向の連結ピン24により連結して
なる真空インタラプタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14118783U JPS6048632U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 真空インタラプタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14118783U JPS6048632U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 真空インタラプタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6048632U JPS6048632U (ja) | 1985-04-05 |
JPS6336917Y2 true JPS6336917Y2 (ja) | 1988-09-29 |
Family
ID=30315848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14118783U Granted JPS6048632U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 真空インタラプタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6048632U (ja) |
-
1983
- 1983-09-12 JP JP14118783U patent/JPS6048632U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6048632U (ja) | 1985-04-05 |
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