JPS6335859Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はタンク側面に設けたホース箱上を作業
者が移動できるようにしたタンクローリの分野で
利用されるものである。

(ロ) 従来技術 一般にタンクローリにあつてはタンク側面に設
けられたホース箱上を移動して、タンク側面を作
業者が洗浄している。

ところが、前記ホース箱上は非常に狭く危険で
あることから、従来は、第１図に示す如くタンク
０１上部において防護枠０２の幾分外側に長手方
向に手摺０３を設け、作業者がホース箱０４上に
て作業する場合には手摺０３を持つて作業するこ
とができるようになつている。

しかし、前記構造であれば部品点数が多くなる
とともに製作時において手摺を取付けるための余
分な作業が必要になるという欠点がある。

(ハ) 考案の目的 本考案は前記の如き欠点を解消しようとするも
ので、防護枠頂部に円形の膨大部を設け、この膨
大部を手摺として使用できるようにすることを目
的とするものである。

(ニ) 考案の構成 本考案は、タンク側面にホース箱を設け、タン
ク上部の長手方向にマンホール蓋を保護する防護
枠を立設してなるタンクローリにおいて、前記防
護枠の頂部には断面円形の膨大部を形成し、前記
膨大部の表面には滑り止め用凸部を形成してなる
タンクローリにおける防護枠に関するものであ
る。

(ホ) 実施例 以下実施例を図面にて説明すると、１は車体２
上に搭載されたタンクで、該タンク１は断面略楕
円形をしている。

前記タンク１の側面には長手方向に延びたホー
ス箱３が取付けられ、前記ホース箱３上にて、作
業者がタンク１側面洗浄のために移動できるよう
になつている。

前記タンク１上部には、タンク１頂部に設けら
れたマンホール蓋（図示せず）を保護する防護枠
４が長手方向に設けられている。

前記防護枠４は第３図に示す如く頂部において
作業者が握れる程度の断面円径の膨大部５が形成
され、この膨大部５の表面には滑り止め用の凸部
６が設けられている。

前記構成によりホース箱３上を移動する作業者
は前記膨大部５を握りながら移動することができ
る。

(ヘ) 考案の効果 本考案は防護枠の一部に膨大部を形成し、この
膨大部を手摺として利用できるようにしたので、
従来のように手摺を別個に設ける必要が無く、製
作工数を少なくすることができる。また、タンク
からの突起物が少なくなることから、タンクの洗
浄作業も非常に容易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例、第２図は本考案の全体図、第
３図は第２図Ａ−Ａ断面拡大図である。 １はタンク、３はホース箱、４は防護枠、５は
膨大部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. タンク側面にホース箱を設け、タンク上部の長
   手方向にマンホール蓋を保護する防護枠を立設し
   てなるタンクローリにおいて、前記防護枠の頂部
   には断面円形の膨大部を形成し、前記膨大部の表
   面には滑り止め用凸部を形成してなるタンクロー
   リにおける防護枠。