JPS6214580Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6214580Y2
JPS6214580Y2 JP566480U JP566480U JPS6214580Y2 JP S6214580 Y2 JPS6214580 Y2 JP S6214580Y2 JP 566480 U JP566480 U JP 566480U JP 566480 U JP566480 U JP 566480U JP S6214580 Y2 JPS6214580 Y2 JP S6214580Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
contact
fixed
vacuum
movable electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP566480U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56107647U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP566480U priority Critical patent/JPS6214580Y2/ja
Publication of JPS56107647U publication Critical patent/JPS56107647U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6214580Y2 publication Critical patent/JPS6214580Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は真空しや断器に係り、特に電極構造の
改良を図つた真空しや断器に関する。
真空しや断器の電極構造としては、いわゆる磁
気駆動形のものと縦磁界形のものとが知られてい
る。磁気駆動形のものは、電極棒に取付けられる
接触電極の周囲にスパイラル状のペダルを有する
アーク駆動電極を配設する電極構造をとり、接触
電極間に生じたアークを、それ自身と外部回路と
の磁界の相互作用によりアーク駆動電極のペダル
に沿つて駆動せしめてしや断性能の向上を図るも
のである。また、縦磁界形のものは、第1図に示
すように、電極棒1に高抵抗材2を介在せしめて
接触電極3を取付け、この接触電極3と電極棒1
とを、電極棒1を中心とする有端環状のコイル電
極4により電気的に接続する電極構造をとるもの
であり、接触電極3間に生じたアークを、コイル
電極4によつて発生する縦(軸方向)磁界によ
り、接触電極3の対向面に均一に分散せしめてし
や断性能の向上を図るものである。
上述した縦磁界形のものにおいては、そのコイ
ル電極4により生じた縦磁界の磁束がしや断電流
の変化に応じて変化するために、接触電極3、特
にその中央部にうず電流が多く発生し、このうず
電流によつて縦磁界が弱められるのみならず、し
や断電流と縦磁界とに位相差を生じ、しや断性能
の低下を来たしている。また、うず電流の発生を
抑制するために電極をタングステン合金のごとき
電気抵抗の大きい材料により形成することが考え
られるが、このような電極は、しや断時アークに
よる温度上昇を招来するとともに、熱電子の発生
を促されしや断性能の低下を来たしている。
本考案は、上述した問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、縦磁界形の電極構
造をとる真空しや断器において、接触電極の中央
部における対向面と対向裏面とに直径方向の溝を
交互に設けることによつてうず電流の発生を抑制
するとともに接触電極をその対向裏面外周部に機
械的強度大にしてかつ電気抵抗の大なる補強部材
を接合した二重構造とすることにより接触電極の
機械的強度の保持としや断時温度上昇の抑制を図
り、もつてしや断性能の向上を図つた真空しや断
器の提供にある。以下、第2図以降の図面を用い
てこの考案の1実施例を詳細に説明する。
第2図は本考案に係る真空しや断器の縦断面図
で、この真空しや断器は、高真空に排気した真空
容器5と、真空容器5内において接離自在に設け
られた縦磁界形の電極構造をとる固定、可動電極
6,7と、可動電極7を固定電極6に対して接離
せしめる操作装置(図示省略)等により構成され
ている。真空容器5は、円筒状に形成されたガラ
スあるいはセラミツクからなる2箇の絶縁筒8,
8の両端にリング状の封着金具9,9…を植設す
るとともに各絶縁筒8を一端の封着金具9,9に
より同軸的に接合し、他端の封着金具9,9に接
合した円板状の端板10,10により両開口部を
閉塞するとともに高真空に排気して設けられてい
る。一方の端板の中心部には、固定電極棒11が
貫通されるとともに気密に固着されており、固定
電極棒11の内端部には、前記固定電極棒6が後
述するごとく装着されている。また、他方の端板
10の中心部には、固定電極棒11に対して接近
離反される可動電極棒12が軸方向へ移動自在に
貫通されるとともにベローズ13を介して気密に
装着されており、可動電極棒12の内端部には、
固定電極6に対して接離される前記可動電極7が
後述するごとく装着されている。そして、可動電
極棒12の外端部には、前記操作装置が適宜に連
