JPH079908Y2 - フォークリフトのグリップ構造 - Google Patents

フォークリフトのグリップ構造

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JPH079908Y2
JPH079908Y2 JP12951490U JP12951490U JPH079908Y2 JP H079908 Y2 JPH079908 Y2 JP H079908Y2 JP 12951490 U JP12951490 U JP 12951490U JP 12951490 U JP12951490 U JP 12951490U JP H079908 Y2 JPH079908 Y2 JP H079908Y2
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forklift
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seat
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、フォークリフトのグリップ構造に関するもの
で、特に、運転者が左右に身を乗り出してフォークリフ
トを操作する場合に、握持可能に形成したことにより、
安全に操作することができるようにした、フォークリフ
トのグリップ構造に関するものである。
[従来の技術] 一般的に、フォークリフトの運転席付近のサイドボディ
ーは、エンジンフードやバッテリーフード等によって、
動力であるエンジンやバッテリー等を密閉すべく筐状の
形状に形成されていて、特に、該フードの角部は若干の
アールを持った直角の形状をなしている。そして、その
素材は光沢のある滑り易い金属で、かつ、塗装等の表面
処理をして形成されているのが、一般的である。
しかし、該フォークリフトを運転する際、持ち上げる荷
物の様子を確認する等のため、運転者はしばしば左右に
身を乗り出し、フード端部付近の上面に身を乗り出した
側に手をついた姿勢で、フォークリフトを操作するが、
フォークリフトの該フードが前述のように、その角部に
若干のアールを持った直角の形状をなしていて、更に
は、滑り易い素材で形成されていることから、運転者が
手を滑らし、フォークリフトから落下する等の事故が生
ずる危険性が多い状態となっている。
これらに鑑み、フォークリフトの運転席及び運転席付近
の部材に関する発明又は考案としては、例えば、特開昭
62-166139号公報に記載されている「フォークリフトの
運転席」があるが、これは運転者をフォークリフトが転
倒した際に保護するためのものであり、運転者の保護に
は役立つが、却って運転者の運転席での動きを不自由に
させ、以上のような問題点を解決するまでには至ってい
ない。
また、実開昭62-76040号公報に記載されている「運転
席」は、後ろ向きになった運転者の上体を安定させるこ
とはできるが、前記のように左右に身を乗り出した運転
者の上体を安定させることはできない。
更には、フォークリフト用のグリップに関するものとし
ては、実開昭61-65098号公報に記載されている「産業車
両の乗降用アシストグリップ」が存するが、これはフォ
ークリフトの乗降に際して便ならしめるためのものであ
り、前記問題点の解決に足るものではない。
[考案が解決しようとする問題点] そこで、本考案は、上記従来技術の欠点を除去すべくな
されたものであって、フォークリフトのフードに設け
て、フォークリフトの運転者が左右に身を乗り出した姿
勢でフォークリフトを操作しても、安全に操作すること
ができ、また、従来より使用されているフードの表面よ
り外方へグリップを突成しないので、操縦及び乗降にも
極めて安全であるフォークリフトのグリップ構造とする
ことを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] そこで、本考案の第一は、フォークリフトの運転席を載
置するフードの左右角部に、グリップを該フードの外表
面に面一か又は外表面より内側に位置し、かつ、少なく
とも前記運転席より握持可能に形成してなるフォークリ
フトのグリップ構造であり、 また、第二は、フォークリフトの運転席を載置するフー
ドの左右角部を、それぞれ該角部を残して該角部の両近
傍を切込み、さらに、内側へ向けて曲成し、前記運転席
より握持可能に形成してなるフォークリフトのグリップ
構造であり、 さらに、第三は、フォークリフトの運転席を載置するフ
ードの左右角部を、該角部に沿って陥凹設し、かつ、グ
リップを該陥凹設部内で、該フード外表面より内側に位
置せしめて配設し、前記運転席より握持可能に形成して
なるフォークリフトのグリップ構造とすることにより、
上記目的を達成しようとするものである。
[作用] 本考案は、グリップをフードの外表面より突成しないよ
うに左右角部に運転席より握持可能に設けたり、又は、
左右の該角部近傍を切り込むことにより該角部端部を手
で握ることができる程度に形成する等してなるので、該
端部に配設されているグリップを手で握ることにより、
運転者が左又は右に身を乗り出しても該グリップで極め
て容易に身体を支えることができる。
また、該グリップは、フードの左右角部を該角部端部の
外表面に面一もしくは内側になるように設け、かつ、該
角部端部を残して該角部近傍を切り込んで形成してある
ので、フードの表面より突成することがなく突起状の物
を構成しないので、操縦又は乗降の邪魔になることがな
いから極めて安全である。
[実施例] 以下引き続き、本考案フォークリフトのグリップ構造を
さらに明確にするため、図面を使用して一実施例を説明
する。
フォークリフトのグリップAは、第1図に示すように、
フォークリフトの運転席Sを載置するフードの左右端部
の角部に設けられたものであって、さらに、フード3の
該運転席Sの左側角部を拡大すると第2図に示すように
なっている。
該フォークリフトのグリップAは、フード3の左側端部
を、角部端部を残してフード上面部31aに切込み部21a、
及びフード側面部32aに切込み部22aを設け、これを内側
へ円筒状になるように曲成して、グリップ1aに形成した
もので、該切込み部21a、22aの幅は接線部分より約5c
m、長さは約30cmとなっていて、該グリップの形成は、
通常の形状のフード用型枠をプレス成形することにより
形成するものであることから、その形成は極めて簡易で
あり、上記により切込み部21a、22aを曲成して形成され
た該グリップ1aの断面は、第3図に示すような形態とな
っているので、運転者が手で容易に握持可能になってい
る。
なお、上記においては、運転席の左側のフードについて
のみ説明したが、同様のグリップがフード右側角部にも
形成されている。
本実施例において、フォークリフトのグリップAが以上
のように構成されているので、運転者は、左側又は右側
に身を乗り出しても、該グリップAを手で握持すること
によって身体を容易に支えることができるので、従来の
ように手を滑らせて身体をフード3に打ち付けたり、フ
ォークリフトより落下する等の不測の事故の発生がな
い。
又、グリップ1aは、第3図に示すように、フードの上面
部31a及びフードの側面部32aの延長面と面一もしくは、
これ以内に位置するので、突設物を構成せず邪魔になる
ことがないので、身体をぶつけたり衣類を引っ掛けたり
することがない。
なお、グリップAを形成するための切込部に対し密閉性
を保持するためには、第3図に示す如く二点鎖線で内部
よりカバーCを配設することにより達成しうる。
次に、第4図に従い第二実施例について説明する。
第二実施例は、第一実施例と略同様の構成であるが、フ
ォークリフトのグリップBは、フードの角部に前記第一
実施例と同様の長さでなる陥凹部2bを形成し、該陥凹部
2bのフード外表面(第4図の二点鎖線)と面一かこれ以
内に、図示の如くパイプ状(棒状でも可)のグリップ1b
を架設したものであって、この構造では握持性を良好に
すると共に、フードの内部への密閉性を保持しえて、よ
り安全性を増すことができる。
又、第一実施例と同様に、フード外表面の延長面より内
側にグリップ1bが設けられているので、該グリップBが
邪魔になることはない。
なお、本考案は本実施例に限定されず、例えば、グリッ
プの形状、グリップを配設する部分の形状、大きさ等は
任意でよい等、本考案の目的、作用及び後述する効果の
奏する範囲において任意に定められてよく、これらの変
更は本考案の要旨を何ら変更するものでないことはいう
までもない。
[考案の効果] 以上詳細に説明したように、本考案は、フォークリフト
の運転席を載置するフードの左右角部を切り込み、ここ
を曲成してグリップを形成したり、又は該左右角部を陥
凹設しここへパイプ状、棒状のものを設けてグリップを
形成することにより、該グリップ部をフォークリフトの
運転者が握持可能となったから、運転者が持ち上げる荷
物の様子を確認する等のため運転席より左右に身を乗り
出して、フード上に手をつきそうになっても該グリップ
を握持すればよいので、従来のように該フード上に置い
た手を滑らせ、フォークリフトから転倒するといった事
故を防止することができる。
更には、該グリップは、フードの左右角部を該角部端部
を残して該角部近傍を切り込んで形成したり、陥凹設し
てパイプ状、棒状のグリップを架設してあるので、フー
ドの外表面より突成することがないように形成されてい
るから、突起状の物をフード上に構成しないので、邪魔
になることがなく、フォークリフトの使用に際して、特
に乗降に際して作業服を引っ掛けて破ったり、ぶつけた
りする心配がないので、より安全性を高めることができ
る。
更には、本考案は簡単な構造で形成することができるの
で、経済的である。
以上、本考案は実用性に富み、まことに優れた考案であ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案フォークリフトのグリップ構造の一実施
例を示したもので、第1図は第一実施例の使用状態を示
す斜視図、第2図は第1図におけるグリップの部分を拡
大した拡大図、第3図は第2図におけるX−X断面図、
第4図は第二実施例におけるグリップ部の断面を示す断
面図である。 A、B……フォークリフトのグリップ 1a、1b……グリップ 21a、22a、……切込み部 2b……陥凹部 3……フード 31a……フード上面部 32a……フード側面部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフトの運転席を載置するフード
    の左右角部に、グリップを該フードの外表面に面一か又
    は外表面より内側に位置し、かつ、少なくとも前記運転
    席より握持可能に形成してなることを特徴とするフォー
    クリフトのグリップ構造。
  2. 【請求項2】フォークリフトの運転席を載置するフード
    の左右角部に、それぞれ該角部を残して該角部の両近傍
    を切込み、さらに、内側へ向けて曲成し、前記運転席よ
    り握持可能に形成してなることを特徴とするフォークリ
    フトのグリップ構造。
  3. 【請求項3】フォークリフトの運転席を載置するフード
    の左右角部を、該角部に沿って陥凹設し、かつ、グリッ
    プを該陥凹設部内で、該フード外表面より内側に位置せ
    しめて配設し、前記運転席より握持可能に形成してなる
    ことを特徴とするフォークリフトのグリップ構造。
JP12951490U 1990-11-30 1990-11-30 フォークリフトのグリップ構造 Expired - Lifetime JPH079908Y2 (ja)

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JPH0486696U JPH0486696U (ja) 1992-07-28
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