結されている。
なお、第2図において14で示すのは、固定電
極棒11を保護するための軸シールド、15で示
すのは、ベローズ13を保護するためのベローズ
シールド、16で示すのは、固定、可動電極6,
7等を囲繞するほぼ円筒状の主シールドで、その
外周中央部を絶縁筒8,8を接合する一端の封着
金具9,9により支持されているものであり、1
7,17で示すのは、各端板10の内部に取付け
た円環状の補助シールドである。
前記可動電極棒12の内端部には、第3図、第
4図に示すように、接触電極18とコイル電極1
9とからなる、いわゆる縦磁界形の電極構造の可
動電極7が装着されている。すなわち、純銅ある
いは銅合金からなる可動電極棒12の内端部に
は、ステンレス鋼のごとき高抵抗部材20を介在
せしめて純銅あるいは銅合金からなる電極支持部
材21が接合されている。電極支持部材21は、
接触電極18が後述するごとく取付けられるもの
で、この電極支持部材21と可動電極棒21と
は、可動電極棒12を中心とする有端環状のコイ
ル部19aと、コイル部19aの両端から半径内
方向へ互いに平行に延伸されかつ端部を可動電極
棒12及び電極支持部材21とにそれぞれ接合さ
れた腕部19b,19bとからなる前記コイル電
極19により電気的に接続されている。
前記電極支持部材21には、接触電極18がそ
の対向裏面(第4図において下面)中央部に突設
した接合部18aを介して接合されている。接触
電極18は、銅−ニツケル合金あるいは銅−ベリ
リウム合金等によりその電気抵抗を純銅の1.5〜
5倍程度とされるとともに、対向面中央部に設け
た円形の接触部18とこの接触部18bの周辺に
設けた斜面部18cとにより笠形円板状に形成さ
れている。接触部18bにおける対向面と対向裏
面には、その中心を通る直径方向の溝22,23
が交互に少なくともそれぞれ2本以上穿設されて
いる。なお、各溝22,23の底部22a,23
aは、第4図、第5図に示すように、接触電極1
8の軸線上における所定の点を中心とする円弧状
に形成されているものであり、その最も深いとこ
ろは、接触部18bの厚さの1/2以上とされてい
る。
前記接触電極18における斜面部18cは、第
4図、第5図に示すように、その外径をコイル電
極19とほぼ同径に形成されるとともに、その対
向裏面に穿設した環状溝24により肉厚を小さく
して形成されている。そして環状溝24には、機
械的強度の低い接触電極18の投入、しや断操作
時における機械的強度の向上と、しや断時におけ
る接触電極18の温度上昇の抑制とを図るために
ステンレス鋼のごとく純銅の電気抵抗(1.7μ
Ω・cm)の数十倍以上の電気抵抗を有し、かつ、
機械的強度の高い材料からなる環状の補強部材2
5が嵌合されている。
以上、可動電極棒12に装着した可動電極7の
構成について述べたが、固定電極棒11に装着さ
れる固定電極6の構成も可動電極7とほぼ同様で
あるので、固定電極6における可動電極7と同一
機能を奏する構成部材には同一符号を附すことと
しその説明を省略する。
以上のごとく本考案は、真空容器内に固定、可
動電極棒を接近離反自在に配設し、前記固定、可
動電極棒の内端部に互いに接離自在の接触電極を
それぞれ高抵抗部材を介在せしめて装着し、前記
固定、可動電極棒とそれぞれの接触電極とを各電
極棒を中心とする有端環状のコイル電極により接
続してなる真空しや断器において、前記各接触電
極を対向面中央部に設けた円形の接触部とその周
辺に一体に設けた斜面部とにより笠形円板状に形
成し、前記各接触部の対向面及び対向裏面にその
中心を通る直径方向の溝を交互に少なくとも2本
以上穿設し、前記各斜面部をその対向裏面に穿設
した環状溝により薄肉に形成するとともにこの環
状溝に嵌合した電気抵抗大にして機械的強度大な
る補強部材により補強したものであるから、従来
うず電流が最も多く発生した接触電極中央部のう
ず電流回路の電気抵抗が増大され、うず電流の発
生の大巾な抑制によつてしや断性能の向上を図る
ことができる。また、しや断時アークによる接触
電極の温度上昇が熱容量の大きい補強部材によつ
て軽減されるとともに熱電子発生に起因するしや
断性能の低下を招くことがなく、かつ、投入、し
や断操作時における接触電極の機械的強度を補強
部材により補なうことができる等の効果を奏す
る。
なお、本考案に係る改良された構造の電極を有
する真空しや断器の試験結果を第6図及び第7図
に示す。すなわち、接触電極における接触部の対
向面及び対向裏面に穿設した溝の本数と、しや断
電流に対する縦磁界の位相遅れとの間には、溝の
本数を横軸にとるとともに位相遅れを縦軸にとつ
た第6図に示すように、溝の本数が増加するに伴
ない位相遅れが低減する関係があることがわか
り、また、接触部の厚さに対する溝の最大深さの
百分率と、しや断電流に対する縦磁界の位相遅れ
との間には、厚さに対する溝の深さの比率を横軸
にとるとともに位相遅れを縦軸にとつた第7図に
示すように、厚さに対する溝の深さの比率が大き
くなるに伴なつて位相遅れが低減することが判
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部を破断した従来の真空しや断器の
電極構造の斜視図、第2図は本考案に係る真空し
や断器の縦断面図、第3図は本考案の要部の平面
図、第4図は第3図における−線に沿つた断
面図、第5図は本考案の要部の一部を破断した斜
視図、第6図、第7図はそれぞれ本考案の真空し
や断器の試験結果の説明図である。 5……真空容器、11……固定電極棒、12…
…可動電極棒、18……接触電極、18a……接
触部、18c……斜面部、19……コイル電極、
20……高抵抗部材、22,23……溝、24…
…環状溝、25……補強部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 真空容器5内に固定、可動電極棒11,12を
    接近離反自に配設し、前記固定、可動電極棒1
    1,12の内端部に互いに接離自在の接触電極1
    8をそれぞれ高抵抗部材20を介在せしめて装着
    し、前記固定、可動電極棒11,12とそれぞれ
    の接触電極18とを各電極棒11,12を中心と
    する有端環状のコイル電極19により接続してな
    る真空しや断器において、前記各接触電極18を
    対向面中央部に設けた円形の接触部18bとその
    周辺に一体に設けた斜面部18cとにより笠形円
    板状に形成し、前記各接触部18bの対向面及び
    対向裏面にその中心を通る直径方向の溝22,2
    3を交互に少なくとも2本以上穿設し、前記各斜
    面部18cをその対向裏面に穿設した環状溝24
    により薄肉に形成するとともにこの環状溝に嵌合
    した電気抵抗大にして機械的強度大なる補強部材
    により補強したことを特徴とする真空しや断器。
JP566480U 1980-01-19 1980-01-19 Expired JPS6214580Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP566480U JPS6214580Y2 (ja) 1980-01-19 1980-01-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP566480U JPS6214580Y2 (ja) 1980-01-19 1980-01-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56107647U JPS56107647U (ja) 1981-08-21
JPS6214580Y2 true JPS6214580Y2 (ja) 1987-04-14

Family

ID=29602332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP566480U Expired JPS6214580Y2 (ja) 1980-01-19 1980-01-19

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6214580Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56107647U (ja) 1981-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3469050A (en) Arc rotating coil structure in vacuum circuit interrupters
US3727018A (en) Disk vacuum power interrupter
US6479778B1 (en) Vacuum switch including windmill-shaped electrodes
US4081640A (en) Compact vacuum switch for high voltage circuit interruption
JPS6214580Y2 (ja)
US3158722A (en) Coil structure for producing a magnetic field in an electric circuit interrupter
KR860000796B1 (ko) 진공차단기
US3979634A (en) Travelling-wave tube with an improved electron gun
JPS6214581Y2 (ja)
US4504711A (en) Vacuum switching tube having magnetic field electrodes
US2930933A (en) Voltage tunable magnetron
US3591743A (en) Vacuum-type circuit interrupter with flexible, weld-breaking contact structure
JPS59186219A (ja) 細長い接点構造
JPS6313634Y2 (ja)
JPS6318292B2 (ja)
JPS59822A (ja) 真空バルブ
JPH0427650B2 (ja)
KR910006238B1 (ko) 진공 인터라프터(interrupter)
JPS5847625Y2 (ja) 真空しや断器
JPS6336916Y2 (ja)
JPH0239325Y2 (ja)
JPS5847628Y2 (ja) 真空しや断器
JPS6341176B2 (ja)
JPH0479089B2 (ja)
JPS645325Y2 (ja)